小学校教育実習を終えて(大久保)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!私は小学校教育実習で、4年生を担当させていただきました。1ヶ月を通しての反省を書いていきます。

 反省点は数多くありますが、その中で最も心残りなのは、道徳の授業です。4年生の「ぼくはMVP」という教材で、授業をしました。ドッジボールで当たったことを言うか言わないかということから、正直について考えるものです。

 最終的には、正直に生活することは、自分も周りも気持ちよく生活できることに繋がる、という所まで持っていきたかったのですが、上手くいきませんでした。

 プリントに書かせたまとめを読み返してみると、大半の児童が「ドッジボールで当たったら、正直に言いたい」というところで、終わっていました。

 どうして上手くいかなかったのか思い当たる節はいくつかあります。まず、児童の発言を繋ぐことが出来なかったことです。授業の途中で、「僕だったら当たったことを言わない」と男の子が言いました。そこから、数人の男の子が賛同して、言う派と言わない派で、教室が分かれました。私はその発言を軽く流してしまいましたが、そこで互いの意見を言い合わせる活動を取り入れて、授業にアクセントを入れられれば良かったです。全員が言わない派だった教室で、言ってくれた男の子の意見をもっと大切にするべきでした。

 もう1つ上手くいなかった要因、これが一番大きいです。それは、教材研究に力を入れて取り組めなかったことです。毎日1時間ずつ授業をさせていただく週がありました。指導案や学習教材の準備等に追われて、教材研究は二の次になってしまい、道徳の授業は指導書通りになってしまいました。

 勿論熟練の教師ならば、指導書通りの授業でもゴールまで持っていくことが出来ると思います。しかし、私は少しだけ授業をさせてもらって教師の入口に立っただけ。上手くいくわけがありません。それを分かっていながらも、妥協してしまいました。児童の成長のチャンスを奪ってしまったと考えると、とても胸が苦しいです。授業のみを実習で経験させていただいているのだから、全力を尽くして、臨むべきでした。

 そう思うと同時に、たくさんの仕事をこなしながら、教材研究をしている先生の凄さを実感しました。私は昔から同時進行というのが苦手で、1つのことに集中すると、他のものが適当になってしまいます。私は本当に先生になれるのかと、不安な気持ちになりました。ですが、実習最終日のことです。児童がお別れ会を計画してくれて、一緒に遊んだり、歌をもらったり、プレゼントを貰ったりしました。今まで見てきた児童とは大違いで、そこには成長した児童の姿がありました。私はその姿をみて、とても感動しました。この成長を側で見ることが出来る教師という職業は、なんて素晴らしいんだと心打たれました。不安な気持ちは消えた訳ではありませんが、実際に教師になってみると、私が受けた感動以上のものがあると思います。なので、教師になりたいという気持ちは実習を通して、強くなると同時に、子どもの持つ無限の可能性を実感しました。

 小学校教育実習を通しての反省を中学校実習では、しっかりと胸に刻みながら臨みたいです。そして、悔いの残らないように1ヶ月楽しみながら、笑顔で過ごしていきたいです。(大久保)

※写真はゼミ生の大久保君です(玉置)

小学校教育実習を終えて(北神)

 私は6年生のクラスに入りました。最初は自分から近寄ってくる子は少なかったです。声をかけても反応がない子もいました。それでも声をかけ続けて、様々な場面で子ども達とコミュニケーションをとることを大切にしました。

 そうすると、子ども達は段々と心を開いてくれ、自分の話をしてくれる子が増えていきました。それと同時に、私の授業に応えようとしてくれる子も増えていきました。

 研究授業の後、校長先生が、「Rさんがあんなに挙手をして頑張ろうとする姿を初めて見た。あなたが声をかけ続けて信頼関係をしっかりと築いたからだね。」がおっしゃいました。Rさんは、中々授業に集中できなくて、校長室で勉強していることもあったそうです。諦めずに声をかけ続けてきて良かったなと思いました。

 子ども達との信頼関係を築くことは授業をする上ですごく大切なことだと学びました。授業だけを大切にするのではなく、掃除、給食や休み時間での子ども達との関わりも大切にしていきたいです。

 今まで、ゼミで優れた先生方の授業の仕方を学び、模擬授業を何回もしてきました。しかし、自分が思うような授業は中々できなくて、実習の二週目が終わる頃には自信がなくなっていました。そんな時、生活ノートに、「北神先生の授業分かりやすかったです。また明日も楽しみです。」「北神先生の授業けっこう良いです。」と何人かの子ども達が書いてくれているのを偶然見ました。生活ノートというのは、子ども達がその日に感じたことを書いて、担任の先生とやり取りをするものです。急遽私が見ることになった時に、それを書いてくれているのを見つけました。そんなふうに思ってくれているとは全く思っていなかったので、すごく嬉しかったです。そう思ってくれる子ども達のために、もっと頑張らなければならないと思いました。実習を頑張れたのは、子ども達のお陰です。

 子ども達の前でする授業は、大学生相手にする模擬授業とは全然違いました。大学生相手にする模擬授業では、きちんと座って話を聞いているのは当たり前で、全員が集中して授業を受けていることも当たり前。だから、児童の実態を考慮しながら授業を考えるということがありませんでした。でも、実際はクラスによって子ども達の様子が全然違います。私が入ったクラスは、興味を持つと集中して取り組みますが、そうでないものには全く取り組もうとしない子ども達でした。だから、子ども達が興味をもつことができるものを授業に取り入れるようにしました。特に、どの教科でも取り入れたのがクイズです。子ども達はクイズが大好きでした。発問をする前に、「クイズ!」と言うだけで、子ども達の反応はすごく変わります。子ども達の実態に合わせて授業を考えることはすごく大切だなと思いました。

 中学校教育実習がいよいよ始まります。小学校教育実習で学んだことを活かしながら、さらに充実した一ヶ月間になるよう頑張りたいです!(北神)
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記憶に残る児童からの一言(長谷川)

 沢山の楽しみと、ドキドキを胸にして、スタートした小学校実習。

 私は初日から「早く多くの児童と繋がること」と「笑顔」を大切にした4週間にしようと心に決めました。そのためにも、まずは私から1人ひとりとアイコンタクトをとって笑顔で正門に立ち挨拶をすること、名前を早く覚えること、そして多くの児童とコミュニケーションをとることを心がけました。

 これらを毎日意識して、児童と接することで実習終盤では、児童からたくさんの素敵な言葉がけをしてもらうことができました。今回はその中でも3つを紹介します。

 1.「朋美先生、いつも授業頑張ってたから、いつもみたいにやれば大丈夫だよ、しっかり聞いてるね!」
 この言葉は、研究授業で緊張している私を見て、児童が声をかけてくれた一言です。児童が、私のいつもの頑張りを認めてくれたのかな、と感じ取ってもいいようなくらい、今でも忘れられないとても心温まる一言です。1人ひとりの児童と真剣に向き合うことで、いざという時、子どもたちはパワーと視線を私に送って助けてくれました。

 2.「大丈夫だよ!朋美先生は、毎日朝の会で色んな話をしてくれたの覚えてるよ。その時、私たちにしっかり、話せていたよ。落ち着いて!」
 この言葉は、実習最終日に全クラスTV放送でお礼の言葉を言う前に、児童が言ってくれた一言です。この時も、全クラスに流れるTV放送ということで少し緊張していました。しかし、そんな緊張を吹き飛ばして、今までやってきたこと全てを自信に変えることができた一言です。私は朝の会で、どんな話のネタで話すと児童に分かりやすく伝わるのかを考え、毎日真剣に話していたつもりでした。そんな姿をしっかり見てくれていて、私の思いが児童にも伝わっていたんだと気づき、今まで真剣に話をしてきて良かったなぁ、と感じた瞬間でした。そして、時には私の話したことによって、児童の行動に変化が現れました。この時、教師の言動は子どもにとって大きな影響を与えるものだと実感しました。また、同様に児童の言葉は、私の原動力となり、実習中何度も彼らのたくさんの言葉がけによって助けられました。今思えば、私の方が児童に支えられていたことに気づき、沢山学ばせてもらいました。

 3.「朋美先生に『ありがとう』って言った?」
 さらに、もう1つ。これは、直接私に言ってくれた言葉ではありませんが、とても心を打たれたような気持ちになる言葉でした。この言葉は、私ともう1人とのやり取りを側で見ていた児童が、放った一言です。私のとった行動に対して相手の人が『ありがとう』のお礼の言葉を言っていないことに気づいた児童が、この一言を私の相手に対して言ってくれました。私は児童の観察力の鋭さと、それを自ら注意する姿に感心しました。そして、児童はどんな時でも周りを見ているのだということを改めて感じ、こんな素敵な行動をとった児童に心の中で拍手をしました。

 最後に、4週間という実習の中で、正直なところ嬉しいことばかりではありませんでした。もちろん、大変だったこと、辛かったこと、上手くいかないことも沢山経験しました。しかし、どんな時でも子どものために、目の前の児童と全力で関わりました。時には、少しものごとの見方・考え方を変えてみることで、本質が見えたり、新たに分かったりすることもありました。これら全ては、教師になるにあたって私の良い経験になると思います。壁にぶち当たった時こそ、頑張りどきです。この気持ちを大切に中学校実習も学びある4週間にしたいと思います。(長谷川)

※写真は実習中の私の姿です。担当の先生が撮ってくださいました。
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私の夢が1つ叶った日 (矢崎)

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こんにちは。
中学校実習がどうなるのかと不安いっぱいの5期生矢崎です。
今日は小学校実習で私が読み聞かせをさせていただいた時のことを書かせていただきます。

私は昔から本が好きです。本が好きなのは小さい頃に母が寝る前に絵本を読みきかせをしてくれたからだと父から言われています。それもあって、教師になったら子どもに読み聞かせをするというのが私の夢の1つとしてありました。でも、なんの本を読み聞かせたいかが決まっていませんでした。

そんな私に出会いがありました。2018年に発行された絵本作家のヨシタケシンスケさんの「みえるとかみえないとか」です。
この本を書店で見つけた時、この本を是非子どもたちに読んで欲しいと強く思い、将来絶対にこの本を読み聞かせるぞと決めました。

そして先月、1ヶ月の小学校実習が始まりました。
私は四年生を担当させていただきました。
私が実習をさせていただく時期に四年生が国語で「だれもが関わり合えるように」という単元をやっていました。これは障がいのある方とどのように関わり合って生活していけば良いのかを調べ、自分の考えを文章にまとめて発表するというものでした。
私はこの単元をやっていると知って、「みえるとかみえないとか」を読み聞かせをしたいと思いました。
実は、「みえるとかみえないとか」は人には必ず誰にでも違いがあるから認め合っていこうというメッセージが込められた絵本だったのです。
だから、今この単元に一生懸命に取り組んでいるこの子たちに読んで欲しいと思いました。
そこで、担任の先生に読み聞かせをさせていただきたいとお願いしました。先生は快く承諾してくださいました。

そして、国語の授業の時間を使わせていただき、読み聞かせをさせていただけることになりました。
子どもたちは読み聞かせをする前から視覚障がい者の方のことを熱心に調べていました。偶然、この絵本も視覚障がい者の方に焦点を当てて描かれていたので、より深く子どもたちが考えるきっかけになればと思っていました。

いざ、読み聞かせとなると小学四年生ですので、絵本なんてつまらないかなと不安になりました。
でも、私の学級の子は熱心に静かに聞く姿勢を作ってくれました。
私は読み聞かせる前に子どもたちに「この絵本を先生がなんでみんなに聞いて欲しかったか、考えながら聞いてください。」といいました。

絵本は、可愛らしい絵で書かれています。
物語は宇宙飛行士が惑星を旅して、そこで出会う宇宙人に毎回「〇〇が無くてかわいそう」と言われ、ある惑星で4ある目全てが見えない宇宙人と出会い、宇宙飛行士の考え方が変わっていくというものです。
直接的に「違い」についてふれていないところがこの本の魅力です。

全て読み終えて、私は子どもたちに改めて「なんで、先生がこの本をみんなに聞いて欲しかったかわかる?」と聞きました。
私は「国語でやったから!」という言葉が出てくると予想していました。その言葉が出てこれば充分だと思っていました。
でも、子どもたちは「みんなちがってみんないいってこと。」「多様性!」「みんな仲良く!」と私が予想していたらよりもはるか上のレベルの答えを言ってくれました。
本当に子どもは素晴らしいなと思いました。

こうして私の1つの夢が叶いました。
これは私にとって、とっても大切な体験です。
貴重な体験をさせてくださった先生、子どもたちに感謝しています。

「みえるとかみえないとか」みなさんもぜひ読んでください。
(矢崎)

全力で駆け抜けた4週間(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!

 不安と緊張でいっぱいで始まった小学校実習が終わりました。今は特に問題なく、健康で終えれたことに安心していますが、この実習の4週間は恐らく人生の中でももっとも全力で駆け抜けれた4週間だったと思います。今回はその全力で駆け抜けた4週間で学んだこと感じたことなどを書いていこうと思います。

 自分が担当したクラスは家庭環境に少し問題のある子が集められたクラスで、個性やクセの強く関わるのが難しい子どもが多かったです。なかには支援を人より必要としているこも何人かいました。担任の先生にも難しいということは聞いていました。

 不安と緊張がありながらも楽しみにしていた小学校実習の初日、元気よく「おはようございまーす!!」と配当学級に行くとまさかのだれからも挨拶がありませんでした。そこで少し動揺してしまいましたがなんとか立て直して、子どものところに寄って行って話しかけても、子どもは自分を避けるわけでもなく、いない人として扱われていました。自分はサークルやインターンでも子どもとたくさん関わってきて、子どもと関わることに苦手意識はありませんでした。むしろ子どもと沢山遊べるタイプです。しかし自分の担当のクラスの子は休み時間も全く寄って来ず、最初の2週間はむしろ他のクラスの子たちが寄ってくるという状態でした。さらにショックなことに、ある給食の時間に、「先生いなかった時の方が給食楽しかった」などと言われたりしたこともありました。運動会の練習も先生がいなくなると手に負えない状態になり、注意したり何をしても全く耳を傾けようとはしてくれませんでした。

 正直、限界でした。本当に辛かったです。自分のクラスの子は少し特別な背景があることがわかっていながらも、状況が変わらず、何も動けなかった最初の1、2週間が辛く、悔しかったです。たしかに放っておけば4週間待つだけなので、放っておけば辛い思いをせずにすんだのですが、不思議とその選択肢はありませんでした。子どもと真っ向から向き合う気しかありませんでした。しかし向き合えば向き合うほど、なんとかしようと思いが強くなり、強くなればなるほど辛くなってきました。親に教師を辞めるかもと伝えたほどでした。

 それでも諦めず担任の先生にも支えられながらも子どもと接して2週間目。子どもとの関係に変化が見られるようになってきました。それは自分の授業によるものでした。

 子どもとの関係が上手くいかない中、自分の授業が始まりました。授業は嫌でも、子どもと自分(教師)で作られるものです。関われない子が多い中、自分のクラスの子と関われるのはここしかない、そう自分は思いました。意識したのは状況が状況だったのでシンプルに3つに絞りました。「価値付け」「笑顔」「全員参加」の3つだけは絶対にやることに決めました。もちろん上手くいかないことばかりでしたが、子どもから「先生授業楽しかったよ!」「先生次いつ授業してくれるの?」「これわからん。教えてー」「先生その説明わかりにくい!」など自分が情けない場面もありましたが、子どもと関わりがグッと増えたのです。授業で子どもと繋がることができたのです。

 そして関係に変化が見れ始めたのはもう一つ。学級指導の時間でした。それまでは実習生ということで注意はしていましたが叱ったりはしていませんでした。というか子どもに嫌われることを恐れて叱ることができませんでした。しかし、叱られないと思ったのか注意しても「だっていーじゃん、あそびたーい」だんだん聞いてくれなくなってきました。これではだだの「教育実習の都合の良いお兄さん」です。本当の意味で「生田先生」になるべく、始めてクラス全員の子どもに「叱る」という学級指導を三週間目の始めにしました。一度全員席に座らせ、教室の真ん中でクラス全員に話しました。びっくりする子どもの顔、中には涙目になってしまう子も。今でもあの光景は忘れることができません。しかし、運動会前ということもあって心を鬼にしてゆっくり話しました。それが終わってからすごく罪悪感に駆られてしまい、さらに子どもに嫌われたと思い、クラスの担任の前で涙ぐんでしまいましたが、担任からこのような言葉をいただきました。

 「あの状況で子どもに嫌われるのを恐れて、叱らないでいたらそれは自分のため。あの状況でちゃんと嫌われることを恐れないで叱ろうとするのは子どものためのことを思っているから。だから生田先生、先生は子どもを一番に思ってるからできたことなんだよ。」

 「4週間ってなっげーなーー」

 実習は始まる前はそんなような事を考えていた自分が、気づいたら子どものことで頭がいっぱいになっていました。

 そして次の日、なにもなかったように子ども達に駆け寄ると、「生田先生!おはよう!」とけろっとした子ども達がいたのです。しかも挨拶を多くの子がしてくれたのです。休み時間は思いっきり遊び、やる時はビシッとけじめをつけてやっていく内に自分も含め、みんなが心を開いてくれるようになったのです。もっとも嬉しかったのが、教壇に立つだけで「静かにするよ!」と話すら聞かなかった子ども同士で声を掛け合う姿が次の日から見れるようになったのです。あの時しっかり心を鬼にして思いを伝えたのがしっかりと伝わったのが感じることができました。子どもとしっかり関係ができたおかげで研究授業は道徳をやったのですが、しっかりと意見を聞いたり話したりなど、しっかり形にすることができました。もちろん学ぶことはたっくさんありますが、子どもと関係ができている時、できていない時の授業の楽しさはまったく別物だったと感じました。

 最終日には例の給食の時に「先生おらんかった方が給食楽しかったわ」と言った子どもを含め、全員が大粒の涙を流して自分を送り出してくれました。「先生の初めての教え子は君たちです!だから特別な存在です。またみんなそれぞれ立派になって会おう。ありがとう!」と声をかけて終わりました。

 最後に担任の先生から
「教師になる事が目的じゃなくて、自分がどんな人なるか、どんな人にしていくのか、それを考えたその先に教師があると私は思うよ。生田先生今までの実習生で1番よかった。自信持って!」という深い言葉をいただきました。そして褒めてもらえて素直に嬉しかったです。ずっと夢ではありましたが、改めて教師になろうと思うことができました。

 良いことばかりでなく、キツイことの方が多かった実習でしたが毎日が充実していました。次は中学校実習。頑張ります。

 以上全力で駆け抜けた4週間でした。(生田)

※写真はゼミでの生田君です。(玉置)

10月16日第3回後期ゼミ3分間スピーチ(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は3分間スピーチで話したことと玉置先生からのご助言を書きます!以下が話したものです。

 とっても綺麗な姿勢で聞いてくれてるので気持ちよくお話ができます。
 嫌いなものや嫌いなところ、みんなもあると思います。でも、嫌いだなぁって思うことでもいいところを見つけようとしてほしいなあと思って今日はお話をします。
 先生はみんなくらいの年齢の頃1.2.3.4..ってある数字の中で「4」って数字が嫌いでした。なんでかわかる?
 そう、「死」っていう悲しくて辛い漢字を思い浮かべるでしょ。だから嫌いでした。
でもそれをお母さんに言ったら、お母さんは「4は素敵な数字だよ」と言います。「4はね、しあわせの"し"でもあるんだよ。それに、四葉のクローバーだって4枚でしょ?」こうお母さんは教えてくれました。
 それから先生は嫌いだった「4」を好きになりました。性格だって嫌なところあるよね。先生はよくものをこぼしたり転んだり「そそっかしいね」と言われます。周りにも迷惑をかけるからそこが自分の嫌いなところです。でもこの間お友達のお家で3人でお料理をする時、「香葉はやらかすから何もしなくていいよ。味見係ね」と言われました。もちろん何も力になれないことには悔しさを感じたけど、味見係だよ?!最高でした。こうやって自分の嫌いな部分も周りの人に支えられながら、「あ、いいかも」って思えるように先生はなりました。
 みんなにも嫌いなものや嫌いな部分があると思います。それは悪いことではありません。でも、嫌いなものは嫌いと拒否するのではなく、いいところがあるかもしれないと目を向けてほしいなと思います。そして見つけたら文字に残したり、先生に教えたりしてください。
 嫌なところを見つけるよりいいところを見つけるのってとっても難しいです。でも4年2組のみんなならできると思います。できそうですか?はい、では今日もみんなにとって楽しい一日にしましょう!1時間目の授業を始めます。

 話し終えていただいたご助言は、表情がやわらかくなったということと、話しすぎということです。「4」のところで終わらせて余韻をもたせたほうがよかったのではないかとご指導いただきました。

 みんなの前で話す機会がどんどん減ってきているため、貴重な機会でした。面接練習のときから話しすぎというのは課題なので、ずはり!話せるよう心の中の野口先生に怒られないよう意識していきます!ありがとうございました!(関口)

10月9日 後期ゼミ 安藤さんの授業発表 記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。朝晩が肌寒く、ようやく秋を感じられるようになりました。

 今日は後期2回目のゼミでした。安藤さんの授業発表の記録を書きたいと思います。

 対象は小学校5年生、教科は算数で、内容は「三角形の面積を求める」というものでした。前時までに、「長方形を半分にすることで直角三角形の面積を求めることができた」というところまで押さえています。以下、簡単なやりとりで示します。

T: 先生ね、マックの三角チョコパイ好きなんだけど、みんなどっちが大きいか比べてくれる?(直角三角形ではない三角形を2つ示す)
T: このままでは長さが分からないので、今日はスペシャルシートを用意しました!(1センチ×1センチのマス目のあるシートを三角形の下に敷く)
T: 分かっていることを書き込むね、何かな?
S: 横は6個分のマス!
S: 高さは分からないかも。縦がどれか分からない。
S: 縦は4個分!

T: 先生が1人ずつシートと三角チョコパイの画用紙を用意したので、紙を切ったり貼ったりして大きさを求めてみてください。

 今回は以上で切られました。ゼミ生の意見の中では、安藤さんの柔らかい話し方や様々な意見を受け入れようとする姿勢がとても良いという点が上がりました。また、強いて言えば、縦が4で、横が6だけではなく、しっかりと単位(センチメートル)を書くとよい、というアドバイスが出てきました。

 玉置先生のご指導では、大きく2つの視点が出てきました。

⒈ベースになるものは最後まで黒板に残しておく
2.ある程度導くことも大切

 まず、1つ目はこの授業でいえば、前回の授業の復習で使った、直角三角形の画用紙とそれを求めるために書いた長方形の線を残すということです。前回の授業で学習した「長方形を半分にして直角三角形の面積を求める」ということを踏まえて、今回の問題でも何とか活用してみようとすることこそ、算数的な考え方だといいます。やはり、板書は1時間の授業の流れを考えて、意図的に残しておくべきだと学びました。

 2つ目の、「教師がある程度導くこと」は今回の授業でいえば、先ほどの直角三角形の板書を指差して、「さっきは長方形を半分にして求められたけど、今回は無理だよね??」と仕向けていくそうです。そうすると、子どもたちの中から「今回も長方形を使ってできそう!」という言葉が出てくる、また、1人1つマス目シートと三角形の画用紙を配った際には、思わず「切ったり、貼ったりしてみてもいいですか」という言葉が出てくるのだといいます。

 今日は、ゼミ生3人の授業発表から学び、授業って奥が深いなぁと改めて感じました。私も来週、授業の発表が待ち構えています。貴重な機会で、より多くのことを学び得られるよう、しっかり準備をしていきたいと思います。(安部)

10月9日4期生ゼミ模擬授業を終えて(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今日は後期ゼミで模擬授業をして学んだことを書かせていただきます!

 今回は5年生の「算数の三角形の面積」を題材として扱いました。

 まず、最後のゴールは、子どもたちが「どんな三角形も、四角形面積の半分になる」と言えることでしたが、玉置先生のご指導を受けて、この授業ではその言葉は出てこないことに気づきました。

 今回の大きな反省点は前時までの既習事項(四角形の面積)をうまく用いることができなかったこと、そして子どもをうまく揺さぶることができず、求め方(式)を考える方向に流れてしまったことのふたつです。

 まず、「四角形の面積の半分で直角三角形を求めた」という前時の復習を導入でしたのですが、その図形を板書から外してしまいました。それを板書に貼ったままで「じゃあ今日の三角形(鋭角三角形)はどうかな?」と問いかけないと、前時との繋がりがなくなってしまい、1から考えることになってしまうのがもったいなかったです。算数・数学は既習事項を元に考える、ということを忘れないように気をつけたいです。

 そして、そこから「この前は四角形の半分で求められたけど、今日の三角形は無理だよね?」「半分にならないよね〜」と子どもたちをうまく揺さぶることで、四角形を用いて考えることができ、子どもから「形を変えたら半分になるかもしれない」「切ったり折ったりしたらなるかも」というやり方まで引き出すことができるのだと分かりました。何でも教師が教えたり、考える方向を決めたりするのは良くないと実感した授業でした。

 ちょうど、私は卒業論文で「発問」について研究しているので、「子どもを揺さぶる発問」についても研究し、玉置先生のように、揺さぶりがうまい教師になりたいという目標ができました。

 今回私は、算数を教えることに不安があったため、あえて玉置先生の専門教科である算数に挑戦してみたのですが、玉置先生の唸るくらい的確なご指導を受けることができて、算数の授業って難しいけれど面白いなあ、やりがいがあるなあ、と感じることができました。またみんなの授業を見て刺激を受けたり、セミナーに参加したりして授業力を高めていきたいです。(安藤)

小学校教育実習を終えて(中西)

 こんにちは。最近岩盤浴にはまっている5期生の中西です。今回は、小学校教育実習を終えて学んだことや感じたことを書きたいと思います。

 私は6年生のクラスに入らせていただきました。6年生というと、あまり話しかけに来てくれないというイメージがありましたが、私のクラスは人懐っこい子ばかりで、実習初日からたくさん話をしてくれる子どもたちに、安心して実習に臨むことができました。

 授業を行うなかで最も難しく感じたことは、子どもの意見をつなぎ合わせて展開していくことです。特に道徳授業では、子どもにたくさん発言できる機会をつくることを意識しましたが、意見を言わせるだけでそこからどのようにねらいに近づけていけばいいかまで意識することができませんでした。「〜さんの意見についてどう思いますか?」や、「〜さんは〜という意見で、〜さんは〜という意見だけど、他のみんなはどうかな?」など、子どもたちから出てきた意見をもとに授業を進めていかなければいけないと感じました。
 
 そのために私の担当クラスの先生から教えていただいたことは、指導案作成時に子どもから出てきそうな意見を思いつくだけ考えておくということです。こんな意見が出てきたらこうやって問い掛けよう、この意見が出できたら揺さぶりをかけよう、などと事前に子どもの反応を予想し、どのように切り返しを行うかまで考えておくことが必要だということを学びました。

 ちょうど運動会シーズンだったので、応援練習やソーラン節の練習などをたくさん見させていただきました。見るだけではなく私も実際に応援練習で大きな声を出したり、ソーラン節を踊ったりもしました。私が振り付けを間違えると、子どもからよく指摘されましたが、その度に正しい振り付けを教えてくれます。子どもたちが先生の姿をよく見ているということに驚きました。一緒に参加することで、子どもたちとの距離が近くなったと感じます。運動会本番が近づくにつれて子どもたちの意識が高まっていく感じが練習の様子を見て伝わってきました。当日は練習以上の頑張りを見せる子どもたちの姿が輝いて見えました。教師という職業でしか味わうことのできない、やりがいを感じました。

 もうすぐ中学校実習が始まります。小学校実習での課題を意識しながら悔いのない4週間となるようにがんばっていきたいです。(中西)
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小学校実習を終えて(木下)

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 こんにちは。今回は9月27日に終えた小学校教育実習について書きたいと思います。
 
 私は小学5年生の担当でした。実習へ行く前までは5年生といえば少し大人に近づいて、こちらが声をかけてもツンとしてるイメージでした。しかし私の担当したクラスの5年生の児童たちは、私のイメージしていた児童とは違い第一印象からトゲのない可愛らしい児童たちでした。
 
 私が初日から最終日まで1番意識したことは、児童とのコミュニケーションを進んでとることです。授業をするにしてもまずは児童との信頼関係が大切であると考え、色々なコミュニケーションを多くの児童と取ることで信頼を築いていきました。毎日放課は外でドッジボールや鬼ごっこをスーツのまましていたので、児童に負けないくらい汗をかいていました。

 実習が始まって最初の頃は担当クラスの女子児童たちとドッジボールをしていたのですが、日を重ねるにつれて担当クラスの男子も「入れてほしい。」と言ってくれたり、隣のクラスの児童や他の学年の児童も「一緒に遊んでもいい?」と言ってきてくれたことはとても嬉しく、最終的には毎放課20人弱の児童たちと遊ぶことができました。この毎日のコミュニケーションがあったことで、児童たちが自分の授業を楽しそうに受けている様子も見ることができたのだと思います。

 中学校実習では小学校とは違うことも多くあり、戸惑うことも多いと思います。しかし、壁に当たった時は小学校実習で学んだことや思い出を振り返ることで頑張っていきたいと思います。(木下)

※写真はゼミでの木下さんです(玉置)

今思うこと(酒井)

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 こんにちは。おいもが食べた季節になったなあと感じる5期生の酒井です。

 私は9月9日から4週間小学校で実習させていただきました。大変学習規律の整った学級に配属していただき、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 そんな小学校実習終え、次の中学校実習を控えた今、児童や生徒とどのような距離感で関わったら良いか、私は迷っています。

 小学校では子ども達をとにかく褒めあなたを見てるよ、あなたが大事だよと思っていることが伝わるように行動することを心がけました。

 中学校では思春期の子ども達が相手です。大人になりかけているデリケートな時期だからこそ関わり方を慎重に考える必要があると考えています。親しくなろうとか、たくさん関わろうとか思うのではきっと友だち先生になってしまうでしょう。

 どうしたらほど良い距離感でいられるか、友だちと話したり先生方に伺ったりするうちに1つだけ私の中で大事にしたいものが見つかりました。それは正しいと思うことを続け、信頼されるように行動するということです。

 ダメなことはダメ、と声に出して伝え見て見ぬふりをしないことを心に留めて実習に臨みたいです。

 そして中学校実習では、もっとたくさんの関わり方の術を学び引き出しを増やすことを目指して日々学ぼうと思っています。中学校実習でも貴重な経験がきっとたくさん待っているでしょう。それらを積み、実習を終えた自分がどう変わるか楽しみです。(酒井)

10月10日尾張前座会に参加させて頂いての学び(加藤諒太・杉山)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太と5期生の杉山です!今回は10月10日に参加させて頂いた尾張前座会での学びについて書きたいと思います!!

 4期生の加藤諒太です。今回は10月10日の前座会での学びについて書きたいと思います。

 この学びの会には初めて参加させて頂きましたが、一番学びとなったことは現場の先生方の学び続ける姿勢の素晴らしさです。一つの授業に対してここまで考えているのかと、驚きを感じると同時に、来年から現場に入っていく自分にとって、学び続ける教師の明確なイメージを持つきっかけとすることができました。

 また、会の中での国語の作文指導の単元でのご指導では「子どもが書くことを嫌いにならないこと」が大切だと学びました。確かに、どんなに丁寧に正しい書き方を指導しても書くことが嫌いになってしまってはどうしようもないと思います。教師は正しい書き方を教えることも大切ですが、その根本には書くことは楽しいのだ、学ぶことが楽しいのだということを子どもたちに伝えることが大切なのだと改めて学びとることができました。

 理科では、理科の実験で正しい結果を得られない時、どうまとめに持っていくのかということがテーマとなりました。これを聞いた時、僕自身もどうしたらいいのだろうと疑問を持ちました。先生方のご指導では、正しい結果を得られない原因の一つとして、実験器具ということがあげられました。実験器具の準備も一つの教材研究であると思います。実験や観察は、理科の学習を深める上でとても大切なものだと思います。その結果を肌身で感じられるような器具を準備することも大切なのだと学びました。

 また、より根本的なものとして、「子どもたちが調べたいと思って取り組んでいるか」ということも挙げられました。やりたいと思えることは見通しを持って取り組めているということで、予想と結果が違えば自然と疑問を解決しようと試行錯誤することに繋がると学びました。子どもたちに教師が授業をするのではなく、子どもたちが授業を受ける理由を子どもたちの中に作ることが基礎として大切なのだと学びました。

 算数の授業についても、先生方の数字を使うと話が膨らまないと言うご指導には驚きを感じました。算数なのに数字を使うことがよろしくないとはどういうことかと、疑問に思いました。しかし、考えてみれば数字を使って仕舞えば問題によってはただの計算になってしまいます。問題文から数字を導き出し、答えまで繋げることが、数学的な見方・考え方を働かすことではないかと思います。ただの計算で算数を終わらせるのではなく、より深い学びとすることが大切だと学びました。

 今回の会では沢山の現場での悩みや授業工夫を学ぶことができました。このような機会を与えてくださった玉置先生を始め、先生方、現場での悩みや授業工夫を見せてくださった先輩方ありがとうございました。(加藤諒太)

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 こんにちは。小学校の教育実習を終えて一息付いている5期生の杉山です。今回は10月10日(木)に、小牧勤労センターで行われた尾張前座会からの学びを記します。

 今回、尾張前座会に参加して、特に教材研究の大切さを学びました。特に印象に残った学びを順に記します。

 まず、課題を設定する際に、子供達が「やりたい!」と思うようなもの設定することが大事で、課題において、答えのヒントになるようなものにしてしまうと、子どもたちはそのヒントでしか考えなくなってしまい、子どもの持つ柔軟で多様な考えを引き出せなくなってしまうので、課題を設定する際は、教師は吟味する必要があるということです。

 次に、国語の書く単元において、子どもたちに「ここだけはおさえる」ところを明確にして、文章の書き方も、書き出し、終わり、段落構成等を指定することで、授業を円滑に進めることができます。また、「書くチャンス」を増やすことで、子どもたちが「書くこと」を嫌いにならないようにすることも大切なことであるということです。個人的には、子どもが書いた作文を添削しすぎず、子ども自身でどんどん書かせて、「書くこと」に慣れさせることであると考えました。

 最後に、教科書や、教師用指導書が絶対ではないということです。確かに、指導書に書いてあることは理にかなっていて、とてもスムーズに授業が進むようになっています。しかし、それは児童の実態に合っていないことがあり、授業で指導書通りにやろうとすると、上手くいかないことがあるということです。

 授業をする際は、児童の実態に即した授業をすることが大切で、それにはやはり、児童を一番近くで見ている教師が、自分で授業を作り上げることが一番です。そのためには、自分で資料や教材、問題を作り、いかに児童の発言を引き出せるか・待てるかがとても重要になってくると思いました。

 小学校の教育実習を通して、数えきれないくらい多くの学びができましたが、この前座会に参加して、まだまだ学ぶことが数えきれないくらいあることを痛感しました。教材研究がどれだけ大切かを改めて学ぶことのできる、素晴らしい会でした。

 今回、このような学びの場を設けて下さった玉置先生、授業と学び研究所の方々、前座会の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

小学校実習を終えて(矢崎)

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 中学校実習を一週間後に控えています。五期生の矢崎です。小学校実習で得た学びや、自分自身の変化について書かせていただきます。

 私は9月9日から四週間、小学校で実習をさせていただきました。他大学の学生さんを合わせて7名の実習生で四週間頑張りました。

 私がお世話になった小学校は校内が木を基調としたデザインで明るく温かい雰囲気でした。そんな小学校で学ぶ児童は明るく優しい児童ばかりでした。でも、もちろん校内のデザインだけで児童の様子が変わるわけではありません。その小学校の先生方が明るく優しい先生ばかりだからです。教師の雰囲気が子どもにも伝染するということは聞いていました。それを実習先で体感する事ができました。実習四週間を通して先生方はお忙しいにも関わらず、実習生のことを気遣ってくださり、丁寧にご指導くださいました。

 そんな小学校で得た学びは沢山あります。指導案の書き方や子どもとの向き合い方、書ききることができません。

 そんなたくさんの学びの中で特に私がこれから大切にしていきたい学びは「子どもの可能性」です。「子どもの可能性」なんて大きなことを言っているかもしれませんが、私は小学校実習の中でこれを感じる場面が多くありました。それが一番多く感じられたのはやはり自分で行った授業の中です。

 実習前のゼミでは模擬授業をゼミ生間で行い、多くの学びを得てきました。その学びを今回の実習で活かそうと私は一生懸命でした。あのゼミの授業でやった事を試してみたい!この方法を使いたい!など授業を指導案の段階で試してみたいことが沢山ありました。

 でも、いざ授業を行うと全ての事をやることは初心者の私には不可能でした。担当の先生に手取り足取り教えていただき、だんだんと形になってきた授業の中で一番印象深いのは算数の2桁で割る余りのある計算の単元です。

 2桁の計算をするときに10をもとにして考えるとよかったよねという前時の振り返りから始まった授業で子どもたちは振り返った通り、問題を10をもとにして考え始めました。しかし、クラスの3分の2の児童が余りの数字を出す時に10をもとに考えていた事を忘れ、余り20のところを2にしてしまっていました。私は正直焦りました。ここまでの人数の児童が余りを間違えてしまうとは思っていなかったからです。

 私はクラス全体に「今先生がみんなの考えを見て回ったら、答えが二種類あるよ。どうしてかな?考えてみよう。」と投げかけるとそれまで黙って解いていた児童たちが一斉に「え!どうして!?」と交流をし始めました。まずここでこんなにも意欲的に交流をする事に感動し、私は授業が楽しくなりました。

 そして、答えが正しい児童に黒板に考えを書いてもらい、どうして20になるのかを他の児童に考えさせ、その考えを発表してもらいました。最初は、「え、絶対違う。2だよ。」と言っていた児童も次第に、「いや、20かもしれん。」と気づき始めました。そしてついにある児童が「なるほど!」と呟いてくれました。その呟いた児童に私は「何がなるほどと思ったのか説明して。」と言いました。その児童は10をもとにして考えてたのを忘れてたと話してくれました。それを聞いた他の児童も「なるほど!」となってくれたのです。この瞬間に私と児童でいい学びができたと体感しました!また、自分の授業の進め方次第で子どもが得る学びは変わってくることも感じました。この授業で「子どもの可能性」を改めて感じました。

 「子どもの可能性」を潰すことがない授業をすることは難しいこともこの実習でわかりました。だから、これから色んな先生の授業法を学び、自分流の授業を作っていけるように精進したいと思います。でも、まずは中学校実習を頑張ります!!(矢崎)

※写真はゼミでの矢崎さんです。(玉置)

10月9日後期ゼミ第二回3分間スピーチ(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤です。今回はゼミで行った3分間スピーチの発表内容と講評を書きます。

 場面は、小学校6年生を対象に、避難訓練を終えた後に学級で担任として話すというものです。

 避難訓練になるといつも思い出すことがある。今は2019年9月11日だよね。先生にも小6の頃があってそれが今から10年前の2009年9月。その頃先生には、ある親友がいた。

 その親友は、相手がどんな人か知りたいという気持ちが強く、そのため皆とよく話し、皆から好かれていた。先生もその子とよくゲームをしたりして遊んでいた。ところが2010年3月に、その子はお家の都合で引っ越してしまった。

 引っ越した県は福島県。先生は当然寂しい思いをしたが、ありがたいことに携帯を持っていたため、中学校へ進学したあとも、電話で「福島ってどんなところ?学校はどんな感じ?部活は?」と話す日々を過ごしていた。そうしているうちに日付は3月11日を迎えた。

 この日名古屋ではそこまで大きくはないが長く揺れる地震が起きた。その後テレビをみたら福島県で津波と地震で建物が倒壊している様子を見た。先生はまさかと思い、その親友に電話をした。何回もコールをしても、つながらない。ようやくかかったときは、その親友の母親が出た。親友のの名前を呼んだときに、母親は号泣した。怖くなり電話を先生の母に変わってもらった。その後親友が死んだということがわかった。私は全身が震え恐怖が身に染みた。ついこの間電話をしていた命が簡単になくなることを、人が簡単に死ぬことを、自然は人の命を簡単に壊すことを。

 その後私は、避難訓練になると、強制的に真面目にするようになった。この話をしたからと言って、皆に避難訓練を真面目にやれとは言わない。ただ、地震が起きたときに、何をするべきか、注意することは何か、考えることは何かを考えながら避難訓練に参加してほしい。皆には生きていてほしい。

 講評は、人前で話すときに体を無意識とはいえ揺らさず、腕を組まないようにすること。また、棒読みになっていたため、落語をするように話しをするとよいというアドバイスを頂きました。腕を組むという行為は、相手も自分も拒絶するという心理効果があるということを学びました。

 私は、人前で相手の目を見て話しきることを考えてました。結果話しきることはできたが、『硬い』ということが反省点であり、今の私なら反省点を治すという行為ができるため、柔らかくなることを意識していきたいです。

 スピーチの内容は実話です。お読みいただきありがとうございました。(中澤)

10月9日4期生後期ゼミ加藤諒太君の模擬授業の記録(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、加藤諒太くんの模擬授業の記録を書きたいと思います。

 模擬授業は小学校4年生の社会科、警察と消防についてでした。授業内容は、警察と消防について学んだ最後の時間で、警察と消防の絵が書かれたポスターについてキャッチコピーを考えるというものでした。展開の中で警察と消防の役割を資料やペアワークの中で復習してから、キャッチコピーを考えるという授業でした。

 諒太君の授業で良かった点が3つあります。

 1つ目は、授業規律を整える声かけがあったことです。授業の最初に、「聞く姿勢とっても素晴らしいね」の声かけがあったり、全員が先生に体を向けるまで待ったりしていました。教師の声が子ども達に通らなければ授業は成り立ちません。改めて授業規律を整えることの大切さを感じました。

 2つ目は、指示が明確であったことです。今回はパワーポイントを使いどのように子どもが活動を進めていくのか番号をふってきちんと提示してありました。特に活動の多い授業では指示を黒板に明確に書くことはとても大切だと学びました。

 3つ目は、活動の中の付箋の色です。今回は、青と赤と黄色の付箋を用意してありました。そして青の付箋には警察の役割を、赤の付箋には消防士の役割を、黄色の付箋には共通する役割を書かせていました。色で視覚的に分かりやすくすることが大切だと分かりました。

 玉置先生からは、「あまり複雑にせず、いきなり警察と消防の役割を考えさせてもいいのではないか」という助言がありました。その方がポスターを作る上で大切なキャッチコピーも考えやすいということを学びました。

 諒太君の授業から、きちんと授業の基本である規律を整えること、子どもがどのようにしたら授業を受けやすくなるのか子どもの目線に立って考えることが大切だと学びました。再来週私の模擬授業があるので、今回の学びを生かし、諒太君に負けない授業ができるよう頑張ります!(鏡味)

10月9日第2回ゼミ模擬授業の反省(加藤諒太)

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 今回はゼミでの模擬授業での反省について書きたいと思います。

 後期のゼミ第2回に模擬授業をやらせて頂きました。内容は小学校四年生、社会科、地域の安全を守る人々で行いました。久しぶりの授業で、なかなかリズムの良い運びをすることが難しく感じました。

 今回はまとめの内容ということでポスターのキャッチコピーを考えるという内容でやらせていただきました。自分自身も面白い内容だと感じ、行ったのですが、授業自体はとても課題が残るものとなりました。

 先ず第一に反省点として挙げられるのは、指示の飛ばし方です。まとめの授業であったので、どうしてもやることが多くなってしまいます。二つの作業を同時に進めるよう指示してしまっていたので、一つ一つの指示、発問を丁寧にしていくことが大切だと改めて学びました。教師の自己満足ではない子どもたちのための授業を行うためにも、子どもたちにどう伝わるのかということをもっと配慮して今後授業づくりに努めていきたいです。

 もう一つは資料の出しどころ、出し方です。最初から出すのではなく、途中から出すことで授業にグッと入れるようにするという意図は意味があったのではないかと感じました。しかし、資料を提示する際に、「みんな、前の授業忘れてるかもしれないから」と言って配布してしまいました。玉置先生がおっしゃっていたように、「もっと作業が進むスーパーシートを用意したよ!」などといった授業により入り込むような声かけが大切だと学びました。

 しばらく授業をしておらず、教壇からは離れてしまっていたので、現場に出る前に、十分に実力をつけていきたいと思います。卒業までの毎日をしっかりと学びにしていきたいと思います。(加藤諒太)

小学校教育実習を終えて(宮野)

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 こんにちは!今回小学校実習について記事を書きます。

 私は、6年生のクラスで実習させていただきました。児童や先生方から多くのことを学ばせていただき、充実した実習となりました。

 その中でも、最も嬉しかったことを書きます。

 私は、初めの1週間、思っていたよりも話しかけてきてくれる子が少なく、子どもとの間に壁を感じ、1ヶ月間うまくやっていけるか不安でした。そんな中、担任の先生に相談すると、6年生にもなると寄ってきてくれる子は少ないし、まだみんな様子を見ている状況だと思うから気にすることないよと励ましてくださいました。

 くよくよと悩んでいる自分が、情けなくなり、自分から児童と関わっていこうと前向きに捉えるようになりました。すると、ある日1人の男の子が私に手紙をくれました。そこには、私がクラスのみんなと遊んだり話したりする姿をみて、仲良くなろうと頑張っていることが伝わってきた。だから自分も友達とそのように接したいと書かれていました。

 その手紙を見たとき、これまでの不安が一気に吹っ飛び、自分の頑張りが認められたように思え、感激しました。また、児童は自分の姿をよく見ていてくれるんだなと思いました。そして、日を追うごとに、話しかけてきてくれなかった児童が話してきてくれたり、児童1人1人の良いところや素敵な姿を見つけることができました。最終日は、クラスの児童と離れるのが心から寂しいと思える実習となりました。

 中学校実習でも、くじけそうになったときは小学校実習での出来事を思い出し、めげずに生徒と向き合いたいです。(宮野)

※写真はゼミでの宮野さんです。

やりたかったこと(井上)

 こんにちは!教採も終わり、バイトや遊び、たまに卒論(笑)をして忙しい日々を送っている4期生の井上です。今回は教採が終わってから私がやりたかったことについて、書いていきたいと思います。

 私がずっとやりたかったこと、それは...ボルダリングです!

 ボルダリングとは、東京オリンピックの種目にもなった、壁を登っていくスポーツです。どうしてボルダリングがやりたかったのかというと、何故か自分はできる気がしてしまったからです!(笑) 動画を見てると簡単そうに見えて、意外とできてしまうのではないかという根拠のない自信があったため、一度体験してみたいと思っていました。また、体を動かしたり、何か新しい趣味を見つけたりしたいと思っていたので、教採が終わったら行こうと考えていました。

 そして先日、同じ4期生の中澤君を連れて、ボルダリングジムに行ってきました。そこで実際に壁を見てみると、あれだけあった根拠のない自信が一瞬で吹き飛びました。そり立つ壁を見て、これは登れない...と思ってしまいました。1級〜8級までのレベルがあり、6〜8級までは難なく登ることができましたが、5級から急に難しくなりました。私が簡単だと思っていたのは実際は5級以上の壁で、体験してみて初めて難しさや大変さを感じました。そしてそれを簡単に登っていく人たちの凄さを知りました。これはやってみないと分からないことだったので、体験できてよかったです。大満足でした。

 凄く楽しかったので、定期的に通いたいと思います。中澤君も楽しんでくれていたのでよかったです。ただ、腕がパンパンに張ってしまったので、しばらくは筋肉痛が残りそうです...(笑)

 ボルダリング挑戦する私と中澤君の写真です!(井上)
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10月9日後期ゼミ関口さんの授業発表(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は第二回ゼミで、関口さんの授業記録を書いていきたいと思います。

 学年は小学四年生。科目は国語で、教材はごんぎつねの最後の場面でした。

授業の流れは、
1,教師の判読
2,発問。栗を運んでいる途中で打たれた狐に対してどんな狐だと思いますか?子どもの返答。本当は優しい。かわいそう。
3,発問。どうしてかわいそう?子どもの返答。殺されたから。
4,発問。駆け寄ったときの兵十の気持ちは何か?子どもの返答。やったー。やってやった。
5,どうしてかけよった?子どもの返答。確認するため。
6,兵十が確認したものは何か?子どもの返答。栗。ごん。土間。このときに、目ではどの順番に何を見つけたのかを考えていきました。

 今回の授業では、向後千春先生の教えを元に授業を行われました。

 講評として、落ち着いたトーンで子ども達に話しかけていた。気持ちがこもった話し方をしていた。単調な話し方であるため後半飽きを感じてしまう。という意見がありました。

 私から見て関口さんは、大学三年生前期の頃と比べて話し方は勿論他者への働きかけが穏やかになっていて、素敵な人になっていると感じました。学校現場で活躍する関口さんを考えると、私も頑張っていかなければと考えています。

 関口さん授業お疲れ様でした。(中澤)

10月9日第2回ゼミ模擬授業の反省(関口)

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 こんにちは!漫画ONE PIECEの最新刊をゲットした、4期生の関口です!

 今回は後期2回目のゼミで行った模擬授業の反省を書きます!私は、向山洋一先生の実践記録をもとに、『ごんぎつね』の第6場面を模擬授業させていただきました。

 まず反省点については、大きく3つあります。

 1つ目は、テンポが作れなかったことです。冒頭はすぐに終わらせるつもりでしたが、一人ひとりの声を聞こうとして時間をかけすぎました。緩急をもっとつけ、集中させる場面が必要でした。

 2つ目は、活動がなかったことです。本来子どもに立たせて音読させるところを時間がないからと私は範読しました。しかし、向山先生は座ったままと立たせるのは子どもの態度がすごく違ってくると本でも述べられています。立たせるのは1人残らず授業をせざるを得なくするためであるのに、そこまで考えが回っていませんでした。

 3つ目は、はっきりと評定しなかったことです。私はおうむ返しだけは気をつけようと心がけていましたが、「零点」などの評定もはっきりしませんでした。評定があるからこそ明確になりはっきりした答えにたどり着きますし、クラスでどよめきが起こるのだろうと感じました。

 また、1番行いたかった意見の対立までもっていけなかったのも悔しいです。ここでのポイントは、論争させるときは、対立する意見を2つに絞ることでした。子ども同士の話し合いで間違った意見が潰され、全員納得して正解にたどり着けたらそれは本当に理想だなと思います。

 そして、授業を行って改めてこの発問のすごさに気づきました。向山先生の発問は子どもの発言から繋がっていくものです。文章には書いていないのに、子どもが思い込んでしまっている箇所を明確につき、文章を読み取らせていきます。

 私はもし出なかったらどうしようかヒヤヒヤしていましたが、玉置ゼミのメンバーはしっかり次の発問へ続く考えを出してくれました。圧倒的に授業準備が足りず、向山先生の実践に頼りきりでしたが、読み手の思い込みを正しく文章に戻せたと思っています。

 子どもの思考を理解し、文章を正しく分析できなければいい発問は考えられないのだと本を読んでいても授業をしても思います。私はその2つのどちらにも自信がありません。だからこそ優れた先生方の実践記録から学んだり、模擬授業やボランティアの機会を大切にしたりしていこうと強く思いました!貴重な学びをありがとうございました!(関口)
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