6月19日6期生ゼミでの学び(金子)

 こんにちは。6期生の金子です。コロナウイルスもだんだん落ち着いてきました。油断はできませんが早く日常が戻り、玉置先生とゼミ生とで対面して活動ができるのを楽しみにしています。

 さて、今回は6期生でのゼミで道徳の授業を行いましたので、そこでの学びを書きたと思います。私が授業を通して難しいと感じたポイントはいくつもあります。中でも特に言葉選びや、伝え方に難しさを感じました。

 伝え方については授業の計画時から難しさを感じていました。子どもにうまく伝えるにはどのような問いかけをするべきかがとても難しかったです。道徳の授業で価値観の押し付けにならないように、絶妙なラインの問いかけを考えるのに苦戦しました。また、実践したときに、私の伝え方がうまくいかず、生徒役のゼミ生を困らせてしまうような場面がありました。その時に、すぐ言いかえができればよかったのですが焦ってしまい、無理やりの問いのような形になってしまいました。何パターンか聞き方を考えておくなど、いかに子どもに伝わりやすいかを考え冷静に対処していきたいと思いまいした。

 言葉選びについて、ゼミ生の発言に私は、「よく読み取れたね」という声掛けをしました。授業終わりに玉置先生から読み取れたという言葉を使うと国語の授業になってしまう、とご指導をいただきました。自分が望んでいたことを子どもが発言したときについ「読み取れたね」という言葉を発してしまいました。物語から読み取るのではなく、想像しながら自分の考えを持つことができるのが道徳の良さであり、国語との違いだと思います。今後は「なるほど、よく想像できたね。」「そうやって考えたんだね。」といった子どもの考えひとつひとつを尊重できるような言葉をかけていきたいです。

 今回も活動を通して、多くのことを学びました。やはり実践して行っていくことで難しさを感じたり、得られるものの多さを実感します。いつもお世話になっている玉置先生、6期生のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。(金子)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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6月20日先輩方とのお話し会での学び 午後の部(二村、矢崎、長谷川、古川、木下)

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 こんにちは。5期生の二村、矢崎、古川、長谷川、木下です。今回は4期生の先輩方からのお話からの学びを書かせていただきます。

 先輩方から現場の様子や、子どもたちの様子など面接につながる貴重なお話を伺いました。
 
 コロナの状況で、子どもたちはたくさんのストレスを抱えていると思います。あれもダメこれもダメというのではなく、コロナの状況だからこそできることを探しているという先輩方の言葉がすごく印象深かったです。子どもに触れることができない中で、ありがとうカードや表彰状を渡す活動を取り入れてるのを伺い、言葉で温かさを伝えることの大切さを学びました。
 
 教師一人で頑張るのではなく、子どもと一緒に学級を作っていくという気持ちが大切という言葉がとても心に響き、どれだけ大変でもその気持ちを忘れない教師でいたいと思いました。
 
 お忙しい中貴重なお時間を頂き、たくさんの学びをありがとうございました。先輩方のお話を聞き、やっぱり先輩方はすごいなあと改めて感じました。私も追いつけるようにたくさんのことを吸収し、立派な教師として教壇に立てるように頑張ります!(二村)

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 お忙しいのにも関わらず、私たちの為にお話しする機会をくださった、4期生の先輩方ありがとうございました🙇♂

 私は今の日々で精一杯でこの先のイメージをうまく持てずにいました。でも、今回、4期生の先輩方のお話を聞いて、教師という仕事の大変さを改めて感じました。

 学級だけでなく、学校も支えていかなくてはいけないという、業務の重さにも責任の重さにも気付くことができました。

 先輩方のお話の中に子どもたちの姿がたくさん見えてきて、先輩方が子どもたちと一生懸命に関わっていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。

 その一生懸命さが子どもにも伝わるから、子どもたちと一緒に学級を作ることができるのだろうなと感じました。

 先輩方がご自分の学級の子どもを思い浮かべていらっしゃる時にすごく優しいお顔をされていました。とても素敵だなと思いました。私も早く子どもたちに会いたいと思いました。子どもたちに会えるようにあと少し踏ん張りたいです。    (矢崎)

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 今回のお話で「コロナだから良いこともつくる」という言葉が印象に残りました。コロナが流行ったことで子ども達は、多くの制限をかけられ、ストレスを感じていると思います。子ども達の気持ちを考え、コロナだから、いけないと制限を与えるだけではなく、今だからできること、許されることを考えて、対応策を練り行動してらっしゃる先輩方のお話を聞き、納得させられるとともに先輩達の凄さを改めて感じさせられました。

 今回のようにして、先輩達がお話をして下さる等、縦のつながりは玉置ゼミの良さだと思っています。私達五期生もそんな素敵な伝統を繋げていきたいなと思いました。お忙しい中、時間を作って下さった先輩方、本当にありがとうございました。(古川)

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 今までは「恐らく今、小学校はこんな感じだろう…」と想像でしかなかったのですが、お話を聞かせて頂くことでよりリアルな現場での様子が分かり沢山知ることができました。

 特に印象に残ったことは、コロナウイルスの中で子供たちがどのような不安やストレスを抱えているか、ということです。鏡味さんと高桑さんから、実際に子どもたちとの日記を通して「またコロナウイルスにかかってしまうのではないか」「休校期間に友達と会えなくて悲しかった」という不安やストレスを子どもたちは抱えていると教えて頂きました。また、子供たちの様子から「今までは出来たことも、感染してしまう恐れから今はできない、やってはいけない」ということが増えることで、今までとは違う生活になり、混乱やストレスに繋がるのではないかというこを教えて頂きました。子ども同士で「マスクがずれているよ」と注意し合うほど、子どもたちはコロナウイルスに感染することを恐れており、とても不安に感じているということをお話から実感することができました。
 
 そして、これらを解消するために「コロナウイルスだからこそ特別に…!」と考えを逆手にとり子どもたちを窮屈にさせない工夫をすることも必要だと学びました。現場に出ると理想論だけではやっていけず、大変なことや臨機応変に対応する力が本当に必要だと感じました。このような貴重なお時間を頂けたことにとても感謝しています。ありがとうございました。(長谷川)

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 今日は4期生のかりんさんとはるかさんにお話を聞くことができました。今の学校のリアルな現状を知ることができました。ボランティア先の初任の先生の様子や、サークルの先輩方からも「すごく大変」という話は聞いていましたが、今日の先輩方のお話からどのように大変なのかが詳しくわかり、深い学びにつながりました。先輩方が学級経営をする上での工夫は素直に「いいなあ」と感じる工夫ばかりで、私も学級を持った時に自分なりの工夫を学級経営の中に入れたいと感じました。

 去年のこの時期に先輩方は何をしていたかというお話も聞くことや、励ましていただくこともあり、あらためて頑張ろうと強く感じることができました。かりんさん、はるかさんありがとうございました!(木下)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月20日4期生の先輩方との交流(午前の部)を経てPart2

 こんにちは!扇風機なしでは寝れない日が続いている5期生の酒井です笑

 今回は前回に引き続き6月20日にあった4期生の先輩方との交流を通しての学びを書かせていただきます。

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 今日は先輩方のお話はやっぱりリアルで、このコロナ禍にの特殊な学校の現状をよく知ることができました。些細な我々の疑問に丁寧にお答え頂き、本当に参考になりました。(杉山)

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 関口さんと高橋さんのお話を聴いて、教師の楽しさと大変さを少し知ることができました。楽しさの面では子どもがしっかり反応してくれること、大変さの面では保護者との関係や授業のことなどがありました。今、教採に向かっている中で自分の知らない教師の姿を知ることができて、色々なギャップに少し不安を感じました。しかしそれ以上に楽しさややりがいがあることを知れたので、まずは教採に向けて勉強を続け、先輩の話を自分な活かしたいです。(二宮)

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 4期生の高橋さんと関口さんのお二人方から実際に現場に出て、大変だと思ったことや体験したことをお聞きしましたした。

その中で印象的だったのが、現在はグループ学習が禁止になっているということです。そういった中でもやはり、授業におけるグループでの学習や話し合いは大切だと思うので、授業では工夫を凝らさなければいけないと強く感じました。

実際にやっていることとして、対面での話し合いはできないので、正面を向きながら話し合わせるといった活動を取り入れたそうです。このように対面にならない、尚且つ、子どもが意見を言い合える状態を作らないといけないので、とても難しいと感じました。
次に印象的だったのが、現在大変なことについての話です。大変なことは、消毒や手洗いだそうです。毎時間手洗いをしたり、児童が使用した場所を消毒しなくてはいけないので、それが大変だと仰っていました。

子どもの命を守るためとは言うものの、毎時間子どもに手洗いをさせたり、しっかりと消毒をしたりというのは、子どももうんざりしてしまうのではないかと感じました。なので、子どもに手洗いをする意味をしっかりと伝えたり、考えさせることによって、子ども自らが手洗いをするという雰囲気作りも大切になってくるのではないかなと話を聞いていて、感じました。

4期生さんが実際に感じたことを聞くと、やはり現場の声がリアルに伝わってきて、とても勉強になりました。(大久保)

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 様々なニュースなどで、学校現場のことを読む機会はあったのですが、情報が多すぎていまいちイメージがついていませんでした。今日、実際の現場がどのようになっているか聞くことができ、先生方の工夫や努力をきちんと知ることが出来ました。

 中でも、子どもたちに「何故給食を食べている間話してはいけないのか。」というように、理由を考えさせる指導が印象に残っています。このコロナ禍で、今までと異なる制限も増えてくると思います。それを子どもたちに押し付けるのではなく、そのルールの必要性、大切さを各自で考えさせるような助言をすることで、子どもが自ら決まりを守ろうという姿勢を持てるのでは、と感じました。
 
 異例のことばかりの現場においても、先輩方が子どもたちのために頑張っている姿を見て、教員になりたいという思いがますます強まりました。その為に、まずは教員採用試験の勉強を頑張ります!(遠藤)

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 ひしひしとゼミでできた繋がりのあたたかさ、有り難みを感じる機会となりました。
改めて、4期生の先輩方!お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。午前の部の学びは以上となりますが、午後の部の学びも吸収したいと思います。楽しみです!
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6月20日4期生の先輩方との交流(午前の部)を経てPart1

 こんにちは!雨が最近多いですが家の近くに紫陽花を見つけて毎日見るのが楽しみな5期生の酒井です!笑

 さて、今回は6月20日に行われた実際の教育現場で働く方の声を聞きたい!というゼミ生の提案がきっかけで行われた4期生の先輩方との交流を通して学んだことを書かせていただきます。
有り難いことに会は午前と午後2回行ってくださいました。時間作ってくださりありがとうございます。
 私酒井と遠藤、大久保、北神、杉山、中西、二宮は午前の部に参加し、高橋さんと関口さんのお話を伺いました。

 異例続きで大変かとは思いますがお話を伺ってやっぱり先輩方は私の憧れだなあと思いました。
自分の軸を持ちつつ主任の先生を尊重して勤めていらっしゃる姿や、決して楽しいばかりではない教員だと実感しつつもやりがいをもって励んでいらっしゃる話を聴きこれまで以上に敬意が増しました。1年間同じゼミだったこと本当に誇りに思います。
 私が特に印象的だったのは最後に話してくださった2ヶ月ほど働いてやっぱり先生っていいなあっと思った瞬間のエピソードです。おふたりから子どもに対する愛やブレない軸のようなものを感じました。
 1年後先輩方のように語れるように励みたい気持ちもより強くなりました!都合がついたら第二回もお願いしたいくらい有意義な時間でした。(酒井)

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 高橋さん、関口さんからお話を聞いて、実際に学校現場で働いているからこそ分かる苦労や、やりがいなどを知ることができました。コロナウイルスによる休校期間の教師の具体的な動き、今の学校現場で子どもが密にならないような働きかけや意識していることなど、初めて聞くことばかりで、とても勉強になりました。高橋さんと関口さんが、教師をやって良かったと思う瞬間についてお話しされている時の活き活きとした表情がとても印象に残っています。
 私も教員採用試験に向けて全力で取り組み、先輩方のような教師になりたいと強く感じました。
(中西)

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 面接練習で、保護者から「宿題が多すぎる」や「自分の子どもが孤立している」という電話がかかってきた場合どのように対応するかを考えたことがありましたが、実際にそのようなことがあったとお聞きして、面接練習のためだけでなく、教師になってからのためにもきちんと学んでおこうと思いました。
 コロナ対策は、テレビやネットのニュースでしか情報を得ることができないので、現場での声をお聞きすることができてとても勉強になりました。またぜひお話を伺いたいです!!(北神)

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 ここまでを午前の部Part1とさせていただきます。
 お忙しい中時間を作ってくださった先輩方に心より感謝申し上げます。
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6月19日 ゼミでの学び(矢崎・木下)

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 こんにちは!五期生の矢崎と木下です。


 今回のゼミは久しぶりに面接練習を玉置先生にしていただきました。

 実は、昨日大学で対面で面接練習をしてただき、ゼミで培った実力を発揮できずにとても悔しい思いをしました。

 今まで、コロナの関係でパソコンの画面越しで面接を行うのと実際に対面で行うのとでは緊張感が違い、気持ちがだいぶ落ち込みました。

 今日はそんな不安を玉置先生が汲んでくださり、志望県に特化した質問や自分の教育観を問われる質問をしてくださり、原点に立ち返ることができました。やっぱり、その県の魅力を知っていて、教育に希望を持っている人が教員として魅力のある人となれると思うので、その自分にしかないキラキラした部分を出していきたいです。

 これから、不安になった時こそ、原点に立ち返ることが大切だなと感じました。

 このゼミで培ったことを本番でも出せるように、落ち着いていきたいと思いました。     (矢崎楓子)



 今日のゼミでは久しぶりに玉置先生に面接練習をしていただきました。

 最近は一次試験に向けて面接の練習をしておらず、とても緊張しました。今日の質問では受験する県についての質問が多く、あらためて自分を見つめ直すことと同時に小さい頃から育ってきた場所でもある愛知県についても見つめ直す良いきっかけにもなりました。「自分が小学校時代受けた教育で印象に残っていることは?」という質問では、「自分が教員になって取り組みたい教育」や「自分の理想とする教育」については考えたことがあるけれど、自分自身の受けた教育についてはよく考えたことがなかったので、もう一度見つめ直したいです。
 
 教員採用試験まで残り1カ月をきりました。最近はようやく学校にも行くことができて、家で自粛をし続けていた分、環境がガラリと変わりみんなの頑張っている姿をみると私も頑張れます。良い刺激です。

 今日の面接練習も良い刺激になりました。「自分ならどう考えるか、どう答えるか」を意識してみるととても良いゼミの時間に今日もなりました。これからも刺激をしあいながら残された時間を頑張りたいです。(木下智尋)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月16日山田貞二先生の道徳授業zoom研修会にて学んだこと(6期生池戸・中江)

 玉置ゼミ6期生の池戸と中江です。

 山田貞二先生からお話を聞かせていただく機会をいただきました。このような時間を設けてくださった山田先生、玉置先生、きっかけをつくってくださった二宮さん、ありがとうございます。5期生の先輩につづいて感想を書かせていただきます。

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は6/16の火曜日に行われた山田貞二先生による道徳講義について、お話していただいた内容から僕が特に心に残ったことについて書いていきたいと思います!


 初めに、山田先生の「実感がないと道徳性は育たない。」「現実味のある授業」という言葉について、道徳の基本的な授業というのは道徳教材である物語を読んで進められていくのがスタンダードかと思いますが、この物語で学んで欲しいことはこれだよと教師が子どもに伝え、子どもがその物語を読んでいるだけではただの朗読会になってしまいます。そこで山田先生のおっしゃるように実感と現実味を与えるためにその道徳教材の中に「自分だったら」を入れてあげること、そうすることで一気に舞台が教材の中から現実に変わり、そこから道徳という教科が始まるのではないかと山田先生の言葉をいただいて考えました。

 二つ目は「納得解」についてです。ほとんどの道徳教育にはこの物語ではこんな道徳的価値を学んで欲しい、例えば友情、誠実などの絶対解が決められています。それに対して山田先生がおっしゃられたのが納得解です。納得解とは絶対解のような決め付けられた正解ではなく、その道徳教材に触れて子どもたちが自分たちで考えて自分なりに納得した自分なりの答えのことです。せっかく子どもたちが自分なりの答えを出したのに最後に教師がその答えの形を変えて一つの答えに縛ってしまうと、せっかくの多様な考えが台無しになってしまいます。一つの絶対解に縛られずそれぞれの多様な納得解を尊重していけるような道徳の授業をしていきたいとお話を聞かせていただいて思いました。
 
 今回は二つだけにしましたが本当にたくさんのことを学ばせていただきました。これからも偉大な先生方の良い所を盗んで自分の成長に繋げていきたいと思います!貴重な機会を作っていただいた山田先生、玉置先生、5期生の方々、本当にありがとうございました!(池戸)

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 同じく6期生の中江です!山田貞二先生から道徳教育についてお話をしていただきました。山田先生のお話から私が感じたことをまとめていきます。

 私は小学生の頃から道徳の時間が好きでしたが、クラスの中には自分の意見を言えない子や良いことを言おうと自分を偽る子もいました。それを見ていて子どもながら私はもやもやしていました。今回山田先生のお話を聞いてみんな同じような意見ばかりの授業じゃいけない、みんなと違う意見を言える授業でなければいけないと学びました。私が子どもの頃、もやもやしつつ何もできなかったけれど、今度は教師という立場からクラスの子どもたちみんなが意見を言い合える場所をつくる支援ができたらいいなあと思いました。そうするために学級経営は基盤となってくるのでしっかり育てていくべきなのだと感じました。

 そして、道徳の教育を学校だけに留まらず社会へ広げたいという山田先生の考えに驚かされました。考えてみると、今の日本の社会では自殺してしまう社会人がたくさんいたり、〇〇ハラと呼ばれるようにハラスメント(嫌がらせ)を平気でする人、他にも細かい問題はいっぱい浮かんできます。しかし、このような問題について大人が深く考える機会はあまりないように感じます。だからこそ社会全体の問題として考えて解決しようとすることが共生社会への一歩になるのではないかと思いました。

 私は道徳の授業もしたことがなくて知識も未熟ですが、今回山田先生から道徳について考えさせていただく機会をいただいて新鮮な気持ちになりました。初めて知ったことが多くて吸収するにはきっと時間がかかると思いますが、これから授業づくりをしていく中でこの学びを繋げていきたいです。とても貴重な2時間で充実した時間でした。山田先生、玉置先生、5期生のみなさん、すてきな時間をありがとうございます。(中江)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


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6月16日 山田貞二先生の道徳授業zoom研修会にて学んだこと 第三弾(五期生)

 第二弾に続き、五期生の感想をまとめていきます。

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 山田先生のお話は何度聞いても新しい学びがあって味があり今回の講義でも多くのことを吸収させていただきました。中でも特に印象に残っていることが特に2つありました。

 1つ目は現実感があってそこ本物の道徳教育ということです。先生がパワーポイントで揚げていらっしゃった写真に写っている子どもたちは今までの受けてきた道徳の授業では見られないような表情をしていると感じました。心と打たれて涙目な子ども、身を乗りだりして話しを聞く姿、こんな子どもたちを自分の授業で見られたらなあと心から思いました。関わりの深い実体験などリアルな教材を使って自分事として、本物の経験や声が聞ける環境づくりをしたいなと感じました。

 2つ目は多様さを認め合える集団こそ幸せであるということです。これだけグローバル化が進んでいる世の中ではありますがみんな一緒がいいと思っている人はいると思います。でも私はこれからを担う子どもたちには「みんなちがってみんないい」思考でいてほしいと思っています。小学校教諭になったら道徳教育を通じて多様な他者と過ごす心地さを幸せだと感じられる子どもたちを育んでいきたい、と改めて思いました。(酒井)

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 私は山田先生の「納得解を見つける道徳」という言葉が1番心に残りました。
 
 道徳にはこれだ、といった決まった正解がありません。しかし、私は道徳のおもしろさはここにあるのだと考えています。私は正解がないからこそ「自分だったらどうするか」と自分ごととして考え、さらに仲間や自分との対話を通して、自分なりの価値を見つけ出すことが道徳のおもしろさの一つだと感じています。そして、自分と異なった意見や価値観に出会い「こんな考え方もあるのか!」と知ったとき、より自分の人生が豊かになり、よりよく生きることにつながるのだと学びました。
 
 山田先生が「意見が違うからこそ、道徳は面白い」と仰っていたように、私も一人ひとりの価値観を大切にした道徳の授業をしていきたいです。(長谷川)

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 道徳の授業ついて学ぶことがたくさんありましたが、私が一番心に残っているのは、一人との出会いを大切にするということです。

 今まで、私の周りには「一緒にやろう」と声をかけてくれる友人が多く、自分から声をかけることはあまりありませんでした。しかし、最近は、教員採用試験の面接練習をしている時に、あの子からもっと学びたい!と思ったら自分から「一緒に面接練習をしてほしい」と誘うようにしています。すると、どんどん新しい出会いが広がっていきました。今、まさに、いろんな人と関わることの面白さを感じています。

 LGBTの方をゲストティーチャーとして招くまでに、その方々の集まりに何度か足を運んだというお話をお聞きして、教員になっても学び続けることがすごく大切だと思いました。子ども達に道徳性を身につけさせるためには、教員自身が豊かな心を持つ必要があると思います。人との出会いを大切にし、一歩踏み出して人から学ぼうという姿勢を常に持ち続ける教師でありたいです。(北神)

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 私は、「授業は、駅のホームに入るイメージ」という言葉が強く印象に残りました。

 私自身、それができず教育実習の道徳の授業で失敗をしました。教師が事前に教材研究をするのは、もちろんですが、その作ったレールに子ども達を乗せるのではなく、子ども達がそれぞれのレールをつくって駅にいけるような発問や道徳の授業をつくれるような教師になりたいと思いました。(古川)

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 自分が道徳を研究している中で本日の講演からの1番の学びは『「考える道徳」「議論する道徳」が教室で完了してはいけない』ということです。道徳の授業によって、子どもが道徳性を養うことが目標だと勉強していましたが、その先の実際については考えたことがありませんでした。山田先生のお話を聞いて、実生活、社会での行動につなげることが大切だと感じました。

 また、自分が以前卒業論文のことでご相談した時に、自己内対話に着目することをアドバイスしていただきましたが、そこから「自己内対話」にこだわりすぎて、「道徳の授業」が自分の中で見えなくなっていました。「議論することが目的ではない」ということがお話を通してよくわかったのでもう一度「考える道徳」「議論する道徳」に立ち返って学んでいこうと思います。
 
 自分が本当に学びたい先生からお話が聞けて嬉しかったです。これからも道徳について学び、より深い話を聴きたいと思いました。(二宮)

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 沢山の学びがあり、とても濃い2時間でした。今日学んだ事を忘れず、一歩踏み出せる人間になり、子どもたちと共に考え、議論する道徳が出来るよう頑張ります。お忙しい中、このような機会を設けてくださった山田先生、玉置先生、本当にありがとうございました。(五期生一同)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

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6月16日山田貞二先生の道徳授業zoom研修会にて学んだこと 第二弾(五期生)

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 第一弾に続き、五期生の感想をまとめていきます。

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 今回の講演で印象に残ったことは実感、現実感のある授業のお話です。議論する道徳と言われますがそのためにはまず自分の考えがなければ議論はできません。そして自分の考えをもつためにはやはり実感、現実感がなければ考えることは難しいです。実感、現実感があるからこそ自分自身と向き合いやすく、考えを持つことが出来ると思います。自分も児童生徒が思わず食いついてしまうような、そして少しでも身近な内容を取り扱い、実感、現実感のある授業を行いたいと思いました。(生田)

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 今日聴かせて頂いたお話は本当にどれも印象的で、勉強になることばかりでした。中でも、現実感があってこその本当の道徳、というお話に深く納得しました。

 私は常々、身の周りの問題を自分ごととして考えられるようになるためにはどうしたら良いのか、ということに悩んできました。今日のスライドの中で、ゲストティーチャーの話を聞く子どもたちの姿が沢山映っていましたが、どの子も非常に前のめりで、涙を流している子もいて、私はその姿に感動してしまいました。相手の話を聞いて泣けるというのは、相手の立場に立ちながら聴くことが出来ているからだと思います。子どもがそれほどまでに真剣に向き合い、相手の立場に立って考え、物事を自分ごととして捉えられる授業。そんな授業が私もしたい、と強く感じました。

 また、多面的・多角的な質問について学び、自分が実習で全く出来ていなかったことを改めて反省しました。私は子どもの視点を動かすような発問も、発火点となるような発問も出来ていませんでした。そして、沈黙と時間に急かされ「絶対解」に飛びついてしまっていました。山田貞二先生のように、子どもの思いもよらない発言に満面の笑みで応え、それを広げられるような先生になりたい、と思いました。(遠藤)

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 山田先生のお話から、道徳授業において「多面的な発問」と「多角的な発問」が大切だと学びました。自分なりの意見をもち、対話しながらいろいろな人の意見を認めて考えを広げていくことが「多面的な発問」で、他の登場人物や自分自身などに置き換えてさまざまな視点から考えていく「多角的な発問」があります。このような発問から、様々な考えを子どもから引き出して、少数派の意見の子どもも尊重しながら議論していくことで、考えが深まっていくと感じました。教育実習で最も苦い思い出のある道徳授業ですが、しっかりと教材研究を行い、子どもの考えが深まっていくような「多面的な発問」や「多角的な発問」を意識していきたいと思いました。(中西)

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 こんにちは。今回は道徳の授業名人であられる山田先生からお話をいただいたので、そこからの学びを記します。
お話で印象に残ったことは、「現実(リアル)に即した道徳教育」「多面的・多角的の違いの意識」の2つです。

 1つ目は、教科書での道徳教育も大切ではありますが、やはり子供たちのリアルに即した教材のほうが、より深掘りしやすいということです。教師は教科書と真摯に向き合うことの大切さを改めて感じることができました。

 2つ目は、多面的と多角的の違いをしっかりと把握しつつ、どの場面でどの考え方をすればよいのかを改めて整理することができました。ただ「対話する」「議論する」のではなく、タイミングなどを実例をもとに示していただきました。

 今回のお話は、過去の自分の実習などの経験と照らし合わせて聞かせていただきました。あの時こうしておけばよかったなどと反省できるようになり、これまでの学びが活かされているなと深く感じた次第であります。道徳教育について、改めて深く考えることができました。(杉山)

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 今日は山田貞二先生のお話から道徳教育についてたくさんの学びを得ることができました。
 
 道徳性や道徳的諸価値、多面的・多角的などの言葉は今私たちが教員採用試験に向けてしている勉強の中でもよく聞く言葉です。しかしその言葉自体の意味を1人で考えていても正直よくわからずぼんやりしている部分もありました。しかし、山田先生のお話から「なるほど、この言葉が持つ意味はこういことだったのか」と深く納得することができ、知識の深まりにつながりました。

 また、授業は駅のホームへ入るイメージをという例えが自分の中に強く残っています。駅とは絶対解であり授業の最後に相当します。駅に着くまでのホームはたくさんあることから、ホームは絶対解に行き着く納得解(子どもたちがそれぞれ出し合う考え)であるとおっしゃるのです。本当にその通りであると思うし、とてもわかりやすい例えであるなと感じました。

 さらに、道徳的諸価値については価値理解の他にも他者理解や人間理解があることを学びました。その中でも人間理解とは人間の弱さなども理解することです。しかし、自分の弱さはなかなか外に発信しづらいということが現実です。そこで、自分の弱さを話せるようにするにはどうすれば良いのかという質問に対して、山田先生は学級経営が大切であるということを教えてくださりました。「弱い部分も見せていい、言っていいんだ」と子どもたちが感じることのできるようなクラスです。そのようなクラスを作るには、教員として日常からどんな働きかけをすれば良いのかまた自分の中で考える必要があるなとも感じました。(木下)

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 → 第三弾へ続きます。

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


6月16日 山田貞二先生の道徳授業zoom研修会にて学んだこと 第一弾(五期生)

 こんにちは!五期生の遠藤です。6月16日に、山田貞二先生にオンライン上で「学校における道徳とこれからの道徳」というzoom研修会を行っていただきました。五期生のみんなの学びを、以下にまとめます。

 なお、今回は司会進行役に我らが五期生の二宮くんが挑戦してくれました。今回の研修会のきっかけを作ってくれたのも二宮くんです。本当にありがとう!

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 山田先生の道徳に関するお話を聞く中で、道徳を通じて、社会をつなぐという先生のお考えに、深く共感しました。

 人との出会いを大切に、1歩踏み出すことをためらわず、たくさんの出会いの中で、子供に伝えたいと実感したことを教材化したいです。

 また、ゲストティーチャーを呼ぶことは、若手の教師が行うには、ハードルが高いと思っていました。しかし、先生から自分の身内からまず始めると良いとお言葉をいただき、それなら私もできそうだと期待が膨らみました。教師になった際、初めから、あきらめるのでなく、一歩踏み出して、自分にできることに積極的にトライしていきたいと強く思いました。(宮野)

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 最近、ニュースなどを見ていると、コロナの影響も相まって、大人の心が冷たく、不安定になってきていると感じます。

 そんな大人を子どもたちはよく見ています。その冷たさや不安定さを子どもは敏感に感じ取る力があります。それが子どもたちに伝染してしまい、取り返しのつかないことになってしまうニュースを見ました。

 でも、子どもたちには大人にはない、周りを明るくする力もあるとも感じています。
今、こんな状況だからこそ、子どもたちの力を借りて社会を明るくするべきだと思います。そのために、子どもたちの心を道徳教育で育てて、支えていくべきで、今一番時間をかけるべき教科は道徳であるとも考えています。

 そんな中、今日、こうして山田先生にお話を聞くことができ、改めて道徳という教科の子どもの心に働きかける力を感じました。

 その道徳の力を最大限に引き出すには教師の授業力が必要不可欠であるということ。その授業力は簡単には身につかず、先輩の先生方であったり、同期であったり、地域の方々であったり、常に自分が学びのアンテナを立てていることが大切であるのだと思いました。そうすれば、授業の中で出てくる子どもたちの素敵な発言にも反応することができるのだと感じました。

 道徳の授業は子どもたちに学ばせるのではなくて、子どもたちと学ぶという気持ちを忘れずにしたいと思います。そこから、子どもたちに気づかせてもらう瞬間が一つでも多くなる授業がつくりたいと思いました。

 こうして山田先生とお話できたご縁を大切にし、これからも素敵な「輪」を広げていきたいです。(矢崎)

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 山田先生のお話の中で最も印象に残ったものは、授業を駅に例えた話です。駅は絶対解で、駅の中のホームは納得解。そして、納得解は人それぞれであるということを聞いて、子どもたちの多様な考えを尊重することが大切であると再認識することができました。それと同時に、そういった多様な考えが生まれる授業を行いたいと強く思いました。

 私は実習で中心発問を上手く考えることが出来なかったので、山田先生にどのように考えればいいのかお聞きしました。すると、とても優しく答えてくださいました。教材を読んで、いきなり中心発問を考えるのではなく、授業の核となるねらいを初めに考えなければいけないということを教えてくださいました。その教材はどのような話なのか、何を考えさせたい話なのか、起承転結がある話なのかなど様々なことを考慮した上で、ねらいを考えることが大切なのだそうです。また1人で考えるのではなく、チームで発問を考えることによって、自分にはない考えを知ることが出来るので、協力しながら考えることも1つの手だということを教えてくださいました。私は今回の学びを教員になり、生かしていきたいと強く感じました。(大久保)

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 駅とホームのお話がすごく印象深く、それとともに教育実習では子どもたちに絶対解を求める授業をしてしまったと反省しました。

 山田先生のお話から、一人ひとりの考えることは少しずつ違い、自分にとって腑に落ちる「納得解」を自分で見つけることができる授業をするために、まず必要なのは人間理解や他者理解などの多様な考えへの共感だということを学びました。学級経営の中でお互いの意見に共感することを基盤に学級を作ることで、子どもたちが同調だけではなく、少しずつ自分の弱いところを見せることや違った角度からの意見を堂々と発言することができるようなると教えていただきました。

 私も、道徳の授業で基盤を作り、お互いの個性を認め合えるクラスを作れる教師になりたいです。そのためにまず、子どもたちが多面的に考えることができるように、講演会やゲストティーチャーを招くなどの活動を通し、多様な考え方に触れ、考え方を広げてあげるなど、自分なりの工夫を加えることで充実した道徳の授業を作ることができるようになりたいと思いました。(二村)

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 → 第二弾へ続きます。

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


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6月12日6期生ゼミでの学び(中野)

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 こんにちは!6期生の中野です。今回は、私がゼミで行った道徳の模擬授業について書
いていきたいと思います。
 
 私は今回、低学年の教材、みんなのニュースがかりを使って道徳の模擬授業を行いました。初めて道徳の授業を実際にやってみるということで、教材を何度も読んで、何度も授業を考えました。実際に授業をやってみると、一つ一つの時間がとても長く感じてしまい、間が持っていない感じがしました。

 玉置先生が言っていた、生徒が言った言葉で授業をすると言うのも、意識しながら授業を行なってみましたが、実際は想像通りの言葉がもらえなかったり、同じ言葉が何度も繰り返し出てきたときに、一回一回発言に違うコメントをしなくてはいけないと思い、その場で言葉を考えたりするのがとても難しかったです。授業はライブと言いますが、慣れないので、とてもぎこちなくなってしまい、かなり難しかったです。玉置ゼミでさまざまな授業を参観させてもらい、様々なことを学んできましたが、見ているだけでは自分自身の力にはなにもなっていなくて、もっと自分で授業の経験を積まなくてはならないと思いました。
 
 今回、模擬授業をやってみて、後悔する点や、やってみて分かったことなどがたくさんあったので、次回は今回の失敗を活かしてもっといい授業を行なえるようになっていきたいと思いました。(中野)

6月12日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は6月12日のゼミでの学びについてまとめたいと思います。

 今回のゼミでは道徳の模擬授業をしました。オンラインでの道徳授業ということで、どのように授業を進めていくかとても悩みましたが、前回のゼミでの玉置先生の模擬授業と教えて頂いた道徳授業のポイントをもとに考えました。その中でも特に大切にしたことが2つあります。1つはゆさぶりの発問です。もう1つは児童の声で授業を進めていくくことです。

 1つ目のゆさぶりの発問はなかなか決まらず、とても悩みました。今回私が授業をした教材は、エピソード前後で主人公が新しい道徳観に気付くような話ではなく、もともと主人公の中にあった道徳観がさらに強くなるような話でした。今までこのパターンの道徳授業を見たことがなかったので、何をゆさぶりにするかとても迷いました。そこで、この教材での山場はどこかを考えることにしました。今回の私の教材は、自分の仕事に熱心に取り組む主人公の姿やそれに感謝の気持ちを示す周りの姿から働くことの良さを感じるものでした。話の中で郵便屋さんの主人公が雪の中でも郵便配達に行く場面があります。そこが主人公の仕事に対する気持ちが最も表れている場面だと思ったので、私はそれをゆさぶりの発問にしようと思い「郵便を届けるのは雪が止んでからでも良かったのではないか」という発問をしました。授業でこの発問をしたところ「大変だけど、喜ぶ顔が早く見たい」「手紙を出した人や待ってる人のために、早く届けたい」といった発言があり、「誰かのために」「大変だけど喜んでもらいたいから頑張る」というような気持ちを深めることができたと思えました。

 2つ目の児童の声で授業を進めるという点では、玉置先生の技を真似て、いくつか実践しました。例えば、誰かの発言を聞き、他の子に「〇〇さんの言葉で教えて」と言ったり、「先生ちょっとわかんなかったから〇〇くんの言ったこと〇〇さん説明してくれない?」と言ったりして、子どもたちで「こういうことだ」「これが大切」「こういった気持ちだったと思う」などと深めていけるようにしました。説明してくれた子の発言を聞いて「〇〇くん今ので合ってる?」と聞いたりして「だいたい合ってる」と言えば「違うところもあったの?」と子どもの発言を繋ぐようにしました。児童の言葉で授業を作っていきたかったので、教師の声は児童の声を繋ぐだけの役割になることを大切にしました。

 授業後の感想や助言の時間では「子どもの声で授業が進んでいた」「言い換えさせるような声かけがよかった」と言って頂けました。また、私が以前の模擬授業風の発表の時に先生からご指摘を頂いた「前のめりな相槌をしない」ということも気をつけました。求めているような発言がなかなか来ないと焦りますが、慌てずに、どんな発言でも最後まで聞いて反応を返すように心がけました。授業後、6期生からの感想で「違っていた時もフォローをしっかりとしていたのが良かった」と言ってもらえました。実習での授業でも緊張して焦ってしまうことがあるかもしれないので、これを忘れずに意識していきたいです。

 今回のゼミを通して、教材研究の大切さを実感できたし、道徳授業の面白さを改めて知ることができました。私はもともと道徳がとても好きなので、得意分野にできるように今回の学びやこれからのゼミでの学びを大切にいていきたいです。これからも多くの学びを得て、たくさん吸収できるように頑張ります!玉置先生、6期生の皆さんありがとうございました。

6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業からの学んだこと 第3弾

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 第3弾は、中西、酒井、矢崎、宮野、二村の5名です。

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 玉置先生のzoomを使った道徳授業では、ひとつの主発問から子どもの意見を繋げていくことが印象的でした。頷きや表情などの小さな変化を先生は見逃さないで意図的に指名したり、子どもの個性に合わせた質問をしたりしながら、主発問ひとつで考えの深まりを感じます。揺さぶりの発問は、子どもの心が揺れ動き、迷いの出る子も出てきますが、他の人の考えなどをもとにより深まった自分なりの考えをもつことができると学びました。

 子どもの発言を大切にして、考えを広げ、深めていくことが、考え議論する道徳授業に必要なことだと感じました。(中西)


 今回玉置先生のお話を聞いたり実際に授業を受けてみて特に印象に残っていることが2つあります。
 
 1つ目は想像させることを大切にしていらっしゃったことです。主人公の気持ちや物語の展開だけでなく友だちの考え方までも想像させていて大変驚きました。ただの意見の投げ合いにならないような工夫であり、国語の読み取りとの違いをはっきりさせる部分でもあると感じました。
 
 2つ目は先生がまとめないということです。先生がまとめてしまうとどうしても正解を提示されているようにも感じてしまいます。子ども達の見出した道徳的価値を認めていくことでその子なりに学びとったことがその子の糧になっていく感じがします。
 
 もしかしたら授業計画時に求めていたものと完全に一致しなくてもそのクラスでの学びはとても価値あるものだと思いますし自分自身も気づかされることになると思うので、子ども達の思いや感じ方を1番に尊重したいです。
 
 基礎的な知識や高い授業技術だけでなく自分の道徳性も磨かれて有意義な時間でした。ありがとうございました。(酒井)


 道徳の授業を行うポイントを玉置先生をはじめ、多くの先生方から学んできましたが、その度に道徳という教科は奥が深いなと考えさせられます。

 実際、教育実習でも道徳の授業は一番思うようにできなかった教科です。私の投げかけた言葉一つでその教材の価値が全く変わってしまいました。

 道徳は、子どもたち一人ひとりに考えが生まれるような問いかけ、言葉を繋げ、そこから子どもたちの中で価値が再構築されるように働きかけねばならないと感じました。
まずは自分がその教材の価値を考え、持つことが第一歩。そこから、技を生かして授業を行い、子どもたちの素を引き出せる教師になりたいと思いました。(矢崎)


 先生の道徳の授業を受けながら、自分が実習の時に行った道徳の授業を思い浮かべていました。私は、子供が考えをつないでいける道徳にしたいと考えていましたが、実際は、子供に繋げる前に、自分がまとめてしまっていました。教師になった際は、そのような反省を1つずつ改善しながら、玉置先生の今回の授業のような子供と共に作る、子供が自然と笑顔になれる授業を目指していきたいです。(宮野)


 玉置先生の模擬授業を受けさせていただき、先生がまとめるのではなく、子どもの言葉を繋げていくことで自然とまとめの言葉になっていくのを体感しました。玉置先生の授業は受けていて、知らぬ間に物語に入り込んでいる自分がいることに気づき、「自分の意見をみんなに話したい!」と思うことができる授業だと感じました。 
 
 それは児童の様子や表情を見ながら、「〇〇さんニコッとしたけどどう思った?」など子どもとやりとりをしながら授業を進めることで、自分の意見を発言しやすい雰囲気や、子どもたちを自然と物語に入り込ませることができるということを学びました。また休んでいる子の気持ちを想像させるというのは私にとって新しい考えで、休んでいる子も大切して、クラス全員で考えるという姿勢が素敵だと感じました。
 
 私も子どもたちの様子や表情を見逃さず、繫げる役割をしながら、一人一人の心情変化を大切にした道徳の授業をしていきたいです。(二村)


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業から学んだこと 第2弾

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 第2弾は、長谷川、木下、古川、生田の4名です。

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 玉置先生の道徳の授業を受けて、教師が子ども同士の意見をつなぐことで、深い道徳の授業ができるのだと実感しました。
 
 私は主人公の気持ちを想像したり、友達の想像を聞いたりすることで物語のイメージがどんどん膨らんでいき、気づいたら物語に吸い込まれていました。物語を読む中で主人公の気持ちを子どもに聞くことを通して、最初は想像だけであっても、主人公の気持ちを考えていくうちに、だんだんと自分ごととして捉え考えていくことに繋がるのだと思いました。
 
 また、揺さぶりをかけられることで、初めに持った自分の意見に対して「本当に、これだけのことで主人公の気持ちは変わるのか?」と自分に問いかけたり「仲間の意見も聞きたい」と思ったりして、考え直すきっかけになりました。揺さぶりがなかったら、初めに持った自分だけの考えで終わってしまい、表面上の道徳になってしまっていたかもしれないと感じます。道徳を深めるためには「揺さぶり」が鍵を握るのだと学びました。(長谷川)


 今日のゼミ活動のなかで感じたことは、玉置先生にたくさんの授業技術を聞くことができたなかで、自分もこの技術をいかして実際に授業をしたいと強く感じました。できることなら、実習期間に戻りもう一度道徳の授業をしたいです。
 
 特に「表情を見ての意図的指名」は活用したいと思いつつも、実際授業の中で自分自身もいっぱいいっぱいになり、多くの子どもの表情を見る余裕がなかったことを覚えています。次授業をする機会(後期ゼミ活動になると思いますが)にはまずは「表情を見ての意図的指名」を取り入れたいとあらためて感じました。
 
 また、最後のまとめは「今日は〜ということにみんな気づくことができたね」というように教師がしてしまいがちですが、エレベータートークなどを活用して、子どもたちにまとめさせるという意識も自分の中に持ち続けたいと思いました。実際、自分がエレベータートークを仲間としてみて、子どもたちも「1時間で何を思い考えたか」があらためて整理できることを体感しました。玉置先生、本日も濃いゼミの内容をありがとうございました。(木下)


 私達、ゼミ生は朗読が終わって「主人公にどのようなエピソードがあって、心境が変化したのか」を考えたとき、ほぼ全員同じような意見でした。しかし、玉置先生の揺さぶりで一気に様々な意見が生まれました。教師の揺さぶりの掛け方次第で、子ども達の考えが広がり、深まりが大きく変化させられるということを改めて強く痛感させられました

 また、今回の授業で私は自分の考えではなく、友達ならどう考えるのかということを聞かれました。人間関係づくりのできていない学級では、この質問はできないと思います。自分が教員になったとき、学級の児童がこの質問に答えられるような学級をつくりたいなと考えさせられました。(古川)


 今日は玉置先生の道徳の授業の生徒役として参加させていただきました。道徳は各教科等に比べ軽視されがちで、どうしても形式的になってしまいます。しかし玉置先生の授業は自然と物語に引き込まれ、素直な気持ちを言いやすく、真剣に自分と向き合えることができました。揺さぶりの場面でも、「結局物につられたんじゃないの?」とどこか人間としての弱さが現れる事によってより安心感が生まれ意見が出しやすい雰囲気でした。(生田)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業から学んだこと 第1弾

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 こんにちは!5期生の大久保です!6月12日のゼミでは、玉置先生から道徳の授業理論を教えていただいた後に、実際に道徳の授業を行っていただきました。短い時間でしたが、数多くの学ぶことがあったので、ゼミ生一人一人の学んだことを3回に分けて、記事にします。

 第1弾は、大久保、北神、二宮、遠藤の4名です。

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 玉置先生の道徳の授業を受けて、とても印象的だったのが、挿絵を見せながら、「主人公は初め暗い嫌な顔をしているけど、最後にはこんなにいい顔になっています」という導入を行っていたことです。私はこの導入で、話にすごく惹き付けられました。「主人公は一体何があったんだろう。気になる!」と早く知りたいという気持ちになりました。

 私は実習で道徳の授業を行った際は、「親切と聞いて何を思いますか?親切とは何ですか?」といった抽象的な導入をしていました。そういった導入より何十倍もその後の授業に惹き付けられるため、私もこの方法を取り入れたいと考えました。また玉置先生は、朗読する際は「主人公にどのようなことが起こって、何を思ったのか想像しながら聞いてください」と仰っていました。これを伝えることによって、児童はどこに気をつけて聞けばいいか分かりやすくなると思いました。90分という時間で様々な大切なことを学ぶことが出来ました。(大久保)


 読む前に、エピソードの前と後を知るという道徳は初めてでした。最後に主人公が嬉しそうな顔をしたということを伝えない方が、子どもはいろんな想像をしやすいのではないかと思いましたが、どの子も「どうして主人公の表情が変わったのか」に着目して考えながら聞くことができるので、主人公の気持ちを考えることに時間をかけ過ぎず、「自分だったらどう思うか」という話し合いに繋がっていったのだと思います。

 また、揺さぶりの質問を入れることで、考えは深まるということを学びました。「物に釣られただけではないか」という発問に対して、他の子の「そうかもしれない」という素直な考えを聞いた時には私も迷いました。このように、様々な意見を聞いて、いろんな視点から考えられる道徳の授業を目指したいです。(北神)


 今日の90分の中でそもそもの道徳科や細かい発問についてなど多くのことを学びましたが、私の中での今日の1番の学びは「休んでる子の気持ちを想像させる」ということです。子どもの発言を繋げていく事が大切だと分かってはいましたが、休んでいる子に焦点を当てることも友達の気持ちを想像するという多角的な活動になるということがとても分かりました。このようにすることで学級という一つのまとまりで全員を大切にしようとする先生の気持ちも伝えられると思うので参考にしようと思います。
 
 道徳は人の心を深掘りし、よりよい道徳的価値を考える楽しさがある一方で、人の心に踏み込む勇気と傷つけない配慮が必要だということを思います。子ども同士、先生と子どものような「人同士の繋がり」を創る授業が改めて大切だと感じられたので自分の中で大きく活かしていこうと思いました。
(二宮)


 考え、議論する道徳については大学の講義でも学んでいましたが、きちんと本質を理解できていなかったのでとても勉強になりました。中でも、「よりよく生きる」についての他の人の意見を聞けたことが印象に残っています。仲間と協働すること、自分にとっての善悪の基準を持つこと、問題解決の力をつけることなど、それぞれ大切にしている点が異なり、自分になかった視点を学ぶことが出来ました。

 また、模擬授業では、先生が子どもの発言を他の子どもに繋げることの大切さを実感しました。私の意見を次の人へつなげて貰えた事で、自分の意見が肯定されていると感じました。道徳という一人一人が異なる思いを持つ教科において、全ての子どもの意見を否定せずに授業を進めることはすごく大切なことであり、そこが道徳の難しいところでもあると思います。子どもの発言を教師がまとめたり価値づけたりするのではなく、子どもたちに繋げ、学級全体で考える授業を作りたい、と今日の先生のお話を聞いて感じました。(遠藤)

 → 第2弾へ続きます。

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月10日5期生ゼミでの学び(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!最近やっと初心者マークがとれ、免許を取ってもう一年も経つのかと時の早さを感じています。去年の夏亡くなってしまったおばあちゃんに買ってもらった車、大事に乗っていきたいです。

 さて今回は6月10日のゼミでの学びについて書いていきたいと思います。今回は自分たちで進めていく形で、これからのゼミを、どう進めていくかということを話し合いました。コロナという状況の中だったのでゼミ生だけで話す機会が少なく、このような機会をを設けていただき大変嬉しかったです。

 そして、みんなの考えはとても似ていて二次試験に不安が多かったです。もちろん一次試験もですが、面接はやはり対面なので練習を積みたいという方針で話が進みました。こうして話しているとみんなが疑問に思っていたり、不安になっていることが共有でき、時には解決策も見つかるのでやはり集団での学びは得るものが大きいなと感じたことと、この大人数のゼミだからこそできることだと思いました。それと同時に早くみんなで集まりたい思いも強くなりました。

 教育採用試験もいよいよ迫ってきました。コロナなどで苦しい状況が続いていますが、玉置先生はじめ大学の教授等、保護者などの熱い支援によって学びが可能となっています。自分達が学べていることに感謝をしっかり持ち、ゼミ生遠距離でありながらも一致団結して教員採用試験を迎えたいです。(生田)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月5日玉置先生の道徳模擬授業を受けての学び(中江、松浦、伊藤、名桐)

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 今回の6期生ゼミでは、玉置先生の道徳の授業を受けさせていただきました。私は小学生の頃、道徳の時間が好きだったので玉置先生の授業を受けられるということがとても楽しみでした。玉置先生の授業では、子どもの声をしっかり拾いながら展開させている印象を受けました。場面のイラストを子どもに見せて登場人物の職業や様子を問いかけたり、登場人物の表情からその人物の気持ちを考えさせたり、子どもが考え思い浮かんだことを聞き相づちを打ったりしながら子どもの意見を大事にされていました。

 また、道徳の物語の中では必ず登場人物の心の変化があります。特に子どもに注目させたい場面にふれるときには、ゆっくり本文を読んだり、くり返したり、本文に加えて分かりやすい補足の説明を入れたりと工夫をされていました。このような工夫がきっと子どもたちにとって注目して考えやすくなるのだと思いました。本文をただ読むだけでは大切な場面が流れていってしまうこともあると思います。だからこそ教師の工夫が重要になるのだと学びました。

 そして、授業の中で1番私が魅力的に感じたことがあります。それは、授業の終末で教師がまとめをするのではなくて子どもの言葉が最後にまとめとして残るということです。玉置先生は、授業の最後に子どもが思ったことを子ども同士で30秒間しゃべるエレベータートークという活動をされていました。ここで話される子どもの言葉を教師は聞いてまわって、どんなことを話していたのかを子どもに問い、クラス全体に子ども自身が共有することで子どもの言葉が最後に残ります。教師がまとめをしてしまうとそれがひとつの正解のようになってしまい子どもたちそれぞれの考えを尊重することにはならないのではないでしょうか。子どもたち一人一人いろんな考えがあっていいということを伝える意味でも、授業の結びが子どもの言葉になることがとてもすてきなことだと感じました。
 
 今回のゼミでもたくさんの学びがありました。玉置先生、授業を見せていただくという貴重な機会をいただいてありがとうございます。今度は私も良い授業をつくることができるように励みたいと思います。(中江)


 今回のゼミでは玉置先生がオンラインで道徳の模擬授業をしてくださいました。そこでの学びについて書きたいと思います!
 
 私が先生の模擬授業を通して、一番大切にしたいと思ったことは「道徳は想像させる教科である」ということです。先生の授業では初めに物語の前後の様子を児童に伝え、どうしてこのように変わったのか」ということを想像させていました。道徳は国語とは違います。主人公の気持ちになって、どのような気持ちかを読み取るわけではありません。価値観を押し付けたり、展開が分かりきった授業では何も面白くありません。

 そこで、このように児童にたくさん想像させるのです。主人公やその他の登場人物は「どんなことがあって、どんな気持ちになったのか」を児童に自分で想像させることが大切であるとわかりました。時には授業の展開も児童に想像させます。「何があったと思う?」「この後どうなりそう?」といった発問をして、児童の想像を膨らませます。実際にこのような授業を受けてみて、自分が小中学生の時に受けたどの道徳の授業よりも楽しい授業でした。1回の道徳の授業で、この授業ではこれを学んだという認識がしっかりとできるものでした。私も児童がこのような学びを実感できるような授業をしたいです。  
 
 今回のゼミでは道徳授業でのポイントをたくさん教えて頂きました。これらのポイントを活かした授業ができるよう、努めていきたいです。(松浦)


 もっとも授業で印象に残ったことは、先生が何を最終的にこの道徳で教えたいかを子供に悟られては面白くないということでした。勘のいい子供は最初に導入で「嘘ついたことがある人手を挙げて発表してください。」などの導入をすると今日は嘘についてやるから、嘘は良くないってことを言えばいいと察します。このようなことを気をつけて、道徳の授業をしていき面白く学べる授業を作りたいです。(伊藤)


 今回の玉置先生の道徳の授業で一番取り入れていきたいと思ったことは、感情をきちんと出して授業を進めていくということです。これは、朗読をしているときや、登場人物の心情の変化について考えているときにとても有効な手だと感じました。人間性を育む道徳では、登場人物の揺れ動く心情を自分なりに汲み取り、それを自分の言葉で説明する能力を養うことができます。ですが、教師が感情をきちんと出して授業をすることで、子どもたちの発想はより豊かになり、個性溢れる授業を展開することができると私は思いました。まるで自分が登場人物であるかのような、道徳はミニ寸劇だと私は捉えています。

 また、子どもたちの意見をまとめている時に、心情を揺さぶるような質問をするということも新たな発見として学ぶことができました。実際に玉置先生に心情を揺さぶられて、とても考える幅というのが一瞬にして広がったと思います。様々な視点や考えを聞いて、「ああそういうこともあるのか」とより深い学びを取り組むことができたと思います。

 次回からは、ゼミ生が道徳の授業をします。教育実習でも必ずある道徳の授業はとても大変ですが、しっかりと考えて深い学びができるような授業を作りたいです。(名桐)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月5日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は6月5日のゼミでの学びについてまとめます。

 今回のゼミで私は2分間スピーチをしました。スピーチのテーマは「個性を大切にしよう」というものです。その内容は、短所も考え方次第で長所になるということを例を用いて説明し、短所も含めて個性であるという考え方をできるようになろう、といったものです。私はこの内容のスピーチをすると決めた時、2分間という時間で自分が伝えたいことを伝えるにはどうしたら良いかを考えました。

 そこで思い付いたのが、子どもたちがイメージしやすい例を出すことでした。短所も考え方次第で長所になるという話をする時に、ドラえもんののび太くんとクレヨンしんちゃんを例に出しました。のび太くんはアニメの中でよく「のろのろしてる、のろま」と言われているけれど、考え方を変えれば「自分のペースで取り組める子」と言えます。クレヨンしんちゃんは「いつもふざけてる」と言われていますが、しんちゃんのおかげでみんなが笑顔になれることだってあります。このような例を使いながら、短所を長所として見るという考え方の説明をしました。そして「それも含めてその子である」「それも含めて自分である」という考え方を大切にしようという話をしました。
 
 先生や6期生の皆さんからの助言では、みんながわかるようなキャラクターを例に出していたので、分かりやすくて良かったということや、かなり濃い内容であるが、伝えたいことがしっかりと伝わったといった言葉を頂けました。

 たくさん頂いた助言の中で、特に今後も大切にしたいと思ったことがあります。それはスピーチで話したことを教師が実践できるようにすることです。これは玉置先生から「子どもは教師のことをよく見ているから、スピーチで話した内容を教師が実践していないと子どもたちからの信頼を失ってしまう」といった助言を頂き、とても大切なことだと思いました。スピーチの話も大切ですが、やはり子どもたちが一番見ているのは教師の普段の姿だと思います。自分が言ったことは、まずは自分が実践している姿を見せることで、子どもたちも次第にそのようになってくれると思います。今回、私がスピーチした「個性を大切に」ということをまずは自分がこれからも大切にしていきたいです。玉置先生、6期生の皆さんありがとうございました!!(松浦)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

玉置先生の道徳模擬授業を受けての学び(中野、金子、池戸)

 玉置先生の道徳の授業を受けて

 玉置先生の道徳の授業は本当に楽しくて、今までの私の道徳の授業への印象が全然違うものになりました。登場人物の表情から何が起こったのかを、物語を読む前に考えさせたり、最初に物語の大まかなオチを言っておいて、なぜこうなったのかを考えながら物語を読むというのが新鮮でした。なぜ主人公の中で心情の変化が起きたのかというのを、自分の中で想像しながら読む文章は、いつもと違った観点で物語を見ることができ、登場人物の心情を読み取らなくてはならない今までのマンネリ化した道徳とはまた違っておもしろいなと思いました。

 私は本を読むことが好きなので小、中学生の頃、道徳の授業では物語を授業の進行よりも早く読んでいってしまっていました。なので、最初にオチを言ってあることによってその中の部分をより深く理解することができたので、私も道徳の授業をするときにこのテクニックを使ってみたいなと思いました。玉置先生、とても参考になる素晴らしい授業を行ってくださり本当にありがとうございました。(中野)


 今回玉置先生の模擬授業を受けて、自分が小学生のときとは全く違う形だったため、すごく新鮮で楽しかったです。私は、先生が文章を全て読み、そこから出来事や主人公の変化を考える授業を受けてきました。玉置先生は文章を読みながら、場面に応じて細かく発問をされたので、話が入ってきやすく、出来事や主人公の心の変化について発想することを楽しめました。そして1番大切な部分での発問は時間をかけて書かせることで、この物語で得て欲しい価値について追求することが出来ました。

 また、自由に発想すればいいよ、なるほどね、というさまざまな声掛けにより自分なりに考えてみよう、先生はしっかり聞いてくれていると感じ、自分の意見を考え発信するということに全く抵抗がなく、学び合いしていると実感出来ました。
その他にもさまざまな工夫があり、これから授業を構成する上で活かしていきたいものばかりでした。来週から頑張っていきたいです。(金子)


 6月5日の第7回目となる6期生ゼミで玉置先生に道徳の模擬授業をしていただきました。考えてみれば、玉置ゼミで色々なことをこれまで学ばせていただいていたのに玉置先生の模擬授業は一度も受けたことがなかったので、受ける前からとても楽しみにしていました。
 
 さて、内容に入るのですが、玉置先生の道徳の授業は自分にとって新しいことの連続でした。自分はこれまで道徳の授業では物語を子どもたちが音読して進めていくのが正解だと思っていました。ですが、子どもたちが一回や二回音読しただけで理解できるはずがなく、玉置先生の授業では物語は全て先生が読み進めていきました。聞いてみればなるほど、確かに。なぜ今までそんなことに気づがなかったんだろうと思ったことでした。
 
 もう一つ玉置先生の授業で印象に残ったのは場面場面における細かい発問が非常に多かったことです。主人公の気持ち、感情が揺れる度に先生は今この人はどんな気持ちだと思う?という発問をしていて、また、その答えに対して絶対に否定をせず、正答とは違っていても理解を示して子どもの意見を大切にする姿を見させていただいて授業というのはそうやって進めていくんだなという本当にいいお手本を見させていただきました。
この玉置先生の授業を参考にして自分も頑張りたいと思います。素晴らしい授業をしていただきありがとうございました。(池戸)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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6月5日6期生ゼミでの学び(中野)

 こんにちは!6期生の中野です。今回は、私が6月5日のゼミで行ったスピーチについて書いていきたいと思います。

 私は今回、しっかり食べることについてスピーチをしました。なぜこのテーマにしたかというと、先日私は、「給食のカロリーが800Calもあるから食べられない」という言葉を聞き、給食は1日の栄養や、カロリーバランスをしっかり考えられて作られているから絶対食べた方がいいのに!と思い、この内容について話しました。

 内容は、給食という小、中学生には身近な話題で、良かったと思うのですが、いろいろ自分自身調べすぎて、伝えたいことが多くなってしまい、スピーチの内容的にごちゃごちゃとしたまとまらないものとなってしまいました。自分的に、これは言おう!と考えていたことも、何個か抜けてしまったり、余分なことを言ってしまったりして、まとまらなかったのかな。と思いました。
 
 今回のスピーチでは、私は調べたことをしっかり端的にまとめ上げ、文章を作ることの難しさを学びました。次にスピーチをする時には、調べたことをしっかりまとめるということを意識してみたいです。(中野)
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6月5日 5期生ゼミでの学び(酒井)

 こんにちは。日に日に暑い夏が近づいている気がする5期生の酒井です。
 
 今回は6月5日のゼミでのことを書かせていただきます。

 この日は心の天気の座談会を7人ずつに分かれて行いました。今まで経験してきた自由度の高い座談会ではなく少し設定のある中でやらせていただきました。自分の役割が決まっているけれど仲間がどんなことをどう言葉にするかは未知なのでいつも以上に耳と頭をフル回転させて参加していました笑
 
 口火を切ってくれた生田くんがどんな話をしていて、自分の立場ではどこの部分から切り出せば話しが繋がっていくのだろう、共通して遣える言葉はないか…などのことを考えていました。自分の番が終わった後も仲間が自分が渡したバトンをどう繋ぐのかそわそわしながら聞いていましたが、みごとにつないでくれたおかげで無事終えることができました。

 私の見方に触れつつ関わらせて話してくれた二村さん、持ち前のまっすぐさを生かして話す二宮くん、視点を変えつつ軸がぶれないまま主張できる木下さん、似ている仲間の意見と関わらせて深い意見を述べる古川さん、全員の意見をうまく包括しかつ自分の意見も混ぜてうまく着地させてくれた遠藤さん。本当に素晴らしかったです。
 
 今日は自分のことで精一杯だったので改めて見る機会があれば自分のグループやもう1つのグループの座談会を見返し心の天気についてより考えていきたいです。また、仲間の話し方や玉置先生の話の振り方などから意見を繋げるコツなどを見つけられたらなあと思います。
 
 ゼミ生同士でざっくばらんに話すこともできたので今回も楽しい時間を過ごすことができました。次回のゼミも楽しみです!(酒井)
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教育資料