2022年1月19日仕事日記

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 いつものように8時ごろに研究室着。数日は必要な成績処理作業開始。

 10時30分から6期生ゼミ。卒論発表会までの最後のゼミ。4月から学校現場で働くことを踏まえて、可愛がられる新任になるためのポイント提示。30分間ほどで終了。誕生日にもらったセーターを着て記念写真撮影。

 7期生高橋さん来研。交通事故後の初対面。見た目にはなんら変わらず、ほっとする。今日まで傷のことは聞きにくかったことを伝えて、安心したことを伝える。明るくハキハキ応えてくれながらも、目覚めたら病院であったことや一人入院していたときの心情を教えてくれた。

 その中で「心の天気」については、誰かが私を見ていてくれると思えて、とても心が落ち着いたと話してくれた。友達に連絡すると、心配をかけてしまうこともあって控えていたが、「心の天気だけは別でした」という言葉も嬉しい。

 7期生今井さんも来研。7期生の新企画を聞いて後押し。全国フレンドシップを企画運営している岡君、萩野さん来研。進行具合を聞き、まずは助言。さらに詰めてほしいことは、明日にでも連絡すると伝える。

 オンライン教職専修会議で、卒論発表会や教育実習評価の連絡。

 14時から16時30分まで、教授会ならびに審査教授会。教授会では、新CPの「子ども理解活動」について、学部長の説明を受けて、子ども一人一人を見る力の必要性について補足。今回もたくさんの質問が出ると思ったが、一切出ず、拍子抜け。冷静に考えると、大学の柱が一つ変わるという重要事項が決定されたということ。それに僕は関わるということ。

 16時45分から(審査教授会が伸びて開催を遅らせてしまったミス)、25日、鹿児島県垂水市での講演のためにオンライン事前打ち合わせ。この状況では対面講演はできないとの見解は即了承。教育委員会が僕に期待されておられることをお聞きして、若干のやり取り。

 打ち合わせ終了後、すぐにホテルと航空機チケットキャンセル。成績処理作業を再開。学部長が12回にわたるCP委員会のお礼を伝えに来研されたので、こちらこそ感謝しつつ、最近の「心の天気」の知見を紹介。

 成績処理作業の目途はついていないが、20時を過ぎたので退散することに。途中で夕食をとって帰宅。明日予定の講演は中止となったことで、終日、家で仕事をすることに決めて就寝。

 研究室HP記事は、8期生小林さんの【読後感想】学校へ行けない僕と9人の先生を読んで。ゼミ必読書の読者に与える影響力について、僕は再確認。

【読後感想】学校へ行けない僕と9人の先生を読んで(小林)

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 棚園正一さんが書かれた「学校へ行けない僕と9人の先生」を読んでの感想です。

 「学校へ行けない僕」が学校へ行けなかった背景を知るたび、胸が痛みました。そして、私は不登校の子どもの全てを理解することは不可能だと分かりました。だからこそせめて「先生はあなたの味方だよ」と、言葉ではなく行動で伝えられる教師になりたいと思いました。
 
 「僕」はやがて漫画家になりました。漫画に没頭できた理由は、不登校だった「僕」だからこそのものでもあると思います。不登校だったから、漫画を読む時間がたくさんあった。不登校だったから、絵をたくさん描けた。「僕」の学生生活は教師としては理想的ではなかったかもしれません。けれど大きな意味があるものになったことは確かだと思います。私の高校時代の先生がよく「勉強以外に何でもいいから没頭できるものを見つけなさい」と仰っていました。今その意味が分かったような気がします。勉強はもちろん大切だけれど、時には勉強以外のものに助けられたり、勉強以外のものが新たな出会いを与えてくれたりします。私も子どもの特技や個性、好きなものを認めて褒めてあげられる教師になりたいと思いました。
 
 私は自分のことを、普通の人より他人の気持ちを理解できる人間だと思い込んでいました。私自身小中学生時代は教室に入るのが怖い日も、ある理由からどうしても受けたくない授業もありました。だからこそ、辛い人の気持ちに寄り添うことができると思っていました。けれど私は結局「学校へ行ける人」でした。学校へ行く前に頭が痛くなることもありませんでした。様々な理由から学校へ行けない子どもたちに、「私はあなたの気持ちが分かるよ」と伝えたら、落胆してしまうかもしれません。なぜなら、子どもは私とは違う過去を背負って、違う環境で生きているからです。どんな言葉よりも、「あなたの気持ちが知りたい」「あなたをもっと知りたい」「あなたはとても価値のある人間だよ」と行動で示せる教師になりたいと思いました。(小林)

2022年1月18日仕事日記

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 7時過ぎに家を出て、8時には研究室着。いつものルーティン。山田先生と情報交流も定番。

 9時から第15回「教育課程論」で最終講義。「ICTのベストミックス」と「振り返りとICT活用」をテーマに、深く、深く考えての意見交流。主発問2つで90分間講義がまかなえたということは、どれほど一つの発問が拡散的であったかという証。我ながら満足。

 学生振り返りを熟読。一つのテーマをじっくり話し合い、全体発表で、さらに多角的・多面的に考えることができたなど、学びの価値を多くの学生が書いてくれた。嬉しい振り返りばかり。

 大学を出て、安城市立今池小学校へ向かう。学校近くで昼食。再び講義振り返りを読む。

 13時30分、安城市立今池小学校へ到着。校長先生と懇談。小牧市が「学び合う学び」を始めたころ、安城市も佐藤学さんを招いての研究を進めておられたこともあって、一人一人を見取ることの重要性を互いに確認。

 14時から5年生理科の授業。実験・考察の記録、学級全体へ発信のためにICTがごく自然に活用されている授業。観察していると、授業者の実に細やかな配慮があることに気づく。入力時のフォントの大きさをそろえるための配慮、課題に対応した色分けシートの配慮、そのため自分の課題と同じ仲間の考えをすぐに確認できる配慮など、どの授業においても活用できる配慮・工夫がいっぱい。

 一人一人に用意された実験器具。この準備だけでも大変なことと思う。目的意識も育てられているので、実験中に困っている子どもがおらず、一人一人が黙々としっかり取り組んでいる。

 集団追究においては、ここまで各自で考えをもっているので、さらに交流させてもよかったとは思うが、子どもの振り返りの内容を聞くと、十二分にねらいが達成できていて、願わくばというのが僕の見解。

 授業を観察されておられる先生方の姿勢も素晴らしい。一人一人の学びの様子を全先生方がとらえようとされている。その証は協議会で明確。すべての意見が子どもの様子をもとにしたもの。

 30分間の指導助言は、「個別最適化された学び」から「個別最適な学び」へ変更された理由から入り、授業映像をもとに授業の価値付け。さらに全体交流を活性化するアイデア提供。時間が気になって、言葉足らずのバタバタした話となり、申し訳ない。

 16時25分終了。急いで自宅へ向かう。17時50分に帰宅。無事、オンライン第12回CP委員会に間に合う。事前に提出しておいた意見を述べて、皆さんのご意見をお聞きする。新CPも細部にわたって検討が済み、これなら多くの皆さんに同意していただけるものと確信。

 終了後、明日の6期生ゼミの開催や26日の卒業論文発表会の対面可否について、ゼミ長と相談。決定事項を7期生、8期生に伝える。

 研究室HP記事は8期生柴山君の【読後感想】金森俊朗の子ども、授業、教師、教育論 。この本もこれまでのゼミ生に読み継がれてきている本。

【読後感想】金森俊朗の子ども、授業、教師、教育論 (柴山)

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 あけましておめでとうございます!8期生の柴山です。今回は「子ども、授業、教師、教育論」(金森俊朗著)という本を読ませていただきましたので、特に印象に残ったことを記事にいたしました。

「教師はキャッチャーであれ」

 「子どものどんな意見も受け止める、子どもからのサインを読みとる、子どもの意見や良さを引き出す…」などの意味で使われており、本書内で何度もこの言葉は出てきます。
読み進めていく中で、まさにその通りだと私も感じ「子どもたちが安心して全力でどんなボールでも投げ込めるキャッチャー」を目指したいと思うようになりました。

 子どもたちに限った話ではありませんが、いつも予想通りの行動をとるわけではなく、ビックリするような発言をしたり、行動にでることもあります。こちらの伝えたいことが上手く伝わらなかったりすることも多々あります。キャッチャーで例えるなら、子ども達はいつも要求したところにストレートを投げ込んでくれるわけではなく、あちこちにボールを投げ込んできますし、予測のつかないような変化球も投げてきます。

 しかし、その発言や行動には必ずそうせざるを得ない理由があるということ、子どもは日々それなりのドラマを作っているということをいつも意識しておく必要があると思いました。

 そのうえで、最後は体で子どもの投げてくるボールを受け止めていくと、子ども達は全力でどんなボールも投げ込めるようになると思うからです。あまり話を聞いてくれていないなと感じる人に「相談したいこと、いいたいことがあったらいいなさい。」と言われても、もちろん話す気は起きません。こちらから話しかけずとも、話しやすく信頼している人に対しては自然と相談するのはどんな人でも同じだと思います。よって、日ごろの何気ない報告や心の叫びを受け止めてキャッチし、しっかり返球しコミュニケーションを取っていくことでの信頼関係を構築し、話しやすい環境をつくっていく事が大切だと思いました。

 日頃から子どものいいたいことを引き出し、話してもらうためには、教師自身が話を繋げ、広げるための知識を持っておく、子どもに興味を持ち行動から思いをはせる、自分の中に様々な側面を持つなどして豊かになることが重要であると強く思うと同時に、今の自分がつけていかなくてはならない力だと思いました。

 子どもたちが安心して全力で意見をぶつけてくれるような教師になれるよう、金森先生のように様々なことに挑戦し、貪欲に知識を吸収していく姿勢を見習っていこうと思います。また、自分の中に多くの考え方や視点を持てるよう、今年は多くの人と話すことと、様々な本を読むことを大切にしようと思います。(柴山)

2022年1月17日仕事日記

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 今日は流山市教育委員会から依頼を受けて講演に出かける。流山市では、4月から僕がアイデアを出した「心の天気・学びの天気」を全小中学校で本格実施していただける。教務主任にこの価値と実践例を伝えるように依頼を受けてのこと。

 8時10分に地元駅乗車。東京駅10時57分着。EDUCOMの杉本さんらに迎えをいただいて、車で流山市へ移動。車中で流山市長のグッドアイデアを聞く。1年に1校新設するほどの人口増加があるわけがわかった。

 「日本」という覚えやすいお店で、美味しいお寿司を堪能。

 流山市文化会館へ移動。課長さんとしばし懇談。学習系データと校務系データの連携による4月からの新システムへの期待をお聞きする。その中に、「心の天気・学びの天気」があるわけで、良い意味で責任を感じる。

 14時から15時30分まで「子どもと教師のつながりを強め 学校を元気にするICT活用 端末の価値を高めるスクールライフ活用を通して」と題して講演。

 GIGAスクール構想のとらえ方を30分間、「心の天気」の価値と実践例を30分間、「学びの天気」の価値と実践例を30分間。しっかり聞いていただき、うなづきも多く、責任を果たせたと思う。

 終了後、すぐに東京駅へ送っていただく。往復の車中では、EDUCOMと僕の関わりについての四方山話。

 16時39分東京駅発、名古屋駅着18時16分。久しぶりに備長でうなぎ丼を食べて、自分を慰労。19時30分ごろ帰宅。

 Kumamoto Education Weekの予告動画が流れて、さっそく皆さんに周知。詳しくは明日にでも。

 研究室HP記事は岡君の「私が中学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」。中学生を踏まえての良い記事。

「私が中学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(岡)

 みなさん、こんにちは!年が明けて、いよいよ教員採用試験の年がやってきたなと緊張に似た思いが出てきている7期生の岡です。

 今日は、EDUCOMさんからパソコンを貸与していただいて1年もたち、心の天気についても取り組み始めて一年がたったので、教師という目線に立って、心の天気を始めるときにどのような話や心構えをするかについて体験者の目線も加えてお話させていただきたいと思います。

 私は中学校教師という目線で、始めるときに最初にする話を想定したいと思います。まず、心の天気は教師側が積極的に働きかけて毎日やらせていくものではないかなと思いました。私の理想はみんなが朝登校してきたときに、パソコンを開いて勝手に心の天気をつけていることが重要ではないかなと思いました。そのため、話す内容としては、毎日継続してつけることで自分の気持ちを振り返ることのできる重要性や自分の気持ちをアウトプットすることが大切だよという話をしたいと思います。

 さらに、先生の心の天気へのかかわり方については見ている程度だよというスタンスを示していくことが重要だと思いました。小学生と違い、中学生は難しい年頃でもあるため、日々天気に反応するわけではなく、どうしても気になるときか、生徒から反応が欲しいと言われているとき以外は基本的のは見ているだけだよ、というスタンスもしっかりと示していくことが重要だなと思いました。この2点を伝えたうえで、心の天気を自分の中で思いをぶつける場にしてくれてもいいし、自分にとって一番使いやすいやり方でやってくれていいよという、ある程度自由をもって心天気をやってもらうことが大切だと思いました。

 このように、心の天気を毎日することの大切さと、先生の関わり方を最初に話すことが重要だと思いました。(岡)

※図はEDUCOMサイトから。
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2022年1月16日仕事日記

 今日は終日大学業務。6時30分ごろ家を出て会場に7時15分ごろ着。業務終了が18時少し過ぎ。帰宅が19時ごろ。終日、神経と体力を使ってヘトヘト。横になったら記憶なし。目覚めて、いくつかの仕事。

 研究室HP記事は8期生安藤さんの【読後感想】「全員を聞く子どもにする教室の作り方」を読んで。多賀一郎先生の本。おそらくこれから何度も出会う先生。何度も出会ってほしい先生。

【読後感想】「全員を聞く子どもにする教室の作り方」を読んで(安藤)

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 こんにちは!8期生の安藤里奈です。今年に入ってもう9日が過ぎようとしています。早いですね。今年はゼミが本格的に始まるということで、昨年よりもさらに気合を入れて学びを深めていきます!

 さて、今回は玉置先生が貸してくださった多賀一郎著「全員を聞く子どもにする教室の作り方」から学んだこと、感じたことを記事にさせて頂きます。

 聞いてもらう工夫をする事の大切さを学びました。本書ではたくさんの工夫が挙げられていたのですが、特に「オウム返しをしてはいけない」という部分に衝撃を受けました。なぜなら、聞こえなかった生徒のために復唱した方が良いと思っていたからです。でもすぐに納得しました。私の経験談ですが、友達の発言が聞き取りづらいと感じた時、生徒に代わって先生がもう一度言い直してくれる、と考えてしまい一回でしっかり聞こうという気持ちが薄れてしまう時がありました。言い直したいという気持ちをぐっとこらえて一回で聞き取らなければいけない状況をつくり、自分たちで聞こうとする意志を生徒に持ってもらうように気を付けたいと思います。

 さらに、もう一つ気を付けようと思ったことがあります。話し方です。同じ内容でも話し方次第で興味・関心の持ち方に差が出てきます。落語は強弱、間、リズム感等話し方の参考になるポイントが多いです。落語に留まらず、人を引き付ける話し方をする芸人さんをよくテレビで拝見します。このように教育の分野だけでなく、落語やお笑い等の分野にも視野を広げて教育に生かせる技量を高めていこうと思います。

 この本を読んで、まだまだ私の知らない有効なテクニックがあることを改めて感じました。これから玉置ゼミで、沢山の知識や技術をしっかりと身に付けていきたいと思います。本書を読むことができてよかったです。ありがとうございました。(安藤)

2022年1月15日仕事日記

 今日はゆっくりする日と考えて、いつもより2時間ほど長い睡眠。喫茶店に行き、モーニング。

 昨日、教職実践演習最終回のオンデマンド用動画が完成したので、今日は該当グループへの周知のための設定。未だに自信が持てないユニバーサルパスポート設定。予定日時(17日)に学生に配信されるはず。

 コロナ感染のために講演中止となった2校から改めての打診。3月末までのスケジュールを睨み、まずは返信。

 志賀内さんから教えていただいた柳家喬太郎の「歌う井戸の茶碗」。さすが喬太郎!!!

 6期ゼミ生に貴重な情報提供。全ゼミ生へは「学び合う学び研究所」の講演(1月22日副島孝先生)紹介。

 奈須正裕先生の新刊読了。ICT活用の意義をこれほど示されるとは思っていなかったが嬉しい内容。高橋純先生の動画を見付け視聴して学ぶ。

 大学パンフレットの修正依頼を受けていて、新クリスタルプランページに赤を入れたり、原稿をそっくり入れ替えたり。新たに書いているうちに、さらに自分の考えが固まってくる。心地よさを感じながらの作業。勢いがついて、次回CP委員会への事前意見提出。

 研究室HP記事は、田中君の「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」。実践しているからこそ生まれる説得力。

 研究室HPには、以下の講演チラシ掲載。小牧市内のあちこちで掲示中とのこと。
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「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(田中)

 新年明けましておめでとうございます。今年は教育実習を頑張るぞと心に決めて2021年を迎えた1年前の年越しが懐かしいです…あっという間に1年間が過ぎていき、充実している反面なんだか寂しさも覚えます💦2022年、今年はいよいよ教員採用試験があります。試験に向けての準備は勿論のこと、残り1年の大学生活も全力で楽しみたいです!

 今回の記事では、「私が小学校担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」という題で、自分が『心の天気』を利用している体験などを踏まえて、新米教師になったつもりで『心の天気』について書いていきます。

 まずは、『心の天気』を実際に利用していて感じることから書いていきます。私は、『心の天気』に記入する天気によって自分の今の心境を整理することができています。また、先生が気にかけて下さるのでとても有意義な活動であると感じています。その日にあった出来事を振り返りながら、天気を記入したり、コメントを書いたりすることで、自分自身と向き合う時間を作ることが出来ます。自分自身と向き合う時間ができることによって、今どのようにしたいのか、どんな気持ちなのかを自分自身が把握して、次の活動に移していけるなと感じています。

 また、雨や雷などの、マイナスな心境を表す天気を記入したときは、先生が直接連絡を下さいます。はじめは中々上手く話すことが出来なくても、先生からの連絡が来るだけで、自分は1人じゃないんだな、助けてくれる人が近くにいるんだなととても心強く、ほっとした気持ちになれます。『心の天気』を実際に利用して、私はこのような良さを感じています。

 その上で、子どもに、「君たちが1人じゃないためのアイテム」だよと伝えたいです。私は、学級開きの際に、子どもたちに、ひとりひとりが活躍できるように応援したいことや、誰1人として不必要な人はいなくて、みんな大切な仲間ということを伝えたいです。そこにプラスαで『心の天気』の良さも伝えたいです。みんなのことを逃さずに見ていたいけど、先生も人間だから時には失敗することや、見れていない時もあります。そこで、そんな先生や、先生に話したいみんなのお助けアイテムとして『心の天気』に助けて貰います、といった具合に子どもたちに伝えたいです。

 読み返していて、所々文章がおかしいように感じます💦自分の考えや思いを文字に起こすことは本当に難しいと常々実感します。拙い文章ですが、自分なりの体験や『心の天気』の伝え方を考えて記事にしました。最後まで読んで下さりありがとうございました。(田中)

※写真はEDUCOMサイトから。
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2022年1月14日仕事日記

 屋根には雪が積もっている。名神も一部通行止め。北里市民センターへのルートは幹線道路なのでまだ積雪している心配はないが、早めに家を出る。予定より早くに到着できたので、隣接する喫茶店でしばし休憩。

 9時30分から2時間、北里ゆうゆうつつじ合同学級で「笑う門には福来る 落語を楽しみ笑いのある生活をしましょう」と題して講演。

 まずは笑いの効用、小咄(よく笑ってもらえた)、落語の歴史を伝える。その後、動画で東西の落語家、古典、新作の紹介をする。動画とはいえ、笑いは多い。自分も久しぶりに観る落語があって、やっぱりいいもんだなあとしみじみ思う。

 名古屋市西区のなごのキャンパスに向かう。キャンパス内のレストランで昼食。その後、スペースAでEDUCOMインターンシップへの協力。提出シートから感じた通りの意欲ある学生さんばかり。校長役として登場して、ヒアリングを受ける。

 16時20分に中座して、なごのキャンパス内のコワーキングスペース(下写真)で、オンライン・大学アセスメント会議に出席。快適な環境で話し合いに参加できた。18時15分ごろ終了。

 19時少し前に帰宅。いくつかの連絡、調整。この状況になって講演中止連絡が入ってきて、その後の対応を考える。悩みは続く。

 研究室HP記事は、8期生寺尾さんの【読後感想】授業の腕をあげる法則を読んで。30歳当時、この本との出会いは衝撃的だった。基本部分は今なお色あせていない。それを感じることができる寺尾さんの感想。

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【読後感想】 授業の腕をあげる法則を読んで (寺尾)

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 新年明けましておめでとうございます。8期生の寺尾祐里奈です。今年は様々なことに対して積極的に挑戦していきたいです。玉置先生、そしてゼミ生のみなさん今年もよろしくお願いします。

 さて、今回は向山洋一さんの「授業の腕をあげる法則」という教育書を読んだ感想を述べていきたいと思います。

 本書は「どうやったら教師の腕があがるのか」、「何をどのように努力していけばいいのか」という疑問に対し、具体的に答えを述べたものです。「定石を身につけて技量を高める」という上達の法則を示しています。教師にとって愛情と熱意はもちろん大事な要素ですが、それだけではいい腕を持つ教師とは言えません。

 私は今まで自ら教育書を手に取った経験が少なく、教育に関する情報にも疎かったのですが、この本を読みそんな自分を変えようと心から思うことが出来ました。それはこの本を読み、その中で紹介されていた向山さんの他の本をもっと読んでみたい、そして自らが努力して良い教師に近づきたいと思ったからです。

 まず、「1 授業の原則」について。この章は、授業の原則十ヶ条についての説明がなされています。授業が上手い人は、授業の技術や法則を上手く使いこなしており、何気ない一つ一つの指示や発問の中にも原則が貫かれています。

 例えば、指示や発問をする際には短く語りかけるようにし、多くの指示をしたい場合は黒板に指示内容を順番に書くということを行う必要があるということ。また、指示をする際には児童生徒が理解できるように具体的な内容にすること。他にもいくつかの原則がありますが、教師がこれらを無視して指示をし、児童生徒が指示内容を忘れてしまった場合、これは教師が悪いということになります。児童生徒の発達段階にもよりますが、基本的に一度に何個もの情報を詰め込みすぎては児童生徒は覚えきれません。大学生の私でさえ、一度に多くの情報が詰め込まれた指示をされると何かを忘れることがあります。

 また、個別評定を行う際には、誰が良くて誰が悪いのか、そしてどこが良くてどこが悪いのかをはっきりさせることが大切であると述べられていました。一人一人に何をしたら良いのかということを明示することで、児童生徒は教師が自分のことをよく見ているのだということを感じ、良くないところを直さなければという意識が高まるのではないだろうかと考えます。

 それから、課題をやった人にシールなどの褒美を与える教師がいます。それは一時的には児童生徒のやる気が上がるものの、シールをあげる行為をやめた時に、ものを目当てに競争してきた子の知的好奇心を減退させてしまい、単純な形式的繰り返し行為を身につけさせてしまうということを学びました。人を動かすにはもので釣るのではなく、人をやる気にさせたり励まして自信を持たせたりすることが大切であると考えました。

 次に、「2 教師の技量」について。本章では様々な教師について紹介されていました。特に「伸びようとする子どもの可能性をしっかりと伸ばしてあげられる教師、これが子どもが教わりたい教師の第一位なのである。」という文が印象に残っています。

 ここでは『跳び箱は誰でも跳ばせられる』という本に書かれている「向山式指導法」について学びました。この指導法を実践し、今まで跳べなかった子を跳ばせることが出来たという教師が多くいるそうです。「鉄棒や跳び箱を出来るように教える」ということは技術や方法を学ぶ意志があればどんな教師でも可能なことです。その為、技術や方法を学ぼうという姿勢を持つことから始めていくべきだと考えさせられました。また、「明るく、優しく、公平で、知性的」な教師は誰でもなれるわけではないが、限られた時間の中で多くの子どもに寄り添い、先に述べた教師になれるよう努力しようと思いました。

 そして、「3 授業の腕をあげる法則」について。ここでは特に、教師の技量を向上させる常識的方法というものに注目しました。まず、自分の抱える問題点を改善するために身近な信頼できる先輩に教わるのがよいということが書かれています。さらに、自分が読んでいて面白いまたはためになる本を多く読むことが大切であると述べられています。人がこれはいいとすすめる本は是非目を通すべきと著者は述べているため、玉置先生やゼミ生のオススメする本も読んでいきたいです。是非オススメの本を教えてください!!

 また、学校でやっている研究活動に取り組み研究授業をやることが大切です。この本で何回か述べられていますが、研究授業を避けるような人は教師としての技量が伸びるはずがないのです。自分の頭で納得しながら研究授業を行う事に意味があるのです。このようなことが教師の技量を向上させる従来の方法でしたが、「教育技術を学ぶこと」、「教育技術を使ってみること」、「自分の実践を発問、指示、留意事項という観点から文章化すること」という方法の方が自然成長に近いと言われています。

 優れた指導技術にはいくつかの定石が組み合わされていますが、多くの参観者はあれども見えずという状態になります。良い点がなぜ良いのか、良くない点がなぜ良くないのかを論理的かつ技術的に言語化して批評することは簡単ではありません。そのため、書くという経験を重ねて自分磨きを行う必要性があると考えました。

 最後に「4 新しい教育文化の創造」について。残念なことに、私たちの時代(1985年当時)が共有する教育文化が見当たらないのですが、教育技術の法則化運動は二十一世紀にかけての教育文化の創造の中心になると思うと述べられています。子どもにとってより価値のある優れた教師になりたいという願いを持ちながら、この教育技術の法則化運動の応募論文を書くことを通して授業を見る目を少しずつ磨いていきたいと思いました。

 今回この本を読み、ここには書ききれないほどの多く学びを得ることが出来ました。それと同時に教育書に対する興味がさらに深まったので、引き続き興味を持った本を読んでいきたいと思います。上手く文章化できず非常に拙いですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。(寺尾)

2022年1月13日仕事日記

 7時ごろに家を出る。途中で粉雪。この雪では積もることはない。安心。8時前に研究室着。いつものルーティン。

 このルーティンに山田先生との交流が入りつつある。いつも刺激をいただく。今日は山田先生最新刊「学校を動かすスクールリーダーの言葉かけ」(単著・明治図書)をいただく。

 9時から「教育課程論」の最終回。前田康裕先生著の「まんがで知るデジタルの学び」から資料を作成して、「ICT活用のベストミックス」と「振り返りのデジタル化」をキーワードに深掘り。実によく話し合い、深く考える学生たちの意見をもとに全体での話し合い。自分が目指した段階まで到達できたと把握。

 研究室に戻り、8期生小林さんに情報機器貸与。大学を出て自宅へ向かう。

 12時49分に地元駅乗車。途中で電話あり。これから向かう先でコロナ感染者が出たとのことで、講演会急遽中止連絡。致し方ないことで途中駅で降車。駅隣のロッテリアでしばし休憩して、地元駅へ戻る。

 思わぬ時間が生まれたので、さっそく「教育課程論」の振り返りを熟読。「こんなに考え続けた講義はなかった」をはじめ、講義展開に満足してくれている記述多し。自分で言うのもなんだが、これまでの同講義より、かなりバージョンアップさせることができた。それが振り返りから感じることができて嬉しい限り。

 次週の「教職実践演習」のプレゼンを完成させる。4月から学級担任をする際の重要点を野中信行先生、中村健一先生の書籍をもとに構成した講義。最終回は大人数が集まることになるので、オンデマンドにするため、動画づくりまで進める。

 コロナ感染が広がってきたらしい。講演中止の連絡あり。明日も含めて、今月はまだいくつかの依頼を受けている。さて、どうなるだろうか。

 研究室HP記事は、【担任課題】「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」を下野さんが発信『心の天気』は「心の癖見つけ」であること、そのための「先生との秘密の交換ノート」がキーワード。ぜひご一読を。

【担任課題】「私が小学校学級担任になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。

 EDUCOMさんからChromeBookを貸与して頂き、1年が経とうとしています。今では、様々なセミナーの議事録やホームフレンド活動の報告書、教育実習の指導案や資料、講義資料等々、沢山のファイルがこのChromeBookに保存されています。その中でも取り分け1番に活用しているのは、スクールライフノートです。

 この1年、毎日心の天気の入力を行なってきました。継続は力なりです。今では、自分がどのようなことにつまづき、どのようなことで心の状態が変化するのか、または、安定するのか、そんなことが分析できる程の「心の天気」のデータが集まりました。一言で言い表せば、「心の癖見つけ」です。

 私たちがChrome Bookを貸与された背景には、スクールライフノートの活用者でありながら、教職を志す学生として将来教師となった時、どのように子どもに伝えたいか、子どもならどう捉えるのかといった観点を率直にお伝えする役目を担っています。本記事では、小学校学級担任になった時、この素晴らしい『心の天気』と子ども達との出会いをどのようにサポートするか、といったことを綴りたいと思います。

 私は、『心の天気』を前述した通り「心の癖見つけ」と子ども達に伝えたいと考えています。私自身が実感したように、『心の天気』の継続は、ある一種の自分自身の癖が顕在化します。生きていく上で、自分の心の癖に気付くことは、生きやすさにも繋がることでしょう。何かにつまづいた時に、「前にもこんなことがあったぞ。私/僕っていつも同じようなことでつまづくなあ。いつもの癖か。」と多少の安心材料になるはずです。
 
 子どもが自分自身の癖に気付く為には、教師のサポートが必要です。例えば、「晴れ」マークが基本の子どもの場合を挙げてみます。「曇り」や「雨」、「雷」のマークがついた時、事象に応じた声かけは勿論ですが、「どんなことで、心がモヤッとするのか」ということを言語化させることがポイントだと思います。一方で、「晴れ」のマークが続く時でも、心が安定する期間の癖があるはずですから、教師が「最近の〇〇さんって、素敵な笑顔で毎日生活してるけど、どんなことがあったの?」等、子どもにその時の環境について言語化させることで意識付けが可能となります。

 『心の天気』は、学級の子どもの心の癖を見抜くものです。教師は、子どもを見る職業。子どもを見取る一つのルーツとして『心の天気』は、子どもと教師を繋ぎます。上記において、子どもには『心の天気』を「心の癖見つけ」と伝えると述べましたが、ここで一つ項目を追加したいと思います。心の癖を見つけるための「先生との秘密の交換ノート」です。こう思うと少しワクワクしてしまいます。私は、先生に話しかけることが苦手な子どもでした。先生に話したくても話せなかったことが沢山ありました。「ああ、きっと私が子どもの時に『心の天気』があればもっと私のこと分かってもらえたのかなあ」なんてことをよく考えます。そこに『心の天気』の良さが溢れているのだと思います。

 つまり、私が小学校学級担任として『心の天気』を始めるにあたって、子どもに伝えたいことは、『心の天気』は「心の癖見つけ」であること、その為の「先生との秘密の交換ノート」だという二点です。

 子どもは、見えていることや話していることだけが全てではありません。何かきっと伝えたい嬉しいこと苦しいことがあるはずです。そんな時、先生を頼って欲しい。気軽に頼ることのできる環境づくりに『心の天気』は大きな力を発揮します。そして、これから子ども達が未来を生きていく為に自分の心の癖に気付くことは、まさに「生きる力」の育みにもなるのではないでしょうか。(下野)

※写真はEDUCOMサイトから。
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2022年1月12日仕事日記

 6時50分に家を出て、研究室到着が7時40分。安定の通勤50分間(笑)。アロマを焚いて、珈琲を入れてパンで朝食。BGMはピアノ曲。山田先生と情報交流。

 来週の教育実践演習の最終講義プレゼンづくり開始。これまでは、野中信行先生の書籍をもとにしていたが、今年度は中村健一先生の書籍も参考にしての展開と決めて講義を構成。50%ほど完成。

 10時40分に6期生ゼミへ。今日は年末に赤入れ返却をしておいた卒論を持参して、互いに見合って最終チェックをするゼミ。卒業論文発表会は対面で行うことを決める。7期生の岡君、丹羽さんが来てくれて、6期生と発表会運営についての相談。彼らの様子を見て安心して研究室へ戻る。

 11時40分ごろ大学を出て昼食へ。いよいよ8期生稼働開始で、まずはつながりを作るための食事会。僕は会議のため中座。「心の天気」の一言を読むと、一気につながりができた模様。よし!

 13時15分から簡単に委員会打ち合わせ。13時30分から20分間ほどで実習委員会。実習評価の審議が中心。ゼミ指導者に判断を仰いだ方がよい案件があり、その後に相談。

 研究室訪問者ありで、いろいろと事情を聴く。6期生金子さん来研。書籍返却と選択。

 15時から大学パンフレット作成のインタビューと写真撮影を受ける。新生CPについて大いに語ってしまった(笑)。

 大学を出る。久しぶりにスタバにより、ほうじ茶 meets キャラメル クリーム ティー ラテを味わう。

 帰宅。事前に送られてきたオンライン質問に対してメモ書き。

 18時30分から、ライターの林さんからオンライン質問を受ける。大きなテーマは「個別最適な学び」。1時間30分ほどのやりとりで、「個別最適な学び」をより具体的に、学校現場でも実践できるように語れるようになったと妙に嬉しくなってしまったインタビュー。まさに良い聴き手のおかげで、スパークさせていただけた。何か大きな仕事ができた感じ(笑)。

 研究室HP記事は8期生の読後感想シリーズ第3弾。伊藤君による「『できる先生が実はやっている学級づくり77の習慣』を読んで」。学生が心動かしている箇所を知ることが、今後の参考になる。
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【読後感想】『できる先生が実はやっている学級づくり77の習慣』を読んで(伊藤)

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 こんにちは。8期生の伊藤勇人です。今回は、教育書の読後感想を記事としてまとめます。

 僕が読んだ教育書は『できる先生が実はやっている学級づくり77の習慣』です。この教育書は、1章「クラスがまとまる!」2章「言葉でクラスは変わる!」3章「指導場面で光る!」4章「子どもを見つめる!」5章「子どもを巻き込む!」6章「教師をもっと楽しむ!」と、6つの項目に分けられ、作者の森川正樹さんが思う、できる先生が実はやっている、学級づくりに関する77個の習慣が書かれていました。各々の習慣を紹介するページには、例として、教師と児童生徒の会話や作者の実体験が書かれていたので、とてもわかりやすかったです。

 この教育書を読んでいる期間に、母と妹との間で、妹の担任教師について話しているのを耳にしました。話していた内容は、妹が担任教師に問題の答えが書かれたプリントが欲しいと頼み、担任教師はそれに対して明日渡すと言ったにも関わらず忘れていたことについてでした。この話を耳にしたとき、それは教育書に書かれている「信用貯金高を増やす」に当てはまるなと思いました。

 この会話を聞いた後に教育書を読み、児童生徒とできない約束はしてはいけないな、約束したのなら守らなければならないな、と考えさせられました。このように、僕は年末年始で身内と話しているときに、教師についての話が出たら、この教育書を開いて習慣を確かめることに面白さを感じました。

 この教育書を読んで、特に印象に残っているところは、「アツアツを食べる!」という習慣が書かれているところです。この教育書を読む前には、給食指導について書かれていると思いもしなかったので驚きました。そのページを読み、教師にとって給食指導の大切さに気づかされました。

 このように、この教育書を読み、それぞれの習慣で何が大切なのかに多く気づかされましたが、いざ自分が教師になってこれらの習慣を実践できるかとなると難しいと思います。僕は、この教育書を教師になる前は、自分が習慣化したいことをいくつか定め、教育実習で実践するために、教師になった後は、教師の面白さを感じながら働けるために、手にとって読んでいきたいです。この教育書を読み、できる先生というのは、とてもレベルが高いことであることを実感したため、日々の講義やゼミ活動を抜かりなくやることが、今の自分にとって必要なことであると思いました。(伊藤)

2022年1月11日仕事日記

 新年初の大学講義。暗いうちに家を出る。7時30分ごろ研究室着。久しぶりのルーティン。

 9時から2コマ講義。第13回・第14回教育課程論。13回は「堀川の奇跡」といわれた京都市立堀川高校の荒瀬校長の考え方、取り組みをテーマに深掘り。14回は「社会に開かれた教育課程」をテーマにその理由と意義、そして学校ホームページのあるべき姿を深掘り。2001年放映の映像を提示。今回も濃厚な講義ができたと自負。

 研究室で学生振り返りを読む。自分としての講義振り返り。質問への応答。

 大学を出てルネック勝川へ。小牧ICT支援員研修を参観。人を育てることについて若干のコメント。

 17時前に帰宅。今日も「個別最適な学び」について書籍や文書から入力。ゼミ生の「心の天気」の一言に反応。楽しいひと時。

 研究室HP記事は、7期生へ提示した新課題シリーズ「私が小学校学級担任(あるいは中学校学級担任)になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」発信開始。まずは池戸さんから。嬉しい記述あり

 <プロフィール>に原稿掲載追加。
275 週刊教育資料1月3・10日号(No1641)「連載 玉置崇の新学習指導要領 現場での生かし方」に「対話を支える子ども同士の関係性が大切」掲載

276 月刊プリンパル2022年2月号に「連載 校長の裏ワザ第35回 講話に落語話法を取り入れる」掲載

277 「数学教育 2022年2月号」に「動作を入れて体で納得させる」[Aを説明するのにBを登城させる」「考え方を固有名詞化する」掲載

【担任課題】心の天気は交換ノート(7期生池戸)

 あけましておめでとうございます‼︎7期生の池戸です!ついに私たち7期生にとって勝負の年もなる2022年が始まりました。お正月は地元に戻り、幼馴染や家族とゆっくり過ごすことができました。岐阜に戻り久しぶりに1人になると寂しくて仕方ありません(笑)

 さて2022年1本目の記事は、「私が小学校担任(中学校担任)になったら『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」というテーマで私の考えを発信したいと思います。

 私たち玉置ゼミ生は、将来心の天気を利用する身であり、今現在自分自身が使っている身でもあります。約1年間、心の天気を使ってきたからこそわかる良さがあります。使い始めた頃はなかなか習慣づけされず、天気を押せない日が続いたこともありました。

 しかし、今では『朝起きてまず心の天気を開いて天気を入力する』これが私の1日のルーティーンとなりました。ではなぜ、天気を入力したいと感じるのか。これこそが心の天気の良さだと私は考えました。

 心の天気を入力しなければいけないという義務感から入力したいという願望に変わった瞬間が今回のテーマに大きく関わる気がします。私自身どうしても気持ちが沈んでいる時に雨と入力した日がありました。その時、先生からメッセージが届きました。先生と私はこの心の天気で繋がっているんだと実感し何度も救われました。きっと心の天気を使うみんなも同じ気持ちだと思います。つまり『心の天気は教師と子どもが1対1で繋がれる道具=交換ノート』なのです。

 面と向かって言えないことも心の天気という一つの道具を使えば相手に伝えることができる。『あなたは1人じゃない』この2点を伝えたら子ども達は心の天気を意欲的に活用し、私の目指す『愛し愛される学級』に近づくのではないかと思います。(7期生池戸)

 ※イラストはEDUCOMサイトから。
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2022年1月10日仕事日記

 6期生が和田裕枝先生の授業ビデオを通して学んだ記録「学びの天気」の記事に、早々に和田先生から温かいコメントが届く。さっそく全ゼミ生へslackで紹介。

 連載中の週刊教育資料の第76回原稿を仕上げて送信。今回は「情報端末を自己対話で活用する」というタイトル。

 NHKで映画「スパイの妻」を視聴。こうしてのんびりできるのも今日まで。

 教職実践演習の最終講義のために、これまでの講義資料の見直し。野中信行先生と中村健一先生の著書を参考に講義を構成することに決めて資料作り開始。オンラインでの講義にしなければならない可能性が高くなってきたので、それも考慮しつつの作業。

 研究室HP記事は、1本は下野さんの「12月26日 第5回☆みんなで輝くGIGA活用楽会☆ での学び」。授業と学び研究所が開催している楽会の議事録役を担っていてくれるからこその記事。もう1本は昨日から発信を始めた8期生の読後感想シリーズ第2弾。前野さんの【読後感想】子どもたちと向き合い、力を伸ばす担任術。著者の坪田先生からは、書籍を通してたくさんの実践ヒントをいただいた。筑波小での坪田先生の授業も懐かしい。

【読後感想】子どもたちと向き合い、力を伸ばす担任術(前野)

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 明けましておめでとうございます。8期生の前野佐歩です。新しい年を迎え、本格的に玉置ゼミで学ぶことができる1年がスタートするのでとてもワクワクした気持ちで溢れています。実りある1年になるように頑張っていきたいと思います。

 今回は玉置ゼミの方針として掲げられている「書くことによって学ぶ」の実践として、冬休みに読んだ教育書の感想を書きたいと思います。

 今回読んだ本は坪田耕三著「素敵な学級づくり 楽しく・優しくー子どもたちのための担任術」です。この本は小学校教諭を勤められた坪田耕三先生が体験されたことから分かるよりよい学級づくりのヒントが見開き完結で書かれています。たくさんの体験談や学級づくりのヒントが書かれていた中で、私の心に特に響いた2つの章の感想を書きたいと思います。

"給食ご招待"
 この章では給食の時間に毎日一人ずつ子どもが先生の横に来て二人きりで話をしながら給食を食べることで、子どもとゆっくり向き合う時間を作っている様子が書かれています。一つの学級には何十人も子どもがいて、その子どもたち一人一人と向き合う時間をとるにはかなり多くの時間を要することになります。給食の時間を利用して、子どもの顔をじっくり見ながら会話することで普段は見えてこない子どもたちの考えや悩みが見えてくるのだろうと思いました。ICTが発達した現在においても、やはり子どもと一対一で直接顔を見ながら会話することは重要だなと感じました。

"マイ靴箱"
 この章では教室と靴箱があるホールの距離が遠く、休み時間になるとまどろっこしい様子を見せていた子どもたちに、先生が自分たちで靴箱を作ることを提案し、手作りの靴箱を完成させたということが書かれています。他の人がやったことのないことに挑戦し、問題になんとかして対処しようとする子どもたちの意欲は、非常に大きな力が生まれる原動力になるのだなと感じました。また、子どもたちが靴箱までの距離が遠くてまどろっこしいと感じていることに気づき、問題解決のきっかけを作ることが出来る先生の鋭い観察眼に驚きました。担任として、子どもたちの様子をしっかり見ることは大事であると言われる理由には、このような子どもたちの意欲を新たな活動に繋げるということもあるのだと学びました。

 この他にもよりよい学級づくりをするために、先生はどのような姿勢で子どもと接していくべきか、質のいい授業を作るためのヒントをたくさん学ぶことができました。そして、この本を読んで学級担任の楽しさや醍醐味が感じられました。教師になって担任を持つことになったら、子どもたちと共に楽しみ、学んでいく姿勢を忘れないようにしたいと思いました。(前野)

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教育資料

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