2022年8月29日仕事日記

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 この夏、7月21日からの講演回数を数えると、今日で29回目となる。こんなにも各地から声をかけてもらって僕の思いを伝えることができた夏。有難いの一言に尽きる。おかげさまで発信だけではなく、発信のための貴重なインプットもたくさんできた。本もたくさん読んだ。

 今日はこの夏最後の講演。奈良県下市町へ向かう。10時24分地元駅乗車、名古屋駅からは近鉄。大和八木、橿原神宮前で特急を乗り継いで下市口駅へ。14時11分着。迎えの車で会場の下市観光文化センターへ。5分ほどで到着して、さっそく講演準備。

 14時30分から16時までの1時間30分、いただいた演題「教えないスキルで学びに向かう力を育成するために」と題して話す。

 下市町では義務教育学校建設が進んでいて、来年度からの新たな教育展開への準備を進めておられる状況。その中で授業づくりの根幹を「教えないスキル」というキーワードで表現して、その研修も行われている。その中で、立川談慶師匠との共著「落語流 教えない授業のつくりかた」が下市町との縁を作ってくれて、僕を講師として呼んでいただいたというわけだ。

 下市町教育委員会からいただいた資料をもとに、進んでいる方向の価値づけをして、僕が考えるところの「教えない授業のつくりかた」を動画を交えてお伝えする。ここでも熱心に聞いていただける先生方に助けられて、気持ちよく話すことができた。持参した書籍もいっぱい買っていただき感謝。すでに「教えない授業のつくりかたは持っています」という声も嬉しい。

 大和八木駅まで送っていただき、2回目の乗車となる「ひのとり」で名古屋へ。とっても快適な椅子で、いつのまにか熟睡。目覚めたら名古屋駅直前。19時14分着。

 徒歩でなごのキャンパスへ向かい、一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」専用のカードをもらう。今朝の朝日新聞掲載の弁才天記事で興味が湧いて、フルーツ大福を購入。タワープラザで豪華夕食。すべてはこの夏頑張った自分へのご褒美。

 帰宅。さすがにPCを開く気力はなし。横になったらそのまま。目覚めて風呂に入って就寝。

 研究室HP記事は久野さんのエッセイ「大好きを惜しみなく」。この先生にお会いしたいという気持ちになるほど。とても良い話。
 

大好きを惜しみなく(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

わたしには、いっっとう大好きな先生がいます。
それは、中学3年生の時の学年主任の先生。
担任でも、部活の顧問でもありません。でも、あの先生が私のことを大好きであること(笑)はよく知っています。子どもって、そういうの、わかるんです。あ、あの先生、私のこと煙たく思っているんだろうな〜。とか。(笑)

一時期、学校にどうしても行きたくない時期がありました。そんなときに声をかけてくださったのが、先生です。
小中学校時代、いろんな先生から、「大丈夫?」「でもあなたなら、大丈夫よね?」と言われることがよくありました。「大丈夫?」って、「大丈夫。」って返事するしかないじゃないですか。ウソの返事をするたびに、大丈夫じゃなきゃいけないんだ、大丈夫じゃないと愛されない、と思い込んでいました。

あの先生は、大丈夫なんか聞いてきません。
代わりに、「まなちゃんのことがさ〜先生ほんと大好きでさ〜〜うふふっ」という感じで話しかけてくるんです。
うれしかったなぁ。大丈夫じゃなくてもいいんだ、問題のないおりこうさんでいなくてもいい。だって、先生はわたしが大好きなんだもん!

教師の使命は、「大好き」を伝えることだと思います。
その後の人生、「私のことを大好きだと言ってくれた人がいた」という事実が、その人を支え続けます。大好き!を惜しみなく、恥ずかしげもなく伝えられる人でありたいです。

(久野)
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2022年8月28日仕事日記

 早々にLineグループ「学び続ける教師の会」でヒアリング。この夏の端末持ち帰りとその内容。夕刻までには、これが愛知県や岐阜県の内容だと言ってもいいほどの情報が集まる。深謝。

 8期生教育実習チャットの稼働開始。さっそく何人かから心の内の投稿あり。

 学習評価について、さらにインプット。他の積読本もいくつか斜め読み。

 14時から17時少し前まで、オンライン「第3回ソフトバンクGIGAスクールサミット」に参加。「チーム学校」をテーマに一人一台端末の活動状況が5校から報告される。願わくば子どもの変化をもう少し語ってほしい気持ちで最後まで聞く。

 家族で夕食。親父の食欲が落ちていないことが安心。

 明日の奈良県下市町での講演でこの夏最後の講演。その最終準備。

 研究室HP記事は、今井さんのエッセイ「新入りちゃん」。さてどんな話でしょうか(笑)。

新入りちゃん。(今井)

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おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。

みうのひとりごと。

私の部屋には、コレクションスポットがある。コレクションと言えるのか?というくらいしか、集められていないが、中々のお気に入りスポット。基本的にガチャガチャで集めている。

これは、その新入りちゃん。とても可愛い。大切に飾ってあげるからな〜。

これをゲットするためには、100円玉が5枚も必要だった。昔から、ガチャガチャが大好きだ。小さい頃は親におねだりをして、やっと1回できるというイベント。今、やろうと思えばもう一回できるのだけど、それは私の中のどこかに存在するポリシーに反する。笑

500円で、もっと良いものが買えるんじゃない?と思うけど、物の価値ではないのだ。100円玉が5枚も吸い込まれていき、2回ほどダイヤルを回すと、私の元に導かれるように出てくる1個の球体。何が出るか、欲しいやつが出ろ!とドキドキする時間も含めて、ガチャガチャの価値と言えるだろう。また、入れた硬貨に見合わないチープな感じも良いのだ。

私たちも来年の4月からは、新入りちゃんだ。
先日、友人に会った。その友人は、4月から東京で働いている。新入りちゃんとして、頑張っているみたいだった。すごく大変そうな話も聞いたが、楽しんでいるようで安心した。

私たちは、新入りちゃん。新入りちゃんは、大御所にはなれない。友人の怒られながらも頑張っている話を聞いて、私も4月から怒られても頑張ろうと思った。「怒られるけど、親身に寄り添ってくれる先輩だから頑張ろうと思う」と友人は言っていた。恐らく、その子は先輩にきちんと可愛いがられているのだろう。

目指せ可愛がられる新入りちゃん!

最後に光ったバージョンの新入りちゃんもお見せして、今日はこの辺で☺︎(今井)

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2022年8月27日仕事日記

 昨日公開された文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議 第6回」の会議資料「【資料2】GIGAスクール構想の下での校務の情報化に係る論点整理(中間まとめ)(案)」を熟読。これをもとに、30日開催の「授業と学び研究所」会議での僕の提案資料作成をして発信。

 9月1日は長久手町立西小学校で学習評価の講演。そのための改めての勉強。書籍やサイトから新情報を追加して資料作成。出来上がったので送信。

 13時30分から楽しみにしていたオンライン第2回「教育の情報化」実践セミナー2022に参加。テーマは、僕が今一番知りたいこれからの校務の情報化。

 文部科学省初等中等教育局学校デジタル化PTチームリーダーである武藤久慶さんの講演「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方について」は、実にわかりやすい。それに連動して、事例報告「クラウド型校務支援システムの活用による働き方改革」(大子町立南中学校校長 益子直之先生)、事例報告「授業と校務の一体的なICT活用による学校経営の改善」(愛知県春日井市立高森台中学校校長 水谷年孝先生)も素晴らしい実践。特に水谷先生の発表は、これからの校務の情報化の在り方を示した武藤さんの考えを一部具現化しているもので、説得力もあった。ますます春日井市に注目されるだろうという発表。

 7期生後期ゼミの日程を決めて、slackで伝達。8期生は実習が近づいてきていることから、チャットによる情報交流を安藤さんに提案。その前に先輩ゼミ生下野さんに相談。僕の予測通りで安心して相談。

 研究室HP記事は、安城市立今池小学校を訪問して僕の話を聞いた久野さんによる学びの記事。なるほど!学生らしい視点でのまとめ

8/26 安城市今池小学校での学び(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

私事ですが、先週ついに、教員採用試験を終えました。精一杯頑張ってきたので、あとは運命を待つばかり。どちらの結果でも、先生としてがんばると決めてます。

さて、本日は、安城市今池小学校の夏季講習会にお邪魔させていただきました。
今池小の先生方はあったか〜い雰囲気であふれています。「わからないときは、わからないって言っていいんだからね!」という先生方の心強い言葉かけから始まり、講演中も、「あ〜わかるなぁ」「うんうん、そういうことあるよね」という声が飛び交っていました。また、学生であるわたしの言葉にも、先生方は真摯に耳を傾けてくださいました。なんて、あったかい学校なのだと感激してしまいました。今池小の子どもたちが羨ましいです(笑)

今回のご講話から、特に心に残った事柄について、3点綴ります。

まず、「エビデンスよりエピソード」。
例えば、いじめ認知件数の指標を目にすることがあります。このエビデンス、全くの間違いだとは思いません。
しかし、救うべきは、子どもの心。件数が減る=子どもが救われているわけではありません。件数に含まれなくても苦しさを抱えている子どもはたくさんいるはずです。

エビデンスが求められる世の中ですが、学校は、人とのつながりの中にあります。
資料ばかり見て、目の前の子どもをおざなりにしないように。子どもの姿をエピソードで語れる教師になりたいです。

次に、「もやもや」も振り返りの一つであること。
学びのなかで、できた!わかった!などといったスッキリした気持ちもあれば、そうではないときもあります。特に、小学校の頃の道徳の授業では、いろんな考えに揺れ動き、もやもや考え続けてしまうことがありました。
でもそれは、ダメじゃない!頭の中で悩み続けて、学びが続いている状態なのだ!ということを今回のお話から学びました。
心の「もやもや」も正直に、振り返りを楽しむ子どもを育てられたらいいなあ、と思います。

さらに、
「今日、国語で何学んだの?」という問いかけに、教師ですらうまく答えられない。「ごんぎつね」「かさこじぞう」といった単元名しか答えられない…というお話がありました。

国語は、単元を学ぶのではなく、単元から見方・考え方を学ぶ教科であると言われています。それが正しい、ということは知っています。しかし、具体的にどうすればよいのか…まだわからないのが今の正直な私です。その日のゴール、身に付ける見方・考え方が明確な国語の授業、これが今の私のテーマです。

まだまだ勉強したいことがたくさん。
未来の子どものために、もっともっと学んでいくぞ!と奮起しております。

今池小学校の先生方、本日はありがとうございました。先生方は、わたしのなりたい姿であふれています。今後、同じ職場に配属となりましたら、後輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!!

玉置先生、貴重な学びの機会をくださりありがとうございました。これからも、ご指導のほどよろしくお願いいたします!!

(久野)
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2022年8月26日仕事日記

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 いつもの時間に目覚めて、朝食用のパンを買いに外出。新作珈琲豆を味わいながら朝ごはん。

 父親をいつもの病院への連れていく。銀行で入金。自分のミスに気づく(泣)。大学関連の仕事、いただいたメールへの返信。プレゼン再構成など。

 10時54分地元駅乗車。犬山経由で新安城駅へ。徒歩で学校へ。途中の喫茶店でしばし休憩。

 12時30分くらいに学校着。ゼミ生の久野さんも合流。少しでも講演で対応しようと先生方の事前の話し合いを再確認。「振り返り」に重点をおいた方がよいと判断。

 13時から15時まで2時間。演題「個の学びを充実させ、仲間とともに、学びを深める子の育成 〜振り返りを意識した授業づくりを通して〜」にしたがって話す。深い学びを理解してもらう場面では、皆さんで教材研究。後半は動画を多用して、子どもたちがこの姿になるには指導が重ねられていることを強調。最後は「振り返り」に重点をおいて伝えて、無事終了。

 講演後も、校長室でもいくつかの質問を受けて、その対応。こうしたときの質問は難題が多く、自分も大いに学ぶことになる。

 駅まで送っていただく車の中で、僕にとっては、最高の褒め言葉をいただいて、大感激。明日への活力をいただけた。

 新安城、知立乗り換え、犬山経由で地元駅へ。今日もいつものように一気に疲れを感じて、しばし横になる。明日、あさってはオンラインセミナーで学ぶだけなので気持ちは軽やか。

 研究室HP記事は今井さんのエッセイ「メレンゲ」。いつのまにかYouTubeへのリンクがうまくはれるようになっていて、編集後に驚き!

メレンゲ(今井)

おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。

みうのひとりごと。私は記事の中で何度か曲を紹介してきました。久しぶりに読み返してみたら、「耳の癒し」コーナーと名付けていました。完全に忘れていた。でも、しっくりこない。変えたいな。良いコーナー名を募集中です。

今日紹介するのは、マカロニえんぴつの「メレンゲ」という曲です。

この曲は、「JR SKISKI」のキャンペーンソング(2020‐2021)としても起用されていました。まさに、冬の曲!季節外れですが許してください笑。タイトル、歌詞から言葉遊びが沢山あり、その真意が分かると、うわ〜っとなります。気になった方は、ぜひ聴いて、歌詞をじっくり読んでみてください。

私がこの曲を好きな理由は、ある歌詞が大好きだからです。

「また僕を好きになりたい 生まれ変わったりする以外で」

この「生まれ変わったりする以外で」の部分が私の心に刺さりました。時々自分のことが嫌になって、誰かを羨んでしまうこともあります。でも、やっぱり自分を好きでいたい。それも、生まれ変わる以外の方法で。情けない自分も、ダメなところもあるけど、それも含めて自分であり、そこも愛していこうよ。というメッセージが込められているようで、大好きなのです。

この曲は、恐らく失恋ソングなので、恋愛的意味を含んでいるのかもしれませんが、私は人生のお気に入りソングと言っても過言ではない、そんな一曲です。

今日は、何かに逆らっていきたい。そんな夏に、冬の曲を聴いてみませんか?(今井)

※写真は、マカロニえんぴつオフィシャルウェブサイトから
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2022年8月25日仕事日記

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 午前中は小樽市朝里中学校現職教育オンライン。依頼を受けて「教えない授業を考える」と題して1時間30分。

 さすが森万喜子校長の学校。オンラインでも活気ある職員集団を感じる。さっそく届いた皆さんの感想からはいささかでもお役に立てた感じ。11月には訪問する。楽しみが増えた。

 11時19分地元駅乗車して、犬山経由豊橋まで。12時56分着。お迎えの車(BMW5シリーズ)でライフポートとよはしへ。車中は当然BMW談義。

 14時から15時30分まで「2年目を迎えたGIGAスクール構想をバージョンアップさせよう」と題して講演。今回も動画を多用して、一人一台端末を活用したときの授業イメージを高めてもらう。そして土台になる学びの集団づくりについても言及。喜んでいただけた模様。

 豊橋駅まで送っていただき、16時32分発新鵜沼行特急乗車。落雷があり、安全確認のために電車が途中で止まる。お約束の時間にはギリギリ間に合う。

 雨の中、外を歩くのは大変なので、駅構内のロッテリアで落語教育家の小幡七海さんと懇談。詳細は別記事で。1時間ほどの超久しぶりの落語談義。ああ、楽しかった。

 帰宅。今日もおかげさまで充実の1日。研究室HP記事は、今井さんが先日訪問の日進市立日進北中学校での講演を聞いての感想を記事にしてくれた。本質をとらえていることに安心。
 

落語教育家さんの楽亭じゅげむさんと会う(2022年8月24日)

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 今日は、落語教育家の楽亭じゅげむさんと会いました。じゅげむさんのプロフィールは、以下のとおり。

 一般社団法人Lauqhter(ラクター)代表理事/元小学校教員/「落語×教育」事業拡大中/第14回全日本学生落語選手権 優勝/落語で自分の面白いところ探究学習!(FBより)

 FBで活動を知り、いつかはお会いしたいと思っていた方。「念ずれば叶う」というが、まさにその通りで、じゅげむさんからお声をかけていただけた。迷わず快諾(笑)。

 どのような考えで活動されているかを聞き、ますます応援したくなる。そのためのアイデアを一つ提供。

 じゅげむさんの思いは、僕が教員になったころに、子どもたちに時間があれば落語を話していた時の精神と重なっていて、懐かしい思いも充満。「小牧落語を聴く会」で出会った師匠方の話をいっぱいお伝えする。こういうことをわかっていただける方はそんなにないからだ(笑)。何年ぶりの落語談義だろうか。飢えていた自分も自覚。

 FBに、じゅげむさんは以下にように書かれていた。転載して紹介。

 ***

 「教育と笑いの会」をされている玉置 崇先生に「会いたいです!」とお伝えすると、快くお返事くださり、熱い落語教育談義のお時間をいただきました!

 「落語教育をやってます!」と私の活動を話すと、初対面の方に「玉置先生も落語教育されていますよね!ご存知ですか?」と累計5回は言われ、これは私は玉置先生に会わないといけないと感じていた昨今、夢が一つ叶いました。

 今まで落語家さんをとても近い距離で見て来られた玉置先生。落語への熱い愛をたっぷり感じました。玉置先生から落語家さんの貴重なお話を聞いている中で、たくさんの落語家さんとお話をしているような気がしていました。落語家さんとはまた違う、落語の神様に会っているような。自分の落語教育活動に糧になりました‼︎引き続き、私ができる落語を広める活動続けてまいります!玉置先生!ありがとうございました!

 

日進市立日進北中学校での学び(今井)

 こんにちは、7期生の今井美羽です。今日は、日進市立日進北中学校の現職研修に参加させていただきました。着いてびっくり。小学校と中学校が併設されていて、大きな職員室に小学校の先生方と中学校の先生方がいらっしゃいました。校舎も大きくて綺麗。校舎が綺麗だから勉強が捗るとまでは言いませんが、大人でも綺麗な建物の方がテンションが上がりますよね。これは子どもも嬉しいだろうな〜。他の学校を見たことないから、気付かないか〜(笑)

 今回の研修テーマは、「GIGAスクール構想」についてです。私が大切だと思ったことを書かせていただきます。
 
 それは、タブレット端末は道具であるということです。これはよく聞きます。しかし、その中で私が今回、印象に残ったキーワードは、「使ってみて、良くないと思ったら使わない。」です。玉置先生のお言葉をお借りすると、「タブレットは、15cm定規と同じ。」定規がいつでも筆箱に入っているのと同じようにタブレットを使っていくことが大切です。タブレットを使うと、意見が瞬時に共有できて対話が生まれやすくなるというように、効果が感じられる場面では使う。しかし、紙の方が使いやすい、この使い方だと手間がかかると思えば使わないというのも、一つの選択であるということを学びました。15cm定規も、長い線を書く時は使うけど、矢印の横棒を書く時にわざわざ定規を使うことはしません。それと同じだということが分かりました。

 私たちの生活に広まったICT。教育現場での活用が急速に進む中、まずは使ってみる、やってみることが大切だと感じました。使わない方が良かったとなることを恐れて、使うことを避けてしまいそうですが、使わない方が良かったと分かることも、一つの学びであると思います。iPhoneだって、もうiPhone14が発売されます。最初のiPhoneから今の機能があったわけではないです。使う中で不具合が起こり、こういう機能があったらいいなという利用者の声を聞いて、どんどん進化していったのです。今までも、そしてこれからも。タブレット端末を学校で使う。新しい道具です。まずは使ってみて、やってみて、変えていけばいいのだと思いました。(今井)
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2022年8月24日仕事日記

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 今日も濃密な日。午前は日進市立日進北中学校現職教育で講演。余裕を見て家を出る。学校付近までは順調に来たが、道路工事のため、回り道をしなくてはならず、なかなか学校にたどり着かない(泣)。ナビではここが学校のはずと思ったが、門には日進市立竹の山小学校???、よ〜く見てみると、北中学校も併設されていて、な〜んだ!という理解。

 9時40分ごろ校長室へ。少し懇談して、会場へ行き、機器準備。10時から11時まで演題「2年目を迎えたGIGAスクール構想をバージョンアップさせよう」と題して話す。やや大きめの会場で、ノーマイクであったので、つい声に力が入る。勢いは感じていただいただろうか。皆さん、同僚であるためか、ペアの話し合いはもっとくだけてもいいイメージをもっていたが、やや硬め(笑)。

 終了後は、学校近くのモスバーガーで参加の今井さんとミニランチ。久しぶりに話すゼミ生。元気を出させてもらえた。

 大学へ向かう。教育実習課へ行き、ここのところの懸案事項を整理。14時から教授会。15時から審査教授会。15時40分ごろから1時間ほど、タイトルも書けない(笑)研修会。内容はとても興味が湧くもの。その後、特令を受けている会議に参加して思うことを話す。18時終了。いよいよだな、という気持ちになる。

 帰宅。疲れが溜まってきていることは間違いない。気力はほとんどなく、起きているのか寝ているのかの状態。

 研究室HP記事は今井さんの久しぶりのエッセイ。「言語化」。なるほど、ここからつなげたのかという面白い展開。

言語化(今井)

おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。

みうのひとりごと

いつものように、ゆるゆると。中身はないと思うので、お時間がある方は、どうぞお付き合いください。

母がアメリカドラマにハマっています。『This is us』というドラマです。私もおこぼれを一緒に観ています。このドラマ、驚きなのが、1シーズンが20話近くあって、シーズン6まであるんです。

そんなことはさておき、アメリカのドラマの好きなところは、アメリカーンという雰囲気。伝わるかな?伝われー笑

日本人にはない図々しさが、笑えてくる。ワーオ。

私が思う、日本のドラマと違うなと感じるところは、セリフで表現される部分が多いということ。

日本のドラマは表情だったり、行動だったり、天気だったり、言葉以外の描写で気持ちが表現されることも多い。それに比べて、このドラマでは、登場人物が気持ちを言葉で表すシーンが多い気がする。日本のドラマとアメリカのドラマを真剣に比較したわけではないから、このドラマの特徴というだけかもしれないけど。

面接を受けるにあたって、自分の思いを沢山言語化してきました。なんとなく思っているつもりでも、いざ言語化しようとすると上手くできなかったりします。言語化してみて、いや、これは自分の思いと違うなという時もありました。

言語化を重ねていくうちに、自分の思いが明確になってくるのです。ちょっと不思議。逆も言えます。自分の明確な思いがあるから、言葉にできる。思ってないことを言葉にするのって逆に難しい。

私は、言葉が好きです。言葉は人の心を動かす力があるから。

p.s.これは、私のワンコイン貯金箱。500円、50円、5円が財布に入っていたら入れると決めて、いざという時のために貯めていました。教採期間で収入が途絶え、いざが来たようです笑(今井)

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2022年8月23日仕事日記

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 今日は久しぶりに四日市市総合会館へ。渋滞が怖くて7時前に出る。当初のナビ表示は1時間だが、徐々に延びて(笑)、1時間30分ほどに。8時40分くらいに着。

 さっそく機器準備。かなりの年齢幅がある参加者が60名ほどと聞き、気持ちを高める(笑)。

 9時5分から5分間休憩を2回入れて、演題「アクティブラーニングの視点とは〜主体的・対話的で深い学びを生み出す授業づくり〜」に合わせて、11時40分まで。参加意欲が高い方ばかりで、こちらの質問に対して、みなさんよ〜く話し合っていただけ、皆さんに乗せられて良いパフォーマンスができた感じ。さっそく届いた感想も元気が出るものばかり。みなさんたくさん書いていただいたが、その中で一番短いのが次の感想。「最高に楽しかったです。玉置先生の本を読ませていただきたいです。」楽しく研修していただいたなら本望。皆さんに感謝。 

 SAで桑名名物を買って帰宅。3時間の講演の疲れなのか、PCに向かえない(泣)。しばらく休んで連載中の「週刊 教育資料」の第11回の原稿書き。テーマが決まらず時間がかかったが、決まったらすぐに書くことができて編集部へ送信。とはいえ、零時過ぎ。

 明日は日進市立日進北中学校現職教育へ。そのプレゼン最終チェック。

【拙稿紹介】教頭・副校長のための時間が増える! 仕事のワザ[第1回]校長と教頭・副校長が一枚岩になると時間が生まれる

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 ぎょうせい「新教育ライブラリ Premier II」で連載させていただいた「教頭・副校長のための時間が増える! 仕事のワザ」が公開されていました。

 まずは第1回「校長と教頭・副校長が一枚岩になると時間が生まれる」を紹介します。ここをクリックしてサイトへお進みください。

 ※写真はリンク先写真を活用

2022年8月22日仕事日記

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 渋滞で遅参することを心配して、7時前に家を出て、東員町立東員第一中学校へ向かう。東名阪の蟹江付近で渋滞があったが、時間的に余裕が生まれて、学校近くのマクドでしばし休憩。

 8時45分ごろ学校着。模擬授業で活用する教材作り作業。教室へ行き、機器準備と板書段取り。

 9時30分になり、先生方へ道徳模擬授業。この教材を使ってくださいと依頼されたものは、主題「自然への畏敬」、内容項目「感動、畏敬の念」としている東山魁夷さんの「風景開眼」。

 今日までに、この夏、どれほど悩んできただろうか。自然への畏敬はいわゆる自己関与(自分事にする)をさせにくく、自然への畏敬をどう引き出そうと考えてばかりいたが、原点回帰でこの「風景開眼」を読み直してみると、自然に畏敬を感じて自然との対話をしたのは東山さん、結局はすべては人間の行為、思いがなせるものだと思えば、自然への畏敬という文言だけに目がいっていたことは、浅はかだったとも思うようになり、授業の焦点化はできた。そのため、早くにこの授業をやってみたいとの気分にもなったいたのは正直なところ。

 導入は「自然との対話の中で天職を見いだした」という東山魁夷の紹介文。「自然と対話をするのはどういうことなのか」と問うことで、本題に近づくこともでき、中学3年生もそれなりに発言してくれるだろうとの読みでの発問。先生方なので、予想以上に明るく展開することができた。

 この教材は長いので、東山さんの心の変革をしている箇所を先に指示して、どうして「風景開眼ができたをできるかぎり想像しながら朗読を聞いてほしい」として、範読を流す。

 その後は「なぜ風景開眼ができたか」の一点のみで展開。事前にいただいた質問を意識して授業テクニックをわかりやすく披露。先生方から様々な意見が出されたが、自分として引き出したいと考えていた「東山さんの人より上手い絵を描きたい、注目されたいという欲が死を前にしなければならない状況ですべて消えたからこそ、自然がありのまま見ることができた」といった意見が出て来たときには、そこに少し時間をかけて、やりとりを生み出す。先生方相手なので、多面的・多角的な意見がたくさん出て来て、板書が埋まる。自分としては無事授業終わる。

 終了後、この授業を創るさいに考えたことを伝えて質問を受ける。休憩後、先生方からいただいた質問への解答集をもとに解説。インプットの成果があった、よく頑張ったと自分を褒めてやりたい気分。

 帰宅途中で昼食。お心遣いをいただいたので豪華な料理を注文して、この夏の大仕事完了一人お祝い。

 帰路は名古屋高速道路での大事故のため迂回。30分以上長くかかって帰宅。

 15時から9月に訪問する一宮市立瀬部小学校校長、教務主任、授業者とzoom相談。自分ができることを精一杯したいという気持ちで新たな提案をする。

 16時30分から一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会の理事会。今後の見通しがつき、いよいよという気持ちに。すでに登記上は研究会は立ち上がっているが、会員募集も含めて来年4月から正式に動くことを決定。それまでにしておかないといけないこと多数。

 明日の四日市での講演の最終準備をして、あとはのんびりする。

 研究室HP記事は、下野さんが談慶師匠との共著「落語流 教えない授業のつくりかた」の感想を書いてくれたのでアップ。深謝。


「信じる」からはじめる「教えない」(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。やっとやっと教員採用試験を終えました。結果は実力次第。あとは、信じて待つのみ!です。

 ホッと一息つく時、私には読書があります。どこかへ遊びに行くことも好きですが、読書はまた違う楽しさ面白さがあるのです。今年の2月に発行された玉置先生・立川談慶師匠の共著『落語流 教えない授業のつくりかた』(誠文堂新光社)。教師を志す上で、今一度読み返しました。それはもう、しっかりと。

 出てくる感想は、「玉置先生のゼミに入ってよかった」が一番ですが、、、(笑) それ以上に大きな学びがありましたので、記事にて綴らせていただきます。

 『教えない授業』とはなんだ。タイトルから興味をそそられます。全て読み返し、私なりに噛み砕いたところ『教えない授業』とは、子どもをいかに信じられるかだと考えました。

 子どもたちの興味や発想力、創造力、繋がる力、分からないを伝えられる仲間力。それ等全てを信じるのです。教師にとって、学級の子どもたちは「自分のクラスの子ども」、つまり、「自分の子どもたち」と言っても過言ではありません。ついつい、手とり足とりしたくなるものかと思います。それであっても「子どもを信じる」力があるかどうか。これが子どもたちをうんと惹き付ける『教えない授業』へと繋がります。

 今の私に、この本に書いてある心構えや実践がどれだけ出来るか分かりません。しかし、今この時期にもう一度、「信じる」からはじめる「教えない」。この心構えを今一度噛み締められたことが幸いです。目指すべき授業像が確かなものとなりました。

 玉置先生、素晴らしい著書をありがとうございました。これからの教職人生において、胸にとめて、迷った時にはまたここに立ち返りたいと思う書籍です。

(下野)

2022年8月21日仕事日記

 昨日からの続きで、明日訪問する東員町立東員第一中学校からいただいた道徳授業に関する質問に対しての自分なりの解答集作成の続き。ほぼできたので、本学・山田貞二先生に助言をいただくために送信。忙しいのにすぐに見ていただき、一つ助言をいただいた。なるほど!という内容。さっそくそれを入れ込んで資料完成。

 10時24分に地元駅を乗車。名古屋へ向かう。11時30分からタワープラザのレストランで「学びの天気」プロジェクトメンバーによる食事会&情報交流会。

 メンバーの学校間でも、かなりの環境格差があって、GIGAスクール構想がどの学校においても実現することへの困難さを強く感じる。情報端末活用の講演を依頼を受けてさせてもらっているが、実態とかなり離れた提案をしているのではないか、と強い不安に襲われる。もちろん多くの方が集まっている場で、各校の実態に応じた助言はできないが、実態をもとにしたバリエーションが必要なのだと自覚。次回から反映したい。

 それにしても「スーツァンレストラン 陳」は、いつも美味しい。だから話も進む。環境が大切と言うことだ(笑)。

 帰宅。明日の最終準備をして、あとはのんびり。明日から5日間続く講演・講話。あと一山乗り切るために体力温存。

2022年8月20日仕事日記

 今日はほぼ終日、22日に訪問する東員町立東員第一中学校での先生方相手の道徳模擬授業の最終準備、そして先ごろ届いた道徳授業に関する質問集に答えるプレゼンづくりに必死に取り組む。明日も引き続き取り組まないといけない状況(泣)。

 大いに参考になったのは、本学・山田貞二先生の書籍「WHYでわかる HOWでできる 中学校道徳授業アップデート」「初めてでも大丈夫!道徳授業の本質を大切にしたICT活用」の2冊。インプットの大切さを改めて実感。

 研究室HP記事は9月10日(土)午後の学び合う学び研究所主催のセミナー紹介。お勧めの対面セミナー。

【案内】学び合う学び研究所9月セミナーお勧め

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 9月10日(土)に以下のように、学び合う学び研究所主催のセミナーにコメンテーターとして登壇します。2年間関わらせていただいた犬山中学校の実践発表と、それを通して皆さんで話し合っていただきます。奮ってご参加ください。

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学び合う学び研究所 第6回セミナーを9月10日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 ABUラウンジ
テーマ:深い学びの実現を社会科から考える 詳しくはここをクリックしてください
講 師:実践発表者  犬山市立犬山中学校 教諭 安形 直樹 先生
   :コメンテーター 岐阜聖徳学園大学  教授 玉置  崇 先生    
申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 9月予定GOOGLE フォームより

<セミナー内容> 
 安形先生からは、単元をつらぬく課題に対して、社会的な「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けて、級友の考えを参考にしながら、生徒一人一人が納得解・最適解を導き出す授業実践を発表します。深い学びができたと考察する生徒の振り返りも紹介していただき、フロアーで学び合いたいと思います。
 犬山中学校のアドバイザーをつとめる玉置 崇先生からは、犬山中学校の授業研究を通した学校改革の取り組みについてコメントしていただきます。

<スクールバス利用のお知らせ>
 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。

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