2021年8月11日仕事日記

 久しぶりに大学へ出勤。8時ごろ研究室着。私書箱にあったいくつかの書類を熟読して対応。

 中島先生から例年の美味しい贈り物をいただく。大感謝。大府市に住んでおられるので、お子さんを通じて感じておられるGIGAスクール構想の実際についてお聞きする。大府市は愛知県内でも進んでいる市なので、聞けば聞くほど感心する事例をたくさん教えていただけた。

 9時に7期生久野さん来研。先日の「心の天気」のつぶやきの背景を聞いてみる。そのときの心境はよくわかる。そのとらえ方を助言。

 10時に教採2次の場面指導について悩みがあるとのことで、ある学生来研。悩みの訳を聞き、その解消に向けて実技指導。1時間ほど。すっきりした表情となって退室。

 20日の教員免許更新講習のテキストづくり。昨年度の講習終了時に、来年度用に変更しておいたことで短時間で原稿づくりは終了。受講者数分のテキスト印刷綴じ。12時30分ごろ終了。

 就職課から依頼の面接指導の前に用意いただいた弁当を食べながら、久しぶりの方々と懇談。

 13時10分から16時20分まで、2グループの岐阜県教員採用2次に向かう10名の学生への面接指導。よく準備して臨んでいるので、僕としては間違いなく合格面接圏内と判定。

 我がゼミの松浦さん、金子さんがわざわざ顔を見に来てくれた。1か月ほど僕と会っていないとのこと。slackでやりとりしているので、そのような感覚はなかったが、言われてみるとなるほど!こうしたちょっとしたことでも嬉しい指導者(笑)。

 フレンドシップのメンバーが子どもを大学に招いたと想定した活動を9号館の1階から3階で行っているので見学。対象年齢をふまえ、安全にも気を使っての様々な活動。彼らのエネルギーは凄い!見学してよかったと思う。

 研究室でしばし休憩。今後のスケジュールを考えて、自宅へ持ち帰る書籍選び。

 18時ごろに大学を出る。つながりの大切さを感じる嬉しいメールが届いていて、心は爽快。

 研究室HP記事は今井さんの「愛がなんだ」。僕の講演の中で引用した赤坂真二先生の「学校は子どもたちに愛されている存在と伝える場所」だというフレーズをもとにした内容。ぜひご一読を。考えますよ(笑)。

愛がなんだ(今井)

 こんにちは。7期生の今井美羽です。お久しぶりですね。「みうのひとりごと」のお時間でございます。

 以前の一宮教育センター研修の記事で、学校は、「愛されている。」と感じる場所だということをお話させてもらいました。あの記事では書ききれなかったことを語っていきたいと思います✌︎✌︎

 セミナーに参加させていただいてから、「愛されている。」ってどんな時に感じるだろう。「愛」ってなんだ?という気持ちが頭の中を巡っています。正直今も答えが出たとは言い切れないです笑

 この場合の「愛されている。」って「I love you.」のことじゃないと思うんですよね。「I love you.よりI need you.」という歌詞が出てくる歌がありますが、これに近いイメージかなと思っていたりします。あなたが必要です。そう言われると、ここにいていいんだって思える気がします。

 「愛」ってどこで感じるの?って質問の答えは、「頭(脳)」だと思いますか?「心」だと思いますか?それとも、違うところでしょうか。「愛」って目に見えないですよね〜。だから、自然に伝わってるなんてことはないのでしょう。「愛」を伝える努力をしなければいけませんね。

 結局、「愛」ってなんなのでしょうか。答えは永遠に出ないのかもしれません。時と共に変化していくものなのかもしれません。だからこそ人は、「愛」を求めるのかもしれません。


 久しぶりの「みうのひとりごと」いかがでしたでしょうか。最後まで読んでくださりありがとうございます。良い一日を。また次回もお楽しみに✌︎✌︎

p.s.画像は、この記事を書いている最中、ずっと頭の中に思い浮かんでいたものです。この映画のテンション感が私は好きです。機会があれば是非観てみてください!(今井)

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2021年8月10日仕事日記

 今日は24日に四日市で行う研修「こんなときどうする!事例からつかむ対応ポイント!」の資料作り。参考にしようと思って積読していた書籍に目を通し始めたら止まらず、かえって資料が多くなりすぎて内容が定まらず。四日市からのメールを確認すると10日午前中までに資料データが欲しいとのこと。気づけば午後にはいっていて、夕刻に完成した次第。さっそく「ごめんなさいメール」とともに資料送信。
 
 前期講義評価の締め切り日が近づいてきている。すでに入力済みだが、再確認して確定ボタンを押す。

 床置き状態の本を整理しているうちに、そのまま読み進めてしまい、あっという間に時間が経つ。こんな日もあるよね、と言い聞かせる(笑)。

2021年8月9日仕事日記

 昨日から始めた23日の東海市教職員全体研修会でのプレゼンづくりの続き。僕が落語をすることから、面白い話を!というリクエストもあり、教室や職員室で笑いの効用を伝える内容もいれて、演題「令和の日本型学校教育について考える」と題してプレゼン完成。今回はこれまで活用したことがない動画も入れ込んだ。

 その動画編集だが、1年前に購入した動画編集ソフトの正しい(笑)使用方法がようやくわかってきて、スムーズにできた。これまで時間がかかっていたのが嘘みたい(笑)。今日はこれだけでも満足。

 zoomの詳細な書籍が届き、一通り目を通す。役立ったのはzoom活用よりプレゼン作成のこと。さっそく取り入れてみる。なるほど!

 石井順治先生の新刊も届き、目を通し始める。いつものように、授業での子どもの様子からの授業分析に圧倒される。

 研究室HP記事の一つは、大学サイトに掲載された11月6日(土)10:00〜11:30、岐阜駅前のじゅうろくプラザ5階で行う「いのちの授業を体験的に学ぶ」の案内。

 もう一つは、8月6日午後の一宮市研修会に参加したゼミ生、丹羽さん、久野さん、今井さんの記事。ゼミ生が特にどこを記事にしてくれるのかが、講演者としては楽しみなところで、自分の振り返りにもなる。今回、今井さんはこれまでにない視点で書いてくれた。「アンタ誰やねん!という目線から、玉置先生についてペラペラと語らせていただきました(笑)」と本人が言う通りの記事!

募集開始「いのちの授業を体験的に学ぶ会」

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 本学の龍崎忠先生、山田貞二先生と開催する「いのちの授業を体験的に学ぶ会」の参加募集が開始されました。2021年11月6日(土)10:00〜11:30、岐阜駅前のじゅうろくプラザ5階で行います。

 山田先生とともに「いのちの授業」の模擬授業をします。また龍崎先生から解説をしていただきます。

 参加希望の方はチラシに書かれたところへ申し込みをどうぞ。

 大学サイトの案内にはこちらからどうぞ。

8月6日 一宮市教育センター研修での学び(丹羽・久野・今井)

 こんにちは!玉置ゼミ7期生、丹羽、久野、今井です!
 8月6日に参加させていただきました、一宮教育センターについて記事を書かせていただきます。少し長いですが、読んでいただければ幸いです!

【丹羽】
 こんにちは!!7期生の丹羽です。大学3年生の夏休みがスタートしました!私の夏休みは、ほぼボランティアの毎日ですが、自分の未来のためにできることを今のうちから全力で取り組んでいきたいと思っています。

 本日は、一宮で行われたセミナーに参加した時の学びを振り返りしたいとおもいます。

 特に印象に残った2つのことについて振り返りしたいと思います。

 まず、学級経営についてです。学級経営は、「あなたは愛されている存在であることを伝える」営みである。学校は単なる勉強の場ではなく、子どもたちの居場所であるということが見出されたそうです。この言葉を聞くのは2回目ですが、本当にそうだとおもったし、自分も大切にしていきたいなと思いました。

 これから実習へも行き、クラスに入りますが、クラスや学校の所属への安心感より、「あなたはここにいていいんだよ」ということを教えてあげたいなと思います。

 次に主体的な学びについてです。玉置先生は、よくゼミで、「授業が大成功したら、子供のどんな姿がみれるの?」「子供からどんな言葉がでたら、授業は大成功だといえるの?」そんなことを毎回の授業で私たちに聞いてくださいます。

 今日のセミナーでもおっしゃっていました。それだけ玉置先生が先をみて授業をしていくことを大切にしているんだと思いました。これから私も、実習などで授業を行うことになりますが、ゴールを決め、しっかり先をイメージして授業をしていきたいと思います。

 また、その教科の「主体的な学びとは?」を毎回考えていきたいし、そんな生徒たちの姿がみられたら、しっかり認めていける先生でありたいなっと思います。そして、指示されてやる学習だけではなく、時には生徒たちに選択させてあげたいです。

 今回のセミナーを受けて、ゼミや授業で玉置先生が毎回のように伝えていたことを玉置先生は芯にされているんだなと感じました。大切さが本当に伝わりました。今回も沢山の学びがありましたが、実習先で全部試そうとするのではなく、そのクラスの状況をみて、1つづつ、少しずつ自分ができることを試していきたいです。貴重な機会をありがとうございました!(丹羽)

【久野】
 こんにちは!7期生の久野舞菜です!
 大学ではテスト期間が終わり、夏休みを迎えました!今年の夏休みの目標は、「早寝早起き」です!生活リズムを整え、2週間後にせまる実習に備えます!

 さて、今回は、8/6(金)に参加させていただいた「一宮市 教育センター研修」での学びを記したいと思います。

 本セミナーでは、「主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法」をテーマに、玉置先生からご講話をいただきました。「主体的」とは何か、「対話的」とは何か。曖昧で捉え難い、しかし教師にとって重要な言葉の意味について、深く考えさせられるセミナーでした。本セミナーから、私が最も大切にしたいと感じたことがらを挙げたいと思います。

 それは、主体的な学びの方法として、児童に“自己選択”をさせるということです。主体的、というと、課題や目標、学ぶための方法、振り返りなど、学びに必要な要素を児童に一から考えさせること、というイメージを私は持っていました。だからこそ、主体的な学びは、ハードルが高く、実現し難いものだととらえていました。

 しかし、今回のセミナーから、児童の“自己選択”が主体的な学びに繋がることを学びました。一から発想させるのではなく、選択肢を用意した上で、自己選択をさせるのです。選択なら誰にでもすぐにできます。主体的な学びが、日常的に取り入れやすいものとして身近に感じられました。毎日コツコツ、主体的に学ぶための“自己選択”の機会を設けることが大切だと感じました。
 
 今回のセミナーも学び盛り沢山!とても贅沢な時間を過ごすことができました!玉置先生、声をかけていただき、ありがたいご講話をくださり、ありがとうこざいました!(久野)

【今井】

 こんにちは!!7期生の今井美羽です!8月6日に一宮教育センター研修に参加させていただきました。他の7期生が、「主体的・対話的で深い学び」ついては十分に書いてくれると思うので、私はそこから少し離れてお話しようかなと思います。

 こういう会で前に立って話している人が知っている人で、それがゼミの先生ってすごいな〜と思いながら、始まったセミナー。玉置先生のセミナーに参加して毎回思うのは、先生の言葉には嘘がないということです。

 今回のセミナーは、私たちゼミ生以外は実際の教員の方たちでした。私は正直、現場の先生に大学教授の言葉って届きにくいのではないかなと思っていました。「いつもあなたが相手しているのは、大学生と論文でしょ。」というように。とても偏見ですみません。私は、一番後ろの中央に座っていたので、全員の先生方の様子を見ることができました。先生方の反応ですぐに分かりました。皆さん頷いたり、メモをしたり。現場の先生にとっても、やはり玉置先生の言葉は納得なのだと思いました。
 
 私が玉置先生の言葉に嘘がないと思うのは、抽象的な言葉ではなくて、具体的な言葉に言い換えて話してくださるからだと思います。子どもの姿を見せながら、実際の現場の話をしてくださいます。もう一つ、綺麗事を言おうと思えば、何とでも言えるところを、少し嫌なことでも隠さず本当のことを言うところも、私が先生の信じることのできる要因です。

 アンタ誰やねん!という目線から、玉置先生についてペラペラと語らせていただきました(笑)。

 今回のセミナーの先生の言葉の中で、私が一番印象に残ったのは、冒頭の「学校とは。」という話題から、学校は、「愛されている」と感じられる場所であるということです。オンライン授業が可能になり、学校に行かなくてもいいんじゃない?という声が上がりそうな雰囲気が感じられる中、学校は授業や勉強だけのためにあるのではないということを強く感じ、教師を目指す身として、より「学校」という場を大切にしたいと思いました。もう少し語りたいのですが、とても長くなるので、また別に記事出します✌︎✌︎

 セミナーに参加させていただきありがとうございました!!(今井)

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2021年8月8日仕事日記

 最後まで開催について賛否両論があった東京オリンピック2020。「コロナ禍 異例の17日間」といったタイトルで報道されたオリンピック。開催された事実だけは、ここに記録しておきたい。

 タニサケの松岡会長から依頼の「れいろう」の原稿書き。タイトルは「母を想う」。とてもユニークな母だったので、ネタには困らない。二つのエピソードで原稿構成。間にはいっていただいている松本先生に転送願い。

 中川先生からいただいた貴重な資料読み。探究においてもICT活用においても大いに参考になる実践録。感想を送信。

 後半の「夏働き」の資料作成開始。18日に伺う田原市養護教諭部会研修会での資料「よりよい授業を創るる授業技術を身につけよう」完成で送信。24日の豊山町夏季研修会での資料「学習評価で子どもを育てる」完成して送信。こちらはおそらくオンラインになる気配。23日の東海市教職員全体研修会での資料作成開始。いただいた講演内容が多岐にわたるので、それにどうお応えしようかと悩む。明日、再度、構成して完成するつもり。

 研究室HP記事は、下野さんの「一宮市尾西歴史民俗資料館での活動 PART2」。まさに良質の地域貢献活動。それだけに新聞やケーブルテレビの取材に納得。

一宮市尾西歴史民俗資料館での活動 PART2 (下野)

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 こんにちは、7期生の下野です!コロナ禍で迎える3年生前期は、対面授業とオンライン授業の併用で課題もてんこ盛り(笑)。日々、課題やボランティア活動、アルバイトに追われている内にあっという間に前期が終わってしまいました。

 私の行うボランティア活動の一つに一宮市尾西歴史民俗資料館での活動があります。(7月12日更新の記事にて、紹介させていただきました。)

 先日、その活動が一宮市のケーブルテレビにて取り上げられました。初めてのテレビカメラ。「はい!どうぞ!回ってます!」と言われた瞬間から話したいことはどこかに飛んでいってしまい、頭は真っ白(笑)。何を話せばいいのか分からず、自分でも何を話しているのか分かりませんでした。しかし、編集の力は偉大です、、、放映されたインタビューはなんとか形になっていました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 こうして地域のテレビ局にも取り上げていただけた本活動。先日、『君は発見マスター!!』に参加してくれた小学生2人と一緒に館内を回りました。(この様子は、中日新聞にも掲載していただきました。)

 元気いっぱいの小学生。「どこにあるかな〜?」「こんなにちゃんと資料館の中を見たことない!」「この秘密知ってるよ!」と声をかけてくれる姿がとてもとても嬉しかったです。

 「本物に見て触れて学ぶことの大切さ」は、このコロナ禍で嫌という程感じさせられました。大学生であっても、先生という実体があり、そこに生の声があればなと思うことはあります。もっと学びたかったと悔しくなることもしばしばあります。

 小学生はどうでしょうか。このコロナ禍、映像授業やYouTubeでも学ぶことができるといった環境下の中、「本物に見て触れて学ぶ」経験が減ってしまっていることは確かです。感染症対策はしっかりとして、行った本企画『君は発見マスター!!』は、少しでも小学生に「本物の力」を知って欲しい、感じて欲しいという願いを込めました。

 博物館や美術館、資料館では学校とは一味違う学びを作り出すことができます。それは、「本物」がそこにあるから。それが、博物館・美術館・資料館の良さです。勿論、レプリカもありますが、もっともそれは「本物」に近いレプリカです。

 新学習指導要領では、「主体的で対話的な深い学び」が重要視されています。今回、小学生と資料館を回り、博物館・美術館・資料館は、それ等が全て「本物」を通して体現することができる場でもあると私は考えました。子ども達は、博物館・美術館・資料館に行くという「自己選択」を行っています。主体性です。

 子ども達2人で、「こっちのカードにはこうやって書いてあるね」「パネルを見たらもっと詳しく書いてあるかな?」と話し合ったり、私が「A君が言ってたことB君はどう感じた?」と促すと「A君のおかげでパネルとカードの二つから〇〇ってことが分かったよ!」と元気よく話してくれました。対話性です。
 
 ワークシートには、沢山学んだことが書かれていました。「〇〇ということがわかった」「ここは少し見つけにくかった」等の振り返りがしっかり書かれているのです。自分の中で起こったことを綴り、主体的に学びに向かってい仲間の意見を取り入れていくその姿勢は、深い学びが体現されていると言えます。

 これを学校の教育活動の「社会科見学」に置き換えます。社会科見学の場は、「自己選択」することは不可能に近いですが、決まった場で回る順序や学びたいと感じることを「自己選択」することは可能です。グループで館内を回りながら仲間と学びをやりとりし、時には教師が子どもを繋いでいくことで、対話性の実現が成されます。

 ワークシートも教師が、「見方・考え方」「授業のねらい」の二段構造をしっかり押さえた作成を施したのであれば、それは深い学びとなることでしょう。つまり、「本物」が目の前にある博物館・美術館・資料館での学びは「主体的で対話的な学び」の出発点であり、通過点にもなり得ると考えられます。

 子ども達と資料館を回ったことで、「社会科見学」の在り方や自分の考えた企画の意図をより明確にすることができました。

 こうした企画を考案する機会が与えられたこと、本当に嬉しく思います。なによりも子ども達の笑顔は宝物です。『君は発見マスター!!』の企画は、8月31日までとなっていますが、その後も資料館に行きたい!また遊びたい!知りたい!と思って、資料館がより身近な学びの場になることを願っています。(下野)

2021年8月7日仕事日記

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 10時から「1人1台タブレット時代の保護者の役割を考える〜学校と家庭で取り組むデジタル・シティズンシップ〜」と題してセミナーに参加。

 今渡珠美さんの「デジタル・シティズンシップ−コンピュータ一人一台時代の善き使い手をめざす学び−」を視聴。今渡さんは常に笑みを絶やさず、保護者を意識されて、わかりやすい、伝わりやすい言葉での講演。プレゼンもシャープで色合いも良くて、大いに学ばせていただけた。

 12時前に地元駅から国際センター駅へ行き、徒歩で円頓寺レピリエへ。桂九雀師匠企画・演出の「名古屋で噺劇」を楽しむ。「星野屋」「芝浜」「三味線栗毛」の3本を楽しむ。落語がベースになっているが、別芸能という感じがするところもいい。お気に入りの公演。

 帰宅。8月5日のいなべ市での立川談慶師匠との講演の写真が届いたので、それを記事にして発信。

2021年8月5日いなべ市で立川談慶師匠との共演「話し方講座」

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 いなべ市教育研究所主催で、立川談慶師匠と二人で「話し方講座」を開催しました。

 13時30分開演で16時終了の楽しい時間を二人で創出。

 玉置崇(愛狂亭三楽) 「笑いの効用」「親の顔」 40分間
 立川談慶 「落語とは」「井戸の茶碗」 50分間
 二人で対談 「落語家になるには」「立川談志とは」「個性は迷惑だ」「独演会名人になるな」などをテーマに50分間。

2021年8月6日仕事日記

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 今日は野口芳宏先生がいわれるところの「夏働き」の前半の締めくくり。午前、午後とも一宮市教育委員会から依頼を受けての研修講師。そのため尾西生涯センターへ。

 午前は教務主任対象で、「充実した現職教育で 学校を元気にするミドルリーダーの在り方」。午後は希望参加者対象で、「主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法講座」。

 いずれも2時間ほどの講演。今日の野口先生が言われる一級の聴き手のみなさんの前で話すことができたので、こんな幸せなことはない。中でも大学同期の牧野さんが聞いてくれ、率直な感想を届けてくれた。ありがたいの一言に尽きる。

 また午後は7期生全員が参加してくれた。ゼミ生が聞いていると思うと、さらに力が入る。「心の天気」「学びの天気」は取り組んでいる立場の気持ちを発表してもらった。

 終了後は、超久しぶりの喫茶店での振り返り。ちなみに僕は会場から喫茶店までは地図を見て徒歩で移動十分とみて歩く。ところがトンデモナイ距離。主体的に自分で徒歩を選んだのだから文句は誰にも言えない。やはり主体的は大切(笑)。

 18時ごろ帰宅。ずっとテレビを見て過ごす。こんなことも久しぶり。

 研究室HPトップ写真は入れ替え。本日のセミナーに参加した7期生との写真。みんないい笑顔。ぜひご覧を。

 さらに先日の安城市での講演に参加した久野さんが学びをまとめてくれた。僕が一番伝えたかったことをコンパクトにまとめてくれた。こちらもぜひご一読を。

8月3日「安城市 教務・校務・情報担当合同研修会」での学び(久野)

 こんにちは!7期生の久野舞菜です。

 暑い日が続いていますが、皆さまお元気でしょうか?私は最近夏バテ気味で、アイスしか食べられません、、。(笑)水分・塩分をとりつつ、適度に運動して、夏に負けない体力をつけていきたいですね!

 さて、今回は、8/3(火)に参加させていただいた「安城市 教務・校務・情報担当合同研修会」での学びを記したいと思います。本セミナーでは、「ICTで安城の『学び合い』を創る〜ICTによる個別最適な学びと、協働的な学びの可能性〜」をテーマに、玉置先生から講話をいただきました。2時間という短い時間の中でしたが、たくさんのことを学び、深く考えさせられました。その中でも、私が特に大切にしたいと感じたものを挙げたいと思います。

 それは、“依存する力”を児童につけさせることです。学級では、教え合いの一つとして、児童にミニ先生を任せることがあります。そのとき、できる子が「教えてあげる!」とできない子に駆け寄るケースは多く見られますが、できない子が「分からない!」「教えて!」と助けを求めるケースはあまり見られません。学び合いには、後者の姿こそが大切なのだと教えていただきました。分からないときは、自力解決をしようとしても仕方がありません。困っている時間を増やすだけです。また、教えてくれる子を待っているだけでは、主体的な学びは生まれません。分からないときに、自ら他者を頼り、周囲に依存する力をつけることが大切なのです。

 そのために、教師としては、「分からない」と誰もが言えるような環境をつくることが大切だと思います。分からないことは、決して、隠すような恥ずかしいことではないこと。「分からない」と言って誰かを頼ることで、みんなで学びを深め合うことができるんだということを児童たちに伝えていきたいです。また、教師自身も、分からない問題にぶつかったときに、無理に自分の中で結論付けようとせず、児童と一緒に考えようとすることが大切だと感じました。「先生にも難しいな。みんな一緒に考えてくれる?」と投げかけるのです。教師こそ、「分からない」と言える見本でありたいです。

 今月末から教育実習が始まります。これまで玉置ゼミで学んできたことをぶつけて、たくさんの失敗経験を積んできたいと思います。そして、その経験を玉置ゼミに持ち帰り、新たな学びへとしていきたいです。(久野)
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2021年8月5日仕事日記

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 今日はいなべ市教育研究所主催のスペシャリスト直伝・教科研修「話し方講座」。いわゆる立川談慶師匠との二人会(笑)。

 早朝から師匠と対談するときのだいたいの流れを作成。これなら師匠に認めてもらえるだろうと思われる内容が固まり、さっそくお伝え。すぐに返信があって、このまま本にもなりますよ、というお褒めの言葉。

 気をよくして、久しぶりに高座セットをもって、いなべ市教育研究所へ向かう。10時30分ごろ着。

 ホールの舞台専属がおられ、マイクや照明チェックはあっという間。お囃子打ち合わせも短時間で終了。

 11時20分ごろから師匠が到着される12時50分ごろまでは、会議室で一人出番の段取り。

 談慶師匠到着。さっそく打ち合わせをして開演を待つ。

 13時30分から14時5分まで、僕が笑いの効用など久しぶりのまくらを話して、落語「親の顔」へ。

 続いて立川談慶師匠が、お願いしたようにまくらたっぷりの後、落語「井戸の茶碗」へ。

 15時10分ごろから16時まで師匠と対談。内容は以下のとおり。

・落語家になるには
・立川談志とは、談志に入門したわけ
・前座、二つ目、真打 
・修・破・離
・個性は迷惑だ
・独演会名人になるな
・聴くが9割
・間のとり方
・落語はワクチンでもある

 自分が楽しいのだから、皆さんの楽しいはず(笑)。終演後、二人でサイン会+書籍販売。

 16時45分ごろ会場を出て、帰路へ。18時ごろ帰宅。コロナ禍が激しくなったこともあり、対面からオンライン講演への切り替えができるかどうかの問い合わせが続き、その対応。さらに8月中旬から後半へかけての講演資料を早めにほしいとの依頼があって、その対応。お盆を含む休業がけっこうな日数あるためとのこと。  

2021年8月4日仕事日記

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 午前は長久手市立南中学校現職教育で講演。ナビを使っていながら、名古屋ICでルートを間違えて遠回り。とはいえ、ほぼお約束の時間に到着。やはり余裕は必要。

 南中は23学級もある大きな学校。先生方も多く、60名近い先生方に講演を聞いていただけた。演題は「学習評価で子どもを育てる」。中学校教材を多くして展開。いつも以上に先生方とやりとりをしながらの1時間30分。満足いただけた模様。

 午後の講演のために、東海市教育センターへ向かう。12時ごろには近くに到着。モスバーガーで休憩も兼ねてランチ。

 13時ちょっと過ぎに到着。参加申し込み者が100名以上あったとのことやコロナ禍であることもあって、ハイブリット型講演。とはいえ、僕は対面参加の30名ほどの方に向かって普通に講演(笑)。

 いただいた演題は「深い学びにつながる対話的な学び」。こうした切り口で講演をしたことはなく、再度勉強しなおして、深い学びを生み出すには、教師自身が深い学びのイメージを持っていること、深い学びを生み出すには良質な対話が必要であることなどを映像も入れながらのほぼ2時間。

 講演はオンラインで聞き、終了後にわざわざ会場に顔を出してくれたかつてのゼミ生、4期生の関口さんの近況を聞きたいと思い、喫茶店へ。僕の近況報告もしながらの四方山話。楽しい時間。

 18時40分ごろ帰宅。少し休んで、明日の立川談慶師匠との会の仕込み。明日は久々に着物を持参しての講演会のため、いなべ市へ向かう。

2021年8月3日仕事日記

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 午前は清須市立清洲東小学校現職教育講師で、清須市春日公民館へ。いつもの喫茶店経由で9時ごろ着。講演依頼内容を確認してプレゼン準備。

 演題は「主体的に学ぶ子どもを育てるために」。主体的な子どもの姿(授業のゴール)を自分自身がしっかりイメージして、そのための手立てを試みることを強調。最後は「心の天気」「学びの天気」を紹介。1時間30分ぴったりの講演。

 なるほど!という質問をいただいて、「ふりかえり」の大切さを強調する際に大切なことに気づかせていただく。本もたくさん買っていただいた。皆さんに感謝。

 終了後、安城市教育センターへ向かう。センター近くまで来たので昼食。

 14時から休憩10分間をいれて16時まで講演。演題は「ICTで安城の『学び合い』を創る〜ICTによる個別最適な学びと、協働的な学びの可能性〜」。

 まず「なぜ学び合い(協働的な学び)なのか」の問いかけから入る。随分前から学び合いに取り組んでいる安城だからこその演題をいただいたわけで、だからこそ、原点に立ち返っていただこうということから最初の投げかけを決めた。

 原点を押さえた後、サブタイトルの「個別最適な学び」の深掘りへ。「指導の個性化」「学習の個性化」とも、文部科学省文書をよく読むと、「主体性の重要性」に行きつくことを伝えて、ICTを活用した学び例を紹介。参加者が教務主任、校務主任、情報教育担当教諭なので、校内でICT活用を推進するための研修例も示す。初めは2時間は長いなあと感じていたが、終わってみると用意したコンテンツのいくつかが紹介できていなかった状態。

 終了後、12月に訪問する岡崎市立河合中学校の校長、教頭、教務主任と懇談。訪問に際して丁寧なご挨拶をいただき恐縮。

 17時少し前に会場を出て帰路へ。18時ごろ帰宅。明日の講演プレゼン確認や締め切りが迫ってきている原稿書きを少々。

 

2021年8月2日仕事日記

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 早朝から10時からの立川談慶師匠と山本さんとの新刊打ち合わせのための資料作成を必死。3時間ほどかかり、ギリギリ会議開始に間に合う、会議では早朝からの努力(笑)が実り、しっかり自分の考えを伝えることができた。ほぼ認めていただき、今後は編集の山本さんからのプロットを待つ段階に。楽しみがまた一つ増えた。12時までたっぷり打ち合わせ。

 12時30分から紀北教育研究所とzoom接続テスト。順調。

 13時30分から休憩を2回入れて16時20分ごろまで、紀北教育研究所研修講座オンライン講演(写真参照)。演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出し学力向上をさせる教師の動き方」。

 20数名の参加者。ほぼ全員の方に指名発言をしていただくことができた。動画発信もスムーズでストレスなし。ありがたい質問があって、僕が言葉足らずであったところを補足できたことも嬉しい。

 17時ごろに大学経由で岐阜市教育委員会から、昨日の岐阜新聞掲載記事「コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化」を見て問い合わせあり。詳細を20分ばかり話して、資料をメール配信。こうしたすぐの反応も嬉しいこと。

 明日の午前は清須市立清洲東小学校現職教育で講演。午後は安城市教育センターで講演。両方の依頼内容とプレゼン資料の最終確認。安城市からの依頼を読み直すと、僕はその内容を大きく読み間違えていることに気づく。さっそく担当者に電話。確かめてみると、やはり僕のとらえ違いあり。明日までに資料を作り直すことを約束して、さっそく作業開始。23時ごろまでかかる。最終資料を見直してみると、以前に送った内容とかなり異なってしまった資料。最終点検をして本当によかった。最終点検は絶対に怠ってはいけないと心に刻む。もっとも読み間違えないようにすることが大切か(笑)。

 日本教育新聞2021年8月2日号に「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載される。こちらもありがたいこと。 

日本教育新聞に「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載される

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 2021年8月2日付、日本教育新聞に拙著「先生のための『話し方』の技術」の書評が掲載されました。ありがたいことです。

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 玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授とスピーチコンサルタントの菱田さつきさんはこのほど、「聞き上手」「話し上手」になるための基礎・基本をまとめた「先生のための『話し方』の技術」(明治図書出版、写真)を発行した。
 自分が発した言葉を相手により円滑に伝えるために必要な知識や考え方などを具体的な場面とともに挙げたもので、教職員だけでなく管理職にとっても役立つ内容だ。
 菱田さんが執筆した基礎知識の章では、例えば雑談について、決して「雑」なものではないとし、「今ここを楽しむ」「自己開示をする」「アドバイスシーキング」など三つのポイントを示している。気負うことなく今この瞬間を楽しむ気持ちで語り始める、まずは自分のことを話してみる、相手にアドバイスを求めてみる―というものだ。話の分量は相手6割、自分4割を目安にする。してはならないこととしては、「ダメ出し」「マウント」「ジャッジ」を挙げる。
 良い対話の相手になるためのポイントでは、「どんなに口下手な人も、優れたインタビュアーの前では饒舌になれ」るなど本質を突いた指摘が続く。
 玉置教授は、自身の教職経験を踏まえながら、子どもに話す技術、教職員、同僚に話す技術、保護者に話す技術―を解説。
 教職員や同僚に話すときは、記憶に残るフレーズを入れる、助言をする場面では子どもとのやりとりを基に伝える、保護者に話すときは、「先生は我が子をよく見てくれている」と感じさせる、「保護者9割、教師1割」の配分を意識する、「いつ」を明確にする―といった技術を載せた。
 本書のまとめの部分には、「技術は才能ではなく、トレーニングで習得できる。技術は思いを伝えるために存在している」という趣旨の言葉があった。
 定価は1980円。問い合わせは明治図書出版(Tel03・5907・6668)。

2021年8月1日仕事日記

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 FBを見ていると、ワクチン接種での副反応の報告がけっこうある。自分は、2回とも腕が少し痛いなと感じただけで、2回目接種日は、原稿が一気に進んだという状況。自分は本当にワクチンが体に入ったのか心配(笑)。

 研究に関わらせていただいている犬山市立犬山中学校の依頼に対応。10月の研究発表会参加者へ、事前に(僕が考える)「犬山中学校研究発表会の注目点」を知らせておきたいとの依頼。ユニークな研究主任からの願いで、注目点を知らせる動画を作成。動画を見て参加された方が「なるほど!」と言っていただけるように、また「動画と違う!」と言われないように(笑)、犬山中の授業を見る時の視点が明確にできたと自負。校長、研究主任に完成報告メール。

 滋賀の北村遥明先生の虹天塾近江動画1時間半を視聴。とても良い刺激をいただく。高校の学科コースの生徒数を3倍近く増やされるなどの凄い成果を出されたこと、これまでの学びを生かして戦略的に、そして多くの皆さんを巻き込んでされたことは、本当に素晴らしい取組。プレゼンもうまくて、面白くて、様々な工夫もあり、感心するばかり。

 明日の午前中は立川談慶師匠と編集の山本さんと新刊の打ち合わせ。詳しいプロットを書き始める。

 

2021年7月31日仕事日記

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 岐阜新聞社会面に「コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化」と題して、「心の天気」のことが掲載されたことを知る。こうして価値を発信していただけることは、アイデアを出した人間としてとても嬉しい。

 日本教育新聞から依頼があった原稿を書くために、文部科学省国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター発行の「生徒指導リーフ増刊号 いじめのない学校づくり3 基本方針を実効化する対策組織の構成と運用」を熟読。リーフで伝えたかった要点をとらえて原稿化。編集部へ送信。

 先日、恵那市情報部会の皆さんに行った「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」のプレゼンはよくまとまっていて、伝える力があると判断。ならば現時点でこのプレゼンを使って説明動画を作っておくとよいと思い、その収録。19分40秒の動画完成。

 自宅新築してから15年近くなり、あちこちで不具合が出てきている。ここ1週間はエアコン故障。修理費と新品購入費を比較して新品に入れ替え。数か月前からこんなことが続いている。まあ仕方がないこととあきらめ。
 

岐阜新聞掲載 コロナ禍で子どもの「うつ症状」深刻 タブレットに「天気記号」心の変化を見える化 20210731

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 2021年7月31日岐阜新聞社会面に、「心の天気」活用の記事が掲載されました。以下は岐阜新聞webからです。

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 新型コロナウイルスの影響によりマスク着用や黙食などの制約が続く学校現場で、子どもたちの「うつ症状」が深刻化している。そうした中、岐阜県恵那市がタブレット端末を活用し、子どもたちの心の変化をつかむ「心の天気」システムを県内で初めて導入した。先行実施校で活用が始まっている。

 国立成育医療研究センター(NCCHD)が継続的に実施する「コロナ×こどもアンケート」によると、第4回(2021年2月公表)では小学4〜6年生の15%、中学生の24%が中等度以上のうつ症状が見られることが判明。第5回(5月公表)では先生への相談のしやすさが「減った」子どもが「増えた」の約3倍以上の51%に上るなど、心理的ストレスを抱える実態が明らかとなった。

 見えにくい子どもの心理を見える化するのが「心の天気」システムだ。タブレット端末を使い、「晴」「曇」「雨」「雷」の四つの天気記号から、児童生徒自身が今の気持ちに近いマークを選んでタッチする。毎日の履歴データから、児童生徒の心の揺れ動きに教員は早く気付ける。子どもにとっても負担感なくSOSを発信できる。

 システムは、岐阜聖徳学園大の玉置崇教授(64)の研究が基になっており、学校支援システムを手掛けるIT企業のEDUCOM(愛知県)が提供。大阪市の全小中学校のほか、名古屋市などで利用が広がる。県内では、玉置教授が恵那市のICT教育に関わることから、市内の全22小中学校で活用が決まった。

 先行実施校となった山岡中学校(同市山岡町下手向)は6月下旬から運用を始めた。抵抗感があったり、自身の平常心の状態がどのマークに当てはまるのか戸惑ったりする生徒もいたが、徐々に自分の心を客観的に捉えられるようになってきたという。

 システムには生徒自身がコメントを書き込める機能がある。教員からは「いじめなど深刻な相談は入力に時間がかかり、周りの目を気にする子もいる」として、生徒とやりとりする生活ノートを併用すべきといった意見があった。生徒が入力したマークは教員間で共有でき、「教員の指導力や経験年数の差に関係なく、複数の目でサインをつかめる」との意見も出た。

 市内の他校では2学期から活用を予定する。市教育委員会の山本晋平指導主事(49)は「マークを手掛かりに、どのように生徒の気持ちを引き出すかが重要。試行を重ねながらより良い個別指導につなげたい」と話す。
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