2022年6月1日仕事日記

 昨夜遅くに送っておいた日本教育新聞連載中の「提言」原稿。さっそく高橋さんが手をいれていただいて校正確認メールが届く。高橋さんのおかげで、いつものようにより読みやすくなった原稿。校了連絡。

 1限は看護学部「生徒指導論」。今回は「治療的予防」と「教育的予防」の理解と深掘り。ロールプレイは保健室で泣きじゃくる女子生徒への対応。体験的(笑)とらえがあって、よい話し合いとなった。

 2限は7期生ゼミ。6月に入ったこともあって、短い訓示(笑)。教採過去問と「こんな面接官は嫌だ」と声が出る事例で学ぶ。

 12時30分ごろ大学を出て、岐阜市役所へ向かう。13時10分ごろ会場着。

 13時30分からの岐阜市教育振興基本計画検討委員会に参加。冒頭で委員長を仰せつかり、水川教育長から諮問書をいただく。10名の委員のうち、本学の福地先生も委員のお一人。心強い。

 事務局提案を受けて、2つの議題について審議。とはいえ、今回は各委員の思いを聞くことが中心。進行役を仰せつかった自分は、委員の発言から計画に大いに反映すべきことと判断することを価値づける意味でのまとめをさせていただいた。

 会議終了後、最上階18階の教育長室を訪問させていただき、しばし懇談。

 大学へ戻る。途中のデニーズでしばし休憩。大学着。実習課から相談メールが入っていて詳細を聞いて、実習委員長として判断。

 17時45分ごろ、6期生伊藤君来研。19時ごろ金子さん来研。19時30分ごろ酒井さん来研。かつてのゼミ生で賑わう研究室。楽しい話、苦しい話などをいっぱい聞いて、元気を出させてもらう。

 20時15分ごろ大学を出る。ナビにしたがって一般道を使って帰宅。明日は午後のオンライン講演だけだと思うと、気力が抜けてのんびりできた夜。

 研究室HP記事は、5月21日学び合う学び研究所セミナーでの水谷校長講演から学んだことを今井さんと柴山君が発信。異なる視点での記録で、良い意味で面白い。

5月21日 学び合う学び研究所セミナーでの学び(今井、柴山)

 こんにちは、7期生の今井美羽と8期生の柴山輝大です。先日行われた、学び合う学び研究所第2回セミナーに参加させていただきました。今回は、1人1台クラウド環境を活かした学びについて、春日井市の実践から、水谷年孝先生の講話を聞かせていただきました。その時の2人の学びです。

【今井】
 今回のセミナーを通して、改めてICTを活用する意義を知ることができました。私が最も有効だと感じたことは、データを共有できるということです。

 ICTを活用することで、授業中に提示する資料、動画を共有することができます。そうすると、子どもが必要に応じて、再度見ることができるのです。「必要に応じて」というのが重要で、これは個別最適な学びに繋がると思いました。

 さらに、欠席した児童生徒や学校に通うことが難しい児童生徒にも、資料や動画を共有できます。インフルエンザで1週間程欠席した時、机の中にプリントが大量に入っていて、泣きそうになったことを思い出しました。何の授業か分からないし、友達のプリントを写すしか方法がありませんでした。次の授業はこの続きだけど、大丈夫かな?と。

 データの共有によって、このような児童生徒が、自宅で取り組むことができたり、後から自分で資料や動画を見ながら授業で何やったか知ることができます。「遅れ」は、学校が嫌になるきっかけになります。「遅れ」を感じさせないようにすること、これは凄く重要です。

 ICTを活用することは、授業中の活動だけでなく、授業外での学習にも有効であるということを感じました。(今井)

【柴山】
 「教えるという意識を捨てる」
 今回のセミナーで一番印象に残った言葉です。確かに、先生が準備した情報以外のことを生徒が集めてくることは、授業の展開的に不安だと思います。

 しかし、それを恐れるのではなく、子どもと一緒に学びを楽しむ姿勢が大切なのです。教科書を軸の資料として使い、自然と情報を集めたくなるような課題設定を授業で行っていけば、本筋から外れた情報収集は行われにくくなると思います。結果として、先生からの情報も減り、自ら情報を集め、活用する力をつけることにも繋がるのではないかとも考えました。

 子ども達をICTの海に放つには勇気がいりますが、自分も「多少の事故はしかたない」くらいの心の余裕を持ち、子どもに任せる場面を子どもの実態に応じて増やして行けたら良いなと思いました。そのために、まずは自分達が様々な ツールや活用法を試し、知識の引き出しを増やしていきたいと思います。

 また、これからは子どもが興味を持てる課題設定についてや、情報の正誤性を判断する力は日頃からどのように育んでいけばよいのかについても考えていきます。(柴山)

 このセミナーを紹介してくださった玉置先生、セミナーに関わってくださった先生方、そして共に学んだゼミ生、本当にありがとうございました。(今井、柴山)

※写真は春日井市立高森台中学校ホームページからです。
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2022年5月31日仕事日記

 今日も予定はびっしり。忙しい1日になりそう。7時ちょっとすぎにいつものように研究室着。

 1限・2限の第7回「教師論」は、自分自身をフューチャー。僕へのインタビューをもとに教師観を書いていただいた記事読みから開始。その後、「子どもの言葉で創る数学授業」と依頼を受けて行ったセミナーでの記録映像をもとに、子どもとともに創る授業について深掘り。授業を受けている身になったことで、発問に込めている僕の思いもしっかり読み取る学生が多数いて、嬉しいこと。

 1年生教師論受講している学生が来研。希望を聞いて教育書を紹介。7期生岡君来研。自分の考えを改めてしっかり伝えてくれた。頑張れ!

 福地先生とフレンドシップ3・4の打ち合わせと依頼。

 13時から明日の岐阜市教育振興基本計画検討委員会の事務局による事前説明をオンラインで受ける。

 13時30分から吹田市教育センターの米田さんらと夏の研修の内容についてオンライン協議。

 14時50分から8期生ゼミ。今日は安藤さんと前野さんが模擬授業。前回の二人の模擬授業での学びと事前レクチャーを活かして、参観した7期生の下野さんから及第点がもらえた授業。同感。詳しくはこれからのゼミ生の記事にご期待を。

 16時45分から17時30分まで、今年度2回関わる稲沢市立牧川小学校の校長先生らが来研。今年度の研究内容をお聞きして、訪問日にどのような助言をすべきかを協議。動画を見てもらいながらの僕の説明には大いに納得していただけた。

 17時30分から本学サークル笑タイムの二人が来研。落語の稽古依頼を受けて、冒頭のくだりだけで20分間ほど稽古をつける。宿題を出して終了。

 18時から名古屋市立露橋小学校の教頭先生とズームで訪問内容を協議。ほぼ固まる。

 教師論の振り返りを読み、赤入れ。回を重ねるごとに教師の在り方や授業の構成についての捉え方がよりよくなっている記述ばかりで、授業者としての喜び十分。

 ナビで高速渋滞情報を把握して、一般道で21時に自宅着。

 本日締め切りの日本教育新聞社の「提言」を書き上げて送信。綱渡りの日々。

 研究室HPは昨日に続いて、春日井市立藤山台中を参観した記事を丹羽さんが発信。かつての恩師に出会えた喜びも記されている。

5月20日 春日井市立藤山台中学校での学び(丹羽)

 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。5月20日に、春日井市立藤山台中学校での校内授業研究会に7期生の今井さんと共に参加させていただきました。数学と体育の授業を見学させていただきました。

 沢山学んだことはありますが、特に学んだこと2点を書かせていただきます。

 1つ目は、ICTの利用の仕方とそのメリットです。
 
 数学の授業では、フラッシュカードを利用して用いていました。ICTを用いることで教師は、簡易に全生徒分作れることがとてもいいと思いました。また、めあてを考える時間では、自分の考えるめあてを打ち出し、先生は全員の回答をスクリーンに写していました。そこから意図的指名で生徒に考えていたことを発表していたので、とてもいいなと思いました。
 
 体育の授業では、振り返りを書く時にChrome Bookを利用していました。自分たちの時代は体育に振り返りの時間などはなかったのでびっくりしました。(笑)

 2つ目は、子供たちのファーストタッチを大切にするということです。
 
 数学の授業についての研究協議をしたときに、「教科書の例題はたまに難しいものがあるから、例題よりも簡単にしたものをやることがある。それができてから例題をやる。」という意見を聞きました。確かに、子供たちにとって、はじめのハードルが高いと、それだけで「もう数学いいや。」というマイナスな気持ちにもなってしまうだろうと思いました。教科書の流れ通りやるものだと思っていたので、子供たちに合わせた、子供たちのために行う工夫はとても大切だと思いました。

 学んだこととは、別になりますが心に残ったことがあったのでそれも書きたいと思います。
 
 なんと中学校の頃2年間お世話になった先生に会いました。担任をしてもらったわけではなく、音楽の先生でした。8年以上経った今でも、自分のことをみて「丹羽さんかな?って思ったよ」と伝えてくれて覚えてくれていました。また、「音楽の先生じゃないの?あなたの歌ってる姿素敵だったのになぁ。」ということまで伝えてくれました。そこまで覚えてもらっていて、とてもとても嬉しかったです。今日まだ覚えてくれるほど、担任を持ってもらったわけでもない自分に沢山愛情をかけてくださっていたんだなと思いました。また先生になって会えたらいいです。

 今回、現場にいくからこそ見られたこと、感じられたことが沢山ありました。学生の間に現場に沢山いける機会、そしてたくさんの先生の授業を見て学べる機会、玉置ゼミだからこそ経験できることを大切にしていきたいし、残りの学生生活で積極的に学んでいきたいなと思いました。

 玉置先生、このような貴重な機会を本当にありがとうございました。春日井市立藤山台中学校の先生方も本当にありがとうございました。(丹羽)
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