2022年4月10日仕事日記

 今朝は昨日の仕事日記書きから。気乗りがしない朝。久しぶりに喫茶店でのモーニングに出かける。早々に帰宅して、明日締め切りの原稿書きをしようと店を出るが、このまま帰っても原稿書きはできないなという気持ちになり、初のサガミのモーニングへ。つまり朝から喫茶店のハシゴをして帰宅。

 日本教育新聞依頼の原稿書き開始。書き始めてみると、思いのほかスラスラと進み、一応の完成。何度も読み直して編集へ送信。

 13時から、「GIGAスクール構想実現に向けたオンラインセミナー 〜専門家の目から見た 1 人 1 台環境とこれからの教育〜」を視聴。研究者3人がGIGAスクール構想2年目を迎えて、それぞれの立場から語るという展開で、特に「教育データの利活用」についての3人の見識から大いに学ぶことができた。堀田先生の今はとにかくデジタルデータを貯めておくことが大切で、いずれ活用方法を考えればよいという見解も、現時点では大いにありと納得。

 セミナーの中で、Line、チャット、slackなどのコミュニケーションツール活用は外せないという発言があり、ゼミもさらにデジタル化を進めようと思い、ゼミ用チャットグループを作成して連絡。さあ新展開(笑)。

 週刊教育資料の新連載「学習指導要領のイデアを実践する」の第4回目の原稿書き。指導要領の文言「学習習慣の確立」を言及した原稿に仕上げて、編集部へ送信。

 先日、この週刊教育資料の4月4日号が届いた。読者の声があって「玉置崇先生の『現場での生かし方』を楽しみに読んでいます。私の読み方は・・・」から始まるとても嬉しい長文の感想が掲載されてあって、新連載に勢いをつけてもらう。深謝。

 鈴木中人さんとの共著本の原稿も少し進む。ということで、朝の気分からは脱出できて、原稿ができた。喫茶店をハシゴした成果かも(笑)。

 明日の講義の準備。いよいよ新年度の講義が始まる。明日は「教育課程論」。そして7期生ゼミ。そして2件のお客様の予定。

 研究室HP記事は、8期生新谷さんの「こまきこども未来館」見学の感想。これで訪問記事は通算12本目。

3月27日 (日)こまきこども未来館の感想 (新谷)

 こんにちは!先日、玉置先生が携わっている小牧こども未来館へ、ゼミ生として行かせていただきました。

 今回の目的は、こまきこども未来館で働いているコミュニケーターの人について知り、コミュニケーターというものがどういうものなのか、こまきこども未来館というのが、子どものどんなところに役にたつのかについて学ぶことでした。

 1つ目の記事ではこまきこども未来館に関する率直な感想を述べたいと思います。

 まず初めに私の自宅の近くにこんなに素晴らしい施設があるのかと思いました。こまきこども未来館の中には、様々なワークショップや、工作、ダンボールで作られた車、ボルダリングといった子どもが楽しめるようなスペースが多くあり、ゼミ生も少し回ったのですが、すごく楽しかったです。特に、ボルダリングのところで、みんなで遊んでいたのですが、登ったり滑り台があったり、安全面にも重きを置きながら楽しめるような工夫がされていていました。

 また、私は午前に、ミサンガ作りの体験をさせていただきました。本当は、コミュニケーターの堀さんの言葉がけや、ミサンガ作りを一生懸命行っている子どもの姿を観察する予定でしたが、ミサンガ作りがあまりにも楽しく、私もこどもと同じくらいとても苦戦しながら楽しみました。その中でも、堀さんのコミュニケーターとしての子どもとの関わり方について学んだり、子どもと沢山お話することが出来ました。普段小学生とあまり話す機会のない私にとってはとても貴重な体験で、本当に嬉しかったです。

 その事については、2つ目の記事で述べさせていただきたいと思います。今回はミサンガ作りの体験を主にさせていただいたのですが、こまきこども未来館にはほかにも楽しそうな体験がたくさんあり、是非また行かせていただきたいと思いました!本当に楽しかったです!!また絶対行きます! (新谷)
画像1

2022年4月9日仕事日記

 今日は新刊の原稿書きがほんの少しだけ進む。1本は、数学授業における発問声かけ本。もう1本は鈴木中人さんとの共著本原稿。

 本学フォーラム実行委員の取りまとめ役として、僕の認識を委員の皆さんにメールで届ける。問いかけがあったことが文章化となった。これも対話の効用と考えたい。

 義妹の訪問あり。姪の嬉しい話を聞き、お祝いを送る。

 19時から、一尾さん主催の【出版記念イベント】教えて!赤坂先生!を視聴。出版の思いを聞くことができた。

 研究室HP記事は、下野さんのエッセイ「幸」。「玉置ゼミに入って良かったな」という気持ちがセットになっている」という言葉が嬉しい。
画像1

幸(下野)

画像1
 こんにちは、7期生の下野です。先日、嬉しいこと、「幸」な出来事がありましたので、記事にて発信です。

 玉置先生のご指導の下、志賀内泰弘さんが編集長を務められる『プチ紳士からの手紙』に寄稿をさせて頂きました。18歳の下野綾巳から22歳の下野綾巳へ、私はどのように成長し、生きてきたかを綴った文です。

 私の人生は、「幸」なことが多かったわけではないように思います。というよりも、そう勘違いしていました。見方が偏っていたのです。

 寄稿では、私の今の口癖は「ああ、生きててよかった」と記しています。これは、『プチ紳士からの手紙』の表紙にも載せて頂きました。

 「ああ、生きててよかった」は、私にとって「幸」なことを体現する言葉です。「幸」は、自分の感じ取り方次第といったところでしょうか。様々な経験と人との繋がりから得られる温かさや言葉の温もり、それらの「愛」から私は多くの「幸」を感じられるようになりました。

 幸せになる義務を誰もが持って生まれてくるのだと思います。今まで出逢った人が「愛」を持って私に教えてくださいました。少しだけ気付くのが遅かったように思えるこの気持ち。実は、気付くことが出来ただけで、それは「幸」なのかも、、、?

 生き方は、無限です。誰もがそれぞれの道を歩み、同じ生き方はありません。同じ「幸」も用意されていません。だからこそ、自分の為に世界を楽しんで欲しいと、私はそう子ども達に伝えたいと思っています。そして、それは、私がいつか出会うであろう子どもたちに「ありがとう出会ってくれて」と「愛」を注ぐことから。私がそうしてもらったように。

 「愛」は、人を「幸」にし、続いていくのだと信じています。

 志賀内さん、大きく表紙に載せて頂きとっても嬉しかったです。まさに「幸」でした。18歳の私に見せてあげたい景色です。ありがとうございました。
 玉置先生、玉置先生のおかげで私は沢山の「幸」を知ることが出来ています。いつもいつも、「ああ、生きててよかった」と思う時は、「ああ、玉置ゼミに入って良かったな」という気持ちがセットになっているように思います。先生の文章と一緒に載ることができて、これまたとっても「幸」です!

 ありがとうございました。

(下野)

2022年4月8日仕事日記

 早朝から数学教育系の原稿書き。少し進む。

 9時から今月18日にオンライン講演をする秋田市教育センターとの接続テスト。当日、会場には教頭先生方が全員お揃いで、僕からの発信を大画面で見るとのこと。できるだけインタラクティブになるように担当の方と打ち合わせる。目途が立つ。

 我が家から徒歩2分のメインバンク(笑)へ。この時期、いろいろと出費が重なる。

 そして大学へ向かう。先日、教務課から確認と依頼があった事項に関する文書を持参。教室予約がやはりできていなかったようで、申請の仕方を改めて聞いて、さっそく研究室から電子申請。これで前期ゼミの教室すべて予約完了。

 来週から始まる講義の準備。教育課程論、教師論、生徒指導論の詳しいシラバスを作成して、1回目の講義で配布できるように完成。

 第1回教育課程論のレジュメとプレゼン完成。教師論や生徒指導論の1回目講義の目途もつける。これまでの講義資料はあるが、新たに構築することを自分に課して、新鮮な気持ちで講義に臨むつもり。そうでないと昨今の急激な教育の変化に対応できないと自覚。

 14時に福地先生来研。教育実習等についての関わりを説明。さらに、子ども理解活動構築のアイデア出しを依頼。

 僕が大学に来たわけ、本学に着任したときに伝えられたミッション、そのミッションの進捗状況などを伝えているうちに、ミッションはほぼ完遂したと言ってもいいのではないか、となると、いつまでここでお世話になろうかなと気持ちになる。こういったことを考えてしまうほど大学人として当初の気持ちから長くなった8年目の春(笑)。もちろん、現在の大学での様々な活動は自分を鍛え、高めてくれるものであるので、真摯に取り組みたい。

 コロナが収まらない。まさか3年目を迎えるとは!教育実習関係の日程調整も今年度も必要になってきた気配(泣)。勘弁してほしい。

 久しぶりに研究室前に次の出勤予定を書いて大学を出る。研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズ。なんと11本目。今井さんの未来館の素直な感想

3月27日 こまきこども未来館【いまいみうの感想】(今井)

画像1
 こんにちは。7期生の今井美羽です。今までに2本、「こまきこども未来館」の取材の記事を書かせていただきました。

 今回はお取材とか学びとか、そういうのを全く考えずに、今井美羽として「こまきこども未来館」の率直な感想を書かせていただきたいと思います。

 まず初めに、「なにここ、綺麗で新しい!」と思いました。オープンしたばかりということはもちろんありますが、やっぱり、綺麗で新しいものって、テンションが上がりますね。

 そこからは、「なにこれ?」の連続です。目に入るもの全てがパッと見ただけでは何なのかかわからないんです(笑)触りたくなる、やってみたくなる、そういう心をくすぐってきます。

 ダンボールで作られた車には驚きました。ホンモノそっくりなのですもの。いや、ここまで!細か!というほど細部まで再現されているんです。小さい運転手が沢山運転している姿を見ました。動かないけど、動けー−−って思ってました(笑)

 そして、なんだろう、この安心感と居心地の良さ。子どもの中に大学生が混ざると違和感を感じるときがあったりするのですが、それを全く感じませんでした。

 公共の施設などで遊ぶとき、職員の人が近くにいると気にして遊べないみたいなのありませんか。それがないなって思いました。それは、やはりただの監視係ではなく、「コミュニケーター」だからなのかな。一緒に楽しんでくれる存在だからこそ、安心して子どもも楽しめるんだなと思いました。

 沢山学ばせていただいたのはもちろんですが、とにかく「楽しかった」です!!本当に楽しい時って、「楽しい」って言葉しか出ないなって思いました。シンプルイズベスト(笑) (今井)

2022年4月7日仕事日記

画像1
 今日もEDUCOM新卒研修のお手伝いで、ホテルプラザ勝川へ。今日は1コマ目と5コマ目を担当。

 1コマ目は、国の教育施策を知ると題して、「教育データの利活用」について深掘り。教育データは何かから始まり、データを利用する利点、最後は国の提案を読み取る展開。

 5コマ目は、山田フェローの授業をもとに、授業とICT活用をテーマに、例によって打ち合わせなしで75分間の深掘り。栗木フェローの「学びの天気に一人雨があって嬉しい」という言葉をきっかけに「学びの天気」の価値を新卒者に知らせる語りを指示。とっても良い動画ができた。全社員に見ていただきたいコンテンツ。

 新卒者研修は続くが、僕は今日で関わり最終日。日に日に伸びてきている新卒者を励ます挨拶をして、フェローで簡単な打ち合わせをして今日も終了。

 帰宅。今年度の研修確認や書類提出依頼や日程調整メールが続く。その対応だけで1時間。しばし休んで、急がなくてはいけない原稿書き。結局、新刊2本を抱えることになり、相当な覚悟がいることに(汗)。

 研究室HP記事は、久しぶりの今井さんのエッセイ。コロナ禍の心境が語られている。コロナ禍が3年目に入るなんて、本当に辛い。

 研究室HPには、8期生の伊勢日帰り旅行での写真を掲載。ゼミが本格的に始まっていないのに、このまとまり!ゼミでの学び合いにも生きることを祈る。

大人になりたくない!?(今井)

みうのひとりごと。

私は、シンガーソングライターのあいみょんが好きです。

NHKに18祭(じゅうはちふぇす)というものがあります。18歳世代の1000人の想いからアーティストが曲をつくり、共にパフォーマンスをするというもの。今年のアーティストは、あいみょんでした。

先日その様子がテレビで放送されました。コロナで中止になった行事、就職先の採用がなくなるなどのエピソードを聞いて、改めてコロナが私たちに犯した罪は重いと感じ、恨みました。「自分達のせいではないのに、、、」と涙を流していた子を見て、私も共に泣きました。本当にそうです。

コロナとは関係なく、様々な思いや悩みを抱えて参加している参加者が沢山いました。でも、悲しいことばかりでなく、自分で考え動いて、コロナ禍でも前向きに楽しもうとしている人も沢山いました。

18祭もオンライン開催で、あいみょんを画面が取り囲む形でした。あいみょんと参加者が泣きながら歌う姿に感動しました。

オンライン開催になってしまった悔しさもあると思います。「なんで、私のときだけ」と言っていたあいみょんの気持ちも、とても共感できます。それでも、あいみょんは前向きに、自分や参加者の思いを、一生懸命曲に込めていました。

曲を作る中で、あいみょんは「大人になることって、そんなに悪いもんじゃないよ」ということ「これだけのために終わるのではなくて、次の世代にもこの曲を伝えてほしい」という思いを語っていました。

私も来年、学生という立場からさよならをします。正直、永遠子どものままがいいーと思っていました。でも、大人だって子どもと同じ人間です。恋もするし、喧嘩もするし、ダメなところも沢山あって、悩みだってあると思います。あいみょんの言葉を聞いて、「悪いもんじゃないのかー大人になってやってもいいかー」なんて思った自分がいました。

「大人ってそんなに悪いものじゃないよ」教師になって、私が子どもに伝えたいことの一つです。

悲しみなんかは
気づけば雨になる
心耕し 花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉

あいみょんの「双葉」
とても良い曲です。ぜひ聴いてみてください🌱(今井)

※写真はあいみょんTwitterから。
https://twitter.com/aimyonGtter/status/15069266...
画像1

2022年4月6日仕事日記

画像1
 今日もEDUCOM新卒研修のお手伝いでホテルプラザ勝川へ。終日の研修の中で、午後の一コマを担当。研修タイトルは「新学習指導要領の概要 −ICTの活用に着目して―」。

1 学習指導要領の概要をつかむ
2 学習指導要領に記載されたICT活用を知る
3 新学習指導要領のポイント

 15時30分からフェローで会議。和田フェローから「授業と学び研究所見えてるラジオ」の企画を提案してもらい協議。面白い企画。継続できると確信!

 16時から1時間、EDUCOMから「スクールライフノート」の活用報告を聞き、浮き彫りになった課題への対応策を考える。次回へ持ち越し。重要で重い課題。

 帰宅。新年度に入り、前年度に引き受けた講演の確認メールがいくつか届く。その中で、青森市と秋田市の双方から依頼があったことを失念していて、自分の中で大混乱。一時期、顔面蒼白状態。よ〜く調べ直すと、スケジュールに問題ないことがわかり、冷や汗治まる(笑)。

 これでへこたれて、やっておこうと思った仕事に手がつかず💦。

 8期生の「心の天気」を見ると、全員で「おかげ横丁」に出かけた模様。本格ゼミが始まる前でのこのまとまり!驚異(笑)。

 研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズの第8弾。今井さんによる古谷コミュニケーターへの濃厚な取材記事発信

3月27日 こまきこども未来館での学び【出会いの架け橋】(今井)

画像1
 こんにちは。7期生の今井美羽です。3月27日に取材させていただいた「こまきこども未来館」にいるスタッフは、「コミュニケータ―」と呼ばれています。

 前回の記事で書かせていただいた侑大くんは、コミュニケーターの方々を、「どんな人にも優しく、笑顔と楽しさを与えてくれる存在」と言っていました。

 そんな「コミュニケーター」の一人である古谷さんとお話をさせていただく時間を設けていただきました。笑顔が素敵で、写真を撮る角度が独特な古谷さんです(笑)

 「コミュニケーター」という言葉は、科学の世界で、研究者のように専門的知識を持っている方々が、普段科学に触れたことない人にも、科学に触れて魅力を感じてもらおうと、科学との架け橋となる存在という意味で使われているそうです。

 「こまきこども未来館」のスタッフを「コミュニケーター」と呼ぶのは、そういう存在だからというのもありますが、そうでありたいという思いもあってのことだと古谷さんはおっしゃってました。

 「こまきこども未来館」のコミュニケーターは、教員免許を取得している方や、保育園での勤務経験のある方、年齢もバラバラなメンバー構成されています。それぞれが違うバックグラウンドを持っているという点が子どもとの関係づくりにも活かされているそうです。

 勢いよく子どもと関わるタイプのコミュニケーターもいれば、寄り添いながら関わるコミュニケーターもいる、様々なタイプのコミュニケーターがいることで、一人一人の子どもが未来館で楽しく学ぶことができるのではないかと思いました。

 「初対面の子どもと関係を作っていくことは、難しいし大変、関わり方を後悔するときもある」とおっしゃっていました。「一番大変なことであり、それがやりがいでもある」と。

 また、古谷さんの話を聞いていて、子どもに選択肢を多く与えることを意識しているように感じました。今の世界や今いる世界が全てではなく、こっちの世界もあるんだよ、自分で選べるんだよ、ということを教えてくれる、コミュニケーターはそういう存在。古谷さんも「選択肢があることは豊か」ということをおっしゃっていました。

 ワークショップの先生や新たな世界との出会い、コミュニケーターは「出会いの架け橋」のような存在だと思いました。

 古谷さんの子どもを思う気持ちや考えを聞いて、学校の教師や家族以外にも、子どものことを第一に考え、愛情をもって接している方がいるのだということを感じることができました。

 今回も侑大くん同様楽しくお話させていただきました。改めて古谷さんを含むコミュニケーターのみなさん、ありがとうございました。また、このような機会を設けてくださった玉置先生、共に学び楽しんだ7期生の下野さん、8期生の5人に感謝をしたいです。(今井)

2022年4月5日仕事日記

 9時ごろ、ホテルプラザ勝川に到着。EDUCOM新卒研修二日目。今日の僕の役割は研修の様子を参観すること。
 
 昨年の振り返りをもとに各フェローの研修展開の再構築があり、参観しながら、なるほど!と思うことばかり。明日の自分の担当プレゼンを大きく修正。前時を受けて研修を創っていくことの大切さを感じる。

 昼食後の打ち合わせはお任せして、僕は中座。帰宅。

 14時から「さくら社」さんと鈴木中人さんと僕とでオンライン会議。重要事項が1時間ほどで決定。大変なことを引き受けたが、まさに雀太風に言えば「グッドタイミング」ととらえることにする。

 続いて、一宮市立瀬部小学校長と教務主任とオンライン打ち合わせ。学校の実情を聞き、僕に期待されていることを確認。午前中にすべての学級の授業を参観して、午後は先生方相手に模擬授業と解説をすることに決定。

 研究室HP記事は、小林さんの7回目の「バンクーバー日記」。交流がますます広がり、夢もさらに大きくなっている!

 日本教育新聞4月4日号の「提言」には拙稿掲載。少々長いが、ここで紹介。

各地で広がる「心の天気」―1000校、1日10万人が活用   管理職・教員は子どもの「今」を見つめて

 「心の天気」をご存じだろうか。1人1台端末を利用して、子どもと教師のつながりを生み出すシステムだ。導入校はサービス開始から2年で千校を超え、1日当たり10万人ほどの子どもが活用している。
 子どもは、登校後、情報端末の「心の天気」を立ち上げて、「はれ・くもり・あめ・かみなり」のいずれかの天気を選択して、そのときの心境を担任に知らせる。伝えたいことがある子どもは、書き込みもできる。下校時も同様だ。
 これだけのことだが、実践校からは、「心の天気」によって、これまでにない子どもと教師の関わりが生まれているとの報告が多く届いている。
 例えば、いつも「はれ」の子どもが、「あめ」や「かみなり」だったときは、一言、声を掛けるようにしているとのこと。「お母さんに怒られたから、あめ」などと言いながら、子どもはほほ笑むというのだ。子どもは、教師が自分の気持ちを知ってくれたことがうれしいのだ。
 小学校教師から聞いた話だ。教師机に集まってくる子どもの「心の天気」は気にならない。自分のそばに来ない子どもの「心の天気」が気になるという。そのような子どもとの会話のきっかけに「心の天気」が活用できるそうだ。また、「あめ」を示して「先生、Aさんはいつも一人ぼっちだと知っていますか?」と、級友の状況を書き込んだ子どもがいるそうだ。
 中学校では、指導に困難をやや感じる子どもが、「俺は、今日はかみなりだ」と口に出して端末入力をしたそうだ。すると、周りの子どもから「どうしたの?」と声が掛かった。本人はこうした声掛けをきっと期待していたに違いない。職員室に戻った担任は、学年の教師たちに「今日のBは、かみなりだから頼むね」と伝えたそうだ。どの教師も教室に入るたびに、Bに「かみなりだって。どうしたの?」などと声を掛けた。Bは下校時には「はれ」を押して帰ったという。「これまでは、このような子どもとのつながりはなかった。こんな単純なシステムが、ここまで教育的効果があるとは思いもしなかった」という声がある。
 管理職からも声が届いている。「心の天気」は、教職員なら誰もが見ることができるので、全校の「心の天気」を見ることを日課としている校長がいる。
 「かみなり」が続いた子どもがいる担任には、子どもの状況を把握しているか、確認するそうだ。既に声掛けをしたり、学年団で関わったりしているときには、感謝の言葉を掛ける。子どもの「今」を知ろうとする教師集団であることが分かり、校長として安心できるとのことだった。教師と管理職とのつながりを生み出すことにもきっと役立つことだろう。
 私は実は、このシステムのアイデアを提案するなど開発に携わってきた(開発元は校務支援システムのサービスなどで知られるEDUCOM)。教育者として全国の子どもや学校現場に役立っていると聞くと、心からうれしく思う。働き方改革の時代に、教師に負担を生まないことも長所だと感じている。
 子どもたちは新年度、期待と不安を胸に登校する。教師による見取りに加え、子ども発信の「今」の気持ちも見つめるようにしたい。

20220404バンクーバー日記(小林)

 少し投稿が遅れてしまいました。すみません。その理由は、どうしても4月4日「今日」の出来事を書きたかったからです。1週間前の月曜日、クラス替えがありました。その日に初めてクラスメイトを夕食に誘って、今日が当日でした。1週間ずっと楽しみにしていました。

 そのクラスメイトは2歳年上の韓国人です。なんと彼女は英語と韓国語だけではなく、日本語、そして中国語も少し話せるそうです。彼女と日本語でもお話ししましたが、日本人と話しているような感覚を覚えるほどとても流暢でした。実際、昨年日本でワーキングホリデーをしていた経験があるそうです。将来は日本で働くことも視野に入れていると教えてくれました。

 レストランには彼女を含めたクラスメイトの女子6人で行きました。色々な国のクラスメイトと恋バナができて楽しかったです。皆価値観がそれぞれ違って面白かったです。2時間があっという間に過ぎました。

 最近はここでの生活も慣れてきて、目の前の毎日のことだけでなく、数ヶ月先、数年後のことも考えるようになりました。その理由は、たくさんの新しい人に出会い、多様な生き方を学んだからだと思います。4ヶ月後学校を卒業したらどんな仕事を目指すべきなのか、大学生の間に他に何をするべきなのか。今はまだ答えを見つけられていませんが、これからゆっくり探して行こうと思います。

 ひとつだけ、カナダで生活する中で生まれた夢があります。それは、もう一か国留学を経験することです。たとえ数週間でも、カナダ以外の英語圏の国を経験してみたいです。自分の肌で感じて、もっと自分の視野を広げたいです。これは贅沢な夢なので、ここに書くかどうか迷いました。けれど、ここに書くことによって次の夢に向かって頑張ることができるかなと思ったので書きました。

 これからも、毎日ここで生活ができることに感謝して頑張っていきます。(小林)
画像1

2022年4月4日仕事日記

画像1
 一昨日のセミナー参加者の感想が届く。自分が置かれた立場で前向きにとらえていただいたようでなりより。ほっとする。

 桂雀太、桂二葉によるNHK生活笑百科風の「不動産豆知識」を発信している動画を見る。本家(笑)のNHKより、かなり面白い。時間がない中、つい見入ってしまった。

 今日から始まるEDUCOM新卒研修のお手伝いが始まる。9時30分になごのキャンパスに到着。喫茶店でしばし情報交流。

 10時から体育館で新卒者の関係作りのためのレクリエーション。ときどき参加。

 午後は和田フェローによる「社会人マナー」、僕が「学校種を知る」と題して75分間の講義。その後は神戸フェローによる「学校の流れ1」。

 新卒者の学びの状況や心境を、「心の天気」と「学びの天気」で把握する。社会人となったこと、知らないことが多いことなどからくる新鮮さがしっかり感じられる記録。

 18時過ぎに終了。外食をして帰宅。

 研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズ。下野さんによる率直な感想。僕が取材を仕掛けた意味を考えている。

こまきこども未来館(下野)

画像1
 こんにちは、7期生の下野です。桜が咲き始め、教員採用試験が着々と近づく今日この頃。3月27日に、「こまきこども未来館」を訪問したことは、沢山の学びの記事からきっとご存知の方が多いのではないかと思います。では、「四方山話」でもと思った次第です。

 「こまきこども未来館」すごい。ああ、本物の学びってこういう場所に芽生えるのかなと思った程です。仕掛け満載の遊具、多種多様のワークショップ、明るいコミュニケーターの皆様、響く子どもの笑い声。そのどれもが魅力です。

 教師を目指す私達は、学校教育の側面で子どものことを捉えます。それは、勿論大切なこと。私達が子どもと関わるであろう場所は、学校ですから。では、学校の外での子どもの学びってどうなっているのだろう? ここに、玉置先生がゼミ生を「こまきこども未来館」へ連れたねらいがあったことを取材活動を終えて知らされます。

 学校という場を抜けた、子どもの学びは自由そのもの。なんだって興味の赴くままに。そして、その興味への環境が「こまきこども未来館」では整えられています。こういった、学校とは違う場所を観るということは、今一度学校の存在意義を考える契機になりました。なぜなら、「こまきこども未来館」で培われる学びは、学校では表現することが難しいからです。学校で出来る学びの価値ってなんだ?という疑問が湧いてきます。私には、まだこの疑問の答えが出ません。

 しかしながら、学校にも学校以外の場でも大切にされるべきことは「子どもへの愛情」なのだと私は取材活動を通して感じました。「あなたのことを見ているよ」「あなたのことを知りたいと思っているよ」そんな気持ちは子どもと関わる上で一番大切なことなのです。それが、学校だからとか、学校ではないから、といった場所は関係がありません。

 コロナ禍、場所に囚われない学びを私達大学生も体感しました。やはり、そこに人を思う気持ちが在るのかどうかが私達も身に染みて感じました。どんな場所であっても、人を思う心が人を動かします。学びの意欲を掻き立てます。

 子どもは、大人が思っているよりも大人です。連続性を持って、真っ直ぐな瞳で人を見つめています。その目に恥じぬよう、場所に囚われることなく子どもを愛したいと思いました。

 学び続ける教師であり、子どもを愛し続ける教師。そんな新たな目標が出来た日でした。(下野)

2022年4月3日仕事日記

 昨日のセミナーの記録を仕事日記に掲載。陰山先生、多賀先生との出会いもあった良質なセミナーに登壇させていただいたことに深謝。

 今日行っておかなければいけないことは、小学校教育実習事前事後指導の指導内容提案。教育実習課が土台を作っていただいているので、それをもとに授業担当者用に加工。担当の石原先生、山田先生に対面相談日時の相談まで完了。

 8期生ゼミ日時をようやく決めることができる段階になったので、ゼミ開設可能日の調査結果をもとに、教育実習事前事後指導日や教育実習課からの指導日と重なりがないように調整。かなりの時間がかかった。これに失敗すると、変更を続けることになり、何度も確認。我ながらよくぞ調整ができた!と褒めてやりたい状況になる(笑)。

 7期生・8期生のゼミ教室の予約をユニパで。この方法が今一歩わからない(泣)。これで教務課から承認の連絡があるといいのだけど、待つしかない。

 明日から数回、EDUCOM新卒研修に関わる。明日はワンセクションの依頼を受けていて、「学校種を知る」というテーマで話す。そのための資料作り。新作プレゼンがようやく完成。

 19時から21時まで、写真のセミナーに参加。日曜日のこの時間であっても200名ほどの参加者。さすが赤坂先生。前半は「学級開き」をテーマに、授業づくり以上に学級づくりに注力すべきという主張。強く同感。後半は学級経営も学校経営も同じで、管理職のあるべき姿が語られる。これにも強く共感。濃密な2時間。

 石井順二先生の講演動画を視聴。穏やかな口調である授業映像をもとに、「話し合うのではなく聴き合う」「子どもたちの読みが足りない」など技術論が語られていると思うが、こう主張する背景となっていることを石井先生の深い教材研究をもとに語られる。60分間弱、引き尽きられる!いわば感動の動画。

 研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズ第7弾。澤本君がたまたま同年齢で気さくに質問ができたというコミュニケーターから得た事実をもとにした記事発信。良い学びをさせてもらった証がよくわかる。
画像1

3月27日こまきこども未来館での学び(澤本)

画像1
 こんにちは!8期生の澤本です。今回はこまきこども未来館で仕事をしているコミュニケーターさんから学ばせていただいたこと・コミュニケーターさんの楽しさ・大変さなどを記事にしていこうと思います!

 私たちはこまきこども未来館の「体験ひろば」で午前中は実際にコミュニケーターさんが働いている様子を見学し、午後には見学させていただいたコミュニケーターさんと一対一でインタビューを行いました。

 私はドローンコーナーを見学しました。そこでコミュニケーターさんとして活躍されていた方はなんと!?私と同い年の保育学科に通っている大学生さんでした!

 私たちは同い年と言うこともあり、接しやすく休憩時間にはコミュニケーターさんと見学させている私という関係性ではなく、大学生同士の友達かのような関係性で話をしてしまいました(笑)。大学での話や地元の話などで仲良くなれました

 そんな話は置いといて本題のインタビューについて書いていきます。ドローンコーナーでの大変さは子どもと関わることに加えて機械との戦いだと。バッテリーはすぐに切れてしまったり、Wi-Fi接続が不調でうまくいかなかったりと私が見学していてもとても大変そうでした。実際、ドローンが動かせないと子どもは不満を感じるし、飽きてしまいます。そこでの対応が大変だとおっしゃっていました。

 しかし、子どもと関わる上で大変なことをそのくらいでそれ以上の魅力についてお話していただきました。

 コミュニケーターさんは「体験ひろば」について、本質は楽しんでもらうこと、ドローンはそのための手段にすぎない、ドローンを通して子どもが楽しんでいる様子、親子で会話している様子などを見ることができることが魅力だそうです。ドローンの操縦を教えるのではなく、楽しむための手伝いをしているのだととても同い年とは思えないくらい熱く語っていただきました。

 こまきこども未来館の皆様、先日は私たちに貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございました。また、このような機会を与えていただいた玉置先生にも感謝しています。

 今回学ばせていただいたこと、同級生から刺激を受けたことを私自身の力として生かしていきたいです(澤本)

2022年4月2日仕事日記

画像1
 今日は名古屋お勤めの高木先生らが主催されるセミナー「『すべて』の先生を救う!GIGA×働き方×学力向上 学校現場改善セミナー」に登壇のため、名古屋・栄へ向かう。

 10時15分ごろ着。ゼミ生の柴山君と出逢う。会場では本学1年生の丸山君と出逢う。熱心な本学生。学生にもわかる話をしようと決意。かつての小牧中PTA会長の斎藤さんもご参加。妙に緊張(笑)。

 参加者の皆さんを見ると、様々な立場の方がご参加。全方位に向けての講演は難しいと思いつつ、プレゼン修正の必要を感じる。プログラムは以下のとおり。※は僕の感想。

〇 多賀先生 プレ講座 
  1から学ぶ!若手教師の力量形成
※ 多賀先生の講演を生で聞くのは初めて。柔らかい口調だが、それぞれの提言はシャープで、若手力量形成講座なのに、僕には突き刺さること多い。

〇 新穗先生オンライン実践発表
  陰山メソッド『集中速習』で学校はこんなに変わる!学校ぐるみの学力向上作戦
※ 陰山メソッドをもとに教育実践された貴重な記録。圧倒的なエビデンス提示で納得。なぜこの学校はできたのかと鼎談で陰山先生に聞くと、「管理職の覚悟」とのこと。やはり!

〇 玉置先生 講座1 
  「子どもも教師も笑顔になる!『GIGAスクール時代』の授業・学級づくり」
※ 時折質問を織り込みながら、GIGAのとらえ方をわかりやすく伝えたつもり。また校内研修の在り方例も提示。最後は「心の天気」の紹介と価値づけ。さっそく問い合わせが入る。

〇 多賀先生 講座1 
  「女性教師だからこその教育がある!これからの教師論」
※ 僕には到底できない講座内容。さすが多賀先生!この時代をかなり前からとらえておられたからこその資料提示。

〇 玉置先生 講座2 
  「職場が明るく『上機嫌』になる!スクールリーダーの人間関係づくり」
※ 即時評価のよさと実際を話す。途中で急遽、斎藤さんにマイクを渡して、僕が校長時代にPTAで運営していただいた「しゃべり場」の話をしていただいた。いかに校長とPTA会長がよい関係にあったかを伝えることができた!感謝。

〇 陰山先生オンライン講座 
  「教師自身が幸せになる!教師の『働き方改革』〜仕事と家庭・健康づくり〜」
※ 病気で体調を崩した体験をもとに、何事も「し過ぎてはいけない!」と強調される。

〇 陰山英男先生×玉置崇先生×多賀一郎先生 夢の鼎談
  テーマ「今の学校現場を改善するためには?」
※ 例によって打ち合わせなしで鼎談開始。「教育課程は自校で作ることができる当たり前のことを自覚しよう」「学校は組織力を高めよう」が鼎談のポイント。

 終了後、感想を伝えにきていただいた方もあって、嬉しい限り。なんとか役目を果たすことができたように思う。主催の高木先生ご夫妻らには、ここまでの準備、温かい心遣いなどに深謝。

 喫茶店で、斎藤さんと久しぶりに話す。主に僕の近況を聞いていただき、活動の価値づけをしていただく。自分にはなかった視点からのコメントは嬉しく、励ましにもなる。もう少し頑張ってみようとも思う。ただし陰山先生の「し過ぎない」ことを肝に銘じて。

 帰宅。良い意味での脱力感いっぱい。今日もおかげさまの1日。

 研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズの第7弾。前野さんが須崎コミュニケーターの取材記事を発信。教師を目指している前野さんは、コミュニケーターから子どもとの関わりを大いに学んだことがわかる内容。

★ 写真の講座写真は斎藤さんが撮っていただけた。ありがとうございました。

3月27日こまきこども未来館での学び(前野)

画像1
 こんにちは、8期生の前野です!先日こまきこども未来館を訪れ、コミュニケーターという仕事を中心に取材させていただきました。

 午前中にはこまきこども未来館を見学させていただき、体験ひろばではどのようなことができるのか、コミュニケーターの方が子どもとどのように関わっているのかについて学びました。

 私は、主に受付周辺を見学させていただき、コミュニケーターの方が子どもたちやその保護者にどのように話しかけ、ワークショップに興味を持ってもらうかを間近で見て学びました。特に印象的だったのは、コミュニケーターの方は子どもたちに話しかける時に子どもたちの目線に合わせていて、ワークショップで作っている実物を見せて「こんなのやってるんだけどどう?」と声をかけている場面です。実物を見せると「やってみたい!」と興味を持つ子が多かった一方、別のことがしたい子には強制せず自分の興味があることを楽しみながら学べる場所だということを感じました。

 午後からは見学させていただいたことを基にコミュニケーターの方にインタビューをしました。

 多くの子どもたちがこまきこども未来館に訪れて様々な体験・活動をしている中で子どもに声をかけるときには「頑張ったね」等、子どもがしたことに対して認めてあげるような言葉をかけることを大切にしているそうです。

 体験ひろばのワークショップでは”ノーキット”、つまり子どもたちの独創性が大いに活かされるオリジナルの作品を作っています。一人一人違うものが出来上がり、その頑張りをしっかりと認めてあげることで新たなやる気に繋がっているのではないかと仰っていました。

 また、コミュニケーターとして働く中で大変なことをお伺いしたところ、保護者の方との関わり方が難しいそうです。

 以前、コミュニケーターの方がiPadでプログラミングを学べる「スコッティ・ゴー」を体験している子どもに、より正確なプログラミングをしてもらおうとアドバイスをしたところ、それを見ていた保護者の方に「子どもの自主性が失われるようなことを言わないでください」と言われた経験があるそうです。

 コミュニケーターの方としてはこうするとよりよいプログラムが作れるよということを伝えたかったそうなのですが、保護者の方からすると我が子の頑張りを否定されたように感じてしまったのかなと思います。人それぞれ感じ方、受け取り方は異なるので、声をかけるときにどういった受け取られ方をするのかを考えることは重要だと感じましたし、子どもに関わるということはその周りには保護者の方との関わりも意識しなければいけないということを改めて感じました。

 他にも、こまきこども未来館ができた経緯や施設のコンセプトについて教えていただきました。慣れないインタビューで上手く質問出来ませんでしたが、意図を汲み取って丁寧にお答えいただき本当に感謝の気持ちで一杯です。また、このような素敵な施設について学ぶ機会を用意してくださった玉置先生、こまきこども未来館の皆様、ありがとうございました。(前野)

2022年4月1日仕事日記

 今朝も珈琲とパンで朝食。8時ごろ大学研究室着。

 今日から大学人8年目を迎える。まさかこういう人生となるとは!校長を2年早く退いての転職。船井幸雄さんの言葉、「あなたの人生に起こることは必要・必然・ベスト」という言葉を噛みしめる。(桂雀太風にいえば「グッドタイミング」)もし大学への道を断っていたら、どのような人生になっていただろうか。

 大学へ来ての7年間で、様々な出会いがあった。多くの地域の方々に話をすることができた。28冊の拙著出版、月平均4本の原稿掲載という思ってもみない機会がいただけた。最新の教育情報を取り入れ、本質を考えてもらいたいと願っての講義も楽しく、我が心は充実している。(もちろんうまくいくことばかりではないけど(笑))。

 こうした8年目を迎えることができたのは、なんといっても1期生との出会いがあったからだ。ゼミ運営方針文書と「玉置崇」という名前だけで、ゼミ希望を決断してくれた12名のゼミ生。(ゼミを希望した段階では僕は大学には赴任していないので、迷いに迷っての判断だったと推測)もしこの12名がとんでもなく面倒がかかるような(笑)メンバーなら、きっと早々に大学を辞めていただろうと思う(笑)。1期生が玉置ゼミの流れを作ってくれて、幸いなことに8期生にもその流れは繋がろうとしている。家内には「第2の人生。ストレスを感じながら勤めることはしない」と言って、了解を得ている。新たな道に進む仲間が多く、自分も振り返ってみたくなり書いてみた(笑)。

 志賀内泰弘さんからずっと依頼をうけている「プチ紳士からの手紙」に掲載中の「教師奮戦記」の13回目の原稿書き。ようやくネタが決まって、書き始める。今日中に届けますという約束はなんとか果たす。

 山田先生との朝の定期交流。新たに教職専修の仲間になっていただいた福地先生から挨拶を受ける。教育実習課でお世話になった梅本先生からはオリジナルお菓子と手作りホルダーをいただく。

 教育実習課へ出向き、新たに赴任された元校長先生3人にご挨拶。さっそくお願いを伝える。

 14時から臨時教授会。その後、簡単な打ち合わせ。15時ちょっとすぎには大学を出る。

 19時30分から21時まで、緊急オンライン企画「対談で深めるICTで変わる数学的探究」開催。zoomで初めてスポット機能活用。これはいい!

 進行していた僕が知的興奮できたのだから、参加の皆さんもきっとそうだろうと判断(笑)。いやあ、面白かった!!!

 芝田先生や下野さんから議事録が早々に届く。議事録を目を通して、さらに楽しかった会の内容の細部を思い出して興奮。しばし眠れず(笑)。

 4月1日からとってもいい1日。皆さんのおかげ。

 研究室HP記事は、「こまきこども未来館」の「体験ひろば」取材シリーズの第6弾。下野さんがコミュニケーター古谷さんへの取材記事を発信してくれた。コミュニケーターの存在が大きいことがわかっていただける内容。
 
 
画像1

3月27日 こまきこども未来館での学び ーコミュニケーター古谷さんへの取材ー(下野)

画像1
 こんにちは、7期生の下野です。

 3月27日「こまきこども未来館」へ訪問させて頂きました。8期生5名、7期生2名の合計7名でお邪魔させて頂いたのですが、8期生のフレッシュさにあ〜もしかしたら私達もこんな感じだったのか!?なんて思いながら、、、午後の「コミュニケーター」さんへの取材活動へ。

 私達7期生は、古谷さんにお話を伺いました。古谷さんは、侑大くんの一番大好きなコミュニケーターさん!謂わば、「推し!?コミュニケーター!?!?」といったところでしょうか。

 そんな古谷さん、侑大くんの事前情報によれば、、、「元気いっぱいで明るくて、優しくって、面白くって、いつも笑顔で、大好き!」
 まさに、その通りのお方でした!!!!!

 取材の始まりは、「コミュニケーターとは」という議題から。
 実は、「コミュニケーター」とは、日本でこまきこども未来館にだけの存在です。その存在意義とは、子どもたちの学びを繋げ、新しいものへの出会いをサポートするといったことに有ります。コミュニケーターとして子どもに寄り添う中で、コミュニケーターの方々が子どもを理解し、尊重し、また変容されていってることを知りました。

 古谷さんへの取材活動で、私はどうしても聞きたくなったことがありました。それは、「ワークショップはどういった観点で企画されているのか」といったことです。こまきこども未来館には、様々なワークショップが企画されていることは、ご紹介したとおりです。尾西歴史民俗資料館で、企画展を担当した経験から私は、ワークショップの企画意図がどうしても気になったのです。

 「子どもには、宇宙人に出会わせたい。」古谷さんはこうお答えになりました。一見なんだって!?となるご回答。お話を聞く中で、分かりました。色んな大人がいて、色んな生き方や価値観が在る。それを子どもに感じてもらいたい。これがこまきこども未来館のワークショップの企画意図でした。
 
 私は、これを「生き方標本」と位置づけます。色んな大人が居ます。色んな人生があります。決まった生き方、決まった人生はありません。これからの未来を担う子どもにこんな生き方やあんな生き方を魅せられるこまきこども未来館。コミュニケーターさんの想いを乗せ、それは子どもたちにしっかりと伝わっているに違いありません。

 こんなに笑顔と学びに溢れた素敵な施設、そこで新しい自分に出会う親子、そこで働くコミュニケーターの方々に取材をすることが出来、光栄に思います。お忙しい中。私達の取材活動にご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

 一緒に取材をした今井さん、8期生のみんなありがとう。そして、私達をいつも奥深い学びの世界へと導いてくださる玉置先生、本当にありがとうございました。(下野)
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30