12月14日飛島学園での学び(山田・高橋)

 こんにちは!4期生の山田です。今回は、先日飛島学園で行われたセミナーでの、玉置先生の飛び込み授業ついて書きたいと思います。初めて見せていただく玉置先生の道徳の授業ということもあり、たくさん学ばせて楽しみにしていました。

 玉置先生も、和田先生同様、飛島学園の先生方を生徒役として模擬授業をしてくださいました。

 教材は中学生対象の「茂の悩み」。バスケ部で部長を務める茂が、対立する部員の意見に、部長としてどう行動すれば正しいのか悩む場面が描かれた話でした。代が変わり部を引っ張る立場になる学年にぴったりの教材です。年齢によって、今置かれている状況によって、同じ生徒が同じ教材を読んでも感じ方は違うと思います。だからこそその時々の学級の生徒にとって1番ぴったりの教材を選ぶのも教員の力量であり、大切なことだなと感じました。

 玉置先生は、授業の最初に「道徳は人から嫌な人だなあと思われない為に学ぶ」とおっしゃっていました。どうして道徳を学ぶのかというのは、子どもたちも疑問に思うことだと思うし、自分の中で授業に芯を持つ為にも、考えを持っておくことが大切だと思います。玉置先生のこの考え方はとても納得させられたので、これをきっかけとして自分でも考えてみて、さらに自分の言葉で伝えられるようにしておきたいなと思いました。

 玉置先生の道徳の授業で特に特徴的なだったのは、生徒が、「自分が主人公の立場だったらしないこと」を考えて、それについて議論する場面です。新学習指導要領の内容にも記載されている、道徳の核となる学習活動は「取り得る行動の検討」であるという考えのもと、今回このような授業をしてくださったそうです。

 何より驚きなのは玉置先生がまだ中学校で学級を持っていた頃に行った授業だということです。その頃から熱心に教材研究に打ち込まれていたからこそ今の玉置先生があるのだなあと思わせるエピソードだし、そのことを少し自慢げに話されていたちょっぴりお茶目な玉置先生の親しみやすさも、多くの人から慕われる理由だなと和ませていただきました。

 自分がしない行動を議論するというとはとても新鮮で刺激をいただいたので、とても教師の技術のいる授業だと思いますが、将来、高学年の担任になったら挑戦してみたいなと思いました。

 セミナー後に玉置先生が時間を作ってくださった和田先生との交流の時間もとても勉強になることばかりでした。セミナーやお話を聞いている最中は、少しでも学ばせていただかなければと必死ですが、こうやって後から記事を書いて振り返っていると、こんな貴重な経験をさせていただいている学生は他にいないとしみじみありがたさを感じます。お話を聞かせてくださった和田先生、素敵な場を用意してくださった玉置先生、ありがとうございました。

 また、飛島学園の先生方をはじめとする関係者の方々も素敵な学びの場をありがとうございました。(山田)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は12月14日に伺った、飛島学園での和田先生の模擬授業からの学びを書いていきたいと思います。

 和田先生の模擬授業で印象的だったのは、子どもの発言に切り込んで質問するときのスピード感です。

 子どもの一瞬のつぶやきも逃さず、「まだこの時は思ってない?じゃあどの時言おうと思ったの?」「そのあとが大事!」「嘘を重ねた、重ねたってどういうこと?」と矢継ぎ早に質問を続けられていました。

 わたしは、授業での和田先生と子ども役の言葉を一言一句記録していこうと思っていたのですが、途中から、追いつけなくなる場面がありました。そこが、授業のテンポが一気に上がり、より深まっていったポイントであったように思いました。そこでは和田先生の発問も続きましたし、子ども役の発言数も多くなっていました。

 和田先生の授業は、全体に流れがあり、とても自然に展開が進んでいきました。発問ごとに展開が途切れ、物語をぶつ切りにしたようになってしまう自分の授業とは大きく違う点だと感じました。

 和田先生は、きちんと言わせたい、考えさせたいところはしっかり止まり、流すところは流すというように発問にも優劣をつけながら、進めていくとよいとおっしゃっていました。

 止まりたいところというのは、玉置先生がいつもおっしゃっている授業の最後に子どもに何て言ってほしいか、というところに繋がっていると思います。

 話は戻りますが、子どものつぶやきを逃さず、ぐっと踏み込んだ切り返しをするためには、止まって考えさせたい言葉を確かに持っておくことが本当に大切なんだと学びました。

 和田先生の授業を見て、道徳の難しさも感じましたが、それ以上に道徳の面白さや、わたしもこんな風な授業をやってみたい!という思いを感じることができました。
すばらしい授業を見せていただいた和田先生、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。(高橋)
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12月14日飛島学園での学び(中澤・安部)

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 こんにちは。4期生の中澤と安部です。 12月18日に飛島学園にて、和田先生と玉置先生による道徳の模擬授業と対談が行われました。道徳についてさらに深く考える、とても良い機会になりました。学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は12月14日土曜日の飛島学園でのセミナーについて書きたいと思います!

 今回玉置先生の模擬授業を久しぶりに拝見しました。そのなかで新たに学んだことがあります。それは、「人からみられていやだなぁって思われないようにすることが道徳」ということと、「自分はやらないと思う行動について考える」ということです。

 道徳の授業では、物語の内容を踏まえて、人間として正しい行動は何かを考えていくということがよくあります。そのため子どもたちは、人間として正しい行動は何かを当てようとしてしまいます。

 それに対して玉置先生は、自分はやらないと思う行動は何かと考えさせました。「なぜやらないかは、その人の行動論理があるから考えさせる」と授業後玉置先生はふりかえりでおっしゃっていました。

 この発言を聞いて私は、やらないと考えることは、確かにその人の人格を表していて、そこから物事の考え方をより良い方向へ考え深めていくことができると考えました。大変参考になる模擬授業でした。

 中学校実習で道徳の授業を行ったときに、生徒の考えを引き出すことの難しさを痛感したため、今回のセミナーでは胸を打つ会となりました。本日も学ばせていただき、ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは。4期生の安部です。昨年に引き続き、飛島学園に行かせていただきました。和田先生と玉置先生の授業を見させていただいて、学んだことを書きたいと思います。

 まず、和田先生の道徳の授業では、小学校1年生を対象に「どんぐり」という資料を使って行われました。和田先生は、初めから資料をあえて子どもに渡さないやり方を取られました。一年生にはとても難しいのではないかと思いましたが、場面ごとに教科書の挿絵があり、そのときの気持ちが端的に示されいる板書はとても構造的で見やすかったため、資料を見なくても黒板を見ているだけで授業の流れがよく分かるものでした。

 授業後に、和田先生は以下のようなことをおっしゃっていました。「授業を考えるときにまず板書計画を考えて、それを文章化したものが指導案である」「板書計画を常に手元に置いておき、授業中はそれしか見ない」なるほど、たから和田先生の授業は子どもからどのような言葉が出てもそれを黒板に整理して書くことができるのかということを感じました。

 私は実習の時も、ゼミで模擬授業をするときも、指導案作成に力を入れて、板書計画はいつもなんとなくで終わってしまいます。今回、和田先生に板書計画の大切さを改めて気付かせていただいたので、これからは私も板書計画を元に授業を展開するようにしたいと思います。

 また、和田先生は「瞬間に追究する」ということを道徳の授業で意識されているそうです。低学年の子どもは特に、もやもやした気持ち、すっきりした気持ちなどそのとき思ったこと、感じたことを瞬間に問われないと忘れてしまうそうです。だから和田先生の授業はテンポがとても良くて1人の発言をそこで終わらせない、追質問して、心の奥にある思いを引き出したり、他の子どもに繋げて考えを深めていっているということがわかりました。「瞬間に追究する」というのはそう簡単にできることではなく、4月からすぐにできることではないと思いますが、和田先生のような授業を頭で描きながらそこを目指して頑張りたいと思います。

 次に玉置先生の授業から学んだことです。私はこれまで玉置先生の道徳の授業を見たことがなかったので、今回、とても楽しみにしていました。対象は中学生、資料は「茂の悩み」というものでした。

 まず、資料の読み方に工夫がありました。長い文章を読む中で、ところどころ板書にメモをして、登場人物の関係を図示し、生徒が早く物語に入り込めるように時々先生自身の感想を入れながら気持ちを込めて読む音読の仕方、それらを自然にされているのが素晴らしいなと思いました。

 また、授業の展開として目から鱗だったのが、「自分が取らない行動を挙げさせる」ということです。今回の資料は特に、自分が茂の立場に立ったとき、様々な行動が取り得るとは思います。どれが正解なんて話し合っても拉致が開かないと思います。最終的にどのような行動を取るかは人それぞれ違っていい、道徳の授業で教えなければならないのは、「人として取ってはいけない行動」であるということです。だから、自分ならこの行動は絶対に取らないという行動を挙げさせ、人との違いを確認し、それぞれ自分の考えを話す中で、道徳性が養われていくということです。

 私は以前、道徳の模擬授業をやらせていただいた際に、「本当はこう思うよなあ」という自分の思いと、「でも子どもたちにはこういうことを教えなければならない、こういう思いにさせなければならない」という2つの思いで揺れていました。本来、道徳の授業は教師も子どもと共に考える中で、道徳性を養っていくものであるのに、上から押さえつける、教えてあげるというふうに私は間違った考え方をしていました。前回の山田貞二先生のお話、そして今回の玉置先生の授業を見て、自分の道徳の授業に対する考えはまた一つレベルアップした気がします。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、4月まで残された期間、出来る限り多くのことを学んで卒業したいと思います。

 玉置先生、和田先生をはじめ、飛島学園の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


12月18日(水) ゼミ模擬授業からの学び(加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。12月18日の最後のゼミで、模擬授業をさせていただきました。そこからの学びを、記事にします。

 扱わせていただいた題材は小学校5年生の算数で、以前にUD学会に参加した時に見た田中博史先生の割合の授業を行いました。結果的には、課題の多く見つかった模擬授業でした。
 
 自分は、UD学会で田中先生が行っていた、「子どもたちが、間違えることを恐れず自分の考えを出す」ということをしたいと思っていました。しかし、実際に授業者という立場に立つと、題材の難易度や自分の発問の具合により、田中先生のようにはいきませんでした。何より、子ども役のゼミ生の発言が減り、流れが途切れたように感じました。

 振り返ると、田中先生の授業に比べて、自分の模擬授業では発問や声掛けの仕方やタイミングが全く違っていました。玉置先生にいただいたご指導では、授業を見る際のノートのとり方に問題がある、ということを指摘していただきました。

 自分は今まで、教師の働きかけやその内容をメインにメモをとっていましたが、それよりも発問や働きかけで教師が実際に話した言葉や、それに対する子どもの言葉をメモするほうが、後々効果的であるということを実感して学びました。他のセミナーで和田先生の授業メモをいただく機会があったので、それを参考にこれからはメモのとり方を試行錯誤していきたいと思います。玉置先生、子ども役をしてくれたゼミ生のみなさん、ありがとうございました。(加藤)

12月18日4期生後期ゼミ山田志摩さんの模擬授業記録(関口)

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 こんにち!4期生の関口です!今回は最後のゼミで行われた山田志摩さんの模擬授業記録を書きます!

 山田さんは算数科で「計算のきまり」という単元の授業を行いました。

 最初に37×9と37×12という式を提示しました。これを子ども役に解かせて、気づくことをあげさせました。
しょうきさん「37×15をしたら555になりそう」
ゆりさん「37×3×3に分けると111×3になる」
となかなか核心を突く発言がすぐに出ました。

 そこで山田先生が「答えが222になる計算式を作ってみましょう」と指示しました。この後どうしてすぐに解けたのか問うことできまりに気づかせようとさせていたと思います。

 わたしはゆりさんの先の発言を引用して子ども役として発言しました。それを山田先生は、「このはさんが行ってることわかるよって子いる?」と問い、わからなかったよしともさんにわかるようにと、ゆりさんに自分の言葉で同じことを発言させました。その後も「高橋さんも頷いてるからよしともくんにわかるように説明して」と指示し、発言させました。それからよしともくんに戻して、「よしともくんどう?わかった?」と聞き、頷くよしともくんに「言えるところまで言ってみて」と伝えました。

-ゼミ生から-
◎どの子にもわかるように工夫されていた
◎子どもとのやりとり
◎井上くんに戻す、取り残さない
△時短をするために省くところは省くべき
△子どもの発言に付け足さない

-玉置先生から-
物分かりが良すぎる。
例えば、しょうきさんの発言である「37×15」に対して、物分かり悪く「なんで15が出てきたの?」ときく。このように子どもの発言に対して「どうして?いいの?」と物分かり悪く子どもを揺さぶったあと価値付けすることで、単に答えを出す授業ではなく、子どもに「違いがどのように違うかを見つける力」と「数を分解する力」など、一生役に立つ力をつけることができる。

 私は、自身の模擬授業で、わかる子わからない子をきいたにも関わらず、そのまま突き進めました。今回山田さんはわからないと言ったよしともさんにしっかり戻して、全員参加の授業を見事に作りました。また柔らかい山田さんの授業はとても居心地のいい時間で、子どもとのやりとりもスムーズだったのだと思います。

 今回でゼミは終わってしまいました。もう教壇に立つまで残り少なく、玉置先生がそばで教えてくださる時間もわずかです。すごくさみしいですが、自分の力として来年度から発揮できるよう今までの学びも振り返りながら前進していきたいです。
ゼミでの卒業旅行がたのしみだあああ!
の前に卒論発表会も楽しみですね、、(関口)

12月9日 味岡小学校訪問&玉置先生講話からの学び(加藤奨基・高桑)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。今回は、日頃からインターンシップでお世話になっている味岡小学校へ、玉置先生の講話として伺わせていただきました。味岡小学校にはタブレットが本格導入されていて、先生方もタブレットを用いた授業をいくつも展開されていました。そこからの学びを、記事にしたいと思います。

 今回いくつかのタブレットを用いた授業を見させていただいて、タブレットを用いると子どもの個人学びが深まる、ということを特に感じました。タブレットを用いた学習に対する子どもの意欲は非常に高く、ほとんどの子どもが、与えられたタブレット教材に積極的に取り組んでいました。

 学習の基礎を学ぶ際には、タブレットを用いた個人学習が非常に有効だと学びました。また、基礎学習を個別で行うことで授業時間数の短縮を図ることができます。そして、空いた時間で学びに本当に必要な部分を話し、議論することもできます。

 しかし、その後の先生方による分科会や校長先生から、タブレットの欠点になる点もいくつか学ばせていただきました。まず、どうすれば深く学べるのかが曖昧である、ということです。タブレットを授業に取り入れるだけなら、比較的簡単にできると思います。

 しかし、「深い学び」を達成しようとすると、とたんに難易度が上がってしまいます。その理由は、タブレットが個人作業になりがちなアイテムということです。欠点にも関連しますが、タブレットは基本的に傾けて操作することが多いモノです。すると、反対側にいる子どもからは、タブレットの背面が邪魔をして壁になってしまいます。座席を移動するなどしなければ、操作している子どもの手元はほとんど見えません。これでは子ども同士で繋がることは難しいです。

 また、子どもの「困った!」の内容が、タブレットの操作に関する困ったがほとんどである、という点も挙げられます。本当は学習面で困り感を共有し学び合ってほしいところですが、操作に関してはできる子どもが教えればすぐに解決してしまう、ということがあります。このように、子どもが繋がりづらく、深い学びに到達しづらい、ということがタブレットの欠点であると学ばせていただきました。

 早いもので、去年の今頃に初めて味岡小学校を見学させていただいたことが信じられません。4月からインターンシップとして入らせていただき、ゼミ生としては約半年ぶりの味岡小学校見学でした。その中で学びのない時はなく、常に学ばせていただくことができました。この記事があがる頃には2学期も終わり、残すは3学期のみです。残りの約3か月間も、子どもとの関わりを大切にし、学びを深めさせていただきたいなと思います。本日は玉置先生、味岡小学校の先生方、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは、4期生の高桑です。先日、味岡小学校で多くの授業を参観させていただき、その後ゼミ生で意見を出し合いながら授業について深く考える機会をいただきました。今回は、そこから学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、玉置先生に授業の見方を教えていただきました。授業は子どもが変わるための場であり、授業内でおさまらず「〇〇ってこういうことか、こうすればいいのか」と子どもが汎用性の高いことを学んでいる姿があれば、よい授業であると言えます。つまり、板書の仕方やタブレットの効果的な使い方など教師に注目するのではなく、つぶやきなどから子どもの変容を見るべきだとおっしゃっていました。

 このお話を聞いていて、授業づくりをするときも同じく大切にすべき観点だと思いました。私は、指導案を考えるときに「これをやったら子どもたちが楽しんで授業に参加できるかも」と教師の手段メインで考えてしまうことがよくあります。そして、いざ授業をやってみると、「結局自分は何がやりたかったんだろう」とゴールを見失ってしまいます。これでは、教師メインの授業に子どもが付き合わされているだけになってしまいます。

 玉置先生が口を酸っぱくして何度もおっしゃってくださる、「授業終わりに子どもが何と言ったら成功か」というゴールを明確にして、それを軸に授業を考えていくことが大切であるということを改めて実感しました。

 その後、多くの教室を周り、授業の様子を見させていただきました。そこで、子どもたちのいいなぁと思える姿が多くありました。「〇〇くんいいこと気づいたねぇ」と仲間を称える言葉が上がったり、表情豊かに朗読をしたり、外国籍の子どもが見慣れない私たちにも目を見てあいさつをしてくれたり、子どもの輝く姿が多くあり、感動しました。

 特に心に残ったのは、研究授業で見たAくんです。Aくんは、タブレットの使い方がわからず個人追究の時間も小声で「わかんない」と言って意味もなくタブレットをいじっている姿が印象的でした。それに気づいた教師が直接教えるのではなく、Aくんを前に呼び、困っている状態をみんなに見せて、クラス全員で解決策を考える時間を設けていました。その後、Aくんは「わかった!」と得意げにタブレットを使い、同じグループの子どもに教える姿がありました。私はAくんのことを1時間しか見ていませんが、授業の始めと終わりのAくんの様子の違いから、子どもが少しでも変化できる授業をつくり、その変化を積み重ねていくのを見守るのが教師の役目なんだと感じました。今回、味岡小学校で見させていただいたこと、感じたことをこれからの授業づくりに生かしていきたいと思います。

 最後になりましたが、玉置先生、味岡小学校の先生方、素晴らしい学びの機会をありがとうございました。(高桑)

あけましておめでとうございます

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 2020年となりました。

 あけましておめでとうございます。

 今年も玉置ゼミ生一同で、ゼミでの学び、セミナーや学校訪問での学びなどを中心に発信します。

 稚拙な内容もあるとは思いますが、「書くことによって学ぶ」というゼミ方針のもと、わずかな成長でも目指して発信し続けたいと思います。

 おかげさまで、4月には玉置ゼミHP開設6年目に入ります。今年もどうぞよろしくお願いします。(玉置)

2019年振り返り(玉置)

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 2019年の振り返りを「三楽の仕事日記」に書きました。

 書きながら、今、自分があるのは皆様からの支えがあってこそ。
 改めて感謝する年末です。

 もっと書いておきたいことはありますが、長くなりすぎるで、このあたりで。
 よろしければお読み下さい。

 ここをクリックしてお読みください。

12月11日3分間スピーチのふりかえり(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は12月11日に行った3分間スピーチについて振り返りを書かせて頂きます。

 私は中学年を対象に「ちょっと視野を広げて見よう」というメッセージのスピーチを行いました。

 これはもうすぐ冬休みのこの時期にする話をしたいな、と自分なりに考えていたところ、お恥ずかしい話、冬休みの宿題をずるずると溜め、休みの終盤に慌てていた小学生の頃の自分自身の経験を踏まえて(泣)、「ちょっと先を見て行動することの良さ」を話そうと思った次第です。

 最近、私は自動車学校に通い始め、人生で初めて車を運転しました。そこでは私は、目先の道路を見るのに必死で、教官に「目線はもっと先に」と言われていました。道路がこの先どうなっているのか、先を見ないとうまく走れないとのことですが、それが目の前のことでいっぱいいっぱいな自分とすごく重なるところがあるなあと思い、車の運転を例に「ちょっと先を見て行動することの良さ」を伝えることにしました。

 宿題もあらかじめ全体の量を把握して、前半にこれだけ、1週間ではこれだけ、じゃあ今日はこれをやろう!と逆算しないと、目先の課題をとりあえずやっていては、中々終わりが見えず、進みません。授業づくりもゴール(子どもたちに最後に言って欲しい言葉)から考えます。少し目線を先にして、ゴール(目標)を自分の中で持ちながらそこまでの道のりを着実に進めていくのが、「コツコツやるコツ」なのかな、と自分自身感じたので、スピーチにしました。

 このようなことを伝えたかったのですが、話にすると中々伝えられたのか微妙な感触でした。玉置先生からは、「子どもたちとのやりとりの中で笑いが取れていてよかった」というコメントを頂きました。今回他に5人スピーチを行いましたが、悔しいくらい話が上手い同期で、なるほど!と思うネタと、伝えたいこと、話し方の3つが揃っていてすごいなぁと思いました。

 来年から今回のスピーチで玉置先生や同期から学んだ話し方を生かして、子どもたちに良い話ができるように普段の生活や様々な経験をしたいです。ありがとうございました。(安藤)

11月27日4期生ゼミ模擬授業の学び(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は11月27日に行った模擬授業の学びを書きたいと思います。

 私は道徳で、2年生の『泳げないりすさん』を題材に選びました。これは、教育実習で1度授業をしたのですが、実習の時は全然うまくいかず、自分は道徳の授業をするのが苦手だなぁ、と思うようになりました。そこで今回ゼミでもう一度リベンジしたいという気持ちで同じ題材に挑戦した次第です。

 今回はまず、事前に玉置先生に、指導案の相談をさせて頂きました。教育実習の時にうまくいかなかった、ということを伝えると、何がうまくいかなかったと思う?と尋ねられ、役割演技がごっこ遊びのようになってしまい、意味のある活動にならなかったことを伝えました。すると、玉置先生が仰るには、道徳で役割演技を入れると、子どもも照れてふざけるなど、あまりいい授業にならないそうで、改善点を見つけることができました。

 そして、役割演技をやめて、発問を、「仲間はずれにされたりすの気持ち」を問うものから「仲間はずれにした3匹の気持ち」を、考えるものに変えました。

 実際に授業をしてみて良かった点は、りすではなく、仲間はずれにした3匹の気持ちを問うことで、前回より意見に深みがでて、よかったです。

 反省点としては、意見の収集がつかなくなってしまったことです。私は「甲羅で運ぶんだね〜なるほど」で終えてしまったのですが、玉置先生は「行動の裏に気持ちがある。なんでそういうことをするの?とその行動に至る心情を問うと良い」とアドバイスをくださいました。板書も、子どもから出た心情をキーワードでメモして、心情や行動の変化が一目で分かる板書を作りたいです。

 後々感じた反省点としては、3匹が「泳げないからダメ」と言った時に、りすは泳げないから仕方ないよね、一緒にいられないことは悪いことなのかな?と揺さぶって、3匹がりすを置いていったことを後悔していることに触れられたらよかったな、と感じました。

 玉置先生に相談させて頂いた時に、発問についての提案をくださいました。その際に玉置先生から、これから先、現場でも、先輩の先生方に相談して、アドバイスを頂けることがたくさんあるだろうが、それをそのまま全部やろうとすることが、良いわけではないということを教えて頂きました。その方法が自分ができそうなことなのか、そして子どもたちの実態に合っているのかを考えて、最終的にその方法をやるかやらないかは自分で決めなくてはいけないよ、という教えを頂きました。先輩方に学ばせて頂きながらも、自分の意思や意図を忘れないように気をつけたいと思います。

 ご指導くださった玉置先生、授業を受けてくれた4・5期生のみんな、ありがとうございました。(安藤)

2019年の振り返り(高桑)

 こんにちは、4期生の高桑です。私は今日、バイト納めでした。そして、その年内最後のバイトで社員の人に怒られました(笑)怒られた原因は、レジである間違いをしてしまい、お客様にご迷惑をおかけしたからです。その社員さんは朝から機嫌が悪かったので、怒られるだろうなぁと思ったら案の定「ちょっと来て」と裏に呼ばれました。怒られた直後は、「自分が機嫌悪いからって、ちょっとの間違えで、そんなに言わなくてもいいじゃん」とムカムカしていたのですが、「あの社員さんも私のことを思って言ってくれてるんだろうな」と考えると、なぜか気持ち良くなりいつも以上に笑顔で楽しみながら接客することができました。

 これだけを聞くと、前向きな人だなぁと思われるかもしれませんが、私はもともと何事もマイナスに捉えて、落ち込むことが多くありました。変われたのは、教採合格に向けて、周りの人の良さに影響を受けながらも、知らなかった自分の良さを知り、さらに自分のことが好きになれたからだと思います。

 教採期間は正直辛かったです。ゼミのみんなには、本当に支えられました。週に何回かある面接練習では、話し下手で伝えたいことがうまく伝えられない私に対しても真剣にコメントをしてくれて、私の良さを見出してくれました。また、学食に行くと自然と玉置ゼミが集まっており、一緒に暗記単元の覚え方をつくったり、雑談をして笑いあったり、気づくと私にとって心温まる居場所になっていました。個性的な12人の仲間がいたから、私は自分にしかない個性を見つけ、自分で自分を認められるようになりました。

 最近、同じ中学と高校に通っていた友人と話す機会があったのですが、その時に「かりんって本当に変わったよね」と言われました。「前が暗かったわけじゃないけど、さらに前向きで明るくなった」と言われ、自然とゼミのみんなの顔が浮かびました。大袈裟だと言われるかもしれませんが、私の人生は玉置ゼミなしでは語れません。玉置ゼミに入って、特にこの1年は色んな面で成長することができたと実感しています。玉置先生やゼミのみんなには本当に感謝をしてもしきれない、そんな1年間でした。2020年も、大学を卒業して就職しても、一生玉置ゼミのみんなとは関わり続けていたいです。そして、みんなと切磋琢磨しながら、もっともっと成長したいです。こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!!

 最後になりましたが、良いお年を!(高桑)
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ありがとう、2019年!(鏡味)

 こんにちは!4期生の鏡味です。最近、風邪やインフルエンザが流行っていますが、皆様体調は大丈夫でしょうか?

 さて、私はたまたま家でゆっくりする時間があり、年末ということで自分の部屋の掃除をしました。掃除をする中で、懐かしいものがたくさん出てきました。

 それは、友達からもらった手紙、卒業アルバム、中学、高校の通知表などです。

 中でも1番目に止まったのが、教員採用試験の勉強で頑張った物たちです。面接ノートや、ゼミの時間に解いたプリント、教育新聞を切り貼りしてまとめたノートもありました。我ながら、頑張ってたな〜と振り返ってました。今は、もうあの頃には戻れません笑

 ノートや参考書を見て懐かしんでいたので、掃除を終えるのにとても時間がかかってしまいました…(笑)。

 今年2019年は、間違いなく、夢に向かって努力した年だと胸を張って言えます!と同時に頑張ることができたのは、ゼミの仲間がいたからです。一緒に勉強したり、アドバイスをし合ったりする仲間がいたから、乗り越えることができました。4期生のみんな、本当にありがとう。

 そして私たちゼミ生をここまで導いてくださった玉置先生に、感謝の気持ちでいっぱいです。4月から教師として、玉置ゼミで学んだことを生かして頑張り、恩送りをしていきたいと思います。

 多くの人に支えられ、努力できた2019年は、思い出に残るとっても素敵な1年でした!来年の4月からは社会人。2020年も良い1年になりますように。

 皆さま良いお年を!!(鏡味)

※写真は以前伊豆に遊びに行った時のものです!
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「マジスター〜見崎先生の病院訪問授業〜第1集」 を読んで(矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は「マジスター 見崎先生の病院訪問授業」(原作 山本純士 漫画 棚園正一)を読んだ感想を書かせていただきます。

 この本は玉置ゼミの必読書となっています。必読書と先生が仰るのだから難しい本なのかなと思っていました。しかし、この本は玉置ゼミの蔵書としては珍しい漫画でした。だから、とても読みやすかったです。そして、なにより、力強い言葉に加えて、漫画に出てくる主人公たちの目の光からもメッセージが伝わってきて、文字だけの本とは違う魅力を感じました。

 この本は、「病院訪問教育」を題材としており、私が初めて触れる教育の種類でした。「病院訪問教育」は文字通り病院を訪問し、そこに入院する子どもに対し、週3回程授業をするものです。その週3回程の授業がその子にとっての学校となります。
 
 多くの人の「病院」という場所は風邪や骨折など、日常に多く起こりうる病気を診察してもらう場所だと思います。

 しかし、大きな病院の1つ上の階に上がってみてください。そこの空気は外来の階とまったく違います。とても静かで、落ち着いていて、優しい看護師さんがいらっしゃる安心できる空間です。しかし、どこか常に暗い影があるように私は感じます。

 1つ1つの病室に戦っている人がいらっしゃいます。その皆さんは一人ひとりがとても強い方々です。しかし、きっと常に前向きにはいられないでしょう。それが、私の感じる暗い影ではないかと思います。そんな一人で戦わなくてはいけない病室に私達より若い子どもたちがいて、戦っているのです。

 病室の子どもたちは幼い心で一生懸命、自分の状況を受け入れようともがいています。そこに健康な大人が授業をしに来て、「元気出して」「大丈夫だよ」と声をかけてきたら、きっと心がえぐられるでしょう。だから、見崎先生はじっと子どもたちをジッと待ちます。その子が自分のことを受け入れてくれる心のスペースを作ってくれるまで待ちます。

 この「待つ」という行為は大人には難しいのではないでしょうか。大人になっていくにつれ、答えを求めて、悩むのを拒んで、そのくせ綺麗事は増えていきます。人生経験が少ない、子どものならではの先の見えない不安にズカズカと大人は踏み込んでいきがちです。

 その子のペースに合わせるという「待つ」ということを大切にしなくてはとこの本を読んで改めて感じました。

 待つことで子どもたちに受け入れてもらった見崎先生は独特の授業をしていきます。その授業は子どもたちにとって「明日への希望」になり得ていました。「明日への希望」という言葉がこの「病院訪問教育」にとって重要なキーワードであると感じました。
 
 この漫画を読み、改めて自分の現在や過去を振り返って、私は、人が「明日への希望」をもてた時のサインは「目の中に光が灯った時」なのではないかと考えました。

 私は大きな病気をしたことはありません。入院をしたこともありません。ですが、私の母は長い間闘病していました。その姿をずっと見てきました。母は私に弱音を吐いたことは決してありません。とても強い人でした。でも、幼かった私にも、闘病の辛さからなのか、日に日に母の目の中の光が暗くなっていくのがわかりました。その光が消えていくのが幼い私にとって怖いことでした。だから、楽しい話をしようと努めていたのをよく覚えています。楽しい話をすると笑ってくれる母の目に光が戻るのが私にとって、とても嬉しいことでした。

 この漫画に出てくる子どもたちの目も最初、光がありません。でも、見崎先生の授業を受けたり、梅先生の一生懸命に向き合ってくれる姿を受けて目に光が戻っていきます。
 
 この光は決して闘病している人だけに関係しているものではありません。誰にでも光をなくす瞬間があります。教師という仕事をしていれば、光をなくした子どもに出会うこともあると思います。だから、私はその子の目に光が灯る関わり方をしたいです。私は決して見崎先生の様には上手に子どもとは関われません。梅先生より悲惨だと思います。でも、その子の顔を、目を見て話すことはできます。私が話していく中でその子の目に光が灯る瞬間を見逃さない教師になりたいです。(矢崎)
 

12月14日飛島学園の模擬授業からの学び(二村・古川)

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 こんにちは!5期生の古川です!今回は先日、飛島学園で行われた飛島村一貫研究会での玉置先生、和田先生の2人の道徳の授業を通しての学びについて書かせて頂きます。

 まずお二人は、道徳の子供の発言は普段の行動に基づいており、子どもをいつも間近で見ていてバックヤードを知っている担任だからこそ、揺さぶりをかけ、対話をしながら授業展開をすることができるのだと仰っていました。

 実際に授業を見せて頂き、その意味を強く実感させられました。ちょっとした児童・生徒役のうなずき、笑い、表情・声の変化を見逃さず、そこから声を掛け深掘りし、ねらいに迫っており、授業の中の子どもの反応にはこんなに多くの意味が込められていたのか、こんな切り込み方もあったのかと考えさせられたほどです。どんな授業でも子どもは何かしら反応を示しています。それを読み取り、汲み取る教師の力量があるかどうかでその反応が生かされるかどうかが変わるのだと痛感させられました。

 また、和田先生は、迷っていることさえも一つの大切な反応として受け止めること、絶対に「キーワードは言わない」ということを徹底していました。今の状況を真摯に受け止め、何故そうなったのかを学級全体で一緒に考えていくことでより全員参加の主体的な深い学びに繋がっていくのだと考えさせられました。

 私は中学校教育実習の道徳の授業で生徒から思うような発言が得られませんでした。そしてキーワードを自ら言ってしまい、主体性を奪う展開をつくってしまいました。どうしたら、その様な展開を避けられたのか、まだ答えが出し切れていません。そのヒントが今回授業を見せて頂いたことで見つかった気がします。大変貴重な学びをありがとうございました。(古川)

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 こんにちは!5期生の二村です!今回は飛島学園で行われた飛島村一貫研究会での学びについて書かせていただきます。

 道徳の模擬授業を二つ見せていただき、一つは和田先生が小学一年生を対象にした授業、もう一つは玉置先生が中学二年生を対象にした授業をしてくださいました。

 和田先生の模擬授業を見せていただき、子どもたちが主体の授業であると感じました。子どもの反応をよく見ながら授業を進めているのが印象的で、子どもたちが頷いていたら、「頷いているから、楽しいなって気持ち分かる?」と問い返したり、子どもたちが発言したことにどんどん突っ込み、子どもの意見を繋げながら授業を進められていました。

 子どもたちの意見が分かれているときにワークシートに自分の意見を書かせ、1人で考える時間を与えていました。1人で考える時間は『自分と対話しなければいけない時間』と教えていただき、話さず、自分と向き合わせることが大切と教わりました。また3分が限界であり、これ以上時間を延ばしてもいいものは出ないと和田先生はおっしゃっていました。3分で自分の意見を書かせるために、順番はどういう順番でもいいから、書きたい優先順位の高いものから書いてごらんと助言することで、途中になってしまっても1番言いたいことは書くことができていると教えていただきました。

 今まで私は授業をする時、意見が出なかったりワークシートに意見がかけない時焦ってしまいがちでした。しかし和田先生はワークシートに意見を書けない子どもたちの様子を見て、「迷った人手を挙げて」と聞いていました。これは書けない状態でいいですよ、みんな同じところで迷っていますよと伝えるために聞いたそうです。このことから書けなくても焦らずその状況を受け入れることが大切だと思いました。子どもたちの様子を見て、その場の空気に応じて臨機応変に対応する力が私にはまだないので、まず子どもの少しの表情の変化や反応を見逃さないことから意識して授業していきたいです。

 玉置先生の模擬授業を見せていただき、自分の中で新しい授業の形であり、議論することで、生徒がよく発言しよく考えることができる授業だと思いました。教材研究の段階で教師自身も子どもの立場に立って予想してみることが大切と教えていただきました。中学校実習の担当の方にも同じように教わり、実践したら、私がたくさん書けるところは生徒もたくさん書けるところであるし、書けないところは発問を変えるべきであるなど予想したからこそ分かることが増えていきました。またズレが少ない時ほどいい授業ができたので、これからも教材研究の段階で予想することを大切にしていきたいです。

 道徳の授業では最後に1人の時間をとることにより、どのように心情が動いたか自己見つめする時間が必要だとおっしゃっており、その振り返りをコツコツ積み重ねていくことが大事だと教えていただきました。心情変化や心情強化など心が動いている子だけを褒めるのではなく、考えたがわからなかった子も褒め、認めていこうと思いました。生徒が自然に主体性を発揮し、発言したい、考えたいと思える授業を作っていきたいと思いました。

 素晴らしい授業をしてくださった玉置先生、和田先生ありがとうございました!(二村)

12月14日飛島学園での授業からの学び(杉山・中野)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は12月14日に行われた飛島学園での道徳授業参観に参加して学んだことを記します。

 今回の道徳授業では、授業名人の和田先生と玉置先生から授業をして頂きました。この道徳授業から学んだことはたくさんありますが、特に印象に残ったことは、「子供の言葉で授業全てをつくる」ということです。

 道徳に限らず、全ての授業は子供たちの言葉を中心に作り上げるものですが、特に道徳は、狙いに関連する言葉が子供たちから出づらい教科であるため、教師側から狙いに関連する言葉を言ってしまいがちです。しかし、お2人の授業は、子供たちから言葉が出るまでとにかく待って、板書も教師主体で作るのではなく、子供の言葉から作り上げて、子供たち全員を巻き込んでいたので、全員参加の授業の術も学ぶことが出来ました。

 また、子供たちが活動する前に明確な指示をすることで、授業の価値をより上げることができることも学びました。今回の授業で玉置先生は、範読する前に、「どうしたら茂の悩みが解決するのかを意識しながら聴いてね」と声かけてされていました。こうすることで、ただ読むだけの時間にならず、することが明確なので、授業がより濃密になるなと感じました。こういった声かけは簡単なようでとても難しいので、今後も学び続けて活かせるようにしたいです。

 「考え、議論する道徳」を実現するための技術がたくさん詰まった今回の道徳授業に参加でき、本当に良かったです。これからも授業づくりへの熱意を忘れることなく今後に繋げようと思います。授業をしてくださった和田先生、玉置先生を始め、飛島学園の先生方など、多くの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは!6期生の中野です。今回は、初めてセミナーに参加させていただき、初めて記事を書かせていただきます!

 セミナーに参加し、思ったことや学んだことを書いていきたいと思います。

 今回は、道徳の授業を見させていただくセミナーでした。授業名人の和田先生と玉置先生の授業を見させていただいたのですが、衝撃を受けました。私が今まで見てた授業は一体なんだったのだろうと思いました。まず、生徒役の先生方が、本当に生徒役が上手くて、本当にその学年の授業を見ているかのようでした。私たちの模擬授業と大きく違う点の一つに、生徒役のうまさがあると思いました。

 授業の違いは、まず授業のテンポやリズムが素晴らしいと思いました。聞いているだけで授業に吸い込まれていくかのような感覚に陥りました。2人の先生方の授業を見ていると、自然と発言したくなるような授業で、このような授業をすれば挙手が溢れる授業になるんだろうと思いました。

 今回のセミナーに参加し、本当にこのゼミに入ってよかったと確信しました。これからたくさんセミナーに参加し、学び、授業力をつけていきたいと思いました。(中野)

12月14日飛島学園道徳の模擬授業を参観しての学び(矢崎・松浦)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は飛島学園で行われた、道徳授業力向上講座での学びを書かせていただきます。

 今回、玉置先生と和田先生の道徳の模擬授業から私は「共感」の大切さに気づきました。

 和田先生は資料読みの時間を短くするということを挑戦されました。和田先生は今回、範読をしながら質問をしていらっしゃいました。そうすることで、資料の山までスムーズにたどり着くことができていました。

 和田先生はとても簡単そうに授業を進めていらっしゃいましたが、私には難しいと感じました。なぜなら、和田先生は範読をしながら、児童一人ひとりの表情を読み取り、その場の空気と物語の展開に合った質問をしていらっしゃったからです。

 私は実習で範読をしながら子どもの表情を見ることの難しさを痛感したばかりだったので、この技の難しさが分かりました。児童と一緒に作り上げていく素晴らしい授業を見せていただきました。ありがとうございました。

 玉置先生は範読をする前に生徒に向けて「どうしたら茂の悩みは解決するのか考えながら聞いてね」と声をかけていらっしゃいました。

 私は、この声かけをつい忘れてしまうことが、実習の際ありました。授業がテンポ良く進まない原因になりました。この声かけはテンポ良く進めていく上で重要であると感じました。

 今回は主人公の悩みを解決するための方法を学級で考えていく授業で、一人一人それぞれの解決法があり、なるほどと思わされるものもありました。その方法を学級全体でありなのか、なしなのかを吟味していくもので、この吟味する最中の発言もそれぞれで、参観していてとても面白かったです。

 玉置先生は途中で「自分が良いと思っていることを他の人が必ず良いと思うとは限らない」とおっしゃっていました。この一言が生徒に響く言葉だと感じました。また、道徳をしていく上で、教師が忘れがちな言葉であると思いました。この言葉を忘れないようにしていきたいです。

 お二人の授業を参観させていただき、道徳には子ども同士の「共感」、子どもと教師の「共感」がとても重要であると改めて感じました。自分の考えとは違う考えを子どもと教師が受け入れることができたとき、はじめて道徳の授業が成り立つことが分かりました。
これから、「共感」を大切にできる道徳の授業づくりをしていきたいと思いました。(矢崎)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回、初めてセミナーに参加させていただき、とても勉強になることばかりでした。その中でも特に印象に残っていること、私が大切にしたいと思ったことについて書きたいと思います。

 1つ目は、道徳は子どもたちに想像させる授業であるということです。和田先生の授業では「資料読みの時間を短くする」ということに挑戦されていて、資料を子どもたちには配らずに先生が資料を読み、状況を整理しながら、授業を進められていました。このような方法で授業を行うと、子どもたちは自分で物語の様子を想像して、自分だったらどんな気持ちか、どんな言葉を言うか、ということをより深く考えることができ、自己を見つめ直すことに繋がると思いました。

 また、「キーワードとなる言葉は絶対に先生の口からは言わない」と決めておられて、その授業でのキーポイントは子どもたちから引き出すようにされていました。その授業で学ぶべきことを教師側から伝えることは簡単ですが、より深い学びにするためには子どもたちから引き出すことが大切であると分かりました。

 2つ目に道徳の評価についてです。私は道徳は特に評価が難しい教科であると思っていました。先生方は長い目で見て、子どもたちの変化を見逃さないように、「できるようになったか」ではなく「思えたかどうか」で判断する、とおっしゃっていました。私はこれはすごく大切なことだと思います。例えば、今回和田先生がしてくださった授業での「正直」という観点では、実際に正直になれたか、ということではなく、この授業を通して正直でいたいと思えたかどうかを見るということです。それは子どもたちの振り返りや発言から感じ取れるものであると思うので、そういった視点を忘れずにいたいです。

 勉強になることばかりで、ひたすら吸収することに必死でした。とても深い学びを得られましたし、もっと学びたいと思える良い機会となりました。このような素晴らしい場に参加させて頂けたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。(松浦)

玉置先生、二期生佐久間さんとのお食事!(加藤諒太)

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 今日は、玉置先生に二期生の佐久間さんとお話をする機会を作っていただき、玉置先生、佐久間さん、私の3人でお昼にお食事に行きました!

 たくさんのお話をすることができ、とても謙虚で「さすが玉置ゼミの先輩だ‥」と大変勉強になる話ばかりでした。特に現場に出てからの教師としての学び方については大変勉強になりました。

 佐久間さんは何かに悩んでわからなくなってしまった時、「聞くより、教室を見に行かせてもらって学ぶ」と仰っていました。何をしたらいいかわからない時、いいなと思った教室をじっくり見せてもらい、自分の目で見て学ぶことが大切だそうです。まず、指導を受けた時にはやってみることが大切だともおっしゃっていました。

 また、学習指導要領をよく読むことが大切と指導を受けたそうです。教採の勉強の時のような覚えるような読み方ではありません。指導書に載っている学習指導案を参考に授業をするのではなく、学習指導要領の目標や領域をよく読み、どんな力をつけることができるのかなどを読み取り、授業を作るそうです。非常に難しいことですが大切だと仰っていました。

 佐久間さんのお話を聞いていて、学び続けるその姿勢が大切なのだと感じました。僕もその姿を見習えるようたくさんの人に教えを乞うていきたいと考えています。

 どの話も現場に出ないとわからないことばかりでとても参考になりました。それを踏まえた上で、今気張りすぎてもダメだよと、玉置先生からお言葉を頂きました。周りの環境は入ってからしかわかりません。ただ、どんな環境であっても、一人の社会人として適応していきたいと思いました。気を張って身構えて4月を迎えるのではなく、笑顔で希望を持って迎えたいと思います!佐久間さんも帰り際に、「学校・職員室を楽しむことも大事だよ」と仰っていました!職場での人間関係なども大切に、教師としての1年目を踏み出せるようにしたいです!!

 最後に、このような機会を用意して頂いた玉置先生、貴重なお話をしてくださった二期生の佐久間さん本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

12/13(金)津島市立南小学校での学び(宮野・大久保・杉山)

 こんにちは、5期生の宮野です。今回は、津島市立南小学校の道徳の授業を参観させて頂きました。教材研究の大切さ、授業中は子供の表情や目を見ることが何より重要であると学びました。

 道徳の授業は、教材研究として、物語を読み込み、解釈することが深い学びのためには必要不可欠であると分かりました。授業のねらいを、子供に考えやすいように明確にし、作り上げなければならないと感じました。私は実習で、道徳の授業をさせて頂いた際、指導書に頼り、自分で一から授業を作ろうとはしていませんでした。教材を読み込みも浅かったように思います。今日の授業参観て学んだことを活かし、道徳の授業を一から自分で作りたいと強く思いました。はやくゼミで道徳の模擬授業をしたいです。

 2つ目に、授業中の子供の表情や目を見ることの大切さです。玉置先生が、子供たちの表情が授業をものがたるとおっしゃっていました。震災の動画を見ている時の子供たちの表情がそのことをものがたっていました。これまで私は、授業を参観させて頂いた際、指導案や授業者にばかり目が行きがちでした。今回、子供たちに注目して見ていると、子供にとってその発問や活動が学びに結びついているかがよくわかりました。これから授業を見る際は子供の発言や表情・目に注目したいです。

 今回も、多くの学びを得ることができました。玉置先生はじめ、津島市立南小学校の皆様、ありがとうございました。

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 こんにちは。5期生の杉山です。12月13日にあった、津島市立南小学校での研究授業と、研究会に参加させてもらいました。今回はそこからの学びを記します。

 5年生の道徳で、主題は「よりよく生きる」というものでした。この主題は、大人である我々もどのように考えたらよいのか非常に難しく、授業者の先生はどのような授業をなさるのかとても気になりました。まず圧巻されたのは、判読の上手さです。まるでプロの朗読家が読んでいるかのような判読で、教材に引き込まれてしまいました。児童の様子を見ていると、みんな真剣な顔で判読を聞いていたので、判読の上手さは、道徳的価値への理解を深める一歩であると再認識しました。

 次にすごいなと思ったのは、児童が発言したすべての意見を、自然と価値づけているところです。少し本質から逸れた発言をしている子にも、「なるほど、そうなんだね。」という風に、否定せず、発言してくれたこと自体を褒めてあげていて、これは簡単なようでとても難しいことを教育実習で学んだので、参考にしたいです。

 その後の研究会や、玉置先生のお話では、道徳の授業では、教材研究として、教材を読み込み、そこからどのような道徳的価値があるのかを教師自身がしっかりと理解する必要があることを学びました。その教材に込められた思いや本質を見出せずに授業をしてしまうと、本当に伝えたいことや学ばせたいことが子供たちに伝わらないので、やはり教材研究はとても大事なことだ感じました。

 また、授業中の子供たちの様子を見ることが、良い授業づくりへの近道であるということです。子供たちの表情や態度を見て、そこから逆算して授業をつくることで、その子たちの実態に即した授業をつくることができるので、それが学級経営にも繋がっていくのかなと感じました。ここから学んだことを、今後のゼミなどで生かせればいいなと思っております。

 今回は、このような学びある授業をして下さった津島市立南小学校の先生方や玉置先生、本当にありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です。今回は、12月13日に津島市立南小学校での道徳の研究授業、玉置先生の指導助言から学んだことを書いていきます。

 学んだことは数多くありますが、今回は一つだけ書いていきます。

 それは、「発問は児童視点に立って考える」ということです。これは、玉置先生が最も重視していました。授業中に玉置先生から特定の児童を指定され、「話し合いで、この子が何を話すかメモしておいて」と言われました。私は必死に耳を傾けて、その子の発言を逃さないようにメモしていきました。そして、授業後の研究会の際にゼミ生に見ていた児童の様子を先生方の前で発表しました。

 それを通して、玉置先生は「児童の話し合いに、教材の内容が出てきてないということは、教材と発問が離れてしまっているからだ」と助言していました。加えて「児童の視点に立って授業の流れを考えられているか、今一度考えてほしい。大切なのはそれです」と現場の先生方に仰っていました。

 私はハッとしました。小学校実習で、初めの頃は、児童の視点に立って、発言してきそうな内容を予測して流れを考えていました。しかし、授業が重なり、指導案に追われていくにつれ、「私」がやりやすい流れを考えて、「私」が答えやすい発問を考えていたからです。私の余裕が無くなるにつれ、自分本位になっていました。
 

 教師として仕事をやっていく上で、授業以外の仕事が積み重なり、それに追われていく時間が多くなると思います。そんな中だからこそ、玉置先生は、南小の先生方に「児童の視点に立って」と助言されたのだと思います。

 今回研究授業中で児童の発言をメモしてみて、児童をみるという大変さが身に染みて分かりました。一人の児童の発言を追うだけでも大変なのに、40人近いクラスの様子を一人で見るのは相当困難なことだと思います。なので、私は玉置ゼミで少しでも自分の力を伸ばし、胸を張って教壇に立てるようになりたいです。

 お忙しい中授業を見せていただいた津島市立南小学校の先生方、授業をなさった川瀬先生、貴重な機会を与えてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(大久保)
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12月11日4期生ゼミ3分間スピーチの反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。12月11日のゼミで3分間スピーチをしました。 その内容と反省を書きたいと思います。

 私は小学校6年生を対象に、人権週間である朝の会という設定で行いました。 内容は、思いやりの気持ちをもつことの大切さを、果物の柿の「木まもり」に例えてお話ししました。

 この「木まもり」のネタは朝日新聞の天声人語を読んでいた時に見つけました。
 人間は、柿の実を全て収穫するのではなく、1つだけ木に実を残すそうです。それは全て収穫しては、木の枝や幹だけになってしまって可愛そうという人間の思いやりの心や、全部人間が食べるのではなく、鳥にも分け与えようという人間の思いやりの心があります。これが「木まもり」です。 この「木まもり」という人間の思いやりの心から、人権週間である子どもたちに、思いやりの気持ちを大切にしてほしいというお話をしました。 (3分間スピーチをした前日の12月10日が世界人権デーでした)

 玉置先生からはお褒めの言葉をいただき素直に嬉しかったです。と同時に、ゼミの仲間のスピーチを見ていて、私は少し笑いの要素が少なかったのではないかとも思いました。自惚れず、高みを目指して頑張りたいと思いました!

 今回のスピーチを通して、教師は朝の会や帰りの会で子どもたちに話す小話をたくさんもっておくことが大切だと思いました。改めて新聞を読んだり、テレビのニュースを観ることを大切にしていきます。(毎日、朝日新聞の天声人語は読みたいと思います!😂)

 指導してくださった玉置先生ありがとうございました。(鏡味)

12月12日あま市立美和東小学校での学び(加藤諒・木下)

 こんにちは。4期生の加藤諒太と5期生の木下です。今回は12月12日あま市立美和東小学校での学びについて書きたいと思います!!

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 こんにちは。四期生の加藤諒太です!今回は12月12日に参加させて頂いたあま市立美和東小学校での学びについて書きたいと思います!

 本来は玉置先生の講演の予定でしたが、急遽、対話のある授業をするということになり、子ども役として参加させていただきました。今回玉置先生が行ったのは、「17番目の秘密」という題の授業でした。この授業は、なんの秘密だろうかという発問から入っていました。子どもは、秘密と書かれた時点でなんの秘密だろうかと考えてしまうと思います。この時点で子どもたちの興味はぐっと惹きつけられると思います。

 その中で、私は対話ということを重視して見ていました。具体的にどの様に子どもたちをつないでいくのかというと、「なんで〇〇になるの?お隣と確認してみようか」や「今のことあってる?」などと教師から声かけをしていました。そして、「今のことあってる?」という発問に対して「同じです。あってます。」と答えた子どもに「人の話を聞いて評価できるのすごいね」と価値付けをしていました。繰り返していきたい行動にこそ価値付けが必要だと思うので授業の中での価値付けは対話を進めるためにも大切なことであると学びました。

 また、授業技術として呟きをメモしていくことや子どもが止まってしまった際に、ペア活動をすると言ったことを学びました。呟きをメモしていくと、授業の後半でキーワードとして用いることができたり、最初はこうだったがやってみたらこうだったと最後にまとめられたりと、授業に深みを持たせることができるのではないかと感じました。また、ペア活動は困った時に行うと活性化するということを学びました。子どもたちは目の前のわからないを解決したいと思っていると思います。そこでペアにすることで議論を交わし、対話を用いて学習できるのではないかと考えました。

 この様な機会を用意してくださった玉置先生を始め、美和東小学校の先生方本当にありがとうございました。(加藤)
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 こんにちは、5期生の木下です。今回は、12月12日の木曜日に参加させていただいた美和東小学校でのセミナーのことについて書きたいと思います。

 今回のセミナーは、玉置先生が実際に算数の模擬授業を美和東小学校の先生やゼミ生である私たちにしてくださり、その中から対話のテクニックを学ぶという内容でした。玉置先生の生徒役になって小学生向けの模擬授業を受ける機会はあまりなく、また多くのことを学べました。その中でも特に心に響いた2つのことを紹介します。

 1つ目は、「大切な問いへの答えは何人かの児童に発表させる」ということです。例として、全員起立をさせて同じ意見なら座らせるというスタイルを学ぶことができました。このスタイルは、教育実習中の1番の自分の課題であった「全員参加の授業」をつくるための1つの良い方法でもあるなと感じました。

 2つ目は、対話のテクニックとは少しずれますが「児童のつぶやきを黒板の隅に書く」ことの大切さです。今回の模擬授業で玉置先生は、17番目の秘密について児童が思い発表したことを黒板の隅に書いていました。この児童の何気ないつぶやきが授業の最後にしっかりとつながっているのです。そして、教師が「お、〇〇さんのつぶやきがつながったね!」と言うと児童は授業で貢献したなと感じることができることを学びました。実際に玉置先生に黒板の隅に書いた私のつぶやきを授業の中に取り入れてもらうと、大学生の私でも嬉しく感じることができました。

 他にも多くのことを学びましたが特に自分に響き、是非身に付けたいという学びを紹介させていただきました。

 この様な学びを与えてくださった玉置先生をはじめ、美和東小学校の先生方ありがとうございました。(木下)

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12日12日 あま市立美和東小学校での学び(安部)(二村)

 こんにちは。4期生の安部と5期生の二村です。あま市立美和東小学校に行かせていただきました。学んだことを書きます。

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 こんにちは。4期生の安部です。美和東小学校で、玉置先生は先生方に向けて「17番目の秘密」という算数のオリジナルの授業をされました。私たちゼミ生も1番前の席で模擬授業を受けさせていただいて、子どもの気持ちになって、多くのことを学ぶことができました。

 先生が言われる言葉一つ一つを分析していくと、どれも無駄がなく、「対話」や「深い学び」につながっていることがわかりました。

 例えば、授業終盤、1番目の数を変えても17番目は変わらないということを試した後、このようなやりとりがありました。
T:どんなことが分かりそうですか
S1: 2番目が決まれば17番目が決まる。
S2: 2番目と17番目以外は関係ない。
T: S3さん、たしかいいこと言ってましたね、みんなの前で話してくれますか。
S3: 1番目に関わらず、2番目が決まれば17番目が決まる。
T:そうだよね、せっかく今1番目試したもんね

 実は、S2は私自身だったのですが、そのあとのS3さんの発言を聞いて、深く納得してしまいました。

 玉置先生はポイント解説時にこんなことを言っていました。
・子どものつぶやきからレベルアップしていく
・核心に迫る発言が出たら子どもに返す

 まさに対話的で深い学びの実現だと思いました。教師がこうだよね、と教えるのでは何の発見、気付きもありません。自分と同じ立場にいる友達の意見だからこそ興味があるし、聞いたときに「そうだったのか!」と腹に落ちるのだと思います。先生の授業では子どものつぶやきを拾い、その場で追求することで深めたり、黒板に残しておくことで後で深めたりと、あくまでも子どもの言葉で進んでいく授業を展開されていました。対話的な学びをすることで深い学びにつながっていく、それを実感できる授業でした。

 今日も多くの学びを得ることができました。玉置先生を始め。美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!5期生の二村です!今日は美和東小学校で行われた玉置先生による算数の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 今回は玉置先生が、17番目の秘密を題材に模擬授業をしながら授業技術について解説してくださいました。

 たくさんの授業技術を教えていただいた中で、特に印象深かったことが2つあります。
 一つ目は物分かりの悪い教師を演じるということです。教育実習中、私はどうしても核心ついた答えに飛びつきがちでした。生徒同士を繋げようと意識はしていたのですが、なかなか実行することができず、教師と生徒の一対一のやりとりで終わってしまったことが多かったです。模擬授業の中で玉置先生は、対話を生み出すために、「どういうことか分かる?」であったり、「〇〇さんの考えわかる人?」と問い返していました。そうすることで生徒同士の意見を繋げることができ、豊かな対話の中で対話によって授業が生徒の言葉で深まっていくことができることを学びました。授業をする時、急がず、物分かりの悪い教師を演じることで生徒からの意見を引き出すことができることを学んだのでこれから実践していきたいと思います。

 2つ目は子どものつぶやきを拾い、そこから広げることです。導入で子どもがつぶやいたことやキーワードになることを黒板の端にメモしておき、最後のまとめで「最初のみんなのつぶやきが大事だったよね」と最初のつぶやきにかえることができると教えていただきました。

 学ぶことが楽しい、対話が楽しいという授業をすることが大切であることを今回自分が生徒役をして実感しました。私も、ペアワークや問い返しをうまく活用しながら生徒の意見を拾い、つないでいくことができる授業をしていきたいと思いました。模擬授業をしてくださった玉置先生、美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(二村)
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