2022年9月26日仕事日記

 6時30分ごろに家を出て、岐阜市役所へ向かう。出勤時間になると岐阜市内は渋滞になることがあってのこと。7時40分ごろ、市役所付近に到着。駐車場が開放される8時まで待って、市役所駐車場へ入る。

 「みんなの森」のスタバで50分間ほど、ちょっとした仕事。

 9時に市役所18階の教育長室へ。鈴木さんが高速渋滞で大変遅れることを謝り、贈呈式を行わせていただく。記者から取材を受ける。それにしても主役の鈴木さんがいないことが残念だと思っていると、9時20分ごろ到着。

 さっそく仕切り直し。水川教育長、鈴木中人さんと僕とで写真撮影。改めて中日新聞記者から取材を受ける。このときの状況は、別記事で

 春日井市立藤山台中学校へ向かう。11時35分授業開始時に到着。さっそく4限授業観察。給食をいただきながら、春日市教育委員会主幹、校長と懇談。僕のこの夏の学びを伝える。動画を整理してタイトル付け。5限授業観察後、再び動画整理してタイトル付け。

 校長による教育委員会による学校訪問指導報告を聞きながら、必死にプレゼンづくり。

 14時50分ごろから15時30分ごろまで、先生方に指導助言。今回は、これまで伝えてきた授業改善のための重要点を確認後、「心理的安全性」がどの教室でも感じられたことを伝える。撮影した授業動画では、「心理的安全性」があってこその生徒の姿と捉えられる映像を見せながら価値づけ。1か月後の研究発表会での参観者の視点から、「対話」の質をさらに上げようと提案。

 今回の藤山台中学校訪問で強く感じたことは、先生たちの地道な指導の積み上げで、生徒が確かに育ってきていて、すべての生徒が学びに向かっているということ。誰一人、学びから離れている生徒を見ることがなかったことが、なりより嬉しい。このような教室なら、仮に教育実習生であっても、生徒同士が関わり合う良い授業となるとまで想像することができた。また、情報端末活用も日常的であることが生徒のちょっとした活動から十分に推測できた。

 爽快な気持ちで帰宅。今日も届いたたくさんのメールに対応。明日の富山での講演プレゼン最終チェック。

 本日は三重県教員採用試験最終結果発表日。二人の三重受験者、見事合格。おめでとう。

 研究室HP記事は、新刊「『いのちの授業』をつくる」の贈呈式の報告記事

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2022年9月26日「いのちの授業をつくる」贈呈式

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 9月26日9時から、新刊本「『いのちの授業』をつくる」の贈呈式に共著者の鈴木中人さんと出かけてきました。以下は、鈴木さんの記事です。

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『いのちのバトンに!』

 本日(9/26)、岐阜市教育委員会へ、新刊本(「いのちの授業」をつくる)の贈呈式に伺いました。水川和彦教育長に、市内全小中学校分75冊を共著者・玉置崇先生と謹呈です。

 岐阜市では、2020年、市内中学生のいじめ自殺が発生。その後、岐阜市教育大綱基本方針の第一行に「生命の尊厳を理解する」を掲げて教育に取組んでいます。水川教育長には、本プロジェクトの呼びかけ人も引き受けてくださいました。

「この本は、ノウハウ本ではなく、心に深く響きます。校長はもとより全教師が読んで、『いのちの授業』にきっと取り組んでくれます」(水川教育長)。

 実は、私は大遅刻…。今日から東名&名神集中工事が開始。通常より2時間渋滞。「もう間に合いません。玉置さん、進めてくださいとバトンタッチ」。大奇跡! 贈呈式が終わった瞬間に到着。思いは叶うです(泣き〜)

 水川教育長、玉置先生、ありがとうございます。小さな「いのちのバトン」が届きますように!

2022年9月25日仕事日記

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 日本教育新聞社から依頼を受けた原稿書き。現状を踏まえ、具体的な方法の提案も含めた原稿とした。編集部へ送信。

 12時に家を出て、多治見西高等学校附属中学校へ向かう。ナビ通り、40分ほどで到着。集合時刻まで余裕があるので、近くのスタバでしばし休憩。焼き芋ブリュレフラペチーノを注文。これも美味しい。

 13時20分ごろ、会場到着。機器のセッティングをしてリハーサル。うまくいったのだが、講演本番ではトラブル(泣)。こういうことはまああることで仕方がない。トラブルになる設定がわかったが、どうして?という状況。

 14時からLEG岐阜キックオフ会議開始。30分間ほどで参加者交流後、僕は講演。実はロイロユーザーの集まりなのだけど、ロイロノートを使ったのは、前回の7期生ゼミで初。依頼を受けたときの確認は、ロイロノートの使い方ではなく、一人一台情報端末の活用の在り方でよいと聞き、お引き受け。

 写真のように演題を「情報端末は学びを豊かにする道具感覚を育てよう」として、1時間の講演。途中、動画再生がうまくいかず、焦ったがいたしかたない。もっとも伝えたいことはシャープに伝えたつもり。参加者の感想を待ちたい。

 情報交流では、林一真先生がおられたので、「デジタルシティズンシップ」をお話をお聞きすることができた。終了後、深い話も聞けて幸運。

 帰路も40分ほどで帰宅。今週のスケジュールを確認。有難いことに今週も忙しい。

 研究室HP記事は、9月22日の福井県教育庁から依頼を受けて行ったオンライン講演の感想が届いたので紹介

2022年9月22日福井県教育庁依頼で行った数学授業づくり感想

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 9月22日、福井県教育庁嶺南教育事務所とオンラインでつないで行った「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業づくり」の感想が届きました。以下で、紹介します。

〇 理論を説明する一方的な講義ではなく、具体例をもとに出力のある内容だったので分かりやすかったです。

○ 数学の授業づくりをはじめ学級経営など学ぶべきことが多かったので、校内の若手教員に伝達講習したいと考えています。

○ 最近なかなか新たなことに挑戦することから逃げていた感があったので、玉置先生の著書を購入して熟読したいと思います。

○ 主体的な生徒を育てるために、毎時の振り返りを大切にすること、自己選択ができること、対話を繋いでいくこと、わからない人に丁寧に教えることのできる学級づくりをしていくことなど、環境を整えることを意識していくだけで、これからの生徒の未来が変わるのだろうと感じました。

○ 数学的な見方・考え方について十分にイメージできていなかったが、玉置流の「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」という言葉で考えるとイメージが固まったので、これから意識しながら授業づくりや指導をしていきたいです。

2022年9月24日仕事日記

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 まずは10月1日(土)1限・2限「小学校教育実習事後指導」の連絡ならびに後期「教育課程論」の授業日程連絡から始める朝。

 午後訪問の栄養教諭勉強会のプレゼン修正ならびに明日のLEG岐阜キックオフ会議でのプレゼン再修正。原稿書きを少々。

 12時9分に地元駅乗車して東別院駅へ。13時に東別院会館に到着。僕への役割を確認して最終準備。

 13時30分から、愛知県栄養教諭有志の皆さんの集まりである「あいち子ども食育塾」で、写真の演題で40分間の提案をする。その後、4グループで、食育指導案づくり。グループを回りながら、僕の気づきを伝える。1時間。

 発表は、各グループで教師役、子ども役をつくり、理想的な授業展開を発表するように指示。その内容を見て、僕が助言する1時間。

 予想以上にとてもよい授業が提案されて、関わらせていただいた身として満足。気分爽快で帰宅。夜には、さっそく次回の依頼在り。有難いこと。

 18時30分から味大で、本学卒業生二人と懇親会。想像もしなかった厳しい学校現場の状況を聞く。皆さんに支えられたこともあって、なんとか乗り切れたということ。僕が校長時代より、もっと悪化していると確信。学校は本当に大変。

 21時ごろ帰宅。原稿を少し書いて、早めに横になる。

 研究室HP記事は、「いのちの情業を広げるプロジェクト」紹介。皆様、ぜひともお力添えをくださいませ。

【紹介】いのちの授業を広めたい

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 このたび鈴木中人さんと発刊した「『いのちの授業』をつくる」(さくら社)ですが、その本を通して、「いのちの授業を広げたい」という強い思いがあります。その思いを日本教育新聞が記事にしてくれました。

 ぜひお読みください。そして、一人でも多くの方のお力添えをいただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。

 「広げよう!いのちの授業」プロジェクト(2022年)は、このサイトから。
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2022年9月23日仕事日記

 いつものことだが、朝、今日やっておきたいことを書き出すことが日課となっている。

 1 教育と笑いの会のチラシ原稿書き
 2 明日の栄養教諭有志のみなさんの勉強会でのプレゼンづくり
 3 10月1日小学校教育実習事後指導のプレゼンとその進行案づくり
 4 後期木曜日の「教育課程論」日程変更の知らせ発信
 5 10月6日講演の全日本聾教育研究大会でのプレゼン再調整

 夜遅くだが、無事、5つのことが完了。気持ちのよい日になった。雨台風の進路を気にしながら横になる。

 研究室HP記事は、「いのちの授業をつくる」の共著・鈴木中人さんが書かれた届いた書籍感想を掲載。とっても良い本との評価をいただいています。皆様、どうぞお手元に。
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新刊「いのちの授業をつくる」の感想が続々届く

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 新刊「いのちの授業をつくる」への感想をすでにいただきました。以下は、共著の鈴木中人さんがまとめられた記事です。どうぞお読みください。

『いのちのバトンに!』

 新刊本「いのちの授業」をつくる(鈴木中人・玉置崇著、さくら社)は、本日発売です! 全国の学校で「いのちの授業」が広がることを願い、学校や教育委員会などに献本するプロジェクトも進めています。エールを続々といただいています。

「じっくり、ゆっくり読むつもりで読み始めましたが、気がつけば、のめり込んでしまいました。一気に完読いたしました。特に、第四章お二人の視点はとても参考になりました」(中学校校長)

「本が学校に届きました。すごい反響です。直ぐに実践してほしくて、担任の先生方と共有しました。どういった取り組みをしてくれるのか、これからが楽しみです」(中学の先生)

「お二人の著作でありながら、単純な足し算の『二』ではなく、三にも四にも無限に広がっていく深さ。何よりも、景子ちゃんの人生の重さを、永遠の広がりを実感です。『今』と言う時間を大切にします」(教育関係者)

「すべての子が命を大切にする生き方を目指すためには、きちんと『命と向き合う教育』を展開しなければならないと思っています。本書はその入り口になると思っています」(教育長)

「学校や教育機関の関係者、共感頂ける知人へ献本します。本を手に取った人が何かを感じてくれたら、それをバトンのようにつなげてくれたら 。次世代を生きる子供たちのために少しでもできることをします」(会社員)

「少しだけですが寄付させていただきます。たくさん儲けてたくさん貯金出来たとしても、子どもや孫が自殺したら僕の人生は意味がないと言うか…。それは誰の子どもであれ、やさしさを広げたいです」(経営者)

「この本は素晴らしい。今の時代にこそ、大切にしたい、伝えたい、育みたいことです。私のお役割を果たします」(教育長を務めた市長)

 小さな本、小さな思いです。あなたのできることで、「いのちのバトン」にしてもらえれば幸いです。ありがとうございます。
「広げよう!いのちの授業」プロジェクト
・プロジェクトの思い、本の紹介、本の特別価格での斡旋、寄付募集など。

2022年9月22日仕事日記

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 「『いのちの授業』をつくる」(鈴木中人・玉置崇 さくら社)の感想を何人からいただき、そのお礼を発信。明日が発売日だが、すでにかなりの予約が入っているとのこと。大感謝。研究費支出の報告書や授業と学び研究所の依頼など。動画の整理。芳賀先生と重要なやりとりを始めたが、すでに考えが一致していて嬉しい限り。

 なお、さくら社サイトで、鈴木中人さん主催「いのちの大会」(10月8日開催)のオンラインチケットが先着30名にもらえる案内が発表された。ご興味がある方はぜひお申し込みを。僕も登壇します。

 愛知教育大学附属名古屋中学校数学科オンライン公開研究会に参加。2時間目の方程式の授業を見て、感想を届ける。数学科のテーマは「数学的に考えることができる生徒の育成〜数学的活動において「問い」を追究させることを通して〜」で、この具現化を目指した授業が展開されていたことは確か。

 12時45分に福井県教育庁嶺南教育事務所とオンラインでつなぐ。画面共有、動画配信の確認完了。13時15分までそのまま待機。その間に本学学長から特令の引き続きの依頼を受ける。

 13時20分から10分間の休憩を入れて16時15分までオンライン中学校数学科研修講座。演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業づくり」。

 7つのブレイクアウトルーム開設もあり、時折、個人思考、集団思考を折ませながら、29名の参加者全員に全体に話す機会を作っての講演。

 中学校数学に限定された講座のため、質問もシャープでできて、自分も楽しみながら、皆さんで考えた数学授業。集団思考で提示した動画もよかったようで、よい論議ができた。

 しばし休憩。本日締め切りの「授業力&学級経営力」の原稿書き。面白いテーマをいただいたので、一気書き。編集部へ送信。

 研究室HP記事は9月21日の7期生ゼミでのまとめを久野さんが発信。ポイントを付いた記録は貴重な学び。

 9月10日開催の学び合う学び研究所セミナーの記録が発信された。犬山中学校の研究発信と研究に関わらせていただいている身としてコメントをさせていただいた。詳細が記録でお勧め。そのことをここの記事に書いた

9月10日開催「学び合う学び研究所」セミナー記録発信される

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 9月10日に開催された「学び合う学び研究所」セミナーでの記録が発信されました。

 この日は、犬山市立犬山中学校の研究内容がメイン。研究に関わらせていただいている私はコメンテーターとして登壇。詳細な記録があり、とても参考になるはず。ぜひここをクリックしてお読みください。

9月21日7期生ゼミでの学び(久野)

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 こんにちは、7期生の久野舞菜です。先日、7期生ゼミがスタートしました。大学生活、最後のゼミです。来年度に向けて、しっかりと力をつけていきたいです。

 今回は、岡くんの模擬授業兼ロイロノート勉強会を行いました。

 まず、岡君の模擬授業について。

 岡君は、待つことが上手な先生です。全員に指示が通るまで、先に進まずに待機してくれます。なかなか挙手が上がらない場面でも、焦ってあれこれ喋ったり、発問を変えることなく、みんなを信じて待ってくれます。待ち上手な優しい先生のおかげで、みんな安心して授業を受けることができたと思います。

 授業検討から、特に大切だと感じたことを2点綴ります。
〇端末を使いながらも、大事なことは板書すること。
 端末を使っているうちに、何をする時間なのかわからなくなってしまうことがあります。授業の見通しを一人一人が持てるように、主発問やめあてなどは板書に示しておくことが必要だと教えていただきました。

〇活動の意義を明確にもつこと。
 ただ「交流しましょう」ではなく、「隣の人と、考えを確かめ合おう」「お友達に聞いて、新しいアイディアを見つけよう」という意義を教師が明確に持ち、伝えることが大切だと教えていただきました。

 「活動あって学びなし」とならないように、授業づくりの際は、授業のゴール、意義をもとに中身を考えることが大切だと感じました。

 今回は、7期生初のロイロノート活用授業でした。トップバッターとしてがんばってくれた岡君に拍手!ロイロノートはまだわからないことばかり。どんどん開拓して、現場で使えるICT活用術を身に付けていきたいです。(久野)

2022年9月21日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て大学へ向かう。朝は快適な高速道路。7時15分ごろ着。

 「『いのちの授業』をつくる」(鈴木中人・玉置崇 さくら社)の献本プロジェクトであちこちに届いた模様。さっそく何人かからとっても嬉しい感想が届く。

 下野さんが授業について相談で来研。僕はロイロノートの基本操作について、良い機会なので教えてもらう。学を楽しむ充実した時間。

 10時40分から後期7期生総合演習、いわゆるゼミ。ただし卒業研究ゼミは別枠であり。

 まずは後期ゼミへの指導者としての思いを伝える。玉置ゼミ生として精一杯力をつけての卒業を期待することを具体的に話す。

 岡君が授業提案。今回からロイロノートが有効活用できるなら、それも入れ込むことを条件に入れる。授業内容は本人の振り返りからどうぞ

 岡君の授業を見ながら、ゼミ生全体で共有化したいことをslackに書き込む。23項目提示。

 もう一人の授業提案を計画していたが、ロイロノート学習会に変更。僕からは、岡君の授業に関連して動画を見せながら、知的活動がある授業の実例を示してゼミ終了。

 研究室へ戻る。玉置ゼミについて聞きたいという学生に対応。オンライン教職専修会議に参加。

 14時から教授会。実習委員長として報告。終了後、審査教授会。教育実習課で、今後の実習受け入れ地区についての相談をしましょうと提案。

 研究室でしばし原稿書き。17時30分ごろ大学を出る。19時からの味岡児童館地域運営協議会と、僕は前回から司会者を仰せつかっていることを思い出す💦

 19時から20時まで協議会。今日は意図的に「居場所づくりをすることの意義」について、皆さんから意見をもらう。

 外食をして帰宅。やらなければならないことがいっぱいあるが、例によっていつしか記憶なし。深夜に目が覚めて風呂に入って横になる。

 研究室HP記事は、7期生後期第1回ゼミでの岡君の授業提案振り返り。授業力を高める最後のゼミだという覚悟を全員で持ちたい。

9月21日7期生ゼミにおける学び(岡)

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 みなさん、こんにちは!7期生の岡です。

 今日は後期の集大成ゼミがスタートしたので、そこで行った模擬授業の学びについて書かせていただきます。

 まず、今回私はICTを使った算数の授業を行いました。私が重視した点は、ICTを使って子どもたちの考えがリアルタイムで見えることを意識して授業を行いました。しかし、実際に授業を行うと様々な問題点や自分の力量のなさを実感しました。

 まず、問題点としては子供の思考がリアルタイムで更新されていくことはとてもいいことだと考えていましたが、実際に行ってみると子どもたちの発表が無作為に置かれていくだけで、教員側が意図を持って行なっていかないととても見にくく、思考が散らかって見える点です。これに関しては私自身のICT 機器への知識不足などがあり、もっと機能について教員側が理解を深め、意図を持って行っていく必要があるなと感じました。

 次に自分の力量については2点感じた点があります。1点目は自分の一言一言がとても軽く、何気ない発問に曖昧であったり、正しくない日本語が使われており、教員として授業で使う発問の一言一言をもっと大事にしていく必要があるなと感じました。

 2点目は授業における課題提示が曖昧で、子どもに知的活動を行えなかった点です。今回は子どもたちは楽しいと思える活動を行ったつもりではありましたが、授業がそこの部分で止まっており、子どもたちが考える部分を作ることができませんでした。もっと授業の最初の課題提示を工夫していき、子どもたち自身が授業の最初から考えることができる活動を取り入れていくような導入が必要だと考えました。

 このような反省点からもまだまだ、自分の授業には伸び代があるとプラスに考えて、次の授業ではもっと子どもたちの発問を中心に授業を構成し、子供達自身が考えることができる授業を作りたいです。(岡)

2022年9月20日仕事日記

 7時に家を出る。午前は小学校教育実習担当校の岡崎市立岩津小学校へ。ナビは50分間で到着を示したが、高速道路には渋滞情報。春日井から東名三好まで11km渋滞、50分間という表示を見て、春日井ICで降りる。名二環で豊田南へ向かい、そこから学校へと考えたが、名二環も渋滞表示(泣)。2時間目の授業には間に合わないかもしれないと学生と学校へ連絡。結果としては授業開始10分前に着。

 2限は1年生算数、3限は2年生体育。ともに子どもとの関係ができていて、実習生の初めての授業としては褒めてやりたい展開。もっとも担任の先生のそれまでの指導があってこそ。本人たちはそれをよく自覚している。授業後、10分間ほどの指導助言。メモも渡す。

 なごのキャンパスへ向かう。13時から授業と学び研究所会議。16時ごろまで。11月26日(土)午後は、第15回教育と笑いの会。最終回を大須演芸場で。事務局が下見をしてきてくれたので、それを受けて詳細を話し合う。最後は口上をすることに変更。我ながら良い案。

 本日から3か月ほどかけて検討する議題で2時間ほど使う。まずは良い方向が出た感じ。この議題についての意見はここでは申し訳ないが書けない。

 16時30分から、一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会の理事会。サイトの内容など重要事項が決まる。

 18時少し前に帰宅。問い合わせメールがいつになく多く、その対応。18日の日本教育会研究大会での講演を聞いて感銘を受けたとのことなど、嬉しいメールも多数。

 研究室HP記事は、下野さんの稲沢市立牧川小学校訪問記。訪問していない方であっても十分に参考となる内容。ぜひご一読を。

9月15日 稲沢市立牧川小学校での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。もうすぐ人生で最後の夏休みが終わります。今年の夏は、半分勉強に費やし、試験後は一文無しからの脱却で働いて働いて、、、そんな中でもやっぱり私の趣味『ドライブ』は欠かせません。4月に購入した愛車は、気づけば 8,000 Km 以上走っていました。車は好きで勿論買いましたが、流石に走り過ぎだとディーラーの方に驚かれました。それもそうかと、教採期間煮詰まるとすぐに車でひとっ走り。車を走らせると頭がスキッリするのです。そんな愛車、これからも沢山一緒に走って行きたい気持ち。

 と、余談はここまでに。
 9月15日に愛車を20分ほど走らせて、稲沢市立牧川小学校に訪問させて頂きました。6月にもお邪魔させて頂きましたので、本回で2度目の訪問です。

 校門を潜れば「こんにちは!!!」と大きな声。子どもたちの温かさが私の心をほっこりさせます。ちょうど掃除中だったのだと思います。「ここ綺麗にしよう!」「ここも!」と声が聞こえてきました。思わず振り返ってしまいました(笑) 掃除中にこんな意欲的な声が、、、!? が私の心の声です。振り返れば、そこには子どもたちの笑顔。ああ、掃除中であっても会話をして自分たちで考えて「考動」し、笑顔であれる牧川小。やっぱり私は牧川小が好きだなあと思いました。

 今回の研究授業は、「立体の体積」を求める6年生の授業。ICT活用が核心です。

 ICT活用では、
 1.課題配信
 2.ノートに考えをまとめる
 3.SKY MENU Cloud 発表ノートにまとめ共有 の三段構成が組まれていました。
 まさにハイブリッド型。3.では、2.にてノートに書いた式を撮影し、トリミングまで自由自在にこなし説明を打ち込む。Cloud内にも、ノートという紙媒体にも学びの軌跡が記すことは、子どもたちにとって学びが目に触れやすくなることに繋がります。

 子どもたちの ICT活用 は、本当に見事なものです。勿論、「慣れ」もあるのことでしょう。。しかしながら、それ以上に子どもたち自身が「この方が誰かが見やすい」「この方が分かりやすい」といった人に自分の考えを見せる/表現する意識が身についているように私は感じました。一人一台タブレット端末が導入されたことにより、「共有」はこれまでより遥かに簡単に早くなりました。だからこそ、子どもたちに「人に考えを伝える力」がごく自然に身についたのだろうと私は、今回の授業を参観させて頂いて感じました。

 「人に考えを伝える力」を身に付けた子どもたち。その素敵な考えを教師はどう繋ぎ、紡いでいくか。玉置先生は、『思考の再現』というお言葉を仰られました。子どもの考えを子どもが『再現』する。思考を再現するサイクルを創れるのは、紛れもなくファシリテーターである教師だけです。思考を再現するためには、「対話」が必要です。勿論のことながら、「主体性」は当然の如く持って学びに向かっていなければなりません。ただ、「主体性」はきっと前述した「人に考えを伝える力」或いは「伝えようとする力」で身に付いているように思います。

 子どもたちは、ICTを活用することで「主体性」を身に着けました。では、今度は『思考の再現』をするための「対話」。そして、『思考の再現のサイクル』を教師がファシリテー卜していくことがこれからの教育の課題だと考えます。

 牧川小学校の先生方、今回もまた玉置ゼミ生の訪問を受け入れてくださりありがとうございました。 牧川小の先生方の「同僚性」が私は憧れです。このような授業を一緒に熟考し、子どもたちのためを皆が同じ方向を向いて行われる学校に配属されたい!と贅沢な願いを持ってしまう程に牧川小は魅力的です。そんな先生方の笑顔は、来校者の訪問を元気な清々しい挨拶で出迎え、どんな時も笑顔で活動する子どもたちにひろがっています。また、お目にかかれますことを楽しみにしております。またいつか必ず。
 玉置先生、先生のお話を聞くとどうも私は全てがストンと胸に落ちる傾向があります。うまく言葉で言い表すことの出来ない考えが、玉置先生のお話で具現化されるのです。「書くことによって学ぶ玉置ゼミ」これもまた『思考の再現』の一つのように思いながら本記事を綴っておりました。今回もありがとうございました。(下野)

※前田康裕先生サイトのフリーイラストを活用
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2022年9月19日仕事日記

 台風の進路が気になる朝。この地方には今日の夕方から明日の朝方に接近する模様。暴風警報もチェック。

 今日は祝日だが、大学は今日から後期授業開始。教務課から午後の授業から対面はなし、明日の午前も同様と連絡が入る。列車の計画運休発表を受けてのこと。

 今日は連載中の週刊教育資料「学習指導要領のイデアを実践する」の原稿を完成するのを目標として、断続的に頑張る。夕刻にはできたので編集部へ送信。

 22時からNHKTVで「僕の“最後の歌”を届けたい〜財津和夫 TULIPラストツアー〜」を見る。

 この番組の内容をサイトから。「『心の旅』や『青春の影』など数々の名曲を送り出してきた財津和夫さん。74歳となった今年、チューリップとしての最後のツアーを行っている。50年にわたって音楽と向き合い続けてきた思い。知られざる苦悩の日々など、長い音楽人生のすべてを語る。同世代のライバル小田和正が語る財津とは。また財津の歌をカバーしたmiletが語る財津ミュージックの秘密とは?ラストツアーのライブ映像もたっぷりとお届けします」

 ここのところ、僕の青春時代のミュージシャンでラスト宣言をする人が続いている。冷静に考えると、ラスト宣言ができるような位置になくて、人知れず去っていく人がほとんどのはず。こんなことをきっかけに、自分のこの先を考えてしまった1時間。

 研究室HP記事は、9月3日の教師力アップセミナーの学び記録を丹羽さん、伊藤君が発信。実習後と実習前だが、ともに良い学びになったことがよくわかる。

 先日の【9月目玉講座 21世紀型学校づくり入門講座5】の終了報告がアップされたので、そのごく一部を紹介しておきたい。

講演:「元校長と元PTA会長が語る本音の学校づくり」
講師:玉置崇先生(岐阜聖徳学園大学教授)
   斎藤早苗先生(ダイキ精工株式会社取締役、家庭教育アドバイザー)
ファシリテーター:矢口輝美さん(元PTA会長)

 皆さんからのReflectionから。

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 学校が情報を発信して、PTA会長とかに相談をすることの大切さを再認識しました。給食の検食をしているなんてことを情報発信するという発想はありませんでした。こんな些細なことでも配信することって大切ですね。教員と保護者をつなぐ橋渡しとなる管理職でありたいものです。そして、教員と保護者が互いに学べ、お互いの橋渡しとなるPTA活動を創造していきたいと思いました。さっそく、授業参観やサロンを工夫していきたいですね。今日の会に参加して、やりたいことがたくさんできました。

 教頭としてPTAの事務局をしていますが、日々どう進めていけばいいか悩んでいました。本日の玉置先生と斎藤さんの関係は理想の関係を示してくださったと思います。もっと学校として思いや悩みを伝えることでPTAからの思いが伝わってくるのだと感じました。学びの多い1時間半でした。ありがとうございます。

 「信頼関係を生むには,相手の人となりを知ることが必要」,「校長が想い・理念を自分の言葉で熱く語れる必要がある」がとても印象的でした!貴重なお話をありがとうございました!

 教育な軸を作る大切なキーワードを再確認することができました。「一緒に」「みんなで子供を育てる」という思いのもとにある手立てがとても印象的でした。子どもたちだけではなく、大人、地域を巻き込んでいけるような教員になりたいです。
良好なパートナーとして伝えるべき事はしっかり伝えること。しゃべり場で横の繋がりを拡げる等の工夫など参考になりました。

 斎藤さんの積極的な活動が特に素晴らしいと思いました。それも玉置先生がオープンに発信されていたのが、相乗効果を出していたのだと思います。 教員の立場では、保護者が協力して一緒に子育てしてくださると、とても指導がしやすくなります。保護者の立場では、学校任せにして不満を抱くなら、自ら動かなければいけないと思いました。本校でも、情報発信をし、保護者と交流する場をもっと築くべきだと思いました。これは、誰かではなく、自ら動いていきたいと思いました。

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9月3日 第3回教師力アップセミナーでの学び(丹羽、伊藤)

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 こんにちは、7期生の丹羽です。教員試験を終え、ほっとする前もなくボランティアの夏キャンプを終え、2022年夏が終わったことを実感しています。今年も沢山の子ども達に最高な思い出をプレゼントすることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。

 前置きはこれで終わりで、今日は、9月3日に行われた第3回教師力アップセミナーでの学びについてかいていきます!

 小倉先生の講演の中では、「たった一度きりの人生、自分を大切に」という言葉が一番残りました。本当にその通りだと思います。"自分"を大切にするために、「自分はどうするのか」「自分はどうしたいのか」「その理由はなんなのか」そんな風に問いかけて行くこと、大切にしたいと思いました。もちろん自分自身も教師として、やることをこなしていくだけではなく「"自分"はどうしたいのか、その理由にあるものはなんなのか」などと一つ一つに意図を持って進んでいきたいです。

 樋口先生の講演の中では、国語では、「物語の大事なことに気づける子どもをどう育てたい」という言葉が残りました。そのために、先生も物語の読み方を知っておかなければいけないし、系統性を理解しておかなければならないなと思いました。また、自分も常に一つ一つの言葉を大切にしていきたいと思います。

 セミナーに参加することで、毎回大学では学べないようなことを学べることができます。これは、当たり前のことではないですし、教員になる前から学べることが本当に幸せなことだと思います。セミナーの学びを4月からの教員生活に活かしていきたいなと思います。ありがとうございました!!(7期生 丹羽)


 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、9月3日に行われた、第3回教師力アップセミナーでの学びについて書きます。

 小倉先生の講義では、学校行事や学年行事に対する考え方についてのお話がありました。そこで、「先生が子どもに、自分事として向き合い、考え、実行するチャンスを先生が作っていくことが大切である」とおっしゃっていました。ただ学校行事や学年行事に行くだけではなく、それは何のために行っているのか、その行事の意図を、先生側と子ども側で一致させることに価値があることを学びました。若手も発揮できる印象づけ、話し方、見た目、言葉、表情は、実習中に意識していきます。

 樋口先生の講義では、国語の授業づくりについてのお話がありました。そこで、物語では、題名・場所・人物像・キーアイテム・台詞を深めること、変容した所に着目すること、が大切であることを学びました。自分は、専門教科が国語なので、とてもためになりました。実習中ってこともあり、どのように物語の授業を展開しようか悩んでいました。
 
 しかし、この講義を聞いて、物語の授業の展開の仕方が少しずつわかってきました。物語の中のどこを大切にしたら良いか、どこに着目するべきか、このことに意識して授業づくりをしていきます。

 このセミナーに参加することで、普段聞けないお話を聞くことができるので、いつも楽しみにしてます。このセミナーで学んだことは、実習に生かしていきます。ありがとうございました!(伊藤)

2022年9月18日仕事日記

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 台風14号の進路が気になる朝。九州はすでにかなり激しい暴風雨の模様。

 兵庫県教頭会から依頼を受けた講演は、対面からオンラインへ変更。昨晩にそのためのプレゼンを作ったので、午前中に講演動画撮影。依頼通りのほぼ60分間。演題は「一人一台端末時代を踏まえた教頭の在り方・心得」。無事1回で収録完了。事務局と動画共有化作業。

 12時24分地元駅乗車、市役所で降りて、徒歩でウイルあいち大ホールへ。第42回日本教育会愛知県支部教育研究大会で講演。演題は「学習指導要領を実現する教師の心得・あり方」。80分間。

 前半は、新しい学習指導要領から始まった「総合的な探究の時間」の重要点を動画を入れて伝える。なかほどは「主体的・対話的で深い学び」を生み出す授業ポイント、最後は一人一台端末を活用した授業例を伝える。いずれも動画を入れて説明したことがインパクトを生んだ模様。

 会場からの帰路は、県教委時代に特にお世話になった現在の支部長と教育の話をしながら地下鉄駅へ。市役所から地元駅へ。17時30分ごろ着。有難いことに雨は落ちておらず。

 研究室HP記事は、鈴木中人さんとの共著「『いのちの授業』をつくる」の発刊のお知らせ

発刊「『いのちの授業』をつくる」(鈴木中人・玉置崇著、さくら社)

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 鈴木中人さんとの共著「『いのちの授業』をつくる」(さくら社)がいよいよ発刊です。「いのちの授業」をしたいが、どうしたらよいかわからないという方のために、精一杯の思いを込めて書きました。みなさま、どうぞお手元に。

 

2022年9月17日仕事日記

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 今日は10月6日開催の「第56回全日本聾教育研究大会」での記念講演のプレゼンづくり。特別支援教育の学習指導要領を確認して、演題「令和の日本型学校教育を実現するために」に合わせて内容を検討。先日、訪問した愛知県立豊橋聾学校での写真も入れ込みながら、ひとまずプレゼン完成。資料データを事務局へ送付。

 教職実践演習の各回の学生への連絡事項を設定。ようやくユニパがわかってきた感じ。とはいえ、まだ不安。

 研究室HP記事は、9月3日の教師力アップセミナーの学びの記録を下野さん、村松さん、安藤さんが発信。教育実習直前の村松さん、安藤さんの心境はよくわかる。

20時から以下のイベントに斎藤早苗さんと登壇。チャットにいっぱい質問や感想が届き、みなさんと楽しく過ごせた2時間。(30分間はオンライン2次会(笑)。

9月目玉講座【21世紀型学校づくり入門講座6】
 元愛知県小牧市立小牧中学校長・玉置崇と元PTA会長・斎藤早苗が、それぞれの立場で、当時の学校づくり奮戦記を丸ごと語ります。

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1 期日 9月17日(土)
2 時間 20:00〜21:30
3 方法 ZOOMオンライン(参加無料)
4 内容
(1)開会・講師紹介
(2)Breakoutみんなで自己紹介「学校づくりとPTA 」
(3)講演:「元校長と元PTA会長が語る本音の学校づくり」
   講師:玉置崇先生(岐阜聖徳学園大学教授)
      斎藤早苗先生(ダイキ精工株式会社取締役、家庭教育アドバイザー)
(4)質疑応答
(5)Breakoutディスカッション(20分×2シャッフル)
(6)全体シェア・まとめ
(7)閉会・Reflectionフォーム送信
5 講師紹介
〇玉置崇先生  小・中学校教諭、教頭、校長、教育事務所長を経て2015年から岐阜聖徳学園大学教授
〇斎藤早苗先生 2012年度小牧市PTA連絡協議会母親委員長、2014年度小牧市立小牧中学校PTA会長。</font>

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