教育実習での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。
小学校・中学校の教育実習をこの度終えてきました。濃密な2ヶ月でした。こんなにもあっという間で、こんなにも多くのことを学び考え、頑張ったと胸を張れる日々は生きているうちで初めてだったように思います。

 小学校実習。児童の可愛らしい笑顔に包まれたキラキラ輝く毎日でした。
 子どもって「褒められ上手」です。褒められようと沢山のことに挑戦しています。尻込みをすることを知りませんから、ある意味無敵なのです(笑) しかし、それは先生方の価値づけの積み重ねで成立していること。褒められると分かっていなければ、褒められようともしません。
 授業での価値づけは、どんなに小さなことでもです。「素敵だね」「ありがとう」「素晴らしい」をどんなに些細なことでも伝える。「鬱陶しいぐらい褒め言葉を伝えてやっと子どもは褒められたと感じます。」という言葉を先生から頂きました。褒め言葉を伝えられて嬉しくない大人はいませんから、子どもなら尚更です。
 「価値語」の重要性とその積み重ねに気付くことが小学校実習ではできました。

 中学校実習。沢山の授業を実践させて頂きました。
 毎晩、指導させていただく教材を50回音読練習しました。毎日、教材研究をしました。毎日、生徒の反応を考えました。どんな言い回しなら伝わるだろう。どんな指示が端的で無駄がないだろう。リズムってなんだろう。テンポってなんだろう。本当に沢山のことを考えました。
 私が授業実践にて、大切にしていたことは「生徒を輝かせられる授業」でした。私への指導は、真摯に受け止めるから、どうか私の授業を生徒達が「頑張れた!」と「できた!」「楽しかった!」と思える授業にしたかったのです。
 中学校実習では、トップクラスの学級経営術と授業技術をご教授頂きました。生徒を輝かせる学級と授業には、とにかく教師の「見通し力」が試されます。どれだけ見通せるか。まるで将棋の世界です。何百手先まで見通す力が場数と子どもを想う気持ちでついてくることがよく分かりました。

 教師の授業技術や学級経営技術は、初めて現場に立つこの教育実習で決まるのだと思います。どれほどの熱意を持って授業や学級経営を学ぶのか。どれほど上手い教師の授業と学級経営を観るか。そして、一番大事なことはどんなに厳しい授業でも学級でも決して子ども達を愛すことを忘れないこと。

 教師になりたいと想い、教育実習に臨みました。その気持ちがこの2ヶ月間でさらに増し、そして明確に理想の教師像を抱けるようになりました。
 教育実習生が学級に来た期間や教育実習生が行った授業は、子ども達にとっては長い線で繋がれる人生の中のただの点にしか過ぎないでしょう。しかしながら、私の人生にとっては長く太く強い線となりました。お忙しい中、私達実習生を受け入れてくださり、また、丁寧なご指導をしていただき本当に先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 先生方から頂いたご指導と子ども達の愛をしっかりと心に留め、今後の教員採用試験やこれからの教職人生の原点としたいと思います。

 本当にありがとうございました。

(下野)

2021年11月17日仕事日記

 6時30分ごろに家を出て大学へ向かう。7時20分ごろ研究室着。いつものルーティン。研究室で珈琲とアップルパイで朝食。さっそく中野さんの卒論赤入れを開始。かなり書き進めてある論文なので、赤入れも大変。いよいよシーズン開始(笑)。

 1時間目は教職実践演習。例によって保護者対応。ますます無駄を省き、重点を強調しながらの展開。ロールプレイから得られた知見や関連した自分の経験談を話す。

 2時間目は6期生ゼミ。松浦さんが自身が考える道徳模擬授業をして、子ども役になったゼミ生から気づきを教えてもらい、論文に生かすための時間。

 まずもって松浦さんの授業はゼミでの学びの集大成のような授業で、学生の身でこれだけできれば十分と言えるものを見せてくれた。授業後、ゼミ生の意見をもとに、「つなぐ」「ゆさぶり」の価値づけ。

 12時20分に8期生10名が揃う。連絡手段のためのslackをインストール。6期生から使い方の簡単レクチャー。初の8期生記念撮影。数日後には研究室HPにアップしたい。

 13時30分から大学重要会議。30分ほどで終了。14時30分から教授会。実習委員長として報告。15時45分に委任状を出して中座。

 稲沢市小中学校管理職研修会のため稲沢市勤労福祉会館へ向かう。17時前に会場に入る。さっそくPCセットをするが、PCの電源が入らない。焦る。ようやくプレゼンが立ち上がり、RGBをつなぐと電源が落ちる。もう一度やってみる。同様な状況。HDMIにコードを変更すると、電源は落ちない。まったくもって不思議。不安を抱えながら講演開始。演題は「管理職として令和の日本型学校教育をどう進めるか」。

 この教育の3つのキーワード。新学習指導要領の実施を60分間。GIGAスクール構想を15分間。働き方改革を15分間で、合計90分間の講演。夕方からの研修に関わらず、校長先生、教頭先生とも、とても反応がよく、この時期、一番の笑いもあって、良い聴衆に乗せられて、四方山話もいれての管理職へのアドバイス多数。持参した書籍15冊完売。これも嬉しいこと。

 役員の方々にミニミニ追加講演(笑)をして、会場を出る。途中で外食。帰宅。今日もたくさんの依頼や問い合わせがあって、その調整や返信であっという間に時間が過ぎる。

やっぱり私は教員になりたい!!!(田中)

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 こんにちは!7期生の田中です。最近寒さがより一層厳しくなってきましたね。皆さんは身体を温めるために何かされていることはありますか?小学校、中学校とそれぞれ1ヶ月ずつ無事に教育実習に行って参りました。今日は教育実習で学んだこと、感じたことを記事に書いていきます。

〈小学校〉
 小学校で1番強く印象に残っていることは、児童の日々成長していく姿です。実習当初は前に立っても喋っていたり、授業でも中々手が挙がりませんでした。しかし、朝の会や帰りの会での呼びかけ、クラスとして聞く姿勢のキャンペーンに取り組みました。その結果もの凄いスピードで子供達が成長していきました。実習の終わり頃には前に立つだけで聞く姿勢を作ったり、呼びかけの声が聞こえるほどです。たった1ヶ月でこれほど成長するものなんだとびっくりしました。加えて、成長する様子がとても嬉しかったです。そのような子供達の姿を見ていると少しでも彼らの成長の手助けをしたいな、一緒に頑張りたいなという思いが強くなりました。

〈中学校〉
 中学校では、教科の専門性の無さを痛感しました。私は国語の実習生として国語の授業に取り組みました。自分の中ではこの文法はどのような意味だと分かっていても、いざ教えるとなると思うように伝えることができませんでした。これは、私の知識、技術などなど国語の専門性の無さが明確に分かった場面でした。それでも一生懸命に授業を受けている生徒の姿をみると申し訳なさ、悔しさ、この子達のためにもっと頑張りたいという思いが強くなりました。少しずつ国語の専門性を身につけて、少しでも子供達の「わかった」が増やせる授業ができるようになりたいです。
 
 小学校、中学校実習では他にも多くのことを学びました。1日1日、1つ1つの経験がとても大切なものでした。学んだことを生かしてまずは教員採用試験にむけて頑張っていきたいです。多くの方々の支えのお陰でこのように実習を行うことができました。本当にありがとうございました。(田中)

2021年11月16日仕事日記

 今日は和歌山県へ向かう。7時過ぎに地元駅乗車。名古屋駅で新大阪から和歌山までの乗車券と特急券購入。乗車予定の新幹線までに時間が生まれたので、待合室に新設されたボックスで卒論赤入れ。
 
 9時10分乗車、新大阪でくろしおに乗り換えて和歌山駅着が11時16分。宇田指導主事さんらにお迎えをいただき昼食へ。とっても美味しい料理。さすが開店と同時に満席になるお店。

 和歌山県民文化会館へ移動。講演の準備。再度、僕の講演に期待されておられることを確認。グループウエア活用による学校力向上をしっかり伝えることと把握して、プレゼン再調整。

 13時35分から14時35分まで講演「校務支援システムで元気な学校を創る」。お聞きになられたのは、和歌山県市町村教育情報化推進協議会の皆さん。つまり和歌山県内各自治体で、共同調達など校務支援システム導入などの仕事をされている方。半数ぐらいが教育行政の方で、教師出身でないことを意識して、できる限り、学校の様子が伝わるように話したつもり。夕方には、責任は果たせたかなと思う次の感想が届き、ほっとする。

・学校にいると当たり前なのかもしれないですが、改めて知ることがたくさんありました。
・実際に、導入したものが学校現場でこういう使い方をしてもらえたらとてもありがたい。
・システムを導入したことで、生まれた時間をどのように生かすのが重要かという話が印象的でした。ぜひ学校を変えるために生かしていきたい。
・具体的な校務の効率化の事例が分かりやすく、とても参考になった。
・管理職全員に聞いてもらいたい話でした。
・学校での活用等が理解でき、教育委員会ができることという点で非常に参考になった。
・校務の情報化に向けてのシステムの重要性がわかりました。
・現場管理職のリーダーシップが重要になることがわかりました。
・実際に使用されている先生方に聞いていただきたい内容でした。


 終了後、控室に質問に来られたり、感想を届けていただけたりする方があって感激。講演感想メールも届く。

 和歌山駅14時58分乗車、地元駅到着は18時50分。帰路の和歌山から大阪間は快速電車だったために4時間の移動時間(泣)。とはいえ、久しぶりに校務支援システム活用の話ができて自己満足できた1日。

2021年11月15日仕事日記

 6時頃に目覚めて、今朝も珈琲とパンで朝食。昨晩にお約束した僕の講演会チラシを皆さんに転送。こまきこども未来館でゼミ生に「学びの連続化」に際しての取材機会をいただきたいと思って、古谷さんらへメールでお願い。7期生ゼミ合宿時にぜひ来ていただきたいと思って安達さんに依頼メール発信。

 9時から1時間ほど、11月28日(日)10時から11時オンライン開催の「紙ドリル&デジタルドリルを併用した学習を考える研究会」の打ち合わせ。僕が作成したプレゼンをもとに論議。主催者側の願いを改めて確認できたこと、プレゼン修正点も明確になったこともあって、朝から充実の会議。なお、すでに200名近い申し込みがあるとのこと。ここから申し込みができるので、関心・興味がある方はぜひ!

 11時過ぎに家を出て、豊川市立牛久保小学校へ向かう。学校付近で時間調整も兼ねて、軽く昼食。

 13時に学校着。校長先生と懇談。事前に見ておいた校長通信なども話題にする。

 13時25分から5年生算数授業参観。授業開始直後から、子どもたちと教師が一体になっていることが感じられる教室で、これまでの関わりの積み上げ成果が十分にわかる。子どもたち同士の自然な呼応もあり、聴きあい、話し合うことができている。授業から離れている子どもがいるのではないかと俯瞰するが、最後までそのような姿を見ることもなかったことも事実。
 
 今回の授業提案のメインは、一人一台端末に自分の考え方を録画して、それらを見合ったり発表し合ったりすること。これは、いずれパフォーマンス評価として活用できるのもいい。

 授業終了後、撮影の写真や動画を整理して、協議会後に提示するプレゼンを必死に作成。なんとか間に合う(汗)。

 子どもの姿をもとにした皆さんの協議会後、50分間の指導助言。牛久保小学校の研究の価値づけを「主体的・対話的で深い学び」の視点で行った後、授業写真や動画をもとに皆さんで共有した事柄や、さらに望みたい姿を伝える。

 最後はいつもの書籍宣伝タイム。おかげさまでたくさん購入していただけた。先生方の人数から考えると一人一冊買っていただいたのでは?と思うほど。大感謝。わざわざ来校いただいた教育長からお話を聞くこともできたことも幸運。

 急いで学校を出る。高速道路に入ると、やはり(泣)渋滞情報。事故もあったようで、ナビから次のICで降りるように指示あり。19時からのオンライン会議に到底間に合いそうにない。読みの甘さを深く反省。電話で今日は対応できそうにないと謝罪。

 19時30分過ぎにようやく帰宅。原稿2本の校正や事務手続きの書類作成、朝の会議を受けてのプレゼン修正などをしていたら、時刻はあっという間に深夜。明日は和歌山県まで日帰り。片道4時間弱の旅は久々。

 研究室HP記事は、7期生吉久さんの教育実習での学び。教師への道をより固めた実習となったことがよく伝わってくる記事。

教育実習での学び(7期生 吉久)

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 こんにちは。7期生の吉久明日実です。私は、実習で児童生徒一人一人に寄り添えるように、という思いで実習に挑みました。

 大学の授業で児童生徒の特性や傾向を学びましたが、実際の児童生徒について知ることは大学の授業では学べません。実習だからこそ、学ぶことができるので、児童生徒との関わりを私は大切にしようと思いました。今回は、小学校実習、中学校実習を通して学んだことを書いていきたいと思います。

 私が実習で学んだことは、大きく二つあります。一つ目は、児童生徒との接し方です。二つ目は、授業づくりについてです。

 一つ目の児童生徒との接し方では、「笑顔」と「共感」、「褒めること」の大切さを学びました。

 小学校実習でも中学校実習でも「笑顔」が一番大切であるということを教えて頂きました。教師の表情や声のトーンなど、一つ一つの動作を児童生徒は感じ取り、影響を受けると思います。教師が不安げな様子でいると、児童生徒も同じように影響を受けると思うので、常に笑顔で児童生徒と接するように心がけました。

 また、児童生徒と接するときは、「共感」と「褒めること」を取り入れることで児童生徒との信頼関係を築くことができることを学びました。ただ褒めればいいというわけではありません。行動レベルで具体的に褒めたり、その児童生徒の思いや考えに沿った言葉がけで褒めたりすることが大切です。

 私は、そのような「褒めること」をたくさんするように心がけました。ですが、小学校実習では、授業を展開していくことに精一杯で、あまり児童を褒めることができませんでした。中学校実習では、全体を褒めることはできました。個人を褒めることは難しく感じ、全体のとき程できませんでした。なので、今後の課題です。

 児童生徒を褒めることにより、児童生徒の授業意欲が向上したように感じます。そして、児童生徒は積極的に授業に参加し、児童生徒と教師の対話が増える授業ができるように感じました。

 私はこれらのことを意識しながら、児童生徒と信頼関係を築くために、3日間で名前と顔を覚え、その子一人一人の特徴や考えが分かるように、休み時間も授業中も積極的に話しかけたり観察したりしました。中学校実習では、国語の授業に基本的に参加していたため、担当の学級と過ごす時間が小学校実習と比べると圧倒的に少ないです。そのため、中学校の空きの時間は、ほとんど担当の学級で過ごすようにしました。

 二つ目の授業づくりでは、「教材分析」、「児童生徒の実態把握」、「オリジナリティ」が大切であることを学びました。

 特に重要なことは、「教材分析」と「児童生徒の実態把握」です。教材分析に十分に時間をかけ、張物などの事前準備や指導案などがしっかりしていなければ、授業は上手くいかないのだと思いました。それだけではなく、児童生徒の実態を把握できていなければ、授業の進め方や手立てを適切にすることができません。私は、時間配分を何度か失敗してしまったり、全員が学べる授業はどのようにすればいいのだろうかと悩んだりすることがありました。試行錯誤しながらも、児童生徒に積極的に接することで、児童生徒の実態把握に努めました。児童生徒全員が理解できる授業を作ることは難しいことですが、その気持ちで授業を作ることが大切なのだと思いました。

 そのうえで、オリジナリティを出すことが大切だと思いました。児童生徒が、授業内容を覚えやすくしたり、関心を持てるようしたりするために、身近なもので例えたり、その背景を伝えたりと、自分なりに一工夫しました。そうすることで、より学級全員が楽しく学ぶことができるのだと思いました。その工夫で、児童生徒の反応が見られた時は、とても嬉しかったです。今後も、全員が分かるような授業をベースにし、オリジナリティを出せるようにしていきたいです。

 未曽有の災禍の中、多くの体験をさせて頂くことができました。実習校の先生方から手厚いご指導をしてただいたり、素直で活気のある児童生徒と実際に交流したりすることができました。このような環境の下で学ばせて頂くことは、とても恵まれていることだと思います。感謝の気持ちで一杯です。実習で体験したこと一つ一つが大切な学びであり、私の財産です。実習を通して、より一層教師になりたいという気持ちが強まりました。実習での出会いに感謝し、体験したことを糧に、今後も学び続けていこうと思います。(吉久)

2021年11月14日仕事日記

 今朝は、研究室HPプロフィールへ原稿掲載記録の追記から。書き忘れていたことがあったり、月刊プリンシパル12月が届いたこともあったりして加筆。今回で大学人になって雑誌等掲載は264本目。月平均3.3本の原稿掲載となった。こんなに依頼をいただけたという感謝の言葉しかない。

 明日15日は豊川市立牛久保小学校で指導助言。端末を活用した算数授業を見せてもらえるとのことで楽しみ。送られてきた現職研修の要項をもとに基本プレゼン作成。

 今月29日は岡山県総合教育センター依頼で、16年目の先生方へ講演。その際のプレゼンとグループワークが可能な場合の資料作成。完成したので担当の方へ送付。

 連載中の週刊教育資料第72回目の原稿書き。今回も「対話」をテーマに。「対話」だけで9回目となる。我ながら「対話」の深掘りがここまでできたことに自分で感激(笑)。

 かつてのゼミ生から報告あり。自校に教育長が訪問されて提示された資料には、先生が講演で話されたことが書いてありました!と写真付きでの連絡。私の講演がいささかでもお役に立てたようで、元気が出る。

 18時から、光ヶ丘中でお世話になった皆さんと、とっても久しぶりの懇親会。当時のいろいろな逸話を思い出して、話が弾む。20時過ぎにお開き。

 研究室HP記事は7期生教育実習での学びシリーズ。丹羽さんの記事をアップ。恵まれた環境での実習。もちろん、本人の努力があっての充実の実習。

教育実習での学び(7期生 丹羽)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです。玉置ゼミ7期生の丹羽真琴です。先日、小学校実習と中学校実習を終えました。そこで今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まずは小学校実習での学びを振り返りたいと思います。私は、小学校実習先の教務主任の先生が中学校時代、部活動でお世話になった先生であったため再び教育実習で先生という立場でお会いでき、指導を受けれたこと本当に嬉しかったです。同時に、もうこんなにも時が経ってしまったのだということも感じました。
 
 小学校実習では、沢山のことを学びましたが特に学級経営の大切さについて学ばさせていただきました。

 私が実習生として授業を行なっても学習規律がしっかり行えていたり、指示が通ったり、児童たちが集中して授業を受けることができていたのは、9月までに学級の先生が学級経営に力をいれてきたからだということを学びました。私が先生になった時には、その学級経営のベースがない状態から始まるので、児童との信頼関係を築いていきながら、まずは1番に学級経営に力をいれていきたいです。

 次は、中学校実習についてです。中学校実習では、特に授業技術について学びました。なかでも、英語科の先生に伝えられた「1時間の授業のなかで1人以上の生徒を主役にする」ということが1番印象に残っています。最初の授業の反省会でこの言葉を先生方から伝えられて、なるほどなと思いました。

 それからの授業では、生徒のいいところを拾ってみんなに伝えたい!という意思をもって授業に挑みました。机間指導もただまわるだけではなく、目的をもって回るようになったし、毎時間生徒のいいなっておもったところをみつけ、みんなに伝えることができるようになりました。伝えられた生徒は嬉しい思いをするし、それを聞いた生徒は「すごい!!」「素晴らしいね!!」と声をかけ、拍手をし、とっても温かい雰囲気になりました。それだけではなく、周りの生徒も影響され、がんばってる様子も沢山みました。
 
 これから教師をやっていく上でとても大切なことを学ぶことができたし、自分自身成長することができました。

 他にも教育実習でだからこそ、学んだことが沢山ありました。実習校で仲良くなった子供たちとのお別れは本当に辛かったです。教育実習はこれから先もずっとずっと思い出すような、私の背中をおしてくれるような素敵な時間となりました。小中学校実習での経験を大切にし、これからに活かしていきたいと思います。

 私は今回の実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。大変なこともしんどいこともたくさんありましたが、それでも一人一人の成長を1番近くで感じられること、それを一緒に喜びあえたときの嬉しさなどの教師のやりがいをたくさん感じることができたからです。
 
 また、先生という仕事は人の未来にもかかわる責任が問われる仕事だと思いました。先生になるためにその覚悟を持ち、専門的な知識を身につけること、子供たちに語れるようないろんな経験をすること、これからの学校生活で大切にしていきたいです。(7期生 丹羽)

2021年11月13日仕事日記

 12日で中学校教育実習を終えた7期生は4名。さっそく課題をslackで指示。これまでで9名のうち7名が無事終了。あと2名が終了したら、ある作戦を始めたい(笑)。

 6期生にも課題提示。自分も忘れていた重要事項。どのようなコンテンツを作ってくれるか、楽しみに待ちたい。

 11月28日(日)のベネッセセミナーのプレゼンの修正すべき箇所を思い出して手直し。知恵をいただいた和田フェローに現況報告。事務局へ会議資料として送信。

 教育実習課から届いた来年1月開催予定の「教育実習等連絡協議会」の要項をチェック。かなりのページがあり、時間をかけて確認する。わずかな気づきだが送信。

 ICT教育関連本を2冊を読破。1冊は、今の僕にとっては貴重な本。授業と学び研究所の皆さんにslackで紹介。

 14時から「情報リテラシー連続セミナー@東北大学」にオンライン参加。今回は「ポストGIGAの学びを求めて」と題して、情報通信総合研究所特別研究員の平井聡一郎さんが講演。主張からも、プレゼン手法からも学ぶ。参加者とやりとりで使われたツールに興味がわき、ネットで検索。熊本市教育センター作成の動画に行きつく。視聴中、座っているのがしんどくなり、講演終了後に横になる。2時間ほど熟睡してしまった。睡眠不足が要因らしい。

 6期生松浦さんから手直しされた卒業論文第2章が届く。助言をしっかり生かした原稿で、細部修正指示のみ。よし!

 研究室HP記事は、昨日に続いて7期生池戸さんの教育実習での学びで、その2。「3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました」というフレーズから、どんなに充実した実習だったかがよくわかる。受け入れていただいた学校、先生方、生徒たちに指導者としても感謝。

教育実習での学び その2(7期生池戸)

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 こんにちは!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!一つ前の記事の続きになります。教育実習での学びパート2です。今回は中学校実習での学びを振り返ります!

 中学校実習は10/18-11/8の3週間でした。 

 中学校実習でまず思い出に残るのが体育祭です。実習2日目に行われた体育祭が、言葉にはできないほど感動しました。まだクラスの子ともほとんど関係ができてない中、不安な気持ちもたくさんありましたが、この日をきっかけに距離がギュッと縮まりました。そして練習風景はほとんど見ていませんでしたが、みんなの頑張りがすごく輝いていて、何度も感動して涙を流してしまうほど素敵な体育祭でした。先生方も本気で体育祭を楽しんでいて、中学生のとき大好きだった体育祭を次は教師として携われるのこともこの職業の良さだと実感しました。

 次に学級経営です。中1ギャップという言葉があるように、思春期真っ只中の中学生と関係を築けるかが1番の不安要素でした。しかし、それは私の固定概念で実際には体育祭をきっかけに、いい意味で友達のように仲良くなることができました。この時点で私の中にあった中学校実習への不安は全くなくなり、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。担任の先生が学習計画ノートや自学の点検もやらせてくださり、より1人1人と濃い関係が築けました。小学校のように一日中担任の先生とクラスが一緒に動くわけではない中学校では、こういった学習計画ノートの生徒の文章や朝の会、帰りの会での教師の話が生徒に大きな影響を与えます。こういう気づきは実際に中学生を相手にし、経験しなければ学べないことです。決して楽な仕事ではありませんでしたが貴重な経験ができました。
 
 そしてこの実習での1番の学びは授業です。数学の授業を6時間、1年生全クラスで授業をしました。初授業をする前は、失敗を恐れて授業をするのが嫌で仕方ありませんでした。しかし実際に教団の前に立つと、「生徒とのやりとりが楽しい!!」これが一番最初に感じたことでした。もちろん、あそこは専門性が欠けてたなぁ、あの子の考え方をもっと深めたらよかったなぁなどの反省点もありました。

 そんな時に、指導担当の先生がいつも私に「こうやって経験しないと学べないからね!できなくて当たり前だよ!」と声をかけてくださり、今の私に必要なのは成功することではなく、経験することなのだと気付かされました。それからの私は授業をしたらすぐにでも先生と反省会をして授業技術を学びました。「授業をするのも楽しいし、こういう学びすら楽しくて仕方ない!」と思えるほど、数学を教えることを心の底から楽しめるようになりました。
 
 3回目の授業では玉置先生が授業を見に来てくださり、指導していただきました。【生徒をつなぐ】【生徒を鍛える】これが私の課題だとわかり、この日以降はこの2つを意識した授業を目指しました。またこの日は2時間授業をする予定が、急遽予定にない内容で違うクラスの授業もすることになりました。授業の1時間ほど前に決定し、さすがに不安でしたが、この日の学びを活かしてぶっつけ本番で50分間授業をしました。これまでの私なら絶対に先生からやってみる?と言われてもやるという選択肢は取らなかったと思います。しかし今回は自分から挑戦し、1日に3時間授業をやり切ったことで自分に自信がつきました。この経験が私の中でとても大きく、『教師になる』と決心をつけるきっかけになりました。

 また数学の授業の時にしか関わらないクラスのある子から最終日にもらった手紙に「先生のおかげで嫌いだった数学が、楽しいと思えるようになって、進んで勉強するようになりました!」という言葉がありました。私の授業が生徒の人生の1コマに関わることができたんだという喜びが教師になりたいという気持ちを倍増させました。

 3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました。実習を終えた今でも、クラスの子たちからもらったメッセージ、プレゼントや集合写真が手放せないほど中学校に戻りたくて仕方ありません。たった3週間でこんなに深い関係が気づけるのなら、一年たったらどんな気持ちになるのか気になります。そんな疑問もまずは教師になってからです!

 教師になりたいという夢が今回の実習を通してはっきりと目標になりました。楽しかった思い出も辛かった思い出も全部これからの自分を強くしてくれると思います。『失敗は成功のもと』教育実習で実感したこの言葉のように、失敗を恐れず、まずは来年の教員採用試験に向けて取り組みます!!

 このような状況下でも教育実習が出来たこと、どんなに些細なことにも親身に相談に乗ってくださった玉置先生や先輩方、そして一緒に頑張ってきた、頑張っている7期生。今ある環境が当たり前ではないことに感謝してこれからも頑張ります。ありがとうございました!!(7期生 池戸美遥)

2021年11月12日仕事日記

 7時ごろ家を出て、久しぶりに愛知県総合教育センターへ向かう。本日は「令和3年度中堅教諭等資質向上研修 中学校数学科教科指導研修」の講師。

 時間調整をして9時ごろにセンターに入る。さっそく機器の設定。動画音声も大丈夫であることを確認。

 9時35分ごろから12時まで、「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業の在り方」と題して、講演と模擬授業。6年目数学教員対象の研修で、久しぶりに数学授業に特化して話すことができたり、数学模擬授業をしたりできたことで、自分でワクワクしながらの講演。自分がこんなに楽しいのだから、参加者も楽しいに違いないという論理で(笑)、久しぶりに数学授業を満喫した感じ。終了後、すぐにセンターを出て自宅へ戻る。

 13時ちょっと過ぎから授業と学び研究所のオンライン会議に参加。ICT支援員の研修のこと、恵那市からいただいたスクールライフノートの成果と課題をもとに協議など、3時間の会議。

 17時に小牧勤労センターへ。17時40分から18時50分まで「小牧市教員組合力量向上学習会」にて講演。演題は「学び合う学びは主体的・対話的で深い学びを生み出す」。小牧教育のキーワード「学び合う学び」の原点を触れてから、主体的、対話的、深い学びとの関係に触れながら講演。遅い時間からの学習会に関わらず、熱心に聞いていただけ応えていただける皆さんに感謝。とりわけこの機会を作ってくれた臼田教育文化部長には大感謝。

 帰宅。今日も濃密な日で全身疲労。十分な満足感。

 研究室HP記事は、教育実習を終えたばかりの7期生池戸さんの文面から学びの豊富さがしっかり伝わってくる内容。学びが多すぎて2本に分けての発信。今日はまずはその1。
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教育実習での学びその1(7期生池戸)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!!先日、小学校実習4週間・中学校実習3週間を無事に終えました。実習が始まる前は半袖で過ごせていたのに、気がついたらストーブが欠かせないほど寒い時期になりましたね。

 さて今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まず、9/6-10/1まで行った4週間の小学校実習での学びです。

 私は研究授業も含め道徳を3時間やりました。「玉置ゼミでの学びを一番発揮できるから頑張ろう!」などという安易な気持ちだった私は大挫折をしました。

 実際に児童相手に授業をするのは初めてで、私の想像の上をいく児童の発言に対応しき
れませんでした。せっかく価値となるワードが出ているのに、それをうまく変換して板書に残すことがとても難しかったです。

 また私の授業を楽しみに待ってくれている児童はいつもなかなか発言できない子も頑張って発言しようとしてくれますが、『こう言わせなきゃ』という焦りから価値となる意見を言ってくれた児童との一対一のやりとりになってしまう場面がありました。

 普段の授業での担任の先生が挙手指名する場面では、なんとなく当てているように感じていましたが実際はそれぞれの児童の特徴を考えながら当てる順番やタイミングを決めていることを学びました。

 小学生は本当に素直です。だからこそ、授業が難しかったり、楽しくなかったりすると表情ですぐにわかります。この小学校実習でたくさん失敗をした分、一つの授業を作り上げることがどれだけ難しいことなのか改めて実感しました。

 しかし失敗は人を強くします。「次こそは児童が心の底から楽しかった!と思える授業がしたい」という思いが私を奮い立たせました。時間が許す限り教材研究を繰り返し、何度も価値となる部分を変え、板書や補助発問を工夫しました。これまでの私の教材研究は、内容を読み、価値と補助発問を考えるぐらいでしたが4週間を通して、あの子だったらこう言う発言をしそうだな、この価値以上に深まりそうだな、などの一人一人の特徴を考えながらそのクラスにしか出来ない授業を考えられるようになっていました。

 研究授業では『ブラッドレーの請求書』という家族愛についての授業を行いましたが、これまでで一番良い授業ができました。なぜなら児童が目をキラキラさせながら発言しようと頑張ってくれる姿はもちろん、授業をする私自身がすごく楽しかったからです。担任の先生がよく私に、「まずは教師が子供の成長も含めて授業を楽しまないと、子供はそれ以上楽しめない」という指導をしてくださいました。教師になる上でとても大切なことを学び、経験できました。

 次に学級経営での学びです。小学校実習で一番感じたのは、先生方は授業以外の面でも一瞬も気を抜けないということです。

 私の実習先は運動会シーズン真っ只中でした。コロナ禍ということで日々、状況が変化し当日ギリギリまでzoom配信か、対面の運動会かの瀬戸際でした。そのため運動会練習が思うようにはできず、短い期間で練習させなければいけない状態でした。しかし相手は小学生です。指導は決して簡単ではなく、全員が理解して動くのにはすごく時間がかかります。
 
 実際に1日経営で1週間担任業務をやらせていただきましたが、本当に大変でした。目や体が何個も欲しいと思ってしまうほど、分刻みで様々なことが起こります。トラブルが起こらないように指導しないと、、という不安な気持ちが大きかったことを覚えています。しかし、それは違っていて、児童を黙らせるのは簡単ですが、なぜ今は静かにしなければいけないのか、なぜこういうトラブルが起きたのか、この『なぜ』つまり理由を理解させるための指導が大切なのだと実際に学級経営をして学びました。

 この4週間という長いようで短い時間を通して、教師という職業のこれまで見えてこなかった一面も知ることができました。それと同時に「自分は本当に教師になれるのだろうか」という不安も出てきたのが正直な気持ちです。しかし、最終日に、私以上に子供たちが大号泣しながら一人一人メッセージを言ってくれました。それが何よりも嬉しくて、大変だったけれど、私が教師を目指した理由はこれだと気がつきました。「こうやって子供達から愛される先生になりたい。」この気持ちを胸に刻めたことが今の私を強くしてくれていると思います。

 長くなりましたが、小学校実習での学びはこの辺にして、次は中学校実習での学びを振り返ります!パート2ということで次の記事にまとめます!(7期生 池戸美遥)

2021年11月11日仕事日記

 早朝から談慶師匠へのアンサー原稿書き。文字数を守り、16本を仕上げる。本編原稿で修正指示があった原稿を再考して手を入れる。これも完成して送付。しばらくはこうしたやりとりが続く見込み。

 11月28日(日)10時〜11時にオンラインで開催されるセミナー「紙ドリル&デジタルドリルを併用した学習を考える研究会 GIGA端末を活用した学校全体で考える小学校6年間の学習指導」で、貴重講演をすることになったので、そのプレゼンづくり。和田フェローからいただいた実践事例を入れ込んで資料作成。

 なお、この研究会は以下のところから申し込める。無料です。ぜひ!
https://forms.teacher.ne.jp/webapp/form/23309_n...

 18時30分から、「文部科学省 令和3年度オンライン学習システムの全国展開、先端技術・教育データの利活用推進事業(学びにおける先端技術の効果的な活用に関する実証事業)〜マイナンバー制度活用方策も含めた教育情報システムの在り方に関する調査研究〜」の第1回検討委員会にオンラインで参加。2時間の会議。1回目だからこそ発言できる内容を率直に述べる。他の委員から賛同意見を出していただけて、ほっとする。それにしても、長い名称の事業<調査研究>(笑)。

 研究室HP記事は11月6日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加した8期玉置ゼミ生となる安藤さんにさっそく学びの記事を書いてもらったのでアップ。記事規定はまったく伝えていないのに、規定を他の記事から読み取っての良質な記事。
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11月6日「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して学んだこと(安藤)

 はじめまして。8期ゼミ生になりました。教育学部学校心理専修の安藤里奈です。初めて書く記事に緊張しつつ、入りたかった玉置先生のゼミ生だという実感が強まり、ワクワクしています!

 さて、今回は、じゅうろくプラザにて開催された「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーに参加して学びえたことを、書きたいと思います。

 今受講している道徳の授業で模擬授業を行う予定があったので、ベテランの先生方がどのような授業をなさるのか参考にさせて頂きたいと思い参加しました!

 まず、山田貞二先生が、がんを患った女性の闘病生活を振り返る動画を教材に、いのちについて考える授業をしてくださいました。授業の初めはゲストと山田先生が対話する様子を聞く形で授業が進められました。ゲストの話を聞くことで、身近な事として捉えやすく、自分事のように考え、授業に引き込まれました。このように自我関与し、興味関心を持たせ、生徒を授業に引き込むという授業の進め方はとても勉強になりました!

 さらに、山田先生は話し合う活動も重要視されていました。道徳の授業では、教師の「正しい」と思う考えを押し付けてしまいがちですが、子ども同士で考えを沢山交換し、積み重ねていった様々な意見や考えから、生徒が自分なりの「納得解」を導き出せるような授業を行う事が大切だと学びました!
 
 玉置先生の授業では「取り得る行動の検討」を行い、自分ならどのように行動するのか、議論していく展開の授業をしてい頂きました。ただ単純に「いのちは大切なもの」という結論を出すことにとどまらず、自分ならば、いのちにどのように向き合い、どのような行動をとるのか、他者と議論する中で、いのちの価値について考えを深め、どれだけ難しいことなのかを捉えていき、深堀をしていくことが道徳の授業で行うべきことだと実感しました。

 また、玉置先生は議論をする中で、様々な人から色々な類の意見を挙げていました。先生のように、様々な意見を挙げることで、多角的・多面的に考え、視点を耕しながら議論を進めていくことが道徳授業を行う際のポイントだと思いました!

 最後に龍崎先生が玉置先生、山田先生の模擬授業について振り返りながら価値づけしていき、道徳の授業について考えを聞かせていただきました。道徳は価値との関わり合いで、深めていくことが大切だと学びました。

 今回のセミナーでは自分とは反対の意見を聞くことで視野が広がる楽しさや、自分なりの納得解を見つけるという点が、今まで受けてきた道徳の授業とは異なり、とても新鮮で勉強になりました!道徳には算数のように正解はなく、自分と同じ考えの人もいればそうでない人もいる。自分とは異なる人の考えを聞き、新しい考えに出会えた時の楽しさに気づいてもらえるような模擬授業ができるように頑張ります!!(安藤)

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2021年11月10日仕事日記

 珈琲と食パンで朝食。7時頃、家を出て大学へ向かう。8時前に研究室。いつものルーティン。

 立川談慶師匠との共著本で師匠へのアンサー原稿を書き続ける。

 10時40分、6期生からの誕生日プレゼントのセーターを着てゼミへ。若干の気恥ずかしさあり。

 ゼミはいつものように、金子さん、池戸君から提案を受けて進行。金子さんは横藤雅人先生からオンラインで学んだことの報告があり、叱ることを体験的に学ぶ展開。このときの学びはここをクリックしてご覧ください。池戸君は一人一台端末時代の学級ルールづくりについて論議を仕掛けてくれた。

 12時30分から論文審査会。13時30分から教育実習委員会。14時には終了。

 研究室で提出された卒業論文(名桐君、金子さん、松浦さん)の一部に赤入れ。来研した中野さんには2章までを直接修正助言。

 16時過ぎに大学を出て自宅へ。17時20分ごろ着。18時から20時まで、クリスタルプラン委員会。ようやく「児童理解群」の方向性がはっきりしてきた。

 21時30分からゼミ生松浦さんにzoomで卒論2章指導。今日も届くいくつかの問い合わせや依頼メール。スケジュール調整ミスをしないように返信。

 大学人となって260回目の雑誌原稿掲載。記念(笑)すべき雑誌は初の”先生・健康担当者の執務必携誌”「健」。いわゆる養護教諭向けの月刊誌。

 8日の東員町立東員第一中学校での僕の飛び込み授業での学びを松浦さんがしっかりまとめてくれた。感謝。

2021年11月10日6期生ゼミ記録から(玉置)

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 ゼミで活用している「スクールライフノート」には、ゼミ終了後には、それぞれが「学びの天気」を記録しています。

 11月10日の6期生ゼミでは、「縦糸横糸モデル」を研修している金子さんから提案があり、「叱り方」を学ぶ時間となりました。以下は、「学びの天気」の記録です。

〇 今日の金子さんのテーマは叱り方。実際に自分で叱ってみて子どもに怖いと思わせることばかりを意識していたが、野中先生のお手本を聞いて大人と子供では怖いの認識は違い、子どもに対しては勢いを持って強く短くを意識して怒った後に褒めてあげるということが大切だとわかった。自分もこれから叱るときは意識していきたい。

〇 今日は叱る練習をしました。叱ることは学級内に規範意識を持たせるために重要なことだし、子どもの気持ちになって叱ることを徹底していきたいです。「すっと叱る」→「出来たら褒める」の指導法を実行したいです。

〇 今日のゼミでは、金子さんの卒論の内容の、縦糸横糸理論についてで、子どもに縦糸を張る場合、やはり「怒り」が必要になってくるので、みんなで場面指導のように怒るときの練習をした。実際にみんなでやってみた上で、正解の指導を金子さんに教えてもらいました。怒る時のポイントは、怒る時はスッと短く怒り、できたら褒めることだとわかりました。実際に自分で考えたものをやってみたことにより、その怒り方が1番さらっと入ってきて、かつ縦糸が張れるとわかりました。

〇 今日はまず、叱り方について学びました。初任は特に、叱れないという状態に陥りやすく、子どもになめられてしまって学級崩壊になってしまうと知った。場面指導で叱る練習をしてみたけど、意外と難しかった。叱る時のポイントは、短く!ビシッと!そして、すぐ切り替えて、できたら褒める!これを4月から実践していきたいと思った。叱る時は第1声がすごく大事だと知ったので、そうなった時は気合を入れて叱りたいと思います。

〇 今日はみんなで叱るところの場面を実際にやってみました。場面は、体育の授業で事前に子供に整列しておいてって伝えていたのに、体育館に行くと子供たちは動き回って騒いでいたというものです。みんなよく考えてくれて実践してくれて嬉しかったです。野中先生や玉置先生の手本となるスパッと叱ってのちに褒めるやり方を練習しておきたいです。

〇 今回のゼミでは、叱るときのポイントについて考えた。場面は、小学校で体育の時間の前に先生が遅れるので先に準備しててと言ったのに子どもが遊んでいたときに叱る場面。若い先生は説明しがちだけど、そうじゃなくまず迫力よく怒る。やり直しさせる。褒める。これが野中先生的には良いみたい。

11月8日 東員第一中学校での玉置先生による飛び込み授業からの学び(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は11月8日に参加させて頂いた、東員第一中学校での玉置先生の飛び込み授業での学びをまとめます。

 学んだことは非常にたくさんありますが、特に2つあります。

 1つ目は、子どもたちとの関係はちゃんと授業に表れることです。私は、玉置先生が現場で子どもたちを相手に行う授業を見るのは今回が初めてでした。そのため、先生は授業前にどんなコミュニケーションを取るのか、子どもたちにどんな声をかけるのかに注目しました。飛び込み授業ということで、初対面のはずなのに、あっという間に子どもたちの心を掴んでいく先生の技に凄く驚きましたし、勉強になりました。子どもたちが心を開いたことで、授業中の対話が活発になり、発言も多くあったのだと思います。先生が投げかけた発問に対して、真剣に考える姿も、きっと先生が心を掴んだからだろうなと思いました。

 2つ目は、道徳は想像させる教科であるということです。道徳は国語の読み取りとは全く異なるものですが、やはり国語のように考えてしまう子どももいます。玉置先生は授業の途中で、子どもたちが本文を頼りにして意見を出し合っていることに気付き、資料を机の中に片付けるように指示をしました。そして、心を想像することが大切なことやグループで1つの考えにまとめる必要がないことを授業の中でしっかりと伝えていました。中学生は、他人の意見と自分の意見がズレていないかが特に気になる時期だと思いますが、そんな時期だからこそ、道徳の授業がかなり効果的だと思います。そのため、先生が伝えた言葉は印象的だったのではないかと思いました。私も4月から道徳の授業をする立場になるので、想像することが大切なことや国語の授業とは違うこと、人それぞれ答えが違ってもいいことなどをしっかりと伝えていきたいと思いました。

 私は道徳の授業が好きですし、卒業研究のテーマも道徳を選びましたが、研究を進めながら、やはり難しいなと本当によく思います。先生が、授業が終わってみると「ああすればよかった、こうすればよかった」と反省点がどんどん出てくると仰っていて、先生でもそんな風に思うのだと、なんだか安心しました。完璧な授業なんてないのかもしれませんが、自分が目指す授業に近づけるように何度も挑戦し、失敗を積み重ねていくことが大切なんだろうなと思います。私はまだまだ経験が足りないので、失敗するのは当然だと思います。だからこそ、失敗を恐がらずに挑戦し続けていきたいと思いました。何事も、焦らず、地道に頑張りたいなと思います。今回の学びも、自分の武器として磨いていきます!

 玉置先生、東員第一中学校の先生方、生徒の皆さん、貴重な経験をさせてくださってありがとうございました。(松浦)
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2021年11月9日仕事日記

 今日は午前中に2名のゼミ生実習授業訪問。ともに岐阜市内。とはいえ、かなり遠方。渋滞にはまることを避けるために6時30分ごろ家を出る。1校目近くのコンビニで50分程度の時間調整。しばし眠る(笑)。

 8時45分から9時35分まで授業参観。授業冒頭での生徒のつかみがいい。生徒個々に寄り添う姿も随所にあってよし。いつものように授業助言を◎と■でメモ。授業後、すぐにアドバイス。

 ただちに学校を出て、もう一つの中学校へ向かう。ギリギリ到着を心配したが、余裕の到着でほっとする。校長先生と懇談。岐阜県と愛知県の教育行政の違いをやりとり。

 10時40分から11時30分まで授業参観。これまでの積み上げがあってこそのテンポがいい授業。無駄のない的確な指示。多様な評価場面も設定されている。例によって、◎と■でメモ。すぐに指導助言。

 これで9人のゼミ生の授業参観が無事終了。よくぞ時間調整ができたものだと自分を褒めてやりたい。年間スケジュールで訪問を見込んで空けておいたこと、コロナで当初の予定がなくなったことなどが、調整ができた要因。来年度の9人。今年度のようにうまく調整ができることを今から祈る。

 大学へ。提出すべき書類を作成。実習指導旅費申請は人数が多いので、さすがに時間がかかる。

 14時30分、先日の岐阜県市町村教育委員会連合会事務局のお二人が来研。僕からはあらためて貴重な場を与えていただけたことに深謝。良い機会なのでしばし懇談。土曜日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」の内容も話題となる。

 大学を出る。実習授業参観が無事終わったことを祝って(笑)、SAスタバでチョコレートストロベリーフェスティブモカ購入。美味しい。

 帰宅。談慶師匠との共著本原稿書き。談慶師匠原稿へのアンサー原稿。文字数を間違えているとの指摘を受けて、何本かの加筆。締め切りまでは余裕ありで、今日はここまで。

 「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加した本学1年生の丸山君に研究室HP記事を依頼。早々に届いたのでアップ。我がゼミ生に刺激となる良質な原稿。皆様もご一読を。

「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して(1年生丸山)

 はじめまして!
 教育学部 学校心理専修 1年の丸山託生です。

 11月6日、じゅうろくプラザにて開催された『「いのちの授業」を体験的に学ぶ』講座について、玉置先生のご厚意から研究室日記を書かせていただくことになりました。とても嬉しく思うとともに、自分の考えを文字にして発信することの難しさを痛感しています。どうか寛大なお気持ちでお読みいただけるとうれしいです!

 さて、今回の講座では、山田先生・玉置先生がそれぞれ道徳の模擬授業をされ、そのあと龍崎先生が講義をされました。

 山田先生の模擬授業では、「道徳の授業においてもっとも大切なことは、子どもが自分のこととして捉え、考えること」であると学びました。模擬授業では小児がんをテーマに、過去に罹患したゲストの体験談を交えながら「自分事として考えさせる授業」が展開されました。小児がんを患った友達がいたというような経験がない自分にとって、あまり身近に感じられるテーマではありませんでしたが、1000人に1人が発症するという情報やゲストの体験談に触れることで、にわかに自分事として考えることができました。学習テーマが抽象的になりやすい道徳において、子どもが自分事として考えられる授業展開・教材の工夫が重要であると実感することができました。

 続く玉置先生の模擬授業では、平成29年に告示された中学校学習指導要領道徳編における「取り得る行動」を検討する授業を体験的に学びました。「国境なき医師団」であった貫戸朋子さんの体験談を題材に、その場合「自分ならどうするのか」について考え、皆で議論するという授業展開でした。自分が取り得る行動について考えた後、自分が取らない行動をする、違った視点をもった人について検討することを通して、考え方の多様性を学ぶ授業であったと感じました。

 そして龍崎先生の講義は、道徳教育の背後にあるものを明らかにしながら、山田先生・玉置先生の模擬授業を価値づけしていくというものでした。山田先生の模擬授業における、「自分のこととして捉え、考えようとすること」は「考動」。玉置先生の模擬授業における、「異なるものの見方・考え方の存在を知ること」は他者理解に繋がるとし、どちらも道徳教育において大切だと学ぶことができました。

 今回の講座では、内容はもちろんですが、玉置先生と山田先生の授業を実際に受けることができたこと、加えて龍崎先生を加えた鼎談も興味深く、参加できて本当に良かったと思いました!

 素晴らしいご講演をありがとうございました。

 私自身は、まだまだ入り口に立ったばかりですが、これからも教育についての理解を深め、より一層努力したいと思いました。

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2021年11月8日仕事日記

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 今朝の中日新聞に名前が載っているとのメール連絡があり、慌てて確認。1ヶ月ほど前に取材を受けたチャット活用についての僕の見解が掲載されていて、載らないと安心していたので驚く。

 談慶師匠との共著本のアンサー原稿を8本書いて、まずは編集の山本さんへ送信。判断を伺い、残りを一気に書くことにする。

 9時30分ごろ家を出て桑名方面に向かう。SAで時間調整。11時少し前に、ゼミ生の中江さん、松浦さんとガストで出会う。昼食をとりながら楽しい四方山話。「私のことを先生と思っている?」と確認したくなるほど、いろいろと聞かせてくれた。飛び込み授業の展開について事前レクチャー。

 13時前に東員町立東員第一中学校へ到着。今日は3年A組の生徒へ道徳飛び込み授業。座席表をもらい、ホワイトボードや動画再生の確認をして、校長先生らと懇談。

 13時40分から14時30分まで、「新しいプライド」と題して、60歳を超えてパートタイマーとして働いている女性の話をもとに授業展開。とてもよく発言してくれる生徒で、反応もよく、生徒に乗せられて授業ができる教室。有り難い。

 終了後、校長室に戻ると一気に脱力。最後になってバタバタになってしまい、エレベータートークも30秒とするところを3分としてしまったり、やはり平常でなかったなと振り返り。時間が経てば経つほど、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔ばかり。

 全体会では先生方からたくさんの質問をいただき、さらに自分を振り返る時間に。講話の時間が用意されていたが、模擬授業をした方がよいと判断して、「取り得る行動の検討」道徳の授業を皆さんに体験していただく。授業を冷静に見た感想は、いずれもゼミ生の記事を待っていただくことにしたい。

 帰路でも後悔の念ばかり。先日亡くなった柳家小三治が「満足できる落語なんてできたことがない」と言っていたが、まさに「満足できる授業はこの歳になってもできない」。有田和正先生もそういっておられたことを思い出し、自分もこの域に達してきたか(笑)と慰め。

 18時頃、帰宅。東員第一中学校の先生方に大切なことを話すことをうっかりしていたことを思い出し、メール発信。その他、今日もたくさんの依頼や資料メールが届き、その対応。
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文