『キュンとしちゃだめですか?』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生今井美羽です。今日は、久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーです。最近読んだ本を紹介します。益田ミリさんの『キュンとしちゃだめですか?』という本です。

 ウラスジ(裏表紙に書いてあるあらすじ)の文も面白かったので、そのまま紹介しますね。

 胸がドキッとする。なにげない仕草にグッとくる。口元がにやける。なぜか目が離せない‥‥‥。どこからともなくやってくる。そんな症状を「キュン」といいます。オンナは日夜、様々なシチュエーションでキュンと胸をときめかせているんです。そんな選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。

 今となっては、「キュン」はオンナだけのものではなくなってきていますね。「ポケットからキュンです。」という言葉が流行ったということを考えると、「キュン」は多くの人の心にヒット!しているわけです。

 この本は、作者が日常生活で感じたキュンの瞬間が沢山詰まっているのです。「あ〜、確かに」思えるキュンもあれば、益田ミリさんの独特な感性を感じるキュンもあります。共感できたり、共感できなかったりするのを楽しみながら、たまにクスッと笑える、そんな本です。

 益田ミリさんが、相手の行動から、独自に様々な想像をしているところが、とても面白いです。例えば、沢山のポケットがついているポケットベストを着ている男性を見て、「ああ、あの人は、自分に必要なものをくっつけて身軽に生きているんだなぁ。」や、「財布、どのポケットに入れよう?ハンカチはここのほうが取り出しやすい?何度かシミュレーションした上で決定したはず」という想像が描かれています。

 「キュン」と聞いて、最初は少女漫画に出てくるような「キュン」を想像していましたが、良い意味で大はずれでした。日常の本当に些細なことに「キュン」とする気持ち。小さなことに心が動かされる、なんだか人生が豊かになる気がしました。

 大きなイベントや行事は、もちろん楽しいし、心が大きく揺れます。でも、私たちの人生の多くは、何もない日常の積み重ねで作られています。だから、日常の小さな幸せや気持ちの変化を大切にしていきたいな〜なんて大きなことを考えながら、、、、。

 こんな些細なところに気付ける益田ミリさんは、きっと良い人なんだろうな〜と勝手に想像しています。キュン。(今井)

2022年2月3日仕事日記

 仕事日記発信が遅れたのは、体調を崩したわけではありませんのでご心配なく。次に示したように市民の皆さん向けの講演が無事終わり、ほっとして気力が低下したことと、やらなければいけないが急増して、その対応に追われていたことから。今日の一大イベントだけ記録しておきたい。

 12時に家を出て、まなび創造館あさひホールへ向かう。会場についてビックリ。僕のポスターがいっぱい。有難いやら、恥ずかしいやら。ポスターがいくら余ったとはいえ・・・。

 舞台で映像確認。手話と要約筆記のボランティアの皆さんと簡単な打ち合わせ。文化協会長さんらと懇談。

 13時30分から、「これからの学校教育・文化を展望する〜変わりゆく学校と文化の姿〜」と題して90分間の講演。お聞きいただくのは、いわゆる教育関係の皆さんでないことを踏まえて、できるだけわかりやすく伝える。

 講演の流れは、
1 コロナ禍で問われた学校教育・文化
2 学びのドーナツ
3 学習指導要領と意義
4 主体的と対話的
5 わからないと言えない子ども
6 GIGAスクール構想
7 心の天気の実践

 終了後、温かい言葉をいただいたり、花束をいただいたり、記念撮影をしていただいたりと感激の時間が続く。

 帰宅後も感想メールをいただく。それを機会にやりとりをしばし。夕食時には久しぶりに祝杯を軽く。忘れらない1日。皆さんに深く感謝。
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2022年2月2日仕事日記

 朝食は自宅で珈琲とパン。今日も移動がなくなったので、心の余裕はあり。いくつかの相談への対応。読書。新刊本のプロットづくりを続ける。下野さんと志賀内さんとやりとり。ゼミ生へslackで指示。昨日のEDUCOM愛知本社での写真整理など、あっという間に午前が過ぎる。

 13時30分にWebexで豊中市立第一中学校と接続。うまくつながることを確かめて、授業、研究協議、助言の時間を確認する。授業設計者から概要を聞く。「こんな難しい問題は考えてもわからない」という子どもが出ても当然。そういう声が出ることを楽しみにしていますと伝える。

 14時25分から先方から届く授業の一コマ(手撮り)を視聴。音声がはっきりしないことが多くて必死。気づいたことをプレゼンシートに書き込む。まさに助言でのネタ作りで、これも初試み。

 授業は「道徳・総合・学活の融合授業+ICT活用授業」で、テーマは「部落差別」。やはり、ねらいが多すぎると思いつつ、高い意欲を感じる提案授業で、勉強させてもらう立場で視聴。

 15時40分から先生方の研究協議と発表を聞く。16時10分から15分間ほどで指導助言。その基軸はいつものとおり「この授業が大成功したら、子どもはどんなことを言ったり書いたりしたらよいか」。この点から送られてきた映像からスクリーンショットを撮り、ある子どもの様子をもとに。授業のねらいと子どもの姿から助言。

 授業をオンラインで見て助言するのは初の試みで、Webex使用も初めてに近いので挑戦してみたが、音声が確保されていないと授業の様子を掴むことは難しいと実感。もっとも昨晩にこの方式に決めて、学校は午前中に準備しての企画であり、ここまでできたことは大きな拍手。まさに校長や研究主任の意欲があってこその成功例。

 研究室HP記事は安藤さんの【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと。AllとEveryに焦点を当てた感想。とても良い視点。

 知らなかったなあ(笑)。小学館みんなの教育技術サイトで「GIGAスクール構想に向けた課題と必要な準備とは?」が発信されていた。これは小学館総合教育技術でインタビューを受け、記事になって掲載された内容に若干のプラスがされている内容。僕の大きな写真が出て来て、自分でもビックリ。
 
 もう一つも同サイトで発見。「対話的な学び」が深まる学校にするため管理職がすべきこと。我ながら、二つともとっても良いことを言っている。自画自賛。

【学び合う学び研究所】講演に参加して考えたこと(安藤)

 先日、副島孝先生の講演「誰も一人にしない教育」へ参加しました。セミナーの内容だけでなく、休憩の合間の先生方との会話も含めて私にとって深い学びの時間となりました。

 このセミナーを通して、全体をまとまりとして捉えるのではなく、個々の集まりとして捉えることが、「誰も一人にしない教育」を行う上で最も大切にするべきことだと考えました。

 英語では「すべて・全員」という意味を持つAllとEveryの二つの言葉があります。しかし、この二つの言葉は少し違う部分があります。

 Allは全体をまとまりとして捉えていますが、Everyは全体を個々の集まりとして捉えています。「誰も一人にしない」というニュアンスに近いのは一人一人をしっかり見るという意味を含んでいるEveryだと思います。Allの場合、全体のまとまりに意識が向いているため、大体の生徒が納得し、理解していれば授業が上手くいっていると認識して、他の子とは違う、自分なりの考えを持った少数派の生徒が主張しづらい状況に陥ってしまう事があります。

 表面上では上手く授業が進められているように感じられますが、この生徒の立場からすると授業に参加できていません。一方でeveryの場合、個々に意識が向いているため、違う意見を持った子から上手く意見を引き出し、違う意見を持った生徒も参加できる授業が作れると思います。そのため誰も1人にしない教育を行うに当たって、every「個々の集まり」という意識をしっかりと持って授業を行うように気をつけていこうと思いました。

 そして、副島先生がお話の中で2冊の本を紹介して下さいました。本では主に3種類の人が紹介されていました。1人は積極的に活動に取り組み、実行できる人を表す若者です。2人目は大胆な企画やアイデアを出す人を表す馬鹿者です。3人目は第三者の視点を持って冷静な分析をする人を表すよそ者です。この3人は、異なる視点から物事を考える機会や意見を広げる機会を作ってくれる、とても大切な存在だと学びました。

 しかし、模擬授業をする際、私は自分が出して欲しい答えが出てきた時、どうしてもその答えばかり扱ってしまい、少し自分の考えとは違う3人のような生徒の考えや視点を蔑ろにしてしまいがちです。そのため、リーダーや優等生ばかりに焦点を当てず、しっかりと3人のような生徒に着目して授業を進めていこうと思います。

 今回の講演会で先生方と話し合いをしながら考えを深めていくという経験はとても新鮮で、教師の経験をたくさん重ねられた先生方だからこそ出せる意見を聞く事が出来て、とても勉強になりました。本当にありがとうございました。またこのような機会があれば是非参加したいです!(安藤)
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2022年2月1日仕事日記

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 8時30分ごろ家を出て、春日井市如意申のコメダへ向かう。10時から8期生へchromebookを貸与していただけるので、喫茶店で代表3名(安藤・柴山・前野)事前レクチャー。

 10時からEDUCOM愛知本社で小森さんが対応していただく。良い機会なのでゼミ生から質問をさせていただく。ゼミ生はEDUCOMの社訓や働くことについて質問。このときの内容はいずれ記事になるので、皆様お楽しみに。

 志賀内さんから感激の電話をもらう。下野さんの原稿にとても感動したとのこと。実は僕も一読して感情が高ぶった内容。志賀内さんは涙が流れたとのこと。さっそく下野さんに伝える。

 大学講義の学生アンケートを見て、授業者としてのコメント書き。

 14時30分に姫路市立総合教育センターとmeet接続。センター長から挨拶をいただき、しばし懇談。

 15時から90分間、令和3年度小・中・義務教育・特別支援学校の初任者対象に「子どもとともに創る授業の心得と技」と題して講演。時々、参加者に問いかけ指名をしながら進行。31名の方に発言していただくことができた。画面を通してだが、頷いて聞いていただいている方も多く、講演後の感想で「先生の本をたくさん買って勉強しています」と発言していただいた方もあって感激。

 終了後、再びセンター長と懇談。次年度の依頼も受ける。最近は引き続きの依頼が多く、これも喜ばしいこと。

 明日は豊中市の中学校へ指導助言に出かける予定だったが、校長先生から現在の中学校の状況を聞く。先生方も分散して授業検討するとのこと。ならば私も自宅からオンラインでつながって助言させてくださいと提案。明日の午前中に相談することに決める。

 研究室HP記事は、高橋さんの「学び合う学び研究所」での副島孝先生の講演感想。「ひとりじゃないって最強だ」というフレーズを高橋さんに聞いてみると、SnowManの言葉とのこと。教育にそのまま使える良い言葉だ。

【学び合う学び研究所】副島孝先生セミナーでの学び(高橋)

こんにちは。7期生の高橋奈優です。最近は教採対策を本格的にするようになり、眠気や遊びたいなどの誘惑に負けないように勉強をしています。

 1月22日に学び合うまなび研究所セミナーに参加し、副島先生の「誰もひとりにしない教育」についてのお話での学びを綴ります。
 
 まず、セミナーの話の前に私の思う「ひとりになる授業」とは、仲間と課題について話し合うことはなく、教師の一方的な言葉で課題に対してのまとめである結論が提示されるものです。実際に実習でこのような授業をしてしまったことがあります。

 セミナーでは、上に書いたことや、教師の用意した回答通りではない回答を蔑ろにすることも「ひとりになる教育」であると学びました。多様な回答こそが話し合うきっかけになるので対応できる力が必要になると思いました。

 そして、仲間との対話が生まれる活動の代表である「グループワーク」のメリット・デメリットについても現役の先生方とお話させていただきました。メリットの中で多かったのは、仲間の意見から新しい発見があることでした。ひとりで得られるものには限りがあると今も教採の対策をしていて思います。やはり、学校の最大の特徴であるたくさんの仲間と一緒に課題に取り組む環境は活用していく必要があるなと思いました。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。正直なところまだ今回のセミナーの学びを整理しきれていないところがあるため解釈が違うところがあると思います。「ひとりにしない授業」は卒論のテーマにも関わってくる内容なので本などを読んでさらに理解を深めていきたいです。副島先生、貴重なお話ありがとうございました。

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2022年1月31日仕事日記

 昨日とは違う喫茶店でモーニング。早々に帰宅。

 「スクールライフノート」の活用法が実践報告から浮かぶ。EDUCOM・久保さんに使用方法を確認。ふと閃いたアイデアは可能な感じ。近いうちにまずは試してみたい。

 「天才論 立川談志の凄み」(立川談慶著、PHP研究所)を読了。談慶師匠の9年半の前座時代の修業は壮絶。談志の揺るがない「先見性、普遍性、論理性」があってこその厳しい談慶師匠の日々。「努力はバカに恵えた夢」などと言われれば、自分はどうしたらよいかと苦悩するのは当たり前。談志と志ん朝の比較落語論も面白い。昨日に引き続き、GIGA関連本や五木寛之本も並行読書。

 新たに単著を出す機会を与えていただいたので、そのプロットづくりを開始。大きな仕事を与えていただけたことに感謝するばかり。

 2月5日は「『教育の情報化』実践セミナー2022in春日井」と題して、オンラインで開催される。僕も関わらせていただいていて、「公開校 (中学校) から学ぶ ディスカッション2」に指導者として参加。そのために、公開校の春日井市立坂下中学校、 春日井市立藤山台中学校、春日井市立高森台中学校の実践報告映像を見る。3校の取り組むにそれぞれの色があって、参加者勤務校の情報化段階に合わせて、大いに参考になる映像。申込者に公開されたときの反応が楽しみ。なお、2月1日まで申し込みができる。参加は無料。

 このセミナーのもう一つの目玉として企業セッションがある。その打ち合わせに18時からオンラインで参加。短時間で終了。

 全国フレンドシップのリーダーから再提案あり。現状把握が十分にされていないと感じて、あらためて提示する。そして新たなアイデアを提案。現状打破のために柔軟に考えて、前進してほしい。

 研究室HP記事は、2月2日愛知文教大学で開催された「学び合う学ぶ研究所」の副島孝先生講演に参加の感想を今井さんが発信。「子どもたちという子どもはいない」という言葉を取り上げた学び記事。
 

【学び合う学び研究所】副島孝先生講演での学び(今井)

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 こんにちは、7期生の今井美羽です。

 実は犬って人間よりも沢山寝る生きものなんですって。私の家の犬も、一日の大半を寝て過ごしています。朝起きて、朝ごはんのえさをもらってる姿を見て、身支度をしていると、もう次見た時には寝てます(笑)昼間は家族は家にいないので、ずーっと寝ています(たぶん)。そして、誰かが帰ってきてお出迎えをし、また寝ます。夜ごはんのえさをもらって、寝ます。猫だけでなく、犬もこたつで丸くなってます。時々、好きな時に寝て、起きて、しなければいけないことなんてなくて、いいな〜。でも、実際犬自身はどう思っているんでしょうね。犬と会話が出来たら聞いてみたいものです。

 余談が長くなってしまいましたが、先日1月22日に愛知文教大学で開催された第10回セミナーに参加させていただきました。その際の学びについて書いていきたいと思います。

 今回のセミナーは、副島孝先生による「『誰もひとりにしない教育』の深〜い意味」についての講演でした。教育に関することだけでなく、経済や社会全体の問題について取り上げながらのお話を聞きながら、自分なりに誰もひとりにしない教育とは何かを考えることができました。

 今回の副島先生のお話の中で、私が一番印象に残っているのは、「子どもたちという子どもはいない」という言葉です。子どもを見る時に、「子どもたち」とまとめて捉えるのではなく、一人ひとりの「子ども」として見ていくことが大切であるという意味の言葉であると私は解釈しました。何気なく、「子どもたち」という言葉を使ってしまいがちですが、これからは自分の考えを改め、「子どもたち」という言葉を使わないようにしようと思いました。

 正直、「誰もひとりにしない教育」とは何かについて、自分自身の答えを出すことはできませんでした。それは、自分がまだ現場で働いたことがないので、子どもの姿を想像しにくいということもあると思います。しかし、今回のセミナーをきっかけとして、自分自身で考えたり、玉置先生やゼミの仲間と話し合ったりする中で、学級経営や授業改善において、誰もひとりにしない教育への意識は必要不可欠であるということを改めて感じました。これからも、そして教員になってからも「誰もひとりにしない教育」とは何かを考え続けていきたいと考えました。

 副島先生、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。このセミナーを紹介してくださった玉置先生、共に学んだ7期生の高橋さん、8期生の安藤さん、小林さんありがとうございました。(今井)

2022年1月30日仕事日記

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 久しぶりに出向く喫茶店へ。朝刊に目を通して帰宅。仕事日記を書いたり、昨晩のKumamoto Education Week のお礼を出したり、感想をいただいたり。

 2月3日は小牧文化協会依頼で「これからの学校教育・文化を展望する」と題した文化講演会。本日中に講演内容を確定してプレゼンを完成させようと思い、これまで貯めてきた講演ネタのメモをもとに展開を決める。午前・午後かかって完成。できてしまうと、不安がなくなってワクワクしてしまうこの性質(笑)。

 2月2日は豊中市立第一中学校へ。送られてきた総合的な学習の時間の指導案ならびに研究協議内容を見て、資料作り。

 7期生・8期生へ問いかけた事柄の返答あり。またまた思いついてしまった新企画。さっそく提案。

 研究室HP記事は6期生金子さんの「最近のわたし」。心境が素直に綴られている。

 今日もiPadでいくつかの設定。YouTubeで関連動画視聴。アクセサリー購入。appleにはめられている感じ(笑)。

 20時から全国フレンドシップ企画代表の萩野さんと岡君とzoom相談。計画通りにいかないことはこれから何度も遭遇することを伝えて、次なる手を考えてもらう。

 人生本、GIGA本、落語本の並行読書。立川志の輔落語を聴き、YouTubeで桂宮治インタビューを楽しむ。iPad活躍。

最近のわたし(金子)

 こんにちは、玉置ゼミ6期生の金子です。先日最後の講義とゼミが終わり、大学生活の終わりが近づいてきました。あっという間の4年間でした。最近は、友達とおしゃべりをしても、「来年から働くなんて信じられないね」「大学生活本当にすぐ終わっちゃった」というような話ばかりです。いよいよ社会人のスタートだということを実感しています。

 最近は自分の時間が増えていきました。ゆっくりする時間は今後少なくなると思います。時間を有効に使いたい!と思い、ずっとしてみたかった「ひとり○○」を始めました。1人でカフェに行ったり、ラーメンを食べに行ったり、ゆっくり自宅で映画を見たり、断捨離をしたり、食べることが大好きはほとんどが食関連ですが、とても有意義に過ごしています。

 そんな時間のなかで「花束みたいな恋をした」という本を買いました。映画が昨年公開されて、私は3回その映画を見ました。切ないですが、伏線が多くて何度も見返したくなる映画です。本もずっと欲しくて、時間ができたので本屋さんに買いに行きました。

 その映画のなかに「はじまりは、終わりのはじまり」という言葉があります。何事にも終わりがあるという意味です。これから私の「教員人生」が始まります。もしかしたらすぐ終わってしまうかもしれないし、定年まで続くかもしれません。どうなるかわからない未来や終わりを考えて働くことは良いことではないかもしれません。ですが、振り返った時に後悔のない未来になればいいなと思っています。どうしたら後悔なく終われるかはまだわからないので、働いてから実践と反省を繰り返していきたいなと思っています。

 働くことに対して、不安やわからないことはたくさんあります。ですが、働くことに楽しみ!と思うこともたくさんあります。自分なりに前向きに頑張っていきたいです!(金子)

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2022年1月29日仕事日記

 7期生の素早い動きに感心しながら、さっそく斎藤さん、大西さんへメッセージを送信。お二人とも温かい対応。「雨降って地固まる」というように、7期生は今回のことでさらにまとまりを高めた様子。となると、なおさら彼らのために何をしてやりたい気持ちに(笑)。

 こんな気持ちでいて、ふと浮かんだ新企画。ある方に相談。快諾をいただいて新たなオンライン学びが実現へ。日程調整を7期生・8期生に指示。虹天塾近江運営者の北村さんからも嬉しい情報提供。この好企画は6・7・8期生へ連絡。期せずして今日は一気に新イベント企画日になる。

 2月1日の姫路市初任者研修はオンラインへ変更。それを意識して新たにプレゼン作成。できるだけ双方向にしようと思い、あらかじめ「問い」を入れたシートも挿入してプレゼン完成。資料送付。

 下野さんがまとめてくれた先日の「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」の議事録をサイトに張り付けて発信

 19時から楽しみにしていたKumamoto Education Week での「一人一台端末活用で子ども一人一人の心をつかむ」(クリックすると動画が見られます)の発信。皆さんの協力を得て自分が作ったコンテンツなので内容はわかっているのだけどドキドキ(笑)。放映終了後、さっそく感想を届けていただいた方もあって、嬉しいこと。「スクールライフノート」のよさが少しでも広がればいい。

 iPadアプリでGoodNotesを購入。YouTubeで活用法を勉強。こうしたことがすぐにできる時代になったのだとオジサンはつくづく思う(笑)。さっそく送付されてきた数学評価レポートにこのアプリを使って書き込み。いやあ、便利!一人感激状態(笑)。メールに添付して返信。

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【学び合う学び研究所】初めての講演会に参加して(小林)

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 今日、副島孝先生の講演『誰もひとりにしない教育』へ参加してきました。内容は難しかったけれど、とても学びある経験になりました。

 私が一番印象に残っているのは、『わか者、ばか者、よそ者は、役に立つ』という書籍のお話です。ここでいう「若者」とは、年齢的なものではなく、積極的に活動に取り組む"実行"できる人のことであり、常に前向きな人のこと。「ばか者」とは、いわゆるアイデアを出す人で、時には、羽目を外すアイデアや大胆な企画を出すこともある人のこと。「よそ者」とは、第三者の視点を持った、冷静な分析をする人のことだそうです。

 「どの子も大切にする」と教師は言うけれども、果たして教室ではこういう子どもが大切にされているだろうか、という問いかけでした。日本は経済停滞に陥っていますが、変化を起こすためには、この『わか者、ばか者、よそ者』が大切だと言われているそうです。確かに、教室で大多数とは異なる意見を述べることができる子どもは、他の子どもたちに新しい視点を与えたり、教師にも大きく影響を与えることができるとても大切な存在です。しかし、実際にこのような子どもに集中して時間を割くことは難しいだろうなとも思いました。『誰もひとりにしない』これを本当の意味で現実にすることは、とても厳しいことだろうなと感じましたが、「子どもたち」としてひとくくりにしないことを目指していきたいと思いました。

 初めて講演会に参加させていただいて、講演会の内容も学びとなりましたが、現場の先生と意見を交わしたり、先生方のメモの取り方、講演の聴き方をこの目で拝見できたことは、私にとってとても貴重な経験になりました。ぜひまた講演会があれば参加したいです。(小林)

2022年1月28日仕事日記

 今日はゼミ生対象に研究室を一定時間開放すると決めた日。8時30分から大丈夫と連絡したこともあって、目覚めた時刻を見て焦る(笑)。

 8時35分ごろに研究室着。いつものルーティン。仕事日記書き。昨日訪問の東員第一中での学びをしっかり書く。

 9時30分に9号館へ。教育実習連絡協議会がオンデマンド開催となったため、昨日作ったプレゼンを見せながら説明する動画撮影。「幼稚園・小学校・中学校教育実習」「外部講師依頼」「スクールパートナーシップ事業」について説明。無事一発撮り。

 11時ごろ7期生の面々が研究室を訪問。昨日判明した(笑)ゲスト対応の不備を僕にも謝りたいとのこと。こうして顔を見せてくれると怒るにも怒れない。もっとも元はといえば、僕が教えるべきことを教えていなかったこともあって自身も反省。

 気持ちが高揚したこともあって、いつの間にか愛狂亭三楽オンステージへ。振り返ってみたら、僕の数々の失敗談を伝える機会がなかったこともあって、極上の笑いを提供できる噺を次から次へ。話が止まらない(笑)。誰か止めてくれ〜という状況。「今日は授業はしないよ。先生の面白い話だよ」と宣言して落語をした小学校教師時代を思い出す。教師として子どもに話すネタづくりのためにもいろいろなことに挑戦してほしいと伝えて締める。

 13時ごろ、6期生金子さん、8期生柴山君来研。ちょっとした四方山話が楽しい。

 13時30分に15分間ほど、EDUCOMインターンシップお手伝い役としてオンライン。自己紹介をして中座。

 14時から1時間ほど、大学業務説明会に参加。説明書を熟読。

 15時20分から、再びEDUCOMインターンシップのお手伝い。校長役としてヒアリングを受ける役割。優秀な学生に感心するばかり。17時30分ごろ終了。

 大学業務に集中。実習課から相談電話あり。大学ルールを調べてもらい、それに則ることに決定。稲垣先生が心温まる相談で来研。

 20時過ぎに帰宅。ゼミ生の下野さんから「学級経営の困った!と一人で抱え込まないで」の議事録、ならびに7期生の総意をまとめた報告が届く。「雨降って地固まる」という通り、今回のことで7期生はさらにまとまった感じ。

 研究室HP記事は、7期生今井さんの「言い訳をする勿れ」。タイミング的にはバッチリ(笑)。

 実は数日前にiPad第9世代が到着。1か月余待っていたのだが、届いてもすぐに開封して設定しようという元気がなく(泣)、歳をとったなあという気持ち。ようやく余裕ができたので、しばし設定。
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言い訳をする勿れ(今井)

 今日、午後から用事があり,それまでの時間を勉強しようと思っていた。しかし、「ミステリと言う勿れ」というドラマを観てしまった。
観て後悔はしていない。主人公久能整(くのうととのう)のセリフに考えさせられる言葉があったから。

 「あの・・、僕は常々思っているんですが。どうして いじめられているほうが逃げなきゃならないんでしょう?

 欧米の一部では、いじめているほうが病んでいると判断するそうです。いじめなきゃいけないほど病んでいる。だから、隔離してカウンセリングを受けさせて癒やすべきだと考える。でも日本は逆です。いじめられている側に逃げ場を作って何とかしようとする。

 DVもそうだけど、どうして被害者側を逃げさせるんだろう?問題があるのは加害者のほうなのに・・。たとえば、歩いてて知らない人にいきなり殴られたら、すぐ周りに言うでしょ。それと同じように、先生や親に『あいついじめられたよ』って、『あいつ病んでるから、カウンセリング受けさせたほうがいいよ』って、みんなが簡単に言えるようになればいいと思う。」(ミステリと言う勿れ:第2話.フジテレビ,2022-01-17)

 確かに、いじめられる側のケアに重きを置きがちだが、実際問題を抱えているのは、いじめる側の子どもたちなのかもしれない。最近ニュースで目にする殺傷事件。その問題にも繋がる気がした。

 人間とは、弱い生き物である。そして、自分に甘い。ドラマを観て良いセリフに出会ったのは事実であるが、勉強時間が1時間削られたこともまた、事実である。私は自分の犯した罪を正当化したかっただけなのかもしれない。言い訳をせず、勉学に励みたいと思います、、、、。

 ドラマは面白いので、ぜひ観てみてください!(今井)

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2022年1月27日仕事日記

 今朝も仕事日記を書いたり、いただいた依頼へ返信したり。メールチェックをすると、いくつかの不義があって冷や汗。

 10時30分ごろに東員町立東員第一中学校へ向けて出発。名阪集中工事という情報を得ていて、渋滞が心配なための早出。ところが渋滞は一切なし。学校近くには11時30分ごろ着。ガストで昼食をとりながら45分間ほど仕事。2月3日の小牧文化講演会のプレゼンづくりをようやく開始。後半はこれから見る授業指導案の熟読。子どもたちがどのような疑問を出すのかが楽しみ。

 13時に学校着。前回訪問時の僕の模擬授業をベースにご自身で授業をされた方が多いとのこと。このようなその後を聞けるのは、心から嬉しい。

 1年生国語授業参観。単元としては第2時。初発の感想発表があったが、この3人の感想が秀逸。生徒がよく育っている証。

 落書きと称した書き込み。教師から読み取るときのポイントが明示されていて、黙々と取り組む子どもたち。コロナ禍のため、グループ交流ができないため、書いたものを廻し読み。これはいい手段。級友から戻された自分の書き込みにさらに加筆する子どもたち。まさに他人の書き込みを見て、自分の書き込みをメタ認知できたということ。

 話し合いの場面では、もう少し交流があってもよいと思いつつ、コロナ禍であるので致し方ない。僕の指導助言の場面で、さらなるバージョンアップを図るための指針を提示。こういう指針が出せるのも、ここまで子どもたちが育っているからこそ。

 先生方の協議の盛り上がりは、いつもの通り。一つの授業から学ぼうとされている教師集団を見ることができる気持ちよさ。僕はギリギリ編集ができた動画を使って、授業者とやりとりしながら授業の振り返り。おかげさまで僕もたくさんの情報を得ることができた。

 終了後、急いで帰宅。オンライン会議のための資料づくり。齋藤さんから7期生へ対しての貴重な助言が届く。さっそく7期生へ連絡。すぐに動きがあることは褒めてやりたい。今回の助言については、出発点は僕が反省すべきこと。有り難い、有り難い。ゼミ生としっかりと信頼のリカバリーをしたい。

 19時30分から21時までオンライン会議「学級経営の困った!を一人で抱え込まないで」。終了後に助言者の和田裕枝先生からいただいたコメントが嬉しい。「昔、子どもが帰った後に職員室で話したみたいに、雑談のように見えても中身のある学年会になっているという感じ」。まったくの同感。本音を語り合いながら、確かな方向へ話し合いが進んでいることは確か。メンバーの総力も向上してきている。

 明日は教育実習連絡協議会の録画撮り。そのためのプレゼンづくり。うっかりしていて基礎データがないことに気づき、就職課へいきなりのお願いをしたところ、すぐに返信していただき感謝。2時間ほどかけてプレゼンづくり。明日に間に合わせる(笑)。

 本日、研究室HPへのアクセスは75万を超えた。開設からほぼ毎日更新をし続けている。それというのも平均1日300ものアクセスがあって、大いなる励みをいただいているからこそ。

【感謝】75万アクセス

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 本日(2022年1月27日)、この研究室HPへのアクセス数が75万を突破しました!

 いつも訪問していただきありがとうございます。

 2015年4月20日がHP発信開始日ですので、2475日目に75万に達しました。1日平均303アクセスとなります。

 これからもどうぞよろしくお願いします。(玉置)

2022年1月26日仕事日記

 6時30分ごろ目覚めて、昨晩の原稿書きの続き。これなら大丈夫と判断して、ぎょうせい編集部へ送信。そして自宅を出て大学へ向かう。

 9時15分ごろから教育実習課長とある相談。動いていただけるとのこと。さっそく関係学生に伝える。

 10時ごろ、8期生前野さん、寺尾さん、安藤さん来研。研究室書籍を返却して、次の書籍選び。僕は、8期生のあるイベントのための協力。7期生田中君、下野さんが来研。同様に書籍選び。

 11時から卒業論文発表会のリハーサルでzoom接続。6期生が40分間ほどでプレゼンが提示できることを確かめたり、司会の岡君、タイムキーバーの今井さんとの打ち合わせしたり。下準備も完了した模様(笑)。

 13時からzoom接続。13時15分から、6期生卒業論文発表会開催。運営はすべて7期生で8期生も参加。斎藤さん、大西さん、山田先生や興味を持ってくれた本学学生も参加の発表会。プログラムは次の通り。

〇 始めのことば 6期ゼミ長 池戸颯
1 池戸颯「これからの時代を見据えた授業におけるICTの活用」
2 名桐大智「社会科のおもしろい授業をするために必要な教材研究及び授業準備」
3 金子奈央「学級経営における「縦糸・横糸理論」」
4 中野紗希「子どもの自己肯定感を育むための授業」
5 伊藤幹太「ゲーミフィケーションを取り入れたアクティブラーニングの実現」
6 松浦遥菜「道徳授業における心の変化を起こす手立てと心の変化を捉える手立て」
7 中江真帆「すべての子どもがすごしやすい学級をつくるための手だて」
〇 斎藤さんからの総括
〇 大西さんからの総括
〇 山田先生からの総括
〇 玉置先生の話
〇 ゼミ長 終わりの挨拶
※ イベント(進行 田中・下野)

 たくさんの質問や助言をいただいたこともあって、すべて終了したのは17時30分。長時間だったが、外交辞令ではなく、3人のゲストの方からお褒めの言葉がいただけたように、指導者として申し分ない発表をしてくれたことが嬉しい。帰宅後、6期生に次のコメントを送る。

 6期生全員が論文より明確に、シャープに主張することができた発表会でした。2年間関わらせてもらって、君たちがここまで達してくれた喜びは格別です!帰宅して、みんなのお陰で、充実した大学人生活を送れていることを家内に報告したところです。そして、なんとなく寂しさも感じているところです。時が経つのは、本当にあっという間ですねえ。

 来研の6期生中野さん、松浦さんには、改めて賞賛。7期生岡君、田中君、下野さんも来研。進行などに感謝。成績処理等で20時ごろまで頑張って大学を出る。コンビニで美味しいものを買って、無事、卒業論文発表会が終わったことを車の中で一人祝会(笑)。

 帰宅。春日井市立藤山台中学校の動画研究報告を見る。とてもよくまとまっていて、校長先生に安心して発信をしてくださいとコメント送信。今日もいただいたいくつかの依頼。有難いことばかり。

 ゼミ生の「学びの天気」を読む。それぞれの視点での書き込みできっと互いに学び合っているはず。読みながら嬉しくなってしまっている自分。

 研究室HP記事は高橋さんの「私が小学校学級担任(あるいは中学校学級担任)になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」。シリーズ最終を飾る良い記事。

「私が小学校学級担任(あるいは中学校学級担任)になったら、『心の天気』のことを子どもに次のように伝えて始めたい」(高橋)

 こんにちは。7期生の高橋奈優です。私達、玉置ゼミ生は、将来教育に関わるものとしてEDUCOMさんからクロームブックを提供していただいています。また、現在全国1000校に導入されているEDUCOMさんが開発された「心の天気」を実際に利用させていただいています。そんな「心の天気」を利用させて頂いてから一年が経ったので実際に使ってみた経験を踏まえ、「私が小学校学級担任担だったら、『心の天気』のことを子どもたちにどのように伝えたいか」について記事を書きます。

 「心の天気」について子どもたちに伝えたいことは、先生は、「もっとみんなのことを知りたい!」と思っていることです。私が現場に立つ学校の先生ならば、子どもたちのことを常に見ていたいと思います。

 しかし、現実問題、1秒も見落とさないというのは難しいです。また、心のなかで思っている事を、エスパーのように感じ取ることも難しいです。だから、もっとみんなのことをたくさん知るために「心の天気」を使いたいということを伝えます。「今日は、楽しかった」という話も聞きたい。「今日は、お母さんに怒られた」や「なんかわからないけどうまくいかなかったな」と、もやもやした気持ちも知りたいと思っています。特別誰かに話すことではなくても残しておきたい感情や出来事、他愛もないことを記すことによって消化しきれない気持ちや何気なく思ったことの逃げ場や拠り所になっていくことを使いながら実感してほしいなと思います。(高橋)
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2022年1月25日仕事日記

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 8時過ぎに家を出て、なごのキャンパスに向かう。9時から和田フェローに大学関係情報を提供。10時から12時まで、オンライン新昇格研修の様子を参観。中座して帰宅。

 14時からの講演準備。少々の原稿書き。

 鹿児島県垂水市で講演予定だったが、この状況なのでオンライン講演に変更。14時から垂水市GIGAスクール構想推進委員会の皆さんに「子どもと教師のつながりを強め 学校を元気にするICT活用 端末の価値を高めるスクールライフノート活用を通して」と題して、90分間の講演。最後の情報交流では、嬉しいことに「心の天気」を実践されている学校の校長先生より、ある学級の数ヶ月における心の天気の分布を示していただき、好変化をしている話をしていただけた。いよいよこうした事例が出てくるようにもなったと感慨深い。

 本日〆切の「新教育ライブラリPremier2」の原稿書き開始。ほぼできたところで、明朝に完成させることに決めて就寝。
 

【読後感想】中学国語科授業の腕を磨く授業の指導技術50(村松)

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 新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします( ´ ▽ ` )

 冬休みに教育書を読む機会がありました。私が選んだのは、伊藤彰敏さんによる著書「中学国語科授業の腕を磨く授業の指導技術50」(明治図書)です。そのタイトルの通り、この本には中学国語科指導のメゾットや、授業で役立つアイデアが沢山取り上げられています。

 私がこの本を選んだ理由は二つあります。一つは将来現場で使えるスキルを学びたかったため。そしてもう一つは、現在、力を入れている塾のアルバイトにおいて、中学生の指導にすぐに役立つアイデアを見つけるためです。

 特に、「国語嫌い」の生徒の学習意欲を高める方法については、これまで自分の中だけで試行錯誤して実践してきたのですがうまくいかないことが多く、今回初めて教育書の力を借りることにしました。

 学習意欲を高める方法について、この本の中で特に印象的だったのは、「授業のキャッチフレーズを示す」というアイデアです。これは本書の中では一年を通しての授業の目標を示すものとして登場していますが、私はこれを塾でのアルバイトに活用する際、毎回の授業の冒頭で自分でその日の目標を一つ決めさせてから取り組ませるというようにアレンジしました。これを実践して最初の頃は生徒が自分で決めた目標を守るという意思を持って取り組むことができていましたが、生徒によっては回数を重ねるとまた気の緩みが生じ、元の学習態度に戻ってしまう生徒もいました。

 ところで、私の理想の教師とは、生徒にとって「今日が楽しく、明日もまた来たいと思える学校」を実現できる教師です。そのためには、学校生活の多くを占める授業、ひいては全ての授業の基盤となる国語を生徒が楽しいと思えるものにすることが重要です。

 今回初めて教育書を読んでみて、また、その学びを実践を生かしてみてうまくいったこともあれば、それでもやはり、思うようにいかないこともありました。それでも、常に学び続け、その学びを生かして挑戦し続けること、このインプットとアウトプットの繰り返しこそが理想の教師への1番の近道だと考えました。今後も積極的に教育書を読み、様々な視点から教育・国語科について考えていきたいです。(村松)
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教育資料

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卒業論文