2021年11月23日仕事日記

 世間は勤労感謝の日で休みだが、大学は講義日程確保の観点から気をつけないと休みではない。ということで出勤。

 9時から教育課程論の5回・6回目。「生徒指導」と「進路指導」をテーマにしての2コマ。今日は、これまで思い付かなかった発問がいくつか浮かび、深く考えなくてはいけない状況を随所で作ることができたと自負。こういうときは特に授業が面白い。特に「進路指導→キャリア教育→主体的な学び」とつなぎながらの発問は、しばらく使えるもので、現役の先生方に発しても良い発問。ますます「主体的・対話的で深い学び」は、主体性が重要だと確信。

 研究室で授業振り返りを読み、チェック。受講生の「スクールカーストについての考え」「キャリア・パスポートのとらえ」を熟読。

 次回の教育課程論の講義準備。過去の内容をさらに精査して、新たな資料作成。

 15時ごろ大学を出る。楽しみにしていたNHK新人落語大賞の録画を見る。僕の審査は文句なしで、桂二葉さんが優勝。実際も5人の審査員が満点で、見事二葉さん優勝。人間を描いて笑わせたのだからこそ落語!

 小牧勤労センターで予約しておいた会議室使用料支払いして帰宅。早急にやらなければいけないことがないので、久しぶりにのんびり。

 研究室HP記事は、今井さんの教育実習の振り返り。同期にも後輩にもこうした記事は役立つはず。8期生の皆さんは特に熟読を。

教育実習での学び(今井)

 こんにちは!7期生の今井美羽です。お久しぶりです。小、中学校と実習が終わり、気付いたら、もう11月!!究極の冷え性である私の苦手な冬がやってきます、、。

 実習の日々はとても一瞬で過ぎていきましたが、濃密な1日1日を過ごすことができました。今回の実習での学びを自分の言葉で書き記していきたいと思います。

 実習では、とても多くのことを学ばせていただきましたが、私にとって一番大きな学びであると感じでいるのは、教師にとって最も大切な力とは何かということです。それは、「子どもを見る力」だと感じました。

 学級の児童や生徒、同じ人は一人もいないです。それぞれに家庭があり、過去があって、今があります。当たり前のことであり、今までもその大切さについては気付いていました。しかし、この実習を経て、全員に同じ指導をすることが良いというわけではないのだということを身を持って感じました。小学校の算数の授業、私は苦手な子に焦点を合わせすぎて、全てを説明してしまっていました。算数の得意な子にとっては容易すぎて、とても退屈な授業をしてしまいました。苦手な子も得意な子も、その1時間で学びを得ることのできる授業をしなければならないなと思いました。

 小学校、中学校で、担当の先生に毎日指導して頂く中で、様々なお話をさせて頂きました。中学校で、学級委員や班長などに積極的に立候補している生徒がいましたが、先生によると、案外繊細であるので、注意しなければならないということを教えて頂きました。私はそんなことには全く気付かず、人前で発言することに抵抗が少ないと勝手に思ってしまっていました。先生の言葉を聞いて、思い返してみると、自分が授業でその子を指名した時、確かに急に自信がなくなった表情をしていたなと思いました。現場の先生方は生徒のことを本当によく見ていらっしゃるのだなと感じました。
 
 算数が得意な子もいれば、苦手な子もいます。他者との関わり方が苦手な子もいれば、得意な子もいます。挙手をして発表することが出来る子もいれば、発表が苦手でも、書くことで自分の意見を示すことが出来る子もいます。児童・生徒一人ひとりの性格や気持ちを理解し、その子に応じて関わり方や指導の仕方を変えることで、児童・生徒全員の成長をサポートできる教師になれるのだということを学びました。そのために、教師は子どもの表情、行動、発言など見る力が大切であると感じました。
 
 実習を通して、実際に沢山の授業を行わせて頂きましたが、どうしても発言している子に注目してしまいます。実習を通して、少しは視野が広くなったなと思います。でも、まだまだ自分は視野が狭いなと感じます。これは自分の今後の課題です。

 この実習で担当になったクラスの児童、生徒には特に感謝しています。約1か月間という短い期間でしたが、自分の力不足な授業にも一生懸命取り組んでくれて、授業以外では沢山お話をして、最終日には私との別れを惜しみ涙してくれた子もいて、本当に嬉しかったです。教師になりたいという気持ちが大きくなりました。ありがとう。

 さらに、担当の先生を始め、多くの先生方にご指導頂き、多くの学びを得ると共に、沢山助けていただきました。もちろん、辛くて心折れそうになったこともありました。しかし、こうして沢山の学びを充実感と幸福感で振り返ることが出来ているのは、先生方が楽しそうに働く姿を見せて下さったおかげだと思っています。本当にありがとうございました。 私は、これからも自分の信じた道を進んで行きます!(今井)
画像1

2021年11月22日仕事日記

画像1
 今朝は立川談慶師匠との共著本原稿の加除修正。いよいよ僕の担当の最終局面。

 続いて談慶師匠からいただいた新刊「不器用なまま、踊りきれ。超訳立川談志」の感想をFBで発信。

 10時45分ごろ家を出て西尾市立吉良中学校へ向かう。強い雨が続き、運転しづらい日。予想通り渋滞があり、ナビの到着時刻がドンドン遅くなる。学校まであと30分ほどのところで昼食。しばし休憩。

 13時ごろ西尾市立吉良中学校に到着。3年生の英語授業参観。教室に入ってすぐに感じたことは学級経営のよさ。子ども同士の関係性がとてもよく、教科担任とのつながりもすぐに感じることができた。

 授業での子どもは、これまでの英語力をしっかり発揮してコミュニケーションをとっていて、誰一人として活動が停止していない状況。どの方向にカメラを振っても、生徒の積極的なコミュニケーション場面がとれるといっても過言ではない。

 英語への苦手意識を持っている子どももいたが、周りがサポートしている姿を見ることもできて、気持ちの良い学習集団となっていた。教師が出るところも的確で、動と静が明確になっていた授業。

 授業検討会では、子どもの姿をもとに、なるほど!という指摘や、自分が追い切れていない場面を教えていただくなど、メモ多数。

 1時間の指導時間をいただいたので、写真のタイトルプレゼンを見せながら、前半は吉良中の研究の方向の価値付け。後半は授業動画をもとに授業者とやりとりしながらの全ての教科で生きる助言を心がける。

 終了後、校長室で「自己選択」と「学び合い」について質問を受ける。ここのところ自分が得た知見を伝達。その後の報告を待ちたい。

 帰路も渋滞。帰宅は19時前。21時30分にある電話相談あり。なんと23時から7期生オンラインゼミ。全員集合を前提としたときにこの時間しかなかったということ(笑)。

 考えてみたら、これまで7期生には話してこなかった自分の思いをしっかり伝え、12月の合宿に向けて準備すべき事項を提示。あとは7期生に任せたい。

 来年度の本学教育フォーラムの講演者も決まり、関係者へ連絡。本年度に引き続き、文部科学省からお呼びできることになったことが嬉しい。

 研究室HP記事は、久野さんの教育実習の振り返り。他のゼミ生と同様に濃厚な学び。恵まれた環境で真摯に取り組んだ証。

 久しぶりに研究室HPトップページ写真入れ替え。本日のゼミ写真!

教育実習での学び(久野)

画像1
 こんにちは!そしてお久しぶりです。7期生の久野舞菜です!コンビニの特設おでんコーナーに秋の訪れを感じる時季になりました。「冬にもアイスは売られているのに、なぜ夏におでんは売られないのか!」と憤っていた近所の子どもを思い出します。子どもの発想は豊かではっとさせられますね。

 さて、小学校、中学校とそれぞれ4週間の教育実習に行ってまいりました。
今回は教育実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います!

〔小学校〕
 小学校では、人生初の授業実習をさせていただきましたが、見事に大失敗でした。いきなりレベルの高すぎる発問をしてしまい、児童を困惑させ、さらに、答えに向かうためのプロセスも児童に提示できず、わかる子の発言だけで進めていく授業になってしまいました。担当の先生からは、「そんなので児童が答えられるわけがないでしょう。」と厳しくも的確なお言葉をいただきました。
 全員参加の授業にするためには、いきなり発問を提示するのではなく、考えるためのヒントを得られるようなステップをいくつか用意することが重要だと学びました。

〔中学校〕
 中学校では、道徳の授業実習において、オウム返しをしてしまっていることをご指摘いただきました。その際に、オウム返しにも必要な時と場合があることを教えていただきました。
 例えば、生徒の発言内容が曖昧である場合、明確にするために聞き返すオウム返しは有効。しかし、そうでない場合は、生徒の学び合いを止めることになってしまう。
 私は、生徒の発言内容を自分自身が理解するために、その時間を確保するための有効ではないオウム返しをしてしまいました。お互いの発言を理解し深め合うのは、教師と生徒ではなく、生徒同士です。教師は学び合いの外側にいることを自覚しました。
 今後は、生徒の発言にすぐさま食いつくことなく、全体を見渡し、周囲の反応を”待つ”、または、周囲に「どう思う?」と投げかけ生徒同士の学びを”繋げる”ことを体に覚えさせなければなりません。
 恥ずかしながら、ご指摘をいただいた瞬間は、「教師が、生徒の発言にコメントを返さないなんて、薄情じゃない?無視しているみたい。」なんて思っていました。そんなものは大間違いだと今ではわかります。生徒の発言の聞き手は教師ではないのですから。
 今回の経験は、玉置先生が以前伝授してくださった「発言を判断するのは教師ではなく、生徒同士。」という教えが実体験とともに身に染みるものでした。

 小学校・中学校と本当に多くのことを学ばせていただきました。大学の講義だけでは知り得なかったこと、実感できなかったことばかりです。新型コロナウイルスによる影響で大変な状況にある中、このような機会をくださった学校、また指導してくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。実習で出会えた児童・生徒たちには愛が止まりません。子どもたちの「久野先生大好き!」「がんばって本当の先生になってね!」という温かい言葉でどこまでも頑張れるような気がします。実習時よりももっともっとパワーアップした姿で、今度は教員という立場で教壇に立てるよう、これからは自分磨きと勉強に努めたいと思います。
(久野)

2021年11月21日仕事日記

 先週1週間の疲れは相当なものだったらしい。体が重い。豊川、和歌山、稲沢、熊本、山口と移動距離がかなりあったこともあってのこと。目覚めても動くことがしんどくて、久しぶりの二度寝。

 体調がかなり戻ったところで、夢にまで出てきた7期生へのメッセージ(笑)。教育実習を終えたここからが重要だということを伝えるために、合宿の概要、7期生がすべきことなどをまとめる。それをslackで発信。まとめているうちに新アイデアが浮かぶ。これが楽しい。

 啓林館オンライン会議。13時から16時まで。提案と話し合いを通して、提供情報を絞り込んだ方がよいという考えに至り、会議後のアンケートを通して伝える。

 月刊誌「数学教育」2022年2月号原稿書き。スモールスキルで3本の依頼。一気に書いて送信。

2021年11月20日仕事日記

 今日は本学推薦入試日。その対応の1日。家を6時30分ごろに出て、帰宅は18時30分ごろ。無事終了。帰宅後、メール処理の気力も湧かない1日。

 研究室HP記事は昨日に続いて岡君が発信。中学校教育実習で教科力の乏しさを痛感したことは重要なこと。

中学校教育実習での学び (岡)

画像1
 みなさん、こんにちは!
実習で学んだことを記事にしようと思ったら、かなりの量になってしまうので2枚に分けさせてもらいました。7期生の岡です!

 今回は1か月の中学校実習での学びについて書かせていただきたいと思います。

 中学校実習で痛感した一番のポイントは教科力のなさです。これは玉置先生に授業をみていただいたときにも、ご指導いただきました。数学は積み重ねていく学問であると言われました。主に、問題と問題の間に大きなレベルの差があったりするためついてこれなくなる生徒が出てしまうということです。授業の組み立てに大きな問題があることに気づきました。このようなことが起こる原因としては教科書の意図をしっかりと把握できていないことや、生徒の発言を予測することができないということでした。これについては1か月の間ずっと悩まされました。授業を重ねていくごとに、生徒の発言の予測のできる範囲が増えてはきましたが、どれだけ教科書を読んでも、予測できない発言やつまずきは出てきました。そのためまだまだだなと痛感しています。しかし、この1か月数学と向き合うことができたのはとても貴重な1か月だったなと思っています。これからも教科書と向き合いながら教科力をつけていきたいなと思いました。

 私は中学校実習では後悔したことが一つあります。それは生徒への接し方です。小学校とは違い難しい年ごろにもなっているため、気軽生徒から寄ってくる場面は小学校に比べると少なかったです。これはなんとなく予想できていました。しかし、この後の私の行動がよくなかったと思っています。それは、向こうに合わせてしまったことです。もともと私のクラスは、積極的な生徒が少なかった中で私も消極的になってしまいました。これによってクラスの生徒と距離が縮まるまでに時間がかかってしまいました。最初に消極的な態度をとってしまったがゆえに話しかけると、驚かれたり会話が続かないことが多くあったため、最初の行動がよくなかったと反省しています。ここから、学んだことは小学生も中学生も同じ子どもであり、教師から積極的にかかわっていくことが大切だと思いました。これは私が将来教員になった際にも、肝に銘じておかなければいけないことだと思います。このような、忘れられない教訓が得られて、とても実りの多い中学校実習になりました。

これからのゼミでは、教科力をテーマに教科書と向き合いメッセージや意図を読み取って授業を作っていきたいなと思いました。 (岡)

2021年11月19日仕事日記

 6時に目覚め。身支度をして地元駅へ向かう。6時54分に乗車して名古屋へ。新幹線に乗車して新山口駅到着は11時24分。4時間30分の旅。

 山口県公立学校教頭会の皆さんにお迎えをいただき、会場のウエディングコートへ。会場に入ってビックリ。写真のように結婚式場のチャペルで講演することが判明。

 中国地区4県内の公立小・中学校教頭1000名ほどの方がオンラインで、僕の講演を聞いていただくとのこと。配信の業者、教頭会や会場の方と打合せしてリハーサル。会場の状況はわかるが、手元の小さいPCを前にしての講演はとてもやりづらいなと思ったが、致し方ない。

 美味しい弁当をいただいて、もう一度、講演データ確認。やはり納得がいかず。申し訳ないが、準備をいただいたレイアウトを変えて、僕が話しやすい講演位置に変更してもらう。ごめんなさい。

 13時から「第41回中国地区公立学校教頭会研究大会(山口大会) 第43回山口県公立学校教頭会秋季研修大会(山口大会)」の開会式。

 13時30分から僕の講演。演題は「令和の日本型学校教育を踏まえた教頭の在り方」。話し出して5分ほど経つと、係の方の動きが慌ただしくなる。何かあるなと思っていると、映像は配信されているが、音声が届いていないとのこと。講演中断の指示。これは大変なことになったと思ったが、教頭会の皆さんに任せるしかない。

 5分間ほど待っていると修復できたとのことで、講演再開の合図をもらう。あとはいつもの調子で、ネットで聞いておられる皆さんを意識しながらも、主に会場の役員の皆さんに向けて講演。

 終了後、「本当に楽しかったです」「面白かったです」という声をいただき、元気になっていただく講演を心がけただけに、とても嬉しい感想をいただいたと満足。たくさんのお心遣いをいただき、皆さんに感謝。

 15時36分に新山口駅で乗車。名古屋駅着は18時34分。駅地下で夕食。自宅へ戻ったのは20時5分。往復で9時間かかったが、このような大きな大会での講演機会は滅多にあるものではない。少々のトラブルがあっても、まさに充実の1日。

 研究室HP記事は、岡君の小学校教育実習の振り返り。後輩にも役立つ内容。良い学びをしっかりしている。
画像1

小学校教育実習での学び (岡)

画像1
みなさん、こんにちは!

 実習が終わって、金欠になり頑張ってバイトを入れている7期生の岡です。今回は小学校での3週間に及ぶ実習の中で、学んだことについて記事にさせていただきたいと思います。
 
 まず、小学校実習では児童との接し方や児童を中心に授業を進めることの難しさを痛感しました。児童との接し方については、私は小学2年生の担当だったということもあり、実習の初日から児童は積極的に来てくれました。だから、良い意味でも悪い意味でも、友達のような存在になっていました。今はこのような情勢ということもあり、児童には厳しい制限がされています。そのため児童との距離感についても厳しい制限があります。しかし、その中で児童にとっては、新しく来る先生ということもあり、自然と距離が近くなりがちです。このような状況については、注意しなければいけません。しかし、児童と仲良くなりたい気持ちもあり、注意しにくかったのも事実です。ここで児童との距離感の難しさを感じした。これは2つ目に書いた児童を中心に授業を進めることの難しさにもつながります。
 
 授業を児童の発言を中心に進めたいという思いがあり、できるだけ児童が話す活動が中心になるように授業を作りました。そのため児童も授業中に一生懸命発言してくれました。しかし、話が弾みすぎたりそれてしまうこともありました。これで授業が押してしまうことも多くありました。しかし、これを私はなかなか切ることができませんでした。みんなが一生懸命発言してくれているから、切るのが申し訳ないと思ってしまいました。
 
 しかし、この2つの難しさで共通することは注意しなければもっとよくない状況になってしまうことです。距離感を注意しなければ、児童はほかの子たちにも同じような距離を取り、コロナへの対策が適当になってしまったり、授業も切らなければ、終わらないという悪い結果しかやってきません。そのため、教師としてはよくない状況についてはしっかりと注意したり、止める勇気が必要だと感じました。これは小学校実習の後半になってやっと気づくことができました。それからは注意することに躊躇がなくなりました。教師が児童に対して理由を説明して注意すればしっかりと思いは伝わるということです。
 
 実習の前半はなかなか注意をすることができませんでしたが、3週間の間に注意をすることができてよかったなと思っています。

 小学校実習では毎日外で遊ぶことが多く、家に帰るとへろへろになっていることも多かったですが、子どもたちはとてもかわいく授業もいろいろな方法を試して児童の生の反応を知ることができて、とてもよかったです!
 

 次回は中学校実習での学びについて書きたいと思います。(岡)

2021年11月18日仕事日記

 6時30分ごろに家を出て、県営名古屋空港へ向かう。空港内喫茶でモーニング。

 8時15分、FDAで熊本空港へ向かう。9時45分ごろ空港到着。大規模工事が始まっていて、記憶にある熊本空港の姿は一切なし。

 熊本市教育センターの2名の方にお迎えをいただき、センター着。副センター長さんらと懇談。会議室を借りて原稿書き。熊本城付近を散策(写真)。昼食。

 14時から休憩10分を入れて16時30分まで、「スクールマネジメント教頭の働きかけの心得」と題して講演。教頭時代の体験談をたくさん入れて、本題に迫った(つもり)。今日もたくさん笑っていただき、話し合いもしっかりしていただいた。

 すぐに熊本空港に送っていただく。車の中での会話も楽しく、ここだから伝えることができる情報もたくさん提供(笑)。

 18時ちょっと前に検査場を過ぎて待合室に入る。18時10分からWi-Fiで、大学オンラインCP委員会につながり会議に参加。空港工事中で、自分が考えていたボックスがなく(泣)、雑踏の中で会議参加。1時間ほどで中座。軽食をとってFDAへ。

 21時過ぎに県営名古屋空港。車で自宅へ。多数のメール処理。原稿校正など。

 研究室HP記事は、下野さんの教育実習の振り返り。骨太の揺るがない確かな学びを得たことが、しっかり伝わっってくる記事。

画像1

教育実習での学び(下野)

画像1
 こんにちは、7期生の下野です。
小学校・中学校の教育実習をこの度終えてきました。濃密な2ヶ月でした。こんなにもあっという間で、こんなにも多くのことを学び考え、頑張ったと胸を張れる日々は生きているうちで初めてだったように思います。

 小学校実習。児童の可愛らしい笑顔に包まれたキラキラ輝く毎日でした。
 子どもって「褒められ上手」です。褒められようと沢山のことに挑戦しています。尻込みをすることを知りませんから、ある意味無敵なのです(笑) しかし、それは先生方の価値づけの積み重ねで成立していること。褒められると分かっていなければ、褒められようともしません。
 授業での価値づけは、どんなに小さなことでもです。「素敵だね」「ありがとう」「素晴らしい」をどんなに些細なことでも伝える。「鬱陶しいぐらい褒め言葉を伝えてやっと子どもは褒められたと感じます。」という言葉を先生から頂きました。褒め言葉を伝えられて嬉しくない大人はいませんから、子どもなら尚更です。
 「価値語」の重要性とその積み重ねに気付くことが小学校実習ではできました。

 中学校実習。沢山の授業を実践させて頂きました。
 毎晩、指導させていただく教材を50回音読練習しました。毎日、教材研究をしました。毎日、生徒の反応を考えました。どんな言い回しなら伝わるだろう。どんな指示が端的で無駄がないだろう。リズムってなんだろう。テンポってなんだろう。本当に沢山のことを考えました。
 私が授業実践にて、大切にしていたことは「生徒を輝かせられる授業」でした。私への指導は、真摯に受け止めるから、どうか私の授業を生徒達が「頑張れた!」と「できた!」「楽しかった!」と思える授業にしたかったのです。
 中学校実習では、トップクラスの学級経営術と授業技術をご教授頂きました。生徒を輝かせる学級と授業には、とにかく教師の「見通し力」が試されます。どれだけ見通せるか。まるで将棋の世界です。何百手先まで見通す力が場数と子どもを想う気持ちでついてくることがよく分かりました。

 教師の授業技術や学級経営技術は、初めて現場に立つこの教育実習で決まるのだと思います。どれほどの熱意を持って授業や学級経営を学ぶのか。どれほど上手い教師の授業と学級経営を観るか。そして、一番大事なことはどんなに厳しい授業でも学級でも決して子ども達を愛すことを忘れないこと。

 教師になりたいと想い、教育実習に臨みました。その気持ちがこの2ヶ月間でさらに増し、そして明確に理想の教師像を抱けるようになりました。
 教育実習生が学級に来た期間や教育実習生が行った授業は、子ども達にとっては長い線で繋がれる人生の中のただの点にしか過ぎないでしょう。しかしながら、私の人生にとっては長く太く強い線となりました。お忙しい中、私達実習生を受け入れてくださり、また、丁寧なご指導をしていただき本当に先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 先生方から頂いたご指導と子ども達の愛をしっかりと心に留め、今後の教員採用試験やこれからの教職人生の原点としたいと思います。

 本当にありがとうございました。

(下野)

2021年11月17日仕事日記

 6時30分ごろに家を出て大学へ向かう。7時20分ごろ研究室着。いつものルーティン。研究室で珈琲とアップルパイで朝食。さっそく中野さんの卒論赤入れを開始。かなり書き進めてある論文なので、赤入れも大変。いよいよシーズン開始(笑)。

 1時間目は教職実践演習。例によって保護者対応。ますます無駄を省き、重点を強調しながらの展開。ロールプレイから得られた知見や関連した自分の経験談を話す。

 2時間目は6期生ゼミ。松浦さんが自身が考える道徳模擬授業をして、子ども役になったゼミ生から気づきを教えてもらい、論文に生かすための時間。

 まずもって松浦さんの授業はゼミでの学びの集大成のような授業で、学生の身でこれだけできれば十分と言えるものを見せてくれた。授業後、ゼミ生の意見をもとに、「つなぐ」「ゆさぶり」の価値づけ。

 12時20分に8期生10名が揃う。連絡手段のためのslackをインストール。6期生から使い方の簡単レクチャー。初の8期生記念撮影。数日後には研究室HPにアップしたい。

 13時30分から大学重要会議。30分ほどで終了。14時30分から教授会。実習委員長として報告。15時45分に委任状を出して中座。

 稲沢市小中学校管理職研修会のため稲沢市勤労福祉会館へ向かう。17時前に会場に入る。さっそくPCセットをするが、PCの電源が入らない。焦る。ようやくプレゼンが立ち上がり、RGBをつなぐと電源が落ちる。もう一度やってみる。同様な状況。HDMIにコードを変更すると、電源は落ちない。まったくもって不思議。不安を抱えながら講演開始。演題は「管理職として令和の日本型学校教育をどう進めるか」。

 この教育の3つのキーワード。新学習指導要領の実施を60分間。GIGAスクール構想を15分間。働き方改革を15分間で、合計90分間の講演。夕方からの研修に関わらず、校長先生、教頭先生とも、とても反応がよく、この時期、一番の笑いもあって、良い聴衆に乗せられて、四方山話もいれての管理職へのアドバイス多数。持参した書籍15冊完売。これも嬉しいこと。

 役員の方々にミニミニ追加講演(笑)をして、会場を出る。途中で外食。帰宅。今日もたくさんの依頼や問い合わせがあって、その調整や返信であっという間に時間が過ぎる。

やっぱり私は教員になりたい!!!(田中)

画像1
 こんにちは!7期生の田中です。最近寒さがより一層厳しくなってきましたね。皆さんは身体を温めるために何かされていることはありますか?小学校、中学校とそれぞれ1ヶ月ずつ無事に教育実習に行って参りました。今日は教育実習で学んだこと、感じたことを記事に書いていきます。

〈小学校〉
 小学校で1番強く印象に残っていることは、児童の日々成長していく姿です。実習当初は前に立っても喋っていたり、授業でも中々手が挙がりませんでした。しかし、朝の会や帰りの会での呼びかけ、クラスとして聞く姿勢のキャンペーンに取り組みました。その結果もの凄いスピードで子供達が成長していきました。実習の終わり頃には前に立つだけで聞く姿勢を作ったり、呼びかけの声が聞こえるほどです。たった1ヶ月でこれほど成長するものなんだとびっくりしました。加えて、成長する様子がとても嬉しかったです。そのような子供達の姿を見ていると少しでも彼らの成長の手助けをしたいな、一緒に頑張りたいなという思いが強くなりました。

〈中学校〉
 中学校では、教科の専門性の無さを痛感しました。私は国語の実習生として国語の授業に取り組みました。自分の中ではこの文法はどのような意味だと分かっていても、いざ教えるとなると思うように伝えることができませんでした。これは、私の知識、技術などなど国語の専門性の無さが明確に分かった場面でした。それでも一生懸命に授業を受けている生徒の姿をみると申し訳なさ、悔しさ、この子達のためにもっと頑張りたいという思いが強くなりました。少しずつ国語の専門性を身につけて、少しでも子供達の「わかった」が増やせる授業ができるようになりたいです。
 
 小学校、中学校実習では他にも多くのことを学びました。1日1日、1つ1つの経験がとても大切なものでした。学んだことを生かしてまずは教員採用試験にむけて頑張っていきたいです。多くの方々の支えのお陰でこのように実習を行うことができました。本当にありがとうございました。(田中)

2021年11月16日仕事日記

 今日は和歌山県へ向かう。7時過ぎに地元駅乗車。名古屋駅で新大阪から和歌山までの乗車券と特急券購入。乗車予定の新幹線までに時間が生まれたので、待合室に新設されたボックスで卒論赤入れ。
 
 9時10分乗車、新大阪でくろしおに乗り換えて和歌山駅着が11時16分。宇田指導主事さんらにお迎えをいただき昼食へ。とっても美味しい料理。さすが開店と同時に満席になるお店。

 和歌山県民文化会館へ移動。講演の準備。再度、僕の講演に期待されておられることを確認。グループウエア活用による学校力向上をしっかり伝えることと把握して、プレゼン再調整。

 13時35分から14時35分まで講演「校務支援システムで元気な学校を創る」。お聞きになられたのは、和歌山県市町村教育情報化推進協議会の皆さん。つまり和歌山県内各自治体で、共同調達など校務支援システム導入などの仕事をされている方。半数ぐらいが教育行政の方で、教師出身でないことを意識して、できる限り、学校の様子が伝わるように話したつもり。夕方には、責任は果たせたかなと思う次の感想が届き、ほっとする。

・学校にいると当たり前なのかもしれないですが、改めて知ることがたくさんありました。
・実際に、導入したものが学校現場でこういう使い方をしてもらえたらとてもありがたい。
・システムを導入したことで、生まれた時間をどのように生かすのが重要かという話が印象的でした。ぜひ学校を変えるために生かしていきたい。
・具体的な校務の効率化の事例が分かりやすく、とても参考になった。
・管理職全員に聞いてもらいたい話でした。
・学校での活用等が理解でき、教育委員会ができることという点で非常に参考になった。
・校務の情報化に向けてのシステムの重要性がわかりました。
・現場管理職のリーダーシップが重要になることがわかりました。
・実際に使用されている先生方に聞いていただきたい内容でした。


 終了後、控室に質問に来られたり、感想を届けていただけたりする方があって感激。講演感想メールも届く。

 和歌山駅14時58分乗車、地元駅到着は18時50分。帰路の和歌山から大阪間は快速電車だったために4時間の移動時間(泣)。とはいえ、久しぶりに校務支援システム活用の話ができて自己満足できた1日。

2021年11月15日仕事日記

 6時頃に目覚めて、今朝も珈琲とパンで朝食。昨晩にお約束した僕の講演会チラシを皆さんに転送。こまきこども未来館でゼミ生に「学びの連続化」に際しての取材機会をいただきたいと思って、古谷さんらへメールでお願い。7期生ゼミ合宿時にぜひ来ていただきたいと思って安達さんに依頼メール発信。

 9時から1時間ほど、11月28日(日)10時から11時オンライン開催の「紙ドリル&デジタルドリルを併用した学習を考える研究会」の打ち合わせ。僕が作成したプレゼンをもとに論議。主催者側の願いを改めて確認できたこと、プレゼン修正点も明確になったこともあって、朝から充実の会議。なお、すでに200名近い申し込みがあるとのこと。ここから申し込みができるので、関心・興味がある方はぜひ!

 11時過ぎに家を出て、豊川市立牛久保小学校へ向かう。学校付近で時間調整も兼ねて、軽く昼食。

 13時に学校着。校長先生と懇談。事前に見ておいた校長通信なども話題にする。

 13時25分から5年生算数授業参観。授業開始直後から、子どもたちと教師が一体になっていることが感じられる教室で、これまでの関わりの積み上げ成果が十分にわかる。子どもたち同士の自然な呼応もあり、聴きあい、話し合うことができている。授業から離れている子どもがいるのではないかと俯瞰するが、最後までそのような姿を見ることもなかったことも事実。
 
 今回の授業提案のメインは、一人一台端末に自分の考え方を録画して、それらを見合ったり発表し合ったりすること。これは、いずれパフォーマンス評価として活用できるのもいい。

 授業終了後、撮影の写真や動画を整理して、協議会後に提示するプレゼンを必死に作成。なんとか間に合う(汗)。

 子どもの姿をもとにした皆さんの協議会後、50分間の指導助言。牛久保小学校の研究の価値づけを「主体的・対話的で深い学び」の視点で行った後、授業写真や動画をもとに皆さんで共有した事柄や、さらに望みたい姿を伝える。

 最後はいつもの書籍宣伝タイム。おかげさまでたくさん購入していただけた。先生方の人数から考えると一人一冊買っていただいたのでは?と思うほど。大感謝。わざわざ来校いただいた教育長からお話を聞くこともできたことも幸運。

 急いで学校を出る。高速道路に入ると、やはり(泣)渋滞情報。事故もあったようで、ナビから次のICで降りるように指示あり。19時からのオンライン会議に到底間に合いそうにない。読みの甘さを深く反省。電話で今日は対応できそうにないと謝罪。

 19時30分過ぎにようやく帰宅。原稿2本の校正や事務手続きの書類作成、朝の会議を受けてのプレゼン修正などをしていたら、時刻はあっという間に深夜。明日は和歌山県まで日帰り。片道4時間弱の旅は久々。

 研究室HP記事は、7期生吉久さんの教育実習での学び。教師への道をより固めた実習となったことがよく伝わってくる記事。

教育実習での学び(7期生 吉久)

画像1
 こんにちは。7期生の吉久明日実です。私は、実習で児童生徒一人一人に寄り添えるように、という思いで実習に挑みました。

 大学の授業で児童生徒の特性や傾向を学びましたが、実際の児童生徒について知ることは大学の授業では学べません。実習だからこそ、学ぶことができるので、児童生徒との関わりを私は大切にしようと思いました。今回は、小学校実習、中学校実習を通して学んだことを書いていきたいと思います。

 私が実習で学んだことは、大きく二つあります。一つ目は、児童生徒との接し方です。二つ目は、授業づくりについてです。

 一つ目の児童生徒との接し方では、「笑顔」と「共感」、「褒めること」の大切さを学びました。

 小学校実習でも中学校実習でも「笑顔」が一番大切であるということを教えて頂きました。教師の表情や声のトーンなど、一つ一つの動作を児童生徒は感じ取り、影響を受けると思います。教師が不安げな様子でいると、児童生徒も同じように影響を受けると思うので、常に笑顔で児童生徒と接するように心がけました。

 また、児童生徒と接するときは、「共感」と「褒めること」を取り入れることで児童生徒との信頼関係を築くことができることを学びました。ただ褒めればいいというわけではありません。行動レベルで具体的に褒めたり、その児童生徒の思いや考えに沿った言葉がけで褒めたりすることが大切です。

 私は、そのような「褒めること」をたくさんするように心がけました。ですが、小学校実習では、授業を展開していくことに精一杯で、あまり児童を褒めることができませんでした。中学校実習では、全体を褒めることはできました。個人を褒めることは難しく感じ、全体のとき程できませんでした。なので、今後の課題です。

 児童生徒を褒めることにより、児童生徒の授業意欲が向上したように感じます。そして、児童生徒は積極的に授業に参加し、児童生徒と教師の対話が増える授業ができるように感じました。

 私はこれらのことを意識しながら、児童生徒と信頼関係を築くために、3日間で名前と顔を覚え、その子一人一人の特徴や考えが分かるように、休み時間も授業中も積極的に話しかけたり観察したりしました。中学校実習では、国語の授業に基本的に参加していたため、担当の学級と過ごす時間が小学校実習と比べると圧倒的に少ないです。そのため、中学校の空きの時間は、ほとんど担当の学級で過ごすようにしました。

 二つ目の授業づくりでは、「教材分析」、「児童生徒の実態把握」、「オリジナリティ」が大切であることを学びました。

 特に重要なことは、「教材分析」と「児童生徒の実態把握」です。教材分析に十分に時間をかけ、張物などの事前準備や指導案などがしっかりしていなければ、授業は上手くいかないのだと思いました。それだけではなく、児童生徒の実態を把握できていなければ、授業の進め方や手立てを適切にすることができません。私は、時間配分を何度か失敗してしまったり、全員が学べる授業はどのようにすればいいのだろうかと悩んだりすることがありました。試行錯誤しながらも、児童生徒に積極的に接することで、児童生徒の実態把握に努めました。児童生徒全員が理解できる授業を作ることは難しいことですが、その気持ちで授業を作ることが大切なのだと思いました。

 そのうえで、オリジナリティを出すことが大切だと思いました。児童生徒が、授業内容を覚えやすくしたり、関心を持てるようしたりするために、身近なもので例えたり、その背景を伝えたりと、自分なりに一工夫しました。そうすることで、より学級全員が楽しく学ぶことができるのだと思いました。その工夫で、児童生徒の反応が見られた時は、とても嬉しかったです。今後も、全員が分かるような授業をベースにし、オリジナリティを出せるようにしていきたいです。

 未曽有の災禍の中、多くの体験をさせて頂くことができました。実習校の先生方から手厚いご指導をしてただいたり、素直で活気のある児童生徒と実際に交流したりすることができました。このような環境の下で学ばせて頂くことは、とても恵まれていることだと思います。感謝の気持ちで一杯です。実習で体験したこと一つ一つが大切な学びであり、私の財産です。実習を通して、より一層教師になりたいという気持ちが強まりました。実習での出会いに感謝し、体験したことを糧に、今後も学び続けていこうと思います。(吉久)

2021年11月14日仕事日記

 今朝は、研究室HPプロフィールへ原稿掲載記録の追記から。書き忘れていたことがあったり、月刊プリンシパル12月が届いたこともあったりして加筆。今回で大学人になって雑誌等掲載は264本目。月平均3.3本の原稿掲載となった。こんなに依頼をいただけたという感謝の言葉しかない。

 明日15日は豊川市立牛久保小学校で指導助言。端末を活用した算数授業を見せてもらえるとのことで楽しみ。送られてきた現職研修の要項をもとに基本プレゼン作成。

 今月29日は岡山県総合教育センター依頼で、16年目の先生方へ講演。その際のプレゼンとグループワークが可能な場合の資料作成。完成したので担当の方へ送付。

 連載中の週刊教育資料第72回目の原稿書き。今回も「対話」をテーマに。「対話」だけで9回目となる。我ながら「対話」の深掘りがここまでできたことに自分で感激(笑)。

 かつてのゼミ生から報告あり。自校に教育長が訪問されて提示された資料には、先生が講演で話されたことが書いてありました!と写真付きでの連絡。私の講演がいささかでもお役に立てたようで、元気が出る。

 18時から、光ヶ丘中でお世話になった皆さんと、とっても久しぶりの懇親会。当時のいろいろな逸話を思い出して、話が弾む。20時過ぎにお開き。

 研究室HP記事は7期生教育実習での学びシリーズ。丹羽さんの記事をアップ。恵まれた環境での実習。もちろん、本人の努力があっての充実の実習。

教育実習での学び(7期生 丹羽)

画像1
 こんにちは!そしてお久しぶりです。玉置ゼミ7期生の丹羽真琴です。先日、小学校実習と中学校実習を終えました。そこで今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まずは小学校実習での学びを振り返りたいと思います。私は、小学校実習先の教務主任の先生が中学校時代、部活動でお世話になった先生であったため再び教育実習で先生という立場でお会いでき、指導を受けれたこと本当に嬉しかったです。同時に、もうこんなにも時が経ってしまったのだということも感じました。
 
 小学校実習では、沢山のことを学びましたが特に学級経営の大切さについて学ばさせていただきました。

 私が実習生として授業を行なっても学習規律がしっかり行えていたり、指示が通ったり、児童たちが集中して授業を受けることができていたのは、9月までに学級の先生が学級経営に力をいれてきたからだということを学びました。私が先生になった時には、その学級経営のベースがない状態から始まるので、児童との信頼関係を築いていきながら、まずは1番に学級経営に力をいれていきたいです。

 次は、中学校実習についてです。中学校実習では、特に授業技術について学びました。なかでも、英語科の先生に伝えられた「1時間の授業のなかで1人以上の生徒を主役にする」ということが1番印象に残っています。最初の授業の反省会でこの言葉を先生方から伝えられて、なるほどなと思いました。

 それからの授業では、生徒のいいところを拾ってみんなに伝えたい!という意思をもって授業に挑みました。机間指導もただまわるだけではなく、目的をもって回るようになったし、毎時間生徒のいいなっておもったところをみつけ、みんなに伝えることができるようになりました。伝えられた生徒は嬉しい思いをするし、それを聞いた生徒は「すごい!!」「素晴らしいね!!」と声をかけ、拍手をし、とっても温かい雰囲気になりました。それだけではなく、周りの生徒も影響され、がんばってる様子も沢山みました。
 
 これから教師をやっていく上でとても大切なことを学ぶことができたし、自分自身成長することができました。

 他にも教育実習でだからこそ、学んだことが沢山ありました。実習校で仲良くなった子供たちとのお別れは本当に辛かったです。教育実習はこれから先もずっとずっと思い出すような、私の背中をおしてくれるような素敵な時間となりました。小中学校実習での経験を大切にし、これからに活かしていきたいと思います。

 私は今回の実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。大変なこともしんどいこともたくさんありましたが、それでも一人一人の成長を1番近くで感じられること、それを一緒に喜びあえたときの嬉しさなどの教師のやりがいをたくさん感じることができたからです。
 
 また、先生という仕事は人の未来にもかかわる責任が問われる仕事だと思いました。先生になるためにその覚悟を持ち、専門的な知識を身につけること、子供たちに語れるようないろんな経験をすること、これからの学校生活で大切にしていきたいです。(7期生 丹羽)

2021年11月13日仕事日記

 12日で中学校教育実習を終えた7期生は4名。さっそく課題をslackで指示。これまでで9名のうち7名が無事終了。あと2名が終了したら、ある作戦を始めたい(笑)。

 6期生にも課題提示。自分も忘れていた重要事項。どのようなコンテンツを作ってくれるか、楽しみに待ちたい。

 11月28日(日)のベネッセセミナーのプレゼンの修正すべき箇所を思い出して手直し。知恵をいただいた和田フェローに現況報告。事務局へ会議資料として送信。

 教育実習課から届いた来年1月開催予定の「教育実習等連絡協議会」の要項をチェック。かなりのページがあり、時間をかけて確認する。わずかな気づきだが送信。

 ICT教育関連本を2冊を読破。1冊は、今の僕にとっては貴重な本。授業と学び研究所の皆さんにslackで紹介。

 14時から「情報リテラシー連続セミナー@東北大学」にオンライン参加。今回は「ポストGIGAの学びを求めて」と題して、情報通信総合研究所特別研究員の平井聡一郎さんが講演。主張からも、プレゼン手法からも学ぶ。参加者とやりとりで使われたツールに興味がわき、ネットで検索。熊本市教育センター作成の動画に行きつく。視聴中、座っているのがしんどくなり、講演終了後に横になる。2時間ほど熟睡してしまった。睡眠不足が要因らしい。

 6期生松浦さんから手直しされた卒業論文第2章が届く。助言をしっかり生かした原稿で、細部修正指示のみ。よし!

 研究室HP記事は、昨日に続いて7期生池戸さんの教育実習での学びで、その2。「3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました」というフレーズから、どんなに充実した実習だったかがよくわかる。受け入れていただいた学校、先生方、生徒たちに指導者としても感謝。

教育実習での学び その2(7期生池戸)

画像1
 こんにちは!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!一つ前の記事の続きになります。教育実習での学びパート2です。今回は中学校実習での学びを振り返ります!

 中学校実習は10/18-11/8の3週間でした。 

 中学校実習でまず思い出に残るのが体育祭です。実習2日目に行われた体育祭が、言葉にはできないほど感動しました。まだクラスの子ともほとんど関係ができてない中、不安な気持ちもたくさんありましたが、この日をきっかけに距離がギュッと縮まりました。そして練習風景はほとんど見ていませんでしたが、みんなの頑張りがすごく輝いていて、何度も感動して涙を流してしまうほど素敵な体育祭でした。先生方も本気で体育祭を楽しんでいて、中学生のとき大好きだった体育祭を次は教師として携われるのこともこの職業の良さだと実感しました。

 次に学級経営です。中1ギャップという言葉があるように、思春期真っ只中の中学生と関係を築けるかが1番の不安要素でした。しかし、それは私の固定概念で実際には体育祭をきっかけに、いい意味で友達のように仲良くなることができました。この時点で私の中にあった中学校実習への不安は全くなくなり、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。担任の先生が学習計画ノートや自学の点検もやらせてくださり、より1人1人と濃い関係が築けました。小学校のように一日中担任の先生とクラスが一緒に動くわけではない中学校では、こういった学習計画ノートの生徒の文章や朝の会、帰りの会での教師の話が生徒に大きな影響を与えます。こういう気づきは実際に中学生を相手にし、経験しなければ学べないことです。決して楽な仕事ではありませんでしたが貴重な経験ができました。
 
 そしてこの実習での1番の学びは授業です。数学の授業を6時間、1年生全クラスで授業をしました。初授業をする前は、失敗を恐れて授業をするのが嫌で仕方ありませんでした。しかし実際に教団の前に立つと、「生徒とのやりとりが楽しい!!」これが一番最初に感じたことでした。もちろん、あそこは専門性が欠けてたなぁ、あの子の考え方をもっと深めたらよかったなぁなどの反省点もありました。

 そんな時に、指導担当の先生がいつも私に「こうやって経験しないと学べないからね!できなくて当たり前だよ!」と声をかけてくださり、今の私に必要なのは成功することではなく、経験することなのだと気付かされました。それからの私は授業をしたらすぐにでも先生と反省会をして授業技術を学びました。「授業をするのも楽しいし、こういう学びすら楽しくて仕方ない!」と思えるほど、数学を教えることを心の底から楽しめるようになりました。
 
 3回目の授業では玉置先生が授業を見に来てくださり、指導していただきました。【生徒をつなぐ】【生徒を鍛える】これが私の課題だとわかり、この日以降はこの2つを意識した授業を目指しました。またこの日は2時間授業をする予定が、急遽予定にない内容で違うクラスの授業もすることになりました。授業の1時間ほど前に決定し、さすがに不安でしたが、この日の学びを活かしてぶっつけ本番で50分間授業をしました。これまでの私なら絶対に先生からやってみる?と言われてもやるという選択肢は取らなかったと思います。しかし今回は自分から挑戦し、1日に3時間授業をやり切ったことで自分に自信がつきました。この経験が私の中でとても大きく、『教師になる』と決心をつけるきっかけになりました。

 また数学の授業の時にしか関わらないクラスのある子から最終日にもらった手紙に「先生のおかげで嫌いだった数学が、楽しいと思えるようになって、進んで勉強するようになりました!」という言葉がありました。私の授業が生徒の人生の1コマに関わることができたんだという喜びが教師になりたいという気持ちを倍増させました。

 3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました。実習を終えた今でも、クラスの子たちからもらったメッセージ、プレゼントや集合写真が手放せないほど中学校に戻りたくて仕方ありません。たった3週間でこんなに深い関係が気づけるのなら、一年たったらどんな気持ちになるのか気になります。そんな疑問もまずは教師になってからです!

 教師になりたいという夢が今回の実習を通してはっきりと目標になりました。楽しかった思い出も辛かった思い出も全部これからの自分を強くしてくれると思います。『失敗は成功のもと』教育実習で実感したこの言葉のように、失敗を恐れず、まずは来年の教員採用試験に向けて取り組みます!!

 このような状況下でも教育実習が出来たこと、どんなに些細なことにも親身に相談に乗ってくださった玉置先生や先輩方、そして一緒に頑張ってきた、頑張っている7期生。今ある環境が当たり前ではないことに感謝してこれからも頑張ります。ありがとうございました!!(7期生 池戸美遥)
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31