2022年2月9日仕事日記

 昨日より1本遅い電車で、大学業務へ向かう。9時から15時20分ごろまで。今日も順調。16時20分ごろ帰宅。

 今月14日に対面ゼミの計画をしていたが、最近の状況を考えてオンラインゼミにすることに決める。3台のPCを駆使して、できる限り双方向のオンライン模擬授業に挑戦したい。つまりゼミ生に実験授業に付き合ってもらうということ(笑)。もちろん授業をもとに論議するゼミ展開。ネタも決める!一人わくわく状態。

 来週のスケジュールを確認したら、オンライン講演が2本。いずれも新作。土日にやらなければいけないことが満杯(泣)。ということで、数学新刊本のプロットづくり継続。明日には何とかしたいが・・・。

 7期生・8期生にslackで問いかけ。発問がまずいと自覚。意見が分かれない感じ。いや、これからのリアクションに期待。

 研究室HP記事は、8期生安藤さんの「EDUCOMさんの貴重なお話と意気込み」。どのような貴重な話だったのかはぜひご一読を。
 

EDUCOMさんの貴重なお話と意気込み(安藤)

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 こんにちは!玉置ゼミ八期生の安藤です。今回はEDUCOMさんからchrome bookを貸して頂けるということで、EDUCOM愛知本社へお邪魔しました。貸して頂く際に、対応してくださった小森さんからお話を伺ったので、chrome bookを使わせていただく上での、感謝の気持ちと意気込みも含めて記事にまとめていきます。

 伺ったお話の内容すべて記事に書きたいのですが、永遠に書いてしまいそうなのでEDUCOMさんの”システムで日本の教育を変える。子どもの未来にワクワクを。”というキャッチコピーに着目して記事を書いていきたいと思います。

 最初に、何故“ワクワク”なのか尋ねました。EDUCOMさんは「学校を元気にする」ことを合言葉として様々な活動をされています。元気な学校とは生徒だけでなく、先生もワクワクしている状態だと教えて下さいました。先生がワクワクしていることで、先生のワクワクが生徒へ伝わり、やがては学校全体がワクワクしている状態になり、元気な学校に繋がります。元気な学校にはワクワクが必要であるためこだわりを持たれているそうです。

 続いて、小森さんのイメージしているワクワクしている姿を教えて頂きました。それは子どもが様々な出来事を話している姿と仰いました。これを聞いてなるほど!と思いました。まず子どもが学校のことを進んで話してくれることで保護者が安心できます。加えて、子どもが話をしてくれる背景には楽しい学校があること、先生も他のワクワクしていることが分かります。先生のワクワクが子どもに伝わる事と同様に、生徒のワクワクが先生にも伝わります。まさに子どもがいろいろな出来事を話す姿は、子ども自身はもちろん先生や学校全体もワクワクしている状態だと思いました。

 以上のようなワクワクしている状態、元気な学校づくりを実現させるためにはやはり子どもの状態を知ることも大切です。私たちはその手段として有効であるスクールライフノートを使わせていただいています。このツールは多くの学校で活用されていて、子どもたちの心の状態も把握し、コミュニケーションをとるきっかけとなります。まずは私たちが、子どもたちの立場になってスクールライフノートを体験してみることで、楽しく工夫ある活用方法、活用する上で理解しなければいけないこと、実際に使う子どもたちの気持ち等、沢山の気づきを得ていこうと思います。EDUCOMさん、そして自分の将来にも役立てられるように沢山使い込ませていただきます。本当に貴重な体験をさせて頂きありがとうございます。精一杯頑張ります!!(安藤)

2022年2月8日仕事日記

 7時ごろ家を出て地元駅から名古屋駅へ。この時間帯の電車なら混みあっているはずだが、お客さんは少なめ。やはり在宅勤務が多いのだろうか。昼食用のパンを買って、ウインクあいちへ。

 神経を使う大学業務。8時45分から15時20分ごろまで。16時30分ごろ帰宅。コロナ感染が収まらないこともあって、今後のいくつかの訪問先からの相談メールあり。それへの対応。来年度の依頼もいくつかいただくが、オンラインやオンデマンドでの講演依頼があるのも、コロナ禍で学んだ証。

 数学新刊本のプロットづくりを続ける。今日もつい見てしまう桂二葉さん動画。slackでゼミ生へ名言発信や打診。

 研究室HP記事は、下野さんの「良い仕事」。「私の考える『良い仕事』とは、人から求められること」は、下野さんらしい。

良い仕事(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。

 ボランティアやアルバイト、私にはやらなければならない仕事があります。「仕事」と言うとおこがましいのですが、やはり人と人とが関わりあってなされていることですから「仕事」と言えるのでしょう。今回は、私の考える「良い仕事」について綴りたいと思います。

 私の考える「良い仕事」とは、人から求められることだと考えます。貴方にしか出来ないと言われるようになるということです。

 私がアルバイトを始めた時は、何もできない代わりの効くただのいちアルバイトでした。ボランティアでもそうです。代わりの効くボランティア。自分の価値は、自分で見出さなければなりません。

 誰にだって出来るじゃないかといった仕事でも、自分の良さをどうにか出して魅せるのです。私のアルバイトは、カフェの店員。私にはしか出来ないシフトイン中の良さは、笑顔の発信源となること。お客様に笑顔になってもらうために、私らしく笑顔で接客をします。ボランティアでは、私にしかできない関わり方、接し方を必死に模索しました。

 勿論、認められないこともあります。そのやり方は違う、それじゃダメだと言われることもあります。しかし、そう言って頂けるということは自分を見てくださってるということです。変容させていけば良い。

 良い仕事をするためには、自分を好きでいることが大切です。自分はこういう気持ちで、こういった信念でこの仕事に当たっています。といった気持ちは、必ず仕事に表れます。上手くいく時もいかない時も、自分が好きだと言える仕事ぶりを発揮したいです。

 つまずいたらやり直せばいい。間違えた時は、謝ってまた頑張る姿勢を魅せていけばいい。だって、それで死ぬわけでは無いのだから。人生は、長いようで短いのだと思います。悔いなく、自分のやることに信念と自信を持って、何事にも取り組んでいきたいものです。

p.s.
 私は、仕事が上手くいったなと思った日にはスターバックスで飲み物を買います。あまーいあまーい飲み物をちょっとしたご褒美で。
 自分のご機嫌取りもまた、良い仕事への近道なのかもしれません。(下野)
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2022年2月7日仕事日記

 朝食はパンと珈琲。自宅でのんびり。

 今日も数学新刊本のプロットづくり。この段階でできるだけ詰めておこうと思っているから時間がかかる。

 12時30分から17時30分ごろまで、オンラインEDUCOMインターンシップのお手伝い。いつも以上に優秀な学生さんが参加。登場させてもらったのは、後半のコンサルタント体験の場での校長役。ささやかなお手伝い。

 「未来を拓く学校づくり研究会」の社団法人化のお知らせ文書を完成させて、声をかけた皆さんに連絡。人数が多いので、明日も継続。

 6月5日本学教育フォーラムの案内チラシ完成。関係者に見てもらい、指摘を受けて修正。あとは発信サイトの確定のみ。

 iPad第9世代購入で、家庭でのネット視聴ツールが一気に変わった。これなら文書もデジタル閲覧に移行できそう。付箋紙に書いていたメモも無くせそうな勢い。

 YouTubeで桂二葉チャンネルにはまる。大阪・繁昌亭でのNHK新人落語大賞受賞ウィークの記録が面白い。二葉さんは、女性初、審査員すべて満点の受賞者。以前からいきいき寄席に呼ぼうと思っていた落語家さん。

 何人かのゼミ生とやりとり。「心の天気」の一言読みがだんだんと面白くなってきている。内容によってはslackでやりとり。対話は楽しい。

 今日もいただく講演依頼。空いているなと思って引き受けているが、本当に大丈夫だろうかとふと心配が過る。そのときに健康であるかどうかも・・・。

 研究室HP記事は、先日の小牧市文化協会で僕の講演会を聞いていただいた斎藤早苗さんに依頼をして書いていただいた講演感想をアップ。さすがの講評に深謝。斎藤さんの素敵な写真付き。ぜひお読みください。

【特別寄稿】2月3日文化講演会の感想をお願いしました

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 2月3日の小牧市文化協会の文化講演会「これからの学校教育・文化を展望する」に参加していただいたゼミのお母さんこと、斎藤早苗さんに講演の感想をお願いしました。以下のように感想を寄せていただきましたので掲載します。斎藤さん、ありがとうございました。(玉置)

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 あの玉置先生が(笑)、市民向けの講座をされるということで、どんなお話しをされるかな〜と、楽しみに参加しました。

 演題の「学校教育」と「文化」という言葉から、どんな内容になるのか、まるで見当がつきませんでしたし、そもそもどう結びつくのかしらという感じでしたが、聞き終わって今「なるほど、そう来たか」と感心しています。

 メインのお話しは、これからの学校教育の目指す方向性のお話しと、国はなぜそれを目指そうとしているのかの解説、そして学校現場で起きていることなどでした。

 それらの内容を、玉置先生が文科省の会議などから得た知見と、学校現場のサポートをされている経験をもとに、具体的でわかりやすく伝えてくださいました。

 と言っても、聴衆の多くは学校関係者ではなく、一般市民の方々です。おそらく、言葉選びにもご苦労されたことと思います。なにせ、教育用語や行政が使う言葉は難しいですし、耳慣れないものばかりですものね。それでも、玉置先生が伝えたかった肝の部分は、皆さんにきちんと受け取ってもらえたのではないかなと、まわりの皆さんの反応からも感じました。

 玉置先生は、「これからの教育が目指すことは、文化でも同じように大切にされるべきことですよね」というお話しをされました。文化というと、芸術を思い浮かべることが多いのですが、本来はもっと広い意味を持つ言葉ですよね。

 辞書によると、”文化とは、複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のことである。 簡単にいうと、ある集団が持つ固有の様式のことである。”とあります。となると、学校も会社も地域も、あるいはもっと小さな集団である家族やサークルなどのコミュニティにも、それぞれの価値観がありますから、それはそれぞれの組織やコミュニティの文化と言えるでしょう。

 その文化を育むためには、コミュニケーションが欠かせませんが、施行されたばかりの新学習指導要領が提唱する「主体的・対話的で深い学び」では、このコミュニケーションも重視されています。そう考えると、教育と文化は、密接に結びついているのだなと思いました。

 教育は、社会のベースにあるもので、大切なものですね。教育は、学校だけのものではなく、社会全体のものだと思うのです。だから、教師だけでなく、大人がみんなで考えなければいけないし、みんなで協働していかなければいけないよな、と思っています。そんな思いを、お話を聞きながら思い出しました。

 学校関係者ではない私が、こんなふうに教育に関心を持つのは、それが私にとって「主体的な学び」だからでしょうか(笑)「学びたい」という思いに正直でいられるのは、とてもありがたいことです。子どもたちが、「学びたい」「やってみたい」と思えることに出会えるような環境を、大人がみんなで作っていけるといいですね。

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※写真は斎藤さんのFBから借用しました(玉置)。
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2022年2月6日仕事日記

 小雪の朝。昨晩から降り続いている雪で、我が家が久しぶりに雪で包まれた。記念のワンショット

 喫茶店でモーニング。短時間で帰宅。お昼は鰻が食べたくなり、いつも満足できるお店の「七福」へ。

 数学新刊本のプロットづくり。まだ5分の1。

 6月5日(日)午後の本学教育フォーラムの案内チラシ原稿づくり。講演をしていただく文部科学省・学校デジタル化プロジェクトチームリーダーの板倉さんとやりとり。演題と写真確定。

 研究室HP記事は2月10日発刊の「落語流 教えない授業のつくりかた」(立川談慶・玉置崇著、誠文堂新光社)の紹介。単著・共著・編著書合わせて45冊目となる本。落語が授業づくりにこれほど役立つのか!ときっと納得していただける本。
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『落語流 教えない授業のつくりかた』発刊(発刊)

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 立川談慶師匠との共著『落語流 教えない授業のつくりかた』がいよいよ発刊される。サイトには以下のように「革新的な1冊」と紹介されている。皆様、ぜひお手元に。

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 2017年3月刊行『落語家直伝 うまい!授業のつくりかた』(誠文堂新光社刊)の続編。落語家・立川談慶、教育者・玉置 崇による共著。

 2020年の学習指導要領改訂においては、論理的思考やプログラミング的思考、自ら学び、行動する力といった非認知能力を育むことが重要視されている。「自ら学び、行動する力」を育むためには、先生が答えを「教えない授業」が必要。

 これまでの習得型から探究型の授業へ、スタイルの変化も求められている。とはいえ、マニュアルのない授業を行うためには既存の授業スタイルにとらわれない教師の意識改革が必要とされる。

 そこで本書では、マニュアルや答えがなく、自分で考え行動しなければならない落語家の前座修行からヒントを得て、「教えない授業」に展開する具体的な方法を紹介。

  1章では、立川談志の18番目の弟子である落語家・立川談慶が実体験した前座修行やそこで得た実践的な学びを展開。2章では、教育者である玉置 崇が「教えない授業」の心得や、具体的な授業例を指導。

「話し方」「ユーモア」といった落語のエッセンスと教育の相性の良さを知る2人の共著により、学校現場だけでは得られない観点と、学校現場でしっかり活用できる実用性を兼ね備えた、革新的な一冊が実現した。

2022年2月5日仕事日記

 オンライン開催となった「教育の情報化」実践セミナー2022in春日井 (愛知・春日井大会プレ大会)だが、登壇者は春日井市立藤山台小学校へ集合。大雪警報が出ているが、それほどでもないので助かる。

 11時から全体打ち合わせ。すでに春日井の皆さんのご尽力で写真のように発信準備が入念にされている。豪華昼食をいただき、開始まで心の準備。セミナーは以下の内容。

13:00〜 13:10 オープニング

13:10〜 13:25 報告 春日井市における教育の情報化のあゆみ
発表:水谷 年孝(JAET愛知・春日井大会実行委員長/春日井市立高森台中学校校長)

13:25〜13:45  企業セッション1
1.情報モラル教育支援ソフト「事例で学ぶNetモラル」他 広島県教科用図書販売株式会社(玉置先生コーディネート)
2.実物投影機、プログラミングロボットRoot テクノホライゾン株式会社エルモカンパニー(泰山先生コーディネート)
3.大型提示装置とプリンター エプソン販売様(佐藤先生コーディネート)

13:45〜 14:45 公開校(小学校)から学ぶ ディスカッション 
学校指導者:高橋 純(JAET副会長/東京学芸大学 准教授)、泰山 裕JAET常任理事/鳴門教育大学准教授、佐藤 和紀(JAET理事/信州大学助教)
公開校:春日井市立勝川小学校、 春日井市立藤山台小学校(学校情報化優良校)、春日井市立出川小学校 (学校情報化先進校)

15:00〜 15:20 企業セッション2
1.統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」他 (株)EDUCOM(玉置先生コーディネート)
2.こどもSuite ゼッタリンクス(株) (泰山先生コーディネート)
3.デジタル教材「自動採点型デジタルドリル」他 (株)教育同人社(佐藤先生コーディネート)

15:20〜16:20 公開校 (中学校) から学ぶ ディスカッション2 
学校指導者: 玉置 崇(JAET理事/岐阜聖徳学園大学教授)、高橋 純(JAET副会長/東京学芸大学 准教授)、登本 洋子(東京学芸大学 准教授)
公開校:春日井市立坂下中学校、 春日井市立 藤山台中学校、 春日井市立 高森台中学校

16:20〜 16:30 総括トーク
高橋 純(JAET副会長 東京学芸大学教育学部准教授)

 僕の役割は関わらせていただいている藤山台中学校のICTを活用した教育実践を価値づけすること。昨年10月訪問時に作成したプレゼンをもとに伝える。もう一つは企業セッションの司会進行。セッション1はネットも安定してうまく信仰できたが、セッション2は不安定で申し訳ないことをした。

 セミナーを振り返った感想は、春日井市内小中学校の総合力に脱帽したという一言に尽きる。水谷校長の春日井市の情報推進に関わるこれまでの歩み、6校の動画による発表は、指導者がわざわざ価値づけする必要がない説得力がある。当面の間、セミナーの全容が動画発信されるとのこと。ここであれこれ書くより、見てもらった方が早い。

 中学校は、小学校で育ってきた子どもたちをさらに高めるための様々な仕掛けを意識する必要がある。そのヒントとなるものが、すでに藤山台中学校でされているので、僕の動画をぜひ見てほしい。どこの学校でもできることを伝えている。

 16時30分ごろ、再び大雪警報が発令されたので急いで帰宅。夕方からのんびり。YouTubeで志村けんの生き方を扱った動画を見て深く考える。

 研究室HP記事は下野さんの「書くこと」。ベストセラー作家の志賀内さんが絶賛している下野さんの原稿は、志賀内さん発信サイトでも今後紹介される予定。
 

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2022年2月6日朝の我が家(玉置)

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 昨日からの雪で、久しぶりに我が家もほんの少し雪で包まれた。記録として掲載しておきたい。(玉置)

書くこと(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。教員採用試験の勉強が本格化し、段々と不安と焦りが募り始める今日この頃です。今回は、私のバイブルでもある「書くこと」について綴りたいと思います。

 「書くことによって学ぶ」。これは、玉置ゼミの代名詞でもあります。「書くこと」それは「思考整理」です。自分が今何を思っているのか、どう考えたのか。そんなことを可視化する指標だと思います。

 私は、ボランティアで不登校の子ども達の家庭訪問に行っています。受け持つ一人の生徒から、「何がやりたいか分からない。何からやればいいかも分からない。」といった不安感を伝えてもらいました。不登校の子どもは、学校から課題が出るわけでもなく、学校とは離れた家である意味孤立した状態だとも言えます。生徒の持つ不安感は、当然のことだと思います。

 そこで、私はひとつのことを提案します。「全てを書き出してみたらどう?」。生徒は、ポカーンとしました。まさに、何を言ってるんだこの人は、の顔です。

 白い紙に、自分の「やりたいこと」と「やるべきこと」を書いてみるのだと私は説明しました。「やりたいこと」には、「ここのラーメンを食べに行きたい」とか、「このテレビ番組を見たい」とか日常の些細な事でいい。「やるべきこと」には、その名の通りやらなければならないこと。生徒で言えば、国語の漢字はこの辺りまでを学校ではやっているはずだから、ここまではクリアしなければならないといったようなことです。

 実は、これは私が毎週日曜日の夜に行っていること。タスク管理は、週の初めに行います。今週は何を私は「やりたい」かな。何を「やらなければならない」かな。そう思考整理すると、1週間がスムーズに運ぶのです。これもまた、「書くこと」の一つだと考えます。

 生徒は、「分かった。」と。次の訪問では、実践をしてくれたようで、「先生の言ったことをやってみたら、なんだかスッキリしたんだ。最近、資格の勉強を始めたよ。」と報告を受けました。大きな成長です。正直、ここまで生徒にすっぽりとハマる技だとは思ってもみなかったのですが、本当に嬉しかったです。

 子どもへの伝え方は大切です。「書くことによって学ぶ」という玉置ゼミの精神を拡げられたように、勝手ながら少し誇らしい気持ちになりました(笑)

 小さなことから「書くこと」。それは、大きく人生を好転させる瞬間に立ち会えたように思います。現場に立った時に生きる「書く力」を育む術を今私達は玉置ゼミで学んでいます。こうして記事を書くことができるのは、この1年で沢山の「書くこと」をしてきたから。まだまだ拙い文章ではありますが、これからも現場に立つ上で、「書くこと」の意義を体験的に学んでいきたいと思います。そして、子ども達に小さなことから「書くこと」を身につけて貰い、その意義を伝えられるような教師になりたいと考えています。(下野)
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2022年2月4日仕事日記

 7時30分ごろ家を出て8時30分ごろ研究室着。定番の動き。

 9時15分ごろ教育実習課へ。来年度に向けていくつかの相談。10時ちょっと前まで。急いで研究室へ。

 10時から11時30分まで、授業と学び研究所会議。新卒研修のフェローによるプログラム検討。

 お昼は研究室で久しぶりのカップ麺。学部長と相談。

 13時から15時過ぎまで午後の会議。最初の1時間はEDUCOM熊谷さんの研究報告を聞いて助言。新卒研修プログラム、再発見プロジェクト、インターンシップ、GIGA楽会などの確認。終了後、EDUCOM松本さんと相談。新規のことと現状把握の意見交流。

 7期生下野さんが来研。僕の疲れを知って、甘いスウィーツ差し入れあり。学校ボランティアの状況を聞く。

 16時から1時間、後藤先生に相談。評価方法を始め、様々なことをよく考えていていただき、重要ポイントを知る。

 17時から依頼を受けて、ある学生から相談を受ける。「探究」をテーマにしたいとのこと、社会科であることから、話題は有田和正先生のことへ。

 和田フェローや栗木フェローへ電話連絡。僕では答えられないことがあることが判明。

 18時30分ごろ5期生酒井さん来研。19時少し前まで話を聞く。

 19時ごろEDUCOM柳瀬CEOへ電話連絡。指示を受けてslackで関係者へ連絡。

 20時ごろ帰宅。夕食後、21時から全国フレンドシップの企画運営について代表の岡君、萩野さんから相談を受ける。聞きながらいくつか思いつくことがあり助言。

 今日もいただく依頼。相談。難問もあり。新企画の立ち上げ相談をslackで関係者へ。

 珍しく1日遅れの仕事日記書き。中日新聞夕刊を見て嬉しい驚き。春日井の水谷校長へのインタビュー記事が2面に大きく掲載されている。もちろん内容もいい。以前は小牧市に追いつけだった春日井市が、水谷先生の継続的な努力で、春日井市は今や組織的にも実践内容も大変充実している。小牧市とは大きな大きな隔たり。小牧のICT関係者はどう見ているのだろうか・・・。

 ゼミ生の「心の天気ひとこと」を読み、コメント発信。

 研究室HP記事は今井さんの『キュンとしちゃだめですか?』。久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナー。

 今日を振り返ってみると、なんと濃密な1日だったのだろうかと我ながら感心してしまう1日。自分でスケジュールを組んでいるのだけど(笑)。
 

『キュンとしちゃだめですか?』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生今井美羽です。今日は、久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーです。最近読んだ本を紹介します。益田ミリさんの『キュンとしちゃだめですか?』という本です。

 ウラスジ(裏表紙に書いてあるあらすじ)の文も面白かったので、そのまま紹介しますね。

 胸がドキッとする。なにげない仕草にグッとくる。口元がにやける。なぜか目が離せない‥‥‥。どこからともなくやってくる。そんな症状を「キュン」といいます。オンナは日夜、様々なシチュエーションでキュンと胸をときめかせているんです。そんな選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。

 今となっては、「キュン」はオンナだけのものではなくなってきていますね。「ポケットからキュンです。」という言葉が流行ったということを考えると、「キュン」は多くの人の心にヒット!しているわけです。

 この本は、作者が日常生活で感じたキュンの瞬間が沢山詰まっているのです。「あ〜、確かに」思えるキュンもあれば、益田ミリさんの独特な感性を感じるキュンもあります。共感できたり、共感できなかったりするのを楽しみながら、たまにクスッと笑える、そんな本です。

 益田ミリさんが、相手の行動から、独自に様々な想像をしているところが、とても面白いです。例えば、沢山のポケットがついているポケットベストを着ている男性を見て、「ああ、あの人は、自分に必要なものをくっつけて身軽に生きているんだなぁ。」や、「財布、どのポケットに入れよう?ハンカチはここのほうが取り出しやすい?何度かシミュレーションした上で決定したはず」という想像が描かれています。

 「キュン」と聞いて、最初は少女漫画に出てくるような「キュン」を想像していましたが、良い意味で大はずれでした。日常の本当に些細なことに「キュン」とする気持ち。小さなことに心が動かされる、なんだか人生が豊かになる気がしました。

 大きなイベントや行事は、もちろん楽しいし、心が大きく揺れます。でも、私たちの人生の多くは、何もない日常の積み重ねで作られています。だから、日常の小さな幸せや気持ちの変化を大切にしていきたいな〜なんて大きなことを考えながら、、、、。

 こんな些細なところに気付ける益田ミリさんは、きっと良い人なんだろうな〜と勝手に想像しています。キュン。(今井)

2022年2月3日仕事日記

 仕事日記発信が遅れたのは、体調を崩したわけではありませんのでご心配なく。次に示したように市民の皆さん向けの講演が無事終わり、ほっとして気力が低下したことと、やらなければいけないが急増して、その対応に追われていたことから。今日の一大イベントだけ記録しておきたい。

 12時に家を出て、まなび創造館あさひホールへ向かう。会場についてビックリ。僕のポスターがいっぱい。有難いやら、恥ずかしいやら。ポスターがいくら余ったとはいえ・・・。

 舞台で映像確認。手話と要約筆記のボランティアの皆さんと簡単な打ち合わせ。文化協会長さんらと懇談。

 13時30分から、「これからの学校教育・文化を展望する〜変わりゆく学校と文化の姿〜」と題して90分間の講演。お聞きいただくのは、いわゆる教育関係の皆さんでないことを踏まえて、できるだけわかりやすく伝える。

 講演の流れは、
1 コロナ禍で問われた学校教育・文化
2 学びのドーナツ
3 学習指導要領と意義
4 主体的と対話的
5 わからないと言えない子ども
6 GIGAスクール構想
7 心の天気の実践

 終了後、温かい言葉をいただいたり、花束をいただいたり、記念撮影をしていただいたりと感激の時間が続く。

 帰宅後も感想メールをいただく。それを機会にやりとりをしばし。夕食時には久しぶりに祝杯を軽く。忘れらない1日。皆さんに深く感謝。
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2022年2月2日仕事日記

 朝食は自宅で珈琲とパン。今日も移動がなくなったので、心の余裕はあり。いくつかの相談への対応。読書。新刊本のプロットづくりを続ける。下野さんと志賀内さんとやりとり。ゼミ生へslackで指示。昨日のEDUCOM愛知本社での写真整理など、あっという間に午前が過ぎる。

 13時30分にWebexで豊中市立第一中学校と接続。うまくつながることを確かめて、授業、研究協議、助言の時間を確認する。授業設計者から概要を聞く。「こんな難しい問題は考えてもわからない」という子どもが出ても当然。そういう声が出ることを楽しみにしていますと伝える。

 14時25分から先方から届く授業の一コマ(手撮り)を視聴。音声がはっきりしないことが多くて必死。気づいたことをプレゼンシートに書き込む。まさに助言でのネタ作りで、これも初試み。

 授業は「道徳・総合・学活の融合授業+ICT活用授業」で、テーマは「部落差別」。やはり、ねらいが多すぎると思いつつ、高い意欲を感じる提案授業で、勉強させてもらう立場で視聴。

 15時40分から先生方の研究協議と発表を聞く。16時10分から15分間ほどで指導助言。その基軸はいつものとおり「この授業が大成功したら、子どもはどんなことを言ったり書いたりしたらよいか」。この点から送られてきた映像からスクリーンショットを撮り、ある子どもの様子をもとに。授業のねらいと子どもの姿から助言。

 授業をオンラインで見て助言するのは初の試みで、Webex使用も初めてに近いので挑戦してみたが、音声が確保されていないと授業の様子を掴むことは難しいと実感。もっとも昨晩にこの方式に決めて、学校は午前中に準備しての企画であり、ここまでできたことは大きな拍手。まさに校長や研究主任の意欲があってこその成功例。

 研究室HP記事は安藤さんの【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと。AllとEveryに焦点を当てた感想。とても良い視点。

 知らなかったなあ(笑)。小学館みんなの教育技術サイトで「GIGAスクール構想に向けた課題と必要な準備とは?」が発信されていた。これは小学館総合教育技術でインタビューを受け、記事になって掲載された内容に若干のプラスがされている内容。僕の大きな写真が出て来て、自分でもビックリ。
 
 もう一つも同サイトで発見。「対話的な学び」が深まる学校にするため管理職がすべきこと。我ながら、二つともとっても良いことを言っている。自画自賛。

【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと(安藤)

 先日、副島孝先生の講演「誰も一人にしない教育」へ参加しました。セミナーの内容だけでなく、休憩の合間の先生方との会話も含めて私にとって深い学びの時間となりました。

 このセミナーを通して、全体をまとまりとして捉えるのではなく、個々の集まりとして捉えることが、「誰も一人にしない教育」を行う上で最も大切にするべきことだと考えました。

 英語では「すべて・全員」という意味を持つAllとEveryの二つの言葉があります。しかし、この二つの言葉は少し違う部分があります。

 Allは全体をまとまりとして捉えていますが、Everyは全体を個々の集まりとして捉えています。「誰も一人にしない」というニュアンスに近いのは一人一人をしっかり見るという意味を含んでいるEveryだと思います。Allの場合、全体のまとまりに意識が向いているため、大体の生徒が納得し、理解していれば授業が上手くいっていると認識して、他の子とは違う、自分なりの考えを持った少数派の生徒が主張しづらい状況に陥ってしまう事があります。

 表面上では上手く授業が進められているように感じられますが、この生徒の立場からすると授業に参加できていません。一方でeveryの場合、個々に意識が向いているため、違う意見を持った子から上手く意見を引き出し、違う意見を持った生徒も参加できる授業が作れると思います。そのため誰も1人にしない教育を行うに当たって、every「個々の集まり」という意識をしっかりと持って授業を行うように気をつけていこうと思いました。

 そして、副島先生がお話の中で2冊の本を紹介して下さいました。本では主に3種類の人が紹介されていました。1人は積極的に活動に取り組み、実行できる人を表す若者です。2人目は大胆な企画やアイデアを出す人を表す馬鹿者です。3人目は第三者の視点を持って冷静な分析をする人を表すよそ者です。この3人は、異なる視点から物事を考える機会や意見を広げる機会を作ってくれる、とても大切な存在だと学びました。

 しかし、模擬授業をする際、私は自分が出して欲しい答えが出てきた時、どうしてもその答えばかり扱ってしまい、少し自分の考えとは違う3人のような生徒の考えや視点を蔑ろにしてしまいがちです。そのため、リーダーや優等生ばかりに焦点を当てず、しっかりと3人のような生徒に着目して授業を進めていこうと思います。

 今回の講演会で先生方と話し合いをしながら考えを深めていくという経験はとても新鮮で、教師の経験をたくさん重ねられた先生方だからこそ出せる意見を聞く事が出来て、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。またこのような機会があれば是非参加したいです!(安藤)
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2022年2月1日仕事日記

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 8時30分ごろ家を出て、春日井市如意申のコメダへ向かう。10時から8期生へchromebookを貸与していただけるので、喫茶店で代表3名(安藤・柴山・前野)事前レクチャー。

 10時からEDUCOM愛知本社で小森さんが対応していただく。良い機会なのでゼミ生から質問をさせていただく。ゼミ生はEDUCOMの社訓や働くことについて質問。このときの内容はいずれ記事になるので、皆様お楽しみに。

 志賀内さんから感激の電話をもらう。下野さんの原稿にとても感動したとのこと。実は僕も一読して感情が高ぶった内容。志賀内さんは涙が流れたとのこと。さっそく下野さんに伝える。

 大学講義の学生アンケートを見て、授業者としてのコメント書き。

 14時30分に姫路市立総合教育センターとmeet接続。センター長から挨拶をいただき、しばし懇談。

 15時から90分間、令和3年度小・中・義務教育・特別支援学校の初任者対象に「子どもとともに創る授業の心得と技」と題して講演。時々、参加者に問いかけ指名をしながら進行。31名の方に発言していただくことができた。画面を通してだが、頷いて聞いていただいている方も多く、講演後の感想で「先生の本をたくさん買って勉強しています」と発言していただいた方もあって感激。

 終了後、再びセンター長と懇談。次年度の依頼も受ける。最近は引き続きの依頼が多く、これも喜ばしいこと。

 明日は豊中市の中学校へ指導助言に出かける予定だったが、校長先生から現在の中学校の状況を聞く。先生方も分散して授業検討するとのこと。ならば私も自宅からオンラインでつながって助言させてくださいと提案。明日の午前中に相談することに決める。

 研究室HP記事は、高橋さんの「学び合う学び研究所」での副島孝先生の講演感想。「ひとりじゃないって最強だ」というフレーズを高橋さんに聞いてみると、SnowManの言葉とのこと。教育にそのまま使える良い言葉だ。

【学び合う学び研究所】副島孝先生セミナーでの学び(高橋)

こんにちは。7期生の高橋奈優です。最近は教採対策を本格的にするようになり、眠気や遊びたいなどの誘惑に負けないように勉強をしています。

 1月22日に学び合うまなび研究所セミナーに参加し、副島先生の「誰もひとりにしない教育」についてのお話での学びを綴ります。
 
 まず、セミナーの話の前に私の思う「ひとりになる授業」とは、仲間と課題について話し合うことはなく、教師の一方的な言葉で課題に対してのまとめである結論が提示されるものです。実際に実習でこのような授業をしてしまったことがあります。

 セミナーでは、上に書いたことや、教師の用意した回答通りではない回答を蔑ろにすることも「ひとりになる教育」であると学びました。多様な回答こそが話し合うきっかけになるので対応できる力が必要になると思いました。

 そして、仲間との対話が生まれる活動の代表である「グループワーク」のメリット・デメリットについても現役の先生方とお話させていただきました。メリットの中で多かったのは、仲間の意見から新しい発見があることでした。ひとりで得られるものには限りがあると今も教採の対策をしていて思います。やはり、学校の最大の特徴であるたくさんの仲間と一緒に課題に取り組む環境は活用していく必要があるなと思いました。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。正直なところまだ今回のセミナーの学びを整理しきれていないところがあるため解釈が違うところがあると思います。「ひとりにしない授業」は卒論のテーマにも関わってくる内容なので本などを読んでさらに理解を深めていきたいです。副島先生、貴重なお話ありがとうございました。

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2022年1月31日仕事日記

 昨日とは違う喫茶店でモーニング。早々に帰宅。

 「スクールライフノート」の活用法が実践報告から浮かぶ。EDUCOM・久保さんに使用方法を確認。ふと閃いたアイデアは可能な感じ。近いうちにまずは試してみたい。

 「天才論 立川談志の凄み」(立川談慶著、PHP研究所)を読了。談慶師匠の9年半の前座時代の修業は壮絶。談志の揺るがない「先見性、普遍性、論理性」があってこその厳しい談慶師匠の日々。「努力はバカに恵えた夢」などと言われれば、自分はどうしたらよいかと苦悩するのは当たり前。談志と志ん朝の比較落語論も面白い。昨日に引き続き、GIGA関連本や五木寛之本も並行読書。

 新たに単著を出す機会を与えていただいたので、そのプロットづくりを開始。大きな仕事を与えていただけたことに感謝するばかり。

 2月5日は「『教育の情報化』実践セミナー2022in春日井」と題して、オンラインで開催される。僕も関わらせていただいていて、「公開校 (中学校) から学ぶ ディスカッション2」に指導者として参加。そのために、公開校の春日井市立坂下中学校、 春日井市立藤山台中学校、春日井市立高森台中学校の実践報告映像を見る。3校の取り組むにそれぞれの色があって、参加者勤務校の情報化段階に合わせて、大いに参考になる映像。申込者に公開されたときの反応が楽しみ。なお、2月1日まで申し込みができる。参加は無料。

 このセミナーのもう一つの目玉として企業セッションがある。その打ち合わせに18時からオンラインで参加。短時間で終了。

 全国フレンドシップのリーダーから再提案あり。現状把握が十分にされていないと感じて、あらためて提示する。そして新たなアイデアを提案。現状打破のために柔軟に考えて、前進してほしい。

 研究室HP記事は、2月2日愛知文教大学で開催された「学び合う学ぶ研究所」の副島孝先生講演に参加の感想を今井さんが発信。「子どもたちという子どもはいない」という言葉を取り上げた学び記事。
 

【学び合う学び研究所】副島孝先生講演での学び(今井)

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 こんにちは、7期生の今井美羽です。

 実は犬って人間よりも沢山寝る生きものなんですって。私の家の犬も、一日の大半を寝て過ごしています。朝起きて、朝ごはんのえさをもらってる姿を見て、身支度をしていると、もう次見た時には寝てます(笑)昼間は家族は家にいないので、ずーっと寝ています(たぶん)。そして、誰かが帰ってきてお出迎えをし、また寝ます。夜ごはんのえさをもらって、寝ます。猫だけでなく、犬もこたつで丸くなってます。時々、好きな時に寝て、起きて、しなければいけないことなんてなくて、いいな〜。でも、実際犬自身はどう思っているんでしょうね。犬と会話が出来たら聞いてみたいものです。

 余談が長くなってしまいましたが、先日1月22日に愛知文教大学で開催された第10回セミナーに参加させていただきました。その際の学びについて書いていきたいと思います。

 今回のセミナーは、副島孝先生による「『誰もひとりにしない教育』の深〜い意味」についての講演でした。教育に関することだけでなく、経済や社会全体の問題について取り上げながらのお話を聞きながら、自分なりに誰もひとりにしない教育とは何かを考えることができました。

 今回の副島先生のお話の中で、私が一番印象に残っているのは、「子どもたちという子どもはいない」という言葉です。子どもを見る時に、「子どもたち」とまとめて捉えるのではなく、一人ひとりの「子ども」として見ていくことが大切であるという意味の言葉であると私は解釈しました。何気なく、「子どもたち」という言葉を使ってしまいがちですが、これからは自分の考えを改め、「子どもたち」という言葉を使わないようにしようと思いました。

 正直、「誰もひとりにしない教育」とは何かについて、自分自身の答えを出すことはできませんでした。それは、自分がまだ現場で働いたことがないので、子どもの姿を想像しにくいということもあると思います。しかし、今回のセミナーをきっかけとして、自分自身で考えたり、玉置先生やゼミの仲間と話し合ったりする中で、学級経営や授業改善において、誰もひとりにしない教育への意識は必要不可欠であるということを改めて感じました。これからも、そして教員になってからも「誰もひとりにしない教育」とは何かを考え続けていきたいと考えました。

 副島先生、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。このセミナーを紹介してくださった玉置先生、共に学んだ7期生の高橋さん、8期生の安藤さん、小林さんありがとうございました。(今井)
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