拙稿「講話に落語話法を取り入れる」(月刊プリンシパルから)

 かつて「月刊プリンシパル」(現在休刊)に「校長の裏ワザ」と題して連載を3年間させていただいていた。今回は、その中から「講話に落語話法を取り入れる」と題して掲載された原稿をお読みいただきたく思います。

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 話術で生業を立てている落語家から学ぶべきことはたくさんあります。今回は、その中から校長講話に取り入れることができるワザを厳選してお伝えします。

 一人芝居を入れて話す

 落語は、登場人物が聞き手の目の前で話しているように思わせる芸です。この手法は講話でも大いに活用できます。

 例えば、地域の方から通学状況がよくないという苦情が届いたことを話すとしましょう。しかし、「先日、地域の方から皆さんが道一杯に広がって歩いていて迷惑だという苦情が届きました」と伝えても、子どもたちの印象にはなかなか残りません。こうしたときに、落語風に一人芝居を入れて話すのです。

 いきなり電話を受けているゼスチャーをして、
「はい、はい、すみません。子どもたちが道一杯に広がって歩いているのですね。それはご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ありません」
 と、頭を何度も下げながら、相手の話を聞いている状況を見せるのです。一瞬にして、会場の空気が変わります。
 少し間を開けて、
「今朝は、このような電話を受けました。とても残念なことです。気を付けてください」
 と静かに言葉を添えて、この話題を終わります。これも落語話法です。多くは語らないことで印象がより強くなります。

 重要なところでは声の調子を上げる

 子どもたちに記憶して欲しい言葉は、その言葉を発するときに、意識して声に張りを持たせ、一調子上げて話すというのも、落語話法の一つです。
 
 例えば「相手の立場になってみることが大切」というフレーズを記憶してほしいときには、講話の中で、
「(高い声を出して強く)相手の立場に(間を開けて、強く発声する気持ちで)なってみる(声を戻して)ことが大切」
 というように、オーバーすぎると思うほど、強弱と間を意識して話すと効果的です。
 
 先に指や視線で注目させてから話す

 落語家のしぐさと言葉に注目していると、しぐさが先にくることが多くあります。ある師匠に尋ねてみると、確かに意識して演じていると言われました。

 具体的に説明しましょう。例えば、来客の目の前においた茶碗を指すしぐさがあります。聞き手にわかるように、指で来客の前を指しながら、「その茶碗」と言いますが、茶碗を指すしぐさを「その茶碗」と言うよりも、一瞬早くしているというのです。

 聞き手の立場で考えてみると、落語家が指で指した方に視線が向かいます。その瞬間に「その茶碗」という言葉が添えられるわけですから、あそこに茶碗があるのだなとはっきりイメージできるわけです。

 これを講話の場合で言えば、先に掲示されている教育目標を指してから、「あの目標」と言った方が伝わりやすいということです。

 コロナ禍もあって、無料でオンライン落語を発信している落語家さんもいます。この機会にぜひ落語から話芸を学んでいただければと思います。
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2022年7月30日仕事日記

 久しぶりのホテルでの朝。涼しい朝の間に、しっぽ付きの娘をドックランで遊ばせる。

 朝食も美味しい。ご飯をお替りしたのは何十年ぶり(笑)

 10時にチェックアウト。看板犬のやくもくんと記念撮影。あとは砺波市からのんびり帰るだけ。写真のPAなどで2回休憩。自宅着は13時30分ごろ。片道200kmの旅。

 無事到着できたことでほっとする。考えてみたら、7月25日から29日の5日間で、オンデマンド講演も入れると8回の講演。こんなことができる時代になったのだとつくづく思う。この土日でしっかり休み、依然続くハードな日程に備えることに。
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2022年7月29日仕事日記

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 今日は初めての富山県砺波市へ。交通手段を調べると車で移動した方がよいと判断。ナビで3時間ほど。久しぶりの長時間運転。良い機会なので、しっぽ付きの娘も連れて一泊することにして、わんこが泊まれる宿を探すと、講演会場から車で9分のところにあることがわかって、講演後は家族旅行に移行(笑)。

 9時に家を出て、休憩を2回とって、13時ごろホテルに着。家内と娘はアーリーチェックイン。僕は会場の砺波市立砺波北部小学校へ。ちなみに砺波市は今年度から、ホームページシステムがSWA。つまり僕のアイデアで出来上がったシステムに移行していて感激。白河教育長としばし懇談。伺うと情報教育関係のセミナー等でお会いしているとのこと。

 14時15分から16時15分まで2時間の講演「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくり」。参加者は教務主任、研究主任、ミドルリーダーの40名ほどの方。したがって、学校に戻って、学習指導要領が実現したいと提示していることをどう伝えたらよいかという視点で話す。

 講演後の感想交流では「これまで聞いた講演で一番よかったです」といったコメントもいただき、肩の荷が下りる。

 すいげつろうホテルへ移動。美味しい懐石料理、大風呂でのんびり。いつのまにか記憶なし。

 研究室HP記事は、先日行った講演「算数・数学授業で主体的・対話的で深い学びを生み出すために」の感想が届いたので紹介。

 ちなみに本日、青森市教育委員会から依頼を受けて作成した動画「これからの学校におけるリーダーシップ」を皆さんに見てもらった日。夕刻に教育委員会から無事開催しましたとの報告が届いた。ということは、砺波市と青森市で講演をしたことになった日(笑)。
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算数・数学授業づくり講演の感想

 依頼を受けて行った講演「算数・数学授業で主体的・対話的で深い学びを生み出すために」の感想が届きました。有難い感想ばかりです。
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2022年7月28日仕事日記

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 7時5分に地元駅乗車。金山経由で安城駅へ。8時34分着。車でお迎えをいただき、安城市立安城東部小学校へ。

 9時から1時間20分ほどの講演。演題は写真のとおり。「学び合い」と「振り返り」は、これまで関わった学校から学んだことを伝える。「地域教材、体験活動」については、NHK「ドスル・コスル」映像を見せて発想を広げてもらう。

 10時40分から各学年ごとに秋の実践についての相談を受ける。特別支援学級も含めて、7学年。終了は12時30分ごろ。さすがに疲れた〜(笑)。もちろん、自分も大いに学ぶことができた。大変な企画だったけど、学びが多く、みなさんに感謝。

 早々に教務主任から以下のお礼のメールが届く。参考に紹介したい。

 長時間にわたるご指導、ありがとうございました。
前半のお話もですが、学年別でのお話での、具体的なご助言、とてもありがたかったです。目からうろこが落ちまくりました。いただいたご指導をまとめ、今後の研究の指針にしていきます。

>子どもの姿がよかったら研究紀要を見る
>エピソードが大事、エピソードをたくさん集めよう
エピソードをどんどん蓄積していこうと思います

>聞き合うってどういうこと?
>伝えたいことがあると一生懸命喋る
>いい話し合いしているね と価値付ける
>自分ばっかり喋らないよ  どうぞ、と相手に促す姿
聞き合うことの価値付けをしていきます

>今日の授業でしかないことを書く
>今日の授業で心が動いたことを書く
>まだもやもやしていること、まよっていること
振り返りの書き方を、子どもたちに示していこうと思います。

>NHKforSchool ドスルコスル
すごく参考になりました。みづまをモデルに、2年生がいちじくを取り入れるといいなと思っています。

>分からないことは聞こう。そういった姿勢が将来の役に立つ。大人に聞く、プロに
聞く
多くの学年での取り組みに、取り入れていけそうです。

>弱視学級 録音する 見える化 聞ける化 メタ認知 昨日の自分と学び合い
目からうろこでした!

全学年の相談とそれに対するご指導をすべて聞けた私が一番お得でした!


 安城駅に送っていただき帰路へ。金山駅で久しぶりに昼食。平安通経由で帰宅。

 小学校教育実習事前指導の5回目の動画配信。レポート指示。8月12日名古屋市教育委員会主催「異動1・2年目教員・学校事務職員セミナー」でのプレゼン作成。昨年のもの(資料提供のみ)をベースに構成。完成したので資料データ送付。

 研究室HP記事は、これまでの拙稿シリーズ第1弾。昨年4月に掲載された日本教育新聞での「提言」。GIGAスクール構想実現にむけての内容。今でも色褪せていないと判断。

 

日本教育新聞2021年4月19日号「提言」(玉置)

 この夏は過去の拙稿を時々紹介したいと思います。今回は、日本教育新聞2021年4月19日号で掲載された私の「提言」です。GIGAスクール構想の推進アイデアを提案しています。1年前の記事ですが、色あせていないと思います。

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 一人一台端末稼働が心配となる声

 昨年度の教育界流行語大賞を決めるとしたら、「GIGAスクール構想」が間違いなく上位にくるだろう。「GIGAスクール=一人一台端末+高速回線の配備」は、学校にとってかなりインパクトがあったはずだ。

 文部科学省は、令和三年三月末までに全自治体の97.6%に端末が納品される見込みであると発表した。したがって、学校には子どもたち一人に一台の端末が届き、職員会議では、端末の活用方針や方法などが議題となっていることだろう。

 ところが、この予想を覆す情報が管理職以外の職員から入ってきている。「三月早々に端末が届いているが、そのまま保管庫に入っている。それをいつどうするかの提案はまったくされていない」「校長から、『教育委員会から具体的にどう動くのかという指示があるはずだ。それを待ってから動きましょう』と言われている」「端末が壊れたときのことがはっきりしていない。子どもが端末を破損させたとき、保護者も学校も困るので、修理の決まりが明確になるまで待とうと指示されている」といった声があちこちから聞こえてきている。文部科学省が描いている学校像には、距離がかなりあると言えよう。

 さて、あなたの学校は理想の姿にどれほど近づいてきているだろうか。

 GIGAを恐れない

 私自身、かつて校長であったので、管理職の心情はよくわかる。コロナ禍が続き、教員は常に神経を使っている。その中で、一人一台端末が入ったから、ぜひ授業で端末を使ってほしいというのは、教員にさらに負荷をかけるようで、強く言えない。また、自分がクラウドをメインとした端末活用をしたことがないために、躊躇する気持ちも理解できる。
しかし、端末導入後に、一、二ヶ月も眠らせたままの状態では、教員は端末を活用しなくてもいいという気持ちになるのではないか。

 GIGAスクール構想実現は、「案ずるより生むが易し」だ。まずは動いてみることだ。GIGAは恐れることはない。

 始めに、どの教室でも端末を立ち上げることをするとよい。多額な税金で導入された道具をいつまでも眠らせておいては管理職の見識が疑われる。

 ネットで教科書用語を検索させることから始めたらよい。また、それまでノートに書いていた授業での「ふり返り」をクラウド上の共有シートに入力させたらどうか。授業のたびにキーボード入力する経験は、子どもたちが端末を活用する頻度を必ず増加させる。他の子どもが書き込んだ「ふり返り」を読むことで学び合いになるし、教師も「ふり返り」が一覧でき、クラウドへの情報入力の価値や利便性に気づくだろう。

 校内で火付け役を見つけることも端末活用を日常化するコツである。キャンプファイヤーの火を大きくするのと同じだ。燃えやすい人(火付け役)に、まずは実践を勧めてみると、予想以上に早くに火が広がるものだ。 (玉置)
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ある教頭研修会の感想紹介(玉置)

 この夏、おかげさまで各地で講演をさせていただいています。講演後、感想を送っていただくこともあります。ある教頭会研修会後にいただいた感想のごく一部を紹介します。

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 自ら考え、隣を伝え合うことでよりその問題、ワード、技術等について深く掘りさげ、自分のもの、言葉にできていると前回以上に ストンと自分の中に入っていったように思います。

「人から大事にされること」「人を大事にすること」教頭として一番大切にしなければと、とても心に残りました。コミュニケーションを深める為、できるだけ具体的な話を心がけ、よりよい職員室よりよい学校を校長先生と共につくりたいと思います。

 具体的な話が多く、言葉が短く伝わりやすい。 自分もこのように伝えれば、先生方に伝わるということが実感できました。

 先生方に、自分が伝えたいことを分かりやすく伝える」ことの大切さを改めて考えさせられました。校内の課題がなかなか解決しない時は、先生方にこちらが伝えたい意図がなかなか伝わらず、もどかしい思いをすることもありますがこちらの小さな気づきを言葉にするなど、もっと自分が工夫すべき点があると気づきました。明日から実践してみたいと思います。

 学習指導要領など、自分がわかったつもりになっていたことが 実は具体性をともなっていないことに気づいた。 今後に活用していける話ばかりでした。ありがとうございます。

 職員室のことを思い浮かべながら、きくことができました月曜から、こんなふ うにしていこうということが具体的なお話をきいて、頭に浮かんできました。

 来週から授業参観をしていき、担任の先生や専科の先生に授業の感想を早速伝えたくなりました。人に伝える前に自分の中で落としてから伝えることを改めて教えて頂きました。

 講師先生のお話しくださった内容から学びを得ることができたことはもちろん、玉置先生ならではのお話しのされ方、お人柄等々により元気をいただきました。いろいろなシチュエーションごとに具体的なコミュニケーションのはかり方を示してくださり、とてもイメージしやすかったです。今回の研修を受けて、まず先生の授業を観て、感じる、考える時間を少しでも多く持ちたいと思いました。どうもありがとうございました。学びをしっかり生します。

 先生方や子どもの様子で見えていても伝えていなかったことがたくさんあったな…と自分を振り返りました。学級担任をしてた頃、子どもへの フィードバックはとても意識していたのに、教頭として先生方に同じことはできていなかったので、さっそく明日から心がけていこうと思います。

 経験年数の少ない教員への助言に非常に役立つ内容でした。参考にさせていただき、実践に変えていきます。

 教頭として大切な視点、伝え方を多く学べ、大変勉強になりました。授業を見に行きはしているものの子供や先生の良さやがんばりをすぐに、また、丁寧に伝えられていなかったと気づかされました。日々自分の目の前で仕事のことで精一杯になっていますが、育成の視点をしっかり持って月曜から実践していきます。

 スクールリーダーは、職員に分かりやすい言葉で伝えることが大事だと 思った。そのためには、自分の中でしっかりとイメージを持たないといけない。イメージをしっかり持つためにこれからも学び続けたいと思う。もっと職員とコミュニケーションをとらなければだめだと改めて思いました。
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2022年7月27日仕事日記

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 珈琲とパンで朝食。メール処理。講義最終レポートチェック。まずは看護学部「生徒指導論」から。

 9時52分に地元駅から乗車。犬山駅から豊橋駅行き特急に乗ろうとしたら運行中止(泣)。とりあえず準急に乗車して名古屋へ向かう。このままでは三河田原駅へ約束の時間に到着できない。いろいろと考えているうちに、名古屋から新幹線に乗車できれば、予定した豊橋駅着の時刻になることに気づく。名古屋で11時8分発のこだまに乗車できて、11時35分に豊橋駅着。11時45分豊橋鉄道乗車。三河田原駅12時20分着。ふ〜う。

 迎えの車で会場の田原文化会館に無事到着。機器のセッティング後、昼食をご馳走になる。

 13時30分から1時間30分の講演。演題は「令和の日本型学校教育を推進するために」。今日も動画を多用して、わかりやすく伝えたつもり。そのためか、持参した18冊の本は完売。サインの依頼もいただく。皆さん、ありがとうございました。

 田原市立伊良湖岬小学校から研究相談を受けて1時間余の相談会。「深い学び」をキーワードにした研究概要をお聞きして、あらかじめ送っていただいた研究構想図をもとに、その具現化に向けて助言。

 17時17分三河田原駅乗車。地元駅到着は19時40分ごろ。帰宅後、メール処理と今日のデータ整理。伊良湖岬小へお約束のデータ送信など。

 FBに柴田録治先生が僕のことを褒めていただく書き込みあり。附属名古屋中学校時代を思い出す。
 

2022年7月26日仕事日記

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 9時に家を出て、三重県の紀北教育会館へ向かう。ナビは2時間30分ほどかかると表示。渋滞等が心配で1時間の余裕をもって家を出たが、ほぼナビ通りの時間で到着できる見込みがついたので、2回SAで休憩と時間調整。

 午前中は岐阜県教育委員会主催のオンデマンドで初任者研修講義「子どもとともに創る授業の心得と技」。つまり今日は2か所で講演(笑)。こういうことができる時代。視聴したかつてのゼミ生から感激の報告あり。嬉しい連絡で元気が出る。感謝。

 12時ちょっと過ぎに会館到着。豪華なお弁当をいただき、すでに満足(笑)。自主参加の皆さんとのこと。少しでも満足していただけるように最終プレゼン調整。

 演題は「算数・数学授業で主体的・対話的で深い学びを生み出すために」。「主体的・対話的で深い学び」の定義の確認から入り、動画を多用しながら、望むべき子どもたちの姿を提示。数学的な見方・考え方を深掘りして、教材を提示して皆さんで授業展開を話し合う。初の展開を試みたが、自分としては手ごたえ十分。さっそくメールを送っていただいた受講者もいて感激。

 帰路は1回休憩。16時30分ごろに会館を出て、帰宅は19時ごろ。

 8月10日伊丹市で行う講演準備をする。依頼を受けた演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出す算数・数学授業〜ICT活用も踏まえて〜」。本日の紀北町での講演で得た知見を反映してプレゼン完成。関連動画も編集。8月4日の名張市での講演プレゼンもあるネタを思い出し追加。

 研究室HP記事は、8期生前期振り返りシリーズの最終回。芝田君が発信。僕の「一人のプロの教師を育てているんだ。」を取り上げてくれたことが嬉しい。

8期生前期ゼミを終えて(芝田)

 8期生 前期ゼミを終えて。

 こんにちは!8期生の芝田彬良です!先日、前期最後のゼミを行いました。これまでのゼミでの学びの総まとめを記事にしたいと思います!

 前期ゼミでは、全員による模擬授業とその検討会を行うこと。さらに玉置先生が訪れた先での学校の授業のリアルを動画で見て、思うこと・感じたことを議論することを中心に行いました。

 模擬授業の検討会では、仲間からの見た、自分の良い部分、悪い部分を知り、検討ができました。また、玉置先生からのお褒めの言葉、挫けそうになるくらいの厳しい指摘をいただきました。

 この検討会の中で多くの授業に対する見解や、授業技術、授業構成を学びました。その中で、玉置先生にいただいた最も心に残っているお言葉があります。

 それは、「一人のプロの教師を育てているんだ。」とのお言葉です。私たちは、今後、教育実習生として、新任の教師として、子どもと向き合うことになります。その時に、「実習生だから、歴が浅い、新任だから・・・」というのは失礼である。少しでも力をつけて欲しい。という強い願いから、私たちを指導してくださいました。この検討会の経験は、私が一人の教師として子供に向き合う自覚と、教育実習に対する決意を固めるものとなりました。

 また、学外のゼミ活動以外の経験でも多くの学びを得ました。玉置先生が中心となって開催された講演会やセミナーに参加させていただき、たくさんの講師の先生方のさまざまな考え、授業技術、授業に対する取り組みを学ぶことができました。教育書やゼミ生同士でのやりとりからは得られないような、とても貴重な学び・体験をさせていただきました。

 前期の全てのゼミ活動を通して学び得たことの中で心に残っていることは、
・「話し合い」よりも「聴き合い」を大切にすること。
・叱ることではなく、褒めることで価値づけを行うこと。
・授業の中での教師の立ち位置は正誤判定者ではなく、繋ぎ役になること。

  の三つです。これらを今後の大学での講義・ゼミでの学び、教育実習、普段の生活に繋げて活かしていきたいと思います。

 最後に、玉置先生、一緒に学んだ8期生みんなにはとても感謝しています。ありがとうございました。一人では、持つことができなかった視点、考え方がたくさんあり、多くのものを得ることができました。玉置ゼミで学ばなければ、知ることがなかったであろう授業構成のコツや授業テクニックを教育実習でどんどん実践し、身につけたいと思います。
ゼミでの学びを活かし、これからも頑張っていきたいと思います!これからもよろしくお願いします!!(芝田)
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2022年7月25日仕事日記

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 4時30分ごろに目覚めて、途中まで作成中だった安城市校長・教頭研修会のプレゼン完成させて送信。

 6時24分地元駅乗車。名古屋から新大阪、大阪、豊中駅へ。徒歩で豊中市立桜塚小学校へ着。9時ごろ着。これまでの研修内容をお聞きして、プレゼン最終調整。

 9時50分ごろから講演「2年目を迎えたGIGAスクール構想をバージョンアップさせよう」。これまでの研修では理論のみ学んでこられたので、授業でのよりよいICT活用がイメージできるように動画を多用。時々、問いかけ、話し合ってもらうことも併用。

 終了後、校長室で引き続き指導の依頼を受ける。有難いことだが、例によって日程のみ心配。講演では紹介しなかったいくつかの事例紹介。1時間ほど話してしまった(汗)。

 豊中駅から蛍池駅へ移動。駅付近の喫茶店で昼食。美味しいハンバーグで自己選択成功(笑)。豊中市教育センターへ。

 14時から16時まで講演「学校力を高めるGIGAスクール構想の具現化」。例によって、皆さんとやりとりしながら進行。

 終了後、この4月から大阪工業大学教授となられた武藤さんとスタバで情報交流。とっても有意義な時間。
 
 蛍池駅から大阪、新大阪、名古屋駅へ。18時過ぎに着。地下街で久しぶりに若鯱家カレーうどんを味わう。帰宅。2本の講演の疲れは激しい(泣)。しばし横になる。

 研究室HP記事は8期生前期振り返りシリーズ第8弾。授業動画を通しての学びを前野さんがコンパクトにまとめている

前期ゼミを振り返って(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。

 7月13日に前期最後の8期生ゼミが行われました。今回のゼミではいくつか授業動画を見て、良いところ・良くないところを挙げ、半年間で学んだ授業のあり方を総復習しました。

 いくつかの授業動画を見た中で印象に残った場面について書いていきます。

 1つ目は英語の授業で最初は周りの生徒に助けを求めながら一生懸命授業についていっていたのに、最後はついていけなくなり、周りに助けを求めることもできず悲しそうな表情をしていた子どもの様子です。子どもが学びたいと必死に頑張って周りにヘルプを出していることに教師は必ず気づいてあげるべきだと感じました。

 2つ目は話し合いをするときに身振り手振りを使って、一生懸命相手に意見を伝えようとしている子どもの様子です。教師は子どもが「考えたい!」「考えを周りに伝えたい!」と思えるような課題を提供しなければならないと感じました。そして、身振り手振りを使って一生懸命伝えようとしている子どもには価値づけをして、話し合いのあるべき姿が自然と子どもの中でイメージできるように働きかけたいです。

 このような視点で授業を見ることが出来るようになったのは半年間玉置ゼミで学んできたからだと改めて感じています。

 教育実習を目前にして、授業の理想の形や子どものあるべき姿のイメージが明確に頭の中にあることの重要性をひしひしと感じています。実習ではそのイメージを基に実践に繋げていく力を身につけたいと思います。

 半年間、玉置先生から多くのことを学ぶことができました!玉置先生、本当にありがとうございます。そして後期もよろしくお願いします。8期生のみんな、まずは教育実習を支え合いながら乗り切ろう!!(前野)

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2022年7月24日仕事日記

 早朝からプレゼンづくり。8月5日東海市教育センターでの「深い学びにつながる対話的な学び」が完成。昨年に引き続きの演題なので、2年目を意識した内容にする。

 8時ごろに父親所有の土地に家内と出かけて草刈り。先日購入した電動草刈り機が活躍。1時間ほどで疲れ切る(笑)。

 喫茶「みなと」に行き、揚げパンとミックスサンド。ここの揚げパンが一番美味しい。

 行き付けのカットサロンルームたまきへ。四方山話。

 帰宅して、一旦横になる。日本教育新聞「提言」の原稿書き。一気に書き上げて送信。すぐに手が入って戻ってきて校了。大相撲千秋楽を楽しむ。

 17時54分地元駅で乗車して、国際センター駅へ。徒歩で円頓寺レビリエへ。

 19時から「九雀の名古屋12夜2022」へ。第11夜は「持参金」「三題噺(学級閉鎖・鰻・お稽古)」「うつつの人(作。くまざわあかね)」で中入り。トリネタはリクエストをとって、「三味線栗毛」。

 サービス精神に溢れる九雀師匠。どの噺も工夫ありで、久しぶりの生落語をしっかり楽しむことができた。師匠、ありがとうございました。

 ユニモール地下街で夕食。明日からの巡業を元気よくこなすことができるように、名古屋コーチン親子丼定食。

 帰宅。8月5日の安城市校長・教頭研修のプレゼン作成開始。

 研究室HP記事は8期生前期振り返りシリーズ第7弾。安藤さんが発信。安藤さんは8期生ゼミ長として、とてもよく動いてくれた。今の8期生のまとまりは安藤さんのリードがあってのこと。
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8期生前期ゼミを終えて(安藤)

 こんにちは。8期生の安藤です!先日前期のゼミが終わりました。最後のゼミでは、授業動画を視聴して気づいたことをみんなで話し合いました。今回は、話し合いの中で気づいたこと、学んだことを記事にまとめていきます!

 話し合いを通して良い学びが生まれる授業の秘訣は、教師の日頃の指導が鍵になると思いました。動画を視聴し、気づいたことを出し合った結果、出てきた意見を下記にまとめてみました。
・話し合いをする時は、体だけでなく、机ごと向き合って話し合う姿勢をつくる。
・人に説明をする時は動きを自然とつけて伝えようとする。
・他の子の意見を聴いて、良いと思ったところを褒めている。
・「どうですか」「良いです」と掛け合いをするだけの作業にならないようにする。
・困っている子に助け舟を出す。
 これらは全て「やりなさい」と言われて、自然とすぐにできるようになるものではありません。日頃から教師が生徒に対して価値づけを行い、指導していくことによって自然にできるようになったと思います。良い学びの場を作るためには、授業技術だけでなく日頃の教師の指導、声掛けが大切だと気付きました。

 続いて、授業中の生徒の様子から、教師の対応について出た意見をまとめていきます。
・授業中うとうとしている生徒が続出。→生徒が授業から離れている証拠。この場合、アクションを度々起こして引き付けておく。
・周りをきょろきょろ見渡している生徒。→生徒なりのSOS。すぐに先生または補助の先生が助けに行くべき。
 これらの意見から、生徒の様子を常に把握しておく必要性を感じました。教師が一人で授業を進め、生徒は置いてきぼり。という授業にならないように、常に生徒の様子に注意する意識を持とうと思います。

 最後のゼミということで玉置先生がケーキをごちそうしてくださいました。とてもおいしかったです!ありがとうございました!!
 そしてゼミ半期を通して、実際の現場でどのように振る舞うべきかとても勉強になりました。実習前にこれほどたくさんのことを学ぶことができ、ほんとに幸せ者です(笑) 学んだことを実習で生かしてきます。玉置先生、8期生のみんな本当にありがとうございました!まだまだ勉強させていただきます!(安藤)

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8期生前期最後のゼミ(澤本)

 こんにちは!8期生の澤本です。7月13日で前期のゼミが終わってしまいました。今回は、動画視聴をしました。その動画で気づいた良いところ・良くないところについて意見を出し合いました。

 動画を見て学んだことが二つあります。
 一つ目は、子ども主体の授業です。主体的な授業を行うためにはどんなことに気を付けて展開していくのか。このことについて具体的な場面を見ながら学びました。
・子どもの意見をつなぐ板書
・ペアワーク、グループ交流はしっかりと向き合う
・前時の復習は誰でも発言できることなので多くの子に言わせる
・単調な授業をしない
 
 二つ目は、価値づけを行うことです。価値づけを行うことで子どもは意図を持って意見することができます。
・「ジェスチャーや手ぶりをしながら話していていいね」
・「どうですか?」「いいです」は「大人は使わないからみんなも少しずつ大人に近づいていこうね」
・「うなずいているけど、どう?」

 前期のゼミでは、教師になるために必要な目を肥やすことができました。具体的なイメージを持つことが今後に役立つと思いました。
 
 玉置先生、8期生のみんな半年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!(澤本)
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2022年7月23日仕事日記

 今日は岐阜・愛知・三重の教員採用一次試験日。ゼミ生の奮闘を祈る朝。

 いつもの喫茶店でモーニング。8時30分から10時までオンラインで千々布敏弥先生主催のセミナーに参加。河田祥司先生を知る。僕と同じ空気を感じて、さっそく友達申請。

 例によって講演プレゼンづくり。8月3日一宮市教育センター研修「学習評価で子どもを育てる」「GIGAスクール構想2年目を迎えるシリアリーダーの在り方」「主体的・対話的で深い学びを実現させる授業講座」の3本、8月8日岡山市算数・数学研修講座「算数・数学授業をワンランクアップするために」完成。

 今後の講演内容を考えると、インプットが足りたいことを強く自覚。机上にたくさんの書籍を置いて、必死にインプット。

 研究室HP記事は、8期生前期振り返りシリーズ第6弾。澤本君発信。授業動画を見ることの学びの価値を指導者として実感。

2022年7月22日仕事日記

 喫茶店に行き、モーニング。帰宅して講演プレゼンづくり開始。

 9時から20分間ほど、小学校教育実習事前指導最終の収録。今日は石原先生にインタビューする展開。とってもいい収録ができた。

 本日完成したプレゼンは、7月28日安城市立安城東部小学校での講演「1学期振り返りをもとに」、8月9日愛知県栄養教諭研究協議会記念講演「令和の日本型学校教育を深める」、8月1日松阪市子ども支援研究センター講演「子どもたちが主体となる算数・数学授業づくり」の3本。今は時間があれば、精力的にプレゼンづくりをしなければ。何が起こるかわからないという不安もあってのこと。

 休憩を兼ねて、小牧中央図書館のスタバへ。帰りにはシャトレーゼでたくさんのアイスを購入(笑)。

 研究室HP記事は8期生前期のまとめシリーズ第5弾。伊藤君が発信。8期生にはネット記事を示して感想を書き込むように指示。

8期生前期ゼミの振り返り(伊藤)

 8期生前期のゼミが終わりました。

 前期のゼミでは、玉置流の道徳や授業技術、ゼミ生による模擬授業、外部のセミナーなどがありました。これらを振り返ると、今まで知らなかったこと、気づかなかったこと、正しいと思っていたことが正しくなかったりと、多くのことを学ぶことができたと感じます。

 特に印象に残っているのは、模擬授業です。模擬授業をするのはほぼ初めてで、実際やってみると思い通りにはいかないものでした。この経験はこれからの基盤にしていきたいです。

 玉置ゼミに入ったからこそ、これらの多くのことを学べました。また、ゼミ内の雰囲気も良いため、ゼミでの活動が楽しいです。楽しく学べる雰囲気であるので、玉置ゼミはすごく居心地が良いです。これからも玉置ゼミなら頑張れる気がします。3年後期もよろしくお願いします。もうすぐ教育実習が始まりますが、みんなで玉置ゼミで学んだことを生かして、頑張っていこう!(伊藤)
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2022年7月21日仕事日記

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 7時45分ごろ家を出て、東海市立加木屋小学校へ向かう。渋滞に出合うこともなく、訪問の時刻まで余裕ができたので、学校付近の喫茶店でモーニング。

 9時30分ごろ着。校長、教頭先生と情報交流。10時から先生方へ講演。演題は、この学校の研究主題を受けて「自分の考えを深め、主体的に社会とつながる子の育成 ICT機器の活用を通して」。

 目指す子どものイメージを各先生方がしっかり持つことが重要など、主題の具現化に向けて、様々な助言。関連動画を見せながらイメージ化。後半はGIGAスクール構想の原点に戻って解説。

 終了後、お弁当をいただきながら、校長先生らと懇談。13時ごろまで。学校着から退校まで話し続けていた感じで、話しすぎたか(汗)。本をたくさん買っていただけた。深謝。

 北名古屋市教育委員会外部評価委員会のために市役所へ向かう。会議1時間前に到着。役所内喫茶店で、しばし休憩。

 15時から30分ほどで外部評価委員会は終了。帰宅。届いてメールへの対応。

 研究室HP記事は、8期生前期ゼミのまとめシリーズ第3弾。新谷さんが発信。体験を踏まえた褒めることのよさが書かれている。

8期生前期ゼミを終えて(新谷)

 こんにちは、8期生の新谷です。先日、前期最後のゼミを行いました。内容は前期の総まとめ!動画を見ていいところや悪いところについて話し合いました。

 率直に思ったことは、玉置ゼミに入らなかったら、動画を見ても、何が良くて、何が悪いのかわからず、授業を見る視点を学ぶことができなかったのか、ということです。

 まだ、すべてを知ったわけではないですが、例えば、一人の生徒の意見に対して「どうですか?いいです」というのは合言葉になっていて、他の意見を言いたい生徒の発言の場をなくしてしまうということや、生徒の解答を教師が正誤判定する立場になっているのは良くないだとか、他にもさまざまな視点を学ぶことができました。

 また、自分が教育実習へ行ったときにも実践できる授業術について学びました。その中でも私が一番意識したいことは、子どもの意見を価値づけすることです。褒めることは、他の生徒の意欲に繋がったり、意見をした生徒の自信にもなります。

 私も、玉置先生のゼミを受けていて、1つ嬉しかったことがあります。小さいことですが、学校へ訪問させてもらったときに、私が思ったことを玉置先生に伝えたら、玉置先生が、「いいね、授業を見る視点が、できてきているね。」とお褒めの言葉をもらったことです。玉置先生が伝えたい、生徒を価値づけするということを、玉置先生のゼミ生である私が実際に感じた瞬間でした。この経験からも、私が教育実習において、生徒を価値付けることを意識していきたいです。

 他にも多くのことを玉置先生から学びました。また、教師力アップセミナーや、学校訪問にも参加させていただき、貴重な経験ができて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。これからもたくさんのことを学んでいきます。玉置先生、よろしくお願いします。

 8期生のみんな。前期のゼミお疲れ様!ゼミのみんなはほんとに優しくて、ゼミが始まる前からたくさん遊びに誘ってくれたり、ご飯行ってくれたり、玉置ゼミに入ってから大学生活がさらに充実しました。仲良くしてくれてありがとう。みんなに出会えて本当に嬉しいです。これからもみんなで玉置先生からたくさん学んで、素敵な先生になろうね。まずは実習を乗り切ろう!これからもよろしくね。

 ありがとうございました!!!(新谷)
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