【発信】これからの学校におけるミドルリーダーシップ:校内研修シリーズ No74

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 独立行政法人教職員支援機構オンライン講座「校内研修シリーズ」で、「これからの学校におけるミドルリーダーシップ」と題して20分間ほどの僕の講話が発信されています。校内研修に活用できそうであれば、ぜひお使いください。

 なお、このシリーズの説明はサイトで次のように書かれています。

 教職員支援機構のオンライン研修「校内研修シリーズ」では、各学校で実施する校内研修を60分と想定し、その中で活用できる20分程度の動画をお届けします。
 20分程度の講義動画では、基礎理論、または理論的整理と考え方の提示を行っています。
 校内研修の始めに視聴し、そのあと、演習や発表を行うことで、校内研修のさらなる充実を図り、教員の資質能力の向上を目指します。

【発信】学校経営・教科経営の考え方・進め方−学校教育目標との関係を探る−

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 独立行政法人教職員支援から依頼を受けて、令和2年1月22日に鹿児島で講演をしました。講演後のワークショップ動画が発信されています。「学校経営・教科経営の考え方・進め方」と題してグループ協議です。

「三楽の仕事日記」に対する一考察(中澤)

 こんにちは!コロナウイルスの影響で「三楽の仕事日記」を見ることしか楽しみがないと感じている中澤佑太です。ということで今回は「三楽の仕事日記」について記事を書きたいと思います。

 みなさんは「三楽の仕事日記」を読んでいますか?私は大学4年生になった頃から「三楽の仕事日記」を毎日読んでいます。なぜならあの日記でできることがたくさんあるからです。

 私は「三楽の仕事日記」を読む時に、書いてある文章に合わせて自分の一日を振り返って頭の中で文章を作っています。すると気づきます。…自分はいかに無駄な時間を過ごしてしまっているのかと笑。そこから私は朝起きてから寝るまで何をするのかを大切にするのは勿論。「無駄に過ごしたときにも何かしら意味はなかったのか」と考えるようにしています。その結果充実した日々を過ごせるようになってきました。もともとストイックな考え方をするのにさらに磨きがかかってしまいなんだかなぁです。

 また記事がアップされるときの一言のコメントはドキドキしながら見ています。あのコメントで自分が提出した記事やゼミ生の記事を玉置先生はどう思って上げているのかわかるからです。このことに気づいた時に私は決めました。

 絶対昔の仕事日記は読まないでおこう(笑)。なぜなら私の昔の記事を上げていただいた時も当然コメントされているわけで、もっといえば私が大学3年生のときと玉置先生との関わりも書かれているわけで。そう考えると恐ろしくて恐ろしくて(笑)。

 ゼミ生一人一人「三楽の仕事日記」の活かし方を見つけてみてはいかがだろうか。これだって自分にしかない貴重なものなのだから。

 ということで今回は「三楽の仕事日記」について振り返ったことを書いてみました。お読みいただきありがとうございました。(中澤)
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2月6日味岡小学校での学び(安藤、中野)

 こんにちは!6期生の中野です。小牧市立味岡小学校で授業を見せていただき、思ったことや学んだことを書いていきたいと思います。

 今回は、2、3時限を沢山の授業を45分の間でみて回り、4、5限は公開授業を見せていただきました。

 玉置先生の解説付きで見せていただく授業はとても勉強になりました。また、公開授業を見ていて私が感じたことは、小学生の児童達にしっかりと自分の伝えたいことを伝える難しさです。

 公開授業で、ほとんどの子が理解できなかった質問を、先生が言い方を変えることで殆どの児童が理解できたとい場面がありました。言い方一つ変えるだけで、全員がわかるようにもできるということを感じた一方で、自分も児童たちにわかりやすい言葉を使うことが大切だけど、同じ意味でも伝わる言葉、伝わらない言葉があり、それをしっかりと吟味することは、大人の私たちには少々難しいことだと思いました。

 授業を見ている分には、どのような点が良かったかということや、この点はあまり良くなかったのかなということを思うことはできましたが、実際に授業をやると、自分にはできないのだろうなとも感じ、自分はまだ模擬授業などもやったことがないため、経験不足だろうなと痛感しました。これからは授業に近い形での実践により、経験値を少しでも増やしていきたいと思いました。

 今回の学校訪問では、沢山の授業を1日にたくさん見ることができ、この1日を意味のあるものにできるかは、自分次第だと思うので、しっかりメモに取ったことを読み返して、今回の学びを自分の知識として吸収できるようにしたいです。

 玉置先生、味岡小学校の先生方、お忙しい中私たちが学ぶ場を設けてくださり、本当にありがとうございました。(中野)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は2月6日の小牧市立味岡小学校で行われた玉置先生の指導助言に参加させて頂きましたので、その際の学びを書かせて頂きます!

 まず、玉置先生から学び合いの授業を見るポイントを教えて頂きました。それは、「子どもがやり取りをしているか」と「子どもが何をつぶやいているか」です。

 やり取りをしているか、というのは、子どもたちが各々の意見を言って終わるのではなく、質問をしたり、「聞こえなかったからもう一度言って」と聞き流さないようにしているかということです。英語のリクルートごっこの授業では、「もう一回ゆっくり言って」という子どもがいて、しっかり相手の話を聞いてやり取りしている様子が伺えました。

 逆に、4人グループでタブレットを使った授業では、1人の子がタブレットを独占し、進めているグループもあって、学び合いの難しさを感じました。

 私なりに味岡小学校の授業から学び合いの授業で大切であると思ったことを3つまとめます。

 まず、1つ目は、学習規律をしっかり定着させ、子どもたちが安心して自分の意見を言える学級経営をすることです。それなくして活発に意見を交流して学び合うことは難しいと感じました。例えば、指示は1時に1事、言い直しをしないことや、1度指示したら、全員ができるまで待つなど。まずは、4月の1ヶ月間、縦糸・横糸の学級経営と併せて、学習規律を繰り返し指導していきたいです。

 2つ目は、教師がこどものつぶやきをよく聞いて、教室で共有・価値つけることが大切だと感じます。まずは教師が「聞く」ことのお手本を見せ、1人の意見を価値つけることで、子ども同士での話し合いの視点を与え、他の人の意見が聞きたい、と思うようになるのではないでしょうか。価値つけというのは、学級経営においても非常に大切なことだと思います。

 3つ目は、子どもの意欲・関心を引く課題提示です。学び合いには、子どもの主体性が不可欠です。私は玉置先生の「授業を1番やりたいのは先生だ」という言葉がとても刺さりました。たしかに教師は、授業を進めなければならないのですし、学び合いだってさせたい。でも、子どもに無理矢理やらせるのではなく、学びたい!話し合いたい!と自然に思える導入の工夫をしていきたいです。

 例えば、季節の言葉を使って手紙を書く授業だけでも、なぜ季節の言葉を使うといいのかを周知するだけでも、子どもたちに目的意識が芽生えることが分かりました。教師として、常に子どもたちを刺激し、子どもたちが目的意識をもって学べるように声をかけていきたいです。

 私が初めに味岡小学校で感じたことは、先生方の日々の指導が行き渡った、雰囲気のいい学校であるということです。廊下ですれ違う子どもたちは元気に挨拶をしてくれますし、午前中は、玉置先生について全ての教室を見させて頂いた際には、どの教室も学習規律がしっかり定着していて、子どもたちも学び合いの中で活発に意見を交わし合っていました。それができるのは、自分の意見を言える、聞いてもらえるという安心感のある学級であることの証拠だと思います。

 4年生のあるクラスで、A君がうまく説明できずに困惑した際に、Bさんが言った「今日はA君混乱ぎみだね」という言葉が、今日は調子が悪いけど、A君はいつもはしっかり説明できているよ、というメッセージが感じられて、学級のあたたかさを感じた場面もありました。

 このような素晴らしい学校を見る機会を頂き、本当にありがとうございました。ゼミの先輩である白井さんの授業も見させて頂け、春から教壇に立つ私にとって、3年目には白井さんのような授業ができるように頑張りたい、という目標ができました。

 玉置先生、味岡小学校のみなさま、貴重なお時間をありがとうございました。(安藤)
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あの日から9年。(遠藤)

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 3月11日。今年もこの日がやってきました。

 2011年3月11日の東日本大震災、当時私は小学6年生で、卒業式練習の真っ最中でした。体育館全体が大きく揺れて、皆が悲鳴を上げてしゃがんだり、走り出したり、外に出ようとしました。その騒音のせいで、教務主任の先生からの放送が全く聞き取れず、「放送を聞きなさい!」と担任の先生が怒っていたのをよく覚えています。

 2012年の3月11日は、中学校で黙祷をしました。同い年の子ども達で、まだ中学校に行けていない子が沢山いる事を知り、大震災に終わりはないのだと気付きました。

 2014年の3月11日は、高校入試の直前でした。頑張ってきた勉強の成果を発揮できなかった東北の子ども達はどんなに悔しかっただろう、と同じ受験生という立場から想像しました。

 今年は、「自分がもしあの時教員だったら、私は何が出来ただろう」と考えていました。最近、色々なニュースを見ては「自分がもしこの立場なら・・・」と置き換えるクセが付きつつあります。(これは恐らく、玉置先生に「この場面、もしあなただったらどうする?」と唐突に問われる経験から、習慣付いたものと思われます(笑)。ゼミ生特権ですね。)

 しかし、上手く考えがまとまらなかった為、手がかりを求めて玉置先生の仕事日記を紐解きました。

 すると、2012年3月11日の日記の中で、先生が佐藤正寿先生の「ふるさとが復興する時は必ず来る 〜岩手の子どもたちと共に〜」という原稿を紹介してらっしゃるのを見つけました。

 私はこの佐藤先生の文章を少なくとも三回は読み返しました。そして、この記事に今出会えた事に心から感謝しました。

 当時小学生だった私は、ラジオやTVで終わりなく流れてくる被災地の様子に怯えることしか出来ませんでした。被災地の子ども達が、こんなに地域や互いを思い合い、未来を向こうとしていたなんて!高齢者へのマッサージや炊き出しの手伝いをする子ども達の姿を知り、なんて立派なんだろう、と涙が出ました。

 私が教師になれたなら、子ども達に東日本大震災の話をする際は、必ず今日佐藤先生の原稿を通して知ったことを伝えたいです。

 そして、2011年から何年経っても、震災のことを自分ごととして捉えられるようにしたい、子ども達にもそうなってほしい、と思います。何より、互いに支え合って前を向くことの大切さを伝えたい、と強く願っています。

 近頃、新型コロナウイルスの関係で寂しいニュースが続いています。東北の子ども達は、困難に対して互いに支え合い、前を向くことの大切さを知っていました。このことは、大震災だけでなく様々な身の回りの困難に置き換えることが出来るはずです。衛生製品の買い占めや、体制批判をする前に、周りの人達と支え合う意識を持った行動をして欲しい、と佐藤先生の原稿を読んでいて改めて感じました。

 東日本大震災から9年、まだまだ知らないことばかりです。あの日のことを忘れずに、今私に出来ることは何か、考え続けようと思います。

http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/...
 上記のページでは、佐藤先生も原稿の中で仰っていた「釜石の奇跡」の体験談が書かれています。この記事の中にも、被災後4日目から自発的に避難所の名簿作りに取り組んだ生徒達の存在が出てきます。

 防災訓練への意識が変わるような、本当に貴重なお話ばかりで、是非多くの方に読んで欲しいと感じた為、リンクを貼らせて頂きました。(遠藤)

セミナーに通い続けて思ったこと(中澤)

 こんにちは!コロナウイルスの影響で玉置先生のセミナーが中止になり禁断症状が出ている笑中澤佑太です!ということで、今回は二年間セミナーに通い続けた今だからこそ話せることを話していきたいと思います。

 私はセミナーに行きまくりました。行き過ぎたあまりにゼミ生や先生方から「どうしてそんなにたくさん行けるの?」とか「玉置ゼミが好きなんだねぇ〜」「良い教師になりたくて必死そうに見える」なかには「正直場所は違うけれど同じ内容じゃん。そんなに行って飽きない?」など、とんでもない内容までいろいろと言われてきました。それらの言葉に共通して皆さんが思っていることはこれだと思いました。

 「なぜセミナーにたくさん行ったのか?」

 勿論教師力を貪欲につけたいからと言えばそれまでです。しかし、それなら何回か行けば良いと私も玉置先生も思っているはずです。話が重複するのは当人も思っているはずであるし、むしろ教える内容がぶれてはいけないのだからです。けれども私は明確な目的のもと足しげもなく通い続けました。

 その理由は、玉置先生の姿を少しでも取り込むためです。

 授業でもセミナーでも内容は重複することがあっても、発表者がその時に発言する内容はその時しか得ることができません。だから私はその時しか話さない玉置先生の考えを聞きたいから通い続けました。またセミナーに通い続けると、玉置先生が困っている瞬間や、聞き手に対してどう対応するか悩んでいる瞬間に気付くようになりました。

 そして、その時にどう対応しているのか、考え方やたたずまいはどうか、実際の本音はどうかなど、長く忍耐強い人生経験に基づいた姿や考え方を直に知ることができます。だから、私は玉置先生にひっついてばかりいました。

 当然そうしたからって、自分に何か身に付く訳ではない。それが当たり前。…と本来なら言うところですが、通い続けているうちにいつの間にか自分も同じ考え方をしている時があったり、見てきたこと聞いてきたことを生かさなければと考えていたりなど、少なからず片鱗があり、「これはしばらく経つと面白い人間になっているなぁ自分」と思えるようになっているのだから面白いと考えています。

 セミナーの記憶が全てあるかといえばうそになる。けれども身体に染みついているという状態です。いやはや本当にセミナーに通い続けた。

 後輩たちに伝えることがあるとするならば、セミナーが当たり前にあると思ってはならない。長い人生の中で本当に誰も経験しないあなただけの貴重な体験であることを思っていて欲しい。そして玉置先生といられる時間は有限であることも忘れてはいけない。そんなふうに私は今思っている。

 今回はセミナーについて振り返ってみました。お読みいただきありがとうございました。(中澤)
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【20200309講演】春日井市立南城中学校現職教育

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 3月9日(月)、昨年に続いて春日井市立南城中学校の現職教育講師として依頼を受けました。

 コロナウイルス感染防止で休校中ですが、もちろん先生方は働いておられます。こういう機会だからこそ学ぶことができるのでぜひ!とのこともあって、今日は二つの話題で2時間の研修をしてもらいました。

 一つ目はGIGAスクール構想を話題にして、一人1台PC時代の授業イメージをもってもらう話、もう一つは様々な授業技術を紹介しながらの道徳模擬授業。素材検討や道徳授業のつくりかたを伝える。

 熱心に学んでいただく先生方を前にすると、いつも以上に熱が入ってしまう自分。もちろん時間延長はせずの濃密な2時間(だったと自己評価)。

 さっそく南城中学校HPには2本の記事が掲載された。記事は「学び続ける集団でありたい」と題して、この記事この記事。しかも1秒ごとに入れ替わる写真。

2月15日真打・前座勉強会、名人会での学び(池戸・木下)

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は2月15日に参加させていただいた真打・前座勉強会について記事を書いていきたいと思います!!

 全体の流れは午前初めに玉置ゼミ4期生さんの模擬授業、次に現職の先生による模擬授業、午後は名人会で神戸先生による模擬授業、そして授業の深堀り、紙切り芸鑑賞、体験という流れでした。
 
 今回も学び得ることが多かったのですが、この記事では午前に行われた活動について書いていきたいと思います。
 
 初めに行われた4期生さんの模擬授業でも、それを受けて行われた先生の授業でも大きな特徴だと僕が感じたのがどちらも子どもの発した意見に対して「なんで?」という問いかけによって授業が進んでいったことです。先生から答えを提示する事はなく些細な発言も見逃さずに「なんで?」と問いかけ、子どもたちの言葉によって進んでいく授業は子どもに頭を使って考えさせるということが達成されており、自分もこんな風に授業を進行していけるようになりたいと思いました。
 
 また、子どもに考えさせている時間に良いアクションを見せた子どもを「〇〇君〜してるね!すごいね!」と価値づけて全体に広め、考えるヒントを与えたり、良いことを広めていく姿を多く見つけることができ、自分も実践していこうと思いました。
 
 また、今回は自分も模擬授業の展開を考える機会を与えていただいたのですが、授業を作る時に玉置先生のおっしゃっていた「授業は初めに子どもに最終的にはこうなってほしいというゴールを作り、それを目指して逆思考で作る。」という言葉がとても印象に残りました。
 
 今回もこのようにたくさんのことを学ばせていただくことができました!これらの学びを決して無駄にすることがないよう、自分の力にしていけるように努力していきたいと思っています!
 
 玉置先生、真打・前座勉強会に携わってくださった関係者の皆様、ありがとうございました!(池戸)

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 こんにちは!5期生の木下です。今回は2月15日に行われた真打会、名人会について書いていきます。午前中は真打・前座会が行われて先輩である加藤さんと中田先生の社会科の模擬授業を見させていただきました。午後は名人会が行われ、神戸先生の模擬授業と林家楽一さんの紙切り芸を見させていただきました。

 私は、特に午前中の模擬授業で深く学んだことや感じたことについて3つ書いていこうと思います。
 
 1つ目は、先輩である加藤さんの授業術の凄さです。例えば、授業が始まった瞬間に「〜さんは座った直後の姿勢がすごくきれいだね!」と声をかけることで他の児童も自然とピンと背筋が伸びる場面を見ることができました。また、児童が発言したことに対してとてもすっきりとした板書をされていて見やすく感じました。

 これらは私たちもゼミの活動の中で学んだ授業術ですが、なかなか授業になると自然に取り入れるのが難しく感じていました。授業を見させていただき、あらためて私も授業をする時には取り入れたいなと感じる術が多く取り入れられていました。
 
 2つ目は、めあてに何度も戻ることの大切さを学びました。これは中田先生の授業で学びました。本時のめあてを児童に何度も言わせる場面をつくることで、児童が自分たちは何を考えればよいのかを何度も考えることに自然とつながっていました。私も授業をする際には児童たちに最初にめあてを確認させるだけでなく、何度もめあてに戻らせるという場面をつくりたいなと感じました。
 
 3つ目は、ペアワークを取り入れる場面の難しさを感じました。これは今回の社会科の授業を、自分たちならどのような授業にするかを5期生4人で考えた時に出たことです。ペアワークを入れたいけれどそのペアワークはどんな意図があるのか、何を明確にしたいのか、と考えていくことであらためて難しさを感じました。
 
 午前・午後とセミナーに参加するのは久しぶりで、多くの学びにつながるものでした。この自分の学びがあるのも、多くの先生方のお陰であることをあらためて感謝したいです。ありがとうございました!(木下)

2月15日 前座会・真打会・名人会からの学び(二村、長谷川)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は2月15日に行われた真打会・名人会で学んだことを書かせていただきます。

 午前は前座会・真打会が行われ、玉置ゼミ4期生の加藤奨基さんと中田先生が模擬授業をして下さりました。午後は名人会で神戸先生の模擬授業と林家楽一さんの紙切芸を見せていただくという盛りだくさんで貴重な1日でした。1日の学びを通して感じたことを二つに絞って書きたいと思います。

 一つ目は4期生の先輩方の授業力の素晴らしさについてです。加藤さんの授業が始まる前、私も5期生の4人で教材研究をしたのですが、具体的な発問や授業の展開が決まらず、教材研究の難しさを痛感しました。

 模擬授業では加藤さんの落ち着いた口調でゆったりとした雰囲気の中授業が進んでいて、生徒役をしていても安心して発言をすることができました。また生徒の表情や様子をよく見て褒めているところや、生徒同士の意見を繋いでいて、それを自然に何気なく行っているのを見て私も見習い、自然にできるようになりたいと思いました。

 また授業後の安部さんの指摘や意見が的確で先輩方のすごさを実感しました。今まで玉置ゼミで培われてきた技術がたくさん使われていて、一年後先輩方のようになり、自信を持って教壇にたてるように力を身につけていきたいと思いました。

 二つ目は中田先生の授業から学んだことについてです。導入では簡単な発問でテンポよく全員に当て、子どもを引きつけていました。中田先生は子どもの反応をよく見て、子どもの視点を拾って授業を展開されていました。また作業をしていく中で、さりげなく確認の声かけをして置いてきぼりの児童をつくらず、全体で共有して授業進めていました。班ごとにしたところやコーナーに区切ることで視点を絞るなど授業の中でたくさんの工夫があって、授業作りは深いなあと改めて感じました。

 生徒同士の意見のつなぎ方で、「〇〇さんの発見を聞いて〇〇さんどう?」「他のグループに聞いてみたいなっていうのありますか?」など様々な方法のつなぎ方を見せていただき、とても勉強になりました。今日学んだ技法を今後の授業で実践していきたいです。

 改めて教材研究の難しさや授業作りの奥深さを感じた1日になりました。実習で苦労した授業作りですが、工夫をすればするほどいい授業になると今日学ぶことができたので、力を身につけ成長していきたいと強く思いました。このような会に参加させてくださった玉置先生、授業をしてくださった先生方、関係者の皆様ありがとうございました。(二村)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!2月15日の真打・前座会、名人会に参加させて頂きました。今回は名人会で学んだことをまとめます。

 午後の名人会では、神戸先生が深い学びの数学の授業について模擬授業をしてくださいました。私が学んだことは「数学的な見方、考え方の過程が深い学びにつかながる。そして、深い学びにつながる数学は世の中で役に立つと言える」ことです。授業では、最初に丸、長方形、正方形の3種類の紙が用意されていました。この後から提示する問いは、みなさんも一緒に頭の中でイメージしてみてください。

 まずは、紙を折って「(問1)半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。次に紙を折って「(問2)もとの形と同じ形の 半分を作ろう」という問い、最後に「(問3)1回だけ折って もとの形と同じ形の半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。みなさん、頭の中で折ったイメージはできたでしょうか?

 私は問1から問3になるにつれて、条件が加わることで、最初の考え方が通用しませんでした。そこで、条件に合わせて、考え方を変えなければならないことに気づき、頭をフルに活動さなければなりませんでした。そして、問1よりも問2、問2よりも問3の方が難しく、周りの子と何度も「この折り方はあってる?」と確認し合いながら、問題にチャレンジしました。さらに、最後は折っているだけでは答えが見つからず、ギブアップ…と思っていたところ、周りの子が計算式で求めようとしていたので、私も折ることをやめて、計算式で求めてみることにしました。

 このように、私は神戸先生の授業を通して、見方、考え方変えて、あらゆる手段、方法を駆使して問題解決をする過程が深い学びに繋がるのだと身をもって実感することができました。また、神戸先生は、私たちの見方、考え方を変えさせる工夫として、段階をおって条件提示をすることや、敢えて教師側は口数を減らし、子どもたち同士で考えさせる環境をつくるなど様々な工夫をされていました。だからこそ、私たちは紙がくしゃくしゃになるまで、何度も折っては広げて…を繰り返し「なんとか答えを見つけたい!」という気持ちになりました。深い学びを体験する機会はあまりないので、大変貴重な機会になりました。今回も、このような場をもうけてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

2月15日真打会、名人会での学び(生田・名桐)

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 こんにちは!5期生の生田朋也と6期生の名桐大智です!今回は2月15日に行われた真打会、名人会について感想、考えを書いていこうと思います。

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回の真打会では加藤奨基さんの小学校社会の授業を見させていただきました。今回は加藤先輩の授業を見て感じたこと、学んだことについて書いていこうと思います!

 まず、4期生さんの加藤奨基さんから。教材研究がわずか30分ほど行われ、そこから授業をするのですが、自分も教材研究をさせていただきました。しかし教育実習を終えたのにも関わらず、結局学ばせたいことをどのように学ばせるのか具体的な活動、発問を考えきることができませんでした。まだまだ勉強不足だなぁと感じます。4期生の加藤さんは落ち着いて話し方で多くを語らず、冷静でよく考えてらっしゃる加藤さんらしい授業でした。

 特にすごいなぁと思ったのは加藤さんは児童役の発言に対して決して付け足さず、発言をそのまま拾っていました。どうしても先生というのは世話を焼きたがり、すぐ子供の発言に付け足し、先生の都合の良いように言い換えたりしてしまいがちですが、それでは子どもが先生まかせになり、育ちません。加藤さんは間違っていたり、言葉足らずでもそのまま拾い、それをすることによって子どもが自分で気づいたり、ほかの子が訂正したりすることによって、子どもの思考が働き、子どもを繋いでいくことができます。しかしそれでも先生の助けが必要になってくることももちろんあります。それを見極めた上で助けてあげるのか、敢えて言わないのか判断していて、多くを語らずとも授業がスムーズに進んでいました。

 自分であったら沢山話しすぎてしまうか、逆にこれを試みすぎて全く授業が進まない、といったことになってしまうと思います。
 
 あの30分間でまだ現場にも立ったこともないはずなのにまるで現場の先生を見ている様でした。でも自然とそうなったのではなく加藤先輩の多大な努力、経験によるものだと思います。自分も1年後加藤先輩を越えられる様な授業をしたいと思いました。この度エデュコム社長柳瀬様からChromebookを貸与していただきました。学習に大いに活用していきたいと思います。

 玉置先生はじめエデュコム株式会社の皆様、社長柳瀬様、真打会名人会、前座会の皆様、林家楽一様ありがとうございました。(生田)

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 こんにちは!6期生の名桐大智です!今回の真打会・名人会に参加させて頂いて、とてもたくさんのことを学ぶことができました。

 私は、今回のこの会がゼミ生として初の参加で、すごく緊張していました。どんなことをするのか、どんな人がいるのか、色々な点で不安がありました。しかし、始まってみればみなさんとても真剣な眼差しで真打会に参加していて、私も自然と頑張ろうと思える様な環境でとても刺激的な場所でした。

 さて、私が今回の会で学んだことはたくさんあります。その中でも、今後自分が活かしていきたいと思ったことを中心に述べていきたいと思います。

 まずは、授業を展開していく上で、視点を絞るということ。これは、意識していても子どもの発言などにより中々実現することが難しいと私自身感じていました。どうしても、子どもの発言に合わせて教師はカバーをしていくので、視点が定まらずに、何を子ども達に感じてほしいかということが、自分の中でも教材研究の過程でひしひしと感じていました。どうすれば良いのだろうと考えながら先輩方の授業を見させて頂いて、目あてに何度も何度も戻ることが大事ということが分かりました。そうすることで、やりたいことが明確になり、子ども達の課題への意識付けにもより深みを持たせられると思います。繰り返し行うことでけじめのついた授業にもなるので、是非自分の授業にも取り込んでいきたいと思います。

 次に、ペアワークの目的とその価値について。ペアワークはなぜ行うのかということを凄く考えさせられました。ここで言う目的とは、ペアの意見を持たせるのか、ペアワークを通じて個人の意見を確立させるのかということです。これは、状況によって変わってくるものだと思います。しかし、目的が違うだけで子ども達のワークの取り組み具合というのは変わってくると思いますし、人によってはペアワークに任せきりということも起こり得ます。「○○君と考えるから別に私はいいや」など、個人の中の考えようという意識が薄れ、全く為にならないケースも考えられます。

 そこで、ペアワークをする前に、教師から明確な目あてを提示し、その後の展開まで言っておくと、子どもは後のことも考えて行動できると思います。私は社会科の教師志望なので、やはりペアワークやグループワークを行うことは多いと思います。その活動の価値をより見いだすためにも、しっかりとワークの目あてを教師自身が明確にして、子どもたちが主体的に取り組める環境を作っていけたらなと思います。

 今回の会で、とても多くのことを学ぶことができ、とても充実した1日だったなと感じています。それと同時に、これからもこういった活動をしていけるのかと考えたら、とてもワクワクします。しっかりと教壇に立った時の自分を想像しながら、これから頑張っていきたいと思います。(名桐)

2/15 前座会・真打会ならびに名人会での学び (金子、古川)

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 こんにちは。6期生の金子です。2月15日の午前に真打・前座会、午後に名人会に参加させていただきました。そこでの学びをまとめていきます。

 午前の真打・前座会では社会の授業づくりを考えました。 授業計画の後、模擬授業を受けました。数十分という時間ですばらしい授業を作り上げる先輩方、先生方に驚き、憧れました。

 模擬授業を受けて、私が強く感じたのは、子どもの課題の共通認識の大切さです。午後の先生方の対談でもこの内容が挙がり本当に大切なことなのだと思いました。6期生のみでの話し合いでも、考えた導入や活動が課題やめあてからそれているのではないかと悩む場面がありました。

 そこで大事になるのが、軸がぶれないための、めあてや課題に何度も戻る声かけ、また逆思考の授業計画だということを学びました。中田先生の模擬授業ではめあてを何度も確認する声かけがありました。これによって今考えるのはこの視点なんだという再認識ができ、改めて自分の意見や考えを深めることに繋がると思います。また、全体交流の時には子どもたちの課題の共通認識が徹底していればしているほど授業展開もスムーズに進むと思います。

 次に逆思考の授業計画についてです。今回授業計画をしてみて、改めて計画する難しさを痛感しました。子どもに気づいて欲しいこと・学んで欲しいことはなにか、そこの軸がぶれないためにも、最終地点を基盤に中身を作っていくという逆思考の授業計画をすることがいかに大事かを学びました。6期生の授業計画では導入部分に多くの時間をとりすぎという反省が挙げられたと思います。この授業の学びのためには、どのような内容と時間配分で展開をしていくのか、逆算して考えることで、より具体的な構想にすることが出来ます。授業計画はあくまで計画であるため、臨機応変な教師の姿が求められると思います。そのためには、教師と児童との課題の共通認識ができており、軸がしっかりしている事が前提なのだと学びました。

 今回のセミナーでは同期や先輩方、そして先生方の考えや学びを聞いたり見たりする場面が多くありました。様々な場面に多くの刺激を受け、改めてこの環境の中で学べることを嬉しく思うと同時に、学びに向かう意欲が高まりました。学びの機会を与えてくださっている玉置先生、当日お世話になった皆様、本当にありがとうございました。(金子)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日行われた前座会・真打会ならびに名人会での学びについて書いていきたいと思います。

 今回、前座会・真打会では、社会科でグループに分かれて教材研究を行い、その後前座会、4期生の方が模擬授業をして下さりました。模擬授業の展開は私達のグループの考えたものとは全く異なるもので、資料の一部を隠すことで様々な視点を与えたり、発問から視点を絞ったり、小さな教員の働きかけの一つひとつで本当にその後の展開、子どもの反応が変化してくるのだと強く考えさせられました。そして、同じ教材でも授業者によって、大きく異なる内容になることを改めて痛感させられました。前座会の先生方は勿論、30分足らずであれだけの構想を立て、補助発問、言動など細部にまで意図を持っていった先輩方の姿をみて、尊敬の意を抱くと共に自分が一年後に先輩方の様になれるのか、とても不安になりました。少しでも近づくことができるよう、あと大学生活1年間を玉置ゼミを始め、様々な場で学んでいきたいと思います。

 名人会では課題の提示の仕方を学びました。課題に対しての条件を小出しにすることで、算数が苦手な子も安心して授業に取り組むことができ、学級として合意形成しながら、展開いくことができるのだと思います。いつ、どのように条件を付け加えていくかの工夫が学級全体として取り組める課題にするための秘訣なのではないかと考えさせられました。教師ではなく、子ども達が「なんでだろう?」、「やってみたい!」と思えるような課題づくりへの働きかけの重要性、授業の課題解決の糸口となるキーワードを子どもから出させ、価値づけをしクローズアップさせること、拍手や何気ない呟きに隠された意図を拾っていくことの大切も認識させられました。

 今回は前座会・真打会ならびに名人会、そしてPC貸与式など学びが盛り沢山でした。しっかりと整理して頭に留めておきたいと思います。そして、今回株式会社EDICOM様に貸して頂いたパソコンを有効活用し、これからも多くの学びを得られるようにしていきたいです。(古川)

心の天気(矢崎)

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 こんにちは。矢崎です。

 心の天気の研究に携わらせていただいてから、1週間が過ぎました。

 晴れ、晴れ、晴れと連日、晴れが続いていた私ですが、とうとう雷になりました。私は勝手に雷はイライラしたときの気持ちやどうにも言葉にできない気持ちを表すものだと解釈しています。

 昨日の夜遅く、雷になってしまいました。自分の情けなさや、周りに対しての不満。それらが雷の原因となりました。自分で頑張っていると思っていた事を心ない言葉で否定されると、もう、何というか、言葉にできなくて。雷雨になりました。

 頑張りは他人からは見えづらく、そして伝わりにくいです。また、自分が頑張っていると思っていても、人にはそれぞれキャパというものがあり、どうしても人は自分のキャパで人の頑張りを測ってしまいます。

 自分でもそれは重々承知です。自分も必ずキャパで人を測る一面を持っています。だから、日頃、私はなるべくその人のキャパでその人を見ることができるようによーくその人を見て、支えたり、支えられたらしてきたつもりです。

 でも、それが、なかなか上手くいきません。決して自分はできる人ではありません。だからこそ、周りと一緒に頑張りたいのに。

 志賀内さんの本にあった「気張る」それを私はまだできていないのでしょうか。あの言葉を見てからそれができるように心がけてきたのに、とてもとても難しいですね。

 心の天気はとても良い仕組みだとこの1週間感じました。心の言葉にならない気持ちを吐き出すことのできる小さな避難場所です。この避難場所があることがどれだけいいことか。言葉にできない黒く重い気持ちはその人の心にずっと靄のように居続けます。その靄は自分一人の力では吐き出せません。そんな時にこの心の天気は大活躍すると感じています。

 晴れになれるよう、美味しいものを食べたり、友達と話したりします!(矢崎)

日本教育新聞2020年3月2日号に講演記録掲載

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 日本教育新聞2020年3月2日号の「全国教頭中央研修大会」の記事の中で、私の講演の記事が掲載されました。以下はその一部です。

笑いの大切さ力説
玉置・岐阜聖徳学園大教授が基調講演

 基調講演の講師は玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授で演題は「学校を元気にする副校長・教頭のおもしろマネジメント」。玉置教授は元愛知県公立中学校校長で、学生時代から落語を続け、「教育と笑いの会」では会長を務める。管理職やミドルリーダー層を対象にした研修会で落語を披露することもある。

 玉置教授は冒頭で、副校長・教頭が面白がって学校経営に携わると学校は楽しい場になることや職場での笑いの大切さを力説。毎日笑っている人は健康を維持しやすく病気になるリスクが減ることを科学的な根拠を基に紹介するとともに、PTA役員など人前で話をする時に使える小話を披露した。例えば、「病気になりたくない人はずーっと笑っていればいい。おかげで病気にならないが、周りからは病気だと思われる」といった話を随所に盛り込み笑いを誘った。(以下、略)
 

2月13日春日井市立出川小学校での学び(遠藤・古川)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、2月13日に授業見学をさせて頂いた、春日井市立出川小学校での学びをまとめたいと思います。

 授業を見学させて頂いた際、まず初めに驚いたことは、学校の中がとても気持ちよく整理整頓されているということです。ロッカーから物は少しもはみ出しておらず、雑巾も折れ曲がることなく一つ一つ綺麗に並べられていました。私たちが伺ったのは特別な参観日ではありません。にも関わらず、整然とした気持ちの良い環境が整っているのは、常日頃から子ども達が学習規律を徹底している証だと思います。

 また、低学年でも高学年でも同じように綺麗にしている姿から、低学年から習慣づける事で学びの土台を確立していく、全校での取り組みの大切さを学びました。こうすることによって子どもは、6年間先生によって異なるルールに混乱することなく、教師は、新学期にいちいち全てのルールを教え込む必要が無くなるのだと知り、感動しました。

 更に、子ども同士で注意し合う場面も見られるとのことで、子どもの自立や自己判断力の形成にも役立つのだと感じました。

 そうした学ぶ環境を整える事に加え、出川小学校がもう一つ大切にしていることが、ICTを活用した学習です。私は卒業論文でICTを活用した授業作りについて調べているので、この点には特に興味を惹かれました。出川小学校では、プロジェクター、実物投影機、ホワイトスクリーンや先生用PCなどが1教室ひつき1台ずつ配置されていて、先生方はそれらを活用して創意工夫を凝らした授業を行なってらっしゃいました。

 中でも印象に残ったのはある国語の授業で、実物投影機を使って先生がノートを書く姿を映し出し、先生も子どもと共にノートを完成させている、という姿です。ノートを直接映し出す事によって、子ども達はノートの配分などをいちいち気にする事なく、ほとんどの子どもが顔を上げて話し合ったり、発言したりしていました。

 また、算数の時間自ら前に立ち、スクリーン上に映し出された図形に書き込みながら、一生懸命説明する子どもがいたことにも感動しました。書き順をタブレットで各自確認して、気になる漢字を各自で拡大したりスロー再生したりする子どもを見た際には、日常的にICTが活用されているのだということを強く感じました。そして、私もこんな風にICTを活用し、子どもが自ら自分自分にあった学びを選択できるような授業を作りたい、と思いました。

 こうしたICTの活用は、機械さえあればどこの学校でも出来る、というものでは無いと思います。これだけ子ども達の学ぶ環境が整い、先生同士がICTの活用や授業作り、学級経営について情報共有し続けている出川小学校だからこそ、このように素晴らしい授業が出来るのだと感じました。ICTはあくまで手段であり、それを用いて教師がどのような学びを届けたいのか、という授業の本質を大切にしなくてはいけないと学びました。

 一人一台PC配布が決定したこれからの教育現場で、教員がどのような授業作り、学級作りをしていく必要があるのか、改めて考えるきっかけとなりました。今回このような機会を与えて下さった水谷校長先生をはじめとする出川小学校の皆様、玉置先生、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは!5期生の古川瑛理です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業見学からの学びを書いていきたいと思います。

 政策としても打ち出され、教育現場では1人1台PCという環境の整備がどんどん進められています。そんな時代の教員を目指す者として、ICT活用に力を入れている出川小学校に勉強に行かせていただきました。

 見学する中で様々なことに気づかされました。今回特に衝撃的だった2つのことについて書いていこうと思います。

 まず第1に環境についてです。全ての教室に実物投影機、プロジェクターが整備され、廊下にはコピー機が設置されていました。その様子から自分自身が過ごしてきた小学校との環境の差、自分の知っているものが如何に一部でしかないということを痛感させられると共に、自分が教員になった時、より一層環境も変化しているのではないかと考えさせられました。玉置ゼミでは学校に行かせていただける機会が多くあります。その機会を有効活用し、学生のうちに様々な学校を見学して学んでおきたいと改めて思いました。

 第2に学習規律についてです。授業を見学させていただいた際、校長先生は私達に自由に教室を回らせてくださりました。どの授業も児童の学びに向かう姿勢、研究授業のような質の高さを感じさせられ、衝撃を受けたのを覚えています。私は単純にICT化が進めば、便利かつ効率的になる面が増えて、学習として非常に有効であると思っていました。

 しかし玉置先生が仰っていた様に学習規律が整っていなければ、1人1台導入されたとしても、それは児童にとって学習ツールではなく、玩具でしかないということに気付かされました。出川小学校では学習規律を学校として統一させ、継続的に指導されています。そして、根底として日常の授業改善が目的であって、ICTは1つの手段であることが当たり前の共通認識としてあるように感じました。1人1台PC、ICT化を進めていくと言っても、何のために行うのか、またその前提として何が必要なのかということを非常に考えさせられる時間でした。

 最後に、今回見学させていただいた出川小学校の水谷校長先生をはじめとする全先生方、玉置先生、貴重な学びをありがとうございました。(古川)

2月13日春日井市立出川小学校での学び(加藤奨・大久保・杉山)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月13日に、春日井市立出川小学校へ見学をさせていただきました。出川小学校はかなり新しい学校で、交通の便も良く、とても立派な佇まいの校舎でした。また、ICTの活用に非常に力を入れているのが特徴で、クラスに一台のPC、実物投影機、実験的に導入されているクラス用プリンターなどがあります。機材の導入や学習机の大型化に伴い、教室の横幅も既存のものより2m大きなっていました。

 近頃のICTの導入に伴ってしばしば問題視されているのが、導入したけれど活用率が上がらない、という問題です。その問題において、出川小学校でのICT活用率は(自分が今まで見た中で)最高でした。どのクラスもプロジェクターを活用し、必要に応じてタブレットや手書きノート、ホワイトボードを使い分けている授業がとても多かったです。4月から真似したいICTの活用方法をたくさん学ばせていただきました。
 
 実際の子どもの様子を見て、特に感じたことが、下を向いている子どもが非常に少ないことです。やはり、ICTを活用して子どもの考えるポイント(教科書、キーワードなど)を前面に映しておくだけでも、かなり効果があるのだと感じました。校長先生のお話にもあったように、視覚優位の子どもが多い中で、ICTを利用して子どもの授業参加率をぐんと上げる、とても有力な方法だと思います。
 
 このような学びの形の中で、出川小学校の先生方が大切にしていることが、ICTを日常的に使っていくことです。一部の時間にだけ使う教具にするのではなく、子どもが毎授業の振り返りを記録したり、その場ですぐに情報収集して共有したりなど、子どもが主体的に学ぶ時間を増やしていきます。しかし、そのためにはしっかりとした学習規律が必要です。これも校長先生が仰っていたことですが、子どもに主体的にICTを扱わせるために、ICT(スマホなど)は遊び道具ではない、という意識を子どもにどう持たせていくかが課題です。自分としても、そのような意識は子どもの家庭環境にも大きく依ると思うので、まずは学校でICTを日常的に用いるところから始め、大事にならないうちに細かく学習規律を教えていくしかないように思います。

 自分は4月から春日井市の教員になります。春日井市ではICTが学校環境に積極的に導入されています。今回出川小学校でICTを用いた学校活動の実態を間近に見させていただいて、かなりイメージを持つことができました。また、その課題に対しても知ることができました。見学させていただいた出川小学校の校長先生をはじめとする皆様、本来なかったはずの機会をくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業を参観させていただきました。そこで学んだことを書いていきます。

 出川小学校では、色々な授業を見せていただきました。校長先生から「自分の見たい授業をみていいよ」と言っていただきました。後々、玉置先生が言っていたことがとても頭に残っています。

 それは、全ての授業を好きな時間にみてもいいというのは、すごいこと。普通なら参観者には、時間を指定して見に来させたりする。ということです。私は好きな授業を見てもいいというのを、何も考えずに受け止めていましたが、玉置先生からの言葉で考えは変わりました。

 全ての先生が、高い質の授業を行っているという事実があるからこそ、校長先生の言葉があったのだと思います。授業を実際に見ても、全ての先生が楽しそうに授業をしていて、児童との距離感もよく、勉強になる授業しかありませんでした。

 もう一点学んだことがあります。授業参観後、校長先生からICT活用について様々なことを教えていただきました。ICT活用は、単なる手段であり、目的はICT活用による日常授業の改善だということを初めに教えていただきました。

 PCの1人1台が進み、教師の知識がないままでは、ICT活用が目的になってしまうかもしれません。なので、ICTは手段であるという考えは、今後しっかりと胸に刻んでおかなければならない、根幹になる考えだと感じました。

 私はICTについてまだまだ勉強不足なので、出川小学校で学んだことを生かして、さらに学びを深めていき、私の力にしていきたいです。

 今回このような場を設けていただいた出川小学校の水谷校長先生はじめ、全先生方ありがとうございました。そして、貴重な機会を与えていただいた玉置先生、ありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、2月12日に春日井市立出川小学校での授業を拝見した時からの学びを記します。

 まず、出川小学校は、ICTの活用にとても力を入れている学校で、全クラスに1台のパソコンとスクリーン、実物投影機、コピー機が完備されていました。また、機材や学習机が大きくなったことから、教室の横幅が普通の教室よりも2m広く、とても広々と伸び伸びと学習できるような環境であるなあと思いました。

 どのクラスも、ただICTを置いてあるだけという状況ではなく、必要に応じて様々な用途でICTを活用していて、児童と教師が一つになって、とても楽しそうで学びがたくさんある授業ばかりでした。授業中の児童の様子を見ていても、みんなの視線がスクリーンに集まっていて、真剣に授業を聞いていました。だからこそ、授業中での意見交流や挙手発言が円滑に進むのだと思います。

 その後の校長先生のお話では、学びの大半が視覚から入るということで、そう言った意味ではやはりICTを有効活用することは、とても子供たちにとって効果的であると感じました。出川小学校の先生方は、普段からICTを子供たちにどのように活用させるか、ただの道具にならないためにはどうするのか、また、主体性を子供たちに持たせた上でのICTの活用だったりと、課題が多く難しい側面も多いですが。これからの情報化の時代、教育現場におけるICTの活用は無限の可能性があるものだと思っているので、私自身まだICTの活用に関してほとんど知識がない中、このようなたくさんの実践を間近で見ることができ、本当に参考になりました。

 今後は子供一人一人がICT機器を持つ時代、教師がICTの知識をよりたくさんつけていかねばならないことを再認識することのできるとても良い機会になりました。このような機会を与えてくださった水谷校長先生始め出川小学校教職員の方々、玉置先生など、多くの方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)に参加しての学び(矢崎・古川)

 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は2/8に行われた教師力アップセミナーの学びについて書かせていただきます。

 今回は山本良和先生に講演をしていただきました。私は、大の算数嫌いです。今回のセミナーが算数授業だったので、こんな算数嫌いの私でもついていけるのか不安でした。しかし、そんな不安も山本先生の模擬授業を受けてなくなりました。

 山本先生が行ってくださった模擬授業は私が今まで受けたことのないものでした。例えば、板書は左から右ではなく、真ん中から左右に広がっていき、板書が完成した時、子どもが今日自分は「なにを学んだか」ではなく、「何をどう考え、その考えがどのように変わっていたか」がわかるようになっていました。

 その「自分が変わった」という感覚が子どもから芽生えることが重要であると山本先生はおっしゃいました。だから、教師は、授業の終わりに「自分が変わった」と子どもが思える「環境」を作るのが仕事だと。

 山本先生はその「環境」を作るために「しかけ」をたくさん用意していらっしゃいました。子どもが自分の考えを持てるように、子どもに考えを聞く場面を多く設けていらっしゃいました。さらに、他の人の考えを受け身で聞くのではなく、どのように考えているのか想像し、発表させる場面も多くありました。

 山本先生の授業は子どもたちが常に自分の考えを他の人の考えも織り交ぜながらクルクルと螺旋階段を登ったり降りたりするように巡らせざるおえない授業でした。私自身も授業を受けていて、頭の中で考えをグルグルと常に巡らせていました。

 また、山本先生は子どもの言葉に敏感に反応し、その言葉から新たな課題を提示していらっしゃいました。子どもが「だったりとか…」と曖昧な答え方をすれば、「だったりってことは他にもあるの?」と切り返して、新たな課題に繋げていらっしゃいました。山本先生は子どもから授業の材料を拾い集める達人だなと感じました。

「しかけ」だけではなく、「しこみ」も抜かりがありませんでした。「しこみ」は日々の授業の中に教師が意識的に取り込む授業作りの手立てです。その「しこみ」がなくては子どもから問題意識を持つことはありません。だから、子どもたちにどのような姿になってほしいかと考え、その姿をブラすことなく目指し続けていく必要があるのだとわかりました。

 山本先生の講演を受けて、今まで当たり前だったことが決して当たり前のことというわけではないという事が分かりました。だからといって、すぐに山本先生のような授業ができるわけではありません。

 まず、子どもにどんな姿になってほしいかという理想像を持ち、それを実現するために子どもから学ぶという姿勢を忘れない教師になり、スタンダードな授業のやり方をマスターし、ステップアップできるようにしたいと思いました。(矢崎)

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 こんにちは、五期生の古川です。今回は先日行われた教師力アップセミナーに参加させて頂いた際の学びついて書いていきたいと思います。

 今回は筑波大学附属小学校の山本先生が模擬授業をして下さりました。先生の仕組んだ「しかけ」、「しこみ」にどんどん引き込まれ、学びはもちろん、とても楽しく授業を受けることができました。

 個性を把握しないと授業はできない、この言葉通り、最初にした何気ない質問の挙手の仕方からも参加者の心情を読み取っていき、そこから価値づけをしていました。その様子を見て、授業から学級経営をしていく、人間を育てていくというところにとても納得をさせられました。そして、些細な言動一つひとつに意図を持たなければならないことを痛感させられました。

 また、山本先生は子どもが表現することを大切にされていました。毎授業最低10回は表現させるという言葉通り、参加していて本当に沢山表現する機会がありました。「今、〇〇さんは私の顔をびゅっと見たね。何か言いたいことがあったの?」と参加者の表情を読み取り、そこから「今〇〇さんは何を考えてたんだと思う?」と違う参加者に考えさせたり、思いついたことをジェスチャーだけで表現させたり、何気ない参加者の言動から全体共通の問題意識に繋げていました。友達の考えを解釈することは考えを共有すること、気づきの追体験になります。私も子ども同士を繋ぐこと、そして一人ひとりが表現する機会を沢山つくることができる様な働き掛けをできるようより一層勉強していきたいと思いました。

 他にも言語活動は算数において手段であり、表現する方法は他にもあるということに気付かされると共に、あえて喋らないということで聴きたくなる、見たくなるという場の演出の一つにもなるということにも気付かされました。

 授業をつくるにあたって、大切なことも教えて頂きました。できないものをできるに変容させるような授業にすること。わざと子どもをつまづかせ、起き上がる力をつくる過程、「しかけ」をつくり、そこから問題意識を統一させるということ。その為にも、偶然ではなく、どこでやっても必然として現れる「素直な子どもの反応」を想定し「しかけ」をつくっておくこと必要なのだと学びました。教材研究をするとき、子どもだったらどう考えるのか?ということを思い込みを捨て、自分自身が考えることの重要性を再認識させられました。今度、教材研究をする際にはその点をしっかりと頭に留め、行なっていきたいと思います。

 最後に、今回ここには書ききれないくらい沢山の学びを頂いきました。このような学びの場を与えて下さった山本先生を始め、玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(古川)
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初任者研修番外編に参加させていただきました!(安藤・加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。2月8日に、4月から行われる初任者研修の番外編(第0回)として、玉置ゼミ1期生の先生方から現場のリアルなお話やアドバイスをお聞きしました。主催していただいた酒井先生、松井さん、中田さん、牧野さん、堀江さん、お忙しい中本当にありがとうございます。

 今回の初任者研修の感想としては、「春から、何とかなりそうだ!」です。もちろん、始めからそう感じていたわけではありません。酒井先生や1期生のみなさんのお話を聞くことで、何となくぼやぼやとしていた春からのイメージが、かなりシャープになりました。
 
 特に、学級開きと授業の準備・研究については、殆ど未知の世界だったので、得るものはとても大きかったです。1期生の先生方のアドバイスにあったように、今、学級開きの本を読んでいます。イメージが湧いた分、スラスラ読むことができるので積んでしまうこともなく読破できています。この調子で、4月からのイメージをもっと膨らませていきたいです。4期生のみなさん、野中先生の「教師1年目の教科書(水色)」がおすすめだそうですよ!
 
 授業準備・研究に関しては、1週間分を土日にまとめて行うということが多いのかなと感じました。ノートを2冊(自分用、子どものノート用)用意したり、板書を考えて授業の流れをイメージしておくことで時間を節約したりする方法は初耳でした。また、どの先生も力を入れる科目を1、2種類に絞って注力されていました。自分だったら、国語と道徳かなと思います。いや、算数もいいかもしれません。
 
 タブレットの効果的な使い方も教えていただきました。先の板書計画に関連して、タブレットに何も書いていない黒板を画像として入れておくことで、後からタブレットで書き込むことのできる無限黒板や、プロジェクターなどにスマホの画面を映すことで画像を授業に生かしやすくすることなどをお聞きしました。ワードやパワポが初めから導入されているタブレットもあるそうなので、よく吟味して取り入れたいと思います。4月から勤務先になる春日井市はタブレット完全導入とのことですが、やっぱり、自分のものが欲しくなってしまいますね。現場のタブレットとよく相談して決めたいです。

 記事の最初にも書かせていただきましたが、今回のお話を聞いて、自分が今何をするとよいのか、4月からどんなことがあるのかがとても明確になりました。また、これは4期生同士でも話していたことですが、2月上旬という時期もピッタリだと感じました。残り約1か月、何かもうあとワンアクション起こせる時期です。そんなベストな時期にベストな内容をお聞きすることができて、本当に幸せです。繰り返しになりますが、主催していただいた酒井先生、お話していただいた松井さん、中田さん、牧野さん、堀江さん、お忙しい中本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。2月8日に、春から教師として教壇に立つ私たち4期生に、酒井先生が初任者研修(番外編)を開催してくださいましたので、そこでの学びを記事にまとめさせて頂きたいと思います。

 私は4月が近づくにつれ、ついに教師になるんだ!というワクワク感と、うまくやれるだろうか、という不安な気持ちが増してきたこの頃ですが、そんな時に、酒井先生が、現場の先生方の実際のお話をお聞きできる機会を設けてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。先輩方も日々お忙しい中、私たちのため参加してくださって本当にありがとうございます。先輩方のお話を聞いて、心構えができましたし、現場に出たら、先生方に相談しながら頑張ろう、と不安が和らぎました。また、今しておくといいことも分かったので、自分で本を読むなど、できることをして、4月からに備えたいと思います。

 いつも感じていることではありますが、玉置ゼミに入って、酒井先生をはじめ、本当に良くしてくださる方々や、面倒見の良い先輩方に出会わせて頂けました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 酒井先生、堀江さん、中田さん、牧野さん、松井さん、ありがとうございました。
来年から玉置ゼミで学んだことを胸に、精一杯頑張ります!(安藤)

2月8日初任者研修「番外編」での学び(加藤諒太・中澤・安部)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太、中澤、安部です。2月8日に教師力アップセミナー後に酒井先生主催の「初任者研修 番外編」に参加させていただきました。お忙しい中、1期生4人の先輩方にお越しいただきました。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は、2月8日の午後に参加させて頂いた、先輩たちとのお話について書きたいと思います。

 現場で働かれている先輩方のお話は、4月現場に入る私たちにとってとても心強いものとなりました。職場での立ち振る舞い、授業の作り方、現場に出るための心構えなど沢山の財産となるお話を頂きました。

 中でも、大切だと改めて気付かせて頂いたことは、初任者として学ぼうとする姿勢の大切さです。現場に出て、なにもわからない中で、教えてもらうのを待つばかりでは難しいこともあるそうです。メモを取ったり、自ら相談しに行ったりと、学ぼうとする意欲的な姿勢が大切であると先輩方はおっしゃっていました。その上で、酒井先生から指導を頂いた「報連相」を大切にしていきたいです。松井先生がおっしゃっていた様に、「1年目だから‥」と言う言葉に甘えず、私も一人前の教師になれる様、必死に頑張りたいと言う思いが強まりました。

 また、先輩方のお話から、これからより意識していきたいと思ったのは学級開きについてです。どの先輩方も自分が教師としてこうしていきたいと言うことを子どもたちに伝えることが大切だとおっしゃっていました。学級目標を決める際にも、子どもたちの言葉で作るためには、教師の言葉が重要になると中田先生もおっしゃっていました。牧野先生も自分の大切にしていることを伝えるとおっしゃっていて、子どもたちと自分自身の考えを共有することは学級を作るにあたって大切なことなのだと学びました。

 そして、4月までの準備という点に関しての相談では、堀江先生から字をきれいに書ける様に練習をしたというお話を頂きました。私自身、書き順というものが苦手で、今アプリを使って練習しているのですが、より力を入れてやっていかなければならないなと強く心に思いました。堀江先生の様に自身の苦手と向き合い、特訓して4月を迎えたいと思います!!

 今回の相談会を通して、とても多くのことを学べた上に、4月に向けた心構えを確かにすることができました。不安も沢山ありましたが、先輩方のお言葉こら心強さが増し、いまではやってやる!という気持ちでいっぱいです。

 この様な機会をご用意してくださった酒井先生、1期生の松井先生、中田先生、牧野先生、堀江先生、本当にありがとうございました。
(加藤諒太)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は2月8日に行われた、教師力アップセミナー番外編、一期生の皆様との初任者研修会について書いていきたいと思います。

 今回新たに学び得たことは、まず先を意識するということです。一回の授業を考えるときに、その次の授業ではどのようなことをやるのか、その授業のために今回やるべきことは何かを考えることが大切であることを学びました。この話を一期生の皆様がおっしゃったときに、私は以前松井先生が、二週間ごとに見通して計画をしてきたという話を思い出しました。今思えばすごいことをしていらっしゃったとつい思ってしまいます。先を見通した行動を考え実践していきたいと思います。

 次にゼミで学んだことを過信しないという話も新鮮でした。ゼミのパイオニアである一期生の皆様ですら、現場に立つと、孤独感を感じ、ゼミで学んだことが通用しないと感じてきたと今回話を聞きました。私はゼミを崇拝する以上にゼミによって人格が変わった身であるため、このことが致命的になると予想していたとはいえ、恐怖を感じています。しかし、ゼミで学んだことを適応させていくイロハも学んでいるため、なんとかなると考えて行動していきたいと思っています。

 最後に一期生の皆様の仲の良さについてです。一期生が大学を卒業した後に四期生が結成されたため、一期生と四期生との直接的な関わりは今回が初めてになります。その結果、一期生の皆様がお互いの顔を見ながら話し合う姿を見て、一期生の皆様の仲の良さを痛感させられました。私は正直、四期生の仲の良さ、チームワークは一期生にも負けないと、競うわけではありませんが考えていましたが、まだまだ四期生は仲を深めることができると考えました。

 一期生の皆様。本当にお忙しいなか、わざわざ私達のために時間を作っていただき、本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します。

 追伸。写真に写っている中澤をご覧ください。良い顔で笑っていると思います。二年間の本当の変化です。ありがとうございます。(中澤)

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 こんにちは。4期生の安部です。

 まずは、会を開催してくださった、酒井先生、そして、お忙しい中、お越しいただき、お時間をつくっていただいた、1期生の松井さん、牧野さん、中田さん、堀江さん、本当にありがとうございました。

 先輩方のお話を聞いて、感じたことはたくさんありますが、ここでは、1つに絞って書かせていただきます。

 4月教壇に立つまでも、立ってからも、自分が教師としてできることをその時点で精一杯やるということです。私は卒業を控えた今の時期、学生最後だからととりあえず遊びたいという気持ちとこのままで4月から大丈夫かなという気持ちの2つが入り混じっていました。しかし、先輩方のお話を聞くと、「3月は本を20冊読むようにしていた」や「先生になったときに必要な物を買い揃えておく」や「字が少しでもきれいに書けるように練習しておく」など、それぞれが何らかの努力をしていました。

 さらに、教員になった現在も、「こういう授業にしたいというビジョンだけはどの教科ももって、授業に臨むようにしている」や「先を見通して授業ができるように、1つの単元をまとめて教材研究をするようにしている」など、それぞれ個々で自分なりに努力されているとがわかりました。

 私はこれらの話を聞いて、教師の卵である学生、新人教師、ベテランの先生など立場は違っても教師として今できる精一杯、学び続けることが大切なんだということに改めて気がつくことができました。

 まだまだたくさんのことを教えていただきました。4期生のみんな、また伝えますね!

 酒井先生、1期生の先輩方、本当にありがとうございました。(安部)

2月8日 教師力アップセミナー(山本先生)からの学び (安藤、加藤奨基)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月8日に大口中学校にて、山本良和先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました。筑波大附属小の算数科の先生ということだったので、ゼミ同期の竹内君にもぜひ見てもらいたかったなと思います。

 山本先生に最も学ばせていただいたことは、教師としてのプロ意識です。もちろん、一度の授業内での子どもの自己表現量の多さや、子どもがついつい考え、話したくなる働きかけなど学びとれる技術も多くありました。しかし、自分は特に、先生のプロ意識が参考になりました。
 
 山本先生のプロ意識とは、先生の仰っていた「しかけ」にあると思います。この「しかけ」とは、教師が働きかけた時、どんな子どもでも、どんな場所でも、どんな時でも子どもが動く授業デザインのことです。以前に玉置先生が仰っていた言葉をお借りすると、汎用性があるということだと思います。確かに、子どもの実態に合わせた授業作りもとても大切だと思います。自分も教育実習で、目の前の子どもの学力や興味関心に合わせた授業を考えていました。山本先生はそのような現場での意識から、もうワンランク上の、授業実践者としての世界に立っておられるのだと感じました。

 自分も4月から現場に立ちますが、まずは目の前の子どもに合わせた授業作りだと思います。しかし、長年教師を続けていく中で、もし機会があれば、山本先生や玉置先生のように汎用性のある、しかける授業をデザインしてみたいなと思いました。まだまだ、ずっと先のことではありますが、そのような世界もあるのだと知ることができました。今回学ばせていただいた技術や心構えを生かして、目の前のことから一歩ずつがんばっていきたいです。山本先生、教師力アップセミナー関係者のみなさま、今回もありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は、2月8日に大口中学校で行われた山本良和先生の教師力アップセミナーで学んだことを記事にしたいと思います。

 まず驚いたことは、授業は一般的に、「めあて」と呼ばれる教師からの問題提示を行い、課題解決に向かっていきますが、それは「教師の目線のめあてであって、子どものめあてにはなっていない」という山本先生の言葉です。山本先生の授業には、めあてもまとめもありませんでした。私が今まで受けてきた授業は、「めあて→解決→まとめ」が授業の基本で、それが普通、最適とさえ思っていました。

 しかし、山本先生の「しかけ」と「しこみ」の模擬授業を受けて、その固定観念が見事に覆されました。山本先生の授業は、教師目線の「めあて」ではなく、子どもご問題意識を持って授業が展開していきます。めあて・まとめがなくても、山本先生の「しかけ」によって、常に自分の中に疑問や目標が沸き上がって、思考し続けた授業でした。

 山本先生の授業は、一言で言うと「他の人の意見が気になる授業、自分の考え方が変わる授業」です。

 なぜそんなことが可能になるのか、その秘密は、「どうしてAさんは先生の方を見たのかな?何か言いたいことがあるんだよね」というしかけにあると感じました。「Aさんは何が言いと思いますか?」と当人のAさんにあえて話をさせないことで、「Aさんは何が言いたいのかな」と人の意見が気になります。そして、「どんなことが隠れているのだろう」「何か決まりがあるのかもしれない」子ども自身が課題意識を持ち、自分の予想を立て、まわりと交流したくなる…と、全員が授業に参加することに繋がっていました。
人の意見が気になる、聞きたくなる授業を作ることは、子ども同士を自然に繋ぐことになる、すごいしかけだと思いました。

 そして、授業の中で10回は自己表現させることで、山本先生は、授業を通して、子どもに学力をつけさせるだけでなく、算数を通して「人間を作る」ことを大切にされていました。それは初めのうちは授業をすることで精一杯で、簡単にできることではないと思いますが、そんな授業を私も目指したいです。

 そのために必要なことは、念入りな教材研究の上で、授業の中で子どもの表情などをよく見て、その子の個性を価値付け、まわりに認めてもらえる環境を作ることだと今回学ぶことができたので、来年度からの授業デザインに生かしていきます。

 今回で今年度の教師力アップセミナーも最後となりましたが、今年も、素晴らしい先生方のお話をお聞きすることができる、貴重な学びの機会でした。来年から私も晴れて教壇に立つことになりました。このセミナーで学んだことを思い出して、現場の子どもたちに合った授業づくりに励みたいと思います。今回ご講演くださった山本先生、そして玉置先生はじめ、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。(安藤)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)での学び(酒井・北神)

 こんにちは。5期生の酒井と北神です。今回は2月8日に行われた今年度最後の教師力アップセミナーでの学びを書かせていただきます。

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 5期生の酒井です!朝起きたら雪が降っていました!今シーズン初の雪にテンションが上がっています!!

 さて、本題に戻って教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。今回の教科は算数でした。教育実習で最も授業をさせていただいた教科ですがその分全員に参加してもらう難しさを何度も味わいとても苦戦しました。自分の授業を振り返って、次授業する時はこのようにしたい!真似したい!と感じるポイントがいくつもありました。今回はその中の2つについて書かせていただきます。

 1つ目は1回の授業で1人10回は話す機会を作っている、という山本先生のお言葉です。なにも挙手して話すだけが発言でないとも山本先生はおっしゃっていました。どのような話す機会を作っているか気をつけて見ていると自分の問いかけに対して反応を見せた児童に対してなにか言いたいことあるの?と尋ねたり、一斉に自分が書いたことを立って言わせたり、隣同士や周りと確認する時間を設けたりと本当にたくさんのパターンで子ども達の話す機会を生み出していらっしゃいました。そのおかげか先生はほとんど話さず児童の言葉で授業がどんどん進んでいて観ているだけの私もワクワクするほどの展開でした。

 山本先生がその様子を、どのクラスもこうしたら子どもがこう動く、という「しかけ」だと説明していてそれにもとても驚きました。

 2つ目は話さないが聞きたい気持ちを高めるという工夫です。問題を考える過程で面白みのある現象に気がつく場面がありました。その際気付いたことある人に挙手を求めみんなに話すという流れを私だったらしてしまいます。ですが山本先生はそんなことはしませんでした。気付いた表示をした子どもに「話さずにみんなに教えられる?」と仰ったのです。初めこの言葉を聞いた時どういうことかよく分かりませんでした。ですがこの言葉の後の子ども達は一気に聞く気持ちが高まっているように見えました。ジェスチャーの意味を読み取ろうと目と脳をフル回転させて授業に参加するからだと考えられます。もしそれで分からなくても次の言葉の説明が聞きたい気持ちが高まるので学びに向かう力が大きくなるでしょう。このように聞きたくなるように仕込まれた授業こそ対話的かつ主体的に学ぶ時間になるのだろうなと感じました。

 授業を観ていても講話を聞いていてもあのような発想はどこからやってくるのだろう、真似るだけでは空回りしそうだな、やっぱりすごい人は違うな…と思っていました。しかし山本先生はあるゼミ生の質問に対し、最初はスタンダードでいいと思う。いかにそこから早く脱却するかが重要。スタンダード授業は決して最後ではない。と仰っているのを聞いて感銘を受けました。と同時に教師が向上心を持って学び続ける必要性を改めて感じ、教師という仕事の新たな面白みを発見することもできました。

 今回の教師力アップセミナーも教師になりたい気持ちが高まる大変有意義なものでした。講演してくださった山本先生、このような機会を設けてくださった先生方本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は教師力アップセミナーでの学びについて書きます。

 山本先生の授業を子ども役として受けさせて頂きました。これほどわくわくしながら算数の授業を受けたのは久しぶりです。気がついたらとても夢中になっていました。

 まず、「対話的な学び」について考えさせられました。私は、グループワークやペアワークを取り入れた授業をすれば、それを達成することができると考えていました。しかし、今回の模擬授業を通して、子どもは、本当に疑問に思ったことや興味を持ったことであれば、教師がグループワークやペアワークをするように指示をしなくても自然と話すということに気がつきました。模擬授業での私のペアは、今回初めてお会いした方でしたが、何回も自然と対話をしていました。

 山本先生は、「○○さんは何か言いたそうです。何を言いたいのでしょうか。」と他の人がどう思うかを考えさせたり、話すことを禁止してジェスチャーだけで説明させたりするよう指示をされることが何回かありました。最初から、気がついた子どもを指名すると、他の子どもは他人事のようになってしまいますが、他の人が何を考えているのかを考えると、発見したことが自分のことのように思えてさらに考えようとします。

 また、ジェスチャーだけで説明させることも言語活動の一つだとおっしゃっていました。確かに、ジェスチャーだけの説明だと、相手が何を伝えようとしているのかより真剣に考えていました。

 山本先生の授業は、まさに「主体的・対話的で深い学び」ができるものでした。疑問や問いである「思考のめあて(〜かな)」を持ち、対話や振り返りを通して、自分の考えを「決め直す」ということを何度も繰り返す授業が、「主体的・対話的で深い学び」に繋がるということを学びました。だから、山本先生の授業には、「めあて」と「まとめ」がありません。私が今まで受けてきた授業は、はじめに「めあて」があり、最後に「まとめ」があることは当たり前だったので驚きましたが、山本先生の話をお聞きして、それは教師の「めあて」であり、「まとめ」だということに気がつかされました。教師は、子ども達の素直な疑問や問いを授業の中で何度も引き出すために、しかけやしこみをすることが大切だと学びました。

 私も山本先生のような授業ができるようになりたいです。しかし、山本先生は、これから教師になる私達にとって大切なことは、まず、ベーシックなスタイルの授業ができるようになることだとおっしゃっていました。その上で、いかに早くベーシックなスタイルの授業から抜け出すことができるのかが重要だそうです。今回学んだことを生かし、本当の意味での「主体的・対話的で深い学び」ができる授業を目指していきたいです。

 今回もとても充実した学びをすることができました。このような機会を与えて頂き、山本先生をはじめ、玉置先生、酒井先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(北神)
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