【20160822講演】愛西市立勝幡小学校

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 8月22日、愛西市立勝幡小学校へ本年度2回目の訪問をしました。まずは、前回の復習「特別の教科 道徳(道徳科)」の概要について短時間で説明しました。

 続いて、道徳模擬授業の一つ目「いのちの授業」。この授業ができた経緯や展開にあたって注意することを話して、実際の授業を試みました。教材に強さがあり、生徒役になりきることは難しく、ご自身の考えで授業参加してくださいと依頼もしました。

 二つ目の道徳授業は、「取り得る行動の検討」をテーマとした道徳授業「手品師」です。先生方の中でも意見の対立があって、まさに「考え、議論する道徳授業」となりました。「他の方の意見を聞き、言いたくなりました!」という感想も嬉しいものでした。

 最後は、授業検討法「3+1」の説明をし、次回の訪問では、「3+1」を実施していただくように依頼しました。2回目となると、前回よりは先生方との距離が短く感じられて、やりとりもしやすいことを体感して帰ってきました。

9月3日 教師力アップセミナーに参加して(寺坂)

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9月3日、「第3回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

今回は、岡山大学大学院 教育研究科で教授をされている佐藤暁先生の講演でした。
最初の予定では、特別支援教育についてのお話という風に聞いていましたが、今日は実践の「考え方」を学ぶ、というテーマでの講演でした。
ゼミ生を始め、多くの出席された方が特別支援教育におけるHOW TOを求めて来られたと思いますが、私はこれから始まる教育実習の直前に、今回の講演を聞くことができてよかったと思います。

しかし、恥ずかしながら私には講演の中心の内容であった哲学を通した話は少し難しく、完璧に理解できたかと言われると、首を縦にふることはできません。その中でも理解できたと思うところもあります。

それは、いまの現状によって過去の出来事の捉え方が変わる話です。佐藤先生は、オリンピックとレスリングの吉田沙保里選手を例に説明されていました。これは、今が幸せな状態だとそれまでに起きた出来事は全ていい風に捉えることができ、今が不幸せな状態だと同じ出来事でも悪い風に捉えてしまうというものです。私は、今まで大切なのは結果より過程であると思っていました。もちろん、過程を認めることも大切だと思いますがある程度の結果を出すことこそ、次のステップにつながっていくのかなと思いました。

また、佐藤先生の話の中で理解は支配に転じる、紙一重という言葉がありました。これは、本当に衝撃を受けました。理解は、自分の都合の良い風にしかできないです。子供の求める理解ができるように意識していきたいです。

研究会の中でも話が出ましたが、今回の講演の内容は教育の根底にあるものだと感じました。しかし、先にも述べたように、今は頭の中で漠然としか理解できていません。実習の前に一度の整理して、過去把持として記憶に残し、今後の生活の中で合致させ意味を自分なりに掴んでいきたいと思います。(寺坂)

赤坂真二「学級を最高のチームにする極意」から(大澤)

『I(アイ)メッセージ』
「あなた」を主語にしたYOUメッセージとは反対に「私」を主語にした言葉のこと

(例)
〈YOUメッセージ〉
悪口を言うもんじゃありません。
〈Iメッセージ〉
あなたにそんな言葉使ってほしくないな。

9月3日 教師力アップセミナーに参加して(渡部)

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9月3日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回の先生は佐藤暁先生です。

佐藤先生のお話の冒頭で「実践を支える考え方」という言葉がありました。
考え方についてのお話は学生の私にはまだ理解することが難しいと感じる部分もありました。

しかし、その中でも心に残ったお話があります。
「いまが幸せだと過去の出来事も幸せであり、幸せなストーリーができる。いまが不幸せだと過去の出来事も不幸せであり、不幸せなストーリーができる。」というお話です。
このとき佐藤先生は白丸と黒丸で表しながらメダリストのサクセスストーリーを例に出しながらお話ししてくださいました。
「今が幸せだと過去の練習も出会いもきっかけも全て幸せなものとしてストーリーになる。逆に今が不幸せなら過去の練習、出会い、きっかけが全て不幸せなものとしてストーリーができる。」

私はこのお話は子どもたちの今をプラスにみることの大切さにつながると考えました。
子どもたちの今をプラスにみることができたら、過去の取り組みや行動もプラスに受け取ることができ、認めることができるかもしれないと思ったからです。

逆に、子どもたちの今をマイナスにみてしまったら、過去の取り組みや行動が全てマイナスにみえてしまい、負のサイクルにはまってしまうと思います。
子どもたちのよさを見つけることは大切だという話をよく聞きます。私はなぜよさを見つけることが大切なのかということを考えたことがあまりありませんでした。よさを見つけ、認めることで子どもたちの意欲を高めることができるというように、よさを見つけることは「これから先のことにつながる」ことだとしか思っていませんでした。

しかし、今回佐藤先生のお話をお聞きして子どもたちの今のよさを見つけ、認めることは子どもたちのこれまでの取り組みや行動も認めることができプラスのサイクルが出来上がるのではないか…と思いました。

まだ、自分でも完全に消化し切ることができていないのですが、子どもたちの今のよさを認める、いかに今をプラスにとらえるかということの必要性を感じることができました。

また、私たちはいつも自分の視点から他者を見ているということを忘れてはいけないということも改めて感じました。
「この子はこういう子で、これに困っているはずだからこうしよう」と独りよがりに考えてはいけない、それは自分の視点から見た考え方なのだという意識をもてるようにしたいです。
そのために子どもたちとの対話を大切にすることで自分だけの視点ではなく子どもたちの視点にも目を向けられるかもしれないと感じました。

「理解は支配に転じる」
とても衝撃的な言葉でした。

今回のセミナーでは今の私にすぐ理解できることばかりではありませんでした。しかし、今回お聞きしたことがいつか、こういうことだったのかもしれないと感じられるようにたくさん学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。
(渡部)

4年生後期ゼミ予定(玉置)

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 本日(9月28日)、4年生玉置ゼミを開催しました。

 大学での学び最終ステージになります。その一つが、ゼミ、つまり「専門演習」となります。

 卒業までに、授業の基礎・基本的技量、学級経営の基本的力量をしっかり身に付けてほしいと願い、後期ゼミでは、一人一人が模擬授業を行い、それをもとにしてねらいとする力をつける最終章としました。

 この研究室HPでは授業者としての学び、授業分析を通して学んだ事柄(授業だけではなく、学級づくりも含む)を記事にしていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

〇 模擬授業日
10月 5日 佐藤、牧野
10月12日 杉下、松井
10月19日 末松、小川
10月26日 渡部、大澤
11月 2日 中田啓太、浦
11月19日 中田昂樹、堀江

以上です。ゼミ生のみならず、学びたいという4年生には公開したいと考えています(玉置)

【20160819講演】犬山市教育講演会

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 8月19日は、犬山市教育講演会で講演をしました。「考え、議論する道徳科へ向けて」と題して、1時間45分間話をさせていただきました。

 前半は、まさに「特別の教科 道徳(道徳科)」の概要。次期学習指導要領についても触れ、これからの教育の方向について掴んでいただきました。この時間が45分間。

 後半の60分間は、私の授業動画をみてもらいながら、タイプが異なる三つの道徳授業の提案をさせていただきました。犬山市の全教員対象の講演会で、犬山市にお勤めの皆さんをはじめ、市長、教育長にも聞いていただきました。

インド旅行記4 ガンジス川(杉下)

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インド最大の聖地であるガンジス川。沐浴を見学するために、12時間もかけてデリーからバラナシに移動してきました。

しかし、何と川が氾濫してボートが出せないとのこと。この時期インドは雨季。予想はしていましたが、やっぱりショックでした。階段や火葬場も全て水没。川の流れは早く、ものすごい水の量でした。

しかしそれでも、インド人は沐浴をします。一番浅い階段の所で、手を合わせ、川に浸っていました。石鹸で体を洗う子どもたちもちらほら…(しかし川の汚染予防のため、本当は石鹸禁止です)また、ガンジスの水を持って帰るために、水を汲んでいる人もいました。

茶色く濁った流れの速い川でも、やっぱり聖地は聖地。沐浴を終えて川から上がってくる人々の顔はとても清々しかったです。

川の氾濫は残念でしたが、信仰深い人々を目の当たりにして、自分も心が洗われた気がしました。(杉下)

【20160818講演】弥富市教員研修会

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 8月18日は、弥富市総合社会教育センターで、弥富市の先生方へ講演をしました。

 演題は「これからの時代の教師に求められる三つの教師像」。会場には、お世話になった方があちこちに。冒頭は、今回から入れた脳のパフォーマンスの話。そして、本題に移りました。

 中教審答申をもとにして、

 1 「学びの専門家」としての教師
 2 学び続ける教師
 3 新たな課題やチーム学校に取り組める教師

 の3点について、文献解釈や私の経験をもとにした話を時々参加者にも意見を求めながら話しました。最後までしっかり聞いていただき、新ネタでしたが、ほっとできました。

玉置先生のゼミに入って(百瀬)

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先日実習先の担当の先生と打ち合わせを行い、見通しを持って実習が始まる前に指導案を書き始めるといいよと言われ、今日は国語と道徳の指導案を作りました。

国語は授業の様子を想像しながら作成するもイメージがあまりもてずに苦戦しました。今でもあまり納得がいっていない部分があります。

その後に、道徳の授業を考え始めると自分が授業している雰囲気や子どもとやりとりしているイメージがすごく湧いてきて、すぐにこうしたいああしたいと浮かびました。これはまさに、先日先輩や玉置先生が道徳の授業をする姿を見たからです。ゼミでは本当によい経験をさせてもらえているなと改めて感じました。玉置先生のゼミに入れて、たくさん学ぶことができて良かったです。

半年の間、先生方の公演やゼミ仲間の研究から学んだことを最大限に活かし、武器としていきたいです。(百瀬)

1年ぶりに…(佐藤)

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9月10日(土)、地元の長良川陸上競技場で、岐阜地区陸上記録会がありました。私はこの大会の100mと200mに“選手として”出場しました。トラックレースは実に1年ぶりという、まさに復帰戦となりました。

では、そもそもなぜこの時期に復帰しようと思ったのか?
3年生の8月の時点では、教育実習が始まるとともにその先には教員採用試験を控えていたこともあり、自分の中では正直区切りをつけようと考えていました。
しかし、そんな私を変えたのは、部活指導に行っているボランティア先の中学校の生徒たちでした。生徒たちが練習している姿を見ていて、「私ももう一度走りたい!」と思ったのがきっかけで、教員採用試験が終わったら復帰しようと考えていました。

結果としては、調整不足が響いて思うような記録は残せませんでしたが、何よりケガなく走りきれたことが良かったです。
次は、10/9(日)〜10/10(月)にはもう1試合あり、これを自分なりに大学生の間の区切りにしようと考えています。完全復帰は難しいにしろ、悔いのないレースにするためにも、残りの練習時間を大切にしていきたいです。(佐藤)

【20160817講演】独立行政法人教員研修センター

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 8月17日、独立行政法人教員研修センターで講師を務めました。8時ちょっと前に家を出て、名古屋、東京、秋葉原、つくばへ。駅からタクシーで研修センター着は12時でした。

 13時から17時まで4時間をかけて、3週間行われている研修のうちの1コマである講義「ミドルリーダーの役割」を担当しました。聴衆は、全国から参加の中堅教員180名の皆さん。大きな拍手に迎えていただきました。

 まずは私を知ってもらうため(学校経営方針)の20分間。そして、私が出会ってきたミドルリーダーの実際(彼らがどのように考え、どのように動き、学校にどのような変化をもたらしたか)を1時間ほど紹介しました。日本教育新聞に連載した「ミドルリーダーの作法」が元原稿です。

 後半は、まず文献によるミドルリーダーの在り方や必要となる能力(課題解決能力、コミュニケーション力など)を解説しました。

 5人から6人のグループになり、自身が勤める学校の課題出し作業。出された課題へ質問をして課題をシャープにするように指示。次に解決策を考え、グループで交流。180名で共有化するとよい課題と解決策をまとめ発表。すでにグループで十分に意見交流をされているので、4つのグループに発表していただきました。講師として、まとめをして4時間の講義を終えました。

インド旅行記3 インドの街の様子(杉下)

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私はインド滞在中、ホストファザーのお店やバザール等によく出掛けていました。

インドの街は、活気がとにかくすごいです。見渡す限り人、人、人…道にはバイクや車がひっきりなしに通ります。(インドでは車線など関係なく、クラクションを鳴らしながら縫うように車や自転車が通っていきます。道を渡るのにも一苦労です。日本だったら一発で警察に止められそう笑)

また、外国人観光客は大事なお客さんなので、ものすごくたくさんの人に声を掛けられました。一人で歩いている時は囲まれてしまうことも(笑)ですが、商人と話したり、値引き交渉をしたりするのは楽しかったです。

インドでは、道を歩いていると、本当にたくさんの物乞いに遭遇します。私は物乞いにあげるために、常に飴を持ち歩いていました。子どもに限らず、赤ちゃん連れのお母さんや年配の方、障害のある方等様々です。(ですが圧倒的に女性が多いです。)私を見るなり、食べ物のジェスチャーをします。車に乗っていても、停まっているとき窓を叩かれることも…
困窮している人が多いのだなと心を痛める反面、生きるためにここまでするのかと驚きもありました。
私は中でも子どもの物乞いと仲良くなり、言葉は通じていないと思いますが、頑張ってねと励ましてその場を離れました。

インドの街は、独特で混沌としていますが、エネルギッシュで、「人が生きている」と感じられる場所でした。(杉下)

【20160816講演】四日市市教頭研修会

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 8月16日、四日市市総合教育会館にて、「学校マネジメント力をつける」と題して講演をしました。

 教頭職の大変さを経験談をもとに語ったためか、参加者との距離が縮んだ感触を得ました。そのため実に話しやすい会場になり、30分間ほど僕の教頭時代を語りました。

 その後、グループになってワークショップを展開。他の教頭研修資料から、結局は「教訓的な言説になってしまう」という反省があったことを初めに紹介。このワークショップではそうならないようにしましょうと押さえて、「学校が組織として動いていない」「校長のリーダーシップが見えない」「課題が教職員に共有されていない」という場合の具体例を上げること、そうならないための方法を考え、話し合い、発表していただきました。

 10グループの発表に対して、即座に経験的コメントをして無事終えました。教頭先生方がこんなに楽しそうに学んでいるのだから、大丈夫!というのが私の率直な感想です。

嬉しい訪問(玉置) ※一部訂正

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 本日(9月21日)、岡山広島から訂正、ご指摘ありがとうございました)にある吉備国際大学の学生さんの古屋さんが、研究室を訪れてくれました。

 卒業研究の一環で、宇佐美寛先生の道徳に関する論文がきっかけとなり、私が若いころから宇佐美論文を参考にして取り組んでいる「取り得る行動の検討」という道徳授業につながり、具体的にぜひ知りたいとのことでの来研でした。

 すでに私の授業についてゼミで発表をしているとのこと。私も忘れていた(笑)以前に開いていた「たくみの会」での私の授業記録、それをもとにした話し合い記録、ある学校での私の講話記録などをすべて印字して読んでいただいていることには、とても感激をしました。

 30歳前半から始めた「取り得る行動の検討」授業に、こうして興味を持ち、参考にしようとする学生さんが現れたのは、本当に嬉しいことです。元気が出ました。(玉置)

香川観光〜こんぴらさん〜(渡部)

友人との香川、徳島旅行その2(うどんについつの記事をその1とします!)は「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮です。
金刀比羅宮は香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社です。
長く続く石段があと有名で、奥社まで登ると1368段もあります。

1368段の石段を登りきりましたが、この日は天気が良く(天気が良すぎるくらいで)とても暑く、なかなかハードな石段登りとなりました。
平日でしたが、観光客の方はたくさんいらっしゃいました。
みなさん汗を流しながら石段を登っていらっしゃいました。

「暑いー!」と言いながら汗を流して友人と一緒に1368段の石段を登ったこと。
また一つ夏の思い出が増えました!

(渡部)

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【20160812登壇】学習工学セミナー

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 48回目となる学習工学セミナー。今回もシンポジウムに登壇させていただきました。

 シンポジウム前は、堀田龍也先生の「教育改革の動向に向けた学校の情報化と子どもの学び」と題した講演で、これを受けてのシンポジウムでした。

 これまでもシンポジウムでは波風を立てる役目でしたので、「出川小から出入り禁止になるかもしれませんが、と前置きして、「好事例として示された出川小の姿になるまでに、助言者の堀田先生もかなり苦労されたのではありませんか。初めての訪問のときに言われた言葉は・・・」と発言しました。

 そこから、いつもの通り、あちこち(とはいっても今回はブレは小さい(笑))話題が飛びながら、1本筋が通ったシンポジウムになったのではと判断しました。あとは皆さんの感想を聞くしかありません。私にとっては実に楽しいシンポジウムでした。

8月27日 愛される学校づくり研究会に参加して…(吉田)

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8月27日EDUCOMの本社で行われた「愛される学校づくり研究会」に参加させていただいきました。

まずは研究会の前に玉置先生の道徳講座がありました。
先生がご準備なされた資料は「言葉の向こうに」という読み物でした。読み物資料を扱うときは「主人公は誰か」そして「心情の変化したところを見つけ、その価値を深めること」が大切であると話されていました。確かに大学の講義でも耳にしたことがあります。「当り前だよ」と思うかもしれませんが、僕はその当たり前の中に玉置先生の凄さを感じたのです。

それは先生が配布した資料にありました。
先生の資料にはご自身の字で「ここは強く読む」「あえて言わない」「ここでこんな質問を投げかける」「この言葉を付け加える」と書かれているのです。その内容のすべてに意味があり、「この資料は子供に渡さず、授業をするから、イメージが膨らむように」「ここの言葉を大切にしてほしい」という思いが詰まっていました。それは授業を進める節々に現れ、生徒の僕も引き込まれました。先生は「イメージを持たせること」を大切にされ、演技や立ち止まり質問、ポイントを抑えるなどの客観的に子供を捉え、必要な対策をなさっておられました。この積み重ねがあるからこそ、主人公の気持ちになれるのだと痛感しました。

「このゼミでよかった」と思うと共に、「今後も先生や講師の方、仲間からいっぱい良さを盗もう」と思います。

研究会が始まり、模擬授業では、一期生の中田さんが授業をされました。

事前の打ち合わせで僕は「わからない子」になりきることになりました。ほかにも「やる気のない子」「自信がなく、話ができない子」が入り、授業が進んでいきます。演技をいれつつ、「自分だったらどのように支援するだろう」など考えていました。生徒一人一人に対応し、様々な手立てを実践されていて、僕もゆとりがある指導ができる人になりたいと感じました。

授業アドバイスツールを使い、様々な角度からの授業へ指摘を聞かせていただきました。
ここでは多くのことを学びましたが、特に2つのことを書きます。

1つ目は世界へ引き込むです。
今回は物語ということで、子供たちにそのストーリーの中に入り込む、イメージさせるということが大切でありました。引き込ませ方としてイメージしにくい場面で立ち止まる、読み方を工夫するなどありました。また表情から読み取ることでその状況を理解できることも学びました。

2つ目は共感です。
「共感があるクラスはいいクラスだ」という言葉をお聞きしました。共感を生むということは簡単ではないですよね。互いに意見をもっている中で、「君のこと、わかるよ」というのは難しいと思います。しかし、目指すべき場所だと思います。どうすればそのような環境を作れるのか、模索しようと思います。

最後にお食事会に参加させていただきました。
夏の暑さを吹き飛ばすほどの美味しさとお話で多くのことを学ばせていただきました。また、授業中の演技を褒めていただきました。より子供の観察をして、寄り添える先生になりたいと思います。(吉田)

インド旅行記2  初の寝台列車に乗車(杉下)

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インド旅行の醍醐味のひとつとして、寝台列車が挙げられます。
私も今回、デリー・バラナシ(ガンジス川のある所)間、バラナシ・アーグラ(タージマハールのある所)間にて、初めて利用しました。

私は3等級の列車に乗ったのですが、見た目は二段。しかし一階の背もたれの部分が吊り上げられ、座席から寝台に変わるようになっているため、3段ベッドが出来上がります。

私の向かいの席には、インド人家族に修行僧が二人、また、上段には韓国人のバックパッカーがいました。

すぐに打ち解けて食べ物をシェアしたり、持っていった折り紙で一緒に鶴を折ったりして楽しく過ごしました。
途中宗教の話になり、自分は仏教だと答えるとお坊さんが有名な地や色々なことを教えてくれました。
宗教に対して曖昧な日本人にとっては分からない話も多く、信教深い人達を前にすると恥ずかしくもなりました。

12時間という長い移動、さらに遅刻は当たり前。(私はアーグラに向かう列車で7時間の遅れが発生しました笑)日本の生活に慣れていれば怒りもあるかと思いますが、景色を眺めたり、チャイを飲みながら出会った人々と語り合うのはとてもいいものです。

飛行機の移動もいいですが、興味があれば是非寝台列車での移動にもチャレンジしてみてください!インドらしさを実感できると思います。(杉下)

香川観光 〜うどん〜(渡部)

みなさんは香川県と聞くと何を一番最初に思い浮かべますか??
きっと多くの方がうどんを思い浮かべたのではないでしょうか。
私も香川県はうどん!と思っていたので、香川に入りまずうどん屋さんへ行きました。
私の地元では○○製麺、○○○○うどんなどの大手うどん屋さんをよく目にしますが、香川県では私が地元でよく目にするうどん屋さんは見かけませんでした。
そして、なにより驚いたことはほとんどのうどん屋さんがセルフなのです!
道路沿いの看板には必ずと言っていいほど「うどん」の文字と並んで「セルフ」の文字がありました。
私が入ったうどん屋さんも超ローカル(!?)なうどん屋さんでした。(四国観光の本に載っていたお店の中から選びました)
自宅の一部をお店にしたような小さなお店で、お客さんは外(屋根はあります)でうどんを食べます。
お店の人に「うどんゆでてるからちょっと待ってねー!」と言われてからなかなか呼ばれず、私たちは忘れられたのではないかと心配になりました(笑)が、大丈夫でした。
うどんが茹で上がり、呼ばれるとさっと水で冷やされどんぶりに入ったうどんのみを渡されました。
そうです。セルフです。醤油にするか、だしにするか、冷たいままにするか、もう一度温めるか、トッピングはどうするか…全て自分でやります。
私はシンプルに醤油でいただきました。麺はもちもちしていて、小麦粉の味が強かったように感じました。
私はうどんに詳しいわけでもないので正直に言うと何が違うかということは分かりません。
しかし、おいしかったのです!!
友人と出掛けて、その土地の空気を感じながら食べることができることが一番の醍醐味だと思います。
超ローカルなお店で少し緊張しながら、私たちとイントネーションが少し違う言葉が飛び交う中で、友人と「おいしいね」と言って食べられたことが何よりの思い出です。

(渡部)

写真はローカルなうどん屋さんの様子です。



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8月27日(土)愛される学校づくり研究会に参加して(佐藤)

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先月末、「愛される学校づくり研究会」に参加させていただきました。そこでは中田くんが授業者、他のゼミ生が生徒役となって、道徳の模擬授業を実施しました。

まず、午前中は模擬授業のモデルとして、玉置先生から授業のポイントや流れを学びました。道徳では、主人公の心情が大きく変化するところがあり、発問や板書もそこを大きく取り上げる必要がありました。実際に模擬授業を受けていても、1時間の授業の要点が絞られているので、端的で分かりやすく、私自身深く考えさせられました。他にも、資料は教師が読むことで生徒たちには『想像』させ、特に取り上げたい箇所の時は、読み進めるのを1度止め、生徒たちに問いかけることで、より『想像』が膨らむことが分かりました。

そして迎えた午後の模擬授業では、1番緊張したのは間違いなく中田くんだと思いますが、生徒役の私も少し緊張しました。中学1年生になりきって、中田くんの模擬授業を見守っていました。中田くんの模擬授業は、玉置先生が教えて下さったポイントをよく押さえていて、生徒に寄り添う姿も多く見られました。

しかし、模擬授業後の振り返りで先生方からのアドバイスを聞く中で、道徳の授業の難しさも痛感しました。例えば、自分の考えをしっかりともっていながら、上手く外に発信できない生徒への対応です。隣の生徒やよくうなずいている生徒に代わりに言ってもらうなど、その生徒に何とか言ってもらおうと無理をさせてはいけませんでした。また、資料は教師が読むからこそ、しっかりと間合いを置くことで、生徒たちに考えさせる時間を多く取らなければなりませんでした。どうしても緊張や時間の都合で早口になりがちですが、1時間の授業のねらいを達成するためには、何より生徒たちに考えさせ、自分を振り返らせることが重要だと改めて感じました。

そして最後のBBQでは、いろんな先生方に「大学生からこんな勉強ができるなんて、玉置ゼミ生で良かったね」とよく言われました。全くその通りで、今回は中田くんがみんなの前で模擬授業をしてくれましたが、次は自分が子どもたちを前にして、道徳を始めとする授業をしていくことになります。だからこそ、ゼミを通して吸収できることはどんどん吸収し、自分のものにしていきたいと思います。そんな心もお腹も大満足の研究会に参加できて、本当に良かったです。(佐藤)
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