授業の腕をあげる法則(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。いつの間にかセミの鳴き声も聞こえなくなり、秋の虫が鳴き始めました。夏休みの終わりを実感しています。

 向山洋一先生著の「授業の腕をあげる法則」を読んでの学びを記事にさせていただきます。

 本書は「授業の原則10ヶ条」として、授業上達の方法が簡潔に書かれていました。良い例・ダメな例、理由が詳しく書かれていたためイメージが湧きやすかったです。どれもこれも大切な原則ばかりでした。

 うまい指導法は、いくつもの原則・技術で組み合わせによって成り立っています。10個の中でも、自分が軸としたい原則3つについて書かせていただきます。

1.簡明の原則
 指示・発問は簡潔かつ具体的に述べることが大切です。端的に発問したとしても、「もっとがんばって」などの指示ではどのように動いてよいのかわかりません。「一回飛んだら、先生の所へ集まります。」などのように、最後の行動まで指示することを意識したいです。

 「電車の車掌はどんな仕事?」のような発問では、具体的に考えづらいです。「電車の車掌は笛を鳴らします。誰に聞かせているのですか?」のように様々なことをイメージしやすい、焦点化した発問を心掛けたいと思います。

2.全員指示の原則
 指示は必ず全員の前でしなければいけません。状況によって「給食を残してもいい。」だったり、「全部食べなさい。」と回答が変わることがあります。このくい違いから信頼を失ってしまうことを防ぐために、全員の前で指示をすることが大切です。
しかし、「指示したつもり。」「言っただけ。」の状態ではいけません。聴ける状態の相手に指示しなければならないのです。そのため、
・手に持っているものを置かせる。
・おへそを先生のほうへ向けさせる
・指示を追加でしない
の3つを意識していきたいです。

3.激励の原則
 子どものことを常に励まし続けることが大切です。子どもたちの中には、もちろん勉強や運動などが苦手な子どもたちがいます。その苦手な部分を克服していけるような指導技術を身につけること。それとともに、一緒に克服していく連帯者であることを伝えるためにも、欠点を克服できるよう絶えず励まし続けていかねばなりません。

 子どもが生きていく気力を育くんでいけるようにするためにも、シールなどの「もの」のみを目当てに頑張らせることを意識しようと思いました。

 本書を読んでいる最中、玉置先生の「愛のない技術は危険、技術のない愛は無力」ということ言葉を思い出しました。やさしさを土台として、子どもにとって学びのある指導をしていくことが大切です。授業の10ヶ条と照らし合わせながら、学びのある楽しい授業づくりをしていこうと思います。(柴山)

2022年9月5日仕事日記

 今日はお願いをして愛知県立豊橋聾学校で授業を見せてもらう日。というのは、10月6日に開催される第56回全日本聾教育研究大会(愛知大会)で記念講演をさせていただくこともあって、それまでには一度は現地を見ておくことが大切だと考えたからだ。

 7時6分地元駅乗車、犬山経由豊橋、そこから南栄へ。徒歩で聾学校へ到着。9時45分から12時まで、校長や教頭先生を始め、幼小中高部の主事のみなさんに丁寧な対応をいただき、聾教育や子どもたちの特長を知ることができた。講演に際して伝えたいこともかなりはっきりしてきた。皆さんに大感謝。

 豊橋駅ビル内レストランで昼食。新鵜沼行特急指定席に乗車して、犬山までぐっすり眠る。地元駅着は15時過ぎ。

 一旦休憩をして、連載中の「週刊教育資料」の第12回原稿を書き終えて編集部へ送信。

 教育実習初日を終えて、余裕がある(?)ゼミ生がチャットに書き込み。とても良いスタートを切った模様。

 研究室HP記事は、前野さんの夏休み中の読書感想。「プレミアム講座ライブ 二瓶弘行の国語授業のつくり方」からの貴重な学びの記録。

話したい、聞きたいと思わせる授業づくり(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。いよいよ教育実習が始まる時期になり、期待と不安が入り交じる何とも言えない感情になりながら日々を過ごしています。(笑)

 今日は二瓶弘行先生の「プレミアム講座ライブ 二瓶弘行の国語授業のつくり方」を読んで学んだことについて書いていきます。

 この本では、国語の授業の主軸となる表現する力を子どもが高めるための教師の働きかけについていくつも述べられていました。その中からいくつかピックアップして書いていきます。

 まず、国語の授業に限らず子どもが話すことに躊躇しない学級づくりが必要ということが述べられていました。自分の思いを人に伝えるために音声言語として表出することに躊躇する子どもが学級の半分もいては集団の学びは成立しないという内容から、学校で学ぶ意義の1つとして自分の思いを周りに伝えながら学んでいくという部分があるのではないかと考えました。自分の思いを周りに伝える場面は大人になっても必ずあります。学校という環境で自分の思いを周りの人に伝えるという体験を積み重ねていくことで、社会に出ても通用する力を養う重要性に改めて気づかされました。

 特に国語の授業では、書いてある文章を読む音読の活動があります。「読みたい人、いませんか?」と言ったときに、学級全員がごく自然に手を挙げる、自分は音読する場の一員なんだと感じられる学級づくりが重要だと感じました。このような学級づくりは誰も置いていかない、全員が学びに向かっている授業に繋がるのではないかと思います。

 そして、表現するものがいればそれを受け取る側の存在も必ずいます。話すことに躊躇しない子どもを育てると同時に「聞ける集団作り」も必要です。二瓶先生は子どもの「目」を意識して指導を行っているようです。聞き手が「目」で仲間の表現を受け取る力を獲得することで、話し手も安心して自分の思いを表現することができるのではないかと思います。国語の授業づくりでは話し手・聞き手の2つの視点から指導していくことが大切だと感じました。

 また、学級全員が主体的な意思を持って話し聞き合う学習空間を創るには「対話」活動が重要ということを学びました。

 対話の進め方は「話題把握→心内対話→ペア対話→全体対話→個に戻る」という流れです。学級全員が言葉で話し伝える活動を保証するにはペア対話が重要です。ペア対話が重要視されるのは1対1で相手に自分の思いを伝え、相手の思いを受け取る体験を全員ができるためです。ただし対話が形だけにならないよう、教師が注意深く見ておくことも重要です。子どもが迷い悩みながらも相手と言葉を交わして学びを深めていくことができるよう教師の言葉がけも大切ということが分かりました。こういった活動を積み重ねていくことで、誰もが話したくてたまらない、誰もが聞きたくてたまらない学級集団が創られていくのだと学びました。

 今回本を読んで学んだことは、実習にも必ず生きてくると感じています。話したい、聞きたいと感じられるような授業づくりを意識したいです。(前野)

2022年9月4日仕事日記

 今朝は、昨日、出会った方々へのアクセスから。多くの方が何らかの発信をされているので、つながり率が高い。さっそくやりとり。

 「土岐市教育振興基本計画推進・点検委員会委員」を仰せつかっているので、令和3年度の報告書をもとにその原稿書き。松村課長へ送付。

 明日から教育実習を開始する8期生がほとんど。「心の天気」の書き込みからも緊張が伝わってくる(笑)。

 研究室HP記事は、寺尾さんが「白石範孝先生の国語授業の技術」(東洋館出版)を読んでの記録。白石先生の国語は論理的でわかりやすい。それを示す記事。

国語の説明文の授業で大切なこと(8期生 寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!週末明けから小学校教育実習を控えていて不安と楽しみでいっぱいです(笑)
今回は、「白石範孝先生の国語授業の技術」(東洋館出版)を読んで学んだことを書いていきます。

 この本は白石先生流の国語の授業や、文学作品・説明文・詩の技術が書かれています。私自身、小学校教育実習で説明文の研究授業を行う予定でいるので、主に説明文の技術について記事にしていきます。

 説明文の授業を行う上で大切だと思ったことは、「形式段落の主語」を考えることです。形式段落の主語が同じものをひとつのまとまりとする原理・原則が、「はじめ」「なか」「おわり」を分ける時に役立ちます。逆に言えば、この主語連鎖を切り離して3つに分けることが出来ないのです。

 私は小学校や中学校の頃、説明文を読んでいた際にどこまでが「なか」でどこからが「おわり」になるのだろうと迷っていたことがありました。これを知っていれば、納得しながら「はじめ」「なか」「おわり」に分けることが出来ていたかもしれません。そのため、授業を行う時には形式段落の主語が何かを問う発問をしたいと思いました。

 また、説明文の中に複数の問いがある時、問いと答えは切り離して分類してはいけないのです。このことにも注意して説明文を「はじめ」「なか」「おわり」に分けていくよう指導していきたいです。

 そして、「題名から問いをつくり、それを解決していくことで、読みの課題(要旨がどこにあるのか)が見えてくる」ということも大切だと学びました。題名に続く形で子どもたちそれぞれが文中の言葉を用いてまとめをつくり、 その説明文で大切なことを捉えるという活動を取り入れていきたいと思いました。

 この本では、「たんぽぽのちえ」や「和紙の心」など実際の教材を例にして、このような授業をつくっていくことができるということを視覚的に見やすく書かれているため、スラスラと読むことが出来ました。

 今回学んだことを今月の教育実習で少しでも生かすことが出来たらなと思います。(寺尾)

2022年9月3日仕事日記

 今日は、京都賢人(変人?)会議 兼「吉うた」再建祝賀会に参加しました。7時過ぎに家を出て、地元駅、名古屋、京都、祇園四条へ。1時間ほど喫茶店で休憩。10時45分に会場へ。

 会場は、お茶屋「吉うた」。作家の志賀内泰弘さんの「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズの主人公「もも吉」のモデルである高安美三子さんのお茶屋さん。先年、火災に遭い再建されたことから、その「お祝い会」も兼ねての会。

 総勢16名が集まり、それぞれからとても濃い話を聞くことができた。新しい出逢いがいっぱいで、自分も新たに動き出しくなる、また動かなければと大いに刺激を受けた6時間の濃密な勉強会。

 写真は芸妓さん。つい教師根性が出てしまい、どうしてこの職業を選んだとか、修業中の生活はどうだったかなどを聞いてしまう(笑)。なるほど!という話ばかり。

 19時前に帰宅。たくさんのお土産をもとに振り返り。京都まで足を運んで本当によかったと思えた1日。

 研究室HP記事は、澤本君の「どんな子どもの力も伸ばす 全員参加の授業作法」(野口芳宏著)を読後感想。ポイントをしっかりついている。

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教育書を読んでの学び(澤本)

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 こんにちは!8期生の澤本です!今回は夏休み中に読んだ教育書の読後感想を記事にしていきます。

 私が読んだ教育書は野口芳宏先生著の『どんな子どもの力も伸ばす 全員参加の授業作法』という本です。第7章で構成されていて見開き1ページでまとめられていてとても読みやすくわかりやすかったです。子どもに説明する時も要点を端的に述べることが大切だと思いました。

 読後の感想を特に心に残った3つに分けて、書かさせていただきます。

 まずは、「発問―挙手―指名方式」です。教師が発問をして児童が挙手し、その中から教師が指名するといった当たり前になっている授業風景です。私もこの授業を受けてきたので、疑問に感じることはなかったです(ゼミで学ぶ前)。しかし、これでは、教師の関心が挙手児に限定されてしまい、「全員参加」ではなくなってしまうことに気づかされました。この指名方式ではなく、意図的指名方式を使い、意図を持って指名・授業を行っていくことが大切だと思いました。

 次に、発問に対して必ず反応を書かせることです。授業に参加するためには聞く・書く・話すを行う必要があります。しかし、ただ発問を投げかけただけでは、やる気のない子や分からない子は行動に移すことができず、参加していることになりません。そこで、発問したら、「〇×・賛成反対をノートに書かせる」、「3つの選択肢から選ばせる」など書くという行動をさせることが大切だと思いました。

 最後に「常時善導」です。よく「子どもの主体性が大事」ということを耳にします。教師が出すぎずに子どもに自由に活動させるといった指導方法です。私もこの方法が良いと思っていました。しかし、義務教育を受けている児童においては、教えるべきことは教師が働きかけをしながら教えることが大切だと学びました。子どもに任せても効率や質が低下したり、時間がかかったりしてしまいます。子どもが主体的に動けるように教師が積極的に働きかけることが大切だと思いました。

 もうすぐ教育実習に行かさせていただきます。すぐにこれらのことを実践できる自信はありませんが、常に意識しながらイメージを持ちながら行動していきたいです。実習がんばるぞ!(澤本)

2022年9月2日仕事日記

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 今日はほぼ終日、名古屋市立露橋小学校で指導助言。7時55分地元駅乗車、金山経由、山王駅へ。お迎えをいただき徒歩で学校へ。

 教頭、教務主任に今回の僕の役割を再度確認。ご期待に沿えるように頑張ろうと気合を入れ直す(笑)。

 2限、3限で全学級の授業参観。お弁当をいただきながら動画編集。13時までになんとか間に合う。

 13時から講演と動画をもとにした授業の指導助言。どの学級も教師と子どもとの関係はよく、ほぼ全員といってもいいほど授業に向かっている子どもたち。

 それぞれの先生とやりとりをしながら、そのよさを動画で伝えながら、若干の助言をする。最後には、他校の指導の成果が見られる動画を見せながら、日常指導の積み重ねの大切さを伝える。

 終了後、個別に質問をいただき、考えることを伝える。本もたくさん買っていただけた。

 夕刻に帰宅。明日は京都賢人(変人?)会へ向かう。皆様へのお土産を準備。

2022年9月1日仕事日記

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 今日1日で、様々なことが決まってすっきりできた1日。

 「いのちの授業をつくる」プロジェクトでは、水川教育長、野木森教育長、野口芳宏先生が快諾していただけた。遅れていた僕の添え状への一言書きが完了。投函へ。

 鈴木中人さんが発信された「いのちの授業をつくる」紹介文を記事として発信

 「小学校教育実習」では、担当校の校長先生らに電話で挨拶ができた、実習参観日を決めることができた。

 「岐阜市とのスクールパートナーシップの一環で行うGIGA開き」プロジェクトでは、僕の案を基本として進み出す。

 「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル」第7期打ち合わせでは、教師の立場でどのように子どもたちにアプローチしていくかのいくつかの提言ができた。

 僕のうっかりで春日井市立藤山台中学校には日程でご迷惑をかけたが了解していただいたこと。また問い合わせた授業に関して、貴重な情報をいただけた。

 11時30分に家を出て向かった長久手市立西小学校。学校近くで小休憩して13時20分ごろに学校に入る。教務主任はなんと僕が愛知教育大学附属名古屋中学校時代の教育実習生だったとのこと。懐かしい話に一気に過去を思い出す。

 講演は、依頼を受けて「学習評価で子どもを育てる」と題して1時間。観点ごとの評価方法を押さえた上で、「主体的に学習に取り組む態度」の評価の重要性を動画も用いてしっかり伝える。

 持参した本も買っていただけたが、すでに拙著を数冊購入していただいている方もあって感激。

 8期ゼミ生の小学校教育実習がいよいよ始まった日。「心の天気」と「チャット」への書き込みがあって、情報交流が始まった。これも嬉しい。

 そしてなりより嬉しいのは、鳥取の岡本先生から20世紀梨を送っていただけたこと。

 ということで、とても充実した1日。皆さんに感謝。

『「いのちの授業」をつくる』発刊

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 鈴木中人さんとの共著本「いのちの授業をつくる」がいよいよ発刊されます。次は、鈴木さんが書いていただいた紹介文です。ぜひお読みください。私たちの思いがいっぱいつまった本です。

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 いよいよ上梓です。「いのちの授業」の実践者・鈴木中人、授業づくり・学校経営の達人・玉置崇。立場の異なる二人が、学校現場で活かせる、教師の生の声に答える、家庭でも読める「いのちの本」を綴りました。

 「いのちの授業」をつくる (鈴木中人・玉置崇著、さくら社、1760円、9月23日発売・先行予約中)
 
 実は、本の紹介をどうお伝えするか考えていました。昨日、本の表紙カバーが届きました。本当にステキ! 手にした瞬間、氣が入ります。表紙コメントをまずはご紹介いたします。

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もしも自分なら、どうするだろうか?
大切だと思っていることを心底から大切だと思わせることこそ、実はとても難しい。
その大切さはわかっていても、授業にする自信はない―。
そんなあなたにこそ、読んで欲しい。
「教師として」その前に、ご自身に問いかけながら読んでください。
30万人以上が参加した、涙した
心揺さぶる感動の授業!
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「いのちの授業」をつくる ーもくじー
第一章 「いのちの授業」とは、何を、どのように学ぶのか
第二章 子どもたちに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)
第三章 明日へ、「いのちの授業」つくりの実践ヒント
第四章 今、「いのちの悩み」に答える
・・・・・・・・・・・

「広げよう!いのちの授業」プロジェクト(9/1〜11月末)もスタートです。全国の学校において、「いのちの授業」がより推進されることを願い、本書を全国の学校や教育委員会に献本します。特別価格(20%割引)での斡旋も行います。ぜひ、当会公式サイトもご覧ください。

 小さな思いですが、ご一読ご紹介賜れば幸いです。「いのちの輪」が広がりますように。ありがとうございます。

2022年8月31日仕事日記

 今日は8月最終日。あらためてよく働いた8月。自分を褒めてやりたい気分。

 8時に勝川駅近くにモスバーガーに入る。モーニングセットを食べながら、しばしゆったりとする。

 授業と学び研究所合宿の二日目。今日もホテルプラザ勝川の豪華ホールで深い学びをした1日。10時から17時30分まで、たっぷり。この二日間で強い確信になったのが、スクールライフノートが持つ教育的価値。改良を加えることで、他に類を見ない物凄い宝物になること。なんとかして具現化したい。興奮状態のまま合宿終了。皆さんに深謝。

 帰宅。昨日締め切りだった連載「教育放談」。テーマ設定にあれこれ悩む。テーマを決めてからは一気に書くことができて、精読して手を入れて、編集部へ送信。

 研究室HP記事は、拙稿紹介シリーズ。2021年12月に小学館「総合教育技術」に掲載された「「1人1台端末活用」管理職におけるマネジメントのポイントとは?」を紹介。
 

【拙稿紹介】小学館みんなの教育技術「「1人1台端末活用」管理職におけるマネジメントのポイントとは?」

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  小学館みんなの教育技術サイトに掲載された拙稿「「1人1台端末活用」管理職におけるマネジメントのポイントとは?」をお伝えします。ここをクリックしてサイトへお進みください。

 ※写真はリンク先写真を活用

2022年8月30日仕事日記

 今日は「授業と学び研究所」のいわゆる合宿(宿泊しないけど(笑))の1日目。ホテルプラザ勝川のホールで、自分も含めて3人のフェローが提案。各2時間ずつ。10時15分に始めて、修了は17時30分。

 僕の提案は、「文部科学省 GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議(2022年8月26日資料)をもとに考える」と題して、ここで示された様々な方向性の具体化をいち早く図ろうという狙いでの2時間。とても良い話し合いとなった。研究所が今後やるべきことも明確になったと思う。

 18時20分ごろ帰宅。19時からはオンラインで「令和4年度第1回恵那市教育環境等検討委員会」にアドバイザーとして参加。

 僕は最後に求められて発言。「1 アドバイザーとしての立場 2 皆さんの意見への冷静な評価 3 その他」であると認識して3分間ほど話す。委員の皆さんのお気持がよくわかるだけにそれに寄り添いたいと思いつつ、教育行政を進める立場もよくわかり、どのようにアドバイスするべきかを悩みながらの2時間。正直、とっても疲れた。

 くたくたになってPCチェック。文部科学省令和5年度概算要求書に目が留まり、さっそく研究所の皆さんに伝えるべき事項があると思って発信。明日の冒頭の話題としたい。

 大学プロジェクト文に意見を求められたので、いろいろと調べて発信。疲れている割にはよく頭が働いたと思う。

 研究室HP記事は拙稿紹介。ぎょうせいサイトから「教頭・副校長のための時間が増える! 仕事のワザ[第2回]同じ業務は一気にまとめて行う」。

 嬉しい1冊が届く。「明日の授業が変わる「発問」の技術」(『授業力&学級経営力』編集部 明治図書)だ。この本の中で、拙稿「授業名人が考える「よい発問」の条件」「「おいしいところは子どもに残す発問」ってどうすればいいの?」が掲載していただいた。
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【拙稿紹介】教頭・副校長のための時間が増える! 仕事のワザ[第2回]同じ業務は一気にまとめて行う

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 ぎょうせい「新教育ライブラリ Premier II」で連載させていただいた「教頭・副校長のための時間が増える! 仕事のワザ」が公開されていました。

 第2回目の「同じ業務は一気にまとめて行う」を紹介します。ここをクリックしてサイトへお進みください。

 ※写真はリンク先写真を活用

2022年8月29日仕事日記

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 この夏、7月21日からの講演回数を数えると、今日で29回目となる。こんなにも各地から声をかけてもらって僕の思いを伝えることができた夏。有難いの一言に尽きる。おかげさまで発信だけではなく、発信のための貴重なインプットもたくさんできた。本もたくさん読んだ。

 今日はこの夏最後の講演。奈良県下市町へ向かう。10時24分地元駅乗車、名古屋駅からは近鉄。大和八木、橿原神宮前で特急を乗り継いで下市口駅へ。14時11分着。迎えの車で会場の下市観光文化センターへ。5分ほどで到着して、さっそく講演準備。

 14時30分から16時までの1時間30分、いただいた演題「教えないスキルで学びに向かう力を育成するために」と題して話す。

 下市町では義務教育学校建設が進んでいて、来年度からの新たな教育展開への準備を進めておられる状況。その中で授業づくりの根幹を「教えないスキル」というキーワードで表現して、その研修も行われている。その中で、立川談慶師匠との共著「落語流 教えない授業のつくりかた」が下市町との縁を作ってくれて、僕を講師として呼んでいただいたというわけだ。

 下市町教育委員会からいただいた資料をもとに、進んでいる方向の価値づけをして、僕が考えるところの「教えない授業のつくりかた」を動画を交えてお伝えする。ここでも熱心に聞いていただける先生方に助けられて、気持ちよく話すことができた。持参した書籍もいっぱい買っていただき感謝。すでに「教えない授業のつくりかたは持っています」という声も嬉しい。

 大和八木駅まで送っていただき、2回目の乗車となる「ひのとり」で名古屋へ。とっても快適な椅子で、いつのまにか熟睡。目覚めたら名古屋駅直前。19時14分着。

 徒歩でなごのキャンパスへ向かい、一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」専用のカードをもらう。今朝の朝日新聞掲載の弁才天記事で興味が湧いて、フルーツ大福を購入。タワープラザで豪華夕食。すべてはこの夏頑張った自分へのご褒美。

 帰宅。さすがにPCを開く気力はなし。横になったらそのまま。目覚めて風呂に入って就寝。

 研究室HP記事は久野さんのエッセイ「大好きを惜しみなく」。この先生にお会いしたいという気持ちになるほど。とても良い話。
 

大好きを惜しみなく(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

わたしには、いっっとう大好きな先生がいます。
それは、中学3年生の時の学年主任の先生。
担任でも、部活の顧問でもありません。でも、あの先生が私のことを大好きであること(笑)はよく知っています。子どもって、そういうの、わかるんです。あ、あの先生、私のこと煙たく思っているんだろうな〜。とか。(笑)

一時期、学校にどうしても行きたくない時期がありました。そんなときに声をかけてくださったのが、先生です。
小中学校時代、いろんな先生から、「大丈夫?」「でもあなたなら、大丈夫よね?」と言われることがよくありました。「大丈夫?」って、「大丈夫。」って返事するしかないじゃないですか。ウソの返事をするたびに、大丈夫じゃなきゃいけないんだ、大丈夫じゃないと愛されない、と思い込んでいました。

あの先生は、大丈夫なんか聞いてきません。
代わりに、「まなちゃんのことがさ〜先生ほんと大好きでさ〜〜うふふっ」という感じで話しかけてくるんです。
うれしかったなぁ。大丈夫じゃなくてもいいんだ、問題のないおりこうさんでいなくてもいい。だって、先生はわたしが大好きなんだもん!

教師の使命は、「大好き」を伝えることだと思います。
その後の人生、「私のことを大好きだと言ってくれた人がいた」という事実が、その人を支え続けます。大好き!を惜しみなく、恥ずかしげもなく伝えられる人でありたいです。

(久野)
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2022年8月28日仕事日記

 早々にLineグループ「学び続ける教師の会」でヒアリング。この夏の端末持ち帰りとその内容。夕刻までには、これが愛知県や岐阜県の内容だと言ってもいいほどの情報が集まる。深謝。

 8期生教育実習チャットの稼働開始。さっそく何人かから心の内の投稿あり。

 学習評価について、さらにインプット。他の積読本もいくつか斜め読み。

 14時から17時少し前まで、オンライン「第3回ソフトバンクGIGAスクールサミット」に参加。「チーム学校」をテーマに一人一台端末の活動状況が5校から報告される。願わくば子どもの変化をもう少し語ってほしい気持ちで最後まで聞く。

 家族で夕食。親父の食欲が落ちていないことが安心。

 明日の奈良県下市町での講演でこの夏最後の講演。その最終準備。

 研究室HP記事は、今井さんのエッセイ「新入りちゃん」。さてどんな話でしょうか(笑)。

新入りちゃん。(今井)

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おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。

みうのひとりごと。

私の部屋には、コレクションスポットがある。コレクションと言えるのか?というくらいしか、集められていないが、中々のお気に入りスポット。基本的にガチャガチャで集めている。

これは、その新入りちゃん。とても可愛い。大切に飾ってあげるからな〜。

これをゲットするためには、100円玉が5枚も必要だった。昔から、ガチャガチャが大好きだ。小さい頃は親におねだりをして、やっと1回できるというイベント。今、やろうと思えばもう一回できるのだけど、それは私の中のどこかに存在するポリシーに反する。笑

500円で、もっと良いものが買えるんじゃない?と思うけど、物の価値ではないのだ。100円玉が5枚も吸い込まれていき、2回ほどダイヤルを回すと、私の元に導かれるように出てくる1個の球体。何が出るか、欲しいやつが出ろ!とドキドキする時間も含めて、ガチャガチャの価値と言えるだろう。また、入れた硬貨に見合わないチープな感じも良いのだ。

私たちも来年の4月からは、新入りちゃんだ。
先日、友人に会った。その友人は、4月から東京で働いている。新入りちゃんとして、頑張っているみたいだった。すごく大変そうな話も聞いたが、楽しんでいるようで安心した。

私たちは、新入りちゃん。新入りちゃんは、大御所にはなれない。友人の怒られながらも頑張っている話を聞いて、私も4月から怒られても頑張ろうと思った。「怒られるけど、親身に寄り添ってくれる先輩だから頑張ろうと思う」と友人は言っていた。恐らく、その子は先輩にきちんと可愛いがられているのだろう。

目指せ可愛がられる新入りちゃん!

最後に光ったバージョンの新入りちゃんもお見せして、今日はこの辺で☺︎(今井)

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2022年8月27日仕事日記

 昨日公開された文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議 第6回」の会議資料「【資料2】GIGAスクール構想の下での校務の情報化に係る論点整理(中間まとめ)(案)」を熟読。これをもとに、30日開催の「授業と学び研究所」会議での僕の提案資料作成をして発信。

 9月1日は長久手町立西小学校で学習評価の講演。そのための改めての勉強。書籍やサイトから新情報を追加して資料作成。出来上がったので送信。

 13時30分から楽しみにしていたオンライン第2回「教育の情報化」実践セミナー2022に参加。テーマは、僕が今一番知りたいこれからの校務の情報化。

 文部科学省初等中等教育局学校デジタル化PTチームリーダーである武藤久慶さんの講演「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方について」は、実にわかりやすい。それに連動して、事例報告「クラウド型校務支援システムの活用による働き方改革」(大子町立南中学校校長 益子直之先生)、事例報告「授業と校務の一体的なICT活用による学校経営の改善」(愛知県春日井市立高森台中学校校長 水谷年孝先生)も素晴らしい実践。特に水谷先生の発表は、これからの校務の情報化の在り方を示した武藤さんの考えを一部具現化しているもので、説得力もあった。ますます春日井市に注目されるだろうという発表。

 7期生後期ゼミの日程を決めて、slackで伝達。8期生は実習が近づいてきていることから、チャットによる情報交流を安藤さんに提案。その前に先輩ゼミ生下野さんに相談。僕の予測通りで安心して相談。

 研究室HP記事は、安城市立今池小学校を訪問して僕の話を聞いた久野さんによる学びの記事。なるほど!学生らしい視点でのまとめ

8/26 安城市今池小学校での学び(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

私事ですが、先週ついに、教員採用試験を終えました。精一杯頑張ってきたので、あとは運命を待つばかり。どちらの結果でも、先生としてがんばると決めてます。

さて、本日は、安城市今池小学校の夏季講習会にお邪魔させていただきました。
今池小の先生方はあったか〜い雰囲気であふれています。「わからないときは、わからないって言っていいんだからね!」という先生方の心強い言葉かけから始まり、講演中も、「あ〜わかるなぁ」「うんうん、そういうことあるよね」という声が飛び交っていました。また、学生であるわたしの言葉にも、先生方は真摯に耳を傾けてくださいました。なんて、あったかい学校なのだと感激してしまいました。今池小の子どもたちが羨ましいです(笑)

今回のご講話から、特に心に残った事柄について、3点綴ります。

まず、「エビデンスよりエピソード」。
例えば、いじめ認知件数の指標を目にすることがあります。このエビデンス、全くの間違いだとは思いません。
しかし、救うべきは、子どもの心。件数が減る=子どもが救われているわけではありません。件数に含まれなくても苦しさを抱えている子どもはたくさんいるはずです。

エビデンスが求められる世の中ですが、学校は、人とのつながりの中にあります。
資料ばかり見て、目の前の子どもをおざなりにしないように。子どもの姿をエピソードで語れる教師になりたいです。

次に、「もやもや」も振り返りの一つであること。
学びのなかで、できた!わかった!などといったスッキリした気持ちもあれば、そうではないときもあります。特に、小学校の頃の道徳の授業では、いろんな考えに揺れ動き、もやもや考え続けてしまうことがありました。
でもそれは、ダメじゃない!頭の中で悩み続けて、学びが続いている状態なのだ!ということを今回のお話から学びました。
心の「もやもや」も正直に、振り返りを楽しむ子どもを育てられたらいいなあ、と思います。

さらに、
「今日、国語で何学んだの?」という問いかけに、教師ですらうまく答えられない。「ごんぎつね」「かさこじぞう」といった単元名しか答えられない…というお話がありました。

国語は、単元を学ぶのではなく、単元から見方・考え方を学ぶ教科であると言われています。それが正しい、ということは知っています。しかし、具体的にどうすればよいのか…まだわからないのが今の正直な私です。その日のゴール、身に付ける見方・考え方が明確な国語の授業、これが今の私のテーマです。

まだまだ勉強したいことがたくさん。
未来の子どものために、もっともっと学んでいくぞ!と奮起しております。

今池小学校の先生方、本日はありがとうございました。先生方は、わたしのなりたい姿であふれています。今後、同じ職場に配属となりましたら、後輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!!

玉置先生、貴重な学びの機会をくださりありがとうございました。これからも、ご指導のほどよろしくお願いいたします!!

(久野)
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