2022年3月7日仕事日記

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 まずはいくつかのメール返信から。本日午後に訪問する豊川市立牛久保小学校の現職研修プレゼンを再考して、「個別最適な学び」の説明などを追加。

 鈴木中人さんとの共著原稿書きを進める。

 12時49分に地元駅乗車、犬山駅で乗り換えて国府駅へ。お迎えをいただき学校へ14時40分ごろ着。校長先生としばし楽しく懇談。研究主任さんから前回訪問時の助言を意識していただいている言葉を聞いて嬉しい時間。

 15時15分から16時30分まで、「ICT機器を効果的に活用するために」と題して講演。GIGAスクール構想の具現化、豊川市に入っているアプリの活用例、僕がアイデアを出した「心の天気」の話など。ある教師の変容がわかる動画も見てもらう。時々、意見を出してもらいながらの展開。前回も感じたことだが、先生方の同僚性の高さを感じる。このような職員集団であれば、日常的に先生方の学び合いがあると想像。

 そうそう冒頭は35年ほど前に開発した数学発見型ソフトウエア「★★★を揃えよう」を皆さんに取り組んでいただく。盛り上がる。やはり、このソフトは色褪せていない!開発思想の正しさを実感。

 持参した新刊「落語流 教えない授業のつくりかた」も完売。大感謝。

 教頭先生に国府駅まで送っていただく。送迎の車の中での会話も格別(笑)。

 17時23分乗車。地元駅着は19時8分。帰宅して、まずはのんびり。今日も届いた依頼に感謝しつつ返信。4月から開始する週刊教育資料「学習指導要領のイデアを実践する」の拙稿校正など。

 研究室HP記事は3月3日7期生・8期生協働ゼミの記録。7期生の久野さん、田中君、高橋さんが発信。これまでゼミで話題にしてこなかった「素材研究の重要性」をしっかりつかんでくれたようで嬉しい。
  

3/3 授業づくりゼミでの学び(久野・高橋・田中)

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【久野】
 こんにちは、7期生の久野舞菜です!昨日、『授業づくりゼミ』に参加させていただきました!

 授業構想、模擬授業、映像授業、と盛り沢山な1日!久々の対面ゼミが嬉しくて、楽しくて、あれから1日経ったのにいまだにホクホクしています(笑)
1日を通して多くのことを学ばせていただきました。その中でも、特に心に残っている事柄について記します!

 それは、玉置先生からご教授いただいた“教材研究は素材研究が5割”です。

 教材研究には、3つのステップがあることを教えていただきました。素材研究→教材研究→指導法研究とありますが、その中でも、素材研究が重要であることを、体験とともに学びました。

 授業構想の中で、私は、いかに子どもを授業に引き込ませるか、活動させるか、楽しませるか…という指導法ばかりに気を取られていました。作品そのものと向き合う素材研究が足りないために、学問的内容の乏しい授業になってしまいました。まさに、“活動あって学びなし”です。

 学びは素材とそこからつくる教材があってこそのもの。指導法は素材・教材を学ぶための手段であることを学びました。“素材研究が5割”を心がけ、まずは、自分が作品そのものを楽しむようにしたいです。

 玉置先生、お忙しい中、私たち7、8期生のためにお時間を割いていただき、たくさんの学びをくださり、ありがとうございました!


【田中】
 こんにちは、7期生の田中です。春休みも気付けば3月で、日が経つスピードのはやさに頭を悩まされています… 悩み事って尽きないものですよね。

 さて、久野さんに引き続き、『授業づくりゼミ』での学びについて書いていきます。

 今回のゼミで1番大切だと感じたことは、自分自身が教材にしっかりと向き合い、分析することです。玉置ゼミでは、丸つけ法や、子どもの反応に対する切り返しなど多くの授業技術を教えて頂いています。授業を考える際に、教えて頂いた授業技術を活かそうとついつい方法を用いることに意識が向いてしまいます。そのため、教材にしっかり向き合うこと、教える前に自分なりによる噛み砕いて解釈することが疎かになっていたと感じました。今回のゼミでの授業づくり、教育実習で行った授業を振り返ってみると、自分自身が教材のことをしっかり理解出来ていない状態で授業に取り組んでいたと反省が浮かびます。

 子どもが興味をもつ授業の工夫や、ひきこむような対応もとても大切だと感じます。ですが、そのベースとなる学ぶことには教材をしっかり教えることが大切になります。そのためには、まずは自分自身がベースとなる教材研究、分析をすることが大切だと改めて感じるゼミの時間でした。

 今回のゼミでは8期生も一緒に活動し、いつもと違う刺激、雰囲気で有意義な時間でした!これからも皆から色々なことを学び、成長していきたいです。


【高橋】
 こんにちは!7期生の高橋奈優です。先日、7.8期生協働ゼミを行いました。その時の学びを綴ります。8期生と深く関わる機会が初めてだったのでとてもワクワクしました。この前までゼミの中で一番下で先輩方から学びをとにかく吸収する側でした。しかし、今度は学びを伝えていく側にもなったことに驚いています。もちろん、8期生から学ぶこともたくさんあるのでお互い学びを深めれる関係でいたいなと思いました。

 では、本題です。今回の協働ゼミでは、金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩で授業を作ることと同じ教材で二人の先輩の授業を見るという二本立てでした。

 今回の授業づくりと先輩方の授業視聴を通して、私の中で課題となったのは、「活動あって学びなし」の授業に陥りやすいことです。この課題は、教育実習からあり、全く成長できていないことを思い知りました。私達のグループでは、ねらいを「金子みすゞさんの「ふしぎ」のように子どもたちも詩を作る」でした。そのため、とにかく詩を作ってもらわなくては!の気持ちが先走ってしまいました。そして、教材は子どもたちが詩を作るための一例という扱いをすることとなりました。この授業を受けた子どもは授業の最後に「詩を作るのは楽しかった!だけど結局詩って何なんだろう?宿題で書く日記を短くしただけなのかな?それなら楽で書きやすいよね〜」と言いそうです。

 この授業で子どもたちに伝えたかったのはそんなことではありません。リズムがあることや色の言葉がたくさんあることなど詩特有の表現を踏まえて、子どもたちにも作ってほしかったのです。やはり、現役の先生の授業では、教材の詩を先に深めていました。いくら時間がなくても自由に活動をしてしまうと「楽しい」だけで学びになっていません。

 ゼミで一年間学んできたのに悔しいですね。勉強不足でした。

 最後に、玉置先生。お忙しい中、春休みにも関わらず一日学びの機会を与えてくださりありがとうございました。久しぶりの授業づくり、満足するものはできませんでしたが、やっぱ楽しい!と思えました。8期生の皆さんともお話ができてとても嬉しかったです。きっと初めての指導者側だったのと思いますが私が初めて授業をしたときよりもはるかに上手で堂々としていてすごいなあと心の底から思いました。7期生のみんなと久しぶりにあえて嬉しかった!忙しいけど頑張ろうね🤝

2022年3月6日仕事日記

 買っておいた菓子パンと珈琲で朝食。kindleで読書。企業研修本読了。

 7期生にslackで新たな課題提示。さっそくレスあり。互いの考えを読み合うことが学び合い。

 久しぶりの給油へ。価格の上昇にびっくり。無駄走りはできない(泣)。

 午後の授業と学び研究所フェローの話し合いのための資料作り。タイトルは「そもそも」。原点回帰を踏まえた資料完成。

 13時から15時までオンラインでフェローでの話し合い。それぞれの思いを聞き、確認や調整が必要なことを明確にする。

 鈴木中人さんとの共著本原稿書きを続ける。ちょっと調子が出てきた。

 18時から「学び続ける教師の会」でのオンライン勉強会に顔を出す。これからの教育を創るかつてのゼミ生のために情報提供して退席。

 ふと思い出したかつて聞いていた音楽。AmazonMusicでリクエスト。当面、BGMはこれでいけそう(笑)。

 研究室HP記事は3月3日7期生・8期生合同ゼミでの学びの第2弾。下野さん、池戸さんが発信。昨日の記事から久しぶりのゼミ風景写真。

3月3日 授業づくりゼミ(下野・池戸)

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!3月3日のお雛まつりに、玉置ゼミ7期生8期生合同の授業づくりゼミが行われました。今回は、その際の学びについて綴りたいと思います。

 本ゼミで学んだことは、「素材研究」の大切さでした。「素材研究」とは、教材研究における一番初めの部分です。「この教材だからこそ、学べること」という捉えです。

 私たち学生は、まだまだ経験が浅くどうしても小手先の「指導法研究」に目を向けてしまいがちでした。どうしたら子どもを喜ばせることが出来るのか、どうしたら子どもが楽しむだろうか。そんなことを意識していたように思います。

 もちろん、「指導法研究」の視点も大切なのですが、それは「素材研究」の上に成り立つもの。まず、教師がきちんと教材そのものに向き合わなければ子ども達を学びとして喜ばせることも楽しませることも出来ません。

 教育実習を経た7期生は、やはり先ずは授業技術に目を向けてしまいます。現場だったら?子どもはどんな反応をする?現場に立たせて頂いたからこそ、このような見方が出来るのですが、大事な教材との向き合い方がまだまだ甘かったのだなと痛感しました。

 授業とは奥深い。だから楽しい。

 こんなことも今回のゼミでは学びました。授業って楽しい。それは、色んな視点がどんどんと身についていくからでもあります。

 8期生のみんなは、羨ましい!!!だって、素材研究のことを今回知ることが出来たんだから!必ず教育実習で生きる観点です。7期生は、この視点を元に先ずは教員採用試験の突破が目標です!!!!!授業づくりゼミの翌日は、模試を控えていた7期生。新たな観点を学び、モチベーションが私は湧いてきました!

 玉置先生、お忙しい中私たちゼミ生にこうした企画と学びをとお時間を取って下さりありがとうございます。今回もまた、1つ大きく成長することの出来ました。ありがとうございました!7期生のみんな、8期生のみんな、一緒に学んでくれてありがとう。これからも玉置ゼミ現役生として一緒に玉置ゼミを作っていきましょう☻(下野)


【池戸】
 こんにちは!7期生の池戸です。本日は先日行われた7.8期生協働ゼミでの学びを振り返ります。

 今回は小学4年生の国語『ふしぎ』の授業を考え、模擬授業を行い、現役の先生の授業を見て討論する学び合いでした。

 教育実習を終えた7期生は特に教材研究の中でどうしても指導方法を考えがちです。そのため教材そのものの素材を十分に活かしきれていないことが今日1日で明確にわかりました。なぜ、詩の学習で『金子みすずのこの詩を扱うのか』これこそが本当の教材研究であり、短い時間の中で教材研究を行う教師にとって重要な視点です。

 その中で詩の連に注目させる方法や第4連に注目させるなど指導方法はたくさんあります。どの指導方法でも共通しているのは子供達を自然と素材そのもののに向き合わせるということです。活動あって学びなしの授業ではなく、学びのための活動ができる授業を考えていく力が必要なのだと学びました。

 毎日何時間も授業をする教師が一つの教材研究にかけられる時間も限られているからこそ、今のうちに現役の先生の授業や模擬授業を通して、様々な教材の教材研究をすることが大切です。今回の協働ゼミもそんな貴重な機会になりました。ありがとうございました!(7期生 池戸)

2022年3月5日仕事日記

 返信ができていない案件がいくつかあって、朝からその対応を考える。野口芳宏先生が言われるように、声をかけていただけるうちが華。調整がつかないか検討。

 昨日からすっきりしていないことがあって、フェローの皆さんにお聞きすることがよいと思い、考え集約メッセージを発信。あらためて調整した方がよいとの意見もあって、急遽、明日オンライン会議をすることに決定。この段取りができただけでも、大きな成果。

 10時からに第4回日本学級経営学会研究大会オンライン参加。川俣智路先生(北海道教育大学教職大学院)の基調講演「全員が参加できるクラスを作るために教員がすべきことは?−学びのユニバーサルデザインで、自分で舵取れる子どもを育てようー」に唸る。

 次に鼎談。俣智路先生、青山新吾先生(ノートルダム清心女子大学)、赤坂真二先生(上越教育大学)の三人。ここでも深く学ぶ。
 
 午後は研究発表を1本視聴。松山起也先生(高知大学教育学部附属小)の「学級の心理的安全性を高める算数科の授業実践」。教師の価値づけの重要性とそれを意識した実践による子どもの変容の報告があった。良い機会なので質問。研究大会への初参加だったが、満足。次年度も参加したい。

 鈴木中人さんとの共著原稿書き。すでに鈴木さんの原稿はほぼ出来上がっているので、自分さえ頑張れば・・・というところ。とはいえ進まず。

 今日も並行読書。片付け物。愛犬の散歩。

 研究室HP記事は、3月3日7期生・8期生特別ゼミ記録。まずは8期生伊藤君、柴山君、前野さんが発信。7期生がリードが見える記事。

3月3日 授業づくりゼミでの学び(伊藤・柴山・前野)

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 こんにちは、8期生の伊藤、柴山、前野です。3月3日に7、8期生合同で授業づくりゼミが開かれました。今回は私たち3名の学びについて書かせていただきます。

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 こんにちは!8期生の伊藤勇人です。3月3日に玉置ゼミ7期生8期生合同、授業づくりゼミに参加させていただきました。
 
 午前中には、グループごとに分かれ、授業づくりを行ってから、模擬授業を行いました。授業づくりの話し合いでは、7期生の先輩方が経験と知識を通して、8期生を引っ張ってくださいました。先輩方の経験と知識は、すごく勉強になりました。

 模擬授業では、各グループごとに授業の特徴がありました。他のグループと自分たちのグループを比較し、多くの相違点が見られたので面白かったです。
 
 午後からは、教師である先輩方の模擬授業を見た後に、ゼミ生で話し合いました。教師である先輩方の模擬授業では、私たちの模擬授業とは異なり、素材を大事にしていました。素材を大事にすることが、授業の基本であることを学びました。話し合いでは、玉置先生や先輩方の発言から、机間巡視の際には、丸つけ方、オープンカンニングなどの、技術を学ぶことができました。今回の授業づくりゼミでは、玉置先生や7期生の先輩方の経験や知識を学ぶことができ、8期生同士でも意見交流をすることができたので、すごくためになりました。
 
 7期生の先輩方は、ほぼ初対面でしたが、優しく接してくださり、居心地が良かったです。自分自身は、先輩方に任せるのではなく、もっと自分の意見が言えるようにしていきたいです。ありがとうございました。(伊藤)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は初のゼミ活動ということもあり、ワクワクと緊張でいっぱいでした。

 コロナの関係で、大学に入ってから模擬授業を行う機会が音楽くらいしか無かったのですが、久しぶりに模擬授業を経験できたので嬉しかったです。

 とにかく「元気にやろう!」と意気込んで挑みましたが、児童役の発言に対して「なるほど!」とワンパターンでしか返答できなかったり、授業の進行を追うことに精一杯で全体を見渡す余裕がなかったなど様々なことに気づけました。

 1から短い時間で授業づくりをすることは難しく、「国語科として適切な授業のねらいってなんだろう」の段階から壁にぶつかりました。また、「どのように教えよう、説明や発問はどうしよう…」と指導法を考えるのに一生懸命になってしまい、子どもが作品の世界に没頭できるような工夫や過程が疎かになってしまいました。この人の作品でなければできないという要素を大切にし、授業を行うためにまずは作品を味わってもらうための素材研究が大切だと思いました。

 なにもわからない中、協力してくれたグループのメンバー、動画を提供してくださった先生、玉置先生ありがとうございました。(柴山)

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 こんにちは、8期生の前野です。3月3日の授業づくりゼミで学んだことについて書いていきたいと思います。

 今回の授業づくりゼミで1番印象に残ったのは、授業を作る上で授業の根幹である”素材”を疎かにしてはいけないということです。

 今回のゼミでは金子みすゞの「ふしぎ」という詩の教材を用いてグループに分かれて授業を作り、代表者が模擬授業を行いました。そして、玉置ゼミ生の先輩で今は教師をされている方が「ふしぎ」を扱っている授業を見て、自分達が構想した授業と比較しながら学ぶという内容でした。

 実際に授業を作って感じたことは、限られた時間の中で授業構成を考えようすると、どうしても授業の進め方や活動をどうするかということに気をとられがちだということです。しかし、教材研究をしていく上で、指導法ももちろん考えなければいけませんが、まずは授業で扱う素材の研究を重要視しなければいけません。玉置先生から、野口芳宏先生の教材研究の考え方についても紹介していただきました。野口先生は教材研究を素材研究、教材研究、指導法研究の三段階に分けて考えており、最初の素材研究が最も重要であると考えています。

 将来教師になったときには、1時間分の授業を作るのに長い時間はかけられません。短い時間の中で何を考え、学ぶかは”素材”にしっかりと着目することで見えてくるということが分かりました。他にも授業技術について、教科ごとの正解となる答えの捉え方についても学びがありましたが、1日を通して特に授業づくりのどこに重きを置き、どのようなことに気を付けていくべきかを学ぶことができました。

 今回、既に教育実習を終えられた7期生の先輩方と一緒に授業づくりゼミを行ったことは大きな学びになりました。また、このような機会を設けてくださった玉置先生にも感謝しています。また、ゼミ生みんなで学べる機会があれば、是非参加したいです。(前野)

2022年3月4日仕事日記

 パンを買いこんできたので、珈琲とパンで朝食。

 授業と学び研究所で時間があれば提示しようと思う資料を加工してslackで送信。

 10時から15時30分まで研究所会議。ICT支援員研修振り返り、EDUCOM再発見プログラム振り返り、春の新卒研修検討など。議題に関連した最新情報を入れ込んでの協議。進行役の僕としてはいつも以上に面白い。

 16時から1時間余。ややこしい(笑)提案があり熟考。考えれば考えるほど原点での理解が怪しくなってきた自分。前向きの気持ちは変わらないのだけど。

 下村さんから送っていただいた「心の天気」の原稿を読み込み、気づいたところに手を入れて送信。

 iPadの新たな使い方をまた一つ知り、ワクワク気分。

 7期ゼミ生に投げかけておいた課題の模範例を発信。ぜひ教師の関わり方の基本を学んでほしいと願う。

 研究室HP記事は小林さんのバンクーバー日記の第3弾。第2弾から間が空いたのであれ?と思っていたが、やはりという内容。そう楽しいことばかりでなくて当然。

20220304バンクーバー日記(小林)

 カナダに来て3週間が経とうとしています。毎日が新鮮で、そして辛いことの連続でした。本当は記事を週に一回出すつもりでしたが、いろいろなことで頭がいっぱいになってしまい出せませんでした。

 カナダへ出発する前まで、私のバンクーバー日記は楽しい思い出日記にするつもりでした。でも、辛かったことも残してもいいですか。辛かったことも、楽しかったことも、全部忘れたくないからです。

 先週1週間、学校で馴染めずに一人でいることが多かったです。思えば、今までの学校生活で私は「ひとり」を経験したことがほとんどありませんでした。クラス替えをしても、高校、大学と進学しても、素敵な友達が出来ていました。ひとりぼっちってこんなに寂しいんだ、と初めて分かりました。誰かに嫌がらせをされている訳ではないけれど、誰にも気にかけてもらえない。とても辛かったです。
 
 なぜ"辛かった"と過去形で話せているかというと、考え方を変えることが出来たからです。実は4日前にアルバイトを始めたのですが、アルバイト先の先輩に学校に馴染めないことを相談したところ、「勉強しに来てるんだから、無理して友達作らなくていいよ。今だけの関係だからね」と言われました。冷たく聞こえる言葉だけれど、とても心が軽くなりました。それから友達という枠組みを気にせずに話せるようになり、今週はまた学校で「楽しい」という気持ちを感じられるようになりました。

 そして日本料理の居酒屋「suika」で、サーバーとしてアルバイトを始めました。日本人のスタッフ同士では日本語、外国人スタッフとお客さんとは英語で会話するので、私としてはその割合が丁度良いです。お店の方が皆優しくて、明るくて、まだ3回しか働いていないですが、滞在期間いっぱいまで働かせていただきたいなと思っています。早く一人前になって、お客さんと英語で雑談ができるようになりたいです。ちなみにバイト後は毎回まかないがいただけるのですが、平日は10:00-14:00で働いて、15:00から学校なので、バスでまかないを全速力で食べています。バンクーバーではバスの中でご飯、電話はOKなのです!

 そして、シェアハウス探しも開始しています。ここ1週間は暇さえあれば常にシェアハウスサイトを見ていました。明日の13時に初めての内見に行きます。

 この3週間は、振り返れば人生で一番濃い3週間だったように思います。家族も友達もいない場所でよく頑張っていると、自分を褒めてあげたいです。これからも沢山泣いて、沢山笑って、一年後に人間として立派に成長して帰国できるように頑張ります。(小林)
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2022年3月3日仕事日記

 対面開催を迷いに迷ったが、やはり今回の企画は対面のみでしかできないと判断して、7期生・8期生初の合同ゼミを10時から15時まで実施。

 10時から12時までは、金子みすゞさんの詩「ふしぎ」の授業化について7期生・8期生が3つのグループに分かれて話し合い。模擬授業ができる段階まで話し合いを進める。その後、各グループ15分間ずつ模擬授業。まずは提案授業を見る時間に設定。

 総勢17名で外食。蜜を避けて3グループで楽しく。

 13時30分から1時間30分は、1期生の松井君、牧野さんが教員3年目に行った同教材「ふしぎ」の授業映像を見る。学ぶべき点を出し合って終了。

 僕の予想通り、ゼミ生の模擬授業は「指導法」だけを話し合った授業で、「素材研究」がされていないために、金子さんの詩の存在がなくなってしまった授業。これに気づいてくれたらいい。

 僕としては、初企画としては今後の可能性が見えて、やはり試みてよかったと判断。ゼミ生の振り返り記事をもとに最終判断をしたい。

 15時から大学外部評価講評会に参加。外部委員から本学への評価を聞く。いわゆる第三者評価。初体験。

 16時過ぎ、山田貞二先生にお願いと情報提供。片付け物をして大学を出る。

 今日も届くいくつかの依頼。依頼に喜びながら、僕の能力で対応できるかを熟考。

 研究室HP記事は、今井さんのエッセイ「晴れのち曇り。」。日常の一コマの切り取り。

 写真は我が家で僕が一番気に入っている場所。1階から2階への上がり。縦張りピーリングと電灯色ライトが特にこだわり。

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晴れのち曇り。(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。最近温かい日が増えて、寒がりの私はとても喜んでいます。そんな「みうのひとりごと。」

 今日は、雲を探しても探しても見つからないほど、綺麗な青空が見える日です。

 晴れていると、いい天気ですね。曇りだと天気悪いですね。って良く言いますよね。
 でも、私の大好きなドラマに、「曇ってたらどうして天気悪いって言うんですかね。良いも悪いも曇りは曇りですよね。私は曇った空の方が好きです。」というセリフがあって。確かに。って思いました。晴れが良くて、曇りが悪いなんて誰が決めたのかって話ですよね。
  そして、以前紹介した「ミステリという勿れ」のドラマの主人公、久能整もこのドラマを観たという設定で!!!!!このことについて語っていました!!一人で盛り上がっていました!!4話観た方で、分かる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私の偏見かもしれませんが、天気の話って、あまり親しくない人と会話する時とか、話題に困ったときにすることが多くないですか?(私は親しい人とも天気の話はするので、知り合いの方は勘違いしないでください。)天気って、生きていれば知らない人はいないし、人によって異なることもないし、、、。でも、このドラマの登場人物のように曇った空の方が好きな人に、晴れだからと言って「良い天気ですね。」と言ってしまったとしたら、この人とは合わないなと思われそう、、。

 視点を変えれば簡単にひっくりかえってしまう、自分や世界の普通、当たり前ってそんなもんだ。いつでも変えられるし、変わるし。同じ事実でも、見方や考え方を変えれば180°違って見えることもある。この考えを大切にしていきたいと思う。

P.S.このドラマを観てから、いい天気、悪い天気という言葉を使わないようにしています。思わず言ってしまう時もありますが、、、、笑(今井)

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2022年3月2日仕事日記

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 時期が時期だけに、拙編著「中学校学級担任必携 生徒指導要録作成の手引き&所見文例1140」と「生徒が輝く!通知表の書き方&所見文例集 中学校学年別」の明治図書ランキングが、33位、13位、17位、28位になっている。手元に置いていただいた皆様に深く感謝。

 研究室には8時20分ごろ着。いつものルーティン。拙稿掲載の「週刊教育資料2022年2月21日号」が届いていて、プロフィール欄に加える。この連載も76回目。大学人になって原稿掲載は286本目。

 9時45分ごろ下野さん来研。実は、明日の7期生・8期生特別ゼミのための仕込みの手伝いを依頼したため。共有ドライブに僕の数倍も早く、一人一台端末活用を促進する資料を格納してくれた。アクセス権設定など、ユーザー側ですぐに確認してくれるのも有難い。明日の楽しみがさらに増す!

 13時30分から第11回実習委員会開催。次年度の様々な計画審議が主な内容だが、すでに次年度担当に確認依頼がされている事項が多く有難い。短時間で終了。今年度の最終会議が無事終了し、考えるべきことは多々あるが、気持ちは晴れ晴れ。

 今日も指導助言依頼があり日程調整。有難いこと。

 15時ごろ大学を出る。SAスタバでさくら ストロベリー 白玉 フラペチーノ注文。気分が良いこともあってか、格別美味しい。明日のゼミのための模造紙を購入して帰宅。

 17時30分からNTTLSとのオンライン打ち合わせ。次回「文部科学省 令和3年度オンライン学習システムの全国展開、先端技術・教育データの利活用推進事業(学びにおける先端技術の効果的な活用に関する実証事業)〜マイナンバー制度活用方策も含めた教育情報システムの在り方に関する調査研究〜 検討委員会」の事前相談。1時間ほど。

 夕食後、原稿書きに向かうが、例によって進まず(泣)。slackに投稿されたゼミ生の「切り返し」にコメントを送信。少しやりとり。

 研究室HP記事は、今井さんの「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーで、『世界は終わらない』が紹介発信
 

『世界は終わらない』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です!!「本よ、血となり肉となれ。」のコーナー。卒論のための本を読まなきゃいけないとわかっていながら、違う本を読み進めてしまいました。だって、面白くて止まらないんだもん。(笑)言い訳する勿れでした💦

 今日は、前回に引き続き、益田ミリさんの『世界は終わらない』という本です。特にあらすじはありません(笑)そうなのです。事件も起こらなければ、時空は歪まないし、地球外生命体にも会いません。4コマ漫画の形式で描かれており、書店員の土田新二、32歳がただひたすらに日常を送るだけなのです。

 私たちの人生の中で、記憶に残る日や思い出は沢山あると思います。しかし、それは人生のたったの一部であって、大部分を占めているのは何気ない日常です。忘れてしまいそうなほど当たり前にある日常に焦点が当たっている作品が、私は大好きです。気が合う女性に出逢った時、、、、、、とても面白いですよ〜。ここでも私たちの日常から離れないのがこの本の良さ。

 『世界は終わらない』の中では、主人公の土田さんが書店員であることもあって、多くの本が登場します。良い言葉だなと思ったものがあったので、紹介します。『赤毛のアン』の主人公アンが言ったセリフです。「明日が、まだ何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うと、うれしくない?」
 土田さんの働く書店の店長が、このセリフに何度助けられてきたことかと言っていました。今日どれだけ失敗したって、明日の自分はまだ一回も失敗していないんだな。この考えを持っているだけで、失敗をした過去や事実は消えなくても、気持ちが2倍も3倍も軽くなるような気がしました。

 特に秀でた才能の持ち主でもなくて、容姿が格別に良いわけでもない。だけど、毎日真面目に生きている土田さん。 特別じゃなくてもいいじゃないかと、心が軽くなる。 人生の意味ってなんだろうとか、大きなことを考えてみたり、すごく小さなことを考えてみたり。土田さんという1人の男性の日常を、垣間見ている気分になる一冊です。(今井)

2022年3月1日仕事日記

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 早いもので今日から3月。この1か月が過ぎると大学人7年目が終わる。校長をしていたときには考えもしていなかった人生。

 6月5日(日)午後の本学教育フォーラムの案内をFBとこのサイトに掲載。文部科学省の板倉寛さんをお呼びすること、演題が「GIGA構想の次を語る」としたことなどで反響あり。

 EDUCOMslackで、昨日届いた一般の方のエッセイ「心の天気」を発信。さすがのリアクション。

 8時30分ごろ家を出て、ルネック勝川へ向かう。途中のコメダでモーニング。9時45分ごろ着。

 春日井市ICT支援員研修会を参観しつつ、「未来を拓く学校づくり研究会」の立ち上げの文書案作成。即レスで考えをもらいながら、少しずつ修正を加え、ほぼ完成。昼食後、13時45分ごろ中座。14時30分ごろ帰宅。

 15時から、オンラインでの「第6回恵那市サテライトキャンパスあり方検討委員会」に参加。パブリックコメントを求める段階までなった「恵那未来キャンパス」という文書説明を受ける。副委員長を仰せつかっていることもあって、僕からここまでのまとめに感謝の言葉。委員の皆さんから建設的な意見も続き、無事、あり方検討委員会が終了。良い勉強をさせていただけたことに感謝。16時終了。

 16時から、オンラインで「EDUCOM再発見プロジェクト」の話し合いを参観する。学校事情を求められたときに発言。自主参加の皆さんの考えに感心。17時30分終了。

 返信をうっかりしていた依頼メールへの応答。Gmailは返信ができていないメッセージを発信してくれるので、どれほど助かることか!

 研究室HP記事は、2月25日の采女隆一先生から学ぶの最終回。丹羽さん、久野さん、柴山君が発信。すでに発信したゼミ生も他のメンバーの記事を読み合いながら高め合っているな、と想像できるのも嬉しい。

 

采女先生から学ぶ会での学び(丹羽、久野、柴山)

 玉置ゼミ7期生の丹羽、久野、8期生の柴山です。2月25日に、zoomにて"采女先生から学ぶ会"を玉置先生に開いていただきました。今回は、参加させていただいた、私たち3名の学んだことについて書かせていただきます。

【丹羽】
 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。

 私がこの会で特に印象に残ったことは、"授業が生徒指導だ"ということです。話の中では、"学ぼうとしている子供たちは心も荒れない"ということから、細かい規律ではなく、「子供たちの学びを保障していくことや学ぶ力を引き出していくことが大切」だということの大切さを感じました。

 振り返ってみると、自分が中学生のとき、周りの友達が少し荒れていたから、自分も規律とかは破っていました。自転車で登校したりすることも何度もありました。(バレなさそうなところに止めていましたが。)

 でも、その時の自分を振り返ったとき、学ぼうとする姿勢はあまりなかったなと思ったので、今になって学ぶことと心の繋がりを感じることができました。

 他にも、話の中で、人間関係づくりのグループワークトレーニングに興味を持ちました。それは、自分が卒論で研究している"自己肯定感"に繋がる部分があると知ったからです。教科の授業だけではなくてその授業をすることで、認められる場所があることや、他者との関わりの中から自分のよさを知れる機会があること、とても素敵だなと思いました。

 今回、自分の視点では知らなかったり気づけなかったりした"生徒指導"について深くまでしれたこと、面白かったし自分のためになりました。采女先生、玉置先生、ゼミ生のみなさん、とても素敵な学びを、素敵な時間を、ありがとうございました。


【久野】

 こんにちは。7期生の久野舞菜です。昨日、『采女先生から学ぶ会』に参加させていただきました。交通機関の乱れにより、途中参加となってしまいましたが、短い時間の中で多くのことを学ばせていただきました。その中でも、私が最も大切にしたいと感じた事柄について記したいと思います。

 それは、学び合いの本質についてです。学び合いは、グループワークそのものではなく、グループワークを通して育まれる対話にある、ということを学びました。

 他者の意見を聞き、自分の意見と紐づける。互いの意見を吟味する中で、新たな考えをつくっていく。それが、対話であり、学び合いであると教えていただきました。

 対話を生み出すグループワークのために、教師として2点に心掛けたいです。
・事前知識不要の内容を取り入れることで、誰もがのびのびと参加できるようにする。
・答えが多種多様になる投げかけをすることで、子どもが互いの違いを聞き合えるようにする。

 私の地元、愛知県安城市では、学び合いを大切にした教育を行っています。学び合いをさらに促進させる安城の新米教師として活躍できるよう、今回学んだことを存分に生かしていきたいです!

 今回も学び盛り沢山!とても贅沢な時間を過ごすことができました。お忙しい中、心に残る素敵な学びをくださった采女先生、このような場を設けてくださった玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです!!本当にありがとうございました!!(久野)


【柴山】
 こんにちは!8期生の柴山です。2月25日に采女隆一先生から学ぶ会に参加させていただきました。今回は、セミナーで学んだこと、感じたことについて記事にさせていただきます。

 釆女先生のお話を聞くまでは、授業自体が生徒指導に大きくつながるという考えは私の中にありませんでした。しかし、話を聞く中で「学ぼうとする子どもたちは心も荒れない」ということはまさにその通りであり、「学ぶ姿勢を身につける」ということは「人の話を聞く姿勢をつける」ことであるということだと思いました。

 その姿勢を身につけるための授業として、人間関係づくりのグループワークを取り入れることが効果的であることを学びました。教科の授業では「自分の意見を出しにくい」や「人の意見を聞いてもわからないから聞かない」という子であっても、教科外の授業で「それなら話し合いに参加できる!」と思える題材でグループワークを行うことで、子ども同士が自然な関わりの中でお互いの一面を知っていくことができます。

 また、色んな意見をまとめて一つにすることを目標としないグループワークを行うことにより、どんな子でも意見を言いやすく「人の意見に耳を傾ける」や「色んな意見を聞きながら、話すことで自分の意見をまとめる」ことがしやすくなるという利点があるのではないかと考えました。

 人間関係づくりは全て「聞くこと」から始まり、「聞くこと」は「話すこと」の根幹なのだと思いました。なので、まずは誰もが授業に参加し「聞く」という気持ちを持てるテーマでグループワークを行っていけるような促しをしていきたいと思います。教科の授業であっても、最初から「今日の授業は聞く気が起きない」とどんな子にも思わせない工夫をしていけるようにしたいとおもいます。

 余談ですが、自己肯定感はやはり、人との関わりの中で育まれていくことであると思いました。人との関わりを通して「自分ってこんないいところがあったんだ!」と気づき、自分の新たな一面を知ることにもつながるため、人と話す場面はとても重要だと思いました。

 釆女先生のセミナーをお聞かせいただき、新たな気づきがたくさんありました。本当にありがとうございました。(柴山)
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2022年3月1日仕事日記

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 朝早くに、僕にとってはビック情報が届く。2月3日の小牧市文化協会主催の文化講演会での僕の講演を聞かれた一般の方が、エッセイ「心の天気」を書いていただき、それを送っていただいたのだ。

 娘さんを通してすでに「心の天気」のよさをご存じで、僕が講演で「心の天気」のアイデアを出したことを伝えたことから、さらに娘さんと会話されたこと、調べたら地元企業のEDUCOMが作っていることに感激したという内容。ああ、嬉しい。しっかりお礼のメールを送る。

 迷いに迷っていたが3月3日は対面の特別ゼミ開催決定。さっそく教室の予約をして、グループ分けなどの連絡。教材研究の在り方を学ぶこと、端末をフルに使った授業を考えること、1期生の松井君、牧野さんが挑戦した模擬授業動画と自分たちの模擬授業を比べて、深く学ぶという内容で5時間。よし!今から力が入る。

 11時30分に家を出て外食。一度食べたときの美味しい!と感じたラーメンの味を思い出して出かける。ところが前のような感覚を感じない。あれっ、思い込みだったのかと少々残念。もちろんお店は繁昌。

 12時45分ごろ、春日井市立藤山台中学校へ。校長先生から近況をお聞きする。13時10分から4つの授業を10分間ほどずつ参観。動画撮影。1年共に学んできた温かい空気を感じる教室ばかり。

 現職教育を開催される部屋で動画整理。プレゼンを加えて、学校研究の1年の報告会を聞く。校長先生からJAET全国大会の方向性を聞く。

 50分間、先生方とやりとりもしながら、今年度の価値づけをして、ぜひとも継続していただきたいこと、強化していただきたいこと、4月学級立ち上げのときに心得ていただきたいことを伝える。動画をもとにさらに望ましい授業展開も伝授。

 校長室に集まられたリーダー陣に、学校経営の楽しさを体験を踏まえて話す。これで無事、この1年の僕の役割は終了。たくさんの学びをさせていただけたことに感謝。

 20時から長野で勤める2期生百瀬さんと、4月から長野で勤める6期生中江さんとzoomでマッチング。先輩とつながっていることは何かと心強いと思っての企画。ともに喜んでくれた。

 研究室HP記事は、采女先生から学ぶシリーズ第3弾。池戸さん、岡君が発信。やはり「授業が生徒指導だ」に注目。良い学びをさせてもらっている証。

采女先生から学ぶ会(7期生池戸・岡)

 玉置ゼミ7期生の池戸です。今日は現役の校長先生をされている采女先生から学んだことを記事にまとめたいと思います。

 一つ目のキーワードは『授業が生徒指導』です。采女先生は生徒指導とは授業の中で「静かにしなさい、教科書を開きなさい」という指導ではなく、子どもたちの人間関係を育てることつまり子ども自身を育てることが子どもたちの心の安定に繋がり自然と豊かな生活の学びができるとおっしゃっていました。そのために有効なのが人間関係の授業です。

 この人間関係の授業のポイントは『誰もが参加できること』です。玉置流授業作りの中で学んできた導入では誰でも答えられる発問をすることつながる部分で、いかにこれが人間関係づくりにとって重要か実感しました。

 グループワークが重視される教育現場ですが、なぜグループでの学びが必要なのでしょうか。それは対話から生まれる新たな学びがあるからです。私もよく人と話していると自分の考えが明確になったりします。これこそが学び合う学びの形だと再確認できました。

貴重な現場でのお話などに触れるとやはり学びは広がります!本日も良い学びができました。ありがとうございました!(7期生 池戸)

 こんばんは! 7期生の岡です。今日は現役の校長先生である采女先生から学んだことについて記事にさせていただきたいと思います!

 今回のキーワードは「授業が生徒指導」だと思います。これは「授業で生徒指導」とは違います。今回はこの違いが話を聞いていく中で自分の中ですっきりしてきた感覚があります。授業の中で指示を与えて守らせることだけが、先生が授業の中で行えることではなく、授業を通して、子どもたち同士の関係づくりをしていくこともとても重要だなと思いました。

 たしかに、授業の中でも勉強が苦手な子でも、授業の中で子ども同士に関係があれば取り残される可能性も少なくなるなと感じました。だからこそ、「授業が生徒指導」になっていなければいけないんだなと感じました。

 しかし、話を聞いていると実際に行うことは今の自分では難しいなと感じることもありました。そのため、授業を考えるときには1つでも関係が作れる問いかけを入れるように意識してみようと感じました。色んな人の話を聞きながら、少しずつ自分のものにできるように頑張ろうと思います!今回はありがとうございました!(7期生 岡)
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2022年2月27日仕事日記

 今日中に仕上げようと決意した原稿2本。1本は4月号からタイトルも新たにして連載させていただく週刊教育資料の「学習指導要領のイデアを実践する」の第1回目。もう1本は日本教育新聞社からの依頼原稿。共に何度も目を通して手を入れて送信完了。

 19時から鈴木中人さんと出版のオンライン打ち合わせ。中人さんが書かれた原稿に僕が若干の原稿を書いて、再構成をされた提案をもとに協議。中人さんの思いを聞けば聞くほど、早めに実現させるべきだと考え、今の自分にとっては厳しいお約束をしてしまう。声をかけていただける方があってのことだと感謝。

 研究室HP記事は2月25日の玉置ゼミオンライン学習会「采女隆一先生から学ぶ」の記事第2弾。今井さん、吉久さん、前野さんが発信。心に残ったキーワードが同じでも表現は当然異なる。だからいい。

<追記>
 ワクチンの副反応や腰の痛みのことを心配していただくメッセージが届きました。ありがとうございます。

 副反応は、ぐっすり眠り目覚めたら消えていました。不思議ですが、安心できました。腰の痛みもかなりよくなりました。椅子から立ち上がるときに、少し用心するだけで済むようになりました。

采女先生から学ぶ会での学び(今井・吉久・前野)

 こんにちは、7期生の今井、吉久、8期生の前野です。先日25日、玉置先生が声をかけてくださり、采女先生から学ぶ会をzoomにて開催してくださいました。今回は、私たち3名の学びについて書かせていただきます。

 今回は、「授業が生徒指導だ」ということ、「グループで答えを1つにまとめない」ということの本質を学びました。

 「授業が生徒指導だ」というのは、「授業で生徒指導をする」のではなく、子どもの学ぼうとする力を育てたり、他の子の意見から学ぶ力を育てることが大切だということです。「学ぼうとしている子は、心も荒れない。」と荒れていると有名な中学校の生徒指導主事を経験した采女先生がおっしゃっていたのも印象的でした。

 「グループで答えを1つにまとめない」というのは、捨てられてしまう意見を減らし、一人一人の意見を大切にするために、グループで答えを1つにまとめさせないということです。しかし、子ども全員の意見を聞いて授業は出来ません。そこで挙手制ではなく、グループワークを取り入れる意味は、少人数なら発言できる子が意見を発表できるためです。そして、グループワークで他者の意見を聞くことによって、幅が広がり、繋がって自分の意見が出来ていきます。また、他者と交流し学んだということが、子どもの中で残っていくのです。

 今回学んだ2つのような簡単なフレーズは、頭に入ってきやすく、理解した気になってしまいますが、そこを今回深く掘り下げて、考えることが出来、とても充実した時間でした。(今井)


 私が特に印象に残ったことは「授業が生徒指導だ」という言葉です。
 
 この言葉を聞くまで、私は生徒指導と言えばルールを作るというイメージが強かったので、授業中に何かルールを作るといった「授業で生徒指導をする」という認識でした。

 その授業では、グループワークを取り組むことで、積極的に発言したり友達の意見を聞いたりする子どもが自然と増えるそうです。その学ぶ姿勢が育まれることで心が荒れることはなくなることを学びました。このことから、学級の人間関係を形成していくグループワークの大切さを知りました。
 
 具体的にはどのようなグループワークをされているのだろうと疑問に思った時に、ある問題を提示して頂きました。それは、「丸の上に線を引いてください」というシンプルな問題です。私はまっさきにリンゴのようなイメージで丸い図形の上に縦棒を引きました。ですが、皆と書いたものを共有してみると、私と同じ書き方をした人がいません。それどころか、丸と線を重ねた図形、棒が縦や横、図形ではなく漢字で表記などなど…いくつものパターンの図形が提示されていたのです。

 このグループワークを通して、正解はいくつもあるということを知り、自分の考えの幅や視点が広がることを実感しました。それと同時に、私の発信の仕方が把握出来たり、もっと友達の考えが知りたいという気持ちが自然と湧き上がってきたりしました。他者と交流することで、気づけなかったことに気づけ、より一層自分の学びが深まることを体感しました。グループワークを行う場面で、「グループで一つにまとめなさい」という指示を聞くことがありますが、それはとてももったいないことなのだと思いました。
 
 この私が感じたことを大切にして、現場に出た時も子ども同士の考えが深まるようなグループ交流を取り入れていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。(吉久)


 今回、采女先生から生徒指導や授業づくりについてお話を聞いて子どもの学ぼうとする姿勢を引き出すことの重要性を学ぶことができました。

 今回学んだ内容の中で「授業で生徒指導をする」のではなく「授業が生徒指導だ」という言葉が印象的でした。この言葉で私自身の生徒指導についての認識が大きく変わりました。授業内で規律を守らせることによって生徒指導をするのではなく、授業を通じて子どもの学ぼうとする力を引き出すことで心の荒れない子どもに成長してもらうことを目的とした生徒指導が重要であることが分かりました。

 また、グループワークの本質についても学びました。グループワークは学び合いの方法として授業で多く取り入れられています。しかし、グループで意見を1つにまとめてしまうと効果的な学びにはならないということを学びました。ゼミ生での意見交流の中で、意見を言いたがらない子を作らないようにするため、意見を1つにまとめる過程で子どもたちの意見の一部分を捨ててしまうことがないようにするためにグループワークでは意見を1つにまとめないようにする方が良いという意見が出てなるほどと思いました。学び合う学びとは、子どもたちが様々な意見に触れ、対話を重ねる中で自分の意見をより深めていく学びであると思います。

 今まであまり触れてこなかった生徒指導や授業づくりの本質について学ぶことができ、良い機会をいただけたことに感謝しています。(前野)

 経験を基にした貴重なお話を聞かせてくださった采女先生、采女先生と私たちゼミ生を繋いでくださった玉置先生、ありがとうございました。また、共に学んだ7期生、8期生のみんなにも感謝です。これからも多くのことを学び合いましょう。(今井・吉久・前野)
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2022年2月26日仕事日記

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 幾分軽くなっているが、依然、腰の痛みが続いている(泣)。早朝から談慶師匠の対談内容をチェック。

 9時30分から、教職ネットマガジン主催の「教育と笑いのセミナー」開始。僕は最初のコンテンツ立川談慶師匠との対談「落語から学ぶ教師力アップ法 師匠が教えないから弟子が育つ」に登壇。70分間の対談。

 いずれ教職ネットマガジンで発信されるので、詳細は書かないけど、落語と教育とのつながりをしっかりつけることができた対談だと思う。参加者から高評価とのこと。とても嬉しい。師匠とぜひとも全国展開したい対談。どこかの自治体から読んで呼んでもらえないだろうか(笑)。こういう楽しく本質を学ぶことができる研修もあっていいはず。

 休憩後、師匠はまず講演。落語とコミュニケーション力との関係をわかりやすく。そして落語2席。「牛ほめ」と「壺算」。最後は質問コーナー。3時間のセミナーが無事終わる。

 神経を使ったことや、ワクチンの副反応があってのことだろうと思うが、体調がかなり悪くなってきた(泣)。寒気がしてきた。

 13時から、オンラインで「メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』刊行記念ウェビナー第1弾 前田康裕 × 苫野一徳 × 今度珠美【デジタルと吟味思考をつなぐ】」を1時間のみ聞く。

 14時から算数・数学授業づくり研究会創りMathに参加。教職大学院で2年間研究されてきた佐々木先生の発表を聞く。目指しておられる算数授業での子どもたちの姿には大賛成。教師が優れたモデルとなることによって、子どもたちが感化されるという仮定で取り組まれた実践と捉える。いくつか質問をさせていただき、理解を深める。

 小松さんの提案授業を聞きながら、激しい寒気に襲われ、腰の痛みもあって、中座を決意。面白い提案で、授業化に向けて皆さんと交流したかったのに残念。

 すぐに厚着をして横になる。震えが止まらない。19時から鈴木中人さんとの打ち合わせをキャンセル。いつのまにか熟睡。22時過ぎに目が覚める。何かしら食べたくなったので、お茶漬けで体を温める。

 研究室HP記事は、2月25日オンライン学習会「采女隆一先生から学ぶ」の記事第1弾発信。下野さん、寺尾さん、田中君が発信。どれほど充実した1時間だったかは記事を読んでもらえば説明不必要。

采女先生から学ぶ会での学び(7期生下野・田中、8期生寺尾)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!2月25日 Zoomにて、采女隆一先生から学ぶ会が開かれました。

 本回では、「授業が生徒指導だ」「人間関係の学び」「学び合う学びに必要なグループワーク」の3つについて采女先生のご教授の元、学びを深めさせて頂きました。

 上記3つは、繋がりのない話題にも見えますが、実は深い繋がりがあります。

 「授業が生徒指導だ」その為の子どもの育て方に「人間関係の学び」はとても必要です。他者の意見や良さを知る、自分の良さを知ることがら「人間関係の学び」ですから、授業そのもので生徒の心を掴むといった「授業が生徒指導だ」の根底となります。
「人間関係の学び」により培った対話力、良さを知る力を「授業が生徒指導だ」の想いを持
 って教科指導にあたれば、自然と主体的で対話的な深い学びが形成される「グループワーク」が誕生するということです。

 つまり、「人間関係の学び」→「授業が生徒指導だ」の想いを持っての教科指導→主体的で対話的な深い学びの形成される「グループワーク」といった流れです。

 この3点の流れを知ることができたことがとても宝物です。教師となった時、必ず役に立つ学びでしょう。

 采女先生、遅くから私たち玉置ゼミ生のためにお時間を割いて下さりありがとうございました。貴重なお時間でした。玉置先生、すごい人と出会わせてくださりいつもありがとうございます。そして、一緒に学んでくれた7期生8期生のみんなもありがとう!みんなのおかげでとっても素敵な時間となりました!!!(下野)


【寺尾】
 こんにちは!!8期生の寺尾です。今回はZoomでの采女先生から学ぶ会に参加させて頂きました。

 その中でも私自身が印象に残っている「学び合う学びを行うためのグループワーク」について記事を書いていこうと思います。

 采女先生はお話の中で、グループワークを行い、グループの意見をひとつにまとめることは本当の学び合いではないということを仰っていました。そこで、なぜグループワークを行うのかということについて考えました。

 その中で出た意見のひとつに、「他者の意見を聞いて自分の意見を明確にすることができるから。」というものがありました。それを聞いた時に私は非常に納得しました。

 私は自分の思っていることをすぐに言語化することが得意ではありません。これはどういう事なのかとか、どう思ったかと言われた時に、他の方のように上手く言葉でまとめられません。言葉が詰まってしまい自分の思いを伝えきれることができず後悔することもあります。

 そのため、他者の意見を聞きつつ、自分の考えに近しいものと結びつけて、自分の意見を自分の言葉でまとめ発表することができるようになることがグループワークの良さのひとつなのではないかと考えます。

 対話の中から生まれた学びは一方的に聞いたことから得る学びとは異なる、この言葉からもグループワークの重要性を汲み取ることができました。

 これからは先に述べた自分の悩みを克服するためにも、グループワークをするときに今回学んだことを意識していきたいなと思いました。

 采女先生、今回は貴重なお時間をいただきありがとうございました。自分を見つめ直すきっかけにもなりました。この会で学んだことを生かしていけるよう頑張っていきます。(寺尾)


【田中】
 こんにちは!7期生の田中です。髪の毛を切ったら、玉置先生に「一段と男前になったな」と言って頂き、内心結構喜んでいます(笑)。今日は2/25に行われた勉強会について記事にしていきます。

 今回の勉強会では、グループワーク及び意見交流の大切さについて学びました。教科の内容についていけない児童・生徒でも、答えることが出来る内容についてグループワークを行ったとします。すると、普段は勉強を苦手としていて、中々発言できない子どもから発言を引き出すことが出来ます。その結果、その子がもっている良さや側面を新たに見つけることが出来たり、その子自身も認められることで居場所や自己肯定感をもつことが出来ます。

 加えて、グループワークは少数の場での発言なので、全体に比べ話すハードルが低くく、話しやすいことも発言に繋がります。

 このように、教科では中々活躍することが出来ず、学びから逃避してしまう子どもにもグループワークを入れることで変化がうまれると感じました。

 少し話が変わりますが、グループワークで1つに絞るか否かという話題で話をしました。どちらにも良い点悪い点があると思います。自分が実際に行う際にそれぞれを使い分けられるように様々な視点をもちたいです。

 1時間という短い時間でしたが、とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(田中)

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