12月11日 4期生ゼミ3分間スピーチの反省(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、ゼミでの3分間スピーチのことについて書きたいと思います。

 私は、6年生の3学期を想定して、ゴールする瞬間まで100%の力を発揮するために、本当のゴールの少し後に自分のゴールを設定する、という話を北島康介選手の練習方法を取り上げて話をしました。

 先日、人間の脳は、「もうすぐでゴールだ」と思った瞬間から失速を始めてしまうため、北島選手はプールの壁をタッチして、電光掲示板を振り返るまで、を自分のゴールに設定し、練習を重ねていたという記事を読みました。

 そこで、卒業を控えた6年生に、今まで頑張ってきたことを失速させず、最後まで走り抜けられるような思いになれる話に繋げたいと思い、この話題を選びました。

 今までの玉置先生のご指導で、結論を簡潔にはじめに言うこと、最後に教師が喋りすぎないことの2点が共通していたため、話始めに「6年生最後の日をどんなふうに迎えたらいいか考えながら聞いてください」と示すことと、最後に、みんなは、自分のゴールをどこに設定するか、と投げかけて終えることを意識して話しました。

 しかし、振り返ってみると、いろんなことを付け足してしまったり、同じ説明を何度も繰り返したような記憶があったりして、うまく伝えられなかったな、と少し悔しい思いが残りました。やはり、伝えたいことを聞き手に分かりやすく伝えるためには、余計な言葉は削ぎ落とし、最低限の言葉だけを選んでいく必要があるなと学びました。

 話の途中で少しでも空気が和む場面を作れたら、とも思いましたが、あまり上手くいかず(笑)、やはり玉置先生のように話の間に笑いを挟むのは難しい!と身をもって感じました。

 授業とは違い、聞き手とのやり取りが少ない分、聞き手の反応を見ながら臨機応変に話を進めないと、1人で喋って自己満足で終わってしまうような感覚がありました。安藤さんのように、思わず笑ってしまう一言を添えられたり、本題から少し逸れても空気が軽くなるような話の寄り道もできるようになりたいなと思いました。

 ですが、話が一貫していて分かりやすかった、という評価もいただいたので、その言葉をありがたく受け止めつつ、さらに話が上手くなれるよう努力していきたいと思います!(高橋)

中学校実習を終えて(矢崎)

 こんにちは。教育実習を全て終えました。五期生の矢崎です。今回は中学校実習から得た学びについて書かせていただきます。

 私は中学校実習で大きく2つの学びを得ることができました。

 1つ目は私の中で中学校という場所のイメージが良い方向に変わったことです。
 私は中学生時代、学校が荒れており、自分自身が所属していた部活でも仲間関係で上手くいかず、はやく中学を卒業して、高校生になりたいと思っていました。それくらい中学校という場所が当時の私にとって安心できる、楽しい場所ではありませんでした。私にとって、一生の中で一番戻りたくない時間です。
 そういう思いが自分の中にある私は、中学校実習が始まる前、実習に前向きな気持ちになれませんでした。しかし、この歳になって中学校という場所にお世話になり、先生方や生徒と関わる中で、生意気で我儘だと思っていた生徒は素直で一生懸命な素敵な姿がたくさんあるのだと気づくことができました。私が生意気や我儘と感じていた事はその子が悩んで葛藤している中で生まれる、その子にとっての必要な感情や行動でした。その感情や行動を敏感に感じとって先生方は生徒と真摯に向き合っていらっしゃいました。自分の感情をうまく言葉にできない子を先生方はその子こ目を見て言葉が出てくるまで待っていらっしゃいました。
 生徒の一生懸命な姿を見て、私が経験してきた嫌だった事、辛かった事は自分にとって必要な事なのだったのだと改めて感じることができました。だから、子どもが悩んだり、苦しんだりすることはその子にとって必要なのだとわかりました。これから教師という立場として子どもの一生懸命な姿を支え、立ち上がる事が出来ない子には立ち上がる手助けができるようになりたいと思いました。
 私も人なので、人の悩みを完全に解消することは不可能です。せめて、その子にとって安心できる場所になれるように、これから人の話を聞く力、受けとめる力を自分に付けていきたいと思いました。

 2つ目は教師同士の関係の大切さです。
 今回、私はテスト期間に実習をさせていただきました。先生方はテストを作り、提出物を確認し、テストを採点するという作業をされていました。その中で、教科ごとに毎日のように会議を行い、どこを範囲にするのか、テストはどのように出すのかという話し合いを行っていらっしゃいました。その先生方の姿を見て、教師同士というよりはチームだなと感じました。1つのチームとして、その学校の教科の学習をつくっていらっしゃるのだなと思いました。
 どの職業であっても、人間関係はついてきます。人間関係さえ、上手くいけばその場所はきっと良いものになります。
 しかし、私は人間関係に臆病な面があります。この人にこう言ったらどんな風に思われるのだろう。この人とは上手くやれない気がするなど、マイナス面に捉えがちです。今はそれでもやっていけます。
しかし、これから教師としてやっていくには難しいと感じます。自分でその場所に自分の居場所を作っていく力が私にはまだ足りません。
 この力は努力して身につくものでは無いと思います。でも、周りの人がどういう人なのか、自分はこの場所ではどのように動けばいいのか、そうやって自分の役割について常に考えることはできます。
教師同士の話だけでなく、自分が学級経営をしていく上でも役割意識は大切だと思います。
 これから残りの大学生活でゼミやバイトや友達との関係の中で磨いていきたいと思います。

 これから中学校実習での学びをいかしていきたいです。
                           (矢崎)
 
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12/9 味岡小学校訪問&玉置先生の講話から学んだこと(宮野、北神、中西)

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 こんにちは、5期生の宮野です。味岡小学校の授業を参観させて頂き、子どもどうしで対話をさせることの難しさと、逆思考の授業づくりの大切さを学びました。

 1つ目に、子ども同士の対話を引き出す難しさです。授業を、子どものつぶやきに注目しながら参観させて頂きました。みていると、お互いに教えあったり、アドバイスをしあったりする姿も見られましたが、片方の子が一方的に説明して、聞いている子は無反応という場面も多々見られました。対話というのは、双方向のコミュニケーションがあって成り立つものだと思います。どうしても話し手に目がいってしまいますが、聞き手側の反応の仕方に関しての指導も対話を生み出す上では必要だと感じました。

 2つ目に、逆思考の授業づくりの重要性に関してです。授業を参観させて頂いた後、玉置先生のお話しから、改めてその大切さを感じました。目標を立ててから、それはどういう子どもの姿や意見があれば達成できたと言えるのかを具体的に考えてから授業づくりを始めることです。これまで、実習やゼミで授業をさせていただきましたが、単に目標をたてただけで終わっていました。逆思考の授業づくりをすることで、授業の中で価値づけるべき子どもの姿も自然と出てきます。これからは、よりシャープな授業を行うために、心がけて行っていきたいです。

 ゼミのセミナーで、実際に小学校へ行き、生の授業を見せていただくのは、今回が初めてでした。小学校によって、力を入れてみえる部分が異なり、とても興味深く勉強になりました。これから、出来るだけ多くの小学校へ行き、それぞれの小学校の特色や授業から、多くのことを学びたいと思います。(宮野)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は、味岡小学校訪問からの学びについて書きます。

 今回見せて頂いた授業はどちらもICTを活用した授業でした。タブレットを使った授業は他の学校でも見たことがありましたが、プログラミングを教科学習に取り入れた授業を見ることは初めてでした。私も、大学でプログラミングについて学習しましたが、とても難しかったです。子ども達は、私達大学生よりもずっと使いこなしていてすごいなと思いました。また、プログラミングについて理解することはできても、教科学習に取り入れる方法は全く思いつかなかったので面白かったです。

 これから、ますますICTを活用した授業が求められてくるでしょう。しかし、授業のゴールに、「子ども達に何を言わせたいのか」を考えて授業を作るということは忘れてはいけないと思いました。ICTを積極的に取り入れようとすると、つい、どの活動にICTを取り入れることができるかということから授業を考えてしまいます。それでは、授業の目標を達成することはできず、子ども達もICTを使いこなすことに重きを置くようになるということが分かりました。授業のゴールに、「子ども達に何を言わせたいのか」ということを軸にして授業を考える、逆思考の授業づくりを大事にしたいです。

 私は、現場の先生方の分科会に参加させて頂いたことが初めてでした。提案授業をもとに、現場の先生方が感じていることをたくさんお聞きして、ICTを使って学びを深めることの難しさを改めて感じました。私も現場に出た時に、ICTをツールとして上手く活用した授業ができるよう、もっと勉強したいです。とても充実した学びをさせて頂く機会を頂き、本当にありがとうございました。(北神)

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 こんにちは。5期生の中西です。12月19日の味岡小学校での学びを書かせていただきます。

 今回は、ICTを使った授業を見させていただきました。タブレットを使って、いかに授業のねらいを意識させるかということの難しさを感じました。タブレットを使ってばかりだと、タブレットと子ども1人の世界に入ってしまい、なかなか対話の場面をつくることができません。タブレットやPCはあくまでツールであり、学びを喚起したり確かめたりする道具としてうまく活用していくことが教師にとって求められると学びました。

 また、ICTを授業で上手く使っていくには、教える側はICTに関する知識と技術が必要です。国が小中学校の児童生徒に1人一台のPCを支給することを決定したことからも、今まで以上にICTを使った授業が求められます。正直なところ、私はまだこのICTを授業で上手く活用できる自信がありません。しかし私が教師となったときには、子どもたちは1人一台のPCを持っているということを意識して、ICTの知識や技術を学んでいきたいです。

 今回は初めてICTを中心に使った授業を見させていただき、自分がいかにICTの知識や技術が乏しいかということを実感しました。
新たな学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ味岡小学校の先生方、本当にありがとうございました。(中西)

12月4日 4期生ゼミ3分間スピーチの反省(山田)

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 みなさんおはようございます。

 今日先生が話すのは朝ごはんで大人気の豆腐と納豆についてです。

漢字で「とうふ」ってどう書くか知ってる?
そう、豆が腐ると書いて「豆腐」だよね。じゃあ「なっとう」は?そうだね豆を納めると書いて「納豆」だね。これさ、食べ物と漢字逆だと思わない?こっち(納豆)がとうふで、こっち(豆腐)がなっとうの方がぴったりじゃない?
先生気になって調べたんだけど、もしかして知ってる子いるかな?
柔らかいという意味のある「腐」という言葉から、豆の汁を柔らかく固めたという意味の「豆腐」と昔、納所で作られたということから由来する「納豆」なんです!

先生が今日みんなにこの話をしたのは、最近知って驚いたうんちくを披露したかったって言うのが3割あるんだけど、残りの7割はみんなに伝えたいことがあるからです。

それは、「分からない、知りたい!」という気持ちは自分にとってとてもプラスだということです。先生も納豆と豆腐の由来を知りたいと思ってすぐに調べたから、先生にとってもみんなにとってもプラスの知識になったよね。
わからないと思ったままにしておくと、人はいつか忘れてしまいます。でも、自分で調べたり人から聞いたりして、なるほどな!と思ったことは忘れません。

授業中の「分からない」も、もちろん自分をプラスにするチャンスです。さらに分からないところを発表することは、クラスみんなをプラスにするチャンスを教えてくれることだから、恥ずかしいことじゃなくてむしろカッコいいことだと先生は思います。
今日1時間目から、このクラスにプラスがたくさんあふれると先生は嬉しいなあ!

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 友達から先日聞いた話を元に、中学年の朝の会を対象に3分間スピーチを考えました。玉置先生からは、ネタはいいので、後半をもっとスマートにするとよいとアドバイスをいただきました。

 いつも玉置先生が仰っている、「この話で1番伝えたいことが子どもたちに説明しなくても伝わっている」ような話ができるように、話の構成だけでなく、言葉を繋ぎすぎてしまわないように端的に話せるよう4月までに訓練したいです。(山田)

12月4日 ゼミ模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。2回目の模擬授業をやらせていただきました。学んだことを書きたいと思います。

 私は今回、小学校5年生を対象に、「お客様」という資料で道徳の授業を行いました。

 この教材は、
・きまりを守らないと周りにどのような迷惑がかかってしまうのか
・お客様としての権利がある一方で、守らなければならない義務があるということ
 について考えさせる教材でした。

 私は教材研究をする上で、きまりはきまりだから守らないといけない、ということに止まらず、きまりを守ることで、周りの人たちみんながが気持ちよく過ごせるようになるということを実感してほしいという思いを込めていました。

 そこで、中心発問をよく考え、模範に示してある中心発問とは全く異なるものにしました。これで、子どもの心にストンとおちる授業ができるだろうと自信をもって授業に臨みました。

 しかし、実際にやってみると、子どもたち一人一人が考えていることは様々で、予想外の意見も出てきました。そのような意見をどのように整理し、束ね、次の展開にもっていけばよいのか分からなくなってしまいました。ちょうど時間がきてしまうということもありましたが、「行き詰まってしまいました。」という言葉が思わず出てしまいました。

 模擬授業の後、ゼミ生からは2つの指摘をいただきました。

1.中心発問で、今まで女の子の視点だったのが、女の子と男の人を見ている人(第三者)にいきなり視点が変わってしまったため、意見が出にくかったのでははないか

2.女の子の視点ではなくて、きまりを守れない男の人に寄せて考えれば、もっと心情を考えやすかったのではないか

 とても納得させられるアドバイスでした。教材研究をしていると、どうしても一つの方向でしか展開を考えられなくなってしまい、一つの展開に凝り固まってしまいます。こうしてゼミ生に新たな展開案を出してとらえると、とても勉強になります。ありがとうございます!

 玉置先生からは以下の助言をいただきました。

 行き詰まってもいい。ピンチはチャンスだと思いなさい。男の人に声をかけられない、という意見が出てくるのは子どもの正直な思いが出ているということ。様々な子どもの意見が出てきて、自分の中で整理ができなくなった際にはそれをそのまま子どもに伝えればいい。子どもと一緒に考えていくうちに、徐々に出てきた意見が整理され、展開が見えてくる。

 子どもの意見をうまくまとめられず、次の展開にもっていけなかったことをとても悔やんでいた私にとって、救いの言葉でした。

 授業の後、もう一度研究室で先生に相談をさせていただきました。私は子どもとやりとりをする中で、これは困った、まとまらないと思ったときに、自分でなんとかしなきゃと考えすぎてしまうことがわかりました。特に道徳の授業では、いくら教材研究をしていても、実際に子どもと授業をする中で、見えてくるもの、新たな展開というものがあると思います。そこをすごく実感させられた今回の授業でした。

 模擬授業の発表は今回が最後でしたが、授業の内容以上に多くのことを学び、教師としての在り方をもう一度考え直すことができました。親身になって話を聞いてくださった玉置先生には本当に感謝をしています。

 玉置先生をはじめ、授業を受けてくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(安部)

20191222_5期生合宿2日目(玉置)

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 合宿2日目は、酒井先生、斎藤さん、4期生8名の応援を得て、午前中は濃密な面接練習。

 午後は卒業研究の方向性について、語れる段階まで熟考しました。

 おかげさまで恒例の合宿は、今回も充実の二日間でした。(玉置)

 斎藤さんが、Facebookに合宿の感想を書いていただけました。ゼミの在り方として忘れてはならないことですので、ここでも紹介させていただきます。

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今日は、玉置ゼミ合宿のお手伝いでした。
例年、この合宿からグンと結束が強まる玉置ゼミです。

私の役割は、面接練習でのアドバイス役です。
今日が初めての練習とのことで、まだ考えがまとまっていない様子でしたが、それぞれに伝えたいことに思いがこもっていて、教職に対する熱い気持ちを感じました。
これから仲間と議論し、練習する中で、どんどん言葉が磨かれていくことでしょう。
大所帯の玉置ゼミの良さを生かして、自分の言葉がどう伝わるのかを見てもらったり、仲間が気づいていなかった視点を教え合ったりできるといいですね。
自信をなくしたときに、励まし合って支え合うことができるのも、玉置ゼミの伝統的な良さです。
5期生もその伝統を引き継いで、これから半年を仲間と悔いのないように過ごしてほしいなと願っています。

また、玉置ゼミのもう一つの伝統である「恩送り」
今年も、4期生が先輩として合宿に参加してくれました。
昨年、自分たちが受けた恩を、後輩のために受け継いでいく。
こうして感謝の思いを循環していくのも、本当に素晴らしい伝統だなと思います。
私も、参加させてもらうと、自分自身を振り返る機会になります。ありがたいことです。
この感謝を、また次の機会に恩送りしていこうと思っています。
 

12月4日4期生ゼミ活動 井上君の授業記録(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は12月4日に行われた4期生ゼミ活動の井上君の模擬授業について書きたいと思います!

 今回井上君は理科の授業を行いました!今まで理科の授業をしてきたゼミ生はいなかったので、そこに挑戦できる井上くんの学ぼうとする姿勢が素晴らしいと感じました。

 授業では、導入で蜻蛉の読み方を、子どもたちが知らないことを前提に聞いているところや教師力アップセミナーの野木森先生のような、子どもたちが、この授業を受ける意味を見つけ出せる目当てへの持ってき方は、さすがだなと感じました。

 玉置先生からは、この授業は学力形成もできているとお話を頂きました。学力形成は、授業を作っていくにあたって大切なことであり、今後も大切にしていかなければならないことなので、私自身も今日指導を受けたことをもとに授業を高めていきたいと思いました。

授業を終えてのゼミ生からの意見は、
・字を書ききる。走りが気になってしまっている。
・個人で書かせるのではなく、全員に書かせた方が実感があるのではないか。
といった意見が出ました。

 このように意見を共有する時間こそ、模擬授業の意味があると思うので、やって終わりとならないよう、今後も学び続けて行きたいと思います!

 玉置先生、ご指導ありがとうございました。井上くん授業お疲れ様でした!(加藤諒太)

12月4日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は12月4日のゼミで行った、模擬授業の反省について書きたいと思います。

 私は小学校3年生の理科の授業を模擬授業で行いました。内容は、こん虫の体の仕組みを知るものです。今回の授業では、ネットに上がっている指導案から、自分が使いたいと思った技術や、展開の仕方を抽出し、自分なりにアレンジを加えて授業をしました。ゼミの皆や、玉置先生からは子どもに力をつけることのできる授業になっているという言葉を頂くことができ、よし!という気持ちを持ちましたが、まだまだもっとできた反省点もいくつか残りました。

 まずは、子どもを前に出して、何かしてもらった後の声のかけ方です。私はトンボの絵を1人当てて、前に出て描いてもらいました。その時の声のかけ方が良くなく、受け取り方によっては、出てきた子どもが良い思いをしない声のかけ方をしてしまっていました。そのことをアドバイスの際に指摘され、教師の言葉1つ1つ本当に気をつけて、全て見られていると思って、発しなければならないと思い、日頃からも意識していきたいと思いました。

 次に、黒板の字です。私は走り書きをした時、字がきちんとした形になっていない場合があります。それが今回、黒板でも出てしまっていました。たとえ急いでいて、早く書きたい場合でも、意識して、丁寧に書くようにしようと思いました。また、黒板で字を書く練習ももっとしていこうと考えました。

 今回で私の模擬授業は全て終わってしまいましたが、成長した点と、課題が分かり、とても充実したものとなりました。この素晴らしい環境で学べる時間もあと少し!ここでの時間を大切にしていきたいです!(井上)

20191221_5期生合宿1日目(玉置)

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 12月21日、22日は、玉置ゼミ恒例の合宿です。5期生は1期生と同様に長良川スポーツプラザで開催です。

 1日目は卒業論文にとりかかるための書籍読みから。夜は工夫ある懇親会。楽しみました。(玉置)

12月4日4期生ゼミ 鏡味さんの模擬授業記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。今日は先日行われた4期生ゼミでの鏡味さんの模擬授業について記録します。

 鏡味さんは、6年生の社会科の「世界に歩み出した日本」という単元で模擬授業をしてくれました。鏡味さんは現場の先生かと思うくらい落ち着きがあるのですが、落ち着きはもちろん、柔らかさがある中にも明快で聞き取りやすい声や話し方、黒板の綺麗さをわたしは常日頃から真似たいなあと思っています。今回の授業でも、わたしが憧れている部分がとってもよく出ていて、安心して最後まで授業を受けられました。

 また、「〇〇はどこかプリントに指で押さえてごらん?」「同じこと書いた人?」と問いかけるような、授業テクニックが自然と使えているなあと感心しました。

 みんなからは、
・課題の位置はやはり左上にした方が見やすい
・同じ発問を違う言い方で指示してしまっている場面があった
・解説を一気にしてしまうのではなく、小さく小分けにすると伝わりやすいのでは
 といった意見が挙がりました。

 玉置先生からは、授業中、子どもに発言を求める際の言葉についてコメントをいただきました。

 私たちは、つい発表の場面で「〇〇を発表してくれる人はいますか?」と無意識に子どもに聞いてしまいます。しかしこの聞き方は適切では、どこか子どもに発表してもらう感があり、つぶやきにくく発言が出にくい雰囲気になってしまうという意見が4期生からも出て、なるほどなと感じました。

 その後の話し合いでは、子どもに意見を求める場合は「気づいたこと(考えたこと)はあるかな?」という聞き方がよいのではという結論に至りました。他の先生方の授業を参観させていただく際にも、問いかける言葉に注目してよりよい言い回しを探求していけたらなと思います。

 次回はわたしも模擬授業をするので、鏡味さんに負けていらねないなあと思います!また、だんだんとみんなの授業を見る目が肥えてきているので、指摘されることを恐れて当たり障りのない授業をしてしまいそうになるのですが、指摘してもらえる環境にあることに感謝して自分の中で挑戦したと言える授業案を作って次回のゼミを迎えたいなと思いました。(山田)

12月4日4期生ゼミ 模擬授業の反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、12月4日にゼミで行った模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は、小学校6年生の社会科を模擬授業で行いました。単元は「世界に歩みだした日本」、内容は、どのような不平等条約があるか、どのように不平等条約を改正したかというものです。ゼミで行う最後の模擬授業なので、たくさん考え、調べ、教科書を何度も読み返して授業を作りました。その甲斐があって、先生やゼミの仲間から「良い授業だったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。

 ゼミの仲間からアドバイスを2つもらいました。

 1つ目は板書での課題の位置です。私は課題を下の方に書いてしまいました。課題を全員が見やすい位置にしておくことで、子どもたちが何を解決すべきか明確になると分かりました。

 2つ目は指示を何回か変えてしまったことです。私は最初に、「気づいたことを書こう」と指示を出し、2回目は「考えたことを書こう」と指示を出してしまいました。指示は統一しなければ子どもが混乱してしまいます。今後気をつけていこうと思います。

 玉置先生からは、「発表できる人?」と聞くのは発表しない人が自分のことを「できない人」と思い、嫌な気持ちになるのではないかという意見をいただきました。確かにその通りだと思いました。しかし、それに代わる良い案が私の中ではありませんでした。これから見つけていきたいと思います。

 ゼミで行う模擬授業は、たくさんの学びがあり、とても良い機会です。学んだことをきちんと整理して、4月からの教員生活に生かしていきます!玉置先生をはじめ4期生のみんな、本当にありがとうございました!(鏡味)

12月7日授業深掘り、教育と笑いの会での学び(酒井・鏡味)

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 12月7日に開催された「授業深掘り、教育と笑いの会」での学びを酒井と鏡味が書きます。

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 この頃おでんが食べたいと思う日が増えたなあと思う5期生の酒井です。

 今回は12月7日に12回目が開催された教育と笑いの会で学んだことのうち午前中の部でのことを書かせていただきます。(後半についてはまた改めて書かせていただきます!)

 会は「かぼちゃのつる」をいう資料を使って行われた山田先生の道徳の模擬授業から始まりました。私はその授業に子ども役として参加させていただきました。受けていて、小学校一年生対象であるにも関わらず、気がついたら大学生の自分たちが本気で授業に向かっていました。なぜだろう、と授業を振り返ると自分では思いつかないたくさんの工夫がこらされていることに気がつきました。

 例えば、主人公のかぼちゃの立場だけでなくその周りを取り巻くはちやちょうなどの登場人物にも目を向け、考えさせていました。それが様々な立場に立って多角的に考えることにも繋がっており、物語の中の悪者探しにならないようになっていました。

 さらに、主人公の弱い部分を感じる行動についてお話上の事実だけではなくその理由を想像させて、仲間と交流したのに焦点を絞って考えるように進めていらっしゃいました。スムーズな流れで価値に近づいていきとても驚きました。

 道徳は心を育む教科ではあるものの心情より手立てを考えてしまう授業は恐らく少なくありません。しかし、山田先生は子どもの意見をただ受け止めるのではなく理由を問い返したり、あらかじめ用意した発問を用いたりして何度も揺さぶりをかけていました。これによりいわゆる「いい答え」を出せばいいんだな、という子ども達の思考を深い考えに変えていました。そこで今まで揺さぶりの発問の存在は知っていたものの本質を理解してなかったことに気がつきました。

 ロールプレイについても新たなことを学びました。なんのためにロールプレイをするのか、この会に参加するまでは楽しくするためだとか、座っているだけで終わらないようにするだとか、全員が話す場を作り出すためだとか思っていました。これらはロールプレイをするという行為の良さではあるかもしれないけれど、とても浅はかな捉え方だったと山田先生の授業を通して思いました。気持ちが高まった状態でやるからこそ子どもから本音を引き出せて、見ている児童のつっこみたい気持ちも高めて、演者だけでなく周りをまきこんでいくロールプレイを目指すべきだと感じました。ロールプレイについては誤解していたこともありました。先生は入ってはいけないと思っていたのです。

 しかし、子ども同士で行うは難しいのが現実であるため、先生が入ることで初めて意図的にすることでキーワードとなるものが出てきたり、問題がみつかったりする意味のあるロールプレイになるのです。ロールプレイの時間を設けて満足していてはいけないことを改めて感じました。

 道徳は大学の講義においても実習中も指導案や授業が難しくなかなか手が進みませんでした。ですが、私にとって好きな教科でもあります。自分の強み、腕の見せ所であり、教員になったらこだわりたいとも思っているのでこれからの道徳教育について学んでいきたいです。

 素晴らしい学びを得ることができたことをこの会に参加できたことを本当に有り難く思い、会に関係していらっしゃる方々にこころから感謝しています。本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、東建ホールで行われたセミナーに参加してきました。午前は山田貞二先生の道徳授業の深掘り、午後は教育と笑いの会という内容の濃いセミナーでした。

 今回は、そのセミナーでの学びを2つ書きます。

 1つ目は、道徳の揺さぶり発問についてです。今回、山田貞二先生が行う道徳の授業に生徒役として参加しました。その中で、先生にたくさんの揺さぶり発問を受けました。その揺さぶり発問があったことにより、私たち生徒は授業の中で深く考え、議論することができました。

 山田貞二先生は、揺さぶり発問をするためには、常に教師の中で、「なぜ?」「どうして?」の意識をもつことが大切だと仰っていました。また、先生は、以下の3つの方法で揺さぶり発問を作ると仰っていました。
(1)子どもが発言をした際、不十分な時に行う
(2)子どもが発言したことの確認のために行う
(3)あらかじめ補助発問として用意しておく

 揺さぶり発問があることで、子どもたちは、より価値について考えることができます。今回教えていただいたことを参考に道徳の授業の発問を考えていこうと思いました。

 2つ目は、笑いが溢れる学級を作るためには、まず教師が笑うということです。子どもは教師のことをよく見ています。教師がたくさん教室の中で笑うことで、「ここはたくさん笑っても良い場所」と子どもは感じます。まずは、教師がたくさん笑い、笑顔でいることが大切だと学びました。

 私は4月から教壇に立ちます。たくさんの失敗があると思いますが、どの先生よりも笑顔でいることを心がけて教壇に立とうと思います😊頑張ります!

 今回のセミナーでも多くの学びがあったのと同時に、4月から頑張らなければいけないと身が引き締まりました。玉置先生をはじめ、関係者の皆様本当にありがとうございました。(鏡味)

12月7日 授業深掘りセミナー&教育と笑いの会に参加して(安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の安部と、準ゼミ生の小谷川です。先日、教育フォーラム、教育と笑いの会に参加させていただきました。学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。4期生の安部です。私は先日、ゼミの模擬授業で道徳をやらせていただき、あまりうまくいかなかった経験があります。ですから、今回の山田貞二先生の授業がとても楽しみでした。

 対象は小学校低学年、資料は「かぼちゃのつる」でした。この資料は、かぼちゃさんがみんなの言うことを聞かずにどんどんつるを伸ばしていって、最終的にトラックにつるを切られてしまうという内容です。

 学んだことはたくさんありますが、ここでは2つに絞って書きたいと思います。

 まず、1つ目は、自然にかぼちゃさんの気持ちになって、考えられたということです。この話を聞いたときに、多くの人が感じるのが、「かぼちゃさんは悪い、かぼちゃさんみたいにはなりたくない。」というような感情だと思います。

 しかし、この授業はものの善悪を判断するものではありません。わがままを言わず、節度や節制を守った生活をするためにはどのようにすればよいかを判断する授業です。山田先生は最初の発問「かぼちゃのことをどう思いますか。」で話し合いのテーマを見つけさせ、それ以降はかぼちゃさんと自分を重ね合わせられるような発問、授業展開を工夫されていました。私たち大人でさえも、自然にかぼちゃさんの気持ちに入り込めたこと、本当に素晴らしいと思います。自分が子どもたちに実際に授業をする際にも、子ども一人一人の最後の振り返りから、自分ごととし捉え、考えられているか、それを基準に自分の授業を評価したいなと思いました。

 2つ目は、役割演技で子どもの言葉を引き出すということです。以前、玉置先生は「役割演技はあまり意味がないのではないか」ということをおっしゃっていて、子どもからしたら演技をする楽しさというだけで、あまり意味がないかもしれないな、ということを私も感じていました。

 しかし、山田先生が今回された役割演技は子どもの本音が引き出されていて、とても意味のあるものだということを感じました。先生が今回、実践されていたのは、かぼちゃさんの気持ちを直接問う、インタビュー式でした。これは初めて見た方法でしたが、子どもが素直に気持ちを引き出せる、とても良い方法だなということを感じました。

 私自身、最近、道徳の授業で悩んでいて、どれだけ準備をしても、授業後にどこかすっきりしないのはなぜだろうとずっと悩んでいました。しかし、最初に山田先生がおっしゃっていた「道徳はLiveである、目の前の子どもと一緒に考えるスタンスでいくのが大切」という言葉が全てを解決してくれたような気がします。自分の中でまだまだ研究が必要な道徳ですが、最終的には目の前の子どもと一緒に考えていくという考え方を根本に置いておきたいと思います。

 教育と笑いの会ではたくさん笑って、学びもありました!長丁場の1日セミナーでしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

 玉置先生をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部4年の小谷川です。今回は12月7日にありました教育と笑いの会について書かせていただきます。

 午前の山田貞二先生道徳の授業は私たちゼミ生が生徒役として参加しましたが、小学1年生向けの教材であったのにもかかわらず、とても考えさせられるような授業になっていました。なぜそのような授業であったかにはいくつかの授業のポイントがあったのですが、一番に多角的に場面を捉えさせてから具体的な解決策を考えさせていたからであると思います。

 道徳の授業では自分自身に置き換えて考えようとしても、やはり教材の主人公の行いと自分は分けて考えがちであり、これは善い行い、これは悪い行いと善悪に簡単に仕分けて綺麗事で終わってしまいます。なので今回の道徳の授業での善悪を混ぜ合わせ、多角的に心情を捉えさせる方法はとても道徳的に感じ、教材の見方について学び得ることができました。悪者の心情に焦点を当て、悪者は悪者扱いをされているだけで真っ直ぐな思いがあるという意識をもたせることによってこんなにも教材の見方が変わるものなんだと感じました。これからの教材研究にその意識を取り入れていきたいと思いましたし、また今まで扱ってきた教材も違う解釈で見れるのではないかと思ったので、見返してみようと思います。

 またこのような心情を捉えさせてから具体的な解決策を考えるというのが国語にはない要素であると思います。これによって登場人物を自分の中に落とし込むことができるので、ゼミ生である私たちもとても深く考え込んでしまいました。とても道徳の授業をすぐにでもしたくなるような、本当に学びの多い模擬授業を受けることができました。

 午後では教育と笑いについて色々な話を聞くことができました。教育には笑いは必要なのか、それについての先生方の話し合いはとてもおもしろく、様々なエピソードも聞けて、笑いもありとても楽しかったです。

 私自身学校であったり部活であったり、様々な場所に所属してきましたが、先輩後輩など関係なくくだらない話を多くしてしまいます。たまにゆるすぎるのではと思う場面もありますが、そのおかげかどこのグループよりも打ち解けあっていて、お互いが素直に意見を言い合えるという雰囲気が形成できています。他のグループの子から仲良くてなんでも言い合えて謎に団結があって羨ましいという声をよくもらったりします。そのような内容がシンポジウムの中でも取り上げられており、今まであまり意識はしてこなかったのでとても納得しました。

 笑いは様々なことに影響を与え、信頼関係を構築させていく柱となるものであると改めて思いました。きっちりしっかりやっていくことももちろん大事ですが、少しくずれたやわらかく温かい笑いがある場所こそが本当の自分の居場所になっていくのだなと思います。自分だけではなく、周りの人もここが居場所だなと思えるような温かい笑いの絶えない雰囲気をこれからも大切にしていきたいと思いました。

 とても多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。(小谷川)

11月27日 安藤さんの模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。安藤さんの授業記録を書きたいと思います。

 今日の発表は3人とも本当に素晴らしかったです。授業後のゼミ生からの助言もとてもレベルの高いものでした。前回、玉置先生に喝を入れていただいたこと、本当に感謝しています。

 さて、安藤さんは小学校2年生の道徳の授業を行いました。教材名は「およげないりすさん」でした。

 導入で、登場人物である、かめ、白鳥、りす、あひるを提示し、「この4匹で仲間外れはどれか」という発問をしました。小学校2年生を意識して、子どもの頭に登場人物がすんなり入ってくるようにする工夫が素晴らしいなと思いました。

 玉置先生からいただいた助言は以下の3点でした。

1.「島で遊んでいた3匹はどんな気持ちですか」という発問は3匹の気持ちを教科書から読み取るという意に聞こえる。子どもが教材から自分ごととして考えられるような発問の言葉を考えることが大切である。

2.道徳の授業ではまず、自分だったらどうするか、行動を考えさせる。その後、どうしてそのような行動を取るのか、意図を問うことが大切である。そうすることで、行動の裏にある気持ち、何でそのような行動をする必要があるのかを子どもから出させることができる。今回の教材であれば、「自分がかめさんだったらこのあとどうしますか」という行動を考えさせる。その後、「どうしてそんなことするの?」と問うことで、「りすさんもかめさんたちもみんなで仲良く遊べるようにしたいから」という価値に迫る言葉が子どもの口から出るはずである。

3.今回は仲間外れにしてしまう、かめさんに寄せていったが、仲間外れにされるりすさんの気持ちに寄せていくのも一つの方法である。りすさんの立場を考えさせることで、仲間外れにされる側の気持ちを考えられる子どもに育つのである。

 低学年ほど道徳の授業は難しいのではないか、最近私が感じることです。模擬授業の発表を通して授業について深く考えるきっかけになります。安藤さん、素敵な授業をありがとうございました。(安部)

11月27日4期生ゼミ 3分間スピーチの反省(高桑)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、ゼミでの3分間スピーチの反省を書いていきたいと思います。

〈原稿〉
 おはようございます。今日の先生のお話では、みんなに「笑顔の大切さ」について伝えたいと思います。

 先生は最近、ある国に行きました。どこだと思いますか?(3人の子どもに聞く)

 今の中に答えは〜、、ありませんでした。実は、タイという国に行ってきました。タイってわかるかな?一年中気温が高い国で、ご飯がおいしくて、なによりも日本よりもものを安く買えるっていうのが先生は魅力的だな〜って思いました。Tシャツは1枚300円で買えるくらいです。

 その反面、タイにいて日本との違いに、心がモヤモヤすることもありました。ご飯食べようと思ってお店に入ったら、日本だったら「いらっしゃいませ」って店員さんが笑顔で迎えてくれるところを、タイではスマホを触ったままの店員さんがお店の奥の方でムスッとしていました。他にも、服屋さんで先生が商品を下に落としてしまったときに、日本だったら「大丈夫ですよ」と笑顔で対応してくれるけど、タイではなんと店員さんに舌打ちをされました。

 先生はタイに行って、笑顔って本当にいいなあって、大切だなあって身をもって実感しました。先生が実感したように、みんなにも実感して欲しいので、今日は「スマイルデー」にします。いつも以上に笑顔で1日を過ごしましょう。じゃあ、笑顔の練習です。口角を上げて、目尻を下げて、さっきよりも笑顔を意識してあいさつをします。おはようございます!これで先生のお話を終わります。

*****

 私は、今までは人前に立つことに対して苦手意識があり、本番では緊張して頭が真っ白になるという経験が多くありました。しかし、教員採用試験の面接練習を半年続けた結果、人前に立つことが苦ではなくなりました。今回の3分間スピーチでは、話す前から、「子ども役のみんながどうしたら楽しんで聞いてくれるかな、どんな反応をするのかな」と、わくわくする余裕さえありました。

 玉置先生にも、声に表情があり、「今の中に答えは〜、、ありませんでした」と意識的に間をとったのが良かったとお褒めのお言葉をいただきました。これからも話術を磨き続け、朝の会や帰りの会のちょっとした時間で子どもを楽しませたり、ハッと大切なことを気づかせられる教師になりたいと思いました。(高桑)

実習を終えて(生田)

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 こんにちは!5期生の生田ともやです。もうすぐで今年も終わりですね。

 自分は小学校実習、中学校実習と約8週間の教育実習を終えました。あまりにも濃すぎる8週間であっという間に終わってしまいました。いまだに実習での早寝早起きスーツに着替えの習慣が身についてしまっています。

 今回は中学校実習を終えてのことについて書いていこうと思います。

 中学生は小学生とは違い自分からはよってきません。わかっていたのですがここまでとは思っていなかったです。自分がこのいかつい顔のためか生徒から煙たがられてるのかと思いました。
 
 しかし、小学校実習の時とは違い比較的良い子が多く仲良くなるのにさほど時間はようしませんでした。毎日沢山の子に一人一人話しかけて、体調が悪そうな子がいたら大丈夫?髪の毛切ったこがいたら似合っているね!と声をかけたり、交換日記みたいなものがあって全員の交換日記にコメントを一人一人つけたり、昼休みは男子と外で遊んだり、時には女子とバスケットボール、そして授業によって子どもとの関係をどんどん作っていきました。

 授業では自分は国語をやらせてもらいました。自分は国語を専攻しているので授業は国語をやったのですが、今回は小学校実習の授業とは違い深く内容に入っていくのでしっかり国語だけに力をいれていきました。結果から言うと上手くできませんでした。そもそも自分は国語が苦手で、国語の苦手を克服するため国語を専攻したので覚悟はしていたのですがここまでできないものだと痛感しました。まず自分は知識が乏しいので、話に説得力がありません。なので毎回毎回教材研究と国語の勉強の両立でした。

 さらに、授業技術の面では国語という科目に必死になりすぎて、ゼミでの学びを意識することができませんでした。小学校実習の時は授業内容に余裕があったのでゼミで学んだことを意識する余裕があったのですが中学校では上手くいきませんでした。研究授業終わったあと玉置先生からアドバイスをもらったら思い出したように意識でき、落ち着いてやることができました。

 中学校実習は最後の3日間急性胃腸炎で入院するというトラブルもありましたが最後は別日にお別れ会を担任の先生が開いてくださってしっかりと締めることができました。

 と、順調にいったような中学校実習でしたが、どうも中学校実習中から終わったあとも違和感を感じていました。とある赤坂真ニ先生の本をよんでいてこんなことがかいてありました。

 静かなる荒れ「しらけ型」学級崩壊

 低意欲で緊張感に欠け、活気が見られない状態。かと言って明確な反発をすることもなく、指示をすればそれに従い、立ち歩く子もいなければ奇声をあげる子もいない。しかし淡々と授業はすすむ。

 自分は崩壊までにいってないにしてもこれに近いものを感じました。終わってからこれだと思いました。現場に居た時にはこの違和感がわからなかったのです。そう、彼らには熱を感じませんでした。日々の活動をこなすだけなのです。一見上手くいっている様に見えますがいずれ学級崩壊、上達が見られない、クラス会にまとまりがなくなってくるなどが起こってくるのではと思いました。こういったことについてもこれから学んでいきたいです。こういった形の学級崩壊はこれから増えていく様な気が自分はします。実際自分がかつて所属していたクラスもこれに近かったです。

 実習ではこういったことも学んでくることができました。こっからはこれを生かして教育採用試験に挑みたいと思います。(生田)

11月27日4期生ゼミ秋田さんの模擬授業での学び(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、秋田さんが行った模擬授業での学びを述べたいと思います。

 模擬授業は4年生の道徳の授業で、内容は、「世界に1つだけの花」の歌詞を考えるものでした。

 秋田さんは、授業の主発問に、「オンリーワンとナンバーワンどちらが大切?」と言いました。生徒役をしてくれたゼミ生からは「この発問はとても難しい」という意見が出ました。どちらが大切なのかは、時と場合によるからです。

 また、この主発問の前に「一人ひとり違う種」はオンリーワンのことだねとオンリーワンに重きを置いた流れが授業の中にありました。その中で、ナンバーワンが良いという意見が出にくいのではないかという意見も他のゼミ生からありました。

 玉置先生からは、「1人ひとりがオンリーワンな存在である」と子どもが気付くことが大切なのではないかという意見がありました。そのことに気付き考えさせることが課題だと思いました。

 道徳の授業は、どこで子どもを揺さぶるか、どこで子どもに考えさせるのか、とても難しいと改めて感じました。授業を受けていて、難しいながらも、秋田さんがこの教材と向き合い、一生懸命に教材研究をしたことが伝わってきました。教師になった時、秋田さんのように子どもたちのために教材研究や授業を頑張る気持ちを大切にしたいと思いました。秋田さん、授業お疲れ様でした!(鏡味)

11月27日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、ゼミでやらせていただいた道徳の模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 私は今回、4年生を対象にクラスが始まって最初の道徳の授業という設定で、「世界に一つだけの花」の歌詞を教材にしてやらせていただきました。

 私は以前の模擬授業でも道徳の授業をやらせていただいたのですが、前回の反省点をもとに教材研究を何度もしました。しかし、どこを主発問にしようか、ここでどんな発問をしようか、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。

 今回私は、歌詞の中にある「ナンバーワン」と「オンリーワン」を取り上げて、主発問は「ナンバーワンとオンリーワン、みんなはどちらが大切だと思いますか?」というものにしました。私は、子どもたちの中でどこか議論する場、「ん〜確かにそう考えればそうだな〜」と葛藤する場面を作りたいという思いがありました。しかしこれは、私たち大人でも難しい発問でした。また、この発問に答えはなく、それぞれの感性になってしまうものになってしまいました。

 私も卒論のテーマでとりあげている「考え、議論する道徳」ですが、どこで子どもたちに議論させたいか、揺さぶりをかけたいか設定するのは、本当に難しいものであるなと実感しました。

 ゼミ生からの助言として、この後クラスの友達のオンリーワン、一人一人がもつ種(良いところ)を見つけあって、カードに書いて渡すという活動をするというものがあったのですが、それはまだクラスが始まったばかりだとむずかしいのではないかという意見をいただきました。この意見をいただいて、確下にまだお互いをそんなに知らない子どもたちもいるので、これからやっていこうなど次の時間に結びつけたり、学級経営につなげていくのも良いなと感じました。
 
 また、子どもたちからきいた発言を1回束ねるということの大切さもゼミ生から気づかしてもらいました。私は、子どもの言葉をただ黒板に並べて次に進めてしまうという場面もあったので、数人の発言からそれを全体が納得できる形で1回束ねるという確認は必要であるとまなびました。

 今回も反省点、改善点がたくさん見つかる授業となりました。ご指導してくださった玉置先生、4期生のみんな、ありがとうございました。(秋田)
 

365日の親孝行を読んで  (矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。
 今回は「365日の親孝行」という本を読んだ感想について書かせていただきます。

 この本は先日、玉置先生の研究室にお邪魔した際に、試読版の冊子が置かれており、先生に冊子をいただいていいかと伺ったところ、先生は本物を後日貸してくださると言ってくださいました。

 そして、昨日、六期生との顔合わせの為に研究室にお邪魔した際に先生が覚えていてくださって、まだ先生も読んでいらっしゃらないこの本を貸してくださいました。玉置先生、素敵な本を貸してくださり、ありがとうございます。

 私がこの本に興味を持った理由は、私が今、この「親孝行」について悩んでいるからです。
 私は父子家庭で育ちました。母が病気で亡くなり、今年で9年が経ちます。今まで父は一生懸命に私達3人兄弟を育ててくれました。とても感謝しています。
 でも、同時に私は今、家を出たいなという気持ちも芽生え始めています。今まで家にいることが当たり前でしたが、教採が無事受かったら、自分一人で暮らしてみたいと思うようになりました。私にとって「親孝行」とは今まで近くにいて父の負担を軽くすることでした。家を出たとしたら、私はそれが難しくなります。ということになると、私にとっての「親孝行」ってなんなんだと悩んでいました。
 
 昨日、この本をお借りし、とても興味があったのとこの本がすごく読みやすくて、4時間程で読み切ってしまいました。この本には様々な境遇の人たちのそれぞれの親孝行体験が書かれています。そのどれもが、とても素敵でした。私はその1つ1つに自分の過去や現在を重ね合わせました。思い浮かぶのは父はもちろん、亡くなった母や、いつも私達兄弟を心配してくれる祖父、祖母、可愛い妹や弟。

 この本を読んで私は「親孝行」とは両親に何かするということだけではないのだと気がつきました。祖父、祖母を大切にすることや、兄弟同士で仲良くすること、友達と仲良くすること、彼氏や彼女と幸せになること。これら全てが「親孝行」ではないのかと思い、これら全ては「私が幸せであること」であるのだと思いました。私が一生懸命に何かと向き合うことや、悲しむこと、笑うこと、それを父に支えてもらうこと、それに対して感謝すること、時々恩返しを形にして表すこと、日常の小さな事が全て父に対しての「親孝行」であるのではないかと思いました。

 結局、父が私によく言う、「生きてくれてたらいい」ということに尽きるのではないかと。

 これから、私は人生の大きな節目を迎えようとしています。この玉置ゼミに入らせていただき、環境は完璧です。その環境を最大限に自分のものにしたいです。その為に努力したいです。でも、きっと無理だと後ろ向きになる時があるから、その時は父に相談したり、母の仏壇に手を合わせたいと思います。

 この本は本当に素敵な本です。皆さんにとって大切なものは何なのかが見えてくると思います。
 玉置先生、貸していただきありがとうございました。
                            (矢崎】

11月23,24日 UD学会からの学び(加藤奨基)

 こんにちは、4期の加藤奨基です。11月23日と24日に、東京の筑波大附属小で行われたUD学会に参加しました。あまりにも多く、深すぎる学びだったので全ては記事にしきれません!よって、田中博史先生の公開授業をもとに、赤坂真二先生が分かりやすく解説してくださったポイントを記事にしたいと思います。

 田中博史先生は算数の、割合の授業を行われました。(2/3倍などです!)以下は、赤坂真二先生が述べた3つのポイントです。
・子どもの理解レベルの共有
 A君になったつもりで、A君の考えを考えてみて」「A君はどういう図を描こうとしているか分かる?」「この線はどうして引いたか分かる?」というように、一部の子どもの新しい発想がきちんと全体に伝わっているかを、授業中に何度も何度も繰り返し確認する。こうすることで、分からないままの子どもを出さないようにしている。
・ハンドサインによる、不安度の可視化
 自分の答えには、誰しも不安を持つものである。それを、指で5段階の不安度として表すことで、みんな自分と同じように不安があるのだ、と安心することができる。
・行動、考えの意味付け
 子どもの誤答に意味を添えることで、「誤答=失敗」の認識を防ぐことができる。「もしも(誤答)の場合だったらどうなるかな?」と問うことで、「その場合は〜」と場合分けして考えることができる。そして、子どもの間違いには必ず子どもなりの根拠がある。そこを認めてあげることが重要である。

 もう一つ、田中先生の授業技術として、「他人事として問題を考える」という技術がありました。例えば、5年生に「4年生だとどのように間違えると思う?」と問いかけることで、間違いを恐れずに様々な意見を出すことができます。また、基本的ですがとても大切な働きかけとして、「子どもの名前を呼ぶ」「称賛、労いの言葉をかける」「目線を合わせて話を聞く」ということも赤坂先生は価値付けていました。これらの働きかけを丁寧に行うことで、はじめて上記の3つのポイントが生かせる、と仰っていました。

 2日間学び通しということで、かなりハードなスケジュールでした。しかし、ハードスケジュール以上の学びをすることができました。伝説級の先生方の生の姿を見ることもできました。玉置ゼミの真骨頂というカンジがしました!玉置先生、竹内君、米満君、2日間ありがとうございました!(加藤)

※下図は日本授業UD学会HPより
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