2022年2月11日仕事日記

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 昨晩、急遽、ピンチヒッターとなった教職ネットマガジン主催「教育と笑いセミナー」の立川談慶師匠との対談。

 早朝に一晩考えた対談タイトルと写真を村岡さんに送信。良いタイトルになったと自己満足。「落語家から学ぶ教師力アップ法 ー師匠が教えないから弟子が育つー」なぜ、このタイトルにしたかは、僕の最新刊をご存じの方は納得していただけると思う(笑)。

 17日は兵庫県豊岡市立弘道小学校へ訪問予定だったが、この事態でオンライン講演。先方からいただいた質問に答えるプレゼンを作成して送信。18日は熊本市中堅教員研修会をオンラインで。このときのプレゼンも最新情報提供も入れて作成。送信。

 休憩のためタリーズコーヒーへ。iPadを持参。購入してから、ネットとの接続機器がすっかり変わってしまった。PDF閲覧も変更。以前からやってみたかったATEM Miniとの接続もできて、白板としても活躍。もっと早くに買っておけばよかった!とつくづく思う。

 14日は特別ゼミとして、僕がオンライン挑戦的授業を試みて、ゼミ生とオンライン授業の一手法について話し合う時間を設定。そのための下準備がほぼ完了。

 19時ごろから、味大さんへ。いつも注文する一品と新作一品を頼んで料理を堪能。女将さんからコロナ禍となってからのお店の経営を聞き、想像ができない大変さがあることを知る。コロナ感染が下火になることを強く祈るばかり。

 研究室HP記事は、ゼミ生EDUCOM小森さんから聞くシリーズの第2弾。柴山君が発信。記事から、ゼミ生が働く意義を感じたことがわかる。小森さんに感謝。

 先輩がブログで絶賛していた映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」をAmazonprimeで視聴。なるほど!とても良い映画。心洗われる。プレゼンが3本できて、美味しい料理を食べて、良い映画を観ることができた1日。あとは原稿書き(泣)。

 

株式会社EDUCOM 小森さんへのインタビューを通して(柴山)

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 こんにちは!玉置ゼミ8期生の柴山です。2月1日、Chromebookをお借りすると同時に、株式会社EDUCOMさんの小森さんへインタビューさせていただく機会がありましたので、記事にさせていただきます。

 まず、EDUCOMさんってどんな仕事をしているところなの?どんな会社なの?といったところから書かせていただきます。EDUCOMさんは、「子どもがワクワクできるように」という考え方の下、元気な学校づくりを応援するための統合型公務支援システムなどを行っています。

 例えば、学校での子どもの学びや生活の様子を伝えるホームページの作成支援システムもそのひとつなんだそうです。実は、この玉置ゼミのホームページもEDUCOMさんのホームページの作成支援システムが用いられているんです。

 それだけには留まらず、保護者と先生をつなぐ「C4th Home&School」といったツールや、現在、私たちも使わせていただいている「心の天気・学びの天気」などが入った「スクールライフノート」の開発にも携わっている会社です。

 小森さんが勤めている愛知本社の社員数は300人と多いのですが、朝の会はテレビ会議システムで行っておられるそうです。

 顔と名前を出して会議を行っているので、人数が多くともお互いが知ったような気になれるとお話されていました。

 今回、私からは小森さんが仕事をするうえで大切にしている想いや業務内容についてインタビューさせていただきましたので書かせていただきます。インタビューしていく際、私は緊張のあまり最初は硬くなってしまっていたのですが、雑談や冗談を交えながら、にこやかにお話してくださったこともあり、説明が頭の中にスっと入ってきました。

 小森さんは、研修などで現場の先生方と関わることも多いらしく、関わる上でまずは「同じ教育をよくしたい仲間」であることを伝えることを第一にしているとお話されていました。どうしても、先生方には外部の人と話す際身構えてしまう方が多いそうですが、雑談を交えながら自分は心をひらき、業者=押し売りというイメージを無くしていくことを大切にしているとにこやかにお話されていました。

 また、様々な地域の先生方現場で話せることは仕事をしていく中での嬉しさだともお話されていました。「困っている先生を助けたい」といった思いで行動しているそうで、頼られた際に「この道具を使ってみると子どもが喜ぶかも」とアドバイスをした結果、「うまくいったよ!」と言ってもらえた時などに楽しさを感じるそうです。なにより、自分が現場に入って学校をよくしているという実感を感じられることが魅力であるともお話されていました。

 しかし、教育をよくしようとするとお金がかかってしまうらしく、「こうしたい!」という現場の先生の想いがあったとしても、要望にすぐ答えられないこともある所は辛い点だとお話されていました。

 全体を通して小森さんは、「子どもが楽しい学校生活をしていくために、自分が学校に対して何をしていけるか」という想いのもとICT活用を進めていることが伝わってきました。

 最後に、この場をお借りしてお忙しい中インタビューを受けてくださった小森さん、株式会社EDUCOMさんに再度お礼をさせていただきます。現場で実際に使われているChromebookを、スクールライフノートも含めて一足先に使用できるという機会をいただけて、非常にありがたいです。教壇にたつことを想定して、児童・生徒の立場、教員の立場からどのようにこのツールを活かしていくかを、自分が端末を実際使い倒してみることで考えていきたいと思います。Chromebookやスクールライフノートを使いこなし、子どものために何ができるか、EDUCOMさんと共に考えていけるよう頑張ります。(柴山)

2022年2月10日仕事日記

 大学業務最終三日目。7時25分地元駅乗車、名古屋駅着8時20分ごろ、昼食用のパンを買って会場へ。9時から15時20分ごろまで働く。16時30分ごろ帰宅。

 17時30分から2月21日、22日に訪問予定している敦賀市教育委員会の和多田さんとzoomで打ち合わせ。現状と希望を聞き、依頼に応じて訪問することに決定。こういう状況でも学ぼうとされていることが、まずもって素晴らしい。

 教職ネットマガジンを企画・運営をされておられる村岡さんから急遽の依頼。声をかけていただけることが有難く、ちょうど空いていたのでお引き受けする。19時15分から電話で打ち合わせ。立川談慶師匠とのネット対談を行うことに決定。さっそく談慶師匠に挨拶。具体案を考え始める。

 2月17日は兵庫県豊岡市立弘道小学校の皆さんにオンライン講演。いただいた質問に答えるために資料等も参考にしながらプレゼン作成開始。

 6・7・8期ゼミ生に投げかけた判断課題の意見が分かれているのが面白い。さっそくそれぞれの意見表明を求める。いち早く始めた7期生のそれぞれの視点が異なっていることが面白い。どちらかへ偏るのではと思い、あまりよくない発問だと思ったが、そうでもなさそうで一安心。

 研究室HP記事は下野さんの「頑張ることが好き」。とても良い友人に恵まれて幸せだと思う。僕が大学時代にはどうだっただろうかと思い返す。45年ほど前(汗)。

頑張ることが好き(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!嬉しいことがありました。同期でもあり、同じ国語専修でもある今井さんからこんな言葉を受け取りました。

 「あやみは、頑張り屋さんだし、頑張ることが好きな方だと思うけど、身体に出るまで、追い込みすぎないようにね〜」

 私は、少し前、気圧の変化や知らず知らずのうちに溜まっていたであろう疲れで持病のメニエール病が再発しました。目眩はするわ、気分は悪くなるわでてんやわんやなことを今井さんには知らせてあったのです。

 連絡をとる中で、「体調は大丈夫?」と気遣ってもらいました。回復したことを伝えると、冒頭の言葉が届きました。

 今井さんとは、1年生の頃から一緒に帰ったり、期末には美味しいものを食べに行く仲です。専修内で一緒に行動するグループではありません。それでも、なんだか気が合って、予定を合わせて二人でじっくりと話す仲。私の休学のことについても、初めて中身について話をしたのは今井さんでした。

 まさか、同じゼミで一緒に学ぶなどとお互いが予想をしていなかったと思います。やっぱり人生って不思議です。

 そんな今井さんは、私のことはなんでもお見通し。「頑張りすぎちゃダメだよ」という言葉を私はよく頂きます。とても嬉しいです。無理しすぎちゃいけないなあといった気持ちになります。
 
 しかし、今井さんのアプローチは一足違いました。私の根底にある「頑張ることが好き」「頑張っている自分が好き」という芯を捉えて、それでも、身体に出るまではダメだよとしっかり教えてくれたのです。

 これには、グッときました。「頑張りすぎちゃダメだよ」と言われても、「そんなに頑張ってないよ、まだまだ!」と自分では心の奥底では思っていたのでしょう。「頑張ることが好きなあなたのことはよく分かるけど」といったアプローチの仕方は、私の心に響きました。

 教師として、このようなアプローチをしたいなと思いました。誰もが言うことではなくて、見ているからこそ言えること、伝えられることがあるはずです。子どもの根底を理解した上で、言葉を伝えられる教師になりたいと思いました。

 とてもとても素敵な友人と出会うことができたなと思います。「ありがとう」は、勿論今井さんに直ぐに伝えましたが、ここでも。

 私を分かってくれて、理解してくれて、そして、出会ってくれてありがとう。素敵な友人に出会うことができて私は幸せです。これからも。一緒に高め合い、笑い合い、学び合おうね。(下野)
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2022年2月9日仕事日記

 昨日より1本遅い電車で、大学業務へ向かう。9時から15時20分ごろまで。今日も順調。16時20分ごろ帰宅。

 今月14日に対面ゼミの計画をしていたが、最近の状況を考えてオンラインゼミにすることに決める。3台のPCを駆使して、できる限り双方向のオンライン模擬授業に挑戦したい。つまりゼミ生に実験授業に付き合ってもらうということ(笑)。もちろん授業をもとに論議するゼミ展開。ネタも決める!一人わくわく状態。

 来週のスケジュールを確認したら、オンライン講演が2本。いずれも新作。土日にやらなければいけないことが満杯(泣)。ということで、数学新刊本のプロットづくり継続。明日には何とかしたいが・・・。

 7期生・8期生にslackで問いかけ。発問がまずいと自覚。意見が分かれない感じ。いや、これからのリアクションに期待。

 研究室HP記事は、8期生安藤さんの「EDUCOMさんの貴重なお話と意気込み」。どのような貴重な話だったのかはぜひご一読を。
 

EDUCOMさんの貴重なお話と意気込み(安藤)

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 こんにちは!玉置ゼミ八期生の安藤です。今回はEDUCOMさんからchrome bookを貸して頂けるということで、EDUCOM愛知本社へお邪魔しました。貸して頂く際に、対応してくださった小森さんからお話を伺ったので、chrome bookを使わせていただく上での、感謝の気持ちと意気込みも含めて記事にまとめていきます。

 伺ったお話の内容すべて記事に書きたいのですが、永遠に書いてしまいそうなのでEDUCOMさんの”システムで日本の教育を変える。子どもの未来にワクワクを。”というキャッチコピーに着目して記事を書いていきたいと思います。

 最初に、何故“ワクワク”なのか尋ねました。EDUCOMさんは「学校を元気にする」ことを合言葉として様々な活動をされています。元気な学校とは生徒だけでなく、先生もワクワクしている状態だと教えて下さいました。先生がワクワクしていることで、先生のワクワクが生徒へ伝わり、やがては学校全体がワクワクしている状態になり、元気な学校に繋がります。元気な学校にはワクワクが必要であるためこだわりを持たれているそうです。

 続いて、小森さんのイメージしているワクワクしている姿を教えて頂きました。それは子どもが様々な出来事を話している姿と仰いました。これを聞いてなるほど!と思いました。まず子どもが学校のことを進んで話してくれることで保護者が安心できます。加えて、子どもが話をしてくれる背景には楽しい学校があること、先生も他のワクワクしていることが分かります。先生のワクワクが子どもに伝わる事と同様に、生徒のワクワクが先生にも伝わります。まさに子どもがいろいろな出来事を話す姿は、子ども自身はもちろん先生や学校全体もワクワクしている状態だと思いました。

 以上のようなワクワクしている状態、元気な学校づくりを実現させるためにはやはり子どもの状態を知ることも大切です。私たちはその手段として有効であるスクールライフノートを使わせていただいています。このツールは多くの学校で活用されていて、子どもたちの心の状態も把握し、コミュニケーションをとるきっかけとなります。まずは私たちが、子どもたちの立場になってスクールライフノートを体験してみることで、楽しく工夫ある活用方法、活用する上で理解しなければいけないこと、実際に使う子どもたちの気持ち等、沢山の気づきを得ていこうと思います。EDUCOMさん、そして自分の将来にも役立てられるように沢山使い込ませていただきます。本当に貴重な体験をさせて頂きありがとうございます。精一杯頑張ります!!(安藤)

2022年2月8日仕事日記

 7時ごろ家を出て地元駅から名古屋駅へ。この時間帯の電車なら混みあっているはずだが、お客さんは少なめ。やはり在宅勤務が多いのだろうか。昼食用のパンを買って、ウインクあいちへ。

 神経を使う大学業務。8時45分から15時20分ごろまで。16時30分ごろ帰宅。コロナ感染が収まらないこともあって、今後のいくつかの訪問先からの相談メールあり。それへの対応。来年度の依頼もいくつかいただくが、オンラインやオンデマンドでの講演依頼があるのも、コロナ禍で学んだ証。

 数学新刊本のプロットづくりを続ける。今日もつい見てしまう桂二葉さん動画。slackでゼミ生へ名言発信や打診。

 研究室HP記事は、下野さんの「良い仕事」。「私の考える『良い仕事』とは、人から求められること」は、下野さんらしい。

良い仕事(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。

 ボランティアやアルバイト、私にはやらなければならない仕事があります。「仕事」と言うとおこがましいのですが、やはり人と人とが関わりあってなされていることですから「仕事」と言えるのでしょう。今回は、私の考える「良い仕事」について綴りたいと思います。

 私の考える「良い仕事」とは、人から求められることだと考えます。貴方にしか出来ないと言われるようになるということです。

 私がアルバイトを始めた時は、何もできない代わりの効くただのいちアルバイトでした。ボランティアでもそうです。代わりの効くボランティア。自分の価値は、自分で見出さなければなりません。

 誰にだって出来るじゃないかといった仕事でも、自分の良さをどうにか出して魅せるのです。私のアルバイトは、カフェの店員。私にはしか出来ないシフトイン中の良さは、笑顔の発信源となること。お客様に笑顔になってもらうために、私らしく笑顔で接客をします。ボランティアでは、私にしかできない関わり方、接し方を必死に模索しました。

 勿論、認められないこともあります。そのやり方は違う、それじゃダメだと言われることもあります。しかし、そう言って頂けるということは自分を見てくださってるということです。変容させていけば良い。

 良い仕事をするためには、自分を好きでいることが大切です。自分はこういう気持ちで、こういった信念でこの仕事に当たっています。といった気持ちは、必ず仕事に表れます。上手くいく時もいかない時も、自分が好きだと言える仕事ぶりを発揮したいです。

 つまずいたらやり直せばいい。間違えた時は、謝ってまた頑張る姿勢を魅せていけばいい。だって、それで死ぬわけでは無いのだから。人生は、長いようで短いのだと思います。悔いなく、自分のやることに信念と自信を持って、何事にも取り組んでいきたいものです。

p.s.
 私は、仕事が上手くいったなと思った日にはスターバックスで飲み物を買います。あまーいあまーい飲み物をちょっとしたご褒美で。
 自分のご機嫌取りもまた、良い仕事への近道なのかもしれません。(下野)
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2022年2月7日仕事日記

 朝食はパンと珈琲。自宅でのんびり。

 今日も数学新刊本のプロットづくり。この段階でできるだけ詰めておこうと思っているから時間がかかる。

 12時30分から17時30分ごろまで、オンラインEDUCOMインターンシップのお手伝い。いつも以上に優秀な学生さんが参加。登場させてもらったのは、後半のコンサルタント体験の場での校長役。ささやかなお手伝い。

 「未来を拓く学校づくり研究会」の社団法人化のお知らせ文書を完成させて、声をかけた皆さんに連絡。人数が多いので、明日も継続。

 6月5日本学教育フォーラムの案内チラシ完成。関係者に見てもらい、指摘を受けて修正。あとは発信サイトの確定のみ。

 iPad第9世代購入で、家庭でのネット視聴ツールが一気に変わった。これなら文書もデジタル閲覧に移行できそう。付箋紙に書いていたメモも無くせそうな勢い。

 YouTubeで桂二葉チャンネルにはまる。大阪・繁昌亭でのNHK新人落語大賞受賞ウィークの記録が面白い。二葉さんは、女性初、審査員すべて満点の受賞者。以前からいきいき寄席に呼ぼうと思っていた落語家さん。

 何人かのゼミ生とやりとり。「心の天気」の一言読みがだんだんと面白くなってきている。内容によってはslackでやりとり。対話は楽しい。

 今日もいただく講演依頼。空いているなと思って引き受けているが、本当に大丈夫だろうかとふと心配が過る。そのときに健康であるかどうかも・・・。

 研究室HP記事は、先日の小牧市文化協会で僕の講演会を聞いていただいた斎藤早苗さんに依頼をして書いていただいた講演感想をアップ。さすがの講評に深謝。斎藤さんの素敵な写真付き。ぜひお読みください。

【特別寄稿】2月3日文化講演会の感想をお願いしました

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 2月3日の小牧市文化協会の文化講演会「これからの学校教育・文化を展望する」に参加していただいたゼミのお母さんこと、斎藤早苗さんに講演の感想をお願いしました。以下のように感想を寄せていただきましたので掲載します。斎藤さん、ありがとうございました。(玉置)

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 あの玉置先生が(笑)、市民向けの講座をされるということで、どんなお話しをされるかな〜と、楽しみに参加しました。

 演題の「学校教育」と「文化」という言葉から、どんな内容になるのか、まるで見当がつきませんでしたし、そもそもどう結びつくのかしらという感じでしたが、聞き終わって今「なるほど、そう来たか」と感心しています。

 メインのお話しは、これからの学校教育の目指す方向性のお話しと、国はなぜそれを目指そうとしているのかの解説、そして学校現場で起きていることなどでした。

 それらの内容を、玉置先生が文科省の会議などから得た知見と、学校現場のサポートをされている経験をもとに、具体的でわかりやすく伝えてくださいました。

 と言っても、聴衆の多くは学校関係者ではなく、一般市民の方々です。おそらく、言葉選びにもご苦労されたことと思います。なにせ、教育用語や行政が使う言葉は難しいですし、耳慣れないものばかりですものね。それでも、玉置先生が伝えたかった肝の部分は、皆さんにきちんと受け取ってもらえたのではないかなと、まわりの皆さんの反応からも感じました。

 玉置先生は、「これからの教育が目指すことは、文化でも同じように大切にされるべきことですよね」というお話しをされました。文化というと、芸術を思い浮かべることが多いのですが、本来はもっと広い意味を持つ言葉ですよね。

 辞書によると、”文化とは、複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のことである。 簡単にいうと、ある集団が持つ固有の様式のことである。”とあります。となると、学校も会社も地域も、あるいはもっと小さな集団である家族やサークルなどのコミュニティにも、それぞれの価値観がありますから、それはそれぞれの組織やコミュニティの文化と言えるでしょう。

 その文化を育むためには、コミュニケーションが欠かせませんが、施行されたばかりの新学習指導要領が提唱する「主体的・対話的で深い学び」では、このコミュニケーションも重視されています。そう考えると、教育と文化は、密接に結びついているのだなと思いました。

 教育は、社会のベースにあるもので、大切なものですね。教育は、学校だけのものではなく、社会全体のものだと思うのです。だから、教師だけでなく、大人がみんなで考えなければいけないし、みんなで協働していかなければいけないよな、と思っています。そんな思いを、お話を聞きながら思い出しました。

 学校関係者ではない私が、こんなふうに教育に関心を持つのは、それが私にとって「主体的な学び」だからでしょうか(笑)「学びたい」という思いに正直でいられるのは、とてもありがたいことです。子どもたちが、「学びたい」「やってみたい」と思えることに出会えるような環境を、大人がみんなで作っていけるといいですね。

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※写真は斎藤さんのFBから借用しました(玉置)。
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2022年2月6日仕事日記

 小雪の朝。昨晩から降り続いている雪で、我が家が久しぶりに雪で包まれた。記念のワンショット

 喫茶店でモーニング。短時間で帰宅。お昼は鰻が食べたくなり、いつも満足できるお店の「七福」へ。

 数学新刊本のプロットづくり。まだ5分の1。

 6月5日(日)午後の本学教育フォーラムの案内チラシ原稿づくり。講演をしていただく文部科学省・学校デジタル化プロジェクトチームリーダーの板倉さんとやりとり。演題と写真確定。

 研究室HP記事は2月10日発刊の「落語流 教えない授業のつくりかた」(立川談慶・玉置崇著、誠文堂新光社)の紹介。単著・共著・編著書合わせて45冊目となる本。落語が授業づくりにこれほど役立つのか!ときっと納得していただける本。
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『落語流 教えない授業のつくりかた』発刊(発刊)

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 立川談慶師匠との共著『落語流 教えない授業のつくりかた』がいよいよ発刊される。サイトには以下のように「革新的な1冊」と紹介されている。皆様、ぜひお手元に。

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 2017年3月刊行『落語家直伝 うまい!授業のつくりかた』(誠文堂新光社刊)の続編。落語家・立川談慶、教育者・玉置 崇による共著。

 2020年の学習指導要領改訂においては、論理的思考やプログラミング的思考、自ら学び、行動する力といった非認知能力を育むことが重要視されている。「自ら学び、行動する力」を育むためには、先生が答えを「教えない授業」が必要。

 これまでの習得型から探究型の授業へ、スタイルの変化も求められている。とはいえ、マニュアルのない授業を行うためには既存の授業スタイルにとらわれない教師の意識改革が必要とされる。

 そこで本書では、マニュアルや答えがなく、自分で考え行動しなければならない落語家の前座修行からヒントを得て、「教えない授業」に展開する具体的な方法を紹介。

  1章では、立川談志の18番目の弟子である落語家・立川談慶が実体験した前座修行やそこで得た実践的な学びを展開。2章では、教育者である玉置 崇が「教えない授業」の心得や、具体的な授業例を指導。

「話し方」「ユーモア」といった落語のエッセンスと教育の相性の良さを知る2人の共著により、学校現場だけでは得られない観点と、学校現場でしっかり活用できる実用性を兼ね備えた、革新的な一冊が実現した。

2022年2月5日仕事日記

 オンライン開催となった「教育の情報化」実践セミナー2022in春日井 (愛知・春日井大会プレ大会)だが、登壇者は春日井市立藤山台小学校へ集合。大雪警報が出ているが、それほどでもないので助かる。

 11時から全体打ち合わせ。すでに春日井の皆さんのご尽力で写真のように発信準備が入念にされている。豪華昼食をいただき、開始まで心の準備。セミナーは以下の内容。

13:00〜 13:10 オープニング

13:10〜 13:25 報告 春日井市における教育の情報化のあゆみ
発表:水谷 年孝(JAET愛知・春日井大会実行委員長/春日井市立高森台中学校校長)

13:25〜13:45  企業セッション1
1.情報モラル教育支援ソフト「事例で学ぶNetモラル」他 広島県教科用図書販売株式会社(玉置先生コーディネート)
2.実物投影機、プログラミングロボットRoot テクノホライゾン株式会社エルモカンパニー(泰山先生コーディネート)
3.大型提示装置とプリンター エプソン販売様(佐藤先生コーディネート)

13:45〜 14:45 公開校(小学校)から学ぶ ディスカッション 
学校指導者:高橋 純(JAET副会長/東京学芸大学 准教授)、泰山 裕JAET常任理事/鳴門教育大学准教授、佐藤 和紀(JAET理事/信州大学助教)
公開校:春日井市立勝川小学校、 春日井市立藤山台小学校(学校情報化優良校)、春日井市立出川小学校 (学校情報化先進校)

15:00〜 15:20 企業セッション2
1.統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」他 (株)EDUCOM(玉置先生コーディネート)
2.こどもSuite ゼッタリンクス(株) (泰山先生コーディネート)
3.デジタル教材「自動採点型デジタルドリル」他 (株)教育同人社(佐藤先生コーディネート)

15:20〜16:20 公開校 (中学校) から学ぶ ディスカッション2 
学校指導者: 玉置 崇(JAET理事/岐阜聖徳学園大学教授)、高橋 純(JAET副会長/東京学芸大学 准教授)、登本 洋子(東京学芸大学 准教授)
公開校:春日井市立坂下中学校、 春日井市立 藤山台中学校、 春日井市立 高森台中学校

16:20〜 16:30 総括トーク
高橋 純(JAET副会長 東京学芸大学教育学部准教授)

 僕の役割は関わらせていただいている藤山台中学校のICTを活用した教育実践を価値づけすること。昨年10月訪問時に作成したプレゼンをもとに伝える。もう一つは企業セッションの司会進行。セッション1はネットも安定してうまく信仰できたが、セッション2は不安定で申し訳ないことをした。

 セミナーを振り返った感想は、春日井市内小中学校の総合力に脱帽したという一言に尽きる。水谷校長の春日井市の情報推進に関わるこれまでの歩み、6校の動画による発表は、指導者がわざわざ価値づけする必要がない説得力がある。当面の間、セミナーの全容が動画発信されるとのこと。ここであれこれ書くより、見てもらった方が早い。

 中学校は、小学校で育ってきた子どもたちをさらに高めるための様々な仕掛けを意識する必要がある。そのヒントとなるものが、すでに藤山台中学校でされているので、僕の動画をぜひ見てほしい。どこの学校でもできることを伝えている。

 16時30分ごろ、再び大雪警報が発令されたので急いで帰宅。夕方からのんびり。YouTubeで志村けんの生き方を扱った動画を見て深く考える。

 研究室HP記事は下野さんの「書くこと」。ベストセラー作家の志賀内さんが絶賛している下野さんの原稿は、志賀内さん発信サイトでも今後紹介される予定。
 

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2022年2月6日朝の我が家(玉置)

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 昨日からの雪で、久しぶりに我が家もほんの少し雪で包まれた。記録として掲載しておきたい。(玉置)

書くこと(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。教員採用試験の勉強が本格化し、段々と不安と焦りが募り始める今日この頃です。今回は、私のバイブルでもある「書くこと」について綴りたいと思います。

 「書くことによって学ぶ」。これは、玉置ゼミの代名詞でもあります。「書くこと」それは「思考整理」です。自分が今何を思っているのか、どう考えたのか。そんなことを可視化する指標だと思います。

 私は、ボランティアで不登校の子ども達の家庭訪問に行っています。受け持つ一人の生徒から、「何がやりたいか分からない。何からやればいいかも分からない。」といった不安感を伝えてもらいました。不登校の子どもは、学校から課題が出るわけでもなく、学校とは離れた家である意味孤立した状態だとも言えます。生徒の持つ不安感は、当然のことだと思います。

 そこで、私はひとつのことを提案します。「全てを書き出してみたらどう?」。生徒は、ポカーンとしました。まさに、何を言ってるんだこの人は、の顔です。

 白い紙に、自分の「やりたいこと」と「やるべきこと」を書いてみるのだと私は説明しました。「やりたいこと」には、「ここのラーメンを食べに行きたい」とか、「このテレビ番組を見たい」とか日常の些細な事でいい。「やるべきこと」には、その名の通りやらなければならないこと。生徒で言えば、国語の漢字はこの辺りまでを学校ではやっているはずだから、ここまではクリアしなければならないといったようなことです。

 実は、これは私が毎週日曜日の夜に行っていること。タスク管理は、週の初めに行います。今週は何を私は「やりたい」かな。何を「やらなければならない」かな。そう思考整理すると、1週間がスムーズに運ぶのです。これもまた、「書くこと」の一つだと考えます。

 生徒は、「分かった。」と。次の訪問では、実践をしてくれたようで、「先生の言ったことをやってみたら、なんだかスッキリしたんだ。最近、資格の勉強を始めたよ。」と報告を受けました。大きな成長です。正直、ここまで生徒にすっぽりとハマる技だとは思ってもみなかったのですが、本当に嬉しかったです。

 子どもへの伝え方は大切です。「書くことによって学ぶ」という玉置ゼミの精神を拡げられたように、勝手ながら少し誇らしい気持ちになりました(笑)

 小さなことから「書くこと」。それは、大きく人生を好転させる瞬間に立ち会えたように思います。現場に立った時に生きる「書く力」を育む術を今私達は玉置ゼミで学んでいます。こうして記事を書くことができるのは、この1年で沢山の「書くこと」をしてきたから。まだまだ拙い文章ではありますが、これからも現場に立つ上で、「書くこと」の意義を体験的に学んでいきたいと思います。そして、子ども達に小さなことから「書くこと」を身につけて貰い、その意義を伝えられるような教師になりたいと考えています。(下野)
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2022年2月4日仕事日記

 7時30分ごろ家を出て8時30分ごろ研究室着。定番の動き。

 9時15分ごろ教育実習課へ。来年度に向けていくつかの相談。10時ちょっと前まで。急いで研究室へ。

 10時から11時30分まで、授業と学び研究所会議。新卒研修のフェローによるプログラム検討。

 お昼は研究室で久しぶりのカップ麺。学部長と相談。

 13時から15時過ぎまで午後の会議。最初の1時間はEDUCOM熊谷さんの研究報告を聞いて助言。新卒研修プログラム、再発見プロジェクト、インターンシップ、GIGA楽会などの確認。終了後、EDUCOM松本さんと相談。新規のことと現状把握の意見交流。

 7期生下野さんが来研。僕の疲れを知って、甘いスウィーツ差し入れあり。学校ボランティアの状況を聞く。

 16時から1時間、後藤先生に相談。評価方法を始め、様々なことをよく考えていていただき、重要ポイントを知る。

 17時から依頼を受けて、ある学生から相談を受ける。「探究」をテーマにしたいとのこと、社会科であることから、話題は有田和正先生のことへ。

 和田フェローや栗木フェローへ電話連絡。僕では答えられないことがあることが判明。

 18時30分ごろ5期生酒井さん来研。19時少し前まで話を聞く。

 19時ごろEDUCOM柳瀬CEOへ電話連絡。指示を受けてslackで関係者へ連絡。

 20時ごろ帰宅。夕食後、21時から全国フレンドシップの企画運営について代表の岡君、萩野さんから相談を受ける。聞きながらいくつか思いつくことがあり助言。

 今日もいただく依頼。相談。難問もあり。新企画の立ち上げ相談をslackで関係者へ。

 珍しく1日遅れの仕事日記書き。中日新聞夕刊を見て嬉しい驚き。春日井の水谷校長へのインタビュー記事が2面に大きく掲載されている。もちろん内容もいい。以前は小牧市に追いつけだった春日井市が、水谷先生の継続的な努力で、春日井市は今や組織的にも実践内容も大変充実している。小牧市とは大きな大きな隔たり。小牧のICT関係者はどう見ているのだろうか・・・。

 ゼミ生の「心の天気ひとこと」を読み、コメント発信。

 研究室HP記事は今井さんの『キュンとしちゃだめですか?』。久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナー。

 今日を振り返ってみると、なんと濃密な1日だったのだろうかと我ながら感心してしまう1日。自分でスケジュールを組んでいるのだけど(笑)。
 

『キュンとしちゃだめですか?』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生今井美羽です。今日は、久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーです。最近読んだ本を紹介します。益田ミリさんの『キュンとしちゃだめですか?』という本です。

 ウラスジ(裏表紙に書いてあるあらすじ)の文も面白かったので、そのまま紹介しますね。

 胸がドキッとする。なにげない仕草にグッとくる。口元がにやける。なぜか目が離せない‥‥‥。どこからともなくやってくる。そんな症状を「キュン」といいます。オンナは日夜、様々なシチュエーションでキュンと胸をときめかせているんです。そんな選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。

 今となっては、「キュン」はオンナだけのものではなくなってきていますね。「ポケットからキュンです。」という言葉が流行ったということを考えると、「キュン」は多くの人の心にヒット!しているわけです。

 この本は、作者が日常生活で感じたキュンの瞬間が沢山詰まっているのです。「あ〜、確かに」思えるキュンもあれば、益田ミリさんの独特な感性を感じるキュンもあります。共感できたり、共感できなかったりするのを楽しみながら、たまにクスッと笑える、そんな本です。

 益田ミリさんが、相手の行動から、独自に様々な想像をしているところが、とても面白いです。例えば、沢山のポケットがついているポケットベストを着ている男性を見て、「ああ、あの人は、自分に必要なものをくっつけて身軽に生きているんだなぁ。」や、「財布、どのポケットに入れよう?ハンカチはここのほうが取り出しやすい?何度かシミュレーションした上で決定したはず」という想像が描かれています。

 「キュン」と聞いて、最初は少女漫画に出てくるような「キュン」を想像していましたが、良い意味で大はずれでした。日常の本当に些細なことに「キュン」とする気持ち。小さなことに心が動かされる、なんだか人生が豊かになる気がしました。

 大きなイベントや行事は、もちろん楽しいし、心が大きく揺れます。でも、私たちの人生の多くは、何もない日常の積み重ねで作られています。だから、日常の小さな幸せや気持ちの変化を大切にしていきたいな〜なんて大きなことを考えながら、、、、。

 こんな些細なところに気付ける益田ミリさんは、きっと良い人なんだろうな〜と勝手に想像しています。キュン。(今井)

2022年2月3日仕事日記

 仕事日記発信が遅れたのは、体調を崩したわけではありませんのでご心配なく。次に示したように市民の皆さん向けの講演が無事終わり、ほっとして気力が低下したことと、やらなければいけないが急増して、その対応に追われていたことから。今日の一大イベントだけ記録しておきたい。

 12時に家を出て、まなび創造館あさひホールへ向かう。会場についてビックリ。僕のポスターがいっぱい。有難いやら、恥ずかしいやら。ポスターがいくら余ったとはいえ・・・。

 舞台で映像確認。手話と要約筆記のボランティアの皆さんと簡単な打ち合わせ。文化協会長さんらと懇談。

 13時30分から、「これからの学校教育・文化を展望する〜変わりゆく学校と文化の姿〜」と題して90分間の講演。お聞きいただくのは、いわゆる教育関係の皆さんでないことを踏まえて、できるだけわかりやすく伝える。

 講演の流れは、
1 コロナ禍で問われた学校教育・文化
2 学びのドーナツ
3 学習指導要領と意義
4 主体的と対話的
5 わからないと言えない子ども
6 GIGAスクール構想
7 心の天気の実践

 終了後、温かい言葉をいただいたり、花束をいただいたり、記念撮影をしていただいたりと感激の時間が続く。

 帰宅後も感想メールをいただく。それを機会にやりとりをしばし。夕食時には久しぶりに祝杯を軽く。忘れらない1日。皆さんに深く感謝。
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2022年2月2日仕事日記

 朝食は自宅で珈琲とパン。今日も移動がなくなったので、心の余裕はあり。いくつかの相談への対応。読書。新刊本のプロットづくりを続ける。下野さんと志賀内さんとやりとり。ゼミ生へslackで指示。昨日のEDUCOM愛知本社での写真整理など、あっという間に午前が過ぎる。

 13時30分にWebexで豊中市立第一中学校と接続。うまくつながることを確かめて、授業、研究協議、助言の時間を確認する。授業設計者から概要を聞く。「こんな難しい問題は考えてもわからない」という子どもが出ても当然。そういう声が出ることを楽しみにしていますと伝える。

 14時25分から先方から届く授業の一コマ(手撮り)を視聴。音声がはっきりしないことが多くて必死。気づいたことをプレゼンシートに書き込む。まさに助言でのネタ作りで、これも初試み。

 授業は「道徳・総合・学活の融合授業+ICT活用授業」で、テーマは「部落差別」。やはり、ねらいが多すぎると思いつつ、高い意欲を感じる提案授業で、勉強させてもらう立場で視聴。

 15時40分から先生方の研究協議と発表を聞く。16時10分から15分間ほどで指導助言。その基軸はいつものとおり「この授業が大成功したら、子どもはどんなことを言ったり書いたりしたらよいか」。この点から送られてきた映像からスクリーンショットを撮り、ある子どもの様子をもとに。授業のねらいと子どもの姿から助言。

 授業をオンラインで見て助言するのは初の試みで、Webex使用も初めてに近いので挑戦してみたが、音声が確保されていないと授業の様子を掴むことは難しいと実感。もっとも昨晩にこの方式に決めて、学校は午前中に準備しての企画であり、ここまでできたことは大きな拍手。まさに校長や研究主任の意欲があってこその成功例。

 研究室HP記事は安藤さんの【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと。AllとEveryに焦点を当てた感想。とても良い視点。

 知らなかったなあ(笑)。小学館みんなの教育技術サイトで「GIGAスクール構想に向けた課題と必要な準備とは?」が発信されていた。これは小学館総合教育技術でインタビューを受け、記事になって掲載された内容に若干のプラスがされている内容。僕の大きな写真が出て来て、自分でもビックリ。
 
 もう一つも同サイトで発見。「対話的な学び」が深まる学校にするため管理職がすべきこと。我ながら、二つともとっても良いことを言っている。自画自賛。

【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと(安藤)

 先日、副島孝先生の講演「誰も一人にしない教育」へ参加しました。セミナーの内容だけでなく、休憩の合間の先生方との会話も含めて私にとって深い学びの時間となりました。

 このセミナーを通して、全体をまとまりとして捉えるのではなく、個々の集まりとして捉えることが、「誰も一人にしない教育」を行う上で最も大切にするべきことだと考えました。

 英語では「すべて・全員」という意味を持つAllとEveryの二つの言葉があります。しかし、この二つの言葉は少し違う部分があります。

 Allは全体をまとまりとして捉えていますが、Everyは全体を個々の集まりとして捉えています。「誰も一人にしない」というニュアンスに近いのは一人一人をしっかり見るという意味を含んでいるEveryだと思います。Allの場合、全体のまとまりに意識が向いているため、大体の生徒が納得し、理解していれば授業が上手くいっていると認識して、他の子とは違う、自分なりの考えを持った少数派の生徒が主張しづらい状況に陥ってしまう事があります。

 表面上では上手く授業が進められているように感じられますが、この生徒の立場からすると授業に参加できていません。一方でeveryの場合、個々に意識が向いているため、違う意見を持った子から上手く意見を引き出し、違う意見を持った生徒も参加できる授業が作れると思います。そのため誰も1人にしない教育を行うに当たって、every「個々の集まり」という意識をしっかりと持って授業を行うように気をつけていこうと思いました。

 そして、副島先生がお話の中で2冊の本を紹介して下さいました。本では主に3種類の人が紹介されていました。1人は積極的に活動に取り組み、実行できる人を表す若者です。2人目は大胆な企画やアイデアを出す人を表す馬鹿者です。3人目は第三者の視点を持って冷静な分析をする人を表すよそ者です。この3人は、異なる視点から物事を考える機会や意見を広げる機会を作ってくれる、とても大切な存在だと学びました。

 しかし、模擬授業をする際、私は自分が出して欲しい答えが出てきた時、どうしてもその答えばかり扱ってしまい、少し自分の考えとは違う3人のような生徒の考えや視点を蔑ろにしてしまいがちです。そのため、リーダーや優等生ばかりに焦点を当てず、しっかりと3人のような生徒に着目して授業を進めていこうと思います。

 今回の講演会で先生方と話し合いをしながら考えを深めていくという経験はとても新鮮で、教師の経験をたくさん重ねられた先生方だからこそ出せる意見を聞く事が出来て、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。またこのような機会があれば是非参加したいです!(安藤)
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教育資料

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卒業論文