2022年3月1日仕事日記

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 早いもので今日から3月。この1か月が過ぎると大学人7年目が終わる。校長をしていたときには考えもしていなかった人生。

 6月5日(日)午後の本学教育フォーラムの案内をFBとこのサイトに掲載。文部科学省の板倉寛さんをお呼びすること、演題が「GIGA構想の次を語る」としたことなどで反響あり。

 EDUCOMslackで、昨日届いた一般の方のエッセイ「心の天気」を発信。さすがのリアクション。

 8時30分ごろ家を出て、ルネック勝川へ向かう。途中のコメダでモーニング。9時45分ごろ着。

 春日井市ICT支援員研修会を参観しつつ、「未来を拓く学校づくり研究会」の立ち上げの文書案作成。即レスで考えをもらいながら、少しずつ修正を加え、ほぼ完成。昼食後、13時45分ごろ中座。14時30分ごろ帰宅。

 15時から、オンラインでの「第6回恵那市サテライトキャンパスあり方検討委員会」に参加。パブリックコメントを求める段階までなった「恵那未来キャンパス」という文書説明を受ける。副委員長を仰せつかっていることもあって、僕からここまでのまとめに感謝の言葉。委員の皆さんから建設的な意見も続き、無事、あり方検討委員会が終了。良い勉強をさせていただけたことに感謝。16時終了。

 16時から、オンラインで「EDUCOM再発見プロジェクト」の話し合いを参観する。学校事情を求められたときに発言。自主参加の皆さんの考えに感心。17時30分終了。

 返信をうっかりしていた依頼メールへの応答。Gmailは返信ができていないメッセージを発信してくれるので、どれほど助かることか!

 研究室HP記事は、2月25日の采女隆一先生から学ぶの最終回。丹羽さん、久野さん、柴山君が発信。すでに発信したゼミ生も他のメンバーの記事を読み合いながら高め合っているな、と想像できるのも嬉しい。

 

采女先生から学ぶ会での学び(丹羽、久野、柴山)

 玉置ゼミ7期生の丹羽、久野、8期生の柴山です。2月25日に、zoomにて"采女先生から学ぶ会"を玉置先生に開いていただきました。今回は、参加させていただいた、私たち3名の学んだことについて書かせていただきます。

【丹羽】
 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。

 私がこの会で特に印象に残ったことは、"授業が生徒指導だ"ということです。話の中では、"学ぼうとしている子供たちは心も荒れない"ということから、細かい規律ではなく、「子供たちの学びを保障していくことや学ぶ力を引き出していくことが大切」だということの大切さを感じました。

 振り返ってみると、自分が中学生のとき、周りの友達が少し荒れていたから、自分も規律とかは破っていました。自転車で登校したりすることも何度もありました。(バレなさそうなところに止めていましたが。)

 でも、その時の自分を振り返ったとき、学ぼうとする姿勢はあまりなかったなと思ったので、今になって学ぶことと心の繋がりを感じることができました。

 他にも、話の中で、人間関係づくりのグループワークトレーニングに興味を持ちました。それは、自分が卒論で研究している"自己肯定感"に繋がる部分があると知ったからです。教科の授業だけではなくてその授業をすることで、認められる場所があることや、他者との関わりの中から自分のよさを知れる機会があること、とても素敵だなと思いました。

 今回、自分の視点では知らなかったり気づけなかったりした"生徒指導"について深くまでしれたこと、面白かったし自分のためになりました。采女先生、玉置先生、ゼミ生のみなさん、とても素敵な学びを、素敵な時間を、ありがとうございました。


【久野】

 こんにちは。7期生の久野舞菜です。昨日、『采女先生から学ぶ会』に参加させていただきました。交通機関の乱れにより、途中参加となってしまいましたが、短い時間の中で多くのことを学ばせていただきました。その中でも、私が最も大切にしたいと感じた事柄について記したいと思います。

 それは、学び合いの本質についてです。学び合いは、グループワークそのものではなく、グループワークを通して育まれる対話にある、ということを学びました。

 他者の意見を聞き、自分の意見と紐づける。互いの意見を吟味する中で、新たな考えをつくっていく。それが、対話であり、学び合いであると教えていただきました。

 対話を生み出すグループワークのために、教師として2点に心掛けたいです。
・事前知識不要の内容を取り入れることで、誰もがのびのびと参加できるようにする。
・答えが多種多様になる投げかけをすることで、子どもが互いの違いを聞き合えるようにする。

 私の地元、愛知県安城市では、学び合いを大切にした教育を行っています。学び合いをさらに促進させる安城の新米教師として活躍できるよう、今回学んだことを存分に生かしていきたいです!

 今回も学び盛り沢山!とても贅沢な時間を過ごすことができました。お忙しい中、心に残る素敵な学びをくださった采女先生、このような場を設けてくださった玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです!!本当にありがとうございました!!(久野)


【柴山】
 こんにちは!8期生の柴山です。2月25日に采女隆一先生から学ぶ会に参加させていただきました。今回は、セミナーで学んだこと、感じたことについて記事にさせていただきます。

 釆女先生のお話を聞くまでは、授業自体が生徒指導に大きくつながるという考えは私の中にありませんでした。しかし、話を聞く中で「学ぼうとする子どもたちは心も荒れない」ということはまさにその通りであり、「学ぶ姿勢を身につける」ということは「人の話を聞く姿勢をつける」ことであるということだと思いました。

 その姿勢を身につけるための授業として、人間関係づくりのグループワークを取り入れることが効果的であることを学びました。教科の授業では「自分の意見を出しにくい」や「人の意見を聞いてもわからないから聞かない」という子であっても、教科外の授業で「それなら話し合いに参加できる!」と思える題材でグループワークを行うことで、子ども同士が自然な関わりの中でお互いの一面を知っていくことができます。

 また、色んな意見をまとめて一つにすることを目標としないグループワークを行うことにより、どんな子でも意見を言いやすく「人の意見に耳を傾ける」や「色んな意見を聞きながら、話すことで自分の意見をまとめる」ことがしやすくなるという利点があるのではないかと考えました。

 人間関係づくりは全て「聞くこと」から始まり、「聞くこと」は「話すこと」の根幹なのだと思いました。なので、まずは誰もが授業に参加し「聞く」という気持ちを持てるテーマでグループワークを行っていけるような促しをしていきたいと思います。教科の授業であっても、最初から「今日の授業は聞く気が起きない」とどんな子にも思わせない工夫をしていけるようにしたいとおもいます。

 余談ですが、自己肯定感はやはり、人との関わりの中で育まれていくことであると思いました。人との関わりを通して「自分ってこんないいところがあったんだ!」と気づき、自分の新たな一面を知ることにもつながるため、人と話す場面はとても重要だと思いました。

 釆女先生のセミナーをお聞かせいただき、新たな気づきがたくさんありました。本当にありがとうございました。(柴山)
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2022年3月1日仕事日記

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 朝早くに、僕にとってはビック情報が届く。2月3日の小牧市文化協会主催の文化講演会での僕の講演を聞かれた一般の方が、エッセイ「心の天気」を書いていただき、それを送っていただいたのだ。

 娘さんを通してすでに「心の天気」のよさをご存じで、僕が講演で「心の天気」のアイデアを出したことを伝えたことから、さらに娘さんと会話されたこと、調べたら地元企業のEDUCOMが作っていることに感激したという内容。ああ、嬉しい。しっかりお礼のメールを送る。

 迷いに迷っていたが3月3日は対面の特別ゼミ開催決定。さっそく教室の予約をして、グループ分けなどの連絡。教材研究の在り方を学ぶこと、端末をフルに使った授業を考えること、1期生の松井君、牧野さんが挑戦した模擬授業動画と自分たちの模擬授業を比べて、深く学ぶという内容で5時間。よし!今から力が入る。

 11時30分に家を出て外食。一度食べたときの美味しい!と感じたラーメンの味を思い出して出かける。ところが前のような感覚を感じない。あれっ、思い込みだったのかと少々残念。もちろんお店は繁昌。

 12時45分ごろ、春日井市立藤山台中学校へ。校長先生から近況をお聞きする。13時10分から4つの授業を10分間ほどずつ参観。動画撮影。1年共に学んできた温かい空気を感じる教室ばかり。

 現職教育を開催される部屋で動画整理。プレゼンを加えて、学校研究の1年の報告会を聞く。校長先生からJAET全国大会の方向性を聞く。

 50分間、先生方とやりとりもしながら、今年度の価値づけをして、ぜひとも継続していただきたいこと、強化していただきたいこと、4月学級立ち上げのときに心得ていただきたいことを伝える。動画をもとにさらに望ましい授業展開も伝授。

 校長室に集まられたリーダー陣に、学校経営の楽しさを体験を踏まえて話す。これで無事、この1年の僕の役割は終了。たくさんの学びをさせていただけたことに感謝。

 20時から長野で勤める2期生百瀬さんと、4月から長野で勤める6期生中江さんとzoomでマッチング。先輩とつながっていることは何かと心強いと思っての企画。ともに喜んでくれた。

 研究室HP記事は、采女先生から学ぶシリーズ第3弾。池戸さん、岡君が発信。やはり「授業が生徒指導だ」に注目。良い学びをさせてもらっている証。

采女先生から学ぶ会(7期生池戸・岡)

 玉置ゼミ7期生の池戸です。今日は現役の校長先生をされている采女先生から学んだことを記事にまとめたいと思います。

 一つ目のキーワードは『授業が生徒指導』です。采女先生は生徒指導とは授業の中で「静かにしなさい、教科書を開きなさい」という指導ではなく、子どもたちの人間関係を育てることつまり子ども自身を育てることが子どもたちの心の安定に繋がり自然と豊かな生活の学びができるとおっしゃっていました。そのために有効なのが人間関係の授業です。

 この人間関係の授業のポイントは『誰もが参加できること』です。玉置流授業作りの中で学んできた導入では誰でも答えられる発問をすることつながる部分で、いかにこれが人間関係づくりにとって重要か実感しました。

 グループワークが重視される教育現場ですが、なぜグループでの学びが必要なのでしょうか。それは対話から生まれる新たな学びがあるからです。私もよく人と話していると自分の考えが明確になったりします。これこそが学び合う学びの形だと再確認できました。

貴重な現場でのお話などに触れるとやはり学びは広がります!本日も良い学びができました。ありがとうございました!(7期生 池戸)

 こんばんは! 7期生の岡です。今日は現役の校長先生である采女先生から学んだことについて記事にさせていただきたいと思います!

 今回のキーワードは「授業が生徒指導」だと思います。これは「授業で生徒指導」とは違います。今回はこの違いが話を聞いていく中で自分の中ですっきりしてきた感覚があります。授業の中で指示を与えて守らせることだけが、先生が授業の中で行えることではなく、授業を通して、子どもたち同士の関係づくりをしていくこともとても重要だなと思いました。

 たしかに、授業の中でも勉強が苦手な子でも、授業の中で子ども同士に関係があれば取り残される可能性も少なくなるなと感じました。だからこそ、「授業が生徒指導」になっていなければいけないんだなと感じました。

 しかし、話を聞いていると実際に行うことは今の自分では難しいなと感じることもありました。そのため、授業を考えるときには1つでも関係が作れる問いかけを入れるように意識してみようと感じました。色んな人の話を聞きながら、少しずつ自分のものにできるように頑張ろうと思います!今回はありがとうございました!(7期生 岡)
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2022年2月27日仕事日記

 今日中に仕上げようと決意した原稿2本。1本は4月号からタイトルも新たにして連載させていただく週刊教育資料の「学習指導要領のイデアを実践する」の第1回目。もう1本は日本教育新聞社からの依頼原稿。共に何度も目を通して手を入れて送信完了。

 19時から鈴木中人さんと出版のオンライン打ち合わせ。中人さんが書かれた原稿に僕が若干の原稿を書いて、再構成をされた提案をもとに協議。中人さんの思いを聞けば聞くほど、早めに実現させるべきだと考え、今の自分にとっては厳しいお約束をしてしまう。声をかけていただける方があってのことだと感謝。

 研究室HP記事は2月25日の玉置ゼミオンライン学習会「采女隆一先生から学ぶ」の記事第2弾。今井さん、吉久さん、前野さんが発信。心に残ったキーワードが同じでも表現は当然異なる。だからいい。

<追記>
 ワクチンの副反応や腰の痛みのことを心配していただくメッセージが届きました。ありがとうございます。

 副反応は、ぐっすり眠り目覚めたら消えていました。不思議ですが、安心できました。腰の痛みもかなりよくなりました。椅子から立ち上がるときに、少し用心するだけで済むようになりました。

采女先生から学ぶ会での学び(今井・吉久・前野)

 こんにちは、7期生の今井、吉久、8期生の前野です。先日25日、玉置先生が声をかけてくださり、采女先生から学ぶ会をzoomにて開催してくださいました。今回は、私たち3名の学びについて書かせていただきます。

 今回は、「授業が生徒指導だ」ということ、「グループで答えを1つにまとめない」ということの本質を学びました。

 「授業が生徒指導だ」というのは、「授業で生徒指導をする」のではなく、子どもの学ぼうとする力を育てたり、他の子の意見から学ぶ力を育てることが大切だということです。「学ぼうとしている子は、心も荒れない。」と荒れていると有名な中学校の生徒指導主事を経験した采女先生がおっしゃっていたのも印象的でした。

 「グループで答えを1つにまとめない」というのは、捨てられてしまう意見を減らし、一人一人の意見を大切にするために、グループで答えを1つにまとめさせないということです。しかし、子ども全員の意見を聞いて授業は出来ません。そこで挙手制ではなく、グループワークを取り入れる意味は、少人数なら発言できる子が意見を発表できるためです。そして、グループワークで他者の意見を聞くことによって、幅が広がり、繋がって自分の意見が出来ていきます。また、他者と交流し学んだということが、子どもの中で残っていくのです。

 今回学んだ2つのような簡単なフレーズは、頭に入ってきやすく、理解した気になってしまいますが、そこを今回深く掘り下げて、考えることが出来、とても充実した時間でした。(今井)


 私が特に印象に残ったことは「授業が生徒指導だ」という言葉です。
 
 この言葉を聞くまで、私は生徒指導と言えばルールを作るというイメージが強かったので、授業中に何かルールを作るといった「授業で生徒指導をする」という認識でした。

 その授業では、グループワークを取り組むことで、積極的に発言したり友達の意見を聞いたりする子どもが自然と増えるそうです。その学ぶ姿勢が育まれることで心が荒れることはなくなることを学びました。このことから、学級の人間関係を形成していくグループワークの大切さを知りました。
 
 具体的にはどのようなグループワークをされているのだろうと疑問に思った時に、ある問題を提示して頂きました。それは、「丸の上に線を引いてください」というシンプルな問題です。私はまっさきにリンゴのようなイメージで丸い図形の上に縦棒を引きました。ですが、皆と書いたものを共有してみると、私と同じ書き方をした人がいません。それどころか、丸と線を重ねた図形、棒が縦や横、図形ではなく漢字で表記などなど…いくつものパターンの図形が提示されていたのです。

 このグループワークを通して、正解はいくつもあるということを知り、自分の考えの幅や視点が広がることを実感しました。それと同時に、私の発信の仕方が把握出来たり、もっと友達の考えが知りたいという気持ちが自然と湧き上がってきたりしました。他者と交流することで、気づけなかったことに気づけ、より一層自分の学びが深まることを体感しました。グループワークを行う場面で、「グループで一つにまとめなさい」という指示を聞くことがありますが、それはとてももったいないことなのだと思いました。
 
 この私が感じたことを大切にして、現場に出た時も子ども同士の考えが深まるようなグループ交流を取り入れていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。(吉久)


 今回、采女先生から生徒指導や授業づくりについてお話を聞いて子どもの学ぼうとする姿勢を引き出すことの重要性を学ぶことができました。

 今回学んだ内容の中で「授業で生徒指導をする」のではなく「授業が生徒指導だ」という言葉が印象的でした。この言葉で私自身の生徒指導についての認識が大きく変わりました。授業内で規律を守らせることによって生徒指導をするのではなく、授業を通じて子どもの学ぼうとする力を引き出すことで心の荒れない子どもに成長してもらうことを目的とした生徒指導が重要であることが分かりました。

 また、グループワークの本質についても学びました。グループワークは学び合いの方法として授業で多く取り入れられています。しかし、グループで意見を1つにまとめてしまうと効果的な学びにはならないということを学びました。ゼミ生での意見交流の中で、意見を言いたがらない子を作らないようにするため、意見を1つにまとめる過程で子どもたちの意見の一部分を捨ててしまうことがないようにするためにグループワークでは意見を1つにまとめないようにする方が良いという意見が出てなるほどと思いました。学び合う学びとは、子どもたちが様々な意見に触れ、対話を重ねる中で自分の意見をより深めていく学びであると思います。

 今まであまり触れてこなかった生徒指導や授業づくりの本質について学ぶことができ、良い機会をいただけたことに感謝しています。(前野)

 経験を基にした貴重なお話を聞かせてくださった采女先生、采女先生と私たちゼミ生を繋いでくださった玉置先生、ありがとうございました。また、共に学んだ7期生、8期生のみんなにも感謝です。これからも多くのことを学び合いましょう。(今井・吉久・前野)
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2022年2月26日仕事日記

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 幾分軽くなっているが、依然、腰の痛みが続いている(泣)。早朝から談慶師匠の対談内容をチェック。

 9時30分から、教職ネットマガジン主催の「教育と笑いのセミナー」開始。僕は最初のコンテンツ立川談慶師匠との対談「落語から学ぶ教師力アップ法 師匠が教えないから弟子が育つ」に登壇。70分間の対談。

 いずれ教職ネットマガジンで発信されるので、詳細は書かないけど、落語と教育とのつながりをしっかりつけることができた対談だと思う。参加者から高評価とのこと。とても嬉しい。師匠とぜひとも全国展開したい対談。どこかの自治体から読んで呼んでもらえないだろうか(笑)。こういう楽しく本質を学ぶことができる研修もあっていいはず。

 休憩後、師匠はまず講演。落語とコミュニケーション力との関係をわかりやすく。そして落語2席。「牛ほめ」と「壺算」。最後は質問コーナー。3時間のセミナーが無事終わる。

 神経を使ったことや、ワクチンの副反応があってのことだろうと思うが、体調がかなり悪くなってきた(泣)。寒気がしてきた。

 13時から、オンラインで「メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』刊行記念ウェビナー第1弾 前田康裕 × 苫野一徳 × 今度珠美【デジタルと吟味思考をつなぐ】」を1時間のみ聞く。

 14時から算数・数学授業づくり研究会創りMathに参加。教職大学院で2年間研究されてきた佐々木先生の発表を聞く。目指しておられる算数授業での子どもたちの姿には大賛成。教師が優れたモデルとなることによって、子どもたちが感化されるという仮定で取り組まれた実践と捉える。いくつか質問をさせていただき、理解を深める。

 小松さんの提案授業を聞きながら、激しい寒気に襲われ、腰の痛みもあって、中座を決意。面白い提案で、授業化に向けて皆さんと交流したかったのに残念。

 すぐに厚着をして横になる。震えが止まらない。19時から鈴木中人さんとの打ち合わせをキャンセル。いつのまにか熟睡。22時過ぎに目が覚める。何かしら食べたくなったので、お茶漬けで体を温める。

 研究室HP記事は、2月25日オンライン学習会「采女隆一先生から学ぶ」の記事第1弾発信。下野さん、寺尾さん、田中君が発信。どれほど充実した1時間だったかは記事を読んでもらえば説明不必要。

采女先生から学ぶ会での学び(7期生下野・田中、8期生寺尾)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!2月25日 Zoomにて、采女隆一先生から学ぶ会が開かれました。

 本回では、「授業が生徒指導だ」「人間関係の学び」「学び合う学びに必要なグループワーク」の3つについて采女先生のご教授の元、学びを深めさせて頂きました。

 上記3つは、繋がりのない話題にも見えますが、実は深い繋がりがあります。

 「授業が生徒指導だ」その為の子どもの育て方に「人間関係の学び」はとても必要です。他者の意見や良さを知る、自分の良さを知ることがら「人間関係の学び」ですから、授業そのもので生徒の心を掴むといった「授業が生徒指導だ」の根底となります。
「人間関係の学び」により培った対話力、良さを知る力を「授業が生徒指導だ」の想いを持
 って教科指導にあたれば、自然と主体的で対話的な深い学びが形成される「グループワーク」が誕生するということです。

 つまり、「人間関係の学び」→「授業が生徒指導だ」の想いを持っての教科指導→主体的で対話的な深い学びの形成される「グループワーク」といった流れです。

 この3点の流れを知ることができたことがとても宝物です。教師となった時、必ず役に立つ学びでしょう。

 采女先生、遅くから私たち玉置ゼミ生のためにお時間を割いて下さりありがとうございました。貴重なお時間でした。玉置先生、すごい人と出会わせてくださりいつもありがとうございます。そして、一緒に学んでくれた7期生8期生のみんなもありがとう!みんなのおかげでとっても素敵な時間となりました!!!(下野)


【寺尾】
 こんにちは!!8期生の寺尾です。今回はZoomでの采女先生から学ぶ会に参加させて頂きました。

 その中でも私自身が印象に残っている「学び合う学びを行うためのグループワーク」について記事を書いていこうと思います。

 采女先生はお話の中で、グループワークを行い、グループの意見をひとつにまとめることは本当の学び合いではないということを仰っていました。そこで、なぜグループワークを行うのかということについて考えました。

 その中で出た意見のひとつに、「他者の意見を聞いて自分の意見を明確にすることができるから。」というものがありました。それを聞いた時に私は非常に納得しました。

 私は自分の思っていることをすぐに言語化することが得意ではありません。これはどういう事なのかとか、どう思ったかと言われた時に、他の方のように上手く言葉でまとめられません。言葉が詰まってしまい自分の思いを伝えきれることができず後悔することもあります。

 そのため、他者の意見を聞きつつ、自分の考えに近しいものと結びつけて、自分の意見を自分の言葉でまとめ発表することができるようになることがグループワークの良さのひとつなのではないかと考えます。

 対話の中から生まれた学びは一方的に聞いたことから得る学びとは異なる、この言葉からもグループワークの重要性を汲み取ることができました。

 これからは先に述べた自分の悩みを克服するためにも、グループワークをするときに今回学んだことを意識していきたいなと思いました。

 采女先生、今回は貴重なお時間をいただきありがとうございました。自分を見つめ直すきっかけにもなりました。この会で学んだことを生かしていけるよう頑張っていきます。(寺尾)


【田中】
 こんにちは!7期生の田中です。髪の毛を切ったら、玉置先生に「一段と男前になったな」と言って頂き、内心結構喜んでいます(笑)。今日は2/25に行われた勉強会について記事にしていきます。

 今回の勉強会では、グループワーク及び意見交流の大切さについて学びました。教科の内容についていけない児童・生徒でも、答えることが出来る内容についてグループワークを行ったとします。すると、普段は勉強を苦手としていて、中々発言できない子どもから発言を引き出すことが出来ます。その結果、その子がもっている良さや側面を新たに見つけることが出来たり、その子自身も認められることで居場所や自己肯定感をもつことが出来ます。

 加えて、グループワークは少数の場での発言なので、全体に比べ話すハードルが低くく、話しやすいことも発言に繋がります。

 このように、教科では中々活躍することが出来ず、学びから逃避してしまう子どもにもグループワークを入れることで変化がうまれると感じました。

 少し話が変わりますが、グループワークで1つに絞るか否かという話題で話をしました。どちらにも良い点悪い点があると思います。自分が実際に行う際にそれぞれを使い分けられるように様々な視点をもちたいです。

 1時間という短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(田中)

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2022年2月25日仕事日記

 腰の痛みが続く。昨日とあまり変わらない痛み。困った。

 徒歩で小林外科内科へ。9時45分から新型コロナワクチン追加接種(3回目接種)をする。2回とも特に副反応がなかったので、今回もないだろうと思っていたが、過去2回よりは、体がだるく起きてられない。数時間眠る。

 4月から週刊教育資料で開始する新連載「学習指導要領のイデアを実践する」の1回目を書き始める。入り口付近で進まず(泣)。

 19時40分からzoom雑談会。20時から桃陵中学校長の采女隆一先生に登場いただき、玉置ゼミオンライン学習会20220225開始。11名のゼミ生が参加。

 「学びの材料」として、冊子「なぜ学び合う学びが生まれたのか?」の16〜17ページの采女先生のご発言。以下のキーワードを提示しながら、僕が露払いをしながらゼミ生が質問するという展開。

・生徒指導主事として、問題行動対応と未然防止に明け暮れる。
・いかに落ち着かせるかを考える日々
・「授業が生徒指導だ」(授業で生徒指導するのではない)
・人間関係グループトレーニングとは?
・人間関係の学びは教科の学習とは異なる生徒
・学び合う学びはグループでする学び?グループは何のため?グループで一つにまとめない。

 この1時間の充実度は、すでに記事が上がってきているので、そちらをぜひ読んでいただきたい。ゼミ生がどれほど深く考えたかがよくわかる記事を順次アップ予定。ご期待を。

 研究室HP記事は4月2日の「全世代教員対応型セミナー」のPR。陰山英男先生、多賀一郎先生、新穂由依先生と登壇。ああ楽しみ。
 

4月2日(土)全世代教員対応型セミナーに登壇します

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 4月2日(土)名古屋・栄ガスビルで、陰山英男先生、多賀一郎先生、新穂由依先生と一緒に、「全世代教員対応セミナー」に登壇します。10時30分から17時まで、たっぷり学んでいただけます。皆様、ぜひどうぞ。

 ご参加の皆さんからも鋭い突っ込みをしていただきながら、楽しく学び、明日からを変える元気と勇気を持ち帰っていただきたく思っています。会場でお会いしましょう。

東濃高校キャリア教育プログラムでの学び(池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸です。年が明け、教採に向けての勉強や卒論への取り組みが本格化して毎日変わらない日々を過ごしています(汗)そんな私ですが2022年はとことん雪に嫌われ、先日は大雪の日に携帯紛失大事件が起こり、ある意味ついてる一年かもしれません、、笑


 さて、今回は先日ご縁があり参加させていただいた『NPO法人 縁塾 東濃高校キャリア教育プログラム』での学びをまとめたいと思います。

 まず縁塾とは岐阜県可児市にあるNPO法人で、学校と地域をつなぐコーディネート団体です。地域課題解決型キャリア教育と題して学校や議会や行政や地域と連携し、キャリア教育の推進を図り、地域の未来を担う人材の育成と持続可能な地方創生を目的に活動しています。

 今回、私の卒論のテーマが『キャリア教育』ということで、このプロジェクトを紹介してもらい、参加することになりました。私たち大学生が参加したのは第1回〜6回までのプログラムのうちの4回目となる『企業インタビュー』でした。コロナの関係で、オンラインで企業、高校、大学生が繋がり【働く価値観】について考える時間でした。

 キャリア教育を研究していると様々な事例が出てきます。しかし、具体的なイメージが湧かないのです。なぜなら私たちが小学生、中学生、高校生の時にはここまでキャリア教育は重視されていなかったからです。今回オンラインではありましたがキャリア教育の現場に立ち会ったことで、これからのキャリア教育の在り方、可能性が広がりました。
 このキャリア教育プログラムの素晴らしい点は高校生がまず自分の働く価値観を明確にする、つまりキャリアアンカーを自覚することです。高校生のうちにここまでキャリアアンカーを明確にすることは簡単ではありません。そして、今回の企業インタビューを通して実際に働いている人のキャリアアンカーに触れることで新たな価値に気がついたり、自分の働く価値がさらに明確になります。このキャリア教育は高校だけでなく、生徒の実態に合わせれば中学校、小学校でも実践できます。
 またキャリア教育で大事なのは『非日常的な経験をすること』だと学びました。非日常的な経験には生徒たちにとって、これからのキャリアの一部になるかもしれないという大きな可能性で溢れています。

 キャリアとは100人いたら100通り存在するものです。いつ、どこで、なにがきっかけになるかなどわかりません。今、私が教師を目指したもの、たまたま恩師に出会い、この大学に入学して、玉置ゼミに入り学んでいるからです。だからこそたくさん経験する場を与えることがこれからのキャリア教育で教師が大切にしていくべきポイントだと思います。

 私は今回生徒と企業の方をつなぐ授業者という立場で参加しましたが、今まさに職業決定間近にいる私自身がこれからの自分のキャリアについて考える学びの日となりました。今回の経験を活かして、卒論テーマのキャリア教育とさらに向き合い一年後の卒論発表会で発表している自分の姿や、自分流のキャリア教育を現場で実際に行っている姿を想像するとワクワクが止まりません!!
今回のご縁に感謝して、卒論も頑張っていきたいと思います!!
 
これ以上書くと卒論に書くことがなくなるのでこの辺にします!!(笑)(7期生 池戸)

2022年2月24日仕事日記

 昨晩、ひょんなことで痛めた腰。今朝も痛みが続いている。何をするにしても動きが重い。これ以上、痛みがやってこないことを祈る。シップ液を塗る。車に乗るにもすっと腰を下げられない(泣)。動きが固定されると痛みが去るという状況。

 8時ごろ研究室着。ゆっくりと動きながら、いつものルーティン。ゼミ生slackの書き込みを見ながら楽しむ。一文投稿だが読み合うのが楽しい(はず)。

 学部長と松本教務委員長が来研。昨晩投げかけた相談メールについてのCP委員会の今後について話し合う。

 10時30分から「恵那未来キャンパス構想(案)検討会議」の事前打ち合わせ。かなりの分量の文書。僕は副委員長として、次回の最終会議の落しどころを事務局に聞きながら委員長とともに当日進行を考えて決定する。

 11時に7期生・久野さん来研。ある講義での成果物とお土産をもらう。こうしたちょっとした心遣いが嬉しい。「落語流 教えない授業のつくりかた」も購入してくれた。久しぶりの対面だが、心の天気でやりとりしているので久しぶりの感じがしない。これもいい。

 11時30分ごろに8期生伊藤君来研。本の返却と借用のため。ほぼ初めてゆっくり話せる時間が生まれたので、あれこれ話す。伊藤君にはこういう面があるのかと理解が進む(笑)。「それは65歳の僕に聞くこと?」といった面白い質問もあり。楽しい時間。

 12時30分から13時まで教職専修会議。来年度の専修内担当相談ありで、僕の立場上、立候補せざるを得ないと感じて発言。

 13時に8期生安藤さん来研。8期生のまとまり状況を聞き、ゼミ長である安藤さんの采配があってのことだと感心。留学した小林さんに送った寄せ書きも動画で見せてもらう。定期的にゼミ生に投げかけている課題について率直な意見を聞く。僕が気を使うことはないと嬉しい反応。そういえば、伊藤君も毎日課題があってもいい、と言ってくれた。よし!(笑)。

 14時から16時30分まで評議員選出、教授会、審査教授会へ。実習委員長として先日の中教審の教育実習のとらえを変更しようとしている動きを提供。

 教育実習課へ出向き、教授会で決定したクリスタルプラン13の視座の一つの変更について報告。教育実習記録の扱いについては僕のとらえ違いがあって、あれこれやりとり。もともとは何度連絡しても取りに来ない学生が悪いことが事の発端。

 片付け物をして帰宅。夕食をとって、19時30分から、定例のオンライン「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」を進行。今日は欠席が2名あったこともあって、急遽、困りごとを学級経営に限らないことにして、あれこれ。ここでは書けない困りごとをたくさん聞く。困りごとが実に重要なことで、コロナが去ったあとの学校の状況を心配する内容。心配することが多い。

 腰の重さは続いている。締め切り原稿があったことに気づくが、気力わかず。早めに横になる。

 研究室HP記事は、7期生池戸さんの素敵な記事。「東濃高校キャリア教育プログラムでの学び」。卒業論文テーマを踏まえて積極的に視野を広げて参加したからこそ得られた成果。他のゼミ生に刺激になるはず。

2022年2月23日仕事日記

 天皇誕生日の1日。今朝は26日午前にオンライン開催される教職ネットマガジン「教育と笑いのセミナー」のプレゼン作りから開始。

 立川談慶師匠とネット対談。タイトルは「落語から学ぶ教師力アップ法 ―師匠が教えないから弟子が育つ―」。先日発刊した「落語流 教えない授業のつくりかた」と「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」の師匠との共著が対談のベース。

 今回も2冊の本からキーワードを取り出し、それを師匠に問いかけながら、僕が教育に結び付けていくという展開。師匠やマガジン経営の村岡さんにもワクワクする展開といっていただけ、当日が待ち遠しくなっている僕。楽しく頑張ろっ!

 池田修先生からいただいた新刊「子供の『困った発言』に5秒で返す 教師の切り返し」(明治図書)を読む。

 子どもたちの今を踏まえた、まさに良質な生徒指導論。切り返しの具体例を挙げながら、解説で子供をどう捉え子供にどう対応していくと良いか、教師の心得も含めて、豊かな知見をもとに明確に書かれている。ゼミ生に問いたくなってしまったので、さっそくslackで発信。

 鈴木中人さんから依頼があった見本原稿を今日中になんとか揃えようと頑張る。遅くに、原稿を見ていただける段階になったと判断して送信。さあ、ここからだ。

 研究室HP記事は、今井さんの「ほっこり。」。いい話です。ぜひご一読を。

ほっこり。(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。今日の「みうのひとりごと」

 私の近所では、リニア(だったと思います笑)の工事が行われており、道を曲がれるのだろうかと心配になるくらいに大きな大きなトラックを見かけます。バスやトラックの運転手さんの道を曲がる技術は美しく、いつも見とれてしまいます(笑)

 ある日、私も車を運転していると工事現場から大きな大きなトラックが私の前に入ってきました。私は変に緊張して、いつもよりハンドルを握る手に力が入りました。どうか何も落ちてきませんようにと願ったり、トラックは前を走っているのに、つぶされませんようになどと願ったりしながら(笑)

 そのまま道を走っていると、なんと反対車線からも大きな大きなトラックが!ぶつからないのかな、すれ違えるのかなと、なぜか私はヒヤヒヤしていました(笑)運転手の方々はプロだというのに、無駄な心配を、、、。

 そしてついに、トラック同士がすれ違う瞬間。反対車線のトラックの運転手のおじさんが私の前を走るトラックの運転手さんに向かって、手を挙げて挨拶をしていたのです。その光景を見て、ずっと緊張状態であったのがスっと解けました。たまたま知り合いだったのかなとも思いましたが、他の日にも違うトラックで同じ光景を目撃したので、違うと思います。

 なにかのサインなのか、トラックの運転手業界のルールでは常識なのか分かりませんが、トラックの運転手さんって、運転している時は助手席に誰か乗っていない限り一人ですよね。車を一人で運転している時って、外にいるけど、外との接触はゼロというか、自分の世界に入り込んでしまいません??

 そういう中で、運転手さんは、「あ、仲間だ。」と、手を挙げて挨拶を交わしているのかな〜と想像しながら、一人ほっこりしている私でした。(今井)

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2022年2月22日仕事日記

 仕事日記には、昨日の恵那市で始まった遠隔交流の取組を紹介。全国各地で小中学校の統廃合の動きがあるが、教育行政として視点の一つにしておくとよい試みがこの恵那市の取組。今後、ますます注目しておきたい。

 9時30分から社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の立ち上げと当面の活動について、僕(理事長予定)、山田貞二先生(副理事長予定)、和田裕枝先生(事務局長予定)とオンラインで相談。立ち上げ時の組織づくりについては合意。まずはそれぞれが立ち上げに関しての仕事を進めることを決めて短時間で終了。あとは四方山話。

 日本教育新聞に「校長1年目のあなたに伝えたい」(教育開発研究所)の書評が掲載されていた。数人の執筆者の内容が掲載されているが、有難いことに僕はその一人。次のように書かれていた。

  玉置崇さんは、「校長職はこんなに楽しい」と題して、初めて校長になった時に記していた日記の内容をまとめた(「三楽の仕事日記」の名称で一般公開)。校長は「孤独だが孤立してはならない」という言葉もある。

 鈴木中人さんとの共著原稿を少し書き進めることができた。新たな1冊を加えて並行読書。

 研究室HP記事は下野さんが妹さんを話題にした内容。10歳離れた妹との関係作りで考える本音が書かれている。


妹(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。突然ですが、私には10歳離れの妹がいます。そんな妹のことを今回は綴ります。

 妹が生まれたのは、私が小学4年生の時でした。びっくりしました。「私に妹!?10年間一人っ子だったのに!?」という言葉が私の素直な気持ちでした。初めて妹と会った時、赤ちゃんってこんなに小さいんだと思いました。可愛かったです。可愛くて可愛くてたまらない私は、この子のためなら何でもしようと小学生ながらに考えたことを覚えています。

 そんな妹も、もう12歳。この春、小学校を卒業します。私の妹は、賢いです。しっかりとした考えを持ち、学級委員や様々な委員会活動を卒なくこなします。それだけこなせるのですから、勿論人望もあります。

 10歳も離れているのに嫉妬か!?と思われる方もいるでしょう。嫉妬します(笑) 可愛いからこそ、なんでこの子には出来て私には出来ないんだという場面が沢山ありました。

 私は、羨ましかった。彼女の真剣に取り組む姿とか、常に誰かに求められているその姿がキラキラ輝いていて、眩しすぎました。しかし、そこはお姉ちゃんです。いつもいつもグッと堪えていい姉のフリをしていました。

 先日、妹と初めて喧嘩をしました。些細なことから、勃発した喧嘩は初めて姉妹の手の内を見せる結果となります。大人気なく、私は妹に「貴方は、何でも出来るからいいよね」と言ってしまいました。今でもこの言葉は、反省しています。妹は、「お姉ちゃんは、いつもそう。いつも私に言ったってなんとも出来ないことを言うんだ。私に言われても困る。」と言い返してきました。仰る通りです。

 さすがに10歳も離れていると、私が先に謝り喧嘩は収集したのですが、初めて知った妹の気持ちは痛いほど私の胸に突き刺さりました。私は、妹に嫉妬をしていました。何で出来ないんだろうと勝手に私は妹よりも劣っているのだ、勝てるところなんて一つもないのだと決めつけていました。しかし、彼女からすれば、それは、「そんなことを言われても困る」ことだったのです。

 「妹には妹の得意があって、私には私の得意がある」。思えば、私は運動が得意で妹は手芸やパズルが得意です。私は国語が得意で妹は算数や理科が得意です。私は、、、妹は、、、
 お互いに素敵な面がありました。私は、10歳も上なのに出来ない事ばかりに目を向けていました。その点で言えば、妹はやっぱり大人です(笑) 妹からしても、姉の私が得意で妹には苦手なことがあったはずですから。彼女は、そこには目を向けません。「自分は、自分」として突き進んで行きます。

 私は妹が誇りです。その芯の強さ、頭の回転の早さ、人を惹きつける魅力。その全てがカッコいいと思っています。それでも、どこか子どもらしい一面も持っていて、それは、姉の私にしか見せない顔もあります。やっぱり私は、妹のためならば何でもしてあげたいと思うのです。

 「お姉ちゃんでいさせてくれてありがとう」

 私は、いつもこの想いを胸に妹と接しています。妹のおかげで家族に感謝する心が改めて深まりました。貴方が生まれてきてくれたから、私は気付けることが沢山あったよ。人生が素敵になったよ。いつも何かを頑張る時、胸に過るのは貴方の顔だよ、だってお姉ちゃんだから。いつでも貴方の味方だよ。と心でそっと思いながらいつでも妹の人生を応援していたいです。

 教師になった時、同じ悩みや考えを持ったお姉ちゃんやお兄ちゃんの子どもに出会うことでしょう。「自分は、自分」「兄弟、姉妹と言えど人はみんな一人一人違うのだから」、頭では分かっていても難しいものです。そんな時、私はこの気持ちの変容で得た優しさや想い、そして家族に感謝する心を子ども達に伝えたいと思います。(下野)

※記事と写真には関係がありません(玉置)
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2022年2月21日仕事日記

 今朝は、中川教頭先生からいただいたDVDを見て学ぶことから始める。器量な資料もPDF化。

 こまきこども未来館の古谷さんから依頼を受けたコラム書き。未来館への思いは誰よりも持っている(笑)と思っているので、一気書きができた。削るのに必死。

 予定であれば、今日、明日と敦賀市内小中学校に出向き、指導助言。ところがコロナ感染状況の広がりで中止。致し方ないこと。訪問校から資料が届いているので、ご縁をいただいたお礼を兼ねて、資料をもとに自分が考えることをメールで伝える。少しでもお役に立ちたいという気持ち。

 13時15分から14時10分まで、恵那南地区中学校遠隔交流教室を活用した生徒会及び授業のオンライン見学。恵那市が遠隔交流が気軽にできるように整備した機器を使っての取組。(写真参照)

 5中学校の生徒代表が、各学校の様子や今後の目標を伝えたり、遠隔交流教室でできることを発表し合ったりとする様子をネットで見ていたが、まったく違和感がなく見ることができた。対面でやろうと思えば、移動も時間調整も大変だが、オンラインであれば、むしろ無理なくつながることができることを示してくれた。

 後半は2校を結んでのオンライン数学授業参観。1年生図形領域で「ねじれ」が話題。オンラインで「ねじれ」を扱うことの難しさを承知しての授業に拍手を送りたい。15分間の授業参観だったが、多くの知見をいただけたことにも感謝。

 8期生も盛山隆雄さんの算数問題アレンジへの投稿が完了。教育実習を終えていない8期生を意識しての僕の授業展開例と資料提示。8期生は、どのような授業映像を浮かべてくれただろうか。

 研究室HP記事は6期生ゼミ振り返りシリーズの最終回。中江さんの記事発信。コロナ禍でなかったら、いっぱいセミナーや学校訪問に参加させてやれたのに。致し方ないとはいえ、残念過ぎる。
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2年間の玉置ゼミのふり返り(中江)

 皆さまお久しぶりです!玉置ゼミ6期生の中江です。卒論発表も終わりついに大学生活も残り1ヶ月をきりました。早いです、、

 さて、今日は2年間お世話になった玉置ゼミでの学びをふり返っていきます。

 2年前、玉置ゼミの面接に向かうとき、ずっと緊張していました。ちょうど研究室のドアの前で同期の金子さんに会って私と同じように玉置ゼミ希望と聞いて少し安心をしたのを覚えています。そこからどんなゼミ生活になるのだろうと思いながらスタートしました。

 セミナーへ行ってみると、たくさんの先生方が参加されて授業技術について真剣に考える場面を見ました。たくさん勉強になることだらけで、私のような一学生がここに参加させてもらってよいのか!?と思っていました。とても貴重な機会でありがたいなあと感じていました。学んだことは現場で活かせるよう努めます。

 コロナ禍になり、対面でゼミができないときもありました。zoomを使ってオンラインで模擬授業をする機会やギガスクール構想について考える機会があり、ICTが苦手な私にとっては悩まされることが多かったです。しかし、玉置ゼミだったからICTについて考えることができたのだと思います。

 そして、何より教採期間はゼミがあったから頑張れたと言っても過言ではありません。初めての教採、何をすれば?と思っていましたが、玉置先生やまわりの仲間の助けで前に進めました。面接指導のときの玉置先生の「よし!」と肯定してくださる言葉がどれだけ自信に繋がったか、、ありがとうございました!

 ここまで、いろんなことを書きましたが、勉強させていただいたことがたくさんあってまとめきれません。これから現場に出て玉置ゼミでのことをふり返りながら子どもと向き合っていくつもりです。2年間、あたたかく指導してくださった玉置先生、一緒に頑張ってくれた6期生のみんな、ありがとうございました!(中江)

〈写真の説明〉
 大学生になってから1人暮らし生活でした。実家にいた頃から料理が好きでしたが1人暮らしになってからもっと料理をする機会が増えました。前に比べて今は自由に好きなものを作れるようになりました。成長です(笑)。写真は、牡蠣のパスタです!上手にできたので私の成長の記録として選びました。
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2022年2月20日仕事日記

 まずは確定申告書作成から。昨晩の入力データをチェックして間違いを修正。郵送提出にしたので印刷して過去と比較。これでよいと判断して郵送手前まで準備。

 父親は94歳に。長寿のお祝いに寿司屋さんへ。この歳になっても僕より多くの量を食べる父。朝夕の散歩も欠かさず、自ら健康に気を付けている父。家のことをいろいろとやってくれる父に感謝。

 鈴木中人さんとの共著原稿書きに向かう。例によってなかなか進まない。どこかで調子に乗れるといいのだけど。

 積読書籍をあれこれ並行読み。授業と学び研究所フェローに、「実践研究 福井ラウンドテーブル 2022 Special Session 教職大学院改革特別フォーラム」での学びを提供。テーマは校内研修の在り方。フェローにとっては今後の重要な視点。

 盛山隆雄さんの算数問題アレンジシリーズから、教材研究力を高めるための1問をslackで提示。7期生9名の投稿が完了したので、僕の所見と資料提示。こういう課題提示も有効だとわかる。

 研究室HP記事は2本。1本はバンクーバー留学日記の第2弾が小林さんが届いたので、さっそくアップ。グループ分けのヒントをもらう。もう1本は6期生振り返りシリーズ6人目。伊藤君がアップ。伊藤君については書き始めると止まらなくなるので(笑)、まずはおめでとう!と伝えたい。

2年間のゼミ活動を終えて(伊藤)

 こんにちは!!!玉置ゼミ6期生の伊藤幹太です。卒論発表も終わり、ゼミも終わり、講義も終わりました。ゼミの活動は大学生活の2年間で半分ではありますが、半分とは思えないくらい私の大学生活を締めています。

 いきなりですが、大学に入る前は、大学で専門的なことを学びたいと思い、色々な面白い教授たちが面白い講義をしてくれるのかなとワクワクしていました。しかし、私の期待とは裏腹に高校生の時と同じような先生の話を聞くだけの授業でした。とてもショックで、講義に対するモチベーションは下がりました。

 一方、玉置先生の教師論はとても面白かったのを覚えてます。大学に来て学びたいと思っていた内容と一致していました。そしてゼミを選択する2年生になったとき、玉置ゼミに行きたいと思っていました。

 成績が悪いためダメ元でお願いしに行ったところ拾っていただくことができました。そこからの2年間はとても良い環境で学ぶことができ、とても充実した時間でした。しかし、もらってばかりで還元することが一切できていないのがとても後悔です。そのためこれから、現場で活躍し、様々なとこに還元しいつか玉置先生や玉置ゼミのみんなに還元できるように頑張りたいです。

 最後に全く関係ないですが寅年のこともありまして、虎ぽいうちの猫を上げときます。
(伊藤)
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文