入院して思うこと(嶋藤)

 こんにちは。高校の時に膝の前十字靭帯を損傷し、今のタイミングで再建の手術をした3期生の嶋藤です(笑)。3月12日から入院し、25日に退院予定です。

 入院して思うことは、自分は周りから愛されているということです。すごく感じました。自分は1人じゃないんだなと。こういう環境に置かれないと分からないなんてだめですよね(笑)。心配してお見舞いにまで来てくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 もう、思い切ってスポーツすることは無理だと思っていたので、今回手術をすることができて良かったです。まだまだ完治までは程遠いですが、日々リハビリを頑張っていきたいと思います。(嶋藤)
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「名人への道-社会科教師」(有田和正著)から(静谷)

◯P132 4行目
 自分の問題(ねがいともいえる)を確かにもち、それを授業中のみならず、全生活を通して執ように追究していく-これは、人間がねがいを実現し、生き方を深めようとしている姿でもある。このような姿を自主的な学習態度というのではないかと思う。

●以上のことから
 自主的な学習態度とは、授業中だけでなく、授業を離れた自由な時間に自分で追究していくことだと考えられる。そのために、子どもの身近な社会と照らし合わせた問題を取り上げ、子どもに問題をもたせることが大切であると考える。

2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(山下、山田、高橋、高桑)

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 こんにちは。私たちは2月17日に授業深掘りセミナーに参加してきました。伊藤先生と玉置先生の模擬授業から学んだことを山下、山田、高橋、高桑の4人で書きたいと思います。


 3期生の山下です。今回は私が国語専修ということもあり、伊藤先生の授業を生徒役として受けて学んだことを書きます。まず、伊藤先生は5枚の写真を提示しました。なんの写真かわからず戸惑いましたが、文章を読んでどの写真がどの場面に当てはまるか考えながら読むようにと指示がありました。その写真がその場面である根拠を探しながら読むことでキーワードを対比しながら読むことができ、文章の構成に目を向けることができました。また、題名はアップとルーズなのに文章ではルーズからアップという順番で説明されていることに触れ、この単元の「段落同士の関係をとらえ、説明のしかたについて考えよう」という目標が達成されていました。

 このような素晴らしい授業は初めからできるわけではなく教材研究があってこそだということがわかりました。伊藤先生は常にネタ探しをしていて新聞や書籍をたくさん読まれているそうです。新聞社にその写真を使った意図を聞いたというお話ではそこまでするのかと驚きましたが、いい授業がしたいという熱い思いで先生自身が1人の読者として資料を読み込んでいるからこそ、子どもたちの反応が予想できたり考えを深めることができるのだと思いました。セミナーで国語の模擬授業を見たのは初めてでとても勉強になりました。たくさん学ばせていただきありがとうございました。(山下)

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 先日、深掘りセミナーに参加させていただきました。最後の深掘りセミナーということで、参加させていただけて本当に良かったです。

 今回初めて玉置先生の模擬授業を体験しました。外から見たことも生徒役も経験がなかったのでとても楽しみにしていました。今回は4期生全員が生徒役として参加させていただきました。内容は算数の数という単元だったのですが、大学生のわたしでも面白く、気づかないうちに自然と考えこんでいて、生徒役になっていたなぁというのが感想でした。

 また、玉置先生の模擬授業の検討会にも参加させていただきました。実際に教育現場で活躍されている先生方の視点は本当にレベルが高くて、学ぶことばかりでした。玉置先生のこの発言がきっかけで授業が展開した、生徒のこの発言を取り上げたのがよかったなど、これから授業を多く見学するにあたって生きることばかりでした。(山田)

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 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、授業深掘りセミナーで学んだことについて書きたいと思います。

 まずは、国語の「アップとルーズで伝える」の授業についてです。
 ここで学んだことは、教材研究の大切さです。今回観させていただいた内容では、「アップとルーズとは」を理解することだけに留まらず、それらを使い分けることでどんな効果があるのか、また、使い方を間違えるとその情報に操作されてしまう怖さなどまで踏み込んでいました。国語の一つの教材として内容を理解させるだけではなく、実生活と関わらせて子どもたちに学ばせていることが分かりました。

 驚いたのは、先生が新聞社に問い合わせて、アップの写真を使った意図を尋ねられていたということでした。正直、そこまでするのか…とも思いました。しかし、教材研究にはさまざまな方法があり、教師のやり方次第で、同じ教材でも子どもたちが吸収できるものは全く違うものになっていくのだと分かりました。

 次に玉置先生の模擬授業に生徒役として参加して感じたことについてです。私は、5つの数字を計算の組み合わせで1にするという活動で、最初は1を作ることができませんでした。どんどん手を挙げていく周りの様子を見ながら焦っていました。でも、他の子からやり方を聞くのではなく、「コツ」を聞いたというところで、次はどういうポイントで考えればいいのかということを掴むことができました。そして、実際に自分が数字を組み合わせてやってみることで、できた!という達成感を味わうことができました。

 実際の授業でも、ここはできてほしいと思うポイントと、子どもたちの理解度をよく見ながら、時間をかけて学習するところを決めるなど、柔軟性が必要なのだなと感じました。

 今回、生徒「役」という意識ではなく、完全に一生徒として授業に参加してしまいました。これからたくさんの模擬授業に参加して、生徒という視点から様々なことを学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回のセミナーでは、「授業のあり方」について考えを深めることができました。

 伊藤先生と玉置先生の模擬授業で共通していたのは、わからない困ったという必然性のある状況をつくり、その上でわかっている人の意見を聞いたり相談する時間を設けることで、結果ではなく思考の過程に重きを置いた授業であったことです。子どもたちに正しい答えを求めるだけでは授業がただの答え合わせの時間になってしまうため、答えが出たとしても、「うなずいているけど何て納得したの?」と多くの子どもに根拠を聞いていました。私はそれを見て、もし自分が子どもたちなら、わかったふりができないなと思いました。わかったふり、わかったつもりが積み重なるとやがてそれが苦手に変わってくるため、子どもたちの核心をついた伊藤先生と玉置先生の授業の素晴らしさを感じました。

 私は今回初めて深掘りセミナーに参加させていただきました。模擬授業の後に行われた意見交換会では、同じく参加されていた先生方の視点の多さに圧倒されました。意見を求められた時にありきたりなことしか言えなかった私は、授業者や子どもたちの細かい言動ひとつひとつに目を向けられるように、注意力を鍛え、より多くのことを吸収できるような状態で臨めるようにしておくべきだなと感じました。玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございました。(高桑)

学習チューターを終えて(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。三月に入りました。年が変わってから、ここまで本当にはやかったです。いよいよという気持ちに体がついてきていないのが現状です(笑)。

 2月で私は学習チューターを終えました。4月からの1年間小学校で本当にお世話になりました。教採と並行しながら様々なことを学び、様々なアドバイスをいただきました。

 チューターでは、1時間ごとに異なったクラスに配属され、子どもたちが困っていたり、悩んでいたりしたときにアドバイスをしたり、タイムの計測や○付けなどいろいろなことを勉強させていただきました。わたしは、3,4,5,6年生の様子を週に1回、1時間交代で見させていただきました。学年事に差があり、またクラス事に色があって毎回非常によい勉強になりました。


 その中でも、私が最も嬉しかったことは、やはり子どもたちの些細な成長が見られたときであると思います。週に1度しか訪れてはいませんが、1時間の中で以前は出来なかったことが出来るようになっていたり、出来なくても取り組もうとしていたり、感動する場面が多々ありました。


 自分を変えることは容易なことではないと思います。小学生は小学生なりに様々な悩みを抱えながら、葛藤しながら毎日学校生活を送っているのだと思います。子どもたちの様子を見ながら、自分もいろいろあったなあと自分の様子と重ね合わせたりしていました。心が柔軟なそんな時だからこそ、教師の言葉にはその言葉以上の重みがあるのではないかと感じました。素直だからこそ、吸収が早いからこそ、その子の人生のきっかけとするか、傷を負わせてしまうのか、全ては教師次第であると思いました。

 今までも、ずっと教師次第であるということは何度も記事に記してきたと思いますが、ここでもう一度、こどもたちの人生を背負っているという責任感をしっかりと心に刻みたいと思います。(岩田)

※ 卒業式前に届いていた記事です。アップが遅くなりすみません(玉置)

中澤佑太の一考(お試し)

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 皆さんお疲れさまです❗四期生ゼミ長の中澤佑太です。私は以前から四方山話に興味がありました。そこで今回、お試しとして初投稿したいと思います!それでは本題へ参ります。

 3月5日の中日新聞夕刊の一面を飾った『名古屋市小学校の部活廃止』という記事、皆さんは御存じでしょうか?教員の負担軽減などのため2022年から名古屋市の小学校の部活がなくなるという内容の記事である。これについて私は、名古屋市が思いきったことをしたものだと考えた。

 部活とは『教師が子どもを監督できる状態』で、主体的且つ社会的な集団形成をする力を子どもが養うことができる環境であり、学級では見られない子どもの成長を教師が見届けられる活動であると私は考えている。それだけでなく、子どもや先生にとって、小学校の思い出にもなる活動である。それがなくなるということは、子どもだけでなく、大人、学校教育にものすごい影響を与えることだと私は考えているが、読者の皆さんはどう考えるであろうか。

 想像よりも固い文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もし次回投稿する際は、もう少し砕けた記事にしたいと思います。(中澤)



一年間を振り返って(牧野紘)

 小学生のころからの夢であった教師になって、もうすぐ一年が経とうとしている。あっという間の一年間であった。この一年間を振り返ってみると、本当にいろんなことがあった。自分が一年目で何も分からないとしても、子どもから見たら先生。この責任の重さを知った。子どもたちは待ってはくれない。毎日元気に登校してくる子どもたちのために、がむしゃらに進む日々が続いていた。
 そんな日々を思い出していると、一人一人の子どもたちの顔が浮かんでくる。
 『苦手なことがある日は学校に来るのを嫌がる時もあったあの子』は、今では嫌がることもなくなり、元気に学校に来ている。一学期の振り返りでは、不器用な字で「先生の笑顔がいい。」と書いてくれて本当に嬉しかった。
 『自分の気持ちが押さえられず、友だちと喧嘩になったり、反抗的になったりしていたあの子』は、まだ喧嘩はするけれど、きちんとごめんねと言えるようになった。私の話を聴くとき、目をしっかり見てくれる。
 『スピーチや発言をしようとすると、涙が出てきてしまうあの子』は、学期初めの目標に、もっと発言できるようになりたいと書き、少しずつ手を挙げる回数が増えるようになった。授業の振り返りには、発言できて嬉しかったと書く日も出てきた。スピーチがある日は、事前に考えてきてメモを用意していた。まだ小さな声だが、それを聴こうとするクラスのみんなの雰囲気が嬉しい。
 『ノートに落書きばかりしていたあの子』は、まだ授業中に落書きをすることもある。けれど、きちんとノートもとっている。濃くて力強い字で。漢字のノートの宿題を見ると、格段に字が上手くなっている。絵日記の分量も増えた。保護者の方からは、「最近少しずつ勉強が楽しくなっているみたいです。」と話していただいた。私だけじゃなくて、お家の人と子どもの成長を共有できたことが本当に嬉しかった。
 『長縄の集団跳びが一回も跳べなかったあの子』は、三回連続で跳べるようになった。正直言うと私は諦めようとしていた。しかし、子どもたちは諦めなかった。その子本人も練習を続けたし、周りの子が一緒に手をつないで跳んだり、声を出したりしてくれた。三回跳べた時は奇跡だと思ったし、泣きそうなくらい嬉しかった。
 それに比べて自分はどうか。この一年間で成長できただろうか。そう考えると自信がない。子どもたちの方がたくさん成長している。自分ももっと頑張らないといけない。そう思えるのは子どもたちのおかげである。この子たちと共に過ごすことができるのはあと少しだが、子どもの成長に食らいついていく自分でありたいと思う。(牧野紘)

※写真は2017年2月19日「愛される学校づくりフォーラム」での牧野紘子さん

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2期ゼミ旅行(20180226その14)

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 ぜひ記録に残しておきたい写真です。これでゼミ旅行記録は最後です。

2期ゼミ旅行(20180226その13)

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 いよいよ近鉄特急で名古屋へ向かいます。ゼミ旅行も終わりです。

 それにしても、私もたくさん写真に加わらせてもらえました。(玉置)

2期ゼミ旅行(20180226その12)

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 伊勢市駅へ向かう前に、おかげ横丁散策です。

2期ゼミ旅行(20180226その11)

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 お昼は「すし久」で豪華に。

2期ゼミ旅行(20180226その10)

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 おかげ横町であれこれ。

2期ゼミ旅行(20180226その9)

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 一つのグループへのミッションは、みたらし屋に行き、おだんご購入。もう一つのグループへは、コロッケのお店に行き、極上のコロッケ購入せよとの指示。そして付近で、面白い写真を撮ってこい!との指示。

2期ゼミ旅行(20180226その8)

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 箸づくり体験のあとは、伊勢神宮へ。そしてご覧の4名の幹事から、2つのグループへ指示された写真のところへ行き、11人分の指定をされたお土産を買ってくるとのミッションが与えられる。

おかげさまで30万アクセス

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 本日(2018年3月22日)、おかげさまで30万アクセスを突破しました。

 2015年4月20日開設から1067日目です。1日平均281人の方に、この研究室HPを訪問していただけたことになります。

 今後も少しでも関心をもっっていただける情報をゼミ生徒ともに発信しますので、どうぞよろしくお願いします。(玉置)

2月17日 授業深堀セミナーに参加して(松田・関口・中澤・秋田)

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 こんにちは。今回は2月17日に行われた授業深堀りセミナーで得た学びを関口、中澤、秋田、松田の4人でまとめさせて頂きます。

 今回は深掘りセミナーでの玉置先生の模擬授業について書きます。
 的外れなことを言いそうで不安しかなく、DVDにもなると聞きすごく緊張した初めての生徒役でしたが、ゲーム性のある導入からいつの間にか「これこうしてみたらどうだろう」と考えている自分がいて驚きました。授業が楽しいと思える自分が嬉しくて、家に帰ってすぐ、弟に対して玉置先生の模擬授業を真似て説明しました。弟は「偶数が偶数だと1か3しか出せない」ととてもいいところに目をつけてくれたため、今度は奇数に目をつけてほしいと思い「じゃあ奇数のカードを一枚増やしたらどうなる?」と聞いたら「でもお姉ちゃんは5枚のカードって言ったよ。増えたらまた変わるでしょ。」と言われてしまいました。模擬授業通り真似てるつもりが、決めつけてるように言ってしまったのかなと反省し、一語一句メモをすることの大切さを感じました。また、自分は疑問に思わなかった点を突かれると「え、でも」となってしまう自分がいて、弟の見方・考え方を大切にできてないなと思いました。

 模擬授業をやったことがないため、今回初めて真似ても思い通りにならない悔しさを知りました。次に機会があれば、「答えを期待しない」よう意識して模擬授業を行いたいと思っています。(関口)

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 私は国語の授業について、考えたことをお話します。
 まず、写真を授業のメインとして活用したことに私は驚いた。しかし、写真の正誤を証明するために、教科書の文章を活用することで、ただ文章を読み込む以上に読解力といった国語力を養うことができると私は考えた。

 次に、板書と教科書の使い方である。私が知っている国語の授業は、教科書で読解したことをノートにまとめるという流れであった。ところが、教科書に直接書き込むことで読解したことをまとめ、板書では、文章の構造をまとめていた。このことで、まさに教科書で国語力を身に付ける授業を作っていたと私は考えた。

 最後に、教師の心構えである。「考えてという声かけで考えられるなら先生はいらない。」「困らせてから相談させる。」「どんなボールでもキャッチする。そうでないと発言しなくなる。そうしているうちに子どもの方で発言内容を厳選する。」これらの発言から、答えでなく一人一人の考えを知りたいという気持ちで授業を考え続けることが、授業環境に刺激を与えることができると私は考えた。今回も素敵なセミナーに参加させていただき、ありがとうございます。(中澤)

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 今回は、深掘りセミナーに参加させていただきました。
 現役の小学校の先生方たちと意見交流などを通して、授業のつくり方の深い学びをさせていただきました。

 今回の模擬授業で、先生方の教材研究が徹底的なもので、国語の教科に関してはひとりの読者として読み取れることを書いていったり、書き込みをたくさんして、子供への発問を予想し考えて、最後に指導書を読むということが印象的でした。

 模擬授業において、つなぎ言葉が子供の意思の波紋をつけていて、子ども自身の視点を変えさせる投げかけをされていてすごいなと感じました。子どもに一番大事なことを全部考えさせ、答えさせるのではなく、「どこが同じ?どこが違う?」などと根拠でつなぎ、子どもたちの考えを深めさせているところがとても勉強になりました。

 そして、なぜこんな所にこんな問いがあるのかと教科書をつくった人の意図を考えるなど、教材研究をするにあたってのヒントも学ばせていただきました。また、自分が求める答えをこどもに期待しないという言葉もとても印象的でした。貴重なお話ありがとうございました。(秋田)

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 玉置先生の授業の後に参加者でグループに分かれ授業の検討会を行いました。どんな数学の見方・考え方を使って子どもの考えが深まったかということについて検討を行いました。私のグループには和田先生が入って下さり、授業のどこで見方・考え方が変わったと思うかでも良いとおっしゃって下さったので、私は授業を見てどこで変わったのかということを話しました。私が見方・考え方が変わったと思うのは、生徒役から「偶数、奇数」という言葉が出たときであると感じました。それまではただの5ケタの数字であったものが、その発言をしてから数字を偶数と奇数で分けて見るようになっていました。「5番目は先生が決める。」と言って始まったこの授業は、始めから「何か隠されているのではないか。」と思わせ、奇数と偶数で数字を見るようになり、始めのもやもやしている気持ちからだんだん謎が解けていく気持ちになり、その謎を解こうと自ら考えるようになっていると感じました。子どもの知りたいと思う気持ちを引き出すために、授業の導入に何か仕掛けをすることが効果的であるということを学びました。

 検討会により、他の先生方のお話を聞く中で、「できないと子どもに言わせる、できないことを発見させることで他の考え方はないのかと探すようになる。」という、自分が思わなかった視点で見ている方もいて、他の方の考えを聞くことでより学ぶことができました。(松田)

2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(早川・鏡味・井上・安藤)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回このセミナーに参加して、感じたことが2つあります。

 1つ目は、生徒役の難しさです。これはこれまでに何度も書いていますが、いつまでたっても感じます。どの授業でも、事前に「小学校◯年生を設定とします」と言われますが、その学年だったらこの先生の発問にどう答えるだろうと考えていると、授業中全く挙手が出来ません。また、それを無視したとしても、内容が私の苦手な分野だと手が挙げられず、挙手するのが怖いと感じることさえあります。教育実習中、指名しても答えない子の気持ちが今になって理解できた気がします。まさに今の自分のような状態の子を、どう授業中に支援していくかが将来の自分の課題だと感じました。

 2つ目は、先輩に対する授業をみる目のなさの実感です。私は玉置先生の授業を、吉田さんの隣で見ていました。何をメモしているかや、つぶやきを見聞きしていましたが、一瞬で授業の意図を読み取っていました。全く私は感じていないのに、、、という点で1年間何やってきたんだろうという気持ちになりました。もう2期生の先輩方と一緒に何かをすることは少ないかもしれませんが、超えられるように、少なくとも並べるようにしたいなと感じました。(早川)

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 今回初めて生徒役を玉置先生の授業で体験しました。数を口に出して言う誰でも簡単な問題や数遊びなど、算数に苦手意識を持っている人でも算数を楽しめる授業でした。私は、玉置先生に出された最初の5つの数字を使って解く問題は解けませんでした。しかし、玉置先生は一度みんなで解き方の確認をして、簡単な問題で自信をつけさせてから難しい問題にいきました。ここで、私はモヤモヤせず授業に参加していくことができました。

 今回生徒役として授業を受けて、授業を理解できてない生徒への配慮や、気付くことができなかった先生の仕掛けがいくつもあることが分かりました。それを臨機応変に考えながら授業をしていく先生は素晴らしいなと思いました。しかし、模擬授業をしてくださる先生方が決まって言うことは「初めからこんな授業はできない。たくさん失敗した。」などです。いい授業ができる能力は一朝一夕では身につきません。これからたくさん失敗して、そこからたくさん学んでいい授業ができる素敵な先生になりたいです。模擬授業をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の井上です。今回は授業深掘りセミナーに参加してきました。そこでこれから学んだことを書いていきたいと思います。

 まず一つ目は、「悩ませてから相談させる」ということです。自分自身が講義などで模擬授業をするとき、時間を稼ぐためや、他の人の意見を聞いて、自分の意見をもう一度考えてもらうためにグループワークを取り入れていました。しかしこの話を聞いて、確かに、教師の発問に対して、答えがスラスラと出てくる場合や、悩んでる姿が見られない時は、わざわざグループで相談させる必要はないと感じました。どうしても、1人では答えが出せない時や、困っている姿が多く見られた時に、子供達が他の人の意見も聞きたいなと感じた時に、グループワークで相談させることで、良い効果を発揮すると学びました。

 次に、見方・考え方について考えることです。今まではそれぞれの教科で求められている見方・考え方には曖昧な捉え方をしていましたが、今回のセミナーで話し合いの時に見方・考え方を子供達が考えることができていたかという課題が与えられた時、自分はその意味がいまいち分からず、うまく話し合いに参加することができませんでした。自分の力の無さを痛感しました。悔しいです。ですので、指導要領を読み込んだりして、これからは見方・考え方について深く考えるようにし、少しずつ理解度を高めていきたいです。

 深掘りセミナーは今回で終わりということで、初めて参加させていただき、とてもためになったので、無くなってしまうのは残念ですが、これからも様々なセミナーに参加していきたいと思います。ありがとうございました。(井上)

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 4期生の安藤優里です。
 今回伊藤先生の国語の授業と玉置先生の算数の授業から学んだことは「教師の役目」です。

 伊藤先生の国語の授業では、子どもに挑発する声かけの後、子どもが行き詰ってから「友だちにききたくなるよな。ちょっと相談してみて」という相談したい意欲が高まったタイミングでグループワークを取り入れていて、必然性のある活動を見極めていくことが教師に必要だと思いました。また子どもに正解や答えを求めるのではなく、「あなたはどう思っているのかききたい」という考え方・過程を問うているところが和田先生と似ているなと思いました。正解を言った子どもの発言は他の子を指名して「今のどう思った?」や「今のどういうこと?説明して」というように子どもの考えを繋げていくのが教師の役目であると再認識することができました。

 これは玉置先生の授業でも共通していて、授業の活動の中でどうしてそうなるのかという思考の過程を経た必然性のある話し合いをさせることや意図的指名を通して子どもたちの思考の共有化を図ることが教師の最も大切な役目だと思いました。最後の数字を教師がチョイスして意図的発問にして数遊びから算数的概念に繋げていく流れや必ず全員ができたという成功体験をさせてから次に進むという判断、子どもに満足感を与えるというミソがさすがで勉強になりました。セミナーに参加させて頂き、ありがとうございました。(安藤)

悩み。(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。
今日は、最近悩んでいることをここに書きます。

率直に言えば、自分は本当に何が何でも先生になりたいと思っているのかわからなくなりました。周りは模試に向けて熱心に勉強をし、就職課が行っている集団面接指導にも積極的に参加して、自分を高めている。

一方の自分は、なんとなく周りがやっているから、とりあえず問題集に取り組んで。ただ、どうしても自分が先生になりたい理由ってなんだろう。どんな先生になりたいんだろうって考えれば考えるほど、わからなくなります。周りを見ればみるほど、焦りは出るけどうまく昇華できず。

かといって、先生じゃない何かになりたいのかと言われればそれも分からず。中学生の頃から先生になりたかった熱はどこにいったのかなと本当に思います。
(早川)

2月17日(土)深掘りセミナーに参加して (嶋藤、安部、加藤奨基、加藤諒太)

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 こんにちは。3期生の嶋藤、4期生の安部、加藤奨基、加藤諒太です。私たちは2月17日(土)、深掘りセミナーに参加してきました。今回は伊藤彰敏先生と玉置崇先生の授業を観ました。そこで学んだことについてそれぞれ記事を書きたいと思います。


 3期生の嶋藤です。
 まず、伊藤彰敏先生の国語の授業についてです。私は生徒役として参加しました。そこで、伊藤彰敏先生と和田裕枝先生の違いを見つけました。それは、子どもが今回の授業では扱わないことを発言した場合や言い方は悪いですがどうでもよい発言をした場合の対処の仕方です。和田先生はどちらかというと「なるほど」などと言ってあっさり受け流すのですが、伊藤先生はふざけている発言以外は一回受け止めてあげて、「ん?本当かな?」などと言って受け流すようにしていました。先生によって、受け流し方の違いがあったので、自分に合っているやり方で受け流していくことが大切だと思いました。

 次に玉置崇先生の算数の授業についてです。玉置先生の授業では、どんな数学の見方・考え方について授業で子どもたちが考えたかということを考えながら観ていました。私が思う数学の見方・考え方を子どもたちがしてたところは、奇数、偶数で数字を見れるようになったところや始めは漠然と捉えていたが、最終的には2つの数字をまず計算してみてというように的を捉えていたところなどです。こういった見方・考え方ができたのは玉置先生が「3しかできない」という板書をしたり、2つの数字をまず見るという子どもの発言を聞き逃さず、もう一度言わせてみんなに理解させたりするなど、教師が子どもたちに数学的な見方・考え方をするきっかけを作っているからだと感じました。教師の働きかけがいかに大切かがとても分かりました。玉置先生のようにここだと思ったところを逃さず、子どもたちが数学的な見方・考え方をするきっかけになれるようにしたいと思いました。今回も多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。(嶋藤)

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 4期生の安部です。私は伊藤先生の国語の授業と玉置先生の算数の授業から学んだことについて書きます。

 まず、国語の授業は、私が今までセミナーに参加してきて初めて見られる科目で、しかも私の副専門が国語なので、とてもわくわくしながら見させていただきました。伊藤先生の授業の中でとても印象的だったのが授業を受けている子ども全員との言葉のキャッチボールができていたということです。先生は、どんな子どもの発言やつぶやきも聞き逃さず拾って答えの方向にうまく導いていったり、時にはつっこみを入れて、周りの空気を和ませるような雰囲気づくりをしていました。後ろから見ていると先生の授業を受けたくなるくらい楽しそうでわくわくする授業でした。伊藤先生は本も出版されているとのことなので、一度読んでみて、もっともっと勉強したいなと思いました。

 続いて玉置先生の算数の授業では、私は生徒役として授業を受けさせていただきました。私は理系科目が苦手で、しかもどんな内容の授業をするのかも知らさせれていなかったので、とても緊張していましたが、先生がこの5つの数字を足したり引いたりして1を作ってください、という問題を出すと、これなら私でもできる!と思い、真剣に課題に取り組むことができました。結局、私はなかなか1が作れなかったのですが、できた子にどのように考えて解いたのかを聞くと、なるほど!そういう考え方をするのか、と納得することができたので、消化不良にもならず、次の課題にも気持ち気持ちよく取り組むことができました。また、「どうして1や3は作れるのに2は作れないのだろう」という発問に対して偶数と奇数が関連しているのではないか、という意見が出ると、そこからもう一歩踏み込んで自分で答えを導くことができました。

 今回、実際に生徒役として授業を受けてみて、自分が苦手な分野でも先生の授業のやり方次第でこんなにも楽しく感じられるし、やりきったたいう達成感も感じられるのだなと改めて思いました。
 今回のゼミもとても多くのことを学ばさせていただきました。玉置先生をはじめ多くの先生方、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!4期の加藤奨基です。今回の深掘りセミナーの会場であるEDUCOMさんが実家からとても近く、家から5分で来ることができました。いつもこのくらい近いといいなと思いました。

 セミナーでは、伊藤先生と玉置先生にそれぞれ国語と算数の模擬授業をしていただきました。なので、2つの模擬授業から特に学んだ事を記そうと思います。

 伊藤先生の授業では、やはり子どもの様子を見るという事が徹底されているなと感じました。子どもが下を向いていたり、他の子と話をしていても決して否定的に捉えて叱るのではなく、何か理由があってそうしているのだとポジティブに受け止め授業に促すという対応を学ぶ事ができました。

 玉置先生の授業には子ども役として参加させていただきました。玉置先生は授業中に「算数のコツ」という形で数学的な考え方を子どもに伝授されている点が印象的でした。コツを教えてもらうことで、子どもは「この授業を受けて良かった!得したぞ!」と思えるようになり、より授業を楽しく感じるようになるのではないかと思いました。

 セミナーを開催してくださった先生方、貴重なお話をしてくださったEDUCOMの方々、本当にありがとうございました。(加藤奨基)

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こんにちは。4期生の加藤諒太です。
私は今回生徒役として玉置先生の模擬授業に参加させていただきました。新しい学習指導要領の数学的な見方・考え方を身につけさせる、というテーマのもと講義が行われました。

 この講義で私が感じたことは、児童生徒の気づきによる意見や考えを授業の中心に据えることで理解が深まるのではないかということです。教師が主体で進めることは決してなく、児童生徒の意見をうまく拾って気づきを与えることが教師に必要な力なのではないのかと考えました。そのようなことを感じる授業でした。そして、私自身楽しい、算数って面白いと感じることができたので児童生徒にもそのようなことを思わせる授業であったのではないかと思います。知識を深める面白さというものを感じることができる授業だと感じました。今回多くのことを学ぶことができたのでそれを将来生かしていけるよう自分の力にしたいと思います。このような機会を与えてくださった玉置先生を始め、多くの先生方ありがございました。(加藤諒太)

寺坂君の授業から学ぶ(2018年2月24日愛される学校づくりフォーラムでの授業)(玉置)

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 2018年2月24日、名古屋で「愛される学校づくりフォーラム」を開催しました。そのプログラムの一つに、玉置ゼミ生である4年生の寺坂友希君が授業をして、アドバイスツールを使っての指導助言(一人は1期ゼミ生の佐藤広樹君)を受けるものがありました。

 そのときの寺坂君の授業には、「とても学生とは思えない!」「あのような学生が学校現場に来ると思うと、私たち現役教員もうかうかしておられない」など、大賞賛の声がたくさんありました。

 指導者(玉置)としてこんな嬉しいことはありません。あの授業を生み出すための寺坂君の水面下の努力は並大抵のものではありません。ゼミで共有したいと思い、私(玉置)から質問を送りました。回答が届きました。ぜひゼミ生はじめ、皆さんで共有化したいと思います。


1 学生であれだけの授業技術が使えるなんて凄い!という声がたくさんありました。あらためて聞きますが、どこでどのようにして学んだのでしょうか。

ゼミで多くのセミナーに参加させていただいたことだと思います。教師力アップセミナーでも多くのことを学べましたが、実際に授業名人と言われる先生方の授業が見れる、深掘りセミナーでの学びが多く出たのではないかと思います。授業の展開だけでなく、先生の言葉をひたすらメモしていたので、切り返しの言葉のレパートリーは多くなったと思っています。

2 当日を迎えるまでにした努力を遠慮なく教えてください。例えば、一人模擬授業を何度もやってみたなど。

恥ずかしいですが、めちゃくちゃ努力して臨んだと思います。今回の授業では、導入をどれだけスムーズ且つ興味を持たせることができるかで、後半の盛り上がりが変わると思ったので、導入の部分は1日1回リハーサルしていました。動画を文字に起こす作業を繰り返して、徐々に発問や児童役への当て方がシャープになっていったのを感じました。前日は、1日大学の教室を借りて練習していました。

3 2と重なるかもしれませんが、あの落ち着きぶりにも感心を呼びました。なぜあんなに落ち着いてできたのでしょうか。子どものことをかなり予想できたからですか。

準備期間が長かったのと、ずっと一緒に学んで来たゼミ生だったので「こんなこと言うかなぁ」という予想を持って臨むことができました。机間指導もして、子供の発言する内容も掴めていました。

ですが、一番は自分を信じれたからかなと思います。前にも書きましたが、授業1つにかなりの時間をかけてきました。準備してきたことが、無駄じゃ無いということを自分にも周りにも証明したかったので、準備してきた通りに自信を持ってやることができました。

4 授業設計自体、とても面白いものでした。参考にしたものはありますか。

授業を作る前、作っている最中に読み込んだのは佐藤正寿先生の本です。自給率0%の世界というぶっ飛んだ設定でしたが、それでも子供の思考を巡らせることができたと思います。

5 資料検索にスマホを使うこともいい!としました。なかなかできる発想ではありません。どうしてそうしたのでしょうか。

子供の考えを消したくなかったからです。
「あなたは賛成?反対?」というかなり考えに幅の出る発問にしました。教師が準備した資料に、子供の賛成にした考えの根拠にあたる資料が無ければ、子供は自分の意見を殺して参加し続けなければなりません。自分の考えをもとに参加することのできる授業にしたくてスマホの使用をやってみました。

6 あの授業で望んでいた子どもの最終の姿を言葉で表してください。

あの授業の中で、どうこうというものが明確にはありません。しかし、今の社会現状を他人事にしないでよくなるきっかけになれば良いなと思って作っていました。きっかけ作りとしては、インパクトある内容だと思います。
あえて理想を挙げるとするならば、翌日に「先生!昨日の授業、食料について家で図書館で調べてきたよ。今ってさぁ、、、」みたいなことを言ってきてくれるとこの授業は成功したと感じます。


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第2回人間共育道場開催>皆様どうぞお越しください

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 玉置研究室全面協力の第2回「人間共育道場」の案内です。この道場は、次の主旨で開きます。

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 大人も学ぼう!
 「なかなか機会が持てないけれど、大人だって学びたい!」という声を受けて、大人の学び場を作りました。

 ゲストをお招きし、貴重なお話を聞かせていただきます。でも聞くだけでは終わりません。
 ゲストのお話を受けて、「子どもたちの未来のために、私たち大人はどんな考えを持ったらよいか?」「どんな動きをしていったらいいのか?」といったトピックについて、みんなで気軽に楽しく交流しましょう。

 「なりたい自分」「ありたい自分」のレベルを高め、参加者同士が共に成長できる学びの場(人間道場)を目指します。

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 詳しくは、この研究室の「★人間共育道場」をクリックしてご覧ください。申し込みもしていただけるようになっています。
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