新年度に向けての中学校学級経営本紹介

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 これまで写真のように中学校の学級経営本を4冊出しています。どれも重刷となっています。ありがたいことです。

 新年度に向けて、ご購入いただけるとありがたいです。お役に立つ本です。

2022年3月26日仕事日記

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 今朝は、研究室HP記事発信から。これまで発刊した数学本紹介記事を発信。8冊も紹介できる喜びは格別。

 12時4分、地元駅から犬山駅乗り換え、新岐阜駅へ。菜めし田楽定食を食べて、じゅうろくプラザへ。

 14時から3月例会の算数・数学授業づくり研究会創りMath開始。まずはゲストの飯島康之先生による講演。「数学教育でのICT活用」。模擬授業をしながら本題に迫る展開。素朴な教材から、こんなこと考えたことはなかったという発問で、ドンドン理解が深まっていくことを体感。

 後半は飯島先生と僕と対談。「対談で深める ICTで変わる数学的探究」と題して、参加の皆さんにも発言してもらいながらの展開。

 飯島先生の著書からの5つのテーマを決めて、書かれた文章をもとに、その意図を明確にして、授業づくり全般の心得へ広げることに注力。参加された愛知教育大学名誉教授の柴田先生が、FBに次のように書かれていた。対談を仕掛けた者として、とても嬉しい書き込み。

「創りMath」の例会。愛教大の、飯島先生の講義が有り、玉置先生との対談があり、話が参加者に振られ、私から見て、非常に有意義な会であった。
 数学教育での目標など、例えば「深い学び」などの表現を見ると、形容詞など原形で語られるが、関係者は、比較級の「よリ深い学び」としてとらえるべき、でと、話し合いの中身を捉え直してみた。授業の中で、問題を解けると、次の問題に取り掛かる学習活動に対して、飯島先生は、そこから、問題を見つけ取組む活動の意義を、タブレットを用いての活動を通して語られていると、理解した。やさしいと思われる材料から、このように多様に問題は発生するよ、と参加者に仕事をさせながら、小さいが問題を作る体験は、よりインパクトを持って理解をもたらしたことであろう。
 現代化の初期に、「数学とは、音楽や絵画と言った芸術と同様な審美的な、何処までも続く創造的な努力であることの理解を図ること」が、アメリカの大学入試局で、語られたが、その良き具体的な事例を飯島教授が示してくれた想いがして、感激し、嬉しかった。


 帰宅して、飯島先生にお礼とぜひGC研究会MLでも、この対談をしましょうと投げかけ。

 とっても嬉しい記事投稿があった。3期生の早川君からだ。3年受けもった子どもたちへの深い愛情が感じられる記事。そして僕の司会技を認めてくれる記事。さっそく早川君とやり取り。卒業したゼミ生とこうした内容で情報交流ができるのは、指導者として感激!

3年目終了&司会の重要性(早川)

 こんにちは。玉置ゼミ3期生の早川です。

 2022年3月18日、初任から3年連続で受け持った学年の子ども達が卒業しました。"してしまいました"という表現のほうが、しっくりくるかもしれません。今は自分にやれることは全てやり切ったという達成感よりも、毎日接してきた子たちだったからこそ、寂しさのほうがはるかに大きいです。心にもぽっかりと穴が空いているような感じです。卒業式後の教室では、自分でもびっくりするくらい涙を流してしまいました(笑)

 いかに子どもたちとの毎日に支えられていたかを実感させられました。それでも、卒業式後に保護者の方々に「ありがとうございました。早川先生で本当に良かったです。」という言葉をかけて頂いたときには、頑張りが認められた気がして、本当に嬉しかったです。次にどんな子達との新しい毎日が始まるかは分かりませんが、また感謝の言葉を頂けるよう、自分に出来る精一杯を日々続けていきたいと思います。

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 さて、今回の記事の本題に入ります。先日、とあるセミナーに参加しました。大きなテーマに沿って、2名の先生が学級経営や授業実践を紹介する形式で行われました。淡々と続いたスライド資料を用いた実践紹介後、実際の授業中の動画が流されました。その直後に総合進行係の先生が「それでは気づいたことなど、グループごとに話してみてください。」と言われました。

 セミナーには知り合いが多く参加しているわけではなく、私にとっては初対面の先生ばかりでした。そんな中、自己紹介をしあう時間もなく、"気づいたこと"というざっくりとした指示で、セミナーを進行されたことに戸惑いを隠せませんでした。実際、グループ内の会話もまばらで、特にその話し合いで何か深まったと感じることはありませんでした。

 そこで気づいたのです。玉置先生のセミナーの司会進行が当たり前だと思っていたことに。聞き手に小さな質問を投げかけながら講義を進め、何について隣同士やグループで話し合うのか明確にしているからこそ、聞き手も飽きることなくセミナーや講義に参加出来ていたのです。同時に、自分が大学生の頃、玉置先生の講義に魅力を感じゼミ加入を決めたことを思い出しました。

 今回のセミナーを受けていて感じた違和感を、自分の授業に重ね合わせると、自分も子どもを困らせた発問や指示をしていた場面が多くあったように思います。セミナーに参加する時には、セミナーの内容だけでなく、セミナー全体を授業だとしたら、どんな風にデザインされているのだろうと意識しながら参加することも大事なのかなと思いました。

 最後に、、、
 教員人生3年が終わろうとしていますが、少しずつ"慣れ"が自分を襲ってきているように感じます。一つ一つの授業や子どもたちとの関わりを、作業のように流してしまわないよう、再度意識し直しながら過ごしていける4年目にしたいと思います。また、初任校での折り返しの年でもあるので、学校全体に何をしたら貢献出来るか考えながら日々過ごしていけるように頑張ります。 (玉置ゼミ3期生 早川 聡)
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新年度に向けての数学本紹介

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 これまで写真のように中学校数学本を8冊出しています。どれも重刷となっています。ありがたいことです。

 新年度に向けて、ご購入いただけるとありがたいです。お役に立つ本です。

2022年3月25日仕事日記

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 いつもの通り、珈琲とパンで朝食。7時30分ごろに家を出て大学へ。まずは研究室の断捨離へ。ここ数年、手を付けていない資料は処理。これだけでも書棚はスッキリ。

 FBに小学館「総合教育技術」の特集掲載のことを投稿。できるだけ多くの方に知っていただきたいという思い。

 10時45分から10分間、15時15分から10分間、新4年生へ「子ども理解活動」の履修の勧めをするために5101へ。昨日と合わせると、新3年、新4年全員に話したことになる。思いが伝わっていることを願う。

 お昼ごろに7期生岡君、田中君、久野さん、吉久さん来研。久しぶりに雑談。といっても僕が話す四方山話。たっぷり(笑)。その前に下野さんも来研。

 新年度の講義準備。今日は講義振り返り&出席カードづくり。原本印刷まで終えて大学を出る。

 SAのスタバでカフェミストを購入。なるほどカフェオレという所か・・・。帰宅。夜オンラインプレゼンの最終確認。

 19時30分から妹尾昌俊さん主催の「学校をおもしろくする会 3月」で登壇。会のねらいをふまえて話のリクエストをもらって1時間30分間の展開。途中で参加者から質問ももらいながらやりとり。私にとっては、久しぶりの高座という感じ。画面を通しても大いに笑っていただいていることがわかって満足。声を掛けていただいた妹尾さんに感謝。

 5期生矢崎さんから電話。1年が終わりました!という報告。初任の1年は格別な思いとなる。この気持ちをぜひ忘れないでほしいと願う。やりとりする中で、子どもはもちろん、保護者からも大いに信頼を得た1年だったということがよくわかって、嬉しい限り。

 研究室HP記事は、「恵那未来キャンパス構想」に掲載された副会長としての巻頭言を紹介。本日、藤井会長は市長に報告。恵那市役所に掲載。

恵那未来キャンパス構想

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 1年間、恵那市サテライトキャンパスあり方検討委員会副委員長をさせていただいたが、そのまとめが冊子「恵那未来キャンパス構想」として届いた。その冊子の巻頭に掲載された副会長としての挨拶をここで紹介。

2022年3月24日仕事日記

 パンと珈琲で朝食。大学へ向かう。8時30分ごろ研究室着。

 来学された松本先生が研究室に顔を出していただける。山田先生とはいつもの情報交流。お二人にはいつも感謝。

 教務課へ本日オリエンテーションで話す「フレンドシップ」「学校インターンシップ」の移行についての確認。了解が得られたので、教育実習課へ向かい、本日の最終確認。

 鈴木中人さんとの共著本発刊にあたって、版元になっていただきたいとある会社に相談。何度かやりとりをして、zoomで打ち合わせをすることにまで進展。間に入った者として、まずはほっとする。

 10時から「授業と学び研究所」会議をオンラインで行う。11時30分まで。先日、僕が提案した事項を皆さんで検討していただく。よりよい方向に進んだことが嬉しい。提案してよかったと思えたこと多し。

 6期生金子さん来研。恵那の有名店でのお土産を持ってきてくれた。感謝。

 12時に5101講義室(大ホール)へ向かい、来年度から「フレンドシップ」を大変革することを伝達。

 下野さんが来研。次年度もいわゆるインターンシップを継続するための手続き後の来研。「こまきこども未来館」の「体験ひろば2021」を渡す。もちろん感激してくれた。27日の取材がますます楽しみになったに違いない。

 13時から午後の研究所会議開始。途中で、8期生柴山君、安藤さん、前野さん来研。この3人にも「体験ひろば2021」の冊子を手渡す。8期生ゼミ設定の依頼を安藤さんへ。

 午後の会議も充実。フェローが考えたことを率直に伝えたが、一つでも実現したい。

 17時に再び5101へ向かい、オリエンテーションで話す。その後、とても興味をもってくれた学生が、わざわざ来研してくれたことが嬉しい。
 
 7期生の前期ゼミ日程を決めて、全員に周知。思わず力が入る(笑)。

 18時から、「文部科学省 令和3年度オンライン学習システムの全国展開、先端技術・教育データの利活用推進事業(学びにおける先端技術の効果的な活用に関する実証事業)〜マイナンバー制度活用方策も含めた教育情報システムの在り方に関する調査研究〜」の最終会議にオンライン参加。「なぜこれをするのかが明確でない」といつもの主張を思い切ってしてしまった。前向きに受け止めていただけたようで、ほっとする。19時30分終了。

 5期生酒井さん来研。1年が終わりました!と元気な報告。こちらもエネルギーが高まる。

 日本教育新聞の高橋さんから締め切りが過ぎたが原稿が届いていないというメール。しまった。もう一つのアドレスへ送信することをうっかりしていたことに気づき、急いで再送。本日の22時までに校正原稿を届けるとの返信で、迷惑をかけていたことを改めて自覚。すぐに返信があり、見事な修正があって、そのまま校了連絡。

 ほっとして21時過ぎに外食。今日はいろいろあったが、すべてが良い方向に進んだので、格別美味しい。帰宅。そのままダウン。

 研究室HP記事は留学中の小林さんの「バンクーバー日記」の第6弾発信。40日目の記録。ますます世界が広がっているようで、嬉しい報告記事。それにしても、何度、涙を流したのだろう。

 ちなみにこれまでのバンクーバー日記は、ここからすべて読むことができる。時には一気読みをお勧め。心境の変化がよくわかる。

20220324バンクーバー日記(小林)

 今日でバンクーバーに来て40日です。もう「来たばかり」という言葉は通用しないですね。明後日には学校心理専修の友達がバンクーバーに来ます。実は一番辛かったとき、彼女に泣きながら電話をかけました。私の話を聞いてくれて、肯定してくれて、とても救われました。今考えたら、彼女は留学前なのに気分が下がることを言ってしまったなと反省しています。助けてもらった分、もし彼女が辛い気持ちになるときが来たら、私にできることは何でもしてあげようと思います。

 22日の火曜日には、アルバイト先の元中学校英語教諭の方とカフェでお話しをしました。初対面のときに「先生目指してるんだって?」と聞かれ、「今度お話ししようね」と言っていただきました。社交辞令なのかなと思いつつも、自分の空いている日を連絡したところ、わざわざお休みの日に2時間もお話しして下さいました。その方は大学生のときにバンクーバーに留学した経験をお持ちで、一度は日本で教員になったものの、教員の仕事へ疑問を抱えたことと、カナダに5年間遠距離恋愛をしていた彼氏がいることから、バンクーバーに移住することを決意したそうです。アドバイスしていただいたことは、「自分の行きたい道へ進むこと」「ひとつの仕事に固執する必要はないこと」「他人の意見を気にしないこと」です。自分に自信を持っている姿、そしてバンクーバーでの日々を楽しんでいる姿がとても素敵でした。そして何より私に対して「学生」として接するのではなく、同じ立場の「同僚」として接してくださったことがとても嬉しかったです。「今度一緒に勉強しよう」「またカフェに行こう」このようなお誘いもいただきました。最初に勇気を出して連絡をして本当によかったです。

 今週はブラジル人の18歳の女の子と仲良くなりました。彼女から聞いた話で印象に残ったことを紹介します。ブラジルの学校ではLGBTQ、セクシュアリティについてオープンなのだそうです。彼女曰く、クラスの7割の女の子がバイセクシャルだそうです。皆自分からセクシュアリティについて話すと聞きました。日本では考えられないようなことだけれど、日本もこんな風に受け入れられやすい雰囲気が生まれたら素敵だと思いました。

 私が約1ヶ月間バンクーバーで過ごしてみて感じた自分の変化は、他人、そして自分の外見をあまり気にしなくなったことです。学校の授業では、生徒が自分のタトゥーを見せ合う機会がありました。女性でも体毛の処理をしていない人が沢山います。男性は髭を生やしている人が沢山います。多くの女性が体型を気にせずにヨガパンツを履いています。私の目にはとても素敵な文化に映りました。バンクーバーの街を歩いていると、自分が満足していればどんな姿でもいいんだと思うことができます。

 これから残りの期間で自分の常識が覆されるような出来事に沢山出会うと思います。その出来事ひとつひとつを忘れないように、これからも毎週記事を出していきます!

 写真は学校の近くで見つけた桜です。満開が見れるのがとても楽しみです。(小林)
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2022年3月23日仕事日記

 「こまきこども未来館」の「体験ひろば」のことを取り上げてもらえそうな方に、僕の寄稿文をつけてお伝え。一人でも多くの方に知っていただきたいという一心。

 鈴木中人さんとの共著原稿書き。共にかなり出来上がってきたので、次の展開の相談をメールで送る。

 日本教育新聞社から依頼を受けた「提言」原稿書き。提案いただいたテーマは「心の天気」。有難い。

 明日の3年生オリエンテーションで話す履修の勧めプレゼン作成。

 恵那市から、市長に報告する「恵那市未来キャンパス構想」が届く。僕はこの1年間はサテライトキャンパスあり方検討委員会の副委員長を務めさせていただいた。副委員長としての挨拶文掲載あり。

 18時から1時間、「教育データマップ」をテーマにしたオンラインサロンに参加。チャットで質問したら、著名な玉置先生からご質問がありました、と振られ、一気に緊張。もう少し、らしい(笑)質問をすればよかった(泣)。

 研究室HP記事は、今井さんの「ヒト、ロボット、ヒト」。ファミレスでロボットが料理を運んできたことからの話題。

ヒト、ロボット、ヒト(今井)

みうのひとりごと。

今日は、ファミレスで勉強。

なんとびっくり。料理をロボットが運んでいるではないか。

障害物や人を避け、器用に料理を席まで運んでいた。

「おまたせしました。」「ごゆっくりお食事をお楽しみください。」

なんだか愛らしい。

ロボットだけど、感情があるように見えた。ネコの顔が画面に表示されていて、笑顔を絶やさない。自分はバイトの接客で、ずっと笑顔で対応出来ているだろうか。自分の方がロボットになっているのでは?と思った。

あらゆるものがデジタル化し、世の中は人と人の接触を避けるようになった。本当に人と人は離れてしまったのだろうか。

デジタルなものをどこか寂しく感じる風潮があるが、それはどうだろう。
コロナ禍になって、友だちとオンラインでお話をしたり、オンライン映画鑑賞会をしたりした。スマホやネット環境が普及していない時代にコロナが流行していたとしたら、出来なかったなのかな思うと、このコロナ禍に人と人とを繋いでおいてくれたのはデジタルのおかげといっても良いかもしれない。

でも、もし、こんなにもデジタル化が進んでいなかったら、手紙のやり取りをしてたりするのかなと想像すると、それもそれで良いかもなと思ってしまう私であった。

p.s.隣の席の女子3人衆の話が少し聞こえてきた。明らかに恋バナであった。楽しそうだなーと思いながら、役目を終えた紅茶のティーパックを眺める。(今井)

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2022年3月22日仕事日記

 4月から新たに連載再開となる「日本教育」の「GIGAスクール構想 一人一台時代の学校づくり」の校正。3行分加筆可能との連絡があり、前後の内容を踏まえて加筆。

 鈴木中人さんとの共著原稿書き。なかなかエンジンがかからず、午後3時ごろからようやく調子が出てきた。ゼミ生とslackでのやりとりでエネルギーをもらう。

 17時40分ごろに家を出て、「こまきこども未来館」へ出かける。「第2回こまきこども未来館講座運営会議」に出席。会長であるので進行役。とはいえ、委員が自分も含めて5名なので、思うことを発言。コミュニケーターの存在価値を確認。さらなるコミュニケーターの力量アップを願って発言。

 提出された資料冊子「こまきこども未来館 体験ひろば2021」が凄い!この冊子を見ただけでも、この「体験ひろば」が他に類がない遊びから学びへつなげる施設だと十分にわかっていただける。

 帰宅して、寄稿した文章に手を入れて記事を発信。ぜひご一読いただきたい。「こまきこども未来館」の「体験ひろば」は超お勧め。
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こまきこども未来館の「体験ひろば」の1年

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 3月22日(火)18時から、第2回こまきこども未来館講座運営会議の進行役を務めました。

 資料として、写真の「こまきこども未来館体験ひろば2021」が提出されました。コロナ禍での開館、わずか1年で、充実した報告がされたのに、正直感激しました。

 この冊子の最後に運営会議の会長として、「大いに期待できる こまきこども未来館 体験ひろばの未来!」と題して寄稿していました。一読していただけると有難いです。必ず未来館を訪問してみようと思っていただけると思います。

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 「こまきこども未来館」が開館してから1年ほどが過ぎた。未来館の「体験ひろば」には、立ち上げ前のワークショップ(企画や運営の在り方についての話し合い)にも関わらせていただいたので、とりわけ思い入れが強い。

 体験ひろばで行われるワークショップのコンセプトは、「遊びから学びへ、そして連続化へ」である。未来館には、近隣にはない大型遊戯施設を備えているので、そちらに注目が行きがちである。致し方ないことだ。しかし、遊戯施設だけに夢中になっていては、未来館を学びの一拠点にする子どもは生まれないと思っている。言い換えれば、遊戯施設だけではいずれ飽きられてしまうということだ。だからこそ、「体験ひろば」が存在する価値は大きい。

 この「体験ひろば」では様々なワークショップや交流・体験CAMPが開催されていて、多様な遊びができる仕掛けが満載だ。詳細を知られた方の中には、「このような体験がここでできるのか!」と驚嘆される方がおられる。こうした声を耳にするたびに、「ようやく気付いていただけましたか。凄い空間でしょ!」と、つい自慢したくなってしまう。

 「体験ひろば」が真に目指していることを知った方は、そのコンセプトに共感し、「ここは遊びから学びへ、そして学びを連続化させている」と言っていただける。もちろん、こうした気づきをされる方はけして多くはない。しかし、コロナ禍となり、施設の運営にもかなりの制限がされている中でさえ、ひろばの本質に気づいてくれる方がおられることは、とても嬉しいことだ。

 また、「体験ひろば」にはコミュニケーターという役割をもった人材がいることも特筆すべきであろう。私は、コンセプトを具現化してくれる存在がコミュニケーターだと考えている。近い将来、コミュニケーターの働きかけにより、遊びから学びへ、そして探究を日々続ける子どもが生まれるに違いない。体験ひろばの波及効果には、大いに期待して間違いないと確信している。

2022年3月21日仕事日記

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 午前中は鈴木中人さんから届いた修正原稿を読みながら、構成を再考。とっても良い感じになっていると思う。あとは僕の原稿だ。

 12時過ぎに家を出て、愛知県芸術劇場小ホールへ向かう。桂雀太独演会を楽しむためだ。帰宅後、FBには次のように書き込んで楽しかった時間を記録した。

 雀太のグッドタイミング

 挨拶で「超オモロい話」が聞けたのはグッドタイミング、古さを醸し出しながらも古さを感じさせない「天王寺詣り」が聞けたのもグッドタイミング、ニ席目はこれが聴きたいと念じた「宿屋仇」が聞けたのもグッドタイミング、そして写真を撮れたのもグッドタイミング。ああ楽しかった!


 早めの夕食(中華料理)を食べて帰宅。夕方から、ダラダラと過ごす。ふと思い出すのは、今日の雀太の「芸人は自由人でありたい」という思い。自由人は「自由、素直、どあほ」であることだと定義。

 研究室HP記事は、8期生柴山君の「こまきこども未来館」の下見記事。27日の本格取材を楽しみにしていることがよ〜くわかる内容。

こまきこども未来館の取材に出かけて(柴山)

 今日の午前中は時間があったので、こまきこども未来館の下見に行ってきました。ノンアポで行ったにも関わらず、サポーターの須崎さんが1時間ほどかけて施設の内部を丁寧に案内してくださいました。感謝の念に耐えません。

 なによりまず、限られたスペースに所狭しと並ぶアトラクションの数々と、スタッフさんの多さに圧倒されました。また、デジタルからアナログまで、五感をフル活用して1日楽しめる施設であり、こんな所が自分の子ども時代にあればな!というのが率直な感想です。

 各アトラクションに最低1人はスタッフさんがおり、さらに、体を使って遊べる広場では全体を見渡せる位置に複数人のスタッフさんがいました。そのため、保護者としても、子どもとしても、安心して思いっきり動き回って過ごせるよい場所と感じました。

 デジタルラボのプロジェクションマッピングについてのお話も伺ったところ、以前はマッピングを使った陣取りゲームや対戦ゲームがあったそうで、子どもからの評判もよく、高学年の子まで楽しめる催しだったそうです。

 しかし、子ども同士の接触で事故があったことから、現在では激しく動いたり、対戦するゲームは中止となってしまったそうで、今のところ中・高学年の児童には少し物足りない内容のゲームになってしまっているそうです。危ないから と言って制限し過ぎてしまうと、子どものワクワクや学びの機会を奪ってしまうことにもなると思います。

 学びは子どもの安全あってこそだと思うので、自分が担任を持った場合、「今のこの子達ならどこまで任せられるのか、事故を未然に防げるような対策として何が出来るのか」ということを常に考えていかねばならないなと思いました。学びと子どもの安全の調和、異学年同士での学びあいの難しさを肌身で感じた一幕でした。

 他にも、施設内には交流・体験キャンプなどもあり、月毎に工作のイベントも変わるらしく、子どもを楽しませる工夫がたくさんあるなと感じました。

 今月の工作は紙粘土キノコらしく、作られたキノコの多さからも子どもが楽しんで施設を利用している様子が伝わってきました。個性溢れるキノコがたくさんで見ていて楽しかったです(笑)。

 お忙しい中、時間をさいてくださったスタッフの方々にお礼させていただくと同時に、ボランティアのメンバー登録をさせていただきました。特技欄に、練習し始めて1週間も経っていないにも関わらず「バルーンアート」と書いてしまいました(笑)。練習しなければ!

 次のインタビュー(3月27日)では、iPad体験やドローン体験などのコーナーについてもより深く知れたら嬉しいです。(柴山)

 ※こまきこども未来館体験ひろばの内容は、ここをクリックするとご覧いただけます。(玉置)

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2022年3月20日仕事日記

 今月25日夜、妹尾昌俊さん主催の「学校をおもしろくする会」で話をさせていただく。参加者の方にリクエストをもらって話題を決めることにする。そのための話題リスト「落語と教育」「管理職の仕掛け」「ミドルリーダー育成」の3部門を決める。さっそく妹尾さんに送信。認めていただけた。

 休憩も兼ねて、「(小牧)市民四季の森」へ出かける。初めて展望台に登る。気持ちがよく、しばらく滞在。

 次回の「授業と学び研究所」の話題にしようと、「EDUCOM社員」と「授業と学び研究所フェロー」の結びつきを強める提案書を作成。まずは和田フェローに送り、意見をもらう。その意見をもとに加除修正して完成。

 26日は算数・数学授業づくり創りMathで、愛知教育大学の飯島康之先生と対談する。対談のベースにする飯島先生著の「ICTで変わる 数学的探究」(明治図書)を再読して、5つのテーマを決める。それにしたがってプレゼンシートを作成。飯島先生と主催の鈴木明裕先生に打診。

 志賀内泰弘さん最新刊「NO.1トヨタの心づかい レクサス星が丘の流儀」を読む。働くとはどういうことかをレクサス星が丘店の皆さんの実際を通して、教えてもらえる本。また1冊、良い本と出合うことができた。志賀内さんに感謝。

 研究室HP記事は、今井さんのシリーズエッセイ。今回は「恥ずかしさなんて、クソくらえ!」。まずはご一読を。
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恥ずかしさなんて、クソくらえ!(今井)

「みうのひとりごと。」

平日の夕方に放送している「キャッチ」で、名古屋の東京大志学園というフリースクールについて取り上げられていました。特別授業で講師をされていた方の言葉に心動かされました。その方は全盲でした。

「困っている人がいたら、助けてあげてください。私たちからはお願いできないんです。まだ、赤ですよ。だけでいいんです。」

ハッとしました。ドキッともしました。

先日、友だちと出かけたとき、少し遠くにいた人が小銭を落としました。「コロナが流行ってから、こういうとき困るよね」と友だちと話したことを思い出しました。コロナへの警戒度には個人差があるので、他人との接触に敏感になっている人だったら、拾われることの方が迷惑だと思うのかなと。

昨年「触れること。(今井)」の記事でも話させていただいたように、やはり困っている人を見かけたら、手を差し伸べることの出来る人間でありたいと思う。

断られても、無視されても、いいではないか。恥ずかしさなんて、クソくらえ!

p.s.「となりのトトロ」のこのシーン。カンタ、いいですよね〜。(今井)


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2022年3月19日仕事日記

 大治小学校リーフレットを発信したことを作成者slackで報告。そのほか、edutalkへ投稿予約。

 10時にBMWディーラーへ。スタッドレスからノーマルタイヤへの交換と洗車。賑わいを感じたお店。

 3月27日には、ゼミ生とともに「こまきこども未来館」(体験ひろば)を取材訪問する。参加ゼミ生へその連絡。

 東京学芸大学附属世田谷中学校数学科現職セミナーでの講演を14時40分から16時まで視聴。講演者は静岡大学名誉教授の國宗進先生。演題は「中学校での文字式の学習指導 文字式の利用と数学的活動」。

 いくつかメモした中から紹介。
〇 数学教師は
 ・数学的活動の重視、その場の設定
 ・数学的コミュニケーション能力、説明し伝え合う力の育成
 ・数学学習観、数学の授業観を見直す
〇 オンラインやコンピュータ等活用の学習指導での「個別最適化」と「共に学ぶ」
〇 授業研究に関する課題 一斉指導における分析・検討に関しては
 1)よい問題の吟味とその提示の仕方
 2)個人・小集団・全体での学習の区別化、全体での伝え合い、「学習の過程や成果の共有」
 3)子どもの活動を促す、授業者の「的確な発問」の精緻化


 新年度も連載依頼をうけた冊子「日本教育」の「GIGAスクール構想 一人一台時代の学校づくり」の原稿書き。完成して編集部へ送信。

 研究室HP記事は、拙著「教師のための『話し方』の技術」(玉置崇・菱田さつき著、明治図書)の菱田さんによる動画紹介
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「教師のための『話し方』の技術」(玉置崇・菱田さつき著、明治図書)のお勧め

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 新年度に向けて、教師力アップのためにいろいろと入力をされておられる方が多いことと思います。

 ぜひ入力情報として、拙著「教師のための『話し方』の技術」(玉置崇・菱田さつき著、明治図書)をお読みになることをお勧めします。

 話術がない話を長く聞いている子どもの立場になってみると、それは辛いものです。集中力を欠くのも頷けます。共著の菱田さんは、話し方は技術なので学ぶことをすれば間違いなく向上すると言っておられます。そのための1冊がこの本です。

 菱田さんがYouTubeでこの本のことを語っておられます。ぜひ視聴ください。この本がすでに手元にある方は再読しよう、そうでない方は購入しようという気持ちを持っていただけるものと思います。

2022年3月18日仕事日記

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 下野さんが早々に3月17日夜に行った「第8回 学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の議事録を送ってくれた。さっそくアップ。ここをクリックすると、第1回からの議事録が読んでいただける。目を通してもらうと、学級経営のヒントがいっぱいあることに気づいてもらえると思う。時間があるときに、ぜひ一読を!

 9時ごろから研究所会議のための下準備。次年度の「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の在り方提案を和田先生に送り、相談する。

 10時から15時30分ごろまで、授業と学び研究所会議。午前は今後の「校務支援システムの在り方」について論議。午後は次年度の研究所の仕事について協議。午前午後とも、いつも以上に濃厚な話し合い。所長として満足(笑)。

 4月1日、一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会立ち上げに必要な書類を手に入れるために味岡市民センターへ。PDFにして事務局へ送信。僕は設立時代表理事になる予定。

 留学中の8期生小林さんからバンクーバー日記の第5弾が届く。「忙して大変で楽しい」という言葉に充実度がよく伝わってくる。ぜひご一読を。

 大治小学校のスクールライフノートの実践リーフレットが、ここをクリックすると、全編読んでいただけるようになった。「心の天気」「学びの天気」が。教育に有効活用されていることがよくわかっていただける。こちらもぜひご一読を。

大治小学校スクールライフノートの実践が読めるようになりました

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 3月17日にお知らせした海部郡大治町立大治小学校のスクールライフノート活用実践ですが、ここをクリックすると読んでいただけるようになりました。

 一人一台の情報端末を活用して、子どもと教師が日々結びついています。ぜひその活用ポイントをお読みください。
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文