2022年12月2日仕事日記

 サッカーの日本とスペイン戦をリアルタイムで見ようと思っていたが、目覚めたら7時(笑)。勝利したことを知り、朝から興奮。あちこちのテレビ局で闘いの状況を知る。

 8期生に昨日のゼミ総括所見、9期生には研究室HP投稿手続き周知と自己紹介記事発信指示。

 9時ごろ家を出て、コンビニで軽食を買って朝食。プラザホテル勝川へ9時50分ごろ到着。

 10時から16時まで「授業と学び研究所会議」と「春日井市ICT支援員研修」に関わる。特に午前の会議は研究所としての提案をまとめる意味で重要な話し合い。話し合えばあうほど、方向性は間違っていないと確信。

 午後は支援研修に関わりながら、いくつかの業務もこなす。早めに見通しを持ちたいと思った事項も短時間で明確にできて一安心。子ども向け「心の天気」のマンガ化も進みそう。

 17時ごろ帰宅。疲れが蓄積していて、気力もわかない。ここのところこんな日が続いている。大丈夫か、俺状態(泣)。

 研究室HP記事は、11月25日 東員町立笹尾東小学校での学びを下野さんが発信。授業を見る目がさらに高まってきている下野さん。

2022年12月1日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。教育課程論の準備をしていて、家に「授業振り返り」を置いてきてしまったことに気づく。大学出席カードで代替することにする。

 「教育課程論」の1限は「生徒指導」、2限は「進路指導」がテーマ。1限は特に「スクールカースト」の存在と自分の認識について、2限は「キャリアパスポート」についての是非について話し合う。今日も濃密な授業(だったと思う)。

 12時15分から龍崎先生、芳賀先生とオンライン会議。

 13時に啓林館から来研。コロナ前に依頼を受けていた講演会を開催したいとのこと。内容について相談。

 14時以降、この時期らしく卒業論文相談。久野さん、高橋さん、今井さん、吉久さん、丹羽さん来研。ほか添削依頼が田中君、池戸さん。

 16時30分から8期生後期ゼミ。今回は、「小・中学校の教育実習を終えて」をテーマとして、プレゼンを作って一人5分間の報告会。9期生も全員参加。良い機会なので、8期生へ質問をすることに指示。

 8期生には、先日の「教育と笑いの会」で学んだ話術「間・抑揚・リズム」に気を付けて話すように指示。確かに意識したプレゼンが続く。報告事項での「学びの豊かさ」(学びの天気の記載をぜひ参照)にも感心。ゼミ初参加の9期生からの良い質問もあって、充実のゼミ。

 最初から最後までゼミを参観していただいた福地先生にコメントをいただいたこともあって、研究室へ出向いてお礼。ゼミ学び記録に福地先生の言葉が印象に残ったというのも嬉しい出来事。

 研究室に戻り、片付け物をして大学を出る。帰宅。ほとんど休む時間がなかった1日で、ヘトヘト。一旦横になって、目覚めて仕事。午前2時30分まで。4時からのサッカーを気にしつつ就寝。

2022年12月1日8期生ゼミでの「学びの天気」から

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 ゼミ後は必ず「学びの天気」を入力し合って、読み合うことをしています。12月1日の8期生全員の記録を以下で紹介します。テーマは「小・中学校の教育実習を終えて」の報告会を受けての記録です。

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 今日はみんなの実習の話を聞き、自分と重ね合わせると、全体的に共感する部分が多くありました。特に、子どもとのコミュニケーションについては、自分だけではなく、みんな苦労していたんだなと思いました。どういったコミュニケーションのとり方が子どもの成長を促すのかをこれからのゼミで深めていきたいです。

 小・中学校の実習で学んだことについて、体験談を話し合いました。みんなの体験談を聞き、共感する・そんなことがあったんだと考えるだけで多くの学びになりました。これからもみんなで共有しながら学びを深めていきたいです。

 今日は8期生の実習での学びについて発表する会でした。みんなそれぞれ色んなことを肌で感じていることがとてもわかり、またそれをみんなで共有することでさらに多くの学びに繋がることが出来ました。実習は終わりましたが、ここからはさらにゼミで沢山学んでいきたいです。まずは合宿!みんなで頑張ろう!!

 今日の発表で何人も言っていたようにコミュニケーションの大切さを身をもって感じました。子どもだけでなく、現場の先生方と報連相をしたり、自分からお願いして行動することが大切なのだと思いました。
 また、総じて「教師が大切なことは子どもが教えてくれる」という福地先生の言葉がとても響きました。これからも学び続ける姿勢を大切にしたいです。

 今日の授業では次の4点を学びました。
(1)授業は布石の連続だ!
(2)教師自身の豊かな人間性が必須。
(3)一人一人を見る教師の目
(4)教師にとって大切なものは全て子供が教えてくれる。
* (2)の人間性とは、コミュニケーション能力・褒める力・細かいところを見る力・言葉遣い・自身の教科力。

 今日のゼミでは、8期生みんなの2ヶ月間を終えて学び得たことをたくさん伝え合たことができました!その中でも特に印象に残ったことが2つあります。
 一つ目は、安藤さんの話の中での『仕込み』についてと、玉置先生から有田和正先生の『布石の連続』についてお話しいただいたことです。「あ、それさっき言ってた話か!!」という子どもの気づきを意図的に授業に取り入れて行くことを今後できるように、ゼミで考えていきたいと感じました。
 二つ目は、福地先生からいただいたお言葉で、「人生に必要なものは砂場で(子どもから)」ということです。私たちが身につけたことは、全て子どものおかげで定着させることができていたんだなと改めて感じました。
これからのゼミで、実体験をもとにたくさんの学びを得ていきたいと感じました!!

 今回のゼミで全員の実習の成果を聞いていると、あるあると共感できる内容がとても多かったです。「好かれる先生と信頼される先生は違う」はまさにその通りだなと思いました。コミュニケーションを取るにしても、教師と言う立場を把握した上で柔らかく接することが大切なのだと思いました。もどかしくても、した発問を変えないこと。補助の出し方も考えておくことが大切なのだと思いました。

 福地先生も仰っていたように、子どもから学ぶ事はたくさんの事を学びました。みんなの実習での学びは、先生方からの言葉だけでなく、子どもからも学んでいました。これから先、教師になったとしても常に学ぶ姿勢を忘れずに自分自身も成長していきます!

 後期、大学での初ゼミでした!
それぞれ教育実習で学んだことを発表して、自分が発表していなかった内容でもそれも学んだなぁと振り返るいい機会になりました。学んだことは今後さらに深めて、実際に現場に出るときまでにより自分の中に落とし込んでいきたいです。

11月25日 東員町立笹尾東小学校での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。11月25日に、東員町立笹尾東小学校に訪問させて頂きました。自宅からずーっと堤防道。私は、なぜだか堤防道が好きです。見晴らしが良いからかもしれません。祖母のお家に行くには、堤防を通らなければならないから、そのワクワクの気持ちが蘇えるのかもしれません。一本続く道を1時間走り、東員町を初めて訪れました。

 今回、私たちは小学校6年生の算数の授業を参観させて頂きました。「分からない」をすぐに言うことのできる環境、「これってこう?」と子どもたちが自ら始める対話。学級が子どもたちの居場所になっている証が沢山溢れる学級での授業。子どもたちが安心して学べる教室ってとても素敵だな、温かいなと感じました。

 研究協議会にも参加させて頂きました。協議会での話題は「ねらいのおさえ方」です。子どもの言葉や子どもの思考を反映させようとするとき、教師が授業に見通しを持って子どもが活躍出来る場を設定する必要があります。その見通しとは何か。見通しとは、「教材研究力」。教材研究に終わりはありません。教材研究で大切なことは、なぜその活動を行い、何をねらっているのかを明確にすることです。

 子どもの心を大切にするために、授業に理由とねらいを込められる教師になりたいと今回もまた大きな学びを培う事ができました。

 笹尾東小学校の先生方、今回は玉置ゼミ生の訪問を受け入れてくださりありがとうございました。授業参観のみならず、研究会にも参加させて頂き大変学び深い時間となりました。今回学んだことを胸に留め、4月から現場に立ちます。本当にありがとうございました。

 玉置先生、今回もありがとうございました。先生と沢山授業を参観させて頂いているゼミ生だと勝手ながら思っております(笑)大分授業を見る目は養われてきたはずなのですが、私はまだまだフワッとした視点です。同じようなところを見ていても、まだ上手に言語化できていません。私が言いたかったことは、ご講演で全て玉置先生が綺麗に言語化されるので、「それです!!!」といつも思っています。まだまだ学ぶことは山ほどあるなと、残り僅かなゼミ生活を有意義に学んでいきたいと思います。ありがとうございました!

 吉久さん、ありがとう。同期がいるってとても心強いです。いつでも車は運転するので、また一緒に学校訪問しようね!今回もありがとうございました!(下野)
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2022年11月30日仕事日記

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 早朝から大学「子ども理解活動」についての提案文書づくり。ようやく過去との比較からこの活動の価値を書くところまで。

 10時12分地元駅乗車、名古屋、米原、敦賀へ。お迎えの車で敦賀市立中郷小学校へ。12時50分ごろ着。今日の流れを確認して、プレゼン再調整。

 13時25分から14時10分まで4年生算数授業。お聞きすると、授業者は僕のファンとのこと。授業では、僕が提唱する授業技術をあちこちで見ることができて感激。僕の本を読んでいただいているなと感じる授業。子どもたちと教師の関係も良く、導入や見通しを持たせる方法もICTをうまく使っていて感心ことが多く、どの部分を全体会で取り上げようかと悩むほどの授業。

 終了後、すぐに会場に移動して、舞台袖で動画整理。僕が授業の原理原則の話をしてから、研究主任、授業者、指導主事に登壇していただき、動画を見ながら授業を振り返る展開と決めたので、話題が焦点化するための動画選び。なんとか完了。

 14時50分から16時20分まで、敦賀市総合福祉センターあいあいホールの舞台上で講演。出力する大切さ、心理的安全性の重要性を中心に30分ほど話す。50分ほどは、3人に登壇してもらっての動画をもとにした授業振り返り。若い先生であることもあって、他の授業動画を比較してもらい、今後の課題を見つけてもらって終了。こういうことができるのは良い授業であったからこそ。初企画は成功!と言いたい。あとは聴き手の感想を待ちたい。

 指導主事から届いた以下の感想。こんな嬉しいことはないので、ここで紹介したい。

 本当にありがとうございました。
 ご講話の内容はもちろんのこと、
 「相手の思いを最大限に尊重してできる限りを尽くす」
 という人としての姿勢に改めて心から感服いたしました。
 車内でも申し上げましたが、「思いがある」ことが全てだと再確認しております。
 「情熱と経験で乗り切れる時代ではない」などと教員が揶揄されることもありますが、やはり「人は心」であるとしみじみ感じます。
 玉置先生の志にふれ、自らも人間の根っこの部分を大切にして、心ある子どもや教員を育てていきたいと決意を新たにしております。


 17時10分敦賀駅乗車、名古屋駅地下で夕食。久しぶりのモダン焼きを味わう。そして帰宅。

 昨日が日本教育新聞連載中の「提言」締め切りでした、との連絡を受けて、急いで原稿書き。なんとかできたので送信。ふ〜う。

 研究室HP記事は下野さんのエッセイ「先見の明」。私がパソコンに対して苦手意識を持っていないのは、父の先見の明があったからだと振ら返っています。

先見の明(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。寒くなってきました。もう11月。小さい頃は、時間がすぎるのがすごく遅くて、あーまだ○月かあなんて、連絡帳に書く度に思っていました。それが、大人になったのでしょうか。この前年を越したばかりなのに、、といった気持ちです。
 先日、記事にも書かせて頂きましたが、山梨県へ行ってきました。山梨県は、父の現在の赴任先です。父は、昔から仕事熱心な人でした。小学校3年生からは、単身赴任となり、今も離れて暮らしています。4月から社会人になる私が、父の仕事姿を見に行く旅はなんだかくすぐったくなるような思いでした。卒業までに『週に1本、記事更新』。今回は、父の先見の明について綴ろうと思います。

 山梨までの旅のお供は、パソコンでした。卒論書きです。景色が綺麗であまり進まなかったのは、ご愛嬌なのですが、パソコンを見つめて「なんで私こんなにパソコンに対して苦手意識がないんだ?」とふと思いました。GIGAスクール構想により、一人一台端末が普及されると知った時もワクワクしました。小学生の頃も、中学生の頃も、人よりタイピングは早かったです。高校生の頃の情報の授業は、ダントツで早く課題を仕上げて、友達の課題を手伝っていました。なぜだろう、、、?

 ぼーっと景色を見ながら考えていると父の顔が浮かんできました。あ、そうだと思いました。
 私は、幼稚園生の頃からパソコンを触らせてもらって、小学生の低学年に父のお古のパソコンをもらいました。父は「自由に使って良いよ」と。それだけしか言いません。何も知らないから、調べます。文字はどうやって打つのかとか、Excelってなんだろうとか、検索ってなにかとか。今思えばとても主体的な学びです(笑)

 そんなこんなで、パソコンに苦手意識はなかったのかと納得が言ったところで、またひとつのことを思い出しました。「自由に使って良いよ」という父の言葉にもう一言ありました。「これから絶対大事になる。役に立つ」。今日という今日まで、その言葉を忘れていました。とんだ先見の明です。正に、役に立っています。小さな頃から、どんなことをしでかすかも分からないおやんちゃ娘によくパソコンを渡したなと父ながら凄いなと思ってしまいます(笑)

 私がパソコンに対して苦手意識を持っていないのは、父の先見の明があったからだと偶然にも父に会う旅で気がつきました。何事も必然なのだなあと思います。

 気付いたは良いものの恥ずかしくて父にはその感謝は伝えられませんでした。ので、記事にしました。見てくれたらいいなあ(笑)

 父が教えてくれた事は山ほどあって、それが今の私に繋がっています。父は、私のヒーローです。絶対に追い越せないだろうなと思いつつ、やっぱりいつか越えたい背中です。
 昔から父には、「人と人との繋がりを大切に生きなさい」と教えられてきました。私の名前「綾巳」の「綾」の字には、「人と人とを繋ぐ」という意味があるそうです。ちなみに、「巳」は、「一番。先頭に立って、切り拓く力」という意味が込められています。父のつけてくれた名前に恥じぬようこれからも生きていきたいと思います。

(下野)
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2022年11月29日仕事日記

 6時30分ごろ家を出る。7時30分には研究室。珈琲とパンで朝食。下野さんがスタバで僕好みのドリンクを購入して来研。卒論ができたとのことで受け取り、添削返却の予定を確認。1限・2限「教育課程論」の準備。

 1限「教育課程論」は「学習指導要領理解シリーズ 主体的な学び」、2限は「学習指導要領理解シリーズ 対話的な学び」。いつもと同様に、一つ一つの用語から深掘り。例えば「社会に開かれた教育課程」という文言をとりあげ、その理由や目指すものについて自己の考えを述べるように促す。ある学生の授業感想が以下のとおり。

 「教育課程論」はアウトプットの機会が多いので頭が整理されます。自分がどこであたるかヒヤヒヤしながら講義を受けてます。他の受講者のレベルが高くて毎回勉強になります。同時に危機感も感じます。

 来年度のスクールパートナーシップについて確認。依頼先には僕が応答することを伝える。

 激しい雨の中、愛知県立足助高等学校へ向かう。日本教育会愛知支部での僕の講演をお聞きになり、足助高等学校長先生と教頭先生が二人揃って研究室に来られたのが縁の開始。「授業改善をしたい。そのために助けていただきたい」とお聞きする。高等学校のことはほとんど理解できていない自分なのでお断りしたが、「講演を聞いて先生しかいないと思って、こうしてやってきました!」などと懇願いただく。例によって、野口芳宏先生の教え「頼まれたら断らない」で、まずは訪問することにしたというのが経緯。

 学校近くの昔懐かしい感じがするレストランでランチ。15時前に高校着。僕は先生方の勉強会で、質問を受けてやりとりすることが当初の予定だったが、その質問を見ると、教科内容に深く入っていて、とてもお応えができない(泣)。僕に進行させてもらうにことにして会議室へ。

 参加の皆さんにいきなり「なぜ聞くことが多い授業から出力する授業を多くすべきなのか」と問う。意見をいただき、さらに突っ込みながらの調子で1時間。僕を招聘していただいた価値があったがどうかはわからないが、今、自分ができることを精一杯やらせていただいたことは間違いない。終了後、校長室で次の訪問についての確認。

 16時30分ごろ高等学校を出て自宅へ向かう。ほぼ1時間で帰宅。今日も届いた依頼や確認メールに対応。ゼミ生へいくつかの連絡。
 
 研究室HP記事は、先日の横山浩之先生セミナーのゼミ生最終記事。田中君と澤本君が発信。横山先生の明日から心得るべき実践論に大いに学んでいる内容
 
 高森台中学校長の水谷年孝先生が文部科学省「義務教育の在り方ワーキンググループ(第2回)」で発表された資料の内容が素晴らしく(皆様、必見)メッセンジャーで感想を伝える。電話をいただき、最近の状況を直接お聞きする。良い機会なので僕の心配事を相談。貴重な時間。
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第5回教師力アップセミナーでの学び(田中、澤本)

 こんにちは!7期生の田中です。今回の記事では、11/12(土)に行われた教師力アップセミナーでの学びについて記事にしていきます。今回は、横山浩之先生のご講話で多くのことを学びました。その中でもこれは4月から、現在私が行なっている学童のアルバイトですぐにでも実践していきたいなと思ったことについて記事にしていきます。
 
 それは、言葉のかけ方についてです。お話の中で、作業記憶の乏しい子どもに対して、「〜をしないでください」と少し否定的な言い方をしても、行動のパターン、レパートリーが少ないため、プラスな行動には繋がっていきません。そのため、「〜をしましょう!」と肯定的な声かけの仕方をすることで子どもの行動のパターンやレパートリーを増やし、同時にそれがプラスの行動に繋がっていくと学びました。

 よく考えてみると、確かに、「しないで」と否定的に言われるよりも「してみよう」、「やってみよう」と肯定的に声かけをされた方がやる気も出るし、なにをやればいいのか明確に分かりやすいなと思いました。一見当たり前のことのように見えますが、言葉の選び方ひとつで行動を変えていける、やる気を出させるなどに繋がると思うとすごいなと思いました。

 言葉の選び方、声のかけ方は自分自身の意識ですぐにでもできると思います。そのため、今回の学び、気づきをきっかけとして、これからの関わりの中で実践していきたいです。
(田中)



 こんにちは!8期生の澤本です。今回は、先日行われた教師力アップセミナーについての記事を書いていきます。

 横山先生のお話で一番印象的だったことは子どもの発達段階をしっかりと理解して根拠を基に指導していくことの大切さです。子どもの認知・心理発達・それらに対する課題を医学的根拠に基づいて理解し、行動することが大切だと気づきました。また、中学生は反抗期に入るため、しっかりと対策を打つことが重要だと感じました。見た目が大人になってきているので周囲は一人前の大人だと錯覚してしまいます。しかし、実際には経験は少なく、まだまだ子供のままです。したがって、目をはなさないが、手をはなすことが大切なことだと思いました。そして、このことを中学校実習で経験させていただいていたことにも気づきました。

 先日までお世話になった教育実習校のクラスはとても雰囲気が良く安心感があるような教室でした。子ども一人一人が発言することに恐れてなく、自由になんでも言い合える関係性でした。担任の先生は「教室に『ただいま』って言って帰ってくる、教室だけは安心できるクラスづくりをしている」とおっしゃっていました。学校・教室での生徒指導を笑顔で子どもに寄り添いながら根気強く、繰り返し、ていねいに行っているからこそ、なんでも言い合える雰囲気のいいクラスができていくのだと改めて学ぶことができました。

 今回学んだことを基に、さらに学びを深めていきたいです。本当にありがとうございました。(澤本)

※写真は林文通先生から提供していただきました。記事とは関係ありません。
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2022年11月28日仕事日記

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 早朝から今日締め切りの原稿書き。7割ほどできたところで、家を出る。8時56分地元駅乗車、名古屋から岡山へ。11時47分着。新幹線の中では、原稿書きの続き。ほぼ完成。

 岡山駅からタクシーで岡山県総合教育センターへ向かう。50分ほど。料金は12000円近く。なんと名古屋から岡山までの新幹線代より高い。センターの指示でのタクシー利用とはいえ、恐縮。

 12時45分ごろ着。お弁当をいただき、講演準備。13時15分から、中高16年目の先生方に、「ミドルリーダーへの展望と期待 これからの学校におけるミドルリーダーシップ」と題して90分間話す。最後の20分間はワークショップ。

 「教育と笑いの会」で桂雀太師匠にテンションを上げることが大切と聞いたこともあって、いつも以上に受講者にエネルギーが届いた模様。なんと!講演後、ある受講生の方がわざわざ控室まで来られ、「とても感激しました!」と言われる。こちらこそ大感激。

 14時45分に終了。15時、再びタクシーで岡山駅へ。早めに着いたので16時前発の新幹線乗車。19時前に帰宅。

 さっそく原稿の精読。何か所かに手を入れて編集部へ送信。今日もいただく依頼メールへの対応など。

 研究室HP記事は11月12日の横山浩之先生教師力アップセミナーの記録。高橋さんと吉久さんの記事。4月からともに教師。それを踏まえての貴重な学び発信

第5回教師力アップセミナーの学び(高橋、吉久)

 7期生の高橋です。11月12日の教師力アップセミナーの学びを記録します。

 今回のセミナーでもあと数ヶ月の自分の姿と子どもを想像しながら学んでいました。その中で、これは必ず来年4月から現場で実行しようと思ったことが2つあります。

 1つ目は、「〜をしましょう」と指示を出すことです。指導者の立場からするとやめてほしいことをそのまま言うことは簡単です。しかし、受け取り手である子どもが、その指導を受けて成長するのかと考えると、適切な指導ではないと考えました。私自身も子どもの頃に「〜をしない」と指導されたことがあります。その際、その行為について見つめ直すよりは、怒られることが嫌と思いその後行動していたと思います。そうではなく、これからは、良い行動を伝えるよう心がけます。

 2つ目は、クラスのルールを守りやすくすることです。大学でも学級目標についての講義を受けたことがあります。それぐらい、学級の基盤になるルールづくりがやはり大切だと思いました。しかし、やみくもにルールを作るのではなく、どの先生、誰が見ても理解できるルールを設定することが大切だっと学びました。

 今回の教師力アップセミナーでまた、学びが深まりました。果たして自分が、このようなことをしっかり実行できるのかと不安な気持ちはありますが、これから出会う子どもを想像すると楽しみになっています。ありがとうございました。(高橋)


 こんにちは。7期生の吉久です。11月12日に行われた第5回教師力アップセミナーでの学びについて記していきたいと思います。
 
 今回のセミナーで特に学んだことは2つあります。

 1つ目は、認知領域から子どもへのアプローチを行うことの大切さを学びました。
認知領域は、「想起」「解釈」「問題解決」という段階に別れており、 「想起」の段階では、単なる暗記を繰り返す段階です。解釈以上の理解では自分で使うことはできないので、「解釈」の段階以上にいけるように、教え続けたり、実際に体験させたりすることが大切であることを学びました。

 2つ目は、クラスのルールを決めるときは、子どもの努力だけで守れるルールであることです。子ども同士でルールを作るため、誰が判断しても同じ結果になり、子供同士でルールが守れているかを判断することもできます。子どもたちだけでルールを作ったり守ったりすることで自己形成できるように教師はあくまでサポートという立場でいたいです。それと同時に、人との関わり、ルールを守ることの楽しさも感じられるようにしていきたいです。

 私は、来年の4月から教員になります。きっとやらければならないことが多くていっぱいいっぱいになると思います。ですが、そんなときだからこそ目の前の子どもとの向き合い方を大切にしていきたいと思いました。まずは、はじめの3日間を大切にしていきたいです。学級のルールづくりの徹底、そこから得られる楽しみを伝えられる教師になりたいと思います。
 
 たくさんの学びがありましたので、実践できるようにしていきたいです。ありがとうございました。(吉久)
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2022年11月27日仕事日記

 昨日、無事、「教育と笑いの会」が終了したことで、いわば放心状態で、なかなかエンジンがかからない。今日のスケジュールを空白にしていて、つくづく良かったと思う。もし講演が入っていたら、魂が入らない淡々とした講演だったかもしれない(笑)。

 感想を送っていただいた方や来場していただいた方にお礼のメッセージを送ったり、送っていただけた写真を整理したりの半日。

 写真集というほどではないが、「その1」と「その2」の2つの記事でアップ。

 あるゼミ生から届いた昨日の体験から得たこと。まさにこの通り。

 昨日は教育と笑いの会、野口先生お祝いの会、ありがとうございました。素敵な方達が沢山集う会に参加できて、本当に幸せ者だと感じた一日でした。壇上に上がって語られた皆さんが、共通して「出逢い」について語られていたように感じました。玉置先生との出会いが、、、と、幸せそうに語る皆さんを見て、同感!同感!と首を縦に振って聞いておりました(笑)

 
(私から返信)そうですね。誰に出逢い、誰と繋がり、その繋がりを大切にし続けるか、で、人生は大きく変わりますね。つくづく心に刻んだ日でした。それを皆さんに伝えることができた嬉しい日でもありました。

 素敵な人の周りには素敵な人が集まりますね。

 エネルギーが出てきたので、12月2日の授業と学び研究所での会議用資料作成。よい感じにできた。12月3日オンライン開催「モーニング情報交流会」の案内(一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会)を何人かの方に発信。

 8期生には12月1日のゼミのための資料作り指示、9期生には参加の呼びかけ。

 明日の岡山県での講演プレゼンを見直して再調整。原稿書きに入るが集中できず。断念。

2022年11月26日教育と笑いの会写真その2(玉置)

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 教育と笑いの会後、いろいろな方から写真を送っていただけましたので、ここで謹んで紹介させていただきます。みなさま、ありがとうございました。その2です。(玉置)

2022年11月26日教育と笑いの会写真その1(玉置)

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 教育と笑いの会後、いろいろな方から写真を送っていただけましたので、ここで謹んで紹介させていただきます。みなさま、ありがとうございました。その1です。(玉置)

2022年11月26日仕事日記

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 いつもの喫茶店に行き、本日の「教育と笑いの会」の挨拶や口上の進行について考えるが、これで行こうというものが決まらず、悶々とした朝。いつものことなんだけど(笑)。

 帰宅して、12月1日の8期生ゼミでの交流の質を高めるために、共有ドライブへの書き込みを指示。

 11時前に家を出て、12時少し前に「大須演芸場」到着。EDUCOMスタッフの皆さんがテキパキと動いておられるので安心して任せて、僕は演芸場前でお客様方にご挨拶。

 13時30分開演。僕は最初の挨拶。教師には話術とユーモアが必要なことを伝えた後、話術を褒められて大変な仕事を引き受けることになったことを落語風味たっぷりで話す。後半は、野口芳宏先生に登場していただき、野口先生の「すべては作り話」というフレーズで笑いをかっさられて(笑)、15分間きっかりで終了。

 漫才「山へ芝刈りへ」、漫才「学校RR」と続き、野口芳宏先生スタンディング落語「山のあなたの空遠く」は、新たな世界へ。感心するばかり。

 柳亭小痴楽の落語「松山鏡」は、家族のことを織り込んで地話風味のとっても面白い落語、桂雀太の落語まくらは、コロナで1か月休んだことをかつての友人の居座りとオーバーラップさせて大笑い。「住吉駕籠」は、雀太風味がこれまで以上に強くなっていて、人物の面白さを堪能。

 15回を振り返っての口上は、これまでのシンポジウムと比較して最初に大笑いしてもらって、あとは出演者の話術にすがる展開。さすがのメンバー。30分間充実の笑い。

 最後は野口先生に3本締めをしてもらって、無事、「教育と笑いの会」終演。

 マリオットホテルへ移動。17時30分から「野口芳宏先生米寿をお祝いする会&教育と笑いの会解散式」と題して豪華料理の宴会。つくづく野口芳宏先生と出会えたことで、僕の人生にとって、とっても大きなことだったと強く強く自覚できた時間。深謝しかない。

 参加したゼミ生の笑顔に癒されて帰宅。大須演芸場に来てくれた家内に感想を聞き、ほっとする。あとは魂が抜けた状態(笑)。
 

2022年11月25日仕事日記

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 早朝からゼミ生卒論添削。各ゼミ生の状況やこの先を考えると、眩暈を覚える朝(笑)。

 前日の第3回・第4回「教育課程論」の振り返りを読む。特に重要だと思う箇所に◎や下線を引きながらチェック。2時間ほどかかる。

 10時30分ごろ家を出て、東員町立笹尾東小学校付近のガストへ向かう。そこでゼミ生の下野さんと吉久さんと合流。ランチを食べながら四方山話。貴重な情報ももらう。

 13時ちょっと過ぎに笹尾東小学校着。13時20分からの6年生算数授業参観。例によってカメラで重要ポイントだと思われるところを撮影。日ごろの教科経営のよさが十分に出て、子ども同士の自然な関わりに好感が持てる授業。

 協議会場に移動して、さっそく動画整理。伝えるべき事項を整理して、教科書の資料もプレゼンに追加。

 ゼミ生も加えてもらっての3グループによる授業検討会。聞こえてくる意見交流の内容は、まさに同意することばかり。

 30分間の時間をいただき、授業動画、授業デザイン、教材の本質を絡ませながら、教材研究について重点をおいて話す。

 終了後、校長室で次年度の関わりについて依頼をいただく。嬉しいことだが、関わる学校を整理する段階に来ているのでは?と自問自答しながら、依頼をお聞きする。

 事故渋滞があって、予定より遅くに帰宅。明日、最終回を迎える「教育と笑いの会」の準備をあれこれ。

 8期生全員が僕が出した課題への書き込みがあったので、僕から全体へコメント。それぞれの書き込みを読みながら大いに学んだに違いない。

 研究室HP記事は、11月24日の北名古屋市立白木小学校で僕の講演を聞いた下野さんによる記事。プロ教師も感心すると思われるまとめ方

11月24日 白木小学校での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!11月24日に北名古屋市立白木小学校に訪問させて頂きました!

 大学2年生でゼミ加入が決まり、初めて聞いた玉置先生のご講演は、『主体的・対話的で深い学びとなる授業づくり』でした。そして、ゼミ加入から2年が経とうとする今、もう一度初心に立ち返る気持ちで『主体的・対話的となる授業づくり』についてのご講演をお聞きしています。

 玉置先生のご講演には、何度もご一緒させて頂き、何度も学びを積み重ねているのですが、毎講演お話がバージョンアップされていかれます。学び続ける教師としての大切な在り方を私は、玉置先生から学んでいるように思うのです。

 今回のご講演のキーワードは、「主体的」「対話的」の二点。
 「主体的」を構成する要素は、
  1.自己選択
  2.振り返り
 「対話的」を構成する要素は、
  1.「分からない」「困った」「助けて」を伝える繋がれる力
  2.教師が子どもを繋ぐ
  3.教師が違いを生む

 上記の要素を踏まえた上で、「深い学び」へと繋がるサイクルを捉えるとどうなるのか。

 (1)主体的に学び=「主体的」1.自己選択
 (2)対話的に学び=「対話的」1.2.3.
 (3)集団追究し=学びの集団でありたい
 (4)主体的に振り返る=「主体的」2.振り返り

 この4段階のサイクルが「深い学び」へと繋がるのではないかと、これまでお聞きしたご講演やゼミでの学びから位置づけました。学びは、主体的に始まり仲間と対話し深め、主体的に振り返ることで自分のものとなる生きる力へと繋がるのでしょう。

 理屈では分かっていてもなかなかすぐに実践できるものではありません。ゼミでの模擬授業でも「(1)自己選択」や「(2)対話的」までは上手に運べるようになりつつある私達ですが、やはり課題は「集団追究」だなと今回のご講演で改めて実感しました。

 「主体的」「対話的」に正解はありません。そして、その先の「集団追究」や「深い学び」にもやはり正解は無いと思うのです。なぜなら、教育ってそういうものだから。だからこそ、深く、教師自身が追求していく面白さがあります。私は、正解のない世界に飛び込んだのだと思うとワクワクします。こうして、良いものを吸収し、「自己選択」し、他の先生方と「対話」し、学び合い、主体的に「振り返る」。私は、そんな教師になりたいと思います。

 白木小学校の先生方、今回は玉置ゼミ生の訪問を受け入れてくださりありがとうございました。春から現場に立ちます。ご縁を大切に、またお会いできますことを楽しみにしております。

 玉置先生、今回もありがとうございました。学びが積み重なり自分のものになっている実感が2年経ちますます湧いています。あと半年もなくなってしまいました。卒業までしっかり玉置先生に鍛えて頂き現場に出たいといった意気込みです! 今回も皆様、ありがとうございました!(下野)

※ 写真は白木小学校からいただきました(玉置)
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2022年11月24日仕事日記

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 7時30分ごろ研究室着。珈琲とパンで朝食。先日の火曜日の「教育課程論」での振り返り読み。スクールカーストの体験有無、キャリアパスポートの是非についての個々の考えを読み取る。特にキャリアパスポートは賛否がほぼ同数。デジタル化についても同様。学生の考えは大いに参考になる。

 1・2限「教育課程論」。1限は年間授業時数がテーマ、2限は総合的な学習の時間がテーマ。木曜日の授業受講者も多くの考えを発言。授業後、「先生、この講義大好きです」と声を掛けられる。その理由が「みんなの考えが聞けるので参考になる」とのこと。

 研究室に戻り、朝の仕事の続き。7期生今井さん来研。2年生の丸山君来研。四方山話。

 13時過ぎに大学を出て、北名古屋市立白木小学校へ向かう。学校付近に約束の時間の1時間前に到着。車の中で時間調整。

 15時15分から1時間、現職教育講話。「主体的・対話的となる授業づくり」と題して、例によって動画を多用しながら、先生方とのやりとりもしながら話す。今日もゼミ生・下野さんが参加。何度も僕の講演を聞いている下野さんがどのように書いてくれるか(笑)が楽しみ。

 終了後、校長室で懇談。そこで聞いた話が嬉しい。かつて私の講演を聞いていただいた校長先生が私が提唱した「学校HPの毎日更新」を、教頭先生とともに続けておられるとのこと。学校経営にプラスになっているという報告を聞き、元気が出る。

 帰宅。18時からオンラインで「一般社団法人 未来を拓く学校づくり研究会」理事会。30分間で終了。会員規約と事業計画について協議。

 研究室HP記事は、第5回教師力アップセミナー(横山浩之先生)での学びを8期生・前野さん、芝田君が発信。教育実習での実際を踏まえての振り返りがいい。

11月12日第5回教師力アップセミナーでの学び(前野、芝田)

 こんにちは!8期生の前野です。先日、第5回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今回はこのセミナーで得た学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは、行動のレパートリーを増やすような指導についてです。

 正常な子どもは、 行動のレパートリーが広く、悪い行動を禁止すると 自分が持つ行動のレパートリーから良い行動を選択できます。「・・・しないでください。」と言われたら自分の行動のレパートリーから他の良い行動を選ぶことが出来るのです。

 一方、特別な支援が必要な子どもの中には行動のレパートリーが狭い子どもがいます。悪い行動を禁止されても自分が持つ行動のレパートリーには良い行動がなく、より悪い行動をしてしまうこともあります。行動のレパートリーを広げるという観点から、悪い行動を禁止することよりもふさわしい行動を教えるような指導が重要だということを学びました。

 教育実習で私が子どもに指導した場面を思い返すと、「・・・はダメだよ。」「・・・をしてはいけません。」というように悪い行動を指摘していたことがあったなと感じます。指摘した子どもの中には、今何をしなければいけないのかが分からないから悪い行動をしてしまっている子どももいたと考えられます。「・・・をしましょう。」と指示を出し、子どもの行動のレパートリーを広げる指導を心がけたいと思いました。

 他にも具体的な場面を提示して頂きながら特別支援が必要な子どもへの指導について学ぶことが出来ました。今まで知らなかった理論に基づいた説得力のあるご講演で勉強不足を痛感しました。これからもセミナーや教育書、大学の講義など色々なものから教育についての知識を蓄えていきたいなと感じました。ありがとうございました。(前野)


 こんにちは。8期生の芝田彬良です!先日、第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。このセミナーで得た学びについて記事にさせていただきます。

 今回のセミナーで特に心に残ったのは、子どもにとって、よい行動のレパートリーを広げるような指導をしていくようにというお話についてです。

 悪い行動をしてしまった際に、「○○してはいけません。」「○○はするな。」と指導をすること(禁止をすること)は、有効な場合と、そうでない場合があります。例えば、経験不足な子どもにとっては、禁止された「○○」以外の行動を知らない、何をすれば良いのかわからないという状況に陥ることがあります。また、作業記憶に乏しい子どもにとっては「○○しなさい。」と頭の中で変換されてしまい再び同じ行動を繰り返してしまうことがあります。これらを避けるために、悪い行動を禁止するのではなく、良い行動(ふさわしい行動)を教え込むことが重要になるということを、セミナーを通して学びました。

 私自身、教育実習中に「○○していけないよ。」という声掛けを多用していたように思います。子どもと関わる際には、良い行動のレパートリーを広げるような指導・声掛けができるようにしていきたいと強く感じ、学級全体への声掛けや指導について考えを深めていきたいと思いました。

 そのほかにも例を示しながら、特別支援を必要とする子どもへの指導についてお話しいただき多くの学びを得ました。お話を聴かせていただき学び得たことを自身の糧として、さらに学びを深めていきたいです。ありがとうございました。(芝田)

※写真は林文通先生から提供いただきました。記事とは関係ありません。(玉置)
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2022年11月23日仕事日記

 大学は祝日でも授業はあるが、今日は休み。1日仕事を進める日と決めて朝から取り組む。

 まずは一気に読み終えた本の著者へ感想を送る。また、熊本市教育長の遠藤氏に、教職研修12月号には、僕が書いた遠藤教育長著の書籍評文が掲載されたことを報告。さらに届いた2件の依頼に返信メール。読みかけ本を読了。

 12月4日は、愛知教育大学附属学校技術・家庭科OB会で講演。そのプレゼン作成。続いて、12月6日は、愛知県立春日井南高等学校で、あいちラーニング推進事業の一貫で講演。そのプレゼンづくり。いずれも完成して送信。

 研究室HP記事は、11月16日7期生ゼミでの学びを田中君が発信。集団追究の価値と難しさを言及。

11月16日7期生ゼミでの学び(田中)

 こんにちは、7期生の田中です。今日は、11/16のゼミでの学びについて記事に書いていきます。本日のゼミからは後期のゼミでテーマとしている模擬授業の二周目が始まりました。玉置ゼミ生としての締めくくりとして、二周目の模擬授業では、「集団追究」に焦点を当てて取り組んでいきます。

 本日のゼミでの学びで特に大切だな、現場に出てすぐに実践したいなと思ったことは二点ありました。

 一点目は、集団追究の中でほめることと合意を入れることです。子どもたちの発言で良い意見に対してほめる、価値づけることの大切さを感じました。ほめることによって、子どもたちが発言をしやすくなったり、雰囲気がよくなる、さらに発言しようと意欲が増すなどの効果が見込まれるからです。また、合意を入れることも大切だと感じました。合意を入れずに子どもの発言を教師の話で繋いでいくと子ども対教師になってしまいます。しかし、合意を入れることにより、子ども同士で意見を繋げていくことや、全員参加の授業に繋がっていくので子どもの参加している意識がますと感じました。加えて、クラス全員に⚪︎×で意思表示させるなどして参加の意識を高めることも効果的だと感じました。

 二点目は、子どもが分かる言葉を使うことです。子どもが分かる言葉を使うと聞くと当たり前のように聞こえますが、実際にやるとなるととても難しいと感じました。今日の模擬授業のめあての一部に、「働きが大きい」というワンフレーズが入っていました。大人からすればすぐに理解できる言葉ですが、小6の子ども達がすぐに理解できるかと考えると意外に難しいとなりました。普段私たちが当たり前に使っている言葉も子どもの立場に立つと難しいものもあるので注意していきたいと思いました。

 他にも多くのことを学びました。現場に出て実践できればきっと子どもの学びが深まっていくと思います。しかし、頭で分かっていても中々出来ないのが現実…。頑張って実践できるように取り組んでいきたいです。(田中)

※写真は林文通先生から提供から提供いただきました。記事とは関係ありません。(玉置)
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