学級経営の極意(田中)

 こんにちは、7期生の田中です。最近暑い日が続いていますね。皆さんは、暑い時は冷たい ものを食べる派ですか?それとも、激辛などを食べて汗をかきたい派ですか?僕は冷たいものを食べる派でしたが、最近激辛を食べて汗をかくのもありだなと思いはじめました(笑)。蒙古タンメンは適度に辛くて、美味しさもあるのでオススメです〜!笑

 さて、今回の記事では、7月18日(日)に行われたJEES教育シンポジウムに参加した感想や、学んだことを記事にまとめさせて頂きます。2時間という短い時間でしたが、とても濃い内容で、多くのことを学びました。その中でも特に自分が大切にしたいと思ったことをピックアップして記事にしていきます。

 まずは、赤坂先生の講演から学んだことを綴っていきます。「これからの学級経営」と題した赤坂先生の講演からは、これからの学級経営で教師に必要な力はどのようなものかを学びました。

 私は、主に3つのことが求められると感じました。1つ目は、子どもたちが集団内で主体的に活動できるようなシステムを作ることです。このシステムも、先生が定めて子どもたちに提示するのでなく、子どもたち自身に投げかけて、自分たちでルールメイキングをしていくことが大切だと学びました。確かに、自分が子どもの立場に立って考えてみると、先生から与えられて強制的にやらされるよりも、自分たちで決めた方がやらなきゃと思えるし、頑張りたいと思えます。しかし、ただルールメイキングを子どもたちにするように投げかけても難しいので、その前にまずは教師と子どもの信頼関係を築くことが大切になっていきます。

 2つ目は、1年間を通してガイダンスを行うことです。1年のはじめにガイダンスを行い、ルールなどを話し合っていくことはよくあります。しかし、そこでガイダンスを終わってしまうのではなく、1年間を通して子どもたちに話続けていくことが大切だと思いました。小学校では特に先生の圧力や力によってクラスが統制することも可能です。圧力や力によって抑え込んでしまうと、そのクラスの先生が統制出来てて良い先生、他のクラスの先生はダメだなどとなってしまうこともあります。そのような危険を回避するために、圧力や力で抑え込むのではなく、リーダーシップをしっかりと取り、1年間継続して行うガイダンスを通して皆と一緒に活動することは楽しいことや、決まりを守ることは皆の幸せに必要だということを伝え続けていくことが大切だと学びました。

 3つ目は、ステーションカリキュラムです。ゼミの時に玉置先生が子どもと子どもを繋ぐ発言や指示を沢山するのが良いというお話をよくして下さいます。ステーションカリキュラムはまさにそれと似ているなと感じました。1人だけて話すのではなく、皆が話すように繋いでいく。ステーション授業がその役割となって、生活と学習を繋いでいく役割をしていくことが大切だと学びました。加えて、アクティブラーニングを取り入れることが現在の教育現場では求められています。アクティブラーニングを行うためには、すぐに出来る様になるのではなく、場数を踏むことが必要なので、沢山トレーニングを積みながら長い目で出来る様に取り組んでいくことが大切だと感じました。

 次に、盛山先生のご講和から学んだことを綴っていきます。盛山先生の講演では、2つのことを特に大切にしたいなと感じまたした。

 1つ目は、子どもの背後にいる家族や子ども理解をすることがクラス作りの原点ということです。大学の授業でも子どもの環境や背景を考えて接していくことが大切だと学んだことがあります。今回の盛山先生のご講和はまさにそれを証明して下さったお話でした。学校の方針とご家庭の方針が同じ方向を向いていないとうまくいきません。学校だけ、家でと切り離すのではなく、学校とご家庭が連携して子どもたちのサポートをしていくことが大切だと感じました。

 2つ目は、子どもの思いを大切にして、「今」にきりきりしないことです。その子を今すぐ変えようと意識しすぎるのではなく、長い目でみて一生付き合っていけるような関係性を築けるような学級経営をしていくことが大切だと学びました。一生付き合っていけるような関係性を築くためには、子どもとの間に絶対的な信頼関係を築かないければいけません。そのため、子どもたちに愛情を注いで、大切にする、差別をしないなどして、安心して過ごせる学級を作ることがこのような関係性に繋がっていくと感じました。他にも、子どもがやりたいことをやらせてあげられるように、先生が調整したり、付き合ったり、信頼関係を築く、余裕を持つことも大切だと学びました、

 今回のセミナーを通して本当に多くのことを学びました。ここに綴ったこと以外にも多くのことを学びました。学んだことを全部実践出来たら本当にいいクラス作りが出来ると思います。私はまだまだ未熟ですが、学んだことを心にとめて、いつかこのような学級経営ができるような教員になりたいと思いました。まずは、9月から行われる教育実習でしっかりと頑張っていきたいです。(田中)

 写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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2021年7月21日仕事日記

 昨日の研究所会議を受けて、何人かの方に連絡。すぐの返信が続き、ほっとできる朝。

 9時頃に家を出て大学へ向かう。10時前に研究室着。新たな依頼を受けての資料集め。まずは役立つのではないかと思う書籍読みから。わずかな時間でも付箋紙が大量に付けた書籍。発想が広がる。

 ふと思い出したのが、こまきこども未来館の「体験ひろば」のこと。昨日の研究所会議で話題になったことをコミュニケーターの古谷さんへ電話伝達。「振り返りのポイント」を聞かれて、ちょうど読んでいた書籍にそれがあったので、さっそくメール。

 12時30分から教職専修会議。難しい課題。

 14時から教授会(実習委員長として報告)、審査教授会で、終了は17時頃。

 続いて、FD委員会主催の「しゃべり場」に参加。学生指導についての情報交流。18時ごろに中座。

 18時30分頃に5期生酒井さん来研。様々な報告をしてくれた。僕の経験から助言。といっても多くは四方山話を30分ほど。

 20時頃に帰宅。今日もいくつかの相談あり。依頼を受けていた秋の大会が対面での参集中止となり、講演も中止との連絡あり。夏の研修も現地での講演からオンラインに変更したいとの連絡もいくつかあり。ここに来て、判断が分かれてきていて、ある意味、その基準をどこにおいているかが興味あるところ。

 研究室HP記事は、「第3回学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の記録更新のことを話題にして発信。

発信 第3回学級経営の困った!を一人で抱え込まないで

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 第3回の「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」は、7月19日(月)19時30分から21時までオンラインで開催しました。

 そのときの話し合いの内容を議事録としてアップしました。参考になると思います。お読みください。なお、この記録を作ってくれているのは7期生の下野さんです。

2021年7月20日仕事日記

 今週末〆切のいくつかの原稿は提出済み。そのため校正依頼が続いている(笑)。今日は3本。

 10時から15時30分ごろまで「授業と学び研究所」会議。久保さんらが作成の文部科学省発行の「全国働き方改革事例集から考えるEDUCOM」と題した報告書がかなり仕上がってきていて、それを話題にして、皆さんでいくつかの助言。こういう動きが若々しくていい。

 「ICT支援員」に関わることでの文書提案が小森さんらからあり、これまで曖昧にとらえていたことが徐々に明確になりつつあると実感。広く合意を得るためにも文章化は必要なことで、その第一歩として大いに評価したい。

 予定した議題が終わったので、急遽のフリートーク。もっとテーマを絞るべきだったかな、いや、これもいいかなと心の中は迷走。

 16時30分から羽島市教育委員会とzoom接続テスト。順調。よりよいオンライン研修となるためにこちらから依頼をする。

 19時30分から「EdTechで実現する「学びの自律化・個別最適化」と「学びの探究化・STEAM化」 - GIGAスクール・1人1台端末時代の学びの在り方を考える -」にオンライン参加。福島県大熊町の取組が凄い!教育と笑いの会で通った町なので思いは格別。

 本日が〆切だった恵那市プロジェクト提案。気づいて夜中に作業して送信。

 研究室HP記事は、7月16日7期生ゼミでの学び記録。下野さん、高橋さん、吉久さんが発信。今回の僕のキーサードは「指示あって学びなし」。学生の授業だけではないよね、という気持ち。

2021年7月19日仕事日記

 連載中の新教育ライブラリPremier2「教頭・副校長のための時間が増える!仕事のワザ」の3回目の原稿を書いて編集部へ送信。

 11時ごろ家を出て大学へ向かう。下野さんから昨日のJESS教育シンポジウムでの学びが届いたので、さっそくアップ。赤坂先生、堀田先生からすぐにレスがあって、お二人とも激賛。指導者としても嬉しいコメント。堀田先生がFBで紹介していただいたこともあって、アクセス数が一気に上昇。久々の600台。

 16時30分から重要会議。今回、僕はいつも以上に(笑)良い提案ができず、皆さんの意見を聞きながら、時折、感想を述べる程度。戦力になっていない。申し訳ない。

 17時30分ごろ大学を出る。高速2か所で事故があり渋滞。事故現場を通り過ぎるときに心臓高鳴る。巻き込まれる事故は避けたい。安全運転を言い聞かせる自分。

 帰宅。19時30分から「第3回 学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を開始。今日は1学期終了間近ということもあって、多数の参加者あり。レギュラーメンバー以外の皆さんにも時々話してもらっての1時間30分。和田先生のコメントがいつも秀逸。和田コメントを聞くだけでも満足できるセミナーと自負。

 遅い夕食。頂き物の美味しいお肉を食しながら、めったに飲まないビールを飲む。食後はそのまま記憶なし。

7月16日 7期生ゼミでの学び(下野・高橋・吉久)

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!
7月16日に、ICTを用いた模擬授業の第2回目が開講されました!

 今回は、体育「逆上がり」を題材にタブレットで動画を撮って学ぶ授業が展開されました。私は、「逆上がり」が大の苦手。出来はするものの、あまり得意ではありません。しかし、動画撮影にて「綺麗!」「おへそが鉄棒の近くにあるね!」等の褒め言葉をもらいました。自分では苦手としていたものが一つ自信になった瞬間です。

 検討会では、玉置先生から「指示あって指導なし」のお言葉を頂きました。体育の授業は、価値づけを個々に行う必要があります。指示は全体に、指導は個別に褒め言葉をかけて行うことを学びました。

 とてもとても素晴らしい授業で、「ああ、体育でのICT活用ってこんなにも会話が生まれるんだ」「楽しいな」と感じました。新しい授業構成を学び、またみんなで一段とパワーアップした気持ちです!

 素敵な授業をありがとう!!!玉置先生、いつもご指導ありがとうございます!

【高橋】
 こんにちは。7期生の高橋奈優です。
 今回は、田中さん、池戸さん、丹羽さんのグループのICTを使った体育の模擬授業を子供役として受けました。

 単元は鉄棒の逆上がりで、授業の最初と最後で動画を撮り子供達同士で話し合い改善点に気づくという授業でした。

 授業のゴールは、「一回目と二回目の動画を見比べどこが良くなったのか、次改善する点を確認できるようになる」でした。子供役をしていた私の思うゴールも教師側と同じだったのでゴールから逆算されたいい授業だなと思いました。

 今回の検討会で学んだことは、「子供の何気ないつぶやきを価値づけること」です。実際に子供役を体験してグループ活動で話し合っている時、教師側のポイントとなることを言っていても子供はそれが大事な事だと言うことに気づけないことを知りました。しかし、この何気ないつぶやきを価値づけることによって更に授業を深めることができ、子供たちが主役の授業をつくることができるのだと分かりました。具体的な価値づけの仕方は、グループ活動を机間指導し、ポイントをつぶやいた子にこっそり「今言ったこと後で聞くからね」と声をかけたり、意図的指名で「いいところ気づけたね」と褒めることによってできると知りました。実習でできたらやってみたいです。大切なことは全体に褒めても子供たちは自分のことだと思わないのでピンポイントで褒めるということです。どれも実習で実践してみたいことばかりです。

 今回のゼミも楽しいだけではなく学びばかりでした。個人的な話になりますが私は逆上がりが出来ません。今回の模擬授業で初めて動画を撮ってもらい「出来る子に比べて腕が伸びきっていてお腹と棒が離れているから腕の力が必要だ」という明確なアドバイスをみんなにして貰いました。できない子は正直どこを直せばいいのか全く分かりません。だから動画を撮るという活動はかなり効果があると思いました。自分も小学生の時に撮って欲しかったです。ところで大学には立派なジムがあります。誰か一緒に筋トレしませんか??今回も拙い文章ですが読んでくださりありがとうございました。(高橋)


【吉久】
 こんにちは。7期生の吉久です。
 今回はICTを活用した体育の模擬授業を受けました。

 題材は、鉄棒で「逆上がり」でした。5年生を想定して、3人1組で行いました。
タブレットで自分の姿を撮ってもらい、友達の姿を撮りました。グループで自分自身の1回目と2回目の違いや、3人の姿を比較することで、どこが皆と共通しているのか、違っているのか、初めての気付きがたくさんあり、とてもおもしろい授業でした。自分の姿を見ることが今までなかったので、新鮮に感じましたが、少し恥ずかしさもありました。

 検討会で学んだことは、褒めることの大切さです。
 子どもに価値づけを行うためには、具体的に誰がどのようにしたのかとはっきりとさせることが大切です。また、意図的指名で重要なことを全体で共有することも大切です。

 褒めることは体育の授業に限らず、どの授業でも大切なことであるので、教育実習でたくさん言うように意識しいていこうと思います。

 今回のゼミも楽しく学ぶことができました!!動画で友達と比較するので、新たな気づきを基にアドバイスをしあったりしていたので、より一層体育の授業が面白かったです。
最高な授業をありがとう!おつかれさま!(吉久)

7月18日 JESS教育シンポジウム での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!

 7月18日に、第8回 JESS教育シンポジウム(オンライン) に参加させて頂きました。本セミナーでは、新学習指導要領に基づいた学級経営の在り方、その課題と解決に向けた具体的な学級づくりのポイントを学ぶことができました。現役の先生方へ向けたセミナーですので、現場の流れに則されたお話であると感じます。
 実習を控える身である私にとって、とても貴重なお話であり、学級経営の見方を学んだセミナーでした。

 私が今回のセミナーで考えたことは、「安定性×主体性」の学級経営についてです。赤坂先生のお話では、新学習指導要領と旧学習指導要領の相違点が指摘されました。
 旧学習指導要領では、児童/生徒指導の側面から学級経営が促されます。これは、安定した学級を見出すことに直結し、規律正しい学級が生まれることへと繋がります。つまり、「誰もが安心して学びを構築できる学級」と言えるでしょう。
 一方の新学習指導要領では、安定性を求める旧学習指導要領に付随して「主体性」を求める学級経営が促されます。「主体性」とは、「主体的・対話的で深い学び」の実現、つまり、児童/生徒が意欲的に「授業に」取り組むことが必要とされます。新学習指導要領では、「授業改善」の側面からの学級経営が促され、「安定性×主体性」の「誰もが安心して学びを構築し、意欲的に物事に取り組む学級」が目指されていることが分かりました。
 実は、私はずっと「主体性」と「安定性」のバランスに不安を感じていました。大学に入学してからは、新学習指導要領について沢山学びました。「主体性」「対話性」を重視することの意味を理解していたつもりです。しかし、学べば学ぶほど、「そもそもの学級の根幹の安定はどうやってつくるのだろう?」「安心する学級でありながら、主体性を求めるにはどうすれば、、、」と不安になっていました。
 今回のセミナーで、「安定性×主体性」の学級経営を学び、どちらの軸も大切であることがよく分かりました。
 
 また、赤坂先生、盛山先生、堀田先生のお話から、「子どもを愛する」学級経営を学びました。上記の「安定性×主体性の学級経営」を実現することに先ず大切なことは、「子どもを愛すること」だと三人の先生のお話をお聞きして感じました。子どもがここにいていいんだ、ここに居たい、ここで学びたいと思うことが学級経営の第一歩なのでしょう。
 子どもを「一人残らず全員愛して」「安定性と主体性」を兼ね備えた元気いっぱいの学級をつくりたい、その一員でありたいと今回のセミナーを通して強く感じました。

 再来月には、教育実習を控えています。現場の先生方へ向けたお話をこうしてお聞きすることがで、実習で着目したい視点がぐんと深まりました。まだまだ、経験不足理解不足ではありながら学生のうちにこういった貴重なお話を聞くことができて大変光栄です。

 JESSの皆様、赤坂先生、盛山先生、堀田先生、貴重なお話と機会をありがとうございました。
 こうした機会をいつも与えてくださる玉置先生、本当にありがとうございます。学んだことを将来きちんと活かすことができるよう、これからも日々学びを積み重ねていきたいと思います。(下野)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2021年7月18日仕事日記

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 今日は楽しみにしていたセミナーと落語会がある日。朝から気持ちは高揚。

 10時からオンライン「第8回JEES教育シンポジウム」に参加。基調講演は赤坂真二先生による「これからの時代の学級経営」。講演を聞きながら、犬山中の先生方相手にする模擬授業のテーマを「多様性の理解」と決める。

 パネルディスカッションは堀田龍也先生コーディネートで、赤坂真二先生と盛山隆雄先生がパネリスト。ゼミ生には盛山先生の学級作りの具体が印象に残っただろうと推測。(講演タイトル画像は赤坂先生のFBから)

 7期生ゼミには、特に赤坂真二先生の講演から大いに学んでほしいと連絡。いずれ感想が届くはず。記事をお楽しみに。

 13時30分ごろ徒歩で味岡市民センターへ向かう。10分くらいのところで良質の落語会を見ることができることだけでも幸せ。

 14時開演。開口一番「雑俳」、伸治「太鼓腹」、一之輔「加賀の千代」、桂宮治真打ち昇進披露口上、味千代「太神楽」、宮治「蛙茶番」。3時間30分の公演。

 真打ち昇進披露口上は、宮治師匠のYouTube「撮って出し」で何度も見ていて、いよいよライブで見られると思うと、ワクワク感が抑えられないほど。伸治、一之輔、味千代の宮治をいじりながらの温かい口上に満足。

 久しぶりに聞く「蛙茶番」。宮治オリジナルも十分楽しめて、ますます他のネタも聴きたくなる。一之輔「加賀の千代」は、何もかも忘れさせてくれて大笑い。こういう人物設定があるのだと感心しつつの大爆笑。いやあ、落語は自由だと、今日も痛感。(口上写真は宮治師匠のFBから)

 今日も原稿書き。「月刊 日本教育」に連載中の原稿(今回は「一人一台端末を積極活用をしている学校の共通性)を仕上げて送信。

 研究室HP記事は、7月16日7期生ゼミで体育授業でのICT活用授業を提案した丹羽さん、池戸さん、田中君が発信。「指示あって指導なし」の助言からの改善点をしっかり書いてくれた。
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ゼミでの学び(7期生 丹羽 池戸 田中)

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こんにちは!6期生のみんなさん、教員採用試験1次試験、お疲れ様でした。今日は7/16に行ったゼミのふりかえりをしていきます!


こんにちは!7期生の丹羽です!
今回は、ICTを活用した授業の2回目で、自分のグループが模擬授業でした。
私たちは、5年生の体育で逆上がりの授業をおこないました。

実際に授業をやってみると、私たちがみたい姿がみられました。動画をスローでみたいといって、細かいところまでチェックをして気づいていることを伝え合ってる姿、1回目と2回目の動画を比較して違いを見つけている姿などです。生徒が自然とそのようなことをしたくなる活動をしくめたことは嬉しかったです。

しかしその一面、生徒の姿をみていいな!って思ったことを流れている時間の中で注目させること、褒めることが難しかったとかんじました。

検討会では、玉置先生から「指示あって指導なし」という言葉を伝えてられました。私たちは、いわれてから、生徒に対して褒める場面が全然なかったことに気付きました。
体育の授業は、個別指導が中心であり、価値づけを個々に行う必要があります。先生の話を聞き、個別に褒め言葉をかけて行う大切さを学びました。

子供の褒め方、いいなって思ったことを注目させ方、を玉置先生から学びました!先生のテクニックは、私たちがつまずいたことを解消させてくれるだけではなく、子供と子供を繋ぐこともできてしまうものでした。生徒側をしてたゼミ生も、こんなふうに褒められたら嬉しい!という声がありました。

今回の学びを実習でも生かしていきたいです。(7期生 丹羽)



こんにちは!7期生の池戸です!

今回のゼミはICTを活用した授業提案の第2回目でした。前回での学びを活かして今回は授業を提案する側として、ずっとやってみたかった体育の授業を行うことができました!
 ICT活用の王道といっても良い体育の授業ですが、一歩間違えると『活動あって学びなし』の授業になってしまう危険性があります。タブレットで動画を撮ることが授業の目的にならないよう気をつけながら私たちのグループがこの授業で目指すゴールを明確にして授業を考えました。

実際に授業をやってみると自然と私たちが求めていた姿が引き出せていたと思います。撮影した動画を生徒自身がゆっくり動かして自分の動きを確認したり、1回目と2回目の動画を比較して次の課題を決めたりとこれが実際の現場で自然と起きたらこの授業はとても大成功です。

しかしその中で『こういう時はどうするべきなんだ?』という疑問も生まれました。教室と違って外での活動になると全体に指示が通りづらく、指示以外のことを行う生徒や、子供からでた全体に共有したい意見をどのように共有するべきなのかとても悩みました。

この疑問を検討会でみんなと沢山深め、玉置先生から素晴らしいテクニックを学びました!子供たちに気づいて欲しいポイントを引き出すには、子供と子供を繋いでいく必要があります。その過程の中では子供を褒めることもできる。素晴らしすぎる戦術で、これを実習前に学べたことも実践を通して経験できたことも今日の最大の学びです。

教師は『子供と子供を繋ぐ』。当たり前のことかもしれませんが一番難しいことだと感じました。私たちはそれを教育実習前に学ぶことができたということはとても自信になります!!

いよいよ前期の玉置ゼミも残すところ1回となりました。ここまでたくさんの技術を学んできましたが、最後一回も学べるものは全て吸収して有意義な時間にしたいです。(7期生 池戸)


こんにちは、7期生の田中です!僕は「なんだろ」という言葉が口癖で、前回の発表の際には20回も言っていたとご指摘を頂きました。今回の模擬授業ではなんとしてでも言わないぞと意識したところ、なんとなんと言った回数は0回でした!!意識するってとっても大事ですね!

今回の記事では、7/16日のゼミで行った体育の模擬授業について書いていきます。

7/16のゼミでは、タブレット端末を活用して体育の模擬授業を行いました。結論から言うと『指示はあるが指導がない』授業でした。では、なぜそのような模擬授業になってしまったかというと、ほめる場面がなかったからです。模擬授業の中で、全体に向けて〇〇してていいねといった具合にはほめる声掛けをしていました。しかし、体育の授業は外で行っており、声も通りにくい、子供たちも自分たちの活動に集中しているということもあって、全体に対するほめの声掛けが伝わっていませんでした。

そこで、模擬授業後の検討会では、ほめるテクニックを学びました。何グループか回って様子を確認した後に、全体の注目を集めて、「〇〇さん今こんな良いこと言ったよ!」といった具合にほめます。そして、同じ意見が出たグループを挙手で確認し、そのグループも更にほめるといった具合です。こんなにほめられたら、僕が子供だったらとても嬉しいので、子どもたちもきっと喜ぶでしょう!!

他にも、子どもの助言から補助をして、助言に対してほめるというテクニックも学びました。このように、先生がやってあげたから出来たんだよではなく、君たちのお陰で出来たんだよとほめることが出来たらすごくいい授業になっていくなと感じました。

今回は、ほめるテクニックに着目しましたが、ゼミでは他にも様々なことを学んでいます。ゼミでの学びをいかして、9月からの教育実習をより有意義なものにしていきたいです!(田中)

2021年7月17日仕事日記

 今日は久しぶりに何もスケジュールが入っていない日。お昼は父親リクエストで、いつもの鰻屋さんへ。

 昨日〆切の「週刊教育資料」の原稿書き。連載64回目の原稿。今回から「対話的な学び」の実際をテーマにしばらく書くことに決めて原稿書き。なんとかできたので編集部へ送信。

 同じく連載中の「日本教育」の原稿書き。GIGAスクール構想の実現に向けての5回目。GIGAスクール構想に積極的な学校と慎重な学校の違いを紹介。ほぼ完成。

 もう半年以上前(もっと前か(笑))に購入したレッツノート。現在のものもまだ使えると思いながら、メインマシン移行作業開始。

 教採一次報告連絡あり(明日も続くゼミ生もある)。手応えはあったという感じの報告が続き、一安心。

2021年7月16日仕事日記

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 7時30分ごろ研究室着。空気を入れ替えアロマを焚き、パンと珈琲で朝食。

 依頼を受けた先日の本学教育フォーラムのサイト発信の内容検討。発信者をはっきりさせた方がすっきり読めると感じて、担当課へ行き、気づきを伝えて検討を依頼。

 1限は「教師論」。今回は小学校に導入された外国語活動と外国科の深堀。保護者から導入の理由や活動と科の違いを尋ねられたら、と想定して展開。ペアになっての活動を通して、実は保護者からの信頼を得ているかが大切であるということに気付いてほしいと伝える。後半は田尻悟郎さんの映像を見て、「楽しくなければ学べない」という教師観にいたった教師人生を学ぶ。13時10分からの教師論も同様。

 2限は研究室で。あるプロジェクトを理解してもらうための資料作りを7期生・下野さんに依頼。6期生松浦さん、池戸くん、金子さん来研。明日は教採一次。様々な心境を伝えてくれた。よ〜くわかる気持ち。キャンパスで伊藤君にも出会う。激励。

 4限は看護学部「生徒指導論」。前回の講義、3月末まで現役教師(教頭、養護教諭)を招いての会の振り返り。「なぜ養護教諭を目指しているのか」「どのような養護教諭になりたいのか」の二つの問いを再考させる。来年度のことを想定した講義展開。
 
 5限は7期生ゼミ。ICT活用を前提とした授業提案。田中君、池戸さん、丹羽さんによる体育授業提案。動画は確かに有効であることは揺るがない事実。前回から開始した教材研究の流れに沿って授業検討。検討の視点が明確なので短時間で重要ポイントの検討になる。詳細はゼミ生からの発信をお待ちいただきたい。

 帰宅。文部科学省から届いた「大学による地方創生の取組事例集」を見て、恵那市のヒントを探る。

 本学発行の高校生向け冊子「先生になろう!」に僕のインタビュー記事掲載される。なんと現役教師インタビューの一人は、我がゼミ2期生の白井さん。かつてのゼミ生とともに掲載される指導者の大きな喜び。

2021年7月15日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。向かい側に座っていた僕よりかなり高齢な女性3人の会話が耳に入る。なんと僕のことを話題にされている。お一人はかつての保護者らしい。「落語先生」と表現されたり、「子どもがとてもお世話になった。とってもええ先生」などと言っていただいたりしている。その方の説によると、僕は校長後、教育委員会にいるとのこと。教育委員会にいたのは10年前と思いながら聞いていられなくなり、店を出る(笑)。

 8時前に研究室着。講義レポートをチェック。9時から「教育課程論」。今回は「学校評価ガイドライン」をもとに行う「無理やり質問タイム」。これまで体験したことがない展開にとまどう学生もいたが、講義後の感想を読むと、批判的に資料を読むよさを感じたとのこと。30分間ほどで教員採用試験の概略を伝える。こちらも好評。

 研究室に戻り、昨日のCP(クリスタルプラン)委員会での検討で、あるアイデアが浮かび、それを文書化。これなら受け入れていただけるのではないかと思いつつ(かなりの希望的観測)、学部長へ提出。

 明日の「教師論」の内容検討。過去のように、「外国語活動&外国語科」をテーマにすることに決めて資料作り。印刷完了。

 8月3日午前の清州東小学校現職教育での資料作り。依頼は「主体的に学ぶ子どもの育成」。一般的な考え方や僕の知見を入れ込んで資料作成。送信完了。

 15時過ぎに大学を出て、北名古屋市へ向かう。高速道路を使わず、一般道を利用したこともあって、1時間30分ほどかかる。

 17時から「令和3年度第2回北名古屋市教育委員会外部評価委員会」に出席。学校教育課、生涯学習課、スポーツ課から出された報告書へ意見はすでに提出しておいたので、それを口頭説明する。もっとも話しているうちにあれこれ浮かんできた記述していない事柄をたくさん話してしまう。1時間15分ほどで終了。

 帰宅。さっそく外部評価書の最終版を仕上げる。「総合教育技術8・9月号」には連載中だが、他の連載者の原稿が毎回楽しみで読み進める。なるほど!ということばかり。佐藤学さんの岩波ブックレットも読み始めたら止まらず。あっという間にかなりの深夜。

 

2021年7月14日仕事日記

 7時30分頃、研究室着。パンと珈琲で朝食。

 8月6日午後の一宮市教育委員会主催研修のプレゼンづくり。午後は授業づくり講座なので、体験的な内容もいれての展開。資料ができあがったので送付。

 明日の教育課程論の内容検討。やはり学校評価は外せないと思い、久しぶりに大量の資料印刷。

 10時40分から6期生前期最後のゼミ。横浜、千葉、長野の教採情報を聞き、ゼミ生全員で共有化。集団討論で遠隔教育が話題に。全科でもプログラミング教育がどの自治体でも登場していることを確認。ゼミで最後の確認。短時間だが面接確認もして終了。ゼミ生の奮闘を祈るばかり。ゼミ生同士でしっかり学び合った成果を発揮してほしい。教育課題について論議したことは必ず役立つはず。

 13時30分から実習委員会開催。今日もいろいろと確認すべき事項が出されて教授会で押さえるべき事項はたくさん。だから有り難い。

 名古屋市教育委員会教職員課から依頼を受けた資料送付。担当者とやりとりをして若干の修正をして再送付。

 関わらせていただいている恵那市まちづくりのあるプロジェクト。とても良い資料を発見。さっそく送信。

 16時40分からCP委員会。どういうわけかPC絶不調で、学部長室への移動指示を受けて、そこから参加。あらためてCPについて熟考した2時間。

 20時過ぎに帰宅。メールチェックをして即返事すべき事柄のみ送信して横になる。

 研究室HP記事は7月9日7期生ゼミで授業提案をした下野さん、高橋さん、吉久さんによる濃厚な振り返り。これから端末を使っての授業を振り返るべき貴重な視点満載。ご一読を。

 

7月9日 7期生ゼミでの学び(下野・高橋・吉久)

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 こんにちは、7期生の下野です!
 
 7月9日に、ICT活用を実践した模擬授業を行いました。私達の班は、2年生の生活科「1年生に学校紹介をしよう」という単元に国語科の作文の視点を取り入れた教科横断型の授業を試みました。
使用したアプリは、Google Jamboard です。

 今回の模擬授業で印象的な言葉は、「活動あって学びなし」。教師は、子ども達を楽しませたいと思う気持ちが逸ってしまいます。知らず知らずのうちに、活動がメインとなってしまい、一体子どもに何を学んでほしかったのか見落としてしまうのです。

 模擬授業後の教材研究では、活動を子ども達の言葉から展開することを主眼に玉置先生やゼミのみんなで意見交流をしました。私達が悩んだ視点、モヤモヤしていた流れがスッキリ纏まりました。
 教材研究で大切なことは、子どもを授業の軌道に乗せる「発問」だと位置付けます。教師には、子どもに学んで欲しい視点が必ずあります。しかし、その視点を教師が力づくの発問で展開することは望ましくありません。それは、子ども達の学びの主体性・対話性を奪うことになってしまうからです。
 子ども達が気付き、次の活動を子ども達の言葉で展開していく為の発問を教材研究では大切にしていかなければならないと強く感じました。

 教科学習におけるICT活用の授業に初めて挑戦し、出力のオンパレードです(笑) 授業づくりってこんなに楽しいんだな、もっともっと沢山の授業を作っていきたい、上手になりたい!と思った時間でした。

 玉置先生、玉置ゼミに入ったからこそこの授業づくりの楽しさに気付くことができました。ありがとうございます!
 Jambord を使って、楽しく活動を展開し、教材研究で沢山のアイディアをくれた7期生のみんな本当にありがとう!!!
 そして、一緒に授業を考えた高橋さん、吉久さん。同じ国語選択として国語の授業の在り方をいっぱい考える時間がとっても楽しかったです!ありがとう!

 沢山の学びが玉置ゼミには溢れています。今回も本当にありがとうございました。

(下野)


 こんにちは、七期生の高橋奈優です。今回はICTを使った模擬授業を行いました。ICTの授業は実際に受けたことも考えたこともないので不安でいっぱいでした。しかし、9月から行く小学校実習でICTを活用した指導が求められるため今回の模擬授業と教材研究はかなり力になるものばかりでした。その中でも、特に大切だと思ったことは4つです。

 1つ目は、授業終わりの子供の言葉が狙いのなることを目指すことです。これは、前回まで行ってきた道徳の模擬授業でも言われていたことですが改めて大切なことだと思い書きました。最後の子供役であった七期生の仲間にこの授業で言いたかったことは何かと聞くと私達のねらいを言ってくれた子はいましたがその他にもたくさんの意見が出ました。確かに行った教科が生活と国語の横断型というのもあって的が広くなってしまったというのもありましたがはっきりねらいが伝わっていない証拠だと思いました。これからICTに限らずどんな授業でも狙いの的を絞り、明確にして授業を組むことが大切だと思いました。

 2つ目は、「活動あって学びあり」の授業を目指すことです。一人一台の端末をフルに活用した今回の授業は子供役になってくれた七期生も楽しそうに活動しているのを見てきっと本当の子どもたちも楽しくかとどうしてくれると思った。しかし、ICTを使うことが目的となってしまい学びやメリハリがないと教材研究のときに指摘してもらいました。私も授業を考えているときに知らない間にICTを使うことに重きをおいていたと反省しました。端末を使って交流したら何に気づいたかなどクラス全体で学んでいることを示す見解が必要だと思いました。子どもたちが授業終わりが「何について勉強したかわからないけど楽しかった」という声を出させないような学びの時間をとることが大切だということを学びました。

 3つ目は、子供の思考になって授業づくりや教材研究を行うことです。今回の模擬授業は教材研究も大切な本編であったようにかなり濃く行いました。1つ目に大切にしたいことで書いたように授業後に子どもたちから出てほしい言葉をゴールとし、そこにたどり着くためにどのような発問の仕方だと誰もおいてくことのなく子どもたちのもっと学びたいという気持ちを活かせつのかを考えること必要があります。当たり前のことですが考えが飛躍したり、授業者の誘導尋問担ってしまうことがあるので入念に考えていく必要があると思いました。実際に教材研究で子供の思考で考えたときに自然と次の活動につながる言葉が出たときは発問次第でこんなに自然と言って欲しい言葉が出てくるものなんだと鳥肌が立ちました。

 最後に4つ目は、使うツールについてもっと事前に使いこなしておくことです。今回の模擬授業は私と吉久さんと下野さんの三人で指導案を考え、代表して下野さんが授業者として、形にしてくれました。私は「ジャムボード」というデジタルホワイトボードの準備のかかりだったのですが、準備不足で「ジャムボード」にはテキストボックスがなく、直接文字を打つことができないという特徴を把握していませんでした。これによってかなり迷惑をかけたので当たり前のことですが初めて使うツールは使いこなせる状態にしないと行けないと思いました。最終的に直接打ち込むことができなくてもいい授業ができましたが、ジャムボードの他にも最適なツールが有るのではないかと思いました。

 このように、何回ゼミを行ってもまだまだ改善することはたくさんあり、学ぶことがたくさんありました。実習まで残り三ヶ月を切り、教員採用試験まで約一年となりました。かなり焦っているのですが七期生のメンバーと一つ一つの学びを楽しみ、学びの環境に感謝して頑張ります!(高橋)


 こんにちは。7期生の吉久です。

 今回のゼミではICTを使った模擬授業を行いました。ICTを活用した授業を作るのは初めてであったため、不安や戸惑いがたくさんあり、試行錯誤して行いました。実際に模擬授業をやってみると改善すべきところがたくさんありました。
教材研究で学び得たことで、特に印象に残ったことを2つお話しようと思います。

 1つ目は、「ねらいを明確にすること」です。
 私たちのねらいは、「伝えるための二文構成の大切さに気づくこと」でした。ですが、生活と国語の教科横断型ということもあり、なかなかねらいを明確にすることができませんでした。また、発問をいくつか出したり、ねらいに教師が持っていくような発問をしてしまったりすることもありました。そのため、狙いの的を絞り、発問は1つにすることが大切であるということを学びました。

 簡単な発問から自然と子どもたち自身がねらいに迫っていくことのできるような発問を意識していきたいです。

 2つ目は、「ツールの活かし方」についてです。私たちは、ジャムボードというツールを用いて授業を行ったのですが、事前準備が不十分であったために、授業で予期していなかったことが起こりました。教師がツールを使いこなしていなければ、子どもに教えることができません。そのため、事前に十分な時間をかけて、ツールをどのように活かせばよいのか研究しなければならないと強く思いました。ジャムボードに限らず、他のツールでも試行錯誤を繰り返し、使いこなせるようにしていこうと思います。

 教材研究では、玉置先生やゼミ生の皆で交流し、皆の意見により、教材がよりよいものになっていくことが実感できました。授業づくりの難しさや楽しさを知ることができました。今回もたくさんの学びがありました。本当にありがとうございます。

 一緒に授業を考えた下野さん、高橋さん。全員国語を選択しており、国語に関する授業を深く考えることができてとても嬉しかったです。ありがとう!そして、おつかれさま。(吉久)

2021年7月13日仕事日記

 8時30分ごろ家を出て、ホテルプラザ勝川へ向かう。9時10分頃着。近くのモスバーガーで休憩。

 10時から15時前まで授業と学び研究所会議。新主任研修の内容と8月末の合宿の話題について検討。難産の末、すっきりとした内容に決まる。

 16時前に帰宅。8月4日午前訪問の長久手市立南中学校現職教育の資料作成。8月6日午前の一宮市教育委員会主催の教務主任研修の資料作成。

 20時からオンラインで文科省の武藤さんに柳瀬さんも同席してもらって相談。21時終了。まずは動いてみることを決める。

2021年7月12日仕事日記

 9時30分から大分市教育センターのお二人と、26日の校長研修の打ち合わせをzoomで行う。指名発言で参加者の皆さんとやりとりをしながら進めることを確認して、打ち合わせ終了。

 11時から2回目のワクチン接種のため小林外科・内科へ。15分待機中も何事もなく帰宅。

 夏に依頼を受けている研修の資料をできるかぎり作っておこうという気持ちになり、次から次へ作業。

 7月30日福井県教育総合研究所主催の「オンライン中学校数学科研修講座」の後半資料作成。箱ひげ図を話題にしながら「データ活用」が目指している授業展開を考えてもらう内容を決定。

 8月2日の紀北教育研究所主催の対面での「授業づくり」講座の内容を依頼文をもとに決定して作成。

 8月3日の安城市教育委員会主催の対面での「ICT活用による学び合い」をテーマにした講演内容を決めて作成。

 8月4日の東海市立教員研修センター主催のハイブリットでの「対話と深い学び」をテーマにした講演内容を決めて作成。

 ありがたいことに副反応は特になく、サクサクと作業を進めることができた1日。

 夕刻には大学から先日の教育フォーラムをまとめたサイトURLの確認依頼が届く。アクセスしただけで感激。さすがプロの撮影は違う。

 研究室HP記事は、7月9日の7期生ゼミの初のICT活用授業提案の記録。今井さん、岡君、久野さんが発信。「活動あって学びなし」の指摘は、相当インパクトがあった模様。

 野中信行先生から新刊書が届く。今回は「困難な現場を生き抜く! やんちゃな子がいるクラスのまとめかた」。先日の教師論の講義は「学級崩壊」を経験したことがある学生が多いことにショックを受けていたこともあるが、まさに改めて学級崩壊について捉えなおしてみようと思っていたところに届いた新刊。野中先生に深謝。
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7月9日 ゼミでの学び(今井、岡、久野)

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 こんにちは! 7月9日に行ったゼミでの学びについて、今井、岡、久野の3名の学びを載せさせていただきます!


【活動あって、学びなし(今井)】
 今日からの7期生ゼミは、3回にわたって、ICTを使った模擬授業と教材研究をしていきます。
 今日はジャムボードを使用した、国語と生活の教科横断型の授業でした。生徒役としては、活動的でとても楽しかったです。
 今回のゼミを通して、ICTが目的ではなく、手段として利用しなければ、授業でICTを使う意味がないということを強く感じました。ICTを使って活動しただけの授業では、学びがありません。ICTを使った先に何を学ぶことができるか、ICTを使うことで出来ることは何かを、考えていかなければいけないと感じることができたゼミでした。
 模擬授業、検討会を通して、授業技術を学び、みんなで意見を出し合いながら授業を考えるのはとても楽しかったです!残り2回のゼミも沢山学び合いたいです。(今井)

「岡」
 こんにちは! 最近めっきり熱くなってきて家にいるときはほとんどクーラーをつけてしまう岡です。
 今回は7期生では初めてICTを使っての模擬授業と検討会について学んだことについて書かせていただきます。今回は生活と国語の教科横断型の授業にジャムボードを使って行いました。とても面白くて楽しい授業でした!大学生の私がやっても楽しくいい活動の多い授業だなと感じました。
 そのあとの検討会で玉置先生から出た意見で自分の心に刺さった言葉あります。それは「活動あって学びなし」です。確かに今回の模擬授業では活動はとても楽しかったです。しかし、授業の学びの部分はどこだったと聞かれるとしっかりと答えられないと思いました。授業を受けている側の生徒役がこのような感想を抱くということは子供も同じことを思うと思います。私は授業を作るときは子供が楽しい活動を作ることを意識することばかりに気を取られていました。
 今回の授業を受けて、学びの部分も大切にしていきたいと思いました。今回は模擬授業だけでなく、教材研究もしっかりと行いましたが、とてもためになり楽しかったです。授業を頭から一ずつ考えていくことは、自分の頭の中がクリーンになっていく感覚がしてこれがあと2回もできる思うと、どこまで教材研究力が伸びるかと思うと楽しみです!
 これから残りの回数が少なくなってきたゼミですが、1回1回全力でやっていきたいなと思います!(岡)

【ゴールありきの活動(久野)】
 今回は、ICTを使った模擬授業に生徒役として参加した後、授業についての検討会を行いました。
 今日の授業は、活動的である反面、学びのねらいが子どもに伝わりにくいものでした。活動は学びのための手段であり、授業のメインにしてはいけないこと、目的にしてはいけないことを学びました。授業を組み立てる際は、まず一番に、授業のゴールを定めること。その上で、そこに向かうための活動を仕組むことが大切だと感じました。
 実際に授業を受けるなかで、今まで知らなかったICTのデメリットも痛感しました。端末を使うことで、みんなの意見を即座に共有して見合うことができます。オープンカンニングを気軽に行える反面、端末を見るだけで全て事が足りてしまうという悲しい一面もあります。デジタルを盲信してはいけないと強く感じました。デジタルとアナログ、それぞれの特性を理解した上で、場面に合わせて使い分けていきたいです。(久野)

2021年7月11日仕事日記

 9時30分から12時ごろまで、啓林館QR研究会にオンラインで参加。第1回もそうだったが、実に濃密な会議で、あと1回で重要な結論を出さないといけない会議。すでに提出した自分の考えを説明した後、他の委員の意見や事務局の話を聞いているうちに、浮かんだアイデアもあって、やはり対話は大切だと思えた3時間弱。

 7月末の宿題提出が求められたが、さっそく取り掛かった方がよい提案ができると考えて宿題作成。宿題を先出ししたことで他の委員がもっと良い案を出してくれると期待してのこと。

 7月30日は福井県教育総合研究所からの依頼で、「中学校数学科研修講座 主体的・対話的で深い学びを実現するデータ活用の授業づくり」のオンライン研修を行う。

 1時間の講義のための資料は完成。参加者による数学的活動を研修に入れたいと思い、自分で行ってみたが、はたしてこのようなことがブレイクアウトルームでできるだろうかと心配になり、相談メール。

 名古屋市教育委員会教職員課から依頼を受けたある研修の資料づくり開始。オンライン講演ではなく、資料提供となったので、さらに資料作りで悩むことになったが、始めてみることだと判断して、意識して収集しておいた資料をもとに参加者配付資料作成。

 研究室HPは、先日、新聞掲載された「尾西歴史民俗資料館でのイベント企画」に関する本人からの報告。学生ができる見事な社会貢献活動。ぜひご一読を。

一宮市尾西歴史民俗資料館での活動 (下野)

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 こんにちは、7期生の下野です!
 先日、玉置先生にご紹介あやかりました一宮市尾西歴史民俗資料館の夏休み企画の新聞記事について、さらに私から宣伝も兼ねて、、、(笑) 。
 今回の社会貢献活動についての想いを綴りたいと思います。

 尾西歴史民俗資料館との出会いは、博物館学芸員資格課程の講義での実地調査でした。
 
 私が学芸員資格課程の取得を目指した理由は、「面白い社会科見学を作りたいから」です。
 社会科見学というと、なんとなく博物館に行ったり、なんとなく工場に行ったり、帰ってきたらなんとなく新聞を作ったり、手紙を出したり、そういったイメージも少なからずあることは否めないと思います。そこで、私は学芸員資格があれば、学芸員さんの気持ちと学校側の気持ちの双方を知り、さらに、子どもたちに展示資料の見える部分だけでは収まらない視点を届けることができるのではないかなと考えました。

 今年の5月中頃、一宮市尾西歴史民俗資料館の学芸員さんから電話が入りました。「夏休みの企画を考えたい」と。
 びっくりしました。携わることができることに感激して、飛んで資料館に向かったことを覚えています(笑)。
 
 企画書から、ワークシート、チラシ、プレゼントのキット。そのどれもが手作りです。正直、ここまで形になるなんて思っていませんでした。私がポッと思い浮かんだ「本物を見て、触れてもらいたい」という言葉がここまで具現化するなんて、考えた私が一番びっくりしているのかもしれません(笑)。

 さて、「本物を見て、触れる」。これは、コロナ禍の博物館にとって大きな課題です。各地の博物館では、YouTube チャンネルの開設や VR映像の公開等の様々な活動が試されています。どれも素晴らしい活動です。コロナ禍だからこそ、おうちで展示品や収蔵品が見られるのですから。
 しかし、どうでしょう。人は、観たものをわざわざ足を運んで本物を見に行くでしょうか。相当な興味関心を惹くYouTubeチャンネルやVR映像であれば、問題はないでしょう。しかし、現実は難しく、人が一度見たものをまた見に行くことはそうそうありません。
 だから、私は子どもたちに「本物を見て、触れて欲しい」と考えました。本物の展示品や収蔵品が私たちに与えてくれる感激は、なんとも言えないゾクゾク感があります。人文系の資料であれば、その時代に私達は生まれていなかったのだけれど、「もの」は大切に保存され、伝えられているのです。時代は繋がっていたのだなと感じることができます。この感動は、YouTubeやVR映像ではなかなか味わえません。目の前に見えても存在しないのですから。

 コロナ禍だからこそ、「本物を見て、触れて!」といった想いを今回の企画に込めました。もちろん、感染症対策には念には念を入れて。
 たびぞうという資料館のキャラクターを、館内のおすすめポイント10箇所に置きました。たびぞうは、館内を旅しているガイドです。たびぞうの旅を見届ける子どもたちの手には、手作りのワークシートと手作りのおすすめポイントの説明が載ったカードがあります。
 低学年も高学年も小学生全員が楽しむことができるよう、ワークシートは2種類作りました。10箇所のたびぞうを見つけたら、手作りキットがプレゼントされます。

 今回の企画は、「本物を見て、触れる」ことに主眼を置いたものです。資料館の本物の収蔵品の力で子どもたちが、人文系も良し、自然史系も良し、なんでも良し、何か一つでも知識や学びを得てくれれば嬉しいです。そして、資料館が子どもたちの学びの出発点となるよう、そのぐらい資料館が身近な存在となれば良いと思います。

https://edu.chunichi.co.jp/news/detail/11001

(下野)



2021年7月10日仕事日記

 9時から「みんなで輝くGIGA活用楽会」オンラインに参加。端末活用の状況や問題点を出し合って情報交流。

 4つのグループに分かれて端末活用を前提した授業づくり検討開始。僕は芝田先生グループに入る。統計教育での端末活用はあることから数学授業で一番関心があることもあって、自分の思いを伝える。あらためて考えてみると、まさに的確な課題である(笑)と再認識。いずれにしてもこの分野での実践は必要と自覚。12時まで神戸フェローと栗木フェローの采配で有意義な時間となる。

 疲れが蓄積しすぎている(泣)。座っているのもしんどくなり、横になる。4時間ほどしっかり寝る。疲れがなくなったわけではないが、幾分、心身ともに回復したので
再びPCに向かう。

 この夏に依頼を受けている「学習評価」に関する講演。これまでも数カ所で話してきたが、最新情報を手にしたこともあって、再構築。7月29日に訪問する東郷町立音貝小学校現職教育向けの資料は完成して送付。

 いなべ郡市校長会から依頼を受けた「働き方改革と学校マネジメント」の講演資料づくり開始。これまでの資料をもとに、現実的な手法を整理してまとめる。ほぼ完成。今日もほぼ二つの資料が完成。やれるときにやっておかなければという気持ち。

 明日の啓林館QR研究会の提案資料を見ながら、いろいろと考える。一人一台端末を前提とした授業での活用をしっかり考えたいと思う。
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