2021年10月17日仕事日記

 昨日の「未来を拓く学校づくり研究会」の立ち上げ会で、新情報を得て、さっそく小崎先生と前田先生と新たなつながり。いずれも新展開ができそうな気配。

 山田貞二先生から、昨日の会の議事録が届く。まとめ方のうまさに感心。これなら今後の展開が考えやすい。次回、授業と学び研究所会議にあり方について提案。

 ゼミ加入相談メールがいくつか届く。時間調整開始。明日からは7期生中学校教育実習が始まる。授業訪問が楽しみ。心配事は時間調整。

 立川談慶師匠との共著本原稿2本ができて編集へ送信。今日の一つ目の目標達成。

 誕生日が過ぎたので、年金書類作成。記入説明を何度も読み、ミスがないように慎重に記入。夕方には投函。これでもう一つの目標達成。

 研究室HP記事は、下野さんの「国語を学ぶ理由」。明日からの実習も意識した記事。

 夜は久しぶりに行きつけのお店「味大」へ。美味しすぎて食べすぎ。帰宅してもしんどくてしかたがない(泣)。

 誕生日ケーキをもらい、夕食後デザートの楽しみができた(笑)。
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国語を学ぶ理由(下野)

こんにちは、7期生の下野です!
小学校実習を終え、早2週間。中学校実習が目前となりました。私の専門は、国語です。国語を生徒達に教えます。そこで、今回は「国語」について私が考えることを綴りたいと思います。

芥川龍之介が遺した言葉です。
「文章の中にある言葉は、辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ。」

私は、この言葉を大切にしています。
文章を美しくする言葉。辞書から取り出す言葉の一つ一つを文章にする時、それは美しくしなければならない。

私は、物書きではありません。それでも、レポートやこういった記事や手紙や、現代風で言えばLINEやInstagramなんかでも文章を綴ります。

人は、皆文章を書く機会が生まれることでしょう。「国語」とは、「国」の「語」と書くのですから、日本であれば日本語となります。嬉しいことに、日本語は美しい。

ほぼ日刊イトイ新聞にて、
「日本語の場合『美しい』と『とても美しい』では『美しい』の方が美しいんです。」
と綴られました。

辞書的に見れば、「とても」という副詞がつくのですから「とても美しい」の方が美しさが勝っています。しかし、違うのです。「美しい」。たった一言でいい。これが文章内に含まれる時、きっとそれは辞書にある言葉を越えて、文章に美しさを加えたこととなる。

日本語は、儚く脆く綺麗だ。
そんなことを私は子どもに教えたいです。

国語は、感性だと言われます。たしかに感性でしょう。でもそれは必ず誰しもが持ち合わせています。偏差値や点数だけではない、日本語の美しさを感じてもらう授業を目指したいと思います。

国語を学ぶ理由は、「美しさ」を感じられるようになるから。私はそう位置付けます。
人生において、沢山の美しいものを見た時、きっとその感性が働き、見えるものをうんとうんと美しくさせると信じています。
(下野)
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2021年10月16日仕事日記

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 本日なんと(笑)65歳誕生日。こんな歳になったのだと自分で驚く年齢。お祝いメールなどをいただき恐縮。

 連載中の週刊「教育資料」の第70回目の原稿書き。「4人対話での留意点」をまとめて編集部へ送信。

 朝から落ち着かない。今日は「未来を拓く学校づくり研究会」の立ち上げ日。冒頭プレゼンに手を加えたり、お声かけをした皆さんの名前を進行表に書き写したり。今日は顔見せ会とはいえ、1回目が重要。参加して良かったと思ってもらえる展開にするために熟考。

 14時開始で16時40分頃、第1回目無事終了。会を立ち上げた僕の思いは、写真から読み取ってください。

 25名の方が参加していただき、自己紹介と解決したい教育課題を話していただく。それだけで2時間30分。しかも一人一人が濃密で、会が進めば進むほど、ワクワク感が高まり、終了してもしばらく高まりは収まらない。いやあ、65歳誕生日にもの凄い会が立ち上げられたと興奮状態。

 予想を遙かに超えた皆さんからの提案に次の一手を悩むばかり。授業と学び研究所の皆さんに知恵を借りるしかないので、相談メッセージ発信。

 家内の作品をラピオに搬入手伝い。その足で、ここのラーメンの味は最高!と聞いた店へ向かう。さすが行列ができる店。でも、僕にとってはごく普通。確かめることができたことがなりより。

 研究室HP記事は、10月10日第2回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学びを吉久さんと金子さんが発信。堀田敦士さん撮影の素敵な写真を今回も紹介。

教師力アップセミナーでの学び(吉久、金子)

 こんにちは、6期生の金子です。先日、教師力アップセミナーが行われました。参加したゼミ生の中で、7期生の吉久さんと私の2人分の記事をまとめました。是非ご一読ください。

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 こんにちは。7期生の吉久です。10月10日、「第2回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 私は学校心理専修、国語選択ということであり、野口先生の国語の授業づくりの奥義を真似させて頂こうという心持ちでセミナーに参加しました。そこでの学びについて書いていきたいと思います。

 私は、国語学力形成の3つのことと、「学習用語」の大切さについて学ぶことができました。

 国語学力を形成するためには「入手・獲得」「修正・訂正」「上達・向上」の3つのことが大切です。入手するものも修正するものも量が多ければ多いほど良く、それだけで終わるのではなく、そのためには向上心を持たせることが必要であることが分かりました。
子どもに国語学力を形成させるためには、教師自身も子どもに教えるために意欲的に多くの情報を入手し、その情報の正誤を確認する必要があると思いました。それを前提にし、子どもの意見を否定できる力を身に着け、教材文を望ましく読めていなければならないと思いました。私は、教材研究を行う際は、その教材を何度も繰り返し音読し、どのような言葉や表現が使われているか考えることで、その教材についての理解を深めていきたいです。

 本来、どの科目も科目内容を基に教材内容を教えるはずが、国語は教材内容のみを教えていることが一般的に多いことを今回のお話で感じました。教科内容を教えるためには、「学習用語」を押さえることが大切です。学習用語をきちんと押さえることで、教材の内容を上手に理解させることができると思いました。

 題名から丁寧に教材内容に迫っていくと同時に「学習用語」を押さえていく授業が印象的でした。そうすることで、始めの段階で自然と国語という科目内容に興味を持ち、捉えることができるように感じました。

 私は今、中学校実習を控えています。今回のお話で学んだ、国語学力を形成するための3つのことと、国語という教科内容を教えられるように「学習用語」を押さえられるようにしたいです。そのためには、何度も繰り返し教材研究を行っていきます。(吉久)



 こんにちは、6期生の金子です。先日、教師力アップセミナーに参加しました。そこで学んだことをまとめたいと思います。

 今回は、野口先生に国語の授業の奥義を教えていただきました。これまで国語の授業のセミナーを受けたことは無かったので本当に勉強になりました。

 私が今回1番考えさせられたのは、授業で国語学力の形成をするという基本的な部分についてです。基本的で、必要不可欠であることにも関わらず、自分は今まで意識したことがなかったと思いました。野口先生は、文章の題名や始まりの一文一つ一つにおいて大切なことを読み取っていました。当日の題材であった、「ウナギのなぞを追って」では、なぜ「ウナギ」は漢字なのだろう?本文に出てくる「マリアナの海」ってなんでカタカナでどこにあるんだろう?「真南」という言葉に使われている「真」ってどういう意味だろう?等、ひとつひとつの疑問に迫っていました。言われてみれば、「ウナギ」は漢字でも表記することもできるしひらがな表記もよく目にします。ですがそこにはしっかりと国語的な理由があったり、「マリアナ」の場所を知ることで、よりリアルに考えたり出来ました。教科書に書いてあるから、気にもせず何となく、と思っていたことを深く追求することで、物語にぐっと迫るだけでなく、国語能力が形成されることが分かりました。

 自分自身、国語では作者や登場人物の思いを読み取ることができれば満足していた気がしています。ですがそうではなく、基本的な文法であったり言葉等の国語能力を形成するという基本的なことが大切であると強く思いました。今回のセミナーで、授業において自分に欠けていた考えに気付かされました。それを今後は意識し、学びを活かしていきたいです。

 あと半年で、私は教師として教壇にたちます。小学校では、どの科目も担任が担当するので、今後も教師力アップセミナー等で、授業技術を勉強していきたいです。
野口先生、牧野先生、石川先生、いつも貴重な機会をくださる酒井先生、玉置先生、本当にありがとうございました。また、よろしくお願い致します。(金子)

※写真(堀田敦士撮影)は、20217年2月26日の教育と笑いの会からです。
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10月10日 第二回教師力アップセミナーに参加しての学び(池戸、松浦)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!久しぶりの記事投稿になりますが、今回は10月10日に参加させていただいた、第二回教師力アップセミナーについて書かせていただきます!

 今回のセミナーは玉置先生も尊敬している授業名人の野口芳宏先生をお招きするということでどんな話を聞けるのかとても楽しみにしていました!!

 実際にお話を聞いてみて、どんな質問に対する答えにも話の一貫性があり、野口先生の中のとても強い軸を感じました。それは、常に事の本質は何かを考えていること。頼まれたことを断らないこと。「から」の努力を惜しまないこと。これらを実際に実践し続けてきたからこその説得力がありました。

 また、セミナーの中で小学校の教員はすべての教科を教えなければならず、教材研究の時間が足りないがどうすればいいのかという質問がありました。それに対して野口先生は専門の教科だけは常に精一杯やる。そこで学んだことを他の教科に生かすとおっしゃっていました。この言葉を聞いて私は、教師という職業にとって自分はこれだったら負けない!と思う強みを持っている事の大切さを感じました。そして自分の強みといえば、間違いなくこのゼミで学んだ授業技術であると思っているので、これを誇れる様にもっと磨いていかなければいけないなと思いました。

 最後に、このセミナーは私にとって自分が教師として働いていく上での軸はなんだろうと考えるとても良い機会になりました。野口先生の様に堂々と人に誇れる様な軸を持った生き方をできるようになりたいと思いました。野口先生、そして教師力アップセミナーに携わってくださった方々、貴重な機会を設けてくださってありがとうございました。(池戸)


 こんにちは!6期生の松浦です。今回は10月10日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。野口先生の貴重なお話を聞かせて頂けて、とても勉強になりました。特に印象に残っていることが2つあります。

 1つ目は教師が否定する力を持つということです。私は今まで、教師は子どもの意見をできるだけ肯定するべきだと思っていました。しかし、今回の先生のお話の「子どもには不備・不足・不十分があるからこそ、授業をする意味がある」という言葉を聞き、たしかに!とハッとしました。子どもたちの様々な考えや意見を頭ごなしに否定することはしないようにしたいですが、子どもたちが「学力を形成するため」に否定をする勇気は必要なんだと知りました。自分にはなかった考えだったので、視野が広がった感じがしましたし、これから授業をする際に意識していきたいと思いました。

 2つ目は「から」の努力をすることです。これは教師としても、人としても大切にしたいことだと思いました。現在の私に一番置き換えやすいのは教員採用試験が終わって「から」の努力だと思います。今まで試験に向けて努力をしてきたつもりですが、それが終わったことで少し気が抜けている自覚はあります。開放感に浸ることも大切だと思いますが、残り半年間、4月から教壇に立つという意識を持って、努力をしようと思いました。つい、怠けてしまいそうになりますが、自分に厳しく、頑張りたいと思います!!!

 野口先生、関係者の皆様、貴重な経験をありがとうございました。(松浦)

※写真(堀田敦士撮影)は2017年12月2日の教育と笑いの会からです。
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2021年10月15日仕事日記

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 今日はEDUCOM事業計画発表会で、授業と学び研究所としての発表が割り当てられている。所長として5分間の報告並びに計画を伝える役目があるので、そのプレゼンづくり。

 今日も届いた依頼メールに返信。自分の主張と同一だが、その視点で話したことはないことで承諾を迷いながらも、これまでの付き合いで了承。

 9時30分からEDUCOM事業計画発表会。午前はMVVのvalueの発表。それを受けて社員の皆さんと協議。

 午後は我が研究所の発表から。メインは神戸フェローなので、5分で「授業と学び研究所RITLのこれまでとこれから」と題してプレゼン。

 16時30分まで続いた各部からの発表。スクールライフノートのさらなる改良報告があったり、その普及具合を知らせてもらったりと、ワクワクすることの連続。いやあ凄い!の一言に尽きる。研究所としてもさらに頑張らねば!という気持ちに。

 連載中の週刊教育資料第70回目の原稿書き。途中で力尽きる。明日スタートの「未来を拓く学校づくり研究会」の冒頭プレゼンづくり。明日は65歳となるいわば記念日。その日にスタートできる新企画。皆さんと知恵を出し合い、教育界に一石を投じたい。

 研究室HP記事は、「第2回教師力アップセミナー野口芳宏から学ぶ」の第2弾。7期生の今井さん、岡君の記事。写真は過去の「教育と笑いの会」から。

教師力アップセミナーにて学んだこと(7期生 岡、今井)

 こんにちは!7期生の岡です。今回は、教師力アップセミナーで学んだことについて、岡と今井さんの記事を共同で載せていきたいと思います。よろしくお願いします。

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 こんにちは。7期生の今井です。第2回の教師力アップセミナーは、第1部で野口先生の国語授業の奥義を学び、第2部では、現場の教師と野口先生の対談形式での質疑応答という構成でした。
 
 第1部の題材は、4年生の「ウナギのなぞを追って」でした。これは、私が教育実習で授業をやらせていただいた題材でした。このセミナーの話を聞いて、運命だ!とすぐに参加を決めました。

 私が野口先生のような素晴らしい授業ができるわけはないということは分かっていながら、同じようなことを出来ていたらいいなという少しの期待感を胸に抱きつつ、セミナーに参加した私ですが、中々人生上手くいきませんね(笑)

 私がこのセミナーで学んだことは、「国語学力の形成」とは何かということです。自分自身、見落としていた点でした。教育実習で、私がこの「ウナギのなぞを追って」の授業をした時、「ウナギのなぞが解けた。」や、「ウナギの赤ちゃんがレプトセファルスということが分かった。」という振り返りを見て、モヤモヤしていた自分がいたのです。その時は、何か違う気がすると思うことしか出来ませんでした。しかし、今回のセミナーで、これだ!となりました。国語というより、理科の学びのようになってしまっていたのだということを感じました。私が、国語で学ぶべき内容を教えられていなかったのだなと反省しました。
 
 国語の力は、活動を行って良く中で、子ども自身が気付かないうちに自然に身についているものだという認識が私の中ではありました。しかし、時には、教師が教えることも大切なのだということを今回のセミナーで学びました。

 野口先生の本質を見失わない国語授業を見させていただき、沢山の技を学ばせていただきました。野口先生のおっしゃっていたことの中で、実習中に自分が出来ていたなと感じたのは、ウナギの漢字「鰻」を紹介したことです。それだけです(笑)一つしかなかったけど、一つだけでも出来ていて良かったです。

 第2部の対談で野口先生は、「学びたいという気持ちは、今でも。」とおっしゃっていました。とても素敵だなと思いました。この気持ちが、先生が長年評価され続けることに繋がっているのかなと感じました。私も、常に学ぼうという気持ちを忘れずにしていきたいです。(今井)


 こんにちは! 小学校実習が終わり少しほっとしている岡です!今回は第2回教師力アップセミナーに参加させていただいたので、その感想について書きたいと思います!

 まず、第一部では授業名人の野口先生による国語授業の奥義を学びました。私は実習では国語をすることはなかったので、とてもワクワクしていました!

 まず、私は国語に対して物語を読んで、児童がそれについて色んな意見をしながら拡げていき、まとめに持っていくという流れをざっくりと想像していました。しかし、野口先生がお話されたのはそんな単純な話ではなく、国語学力の形成についてでした。確かに国語という科目は今までの経験の中でもなんとなく力が身についたと実感をすることが少ない科目でした。

 授業であるため児童にとっても授業者にとっても授業で形成されたという体験がとても重要です。そのための奥義として私が1番驚いた点は先生がしっかりと否定する力を持つということです。私のイメージだとみんな意見を尊重しながら、授業は作っていくイメージでした。しかし、児童や生徒であるため当然不備、不足、不十分があるのは当然です。これをしっかりと指摘してあげることが国語学力の形成に繋がります。これは、主体的な学びを意識し、児童の意見を尊重しようという意識の強かったわたしにはとても驚きでした。この点については、国語の授業をする時にしっかりと実践していきたいなと思いました。

 次の第2部では、野口先生と現役の先生との対談でした。私がこの中でもっとも印象に残っていることは、小学校は全教科やらなければいけないから教材研究時間が足りないという現役の教員の方の話に対して、野口先生は専門の国語は精一杯やる。他の科目は少し手を抜くが国語を精一杯やってきたことが必ず生きてくるというお話でした。私は専門が算数•数学なのですが、ついついどの教科も上手にやりたいという気持ちが強かったなと思いました。よく考えてみたら、算数や数学の授業もまだまだ自信があるわけではないのに、欲張り過ぎているのだなと思いました。そのため私はこのお話から自分の科目をまず精一杯これからのゼミの中で高めていこうと思いました。当然他の科目も全力で取り組みますが、算数や数学なら大学でかなり考えて、やってきました!と自信をもって言えるくらいこれからのゼミで高めていきたいという想いが芽生えました。まずは、すぐに中学校実習があるので、そこで全力で自分の科目と向き合っていきたいなと思いました。
今回はこのような貴重なお話を聞かせていただいた野口先生本当にありがとうございました。(岡)

※写真(堀田敦士撮影)は2017年2月26日小樽での「教育と笑いの会」での野口芳宏先生と玉置です。
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2021年10月14日仕事日記

 7時30分頃、研究室着。いつものルーティン。

 1・2限「教育課程論」。火曜日と同じように、1限は「授業時間数」の深掘り。2限は「総合的な学習の時間」の深掘り。火曜日と同様に様々な意見をもとにねらい以上の到達点へ。

 7期ゼミ生の岡君、下野さん、高橋さんと外食へ出かける。こういう時間は超久しぶり。これからも機会を作って、ゼミ生とこうした時間を通して互いに理解を深めたい。

 研究室に戻る。EDUCOM事業計画発表会1日目を視聴。並行していくつかの仕事。

 16時30分に玉置研究室でのゼミ活動ヒアリングに2年生1名来研。思いを聞きながら、いくつかの助言。

 17時30分ごろに大学を出る。高速道路に入る前に「渋滞情報」が出て、気にしつつ入る。この判断は大失敗(泣)。通常50分くらいで帰宅できるところが、なんと2時間30分かかって、ようやく帰宅。20時からedutalkを予定していたが断念。とはいえ、ほんの少しずつ動いている中で、slackには中止連絡入力ができず。ところが代筆を依頼しようにも電話がつながらず。まさに踏んだり蹴ったり。ようやく山田先生に繋がり、中止連絡をすることができて、ホッとする。

 帰宅できたことだけでヘトヘト。やろうと思っていたことができず。

 研究室HP記事は、10月10日開催の「第2回教師力アップセミナー」のゼミ生の記録発信開始。まずは、中野さん、下野さん、田中君の3人から
 

教師力アップセミナーにて学んだこと (6期生 中野 、7期生 下野 田中)

 こんにちは!6期生の中野です。今回は、教師力アップセミナーで学んだことを書いていきます。そして、この記事は共同のものなので、7期生、下野さん、田中君の記事も掲載しますので、よろしくお願いします。

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 今回のセミナーで、私が特に印象に残っているのは、野口先生のおっしゃられた、授業は必要の連続によって作らなくてはいけないということです。これは、授業には、これをやればいい!という決まったテンプレートのようなものは無く、子どもたちに合わせて、授業の内容に合わせて、必要なことをその都度行わなければならず、この授業の時はこれは必要がなくても、今回はこれを行う必要がある。というように、授業は作らなくてはいけないということです。これは、玉置先生もよくおっしゃっている、授業はライブである。という言葉にも通じると思います。そして、そのためには、授業ごとの子どもに身につけたい力、目標を、教師自身がしっかりと設定、意識していることが大切だと思いました。私自身は、教育実習で、授業を行うことに必死になってしまい、授業内容を考えることばかり必死になっていましたが、それも、子どもたちにこの授業でこんな力をつけたい、こうなってほしいということをはじめに設定して、そのゴールに向かうためにはどんなことが必要かを考えて行かなければならなかったのだなぁと反省しました。
 
 来年から私も教師として教壇に立つので、このことを頭に置いておき、必要の連続によって作り上げる授業を作れるようになりたいと思いました。しかし、わかってはいても、中々これは授業に慣れないことにはできない授業の行い方だと思うので、がんばりたいと思いました。(中野)


 こんにちは、7期生の下野です。中学校実習を1週間後に控え、毎日ワクワクしたり、ちょっと緊張を感じたりとする日々を送っています。
 
 さて、そんな日常を送る中、10月10日に「第2回教師力アップセミナー」に参加させてい頂きました。今回のテーマは、野口芳宏先生から学ぶ国語科授業づくりの奥義と学び続ける教師の在り方についてです。

 国語専修に所属する私にとって、今回国語科の授業づくりについてお話を聞くことが出来ましたことは、大変貴重な学びとなりました。特に、「学習用語」についてのお話は、ハっとさせられるものがあります。

 国語の授業は、教材内容、謂わば教材の中身を中心とした授業が展開されます。では、それ以前の国語の学習をする上で必要となる教科内容についてはどうでしょうか。私自身、国語専修で指導案を作成する際、教材内容ばかりに目を向けていたように感じます。しかし、それは一つの単元で学びが止まっていしまいす。国語の学びは、内容を読み取ることが全てではなく、「あの説明文のときはこの読み方だったな」「こういう言葉は、外来語なのか」等のように積み上げていくことが大切なのだと野口先生のお話から学びました。

 中学校実習を控えています。私の専門は国語。小学校実習とは、違った専門性を求められること、大好きな国語だからこそ生徒に教え共に学びたいことが沢山あります。教科内容、教材内容の観点からの授業づくり実践していきたいと思います。

 教師力アップセミナーは、沢山の先生方のお力で運営されていますこと、存じ上げております。本当にありがとうございます。今回も深い学びとなりました。こうして学生のうちから現場に生きる教師力を身に着けさせて頂けていますことに感謝し、中学校実習では沢山の実践技術を学んでいきたいと考えております。(下野)


 こんにちは。7期生の田中です。小学校教育実習も無事に終わり、より教師になりたいという思いが強まりました!!今日は、先日参加した第二回教師力アップセミナーで学んだことを記事に書いていきます。

 今回のセミナーでは野口先生から国語教育の奥義、極意を学びました。私は教育実習で5時間国語の授業に挑戦する機会を頂きました。右も左も分からず取り組んだ授業では、指導書を頼りにして、教科書の内容を追っていくという授業になってしまいました。しかし、今回のセミナーを通して、国語学力の形成は以下の3つのことから成ることを学びました。1.知識などを入手、獲得する。2.意見に対して修正、訂正する。3.上達、否定することで向上する。という3点です。ここには、ただ教科書の内容を追うだけでなく、意味を考えたり、語句を獲得していく中で知識を身につけていくなど国語教育の本質的な意味があると感じました。簡単にできるようにはなりませんが、中学校の教育実習ではこのようなことを意識して、授業作り、教材研究をしていきたいと思いました。

 もう一つ大切だなと感じたことを書きます。私は今将来教師になりたいという思いをもって勉学に励んでおります。しかし、教師になる「まで」の努力でなく、教師になって「から」の努力が大切だと学びました。確かに子どもたちの立場に立って考えてみると、自分が学んでない先生から、「沢山学べ」と言われても説得力ないなと感じます。なので、目標は立てますが、そこまでの努力でなく、そこからの努力をし、学び続けていきたいと思いました。

 他にも多くのことを学びました。すぐに実践することはむずかしいかもしれません。しかし、教師の本質を捉えた教えだなと感じました。少しずつでもできるように意識しながら、まずは中学校の教育実習を一生懸命頑張りたいです。(田中)

※写真(堀田敦士撮影)は2016年12月10日の「教育と笑いの会」より、野口芳宏先生と玉置です。


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2021年11月13日仕事日記

 早朝から「中学校学級担任必携 生徒指導要録作成の手引き&所見文例1140」の「まえがき」を書く。何度も読み修正を重ねて編集部へ送信。ゲラ投函。

 9時に家を出て大学へ向かう。メール処理をいくつか。約束していた講演の対面決定連絡が続く。飛行機の手配など、急に忙しくなった感じ。

 2限6期生ゼミへ出かける。まったく予想もしなかった出来事があって大・大・大感激。そしてビックリ!写真のように、僕の誕生日お祝いメッセージに、セーターなどのプレゼントあり、ケーキもありで、なんと表現したらこの気持ちがわかってもらえるだろうかというほどの気持ち。ちょっと恥ずかしい記念撮影もあり。

 気持ちを落ち着かせてゼミ開始。金子さんと池戸君からの課題提示があって、今日も論議。「縦糸を張る」ことの定義から混乱。僕はあることを思い付き、金子さんに提案することにする。池戸君も何のためにICTを活用するのか、という根本的なことでも悩みを発露してくれて論議が盛り上がる。

 研究室に戻る。池戸君と相談。金子さん、久野さんがある決意の報告に来研。僕は念には念を入れての話をする。決意は変わらずなので受け取る。

 12時30分頃、吹田市立教育センターの福井先生から電話。教頭会研修会の内容確認。

 13時から30分間ほどで「実習委員会」開催。報告事項ばかりなので短時間で終了。

 14時10分ごろ、別ゼミの久野さん来研。赤坂真二先生に興味を持っての来研。まずは赤坂著書の読破を進める。

 金子さん来研。今日のゼミを振り返り、次の作戦を練る。その中で「縦糸・横糸理論」の横藤雅人先生に相談を持ちかけることを提案。もちろん承諾。さっそく夜に連絡をとることにする。横藤先生、ご快諾。ゼミ生にまた一人、偉大な教育者を紹介することができた。この喜びは大きい。

 返信をうっかりしていたメール処理をいくつか。

 16時から18時までオンラインで「CP委員会」。一気に雲が晴れて快晴を迎えた感じ。詳しく書けないが長い論議を経て、ベストの案ができたというとらえ。

 今朝、困り事の連絡があった過去のゼミ生が来研する可能性があるかもしれないと思い、1時間ほど待つ。どうも今日の来研はないらしい。大学を出る。

 帰宅。吹田市での教頭研修の内容を考える。電話で相談した内容と異なってくる感じとなり、相談のメール発信。

 総合教育技術2021年12月号掲載のゲラ確認。優秀なライターさんのおかげで僕の主張がわかりやすく書かれていることにいつものように感激。
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10月10日 レクサス星ヶ丘店でのセミナーに参加して(名桐)

こんにちは。6期生の名桐です。先日、志賀内泰弘先生にゼミ生をお招きして頂き、思いやりや親切を学ぶ会に参加させて頂きました。

まず、レクサス星ヶ丘の見学をさせて頂きました。レクサスと聞くと、日本の高級車ブランドというイメージがあります。その名の通り、アソシエイトの皆様は、一人ひとりのお客様に笑顔で応対し、内装の細かな部分にとてもこだわりがある、まさに上品な内観でした。

後に、志賀内先生の「ギブアンドギブ」のお話を聴きました。今回は思いやりや親切をメインとした会でしたので、私は来年から子どもを相手にすることを想定してそういったお話を聴いていました。

「ギブアンドギブ」を実践する上で、見返りを求めず、相手のことを思って行動できるかどうかが大切だと仰っていました。何かをしてほしいから、あるいは何かお返しが欲しいから相手に親切をするのではなく、相手にこうなってほしい、相手のためにしたいという能動的な感情の元動くことの大切さを痛感しました。関連することでよく話題になるのがボランティアです。無償で働くのになぜボランティアとして参加するのか。それは、お金よりも大切な目的があるからです。地域を救いたい、大会の成功に貢献したいなど、自分の気持ちが大切なのです。

その点、子どもたちは見返りを求めてしまうことが多いでしょう。「〇〇するから〇〇して!」であったり、「この前〇〇〇したから今度はあなたが〇〇〇する番でしょ」といったようなことが想定されます。何か報酬や相互に与えられるものが無いとやる気にならないのは、確かに共感できる部分もあります。ですから、無理に子どもたちの特徴に変化を求めるのも違うと思います。

私は、まずは子どもたちに、相手のことを思って行動できる利他の精神を、自ら示して行く必要があると思います。そして、子どもたちのなかで、「for you」の気持ちで動けている子がいたら、積極的に広めていくことが、相手のことを思って行動することの素晴らしさを伝えれるチャンスだと思います。そのような意識を持ち、来年度から教壇に立てればなと思います。

今回は、普段入ることのない場所で、普段関わることが難しい方々ととても充実した時間を過ごすことが出来ました。この経験を胸に刻み、思いやりや親切をすることの素晴らしさを子どもたちにも示していければなと思います。このような貴重な体験をさせて頂き、志賀内先生をはじめ、多くの関係者の方々に感謝をしたいです。本当にありがとうございました。(名桐)
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2021年10月12日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。珈琲とパンで朝食。

 1・2限は「教育課程論」の3・4回目。「授業時間数」の深掘りと「総合的な学習の時間の在り方」がテーマ。授業時間数の読み方、変遷による影響を考えることで1コマ。総合的な学習の時間の目標から現実を比較して、乖離している要因を追究。モデル的な実践映像を見て、その価値を見つける活動で1コマ。

 なお、前回の講義での質問を受けて、「学習指導要領改訂と教科書改訂の年度不一致」「共同体感覚の育成」について補足。

 12時30分、高島さん来研。中学校教育実習で指導を受ける先生から道徳指導案作成の指示があって、悩んでいるので相談に乗ってください、とのこと。与えられた読み物は、実習生としては展開が難しいと感じることは理解。生徒が考え活動した上で話し合うためのアイデアを提供。

 午後は「教育課程論」での学生振り返りを読み、チェック。質問に回答。その後は、もっぱら「中学校学級担任必携 生徒指導要録作成の手引き&所見文例1140」のゲラ校正。ほぼ終了。「はじめに」を書くと、依頼完了。

 18時ごろ、高木ご夫妻来研。来年4月2日、隂山英男さんと僕が登壇するセミナーを企画していただいていて、その打ち合わせのための訪問。自ら会を企画される若い高木先生には、僕自身がこれまで様々な会を企画してきたので重なるところが多く、親しく話すことができた。新年度早々の楽しみを与えていただけたことに大感謝。

 明日は1限「教職実践演習」担当はないことを確認。片付け物をして大学を出る。

 研究室HP記事は、下野さんの「京都市立西京高等学校のみなさんを名古屋にお招きしての勉強会&交流会での学び」。なぜ西京高校?と思われる方が多いはず。まずは記事を読んでください。

10月10日 京都市立西京高等学校のみなさんを名古屋にお招きしての勉強会&交流会での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!車好きの私は、この10月10日をとても楽しみにしていました。この日の会場は、キング・オブ・レクサスと名高いレクサス星ヶ丘店。入りたくても、容易く入ることの出来ない場所での勉強会に胸が躍る気持ちでした。

 本会へは、志賀内泰弘さんと京都市立西京高等学校のみなさんが「親切」「思いやり」をテーマに勉強会をされるとのことで、私達玉置ゼミ生にもお声がけ頂きました。

 私には、レクサス星ヶ丘店で伺ったお話で大変印象深い言葉があります。それは、「価値づくり」。
 レクサス星が丘店では、「お客様中心の価値づくり」を企業理念の一つにされています。「価値づくり」と聞くと、玉置ゼミ生のみんなは、ある言葉が浮かんで来ませんか?「価値づけ」「価値語」。玉置ゼミでは、「価値づけ」をするための「価値語」を大切に授業づくりをしますよね。私は、「価値づくり」という言葉を聞いた時、授業づくりや学級経営と似ている!!!と感じました。
 レクサス星が丘店にて、「価値づくり」とは、お客様を自身の大切な人のように想って接する接客を心がけられているそうです。これって、学級経営における大切なことです。教師業に置き換えれば、子どもたちを自分の大切な人のように想って接し、学校生活を過ごすことだと思います。「価値づくり」は、教師にとっての「価値づけ」であり、それを為す「価値語」なのだと位置づけました。

 勉強会の終盤、志賀内さんから「ギブアンドギブ」のお話がありました。見返りを求めない「親切」「思いやり」について。できますか?と問われると、少し自信がありません。人間ってどこかありがとう待ちなところがありますから。
 でも、それは大きなことをしようとしているからなのかもと思いました。ゴミを分別したり、エレベーターの開くボタンをエレベーター内にいる全員が降りるまで押していたり、飲食店で帰り際「ごちそうさまでした。」と伝えたり、些細な小さいことが自分の心をそっと優しく綺麗にしてくれるのではないでしょうか。それが、「ギブアンドギブ」。誰かに何かを与えているのではなく、対象は居ないけれどなんだか心が温まるような「親切」や「思いやり」が積み重なることで自分自身が優しい気持ちになることが出来ます。「ギブアンドギブ」は、なんと自分にもちょっとした幸せを「ギブ」しているのです。

 教師として、今回の学びをどう生かそうかと考えた時、「ギブアンドギブ」をしていたのなら、その人間性がにじみ、醸し出され、子共という対象を持つ教師としての「価値づけ」もより深く愛情を持って行うことができるのではないかと考えました。つまり、小さな「親切」や「思いやり」を続けることは、仕事として向き合う子どもへの「愛情」の深さに通づるのではないか、とういうことです。

 「価値づくり」「ギブアンドギブ」、どちらも教師を目指す上で、大切にしていきたい心です。1週間後には、中学校実習が控えています。今回学んだ2つの心をしっかりと抱いて臨もうと思います。

 志賀内さん、京都市立西京高等学校の皆様、渡邊先生、小島さん、レクサス星が丘店の皆様、本当にありがとうございました。こういった機会を恵んでくださる玉置先生、大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。一緒に学んでくださった6期生の名桐さん、同期の今井さん、ありがとうございました!

(下野)
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2021年10月11日仕事日記

 柳家小三治師匠の高座を振り返る午前。雑誌太陽の永久保存版を改めて読む。見る。

 立川談慶師匠との共著本原稿書き。昨日のレクサス星が丘での記録を仕事日記等で発信。

 13時から14時30分まで、寝屋川市教育委員会主催の教頭研修をオンラインで。15時30分から17時まではキャリア9年目研修をオンラインで。いずれもこの講演なら及第点をいただけるだろうと思う内容。たくさんの方に発言もしていただき、かなりやりとりができたことも自己満足。

 今週の「教育課程論」(第3・4回)の内容検討。第3回は授業時数の理解が中心。資料を増やすことに決定。第4回は総合的な学習の時間の理解が中心。これまで以上に探究を追究する展開に変更。楽しみにして新作を試みたい。

 夜に野口芳宏先生から電話。「第14回教育と笑いの会」のことについての確認。さらに昨日の教師力アップセミナーの感想を求められる。85歳になられても、さらに良い講演をされたいという思いに感服。


2021年10月10日仕事日記

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 中日新聞朝刊1面に僕のコメントが枠囲みで掲載されていてドキドキしながら読む(笑)。この内容なら、ほぼ僕が伝えたかったことでほっとする。何人かからコメントが届く。

気の毒なのは子ども
岐阜聖徳学園大・玉置崇教授(文部科学省ICT活用教育アドバイザー)の話 
GIGAスクール構想は一、二年という短期間で一千万台近い端末を全国に配備する、かつてない規模の国家プロジェクト。しかも新型コロナウイルス禍で加速した。当然、教育に関わっていない多くの企業も関わらざるを得ない。今回の件は残念だが、各地の教育行政は大変な努力をしている。気の毒なのは子どもたちで、いち早く使えるよう関係各所で協力してほしい。


 立川談慶師匠との共著本原稿書き。11月19日中国地区公立学校教頭会研究大会(山口大会)での記念講演でのプレゼン作成。事務局へ送付。

 10時から11時40分(中座)まで、本年度2回目の教師力アップセミナーオンラインを視聴。さっそくゼミ生から学びの記録が届く。まったくその通りなので、ここでも紹介。

 「形式より本質を、楽観的に、頼まれたことは受け入れる、常に右手には専門教科を、といった野口先生という人間の生き様を感じることができ、本当に自分の芯が通っている人なのだなと感じた。自分も野口先生の様に他の人に誇れる自分の芯を持って生きていきたいと思った」

 後半はかつてのゼミ生の牧野さん、石川君による野口先生へのインタビュー。視聴しながら、参加者が聞きたいと思っていることを代表して聞くことを踏まえたやりとり(これが質問の本質)で、かつての指導者として誇らしい気持ちになる。

 11時54分に味岡駅乗車。地下鉄・本山駅下車で、レクサス星が丘へ13時前に到着。

 西京高等学校の生徒が、志賀内泰弘さんに興味を持って訪問したいと願ったことがきっかけとなり生まれた我がゼミ生(名桐君、今井さん、下野さん)と高校生が対談するという、志賀内企画が実現。レクサス星が丘の全面的協力あり。

 最初にレクサス星が丘の理念について説明を受けて、様々なおもてなしの実際を教えていただく。200店近い全国のレクサス店でも、ここが年間売上第1位であるわけがよくわかった。理念を浸透させるための経営者の在り方も学ぶ。大いに刺激を受ける。

 志賀内泰弘さん、小島章裕さんから、「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」の背景と実際をお聞きする。高校生の願いによって企画が生まれ、こうした話を聞く機会に同席させてもらえた喜びを感じながら、メモ多数。

 僕が進行役をさせていただきたいと願い出て、参加者で交流。軸になるのは高校生2人とゼミ生3人による「良い話」紹介。それぞれの話を受けて、参加者をつなぐ1時間。志賀内さんからは小咄を強く求められたが、場の空気を読んで最後の場面でちょっぴり。

 終了後、記念撮影。ゼミ生3人とコメダへ移動して四方山話。18時30分ごろ帰宅。柳家小三治逝去を知る。悲しい悲しいニュース。若い頃見た「死神」を思い出しながらご冥福を祈る。

 研究室HPは、レクサス星が丘での記念写真と入れ替え。貴重な1枚。
 
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2021年10月9日仕事日記

 12月開催予定の7期生ゼミ(泊なし)合宿の会場を探す。小牧勤労センターの会議室を二日間確保。slackで7期生ならびに6期生に連絡。6期生合宿からもう1年が過ぎたわけか…。

 10月27日に研究発表会を行う大治町立大治小学校の研究紀要をもとに、当日の講演の骨子を練る。資料データをもとにプレゼンづくりも並行。研究推進部とミドルリーダー会で、地に着いた研究がされていて、資料だけでも、どこの学校でも大いに参考となる研究成果が提供されている。コロナ禍で当日参加が限られていることがとても残念。僕は、この日、1時間の講演をさせていただくが、帰宅してすぐにネット公開用の講演データを作成し、紀要データとともに発信される予定。

 14時から東北大学情報リテラシー連続セミナー(オンライン)に参加。京都教育大学附属桃山小学校の樋口万太郎先生が「GIGA時代の授業づくりで大切なこと」と題して1時間の講演。これからのことを考えて、子どもにつけるべき力を教科を超えて明確にされていて、子どもへの関わり方から、樋口先生の授業づくりの精神がよく伝わってきた講演。

 ブレイクアウトルームで情報交流。想像以上に各学級、学校、地域で格差があることを認識。僕の立場で伝えておきべきことが明確になった10分間×2。

 夜はAmazonprimeで映画を観る。原田美枝子の演技がいい!

オンラインライブ「第14回教育と笑いの会」の参加募集始めました

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 2014年に第1回目を開催した「教育と笑いの会」も、14回目を迎えることになりました。

 今回も昨年に引き続きオンラインライブで開催します。昨年来、「コロナよ、もう勘弁して欲しい。私たち、何か悪いことしましたか。許してください」と懇願し続けているのですが、言うことを聞いてはくれません。

 コロナ禍になり、雀太師匠が言われました。「足を洗わず、手をしっかり洗って、腕を磨いておきます」と。こういう事態だからこそ、こうした洒落たことを忘れてはいけませんね。やはり良質な笑いです。

 ということで、しっかり腕を磨いてきたその成果を無料(雀太落語も小痴楽落語もタダで聴けるのですよ!)で、皆さんに特等席をご用意して、生中継でご覧いただきます。どうぞ思う存分楽しんでくださいませ。

 申し込みはこちらから
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2021年10月8日仕事日記

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 お贈りいただいた「1人1台タブレットではじめる小学校ICT授業づくり超入門!」(高橋純・水谷年孝編著、明治図書)を読む。春日井市の精鋭の皆さんが、実践に基づいて書かれたタイトル通りの本。これだけの方(17名)が原稿書きに関わることができる春日井市の組織力は驚異。先を見て皆さんで取り組んでこられたからこそ。学ぶこと多し。

 10時から昼食・休憩を挟んで、14時近くまで「授業と学び研究所」会議。EDUCOM再発見プロジェクトの報告並びに今後。インターンシップ、春日井・小牧サポーター研修の振り返りと今後など、今日も多くの議題。順調に審議。

 家電製品購入のため外出。愛犬のおやつも購入。

 16時30分から文部科学省関連の某委員会のための事前会議。目指すゴールを聞き、委員就任承諾。

 18日の春日井市立藤山台中学校研究発表の要項を熟読し、当日のプレゼンづくり。もっとも、その日の授業場面をもとに語るので骨子のみ作成。

 新刊の校正作業開始。いよいよ「第14回教育と笑いの会」のPR開始。皆様、ここをクリックして詳細をご覧ください。そしてぜひ申し込みください。

2021年10月7日仕事日記

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 7時30分頃、研究室着。空気入れ替え。美味しい珈琲を入れて、アロマを焚く。

 1・2限「教育課程論」。「教育課程とは何か」「学習指導要領が変わると何が変わる」「普通教育の定義」「教育課程と法律」などのテーマで、資料をもとに学生に質問をしながら展開。

 12時30分ごろから研究室は賑やか。slack電話で金子さんから卒論相談。中江さん来研で過去の卒論閲覧。高橋さん書籍返却並びに貸し出し。中日新聞の宮崎記者から電話取材。

 13時に大学を出て、名古屋市立弥富小学校へ向かう。14時頃到着。校長室で最近の学校状況を聞く。コロナ感染防止で大変な状況。その対応に頭が下がるばかり。

 ようやく落ち着いてきた状況の中での研修「GIGAスクール構想を実現するために」。先生方の気持ちを高めるためにも、笑いが必要だと思い、できるだけ心が解放していただけるように、GIGAスクール構想の本質、実践例、そして何より日頃の授業づくりが重要という流れで1時間15分の講演。

 校長室で名古屋地区の教採状況をお聞きし、若干の相談もさせていただく。

 16時20分ごろ学校を出て17時過ぎに帰宅。午前、午後とフル活動のためか、気持ちは充実しているが疲労困憊。かつてのゼミ生から相談メールが入ったので電話。ビックリする状況で詳細を聞くことで精一杯。一旦横になる。22時41分、関東地区で震度5強の地震情報あり。夜中に目覚めてメール処理。

 研究室HP記事は、下野さんの志賀内さん著の『No.1トヨタのおもてなし レクサス 星ヶ丘の奇跡』を読んでの記事。タイトルは「日本一を目指す」。バイト先での挑戦記録です。

 

日本一を目指す(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!
小学校実習を無事に終え、読書の秋を謳歌している日々です。

 先日、志賀内泰弘さんが書かれた『No.1トヨタのおもてなし レクサス 星ヶ丘の奇跡』を読みました。読み終えた後、自身のアルバイトのことを思い出します。

 私は、カフェでアルバイトをしています。もう4年目です。
 アルバイトを始めて3年目の冬、お店が大規模にリニューアルしました。季節限定の飲み物を売り出すとのこと。私は、社員さんから「企画を考えて欲しい」と頼まれました。初めての試みです。

 そこで、私が考えた企画は「お客様に日本一を目指しています!と言ってしまおうキャンペーン」。どうしたら、お客様の購買意欲を唆るか考えた時、正直に「日本一を目指して、何杯目指しています」とお伝えすることが先決なのではないかと考えたのです。
 
 私の所属する店舗は、岐阜。社員の方にも岐阜から日本一を取ることは無謀だと言われました。それでも、どうにか日本一を取りたいと願った私は、ミーティングでみんなに説明しようと決めました。
 ミーティング当日。周りは、同期と後輩ばかり。謂わば、アットホームな関係で良くも悪くも転がりやすい関係の私達。正直、不安でした。たかだかアルバイトですから、そこまでしなくてもと言われたらそれまでだと不安な面持ちで顔を上げると、「やろうよ!!!」「絶対日本一取りましょう!」とみんなのキラキラした笑顔がありました。
 
 そこからは、目まぐるしく日々が過ぎました。絵が得意な子が素敵なポップを描いてくれました。「日本一を目指しています!」と笑顔で接客してくれた子が沢山いました。就活中にも関わらず、わざわざお店に来て「こんなことしか出来ないけど」と売り出し中のドリンクを買ってくれた子もいました。そして、何よりも何人ものお客様が「日本一目指してるんだね、素敵だね、応援してるよ」と笑顔でドリンクを買ってくださる姿がとてもとても嬉しかったです。
 
 結果は、全国188店舗中1位。日本一。本当に日本一を取ることができました。岐阜からは無理だと言われ、何度も挫けそうになりました。それでも、諦めずに頑張れたのは人と人との繋がりがあったから。
 いくらアイディアが良くとも、それを実現するためには、人が繋がらなければなりません。「ありがとう」が人を繋ぎ、「笑顔」がまた人を「笑顔」にする。無理だと言われたこともみんなで力を合わせれば、どんなことだって実現できる。そんなことを学んだ経験です。今でも当時のことを思い出すと笑顔になります。

 今は、教育実習の為アルバイトはお休み中です。教育実習明けに戻った時、『No.1トヨタのおもてなし レクサス 星ヶ丘の奇跡』で学んだおもてなしの心を思い返してオンリーワンのお店をまたみんなと作り上げたいなと思いました。

 できないと言われたことをみんなで力を合わせて可能にする。そんな挑戦する力と笑顔いっぱいで人を想う心をこれからも大切にしていきたいです。そして、これは教師になってからも私の心の中で大切に大切に育んでいきたいものでもあるのです。子ども達と一緒に学び合える教師に必要なことを学ばせて頂いているような気がします。(下野)
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