New Zealandでの1ヶ月(二宮)

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 こんにちは!5期生の二宮です。3期生のみなさん、ご卒業おめでとうございました!卒業式の日は僕もニュージーランド(以下NZとする)での学校最終日でした。

 ずばりこのNZ留学を一言で表すと「カルチャーショック」です。言語、生活習慣、環境、時間、違うものが多すぎて慣れることができないものまでありました。しかしどれも自分にとって貴重な経験になり素晴らしい時間を送れたので、勉強になったことや感じたことについて2点書きたいと思います。

 1点目はなんといっても「英語教育」です。ALL ENGLISHの授業を受けてみて、語学学校と義務教育学校の違いはあれど日本の英語の授業の良いところ、悪いところを見つけることができました。

 良いところは文法教育です。テキストを用いる授業では学んできた文法、発音が先生に褒められるくらい役に立ちました。一方で悪いところが話すことです。僕は中学高校とノートに面と向かって静かに英語の授業を受けていました。しかし、語学学校ではコミュニケーションのクラスもあったために少なからず話すタイミングはありました。

 しかしその場で考え、すぐ話すような即興性がなかったために会話のテンポを乱してしまったり、自分の話が終わる前に話されたりと上手くいかなくて自信をなくすことがありました。だからこそ、こういったネガティブな気持ちを子どもたちに持たせないような授業はどうすればいいのかと考えることができ、これが正しいかどうかは別として勉強になりました。

 2点目は「文化」です。近年、グローバル化や国境のない時代などと言わますが、語学学校、ホームステイ先で多くの日本とのギャップを見てきました。中でも僕が最も驚いたことは、僕がいた街に信号機がなかったことです。空港が近いような大きい街では信号機があっても田舎の街にはなく、"GIVE WAY" (道を譲れ)の標識だけでした。それでも事故が起きることなく安全に過ごせました。なので夜になれば、星の光を遮るものが少ないので満天の星空が見られました。

 また、学校終わってからホストファザーから泳ぎに行こうとも誘われ、澄んだ川でリラックスするといったことを何回かしました。こういったことから時間に縛られすぎず、親切で自然を愛するNZの人柄を体感することができました。

 なんせ1ヶ月もいたのでまだ他にも多くありますが、大きく2点ここで書きました。NZには自分の未熟さと世界の大きさを教えてもらったのでモチベーションを保ったまま英語や教育についてより深く勉強していこうと思います。

 写真はプライバシーの都合で人の写真は載せませんが僕が過ごした学校であったアクティビティの綺麗な自然を楽しんでいただければと思います。長文に付き合っていただきありがとうございました。(二宮)

スペイン旅行記 移動・ハプニング・総括編 (中西)

 こんにちは。5期生の中西です。スペイン旅行記最後の記事である移動・ハプニング・総括編を書いていこうと思います。

 楽しいスペイン旅行の中でも苦労したことがあります。それは移動です。安く行くためにツアーではなく完全個人旅行のため案内してくれるガイドさんや添乗員さんはいません。行き方を調べて飛行機や電車、高速バスなどのチケットを自分達で取らなければいけないので、スペインに行く前から大変でした。

 とてつもなく安い航空券のため行きは、名古屋〜北京〜アブダビ〜マドリードと移動だけで20時間以上かかってます。帰りは、バルセロナ〜ヘルシンキ〜名古屋 と行きより少し楽にみえますが、ヘルシンキで次の飛行機に乗るまでの時間が7時間もあったので、結局名古屋まで20時間以上かかりました(泣)

 飛行機以上に大変だったのは高速バスです。まずバス停がさっぱりわかりません。事前に調べた場所にバス停らしきものが無いのです。場所が分からず友達とキョロキョロしていたら、優しいスペインの方が乗り場まで案内してくれました。最近乗り場が変わったとのことでした。教えていただかなかったら確実にバスに乗れないところでした。ほんとに感謝です。

 しかし、安心したのもつかの間。今度はバスが来ません。これも焦りました。同じバスに乗るであろう人たちがいたので、置いていかれた可能性は低かったですが、かなり不安でした。結局バスが来たのは予定より1時間後でした。旅にハプニングはつきものと言いますが、さすがに疲れましたね。日本の乗り物がいかに時間に正確なものなのか改めてわかりました。

 さて、そんなハプニングもありましたが9日間を振り返ると本当に楽しい旅でした。スペインはヨーロッパでありながらキリスト教、イスラーム教、ユダヤ教など様々な文化を一度に感じることができます。食事も日本人の口にあっていて気温も暖かいので航空券の安い冬の季節でも比較的観光しやすかったです。スペインの人は明るくて気さくに話しかけてくれます。そんなスペインの雰囲気がとても好きになったし、もっとスペインという国を知りたいと思いました。今回訪れることができなかったスペインの北部や、スペインのお隣の国ポルトガルにもいつか行ってみたいです。

 長くなりましたが、これで今回の旅行は終わりです。スペイン旅行記を最後まで読んでいただきありがとうございました!またどこか旅行に出かけたときは四方山話に書いてみようと思います。(中西)
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スペイン旅行記 食事・買い物編 (中西)

 こんにちは!5期生の中西です。引き続きスペイン旅行記を書いていこうと思います。今回は食事・買い物編です。

 今回のスペイン旅行で食べた食事はどれも本当に美味しかったです。旅行にいくと日本人の口に合わないものがよく出てきますが、スペインでこうしたことは一切ありませんでした。(たまたま私たちの行ったレストランの運が良かっただけかもしれませんが…笑)

 その中も一番美味しかったのはスペイン料理の代表ともいえる、パエリアです。魚介類がたくさん入っていて本場の味!って感じがしました。レストランの店員さんが、とてつもなく大きなパエリアの鍋を持って私たちのテーブルに見せに来てくれました(下の写真です)。実際は取り分けたものを持ってきてくれるので1人でこれほど多くを食べるわけではありませんが量は結構ありました。重い鍋を見せに来てくれた店員さんの心遣いにも感謝です。

 この旅行でほぼ毎日食べていたものは生ハムです。スペインはイベリコ豚の生ハムが有名で、どの店で注文しても本当に美味しいし、日本よりかなり安いです。そしてチーズがよく合います。生ハム、チーズときたらお酒ですよね!水やコーラよりも安いのでついついアルコールを頼んでしまいます。ワイン!と言いたいところですがまだ美味しさがわからない(悲)のでスペインでは一般的なお酒サングリアを飲んでいました。赤ワインにアルコールに浸したオレンジやその他果物が入っていてジュースで割ってあるものです。しかし現地の人はお酒に強いのと、日本のように酔っ払うまで飲むことをしないので、飲みすぎには注意です。

 また、たくさんのお土産を買いました。お気に入りはフラメンコTシャツとアヒルの置物です。スペインはフラメンコも有名です。フラメンコをしている絵がプリントされたTシャツに一目惚れして買いました。夏になったら大学に来ていきます(笑)。

 アヒルはバルセロナの街散策をしている時にに発見しました。大量のアヒルの置物が置いてあるとても個性的なお店でした。(アヒルの置物は、小さい子がお風呂とかで浮かべるやつです。) スペインっぽいやつが欲しかったのでバルセロナが本拠地のサッカーチーム、FCバルセロナのアヒルにしました。自分の部屋に飾ってあります。

 そして私が海外に行くときは必ず現地のスーパーへ行きます。今回も3カ所行きました。スーパーはいろいろな発見があります。日本にはない食材や、大きなチーズや肉、あと日本の醤油なども売ってます。日本のものが海外で売っているとちょっと嬉しくなりますね。スーパーは観光地などで飲み物や食べ物を買うより安いので結構重宝します。スペインはチュッパチャップス(飴)誕生の国なので、日本より味の種類が多く、パッケージも全く違います。スーパーに行くとかなりの種類がありました。大きさもいろいろあるので見ていて面白いです。どこも行くところがなかったらスーパーに行くことをおすすめします。絶対に楽しいです!

 こんな感じで食事・買い物ともにとても満足のいく旅でした。次回がスペイン旅行記最後の記事となります。食事・買い物編を最後まで読んでいただきありがとうございました!(中西)
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スペイン旅行記 観光編2 (中西)

 こんにちは!5期生の中西です。前回の記事の続きスペイン旅行記観光編2を書いていこうと思います。

 コルドバから移動してグラナダという都市を訪れました。ここには有名なアルハンブラ宮殿があります。私がこの旅行で一番楽しみにしていた場所です。なぜかというと高校の時、世界史の資料集をみてヨーロッパにこれほど素晴らしいイスラーム建築があるのか!と衝撃を受けたからです。前回の記事で書いたメスキータと同様に外見はそれほど豪華な感じではありません。でもやはり内部はイスラーム独特の装飾がほどこされています。柱や床や天井もキリスト教の教会では絶対に見られないつくりです。圧倒されます。そして私が思っていた以上に宮殿はとても広かったのですが、各部屋や廊下によって装飾の違いもあり全く飽きません。圧巻のイスラーム芸術を肌で感じることができました。

 イスラーム芸術の余韻に浸りながら、ミハスという町に向かいました。ここの町は美しい白い家の街並みが素晴らしいです。よくポストカードや観光パンフレットなどに載っているくらい有名な場所です。あいにくこの日はくもり空でしたが綺麗な写真がたくさん撮れました。

 最後に訪れた都市はバルセロナです。首都マドリードに次ぐ大都市です。ガウディという世界的に超有名な建築家が建てた建築物が至る所にあります。その中でも最も代表的なものと言えばサクラダファミリアです。やっぱり迫力がありますね。実は内部もすばらしく、ステンドグラスやとっても長い螺旋階段があります。螺旋階段は一番下まで見えているので足がすくむのと、ぐるぐるしているので目が回ります。かなり恐怖でした(笑)。サクラダファミリアはまだ建設中の建物です。2026年には完成予定らしいので、またいつか完全な姿のサクラダファミリアを見てみたいと思いました。

 バルセロナではサクラダファミリアに行く以外は全く無計画だったのでのんびりと街散策をしていました。街散策は、パッと見て気になった店に入ったり、思いもよらない物を見つけたり、街の雰囲気を感じることができたのでとても楽し思い出となりました。

 こんな感じで、だいたいの観光した所を書いてみました。こうやって書いてみると結構いろんな所に行ったんだなあ…と感じます。観光編はここまでです。次回の記事は食事・買い物編を書こうと思っております。読んでいただきありがとうございました。(中西)
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スペイン旅行記 観光編1 (中西)

 こんにちは!5期生の中西です。2月9日〜2月19日に友達とスペインに行ってきました。四方山話にスペイン旅行記を観光編1、観光編2、 食事・買い物編、 移動・ハプニング・総括編の4つに分けて書いていこうと思います。今回は観光編1です。

 最初に訪れた都市はスペインの首都マドリードです。マドリードを訪れたいちばんの目的はピカソの描いた「ゲルニカ」を見にいくことでした。ゲルニカはソフィア王妃芸術センターという美術館に展示してあります。実際に見てみると、その大きさと迫力に圧倒されました。ピカソの戦争に対する怒りや絶望、悲しみなどすべて1枚の絵に表現されています。美術の教科書などで見たことはありましたが、やはり実物をみることでよりピカソの思いを感じることができます。写真撮影が禁止のため、しっかり目に焼き付けました。

 次に訪れた都市はマドリードから電車で1時間ほどのところにあるトレドです。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が混在するヨーロッパでも珍しい都市です。要塞の都市でもあり、道が入り組んでいてすぐに迷子になります。(笑)スマホのマップが頼りになります。どこを撮っても写真映えする美しい街でした。

 トレドを後にして向かった先はコルドバという都市です。その都市にあるメスキータという寺院に行きました。ちなみにイスラームの寺院です。この寺院は内部が凄いです!ちょっと説明する語彙力がない(?)ので左下の写真をご覧下さい。このアーチ状のものが、ずーーと建物の中に続いています。後で調べてわかったことなのですが、イスラームの建物は外部より内部の装飾や建築に凝るそうです。見た目は質素でも内部は凄い!という建物が多いということです。キリスト教の教会は外の見た目も大切にするので違いがあります。勉強になりました。

 今回の記事はここで区切ります。読んでいただきありがとうございました。次回の観光編2に続きます。(中西)
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ももクロの聖地巡礼旅をしました(杉山)

 こんにちは。5期生の杉山です。早速ですが、初めての四方山話を記します。

 僕は3月4日から8日までの5日間、友達と一緒に、僕が大好きなアイドルグループの、ももいろクローバーZ(以下ももクロ)がロケに訪れた場所を、ひたすら巡るという旅、いわゆる「聖地巡礼」の旅をしてきました。

 移動手段は、全国のJRが乗り放題になる「青春18きっぷ」を使用し、日本全国を在来線で回りました。本当なら新幹線や特急列車を使いたいところですが、何にせよ学生なのでお金がないんです。(笑)

 ホテルも4泊しましたが、なるべく安くて質の良いホテルをひたすらネットで探して、少 しでも節約しようと奔走していました。4泊して使ったホテル代はたったの13000円!
平均すると1泊3250円という破格の値段でホテルを取ることができて、お土産代やご飯代にお金を回すことができました。

 旅の間、「ここにももクロがいたんだなあ」とか、「ももクロが食べたメニューをももクロが座った場所で食べるなんて幸せだなあ」と、思っていました。お店に飾ってあるももクロメンバーのサイン色紙や写真が、これまた神々しいんです!美味しいものをたくさん食べ、ももクロをたくさん感じることができ、本当に充実した旅でした。

 以上で旅の思い出話を終えますが、ここで皆さんに僕の考えを聞いてもらおうと思います。それは、「何か1つでも好きなことや熱中出来ることを作れば、本当に人生が豊かになる」ということです。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、少なからず僕はももクロと出会って人生が変わったのは間違いありません。モチベーションもあがるし、毎日の勉強や仕事の頑張る活力にもなると思います。

 僕は来年度に教育実習を控えているわけですが、楽しみでもあり不安でもあります。そんな時に、好きなもののことを考えれば、気が楽になるような気がします。皆さんも何か「大好きなもの」を見つけてみてはいかがでしょうか。

 1枚目の写真は、とても1泊3500円とは思えないコスパの良いホテル(窓からスカイツリーが見れる!)の写真で、2枚目の写真は、今回の旅で僕が一番美味しいと感じたカルボナーラの写真です。(杉山)

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2月17日佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーでの学び(井上、宮野)

 こんにちは!今回は先日参加させていただきました、教師力アップセミナーの学びを4期生の井上と5期生の宮野で書かせていただきます。

 まずは5期生の宮野から記していきます!より子供達の意識を高めるための理科の授業の工夫を主に2点学びました。

 一つ目は理科の授業を行う際は サスペンス型、ミステリー型いずれかに、各単元を当てはめることです。その際事実だけでなく、理由も考えさせることが大切だと分かりました。教師は、そのためにしっかりと教材研究をし、どの部分を特に子供達に理解させるか取捨選択し、実生活と結びつけられるように、説明することが大切だと思いました。

 二つ目に、理科を国語や算数と結びつけて指導することです。特に国語に関しては、理科の実験結果の説明を、作文にさせることで

 記述力を上げるだけでなく、自分が理科の事象を理解できているか、確かめることができ、一石二鳥であると思いました。ただ、問いと答えを明確にすることが必要であると佐々木先生はおっしゃっていたので、教師自身にも簡潔に述べる記述力が必要だと思いました。記述力を高めるには本を読むことが一番だと思うので、今後玉置先生の研究室の本などを読み、記述力を磨いていきたいと思いました。

 佐々木先生の理科の授業は、大学生である私が見ていても、とても楽しくどうなるのだろうと思わず好奇心をくすぐられるものでした。今日そのような素晴らしい理科の授業を作るための工夫を学ばせて頂いたので、佐々木先生のような理科の授業を目指して、今後学び続けていきたいと思います。(宮野)


 こんにちは!4期生の井上です。今回のセミナーで特に印象に残ったことは、理科の授業をサスペンス型とミステリー型という型にしていることです。

 各単元によって相性がいい型は異なり、例えば振り子の授業をするならば、先にある程度の知識を与える断然サスペンス型の方がいいです。一方で予想させ、議論させたい場合もあります。その時にはミステリー型に当てはめて授業を行います。このように授業する際はその単元について、教材についてを教師自身が研究をすることで把握し、それぞれの単元や教材特徴を捉えた上で授業を作る必要があることを学びました。

 次に、全てを自然に見つけることは不可能であるため、基本や言葉を教えてから授業をする場合もあるということを学びました。ある基本や言葉を知っていたらより発展的な学習ができる。これはどの教科でも言えるのではないかと考えました。また、自分は体育が専門であり、体育も全てを子供達で発見し動くことはできません。そのためこの考え方はとても大切だと感じました。

 いつも行く度に充実した時間を過ごすことができる教師力アップセミナーは自分にとって大きな財産となっています。このような場に参加できることはとても幸せなことです。今年度は今回で終わりですが、また来年度も沢山参加できたらと思います。佐々木先生、この度はありがとうございました。(井上)


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父と出かけました (加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。最近はものすごい量の花粉が飛んでますね、鼻がグジュグジュです。

 飛んでいるといえば、先日、父と小牧航空自衛隊の航空ショーへ行ってきました!戦闘機のブルーインパルスといえば聞いたこともある人は多いのではないでしょうか。家からほど近いので2人で自転車を漕いで行き、1時間ほど目玉の曲芸飛行や出店を楽しんで昼過ぎには帰るというとても短い時間でしたが、久しぶりに父と2人で出かけたのでとても充実した時間を過ごすことができました。父と出かけるのは保育園ぶりで、子どもの頃と変わらず焼き鳥とりんご飴を買ってくれました。りんご飴はもう昔のように美味しいとは感じられませんでしたが(笑)、忘れられない思い出がまたひとつ増えました。

 これから自分は就職してこうした時間が取れなくなっていく中、大学生のうちに家族との時間と思い出を増やしていくこともとても大切だなと感じました。今度は教採に合格して、家族全員で旅行にでも行きたいな〜と思います。

写真はブルーインパルスです!ワオ!かっこいい!(加藤)

大切な仲間の存在(高桑)

 「教採は団体戦」という言葉をよく耳にしますが、私は今その言葉にとても強く共感します。

 私には大学で出会った大切な仲間がいます。つい最近までは、その人たちと一緒にいると「楽しい!」という気持ちが1番にありました。しかし、今はその気持ちよりも、「お互いを高め合うことができる本当に大切な仲間だ」という思いが大きいです。この思いの変化は、玉置ゼミに入ったことが理由の一つだと思っています。

 玉置ゼミに入るまでの私は、自分の意見をみんなに同意してもらえるのかが不安で、積極的に発言することができませんでした。教師を目指すためにこの大学に入学しましたが、自分に自信がなく人前に立つことが苦手だったのです。

 しかし、玉置ゼミに入ってから、様々な人に出会い、その人それぞれの考え方や生き方から学ぶことが多くありました。そのような恵まれた環境の中で、学びを積み重ねることが自信につながったのです。意見を交換した際に、「あなたのその考え方は、私にはなかった」と言われると、今までの学びが認められたような気がして、自信が持てます。そして今では、「もっと色んな人の意見を聞きて、自分の引き出しを増やしたい!!」という思いが強くなり、学びを通して高め合うことの楽しさを実感しています。

 教採を通して、これからさらに仲間と高め合うことができると思うと、わくわくした気持ちが止められません。充実した半年間を過ごせるように、大切な仲間と共に日々学び続けていきたいです。(高桑)
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2月17日佐々木先生の教師力アップセミナーでの学び(安藤、生田)

 こんにちは!先日参加させて頂きました、佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーでの学びを、4期生の安藤と5期生の生田で書かせていただきます。

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今日は大口中学校で行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今日のセミナーも多くの学びがあり、「問いと答えの明確化をしながら国語と連携する理科の授業」などとても勉強になりました。その中で、最もなるほど、と思ったことを1つ取り上げます。

 それは観察について。「子どもは見たものではなく知っていることを書く」という佐々木先生の言葉にとてもはっとさせられました。

 確かに子どもが最初から観察の視点を持っていたらすごいことで、「子どもは観察しようと言っただけで見えるはずがない」のです。自分の経験からしても、何に着目して観察したらいいのか、何を観察記録に書けばいいのか分からなかったし、子どもたちの多くがそうではないかと思いました。そのためにまず昆虫や植物など観察対象の基本を教えることが大切だと分かりました。そうすることで、観察のポイントが分かり、意識して観察ができ、また絵や言葉にすることができる。そして今まで見えなかったものが見えてくる。観察の授業をする際にはぜひ基本を学んでから観察、理解という流れに留意していきたいです。

 子どもの頃の観察を通して得た「こんな形をしていたんだ!」などの発見は、とても面白く、感動すら覚えます。佐々木先生のご講演を聞いて私は、そんな子どもの頃の感覚を思い出し、初心にかえることができました。世界に溢れている不思議が理解を通して分かった!そうだったのか!に変わっていく楽しさを子どもたちにも経験してほしいと感じています。今日学んだことを踏まえて、子どもたちの「もっと」という知的好奇心が高まる理科の授業を作っていきたいです。

 素晴らしい先生方のお話を伺うことができる教師力アップセミナーを私は毎回楽しみにしていました。今年度はこれで最終回であることが大変名残惜しいです。このような貴重な場を設けてくださった玉置先生はじめ関係者の方々、ありがとうございました。来年度もまたよろしくお願い致します。(安藤)


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 こんにちは!5期生の生田朋也です!2/17教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐々木先生の「理科の授業づくり」でした。この講演で感じた事を今回は書いていこうと思います。

 まず自分は理科が大好きで理科の授業も大好きでした。実際こうなれたのも小、中学校の先生のおかげだと思います。実験や、外にでての観察、ものづくり、物質のしくみ全ての興味を引き出してもらったような気がします。なぜ勉強嫌いな僕がこうなれたのか、この講演で考えてみたいと思いました。

 佐々木先生によると先生の特徴としては
・学習指導要領指導型
・流行キーワード飛び付き型
・オリジナル教材マニア型
の3つをあげられました。しかし自分が教えてもらった先生はどれにも当てはまりませんでした。そう、佐々木先生は教科書を工夫するだけで楽しい授業ができると仰られました。自分の先生もたしかにそうでした。

 それもそのはず授業づくりには多忙な先生にとって時間が限られています。その中で楽しい物を作るためにはある程度出来上がった物を使って、そこから工夫することが生徒の事を考える時間も当てられます。
不人気の理由(2M2K)
・めんどくさい
・むずかしい
・きたない
・きけん
を脱出するため、時短するためにも教科書を利用することは欠かせないことなのだと勉強になりました。教師力アップセミナーに関わる皆様方、佐々木先生、ありがとうございました。(生田)


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2月28日 小牧市立味岡中学校・芝田先生の数学授業での学び(酒井・古川・遠藤)

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 こんにちは。大学で来年度の新入生を見かけるようになってなんだかわくわくしている5期生の酒井です。

 今回は2月28日に授業を見させていただいた味岡中学校での芝田先生の数学授業からの学びについて書きたいと思います。この日は数学の授業を2つ見させていただき、その後に授業をされていた先生のお話を聞かせていただきました。

 授業を見て真っ先に、先生がほとんど話していないということに気が付きました。私が中学生の時受けていた授業を思い出すと基本どれも先生が指示したことをして先生の話を聞くものばかりでした。しかし味岡中の授業は子どもたちの発言が授業の中心となっており、先生は子どもたちの発言の架け橋となる言葉や授業を通して得てほしいものに近づかせる言葉をかけているだけでした。

 先生が話す時間が少ない分子どもたち同士での会話や教え合いの時間が十分に設けられおり、まさに子どもたちによる学び合いの授業がそこにはありました。先生はかける言葉は少ないだけではなく、的を得た言葉だからこそあのような授業ができるのだと思いました。

 もう一つ気が付いたことがありました。それは、どの生徒も課題に向き合う姿が見られたことです。数学は好き嫌いが顕著に分かれる教科の一つだと思います。自分の中学生時代を思い返してみても、ぼーっと他事を考えていたり、先生が答えを書くのを待っていたり課題に取り組もうとしない子は少なくありませんでした。

 しかし味岡中の授業ではみんなが課題と向き合い、答えにたどり着こうとしていました。子どもたちがあそこまで授業に入りこめるのは課題や教材が良いからだと私は思っています。やはり、授業時間がスタートする前から授業は始まっていて、課題や教材を考えることは難しいけれど重要であるということを改めて感じることができました。

 授業後に設けていただいた先生のお話を聞く時間でも印象に残っていることがあります。それは、教師の使命とはなんだと思いますか?という問いへの答えです。「教師の使命は子どもたちが学校に居場所があると感じさせることであり、学校生活で一番時間を占めている授業が楽しい、よく学べたと思えるようにすること」。とてもなるほどなあと思いました。私自身、学級づくりに興味があり一人ひとりに居場所があって、子どもたちを繋ぐことができる学校・学級について学んでいきたいと思っているので今回もまた良い学びができた一日となりました。素晴らしい授業を見せてくださってありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!5期生の古川です。今回は2月28日に見学させて頂いた小牧市立味岡中学校で行われた授業参観での学びについて書かせて頂きます。

 まず衝撃を受けたのは、授業に対し自分で問題に取り組んだり、周りと意見を交換したりして全員が授業に参加していたことです。それは教員が強制的にやらせているのではなく、生徒自身が疑問に思って考え、取り組むことができているからだと感じました。

 その状況を作るためには芝田先生は課題設定が大事であると仰っていました。クラスの全員が考えてみたい、確かめてみたいと感じ、取り組むことができるような課題設定の難しさを感じながらもその重要性について考えさせられました。

 生徒が主体となって授業が進められているのもとても印象的でした。グループ活動中の机間指導に教員が発言している生徒の対角に入ることで、視線をグループ全体に向けて意見が発信できるようにしたり、生徒の発言をもう一度他の生徒に発言をさせて理解出来たか確認したり、生徒の発言に関連付けて他の生徒に発言をさせ、教員が何かを教えるのではなく、生徒同士に考えさせ、その意見を繋げながら授業を展開していました。

 教員の立つ位置や視線、声の掛け方など何気なく見えるような動作でも全員が活動に参加でき、生徒同士を繋ぐきっかけづくりになること、また意見を上手く繋がれ、活かされることが自信をつけることになることを学び、一つひとつの教員の言動が生徒に与える影響の大きさを感じさせられました。

 今回、素晴らしい学び合いの授業を見させて頂きましたが、学び合いの授業をする為にはまず講義が出来るようになることが大前提であることを学びました。いつか私もこの様な授業が出来るようになりたいです。そのためにも大学の模擬授業、教育実習で今回学び得たことを踏まえ、努力をしていきたいと思いました。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生をはじめ、芝田先生、味岡中学校の先生方、生徒の方々貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。(古川)

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 こんにちは、五期生の遠藤です。今回は、先日行われた、小牧市立味岡中学校での芝田先生による数学の授業から、学んだことについて書きたいと思います。

 今回の授業は確率の内容だったのですが、まずテーマが面白く、どうなるんだろう、と疑問を持てるような課題であると感じました。「学び合い」の数学の授業を見るのは初めてで、今まで自分が受けてきた授業との違いに衝撃を受けました。

 私にとって数学の授業とは、先生に与えられた問題を解き、公式を覚え、また別の問題で活用し、という繰り返しでした。しかし、芝田先生の授業は常に子供達が疑問を持ち続け、意見を交わしながらまた新たな疑問について討論する、という繰り返しでした。

 芝田先生は授業の間、常に教室中を歩き回って意見を引き出しては子供たち同士をつなげていました。けして必要以上には喋らず、それでいて子供達がみんなに向けて語りかけるように説明するよう習慣づけるなど、学級づくりのヒントが詰まった授業でした。

 私は自分自身、数学が大の苦手で、子供たちには数学を好きになってもらいたいという思いがありました。今回芝田先生の授業を見ていて、時間が過ぎるのがとにかく早く、それでいて授業の内容は非常に濃密で、充足感を得られる時間でした。私もこんな風に、頭をフル回転させて取り組める授業、子供同士で自分の意見を示し合える授業を展開したいと思いました。

 これまで学び合いの授業について学んだことはありましたが、自分が実際に見たことはなかったため、今回見せて頂けて本当に良かったです。貴重な経験をさせて下さった芝田先生、味岡中学校の皆様、そしてこうした場を設けて下さった玉置先生、ありがとうございました。(遠藤)
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「あこがれにあこがれる」(竹内)

 こんにちは、4期生の竹内です。

 僕は今卒業研究として、玉置先生の著書である「中学校数学科授業 成功の極意」という本を読ませていただいています。この本には玉置先生が数学授業であこがれた相馬一彦先生の名前がありました。実はこの本の前に、相馬一彦先生の「数学科 問題解決の授業」という本を読ませていただき、その際にも相馬一彦先生に対する想いを実際に聞かせていただいてました。卒業研究として玉置先生が認めた指導法について研究できることは、新任になってからも他の人にはない強みであると思い本当に嬉しく思います。

 玉置先生の本の中には齋藤孝さんの「あこがれにあこがれる」という言葉がありました。相馬先生に対する玉置先生の想いが詳しく書かれているところを読み、この言葉が見つけたのですが、この言葉が胸に打たれ、僕もこれから始まろうとする教員生活の中であこがれる先生に出会いたいと思いました。

 先日の味岡中学校での授業見学を始め、玉置先生には数え切れない程素晴らしい先生方とのご縁を作っていただいています。そこから学んだことは自分だけの財産でもあるのでこれからも玉置ゼミの活動を通してたくさん学び、吸収していきたいと思っています。玉置先生、いつもご指導をありがとうございます。これからもよろしくお願いします。(竹内)
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サークルでの最後の仕事を終えて(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味春佳です。久しぶりの四方山話です…(笑)

 先日、私が所属しているサークルの追いコンを無事に終えました。追いコンとは、卒業される4年生さんを追い出す会のことです。私はサークルの幹部として3年生の夏休みくらいから追いコンの企画、運営を頑張ってきました。企画をしていく中で、3年生の仲間と意見が合わずぶつかることもあり、悩むこともありました。しかし、ぶつかりながらも全員で一つのものを作り上げるのはやはり楽しいことだなと改めて感じました。

 追いコン当日は、お世話になった4年生さんが楽しそうにしている姿や「ありがとう」と言ってくれる姿、涙する姿を見て頑張ってきてよかったと思いました。

 私自身、このサークルを3年間続けてこられたのは、顔を出すといつも優しく温かく迎えてくれる4年生さんがいたからです。また、3年間続けてきたことで大きく成長することもできました。4年生さんが築き上げてくれたこの居場所を受け継ぎ、これからも大切にしていきたいと思いました。

 私はこれで、サークルの幹部としての最後の仕事を終えました。ほっとした気持ちと少し寂しい気持ちがありますが、これからは全力で教員採用試験に向かって頑張っていきたいと思います!(鏡味)

3月17日 人間共育道場での学び(高桑、安部、小谷川)

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 こんにちは、4期生の高桑です。先日卒業式を終えて、3期生の先輩方を含め4年生がいなくなることの寂しさに浸っています。4月からそれぞれの場所でご活躍されることを心から応援しています!

 さて、2度目となる人間共育道場に参加し、寺田恭子先生の考えをもとに、「幸せとは何か」を話し合いました。今回は、そこで学んだことを書いていきます。

 まず、私は寺田先生の「ピンチをチャンスに変える」というような物事の捉え方が本当に素敵だなと感じました。辛いことや危機があってもそこで立ち止まってしまうのではなく、人とつながり、とりあえず動いてみることで、色んな人を巻き込みながら新たなステージを迎えていくという寺田先生の生き方は、エネルギーが溢れていて輝いて見えました。

 私は、2月上旬に膝の靭帯を損傷してしまい、思い通りに動かない足に落ち込んだ時期がありました。しかし、今思い返せば、家族や友人以外にも電車内で松葉杖の私に席を譲ってくれる方がいたりと、人の温かさに触れるとても良い機会でした。この経験から、幸せはやはり周りの人がいて初めて感じるものだと思います。幸せは人それぞれの基準があるため、世間一般の「普通」という固定概念にとらわれず、自分なりの幸せの軸をしっかり持ちながら、これまで以上に色んな人つながりたいと強く思いました。

 今回で2度目の参加となる人間共育道場でしたが、いつものセミナーとは違って、先生の話を聞いて感じたことを感じたままに伝えたり、普段では交われないような方々の経験や考え方を聞くことができます。深く話し合うことで、学びが自分の中にスッと浸透するように入ってくるため、とても有意義な時間を過ごすことができたと感じています。今後もぜひ参加させていただきたいと思っています。また、今回学んだことを生かし、当たり前となってしまっている幸せに目を向け、言葉にすることで、日々幸せであることを実感していきたいと思います。

 寺田先生、玉置先生を始めとした関係者のみなさま、素敵な学びの場をありがとございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、初めて人間共育道場に参加させていただきました!これまでに何回か参加している加藤奨基のくんをいつも羨ましく思っていたので、今回やっと参加することができてわくわくしていました!

 今回のゲストは、大学教授でありながら車いすダンスを実践していらっしゃる寺田恭子先生でした。私は以前、命の授業で寺田先生の講演を聞かせていただいていましたが、今回は玉置先生との対談という形だったので、前回よりも近い距離で寺田先生の声を聞くことができ、改めて先生のエネルギッシュな姿に魅了されると共に、先生の生き方はやっぱりすごいなぁ、と感銘を受けました。

 対談後、いくつかのグループに分かれて3つのお題に沿って意見交流をしました。初めて会う大人の方たちの中で、自分の意見を言うのはすごく勇気のいることでしたが、いろんな人の意見が合わさって新たな考えが創造されていく感覚はすごくいいものだということを改めて感じることができました。この感覚を子どもたちにもぜひ味わせてやりたい!と思わず考えてしまいました。

 2つ目のお題、「あなたにとっての幸せの基準とは」はすごく考え甲斐のあるもので、様々な意見が出ましたが、結局は何なのか分からないという結論に至るほど深いものでした。私はみなさんの意見を聞いて、自分の中にすごく落ちたものがありました。それは、「人とのつながりを実感したときに幸せを感じるのではないか、人はピンチをチャンスに変えるために人とつながるんだ」ということです。幸せを感じることは日常色々な場面でありますが、人とつながっていて良かったと思えたとき、人ととの繋がりを実感したときは、やはり幸せを感じるのではないか、と自分の経験も振り返って改めて思いました。人とつながることの意義を再確認できた瞬間でした。自分自身、そして子どもたちに多くの幸せを感じてもらうために人ととつながることをやっぱり大切にしていきたいなと思いました。

 教育という範囲に留まらず、自分の生きた方についていろんなことを考えさせられ、多くのものを得られました。寺田先生、玉置先生を初め、関係者の皆さま、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部3年小谷川です。今回は人間共育道場での寺田恭子先生の話とグループワークをして感じたことについて書かせていただきます。

 寺田先生の話は今までの経歴や生き方について様々なことが聞けましたが、寺田先生の目の前の事柄についての目の向け方、自分の人生との向き合い方にすごく惹かれました。とてもエネルギッシュであり、困難なことを困難に思わず、自分のものにしていく姿はかっこよく、素晴らしい生き方であると感じ、また寺田先生の人との関わり方と関わりの多さ・広さに圧倒されました。寺田先生のポジティブでエネルギーのある姿は、周りからはキラキラと輝いて見え、人生をあるがままに楽しんでいて、だからこそ様々な人たちを引き寄せているのだろうと感じました。

 そして何事も人のために、諦めという概念がなくどうすればできるだろうかということを常に考えている姿は、すごくストイックで、でも寺田先生自体はそのストイックさを自覚していなくて気さくですごく親しみやすい人柄は本当に真似したいと思うような模範的な方だと思いました。また、「自分のことはたかが知れているからこそ、様々な人から意見を求めて解決していく。」という言葉が色々と考えさせられました。自分自身をしっかり把握して認めているからこその思考であり、人になかなか頼ることができない私にとっては刺さるものがありました。

 寺田先生の話の後のグループワークでは幸せについて考えました。改めて考えるとすごく難しいということと、自分にとっての幸せというのは人それぞれであると同時に自分の生き方・信条などにも影響するものであると感じました。

 私は人と思いを共有できたときに幸せを感じると考えました。プラスの思いはもちろん、辛さ寂しさ、悲しみなどのマイナスの思いも当てはまると思います。「幸せの基準は自分を認めること」という意見が出てましたが、何かを認められた時に人はホッとしたり、嬉しくなったり、素になれたりと最高の状態になると思います。そして認める・認められたという思いこそ、私は思いの共有なのではないかと思ったからです。

 この考え自体は以前からなんとなく頭の中にあり、いじめの問題など教師として生徒と向き合うにはどうすればいいのかと考えていると、他人の痛みなどを自分が理解することはできないけれど、共有して認めてあげることはできるのではないかという考えに常に至っていたということを実感しました。今回の話し合いや様々な意見を聞いて自分の考えを改めて整理することができ、とてもよい機会でした。

 寺田先生の話とグループワークから、人生の中での物事の捉え方や、向き合い方について今までの自分はどうだったのか、そしてこれからどうしていきたいのかを考えるきっかけになりました。まだまだ経験が浅いので、幸せを感じる瞬間というのが、やはり中心にいるのが自分の場合が多いなと感じ、寺田先生のように人の幸せを自分の幸せにできるような人になれるように、たくさんの経験とつながりをもって、これからも日々学んでいきたいと思いました。(小谷川)

3月17日人間共育道場での学び(竹内、加藤奨基、中西)

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 こんにちは!4期生の竹内・加藤奨基、5期生の中西です。3月17日に行われた人間共育道場での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は3月17日に行われた人間共育道場について書きたいと思います。今回初めての参加でしたが、みんなで考え、話し合い、深めていくというグループワークに、講演会やセミナーとは違う新鮮さを感じました。

 今回のゲストは桜花大学保育学部教授の寺田恭子先生でした。寺田先生は車イスダンスの先駆者であり、障害の有無に関わらず、車イスダンスを通じて「体が元気になって心も元気になってほしい」という想いを広めています。今回は、寺田先生によるお話や、グループワークを通じて、学んだこと、感じたことの中から、話の中心となった「幸せ」について2つのことを書きたいと思います。

 1つ目は幸せを感じるためには前向きに捉えることです。寺田先生は危機を迎えた時に、一人では抱え込まず、色々な人に相談をし、知恵を出すことで、解決策を見つけるそうです。人とのつながりに対しても嫌な事もあるけど、良い事、楽しい事の方が多い、とお話の中から、寺田先生は何に対しても前向きに考えていることが伺えました。失敗をしてもそこで止めることはせず、その失敗をきっかけとして成功させたり、危機を迎えた時には、「よし、なんとかしてやろう」と決して諦めることはせず、前向きに考えることで結果的に相談を乗ってくれる人の存在に感謝をしたり、危機を乗り越えた時の達成感など、幸せを感じる機会が多くなるのではないかと思いました。

 2つ目は幸せを感じる基準についてです。幸せの基準とは、人それぞれ異なり、また幸せ、不幸せの境目というものではなく、幸せを感じる場面です。寺田先生は、周りの人が楽しいと感じていたり、幸せだと話している時に周りの人に対して、いいなぁ、と幸せを感じるそうです。グループワークでは、この幸せの基準について焦点を当て、話し合いをしました。私は、実家暮らしから一人暮らしになって初めて親のありがたみを感じるなど、今いる状況から新たなことを知った時に、過去の状況について見えていなかった部分に感謝をし、その時の当たり前は幸せだったと感じると思いました。

 またこの考えに対して、人は今の現状を基準として、より高みを目指してしまうため、現状にあまり感謝をせず、当たり前に思ってしまうのではないかという意見があり、その通りであると思いました。きっかけがないと現状に感謝の気持ちや、幸せだと感じる事がないため、これからは小さな事でも感謝の気持ちが生じた時には、積極的に相手に伝えていこうと思いました。そうすることで少しずつではありますが、今の状況についてどれだけ幸せなのか、ということに実感が湧いてくると思います。今まではどのような場面で幸せかということについて考えた事がなく、ふとした時に感じていました。今回幸せについて考えることにより、今過ごしている日々をあらためて考える機会となりました。

 初めての参加でしたが、グループワークを通して、他の参加者の方との新たなご縁があり、みんなで考え、深めていく人間共育道場ならではの学びを楽しく感じました。寺田先生、玉置先生を始めとする人間共育道場関係者の皆様、このような会を開いて頂きありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は3回目の人間教育道場に参加させていただきました。ゲストは以前にもお話を聞かせていただいたことのある、車椅子ダンスなどで有名な寺田恭子先生です。

 寺田先生はお話の内容だけでなく、その雰囲気にもポジティブな感じが出ていてお話を聞いているだけでこちらも元気になるような雰囲気でした。そのポジティブさは先生の考え方にも表れていて、「様々な障がいを持つ人がいて、それぞれにどう対応していけばいいか迫られた時のような、危機感のある時が返って想発のチャンスになる」という考え方にとても共感しました。そのためにピンチの時こそ一人で抱え込まず他の人に助けを求めることが大切だということでしたが、やはり、どうしても抱え込んでしまう人にはどのように対応していけばよいのかが課題になると思います。

 自分はそういった人たちに、繋がることで楽しい・幸せだと感じるような経験をしてほしいなと思います。しかし、経験をした上で繋がりたくないと思う人もいるだろうし、セミナー内で斎藤さんも仰っていたように「繋がる意義が分からない」人も多くいるとも思います。これは同じゼミ同期の竹内君も言っていたのですが、そのような人たちと自分がどう関わっていくかで、「一度繋がることができたらその人との繋がりを絶たないこと」が重要だと思います。前回のゲストである青山先生も仰っていた「繋いだ手を離さない」ということです。

 しかし、繋いだ手が思いのほか捻じれてしまったり、相手から振り切ろうとされたりすることもあるかもしれません。それでも、繋いだからには離さないぞ!という強い、広い気持ちが大切なのではないでしょうか。玉置先生や寺田先生のように、そういった大きな心を持っている人のもとに多くの人が集まってくるのかなぁと感じました。

 大人の学び場である人間教育道場では、毎回物事の新たな視点を与えてくれます。今回は玉置ゼミの参加者も増え、この良さをもっと知ってもらえたかなと思います。また、地域の保護者さんたちとお話することもでき、改めて繋がることの良さを感じました。お話してくださった寺田先生、機会をくださった玉置先生、道場の関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。5期生の中西です。3月17日に行われた人間共育道場での学びを書かせていただきます。

 今回は寺田恭子先生からお話をお聞きしました。寺田先生は車いすダンスを通して、障がいのある方でも楽しく体を動かせる実践を行なっていらっしゃいます。私は「車いすダンス」について何も知りませんでしたが他の障がい者スポーツに比べて、障がいの重軽度に関係なく誰もが楽しめるスポーツだということを知りました。障がい者バスケや障がい者テニスはある程度障がいが軽度で体力がないと難しい種目に比べて、車いすダンスの場合は一人ひとりに合った動作を無理なくこなすことができます。そして複数人が同じ場で行うことができるので、人とのつながりを通して「楽しい!」という気持ちを共有し合うこともできると学びました。

 また、寺田先生のお話の中で「危機を良い意味でのストレスとして捉える」という言葉が心に残りました。ストレスと聞くとマイナスなイメージがありますが、危機をチャンスとして前向きに考えるストレスは解決に向けて大切なものだということを学びました。そのほかにも一人で抱え込むのではなく、周りの人のサポートを借りることで乗り越えられることも増えます。私は問題なことが起こったときにひとりで解決しようとして思い悩んでしまうことがあるので、ピンチなときはピンチ!と声を出せるような人になりたいと思いました。周りのサポートは、「人とのつながり」あってこそのものです。

 今回のグループワークの時間に「幸せの基準」について意見交流を行いましたが、ほとんどの意見の根底にあるものは「人とのつながり」でした。つながりが広く大きなものであれば、危機的なことに対しても解決に向けたサポートを手助けする大きな存在となるので、頑張ろうというポジティブな気持ちへ向かうということに気づきました。

 初参加でしたが、職業や年齢もばらばらな方とのグループワークはとても新鮮でした。自分では気がつかない視点の意見が沢山あり、新たな学びを得るとても貴重な時間となりました。最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生、寺田先生はじめ関係者の皆様ありがとうございました。(中西)

2月28日 小牧市立味岡中学校・芝田先生数学授業での学び(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は2月28日に行かせていただいた小牧市立味岡中学校での芝田先生による「学び合い」の数学の授業見学から学んだことについて書かせていただきます。

 玉置ゼミでの活動を過ごす中で、学び合いという言葉は何回も聞いたことがありますが、実際に学び合いの授業を見させていただいたのは初めてでした。授業前には、芝田先生にお話を聞かせていただく時間がありました。一斉授業型ではない学び合いについて思っていたことをまずは聞いてみました。「学び合いでは生徒が話を聞かなかったり、他ごとをするといった不安はありませんか」と。それに対して「確かにそのようなことを考えるが、学び合いは分からない生徒が主体的となり、全員で学習していくことが保証される学習形態です」と言われました。僕の卒業研究でもある主体的な授業を生み出すには、学び合いの授業は繋がる部分があるではないかと思いました。

 また、芝田先生は主体的にするための授業工夫として、予想をさせることがポイントで、子どもたちが答えを追究したくなるような課題提示が大切だとおっしゃっていました。主体的な授業づくりで有名な相馬一彦先生や玉置先生の著書の中でも同じ事が書いてあり、あらためて予想をさせることの大切さ学びました。

 実際に学び合いの数学の授業を見させていただき思ったことは2つあります。

 1つ目は先生の話が少ないということです。子どもの意見を聞いた後、その意見についての先生の言葉を入れることはなく、その子どもの意見を聞いてみんなはどう思うか、それについてグループで話し合い、考えを深めるといった授業が展開されていました。話し合いの時間には、芝田先生が子どもたちの考えを聞き、それを基に意図的指名をしたり、また話し合いが行き詰まっているグループには、「話していた内容が分かったか」、「今のを聞いて何が分かったか」などと子どもたちに尋ね、グループの話し合いを促していくといった机間指導が見られました。

 「学び合い」の授業とは、先生が説明するといったことはほとんど無いのにも関わらず、授業は進んでいき、先生が子どもの思考を促して、子どもの発言をつなぎ合わせる問題解決の授業だと思いました。しかし、芝田先生は説明をしないとは言っても1時間その課題について話せる講義をする力も必要だとおっしゃっており、教師としての基礎が出来てこそ学び合いの授業が成立するのだと思いました。

 2つ目は問題の大切さについてです。導入での問題というのは、授業の核になると思います。今回の授業でもくじびきの選び方やあみだくじの確率など、すぐには数学的な理屈のある答えを出せそうにない問題でした。予想もバラバラであり、答えが分からないといった状況だからこそ、この時間では答えを追究したいと子どもたちが思うのだと思いました。また、この問題にも工夫がされており、ゴールを目指す過程でそれぞれの達成レベルが設けられていました。問題の答えを出すまでに身につく能力があり、中身の濃い工夫された問題であると思いました。

 今回見させていただいた芝田先生の授業は、発言や立ち位置、教材研究など細かいところまで工夫がされていました。その凄さに感銘を受け、見ていてワクワクするような楽しさを感じたのと同時に、忘れられない授業となりました。このような機会を作っていただいた芝田先生、玉置先生、本当にありがとうございました。(竹内)

祝!玉置ゼミ3期生卒業

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 2019年3月15日、玉置ゼミ3期生9名は卒業となりました。充実した4年間だったと思います。4期生13名が勢揃いしてのお見送りがあり、今回は合唱付きでした。

いよいよ卒業式(丹羽)

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。
3期生の丹羽亜由美です。
いよいよ明日は卒業式です。振り返ると大学4年間はあっという間だったように感じます。そして、通学に時間を要するため、大学ではサークルや部活動に所属していなかったわたしにとって、この「玉置ゼミ」というものは特別な場所でした。

玉置ゼミに入ってすぐは、本当についていけるのか、仲間たちとうまくやっていけるのか、など不安なことばかりでした。
しかし、一旦セミナーに参加してみると玉置先生をはじめ、優しく、頼もしい先輩方たちがたくさんのことを教えてくださり、玉置ゼミの暖かさを感じたことを今でも覚えています。
4年生になってからは、後輩たちが玉置ゼミに入って来てくれました。4期生の後輩たちは一人一人に個性があって本当にいい子たちばかりです。この子たちなら玉置ゼミをよりよい場所にしてくれるに違いないと確信しています。

卒業前の今になって、「もっとたくさんセミナーに参加しておけばよかった。」と思うことがあります。とても今更なのですが、、(笑)

私は、4月から小学校の教員となります。この玉置ゼミで学んだことを春休みの間にまとめ、たくさん生かしていきたいと考えています。そして教員になってからも時間を作り、積極的にセミナーに参加していきたいと思っています。

玉置ゼミに関わってくださったみなさん、本当にお世話になりました。これからもよろしくお願い申し上げます。(丹羽)

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2月28日味岡中学校・芝田先生の数学授業での学び(高桑)

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 こんにちは!4期生の高桑です。4ヶ月ほど前に終えた中学校実習を振り返ったとき、何よりも授業に苦戦していたことを思い出します。そんな私たちの姿を見ていた玉置先生は、味岡中学校の芝田先生という方の優れた授業から学ぶ機会をつくってくれました。(玉置先生の行動力、教育に対する熱い気持ちには本当に尊敬、感謝しかないです。)

 今回は、芝田先生の学び合いを主体とした数学の授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、授業を見ていて1番に感じたのは、教師が必要以上にしゃべらないことです。教師は子どもたちの意見を聞いて、「〇〇くんは、どういうこと言ってた?」「うなづいてるけど、△△さんはどう?」と他の生徒に話を振るなど、子どもたちをつなげる言葉掛けがほとんどで無駄がない華麗な授業でした。教師が介入しすぎないことによって、子どもたち同士のつながりは濃くなり、答えを求めることよりも、自由に意見を出し合い考えを深めることに重きが置かれる授業になっていたのだと思いました。

 実際に、子どもたちの様子を見ていると、誰かが黒板を書いているとき、ただ書き終わるのを待つのではなく、グループで新たな考えを出し合って検討するなど、それぞれが何かしら活動をしていました。私はこの様子を見て、これこそが「全員参加の授業」だと感動し、私もこのような授業ができるようになりたいと強く思いました。

 では、具体的にどのような手立てが必要となってくるのか、授業を参観させていただいた後、「学び合い」「全員参加の授業」について考え、自分にとって特に必要なことを次の2つにまとめました。

 まず1つ目は、「ゴールは一人一人違ってもよい」という考え方です。教師がゴールを設定しなければ、子どもたちがそれぞれの能力に応じて自由に考えを深められるようになり、退屈する生徒はいなくなります。また、そのような状態をつくるために、まずは教師が子どもたちの意見をすべて受け止めてあげることが必要だと学びました。

 2つ目は、先生のごく自然で些細な行動が、子どもたちや授業づくりに大きな影響を与えているということです。授業を参観させていただいた素直な感想として、次々と繰り出される芝田先生の技術に、目がいくつあっても足りないなということを感じました。私はヒドゥンカリキュラムについて研究したいと思っているので、芝田先生の細やかで意図的な行動はとても興味深く、見習うべきだと思いました。芝田先生に少しでも近づけるよう、これからも学び続けていきたいと思います。

 芝田先生、またこのような機会をつくってくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(高桑)

犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(高桑、高橋、山田)

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 こんにちは!4期生の高桑です。今回は、1月23日に犬山西小学校で行われた、玉置先生の講演会で学ばせていただいたことを書きたいと思います。

 映像で玉置先生の算数授業を見ながら、先生の言動の意図を解説していただいたのですが、玉置先生の授業技術がこれでもかという具合に詰め込まれていて、自分だけでは気づけないことにも注目することができたため、新たな学びが多くありました。

 その中で、私は玉置先生がおっしゃっていた、「算数は答えがわかってからが算数」と言う言葉がとても印象的でした。これは、教師がすぐに答えを教えしまい、そこからどう考えたらその答えにたどり着けるのか考えさせることが大事だということを意味します。
こうすることによって、答えという1つの目標に向かって、子どもたちがそれぞれの意見を出し合ったり、自分たちなりに規則を見つけて議論するというような、主体的で対話的な授業ができあがっていたのではないかと思います。

 また、玉置先生の授業を見てて、やはり教師のつなげる言葉や即時評価が大切だということを強く感じました。そのためには、子どもの様子や表情に着目したり、ノートに書いてある考えを把握しておいたりと、子どもたちの考えを色んな方法で受け止められるようにしたいと思いました。玉置先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは、4期生の山田志摩です!先日、犬山西小学校で行われた勉強会について記事にさせていただきます。

 玉置先生が、自身の算数の飛び込み授業の映像を見せながら講演をしてくださったのを、先生方と一緒にお聞きしました。

 授業の中で特に印象的だったのが、玉置先生が児童の発言に対して、瞬時にそのよさを見出して価値付けていた姿です。「考えるということが大事なことだよ」「仮説を立てるというのは中学生でやることだ。すごいことだよ」と、答えよりも考えた過程に重きをおいて価値付けをされていたので、答えが違っていた子もも、自信とやる気を継続させることができたいたと感じました。このような「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていました。その子の良さを見つめてじっくりと言葉を選んで評価することも大切ですが、授業においては、この「即時評価」が有効だと感じた反面、頭の回転の良さや、語彙力を必要とする難しさがあるなと感じました。

 また、犬山西小学校では、研究テーマとして「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」を掲げており、「つながりあう授業」についても先生方の発表の中から学ばせていただきました。子どもたちが授業を通してつながりあっている姿を学年、学校で共有し合うことが大切だと感じました。

 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの場を用意していただいてありがとうございました。(山田)

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 1月23日、犬山西小学校での玉置先生の講演会に参加させていただきました。講演会では、形埜小学校で玉置先生がされた飛び込み授業の様子を見ながら、つながる姿、みがき合う姿とはどのようなものかについてのお話でした。

 飛び込み授業は、小学4年生と5年生が合同で、算数の授業を受けていました。授業を見て感じたことは、玉置先生の発する言葉の少なさです。例えば、授業の核に迫る良い発言が出たとしても、すぐに「その通りだね、ここは…」と説明に入るのではなく、「すごいことを言っているよ」とクラス全体に匂わせてから、もう一度児童に説明してもらっていました。教師が説明するのではなく、子どもの言葉をどんどん繋げて授業が進む様子を見て、彼らの考えが深まっているのではないかと思いました。

 また、「いけそうだったら笑顔、嫌だと思ったら困った顔」というように表情発言で子どもを授業に参加できるようにされていたことも印象に残っています。表情発言なら、全員が授業に参加しながら、自分の意思を示すことができるという良さがあると分かりました。

 授業内では、仲間の意見を聞いて考えが変容した子どもの姿があったり、前の児童が使った言葉を引用しながら説明する姿があったりと、子ども同士の繋がる姿が見えました。そして、教師はその子どもの繋がりを生むために、意図的指名や、価値付けをしていく役割があるとわかりました。

 今回、「つながる姿、みがき合う姿」ということについて犬山西小学校の先生方の考えをお聞きできたり、玉置先生の授業から学ばせていただき、まずは繋がりを大切にしなければみがき合いは生まれないのだなと思いました。

 玉置先生は、「繋がれないリスク」という言葉をおっしゃっていましたが、授業を通して子どもの繋がりを作るために、私たちも繋がりを大切にしなければならないと感じました。

 今回はこのような貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。(高橋)
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