11月12日 第5回教師力アップセミナーでの学び(下野・安藤)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。11月12日、第5回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。本回は、オンラインでの開催であり、講師に、福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター教授の横山浩之先生がご登壇されました。演題は、『通常学級にいる特別支援が必要な子どもに対応できる授業とは』。

 今回、久しぶりに文字記録の担当でした。教師力アップセミナーでの文字記録は、1年ぶりになるかと思います。文字記録をとることは責任がありますので、それはそれはいつも以上に丁寧にお話を記録していく訳ですが、学びが多すぎてノートはびっしりとなってしまいました(笑)

 これまで、多くのセミナーや講演で様々な教育観を学んできていたつもりでした。最近は、あるひとつのお話を聞けば、以前学んだ内容がリンクし、さらに深まり広がるといった時間を過ごしてきていました。しかし、今回はひと味違う。全く新たな授業観・教育観を学ばせて頂きました。まだまだ勉強不足だなと恥ずかしくなるばかりです。

 特に、印象的であり今回のご講演のキーワードとなる『PT技法』は、目から鱗といった気持ちになりました。私は、卒業論文で『子どもを輝かせる価値語』を題目に研究を進めています。主に、子どもを褒めて伸ばすことが研究の醍醐味になるのですが、今回『PT技法』を学び「ほめる」の本当の意味が分かったように思います。
 子どもの増やしたい行動を注目し褒め、減らしたい行動は注目を与えず褒める。「ほめる」という行動には受容と、また、受容しないという側面があることを理論的に理解が出来ました。

 学びを綴り始めたらいつもながら、記事が長く長くなってしまいそうです。卒業研究に生かされる学びをまたひとつ得られたセミナーです。

 横山先生、素敵な学びをありがとうございました。また、運営の皆様、今回もまた大変学び深いセミナーをありがとうございました。

(下野)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!
今回は先日行われた第5回教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。

 一番印象に残ったことは、作業記憶の乏しい子への対応です。作業記憶の乏しい子に対して「〜しないでください。」と言っても行動のレパートリーが狭いため、良い行動に繋がりません。そのため、「〜をしましょう。」と行動のレパートリーをその子の中に広げていくことが大切だと学びました。さらにお手本として生徒に行動でしめしたり、周りの生徒の行動から学んだりして行動のレパートリーを増やせる指導が大切だと学びました。

 この話を聞いた時、小学校実習の時のある児童を思い出しました。
 その児童は行動が遅れてしまったり、声をかけるとパニックを起こしてしまったりする姿がよく見られました。自分のその児童に対する行動を思い返すと、噛み砕いて具体的な行動を伝えられていませんでした。さらに授業中その児童に個別指導する場面も多々ありました。今回のセミナーを通して、指示をする時の言葉選びを意識して、周りの児童の様子からも行動のレパートリーを増やす指導を大切にしていきます。

 セミナーに参加して、自分がいかに勉強不足であったか実感しました。実習の時のように自分の知識不足、指導力不足によって児童の負担になってしまうことがないように、今回のようにセミナーに参加して学んだり本から知識を得たりして、自分のものにしていかなければならないと思いました。

 横山先生、具体的な事例を交えながら、分かりやすく通常学級にいる特別支援が必要な子どもに対応できる授業についてお話してくださったので、実習での自分の行動を振り返りながら学ぶことができました。ありがとうございました、学びをしっかりと自分の中で消化して、現場で今回学んだこと活かした指導ができるようにします。

(安藤)

※ 写真はオンラインセミナーで示された資料から

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2022年11月16日仕事日記

 7時15分ごろ研究室着。コンビニで買ったパンと珈琲で朝食。メール処理や文書対応。

 8時30分ごろ池戸さん来研。添削が済んだ卒論(一部)を渡して助言。第4章の展開について相談を受ける。

 10時40分から7期生ゼミ。今回から模擬授業最終へ入る。ゼミ全体のテーマは「集団追究の高め方」。僕としてはようやくこの段階に焦点を当てて検討ができるゼミになってきたという思い。

 吉久さん、岡君それぞれから授業提案があったが、指導言、発問、指示一つ一つが気になってしまい、早めに介入した方がよいと判断。そのつど全員に考えるべきことを投げかけて協議。やりながら「ああ、随分前からこうしたことがやりたかったのだ」と自覚。玉置ゼミを卒業するのだから、思う存分に授業力をつけて旅立ってほしいという強い思い。

 12時30分から教育実習課で重要相談。13時から推薦入試説明会に出席。14時から教授会。実習委員長として報告書以外にここのところの実習に関しての状況や今後を報告。続いて審査教授会出席。

 研究室に戻り、提出された卒論の一部を添削。目を通したのは高橋さん、田中君、丹羽さん、吉久さんの論文。集中力が続かず、時々、他ごとを入れながら赤入れ。

 すでに中学校教育実習を終えた8期生に面談の連絡。面談時での話題を整理。

 研究室HP記事は、一宮市立瀬部小学校での下野さんの学び。授業を見る力がよくついてきている。同期はもちろん後輩ゼミ生も大いに学んでほしい。

11月14日 一宮市立瀬部小学校での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。11月14日に一宮市立瀬部小学校に訪問させて頂きました。

 私が参観させて頂いた5時間目の小学校1年生の授業。国語の時間です。1年生にとって5時間目は、魔の時間。もうすぐ下校だし、給食を食べてお腹はいっぱいだし、お日様の光が差し込む教室は、なんだか気持ちよくなってしまう時間でもあります。そんな時間にも関わらず、沢山の先生が見に来た!!!と大はしゃぎで頑張っている瀬部小学校の1年生を見てとても元気になったというか、私がパワーをもらってしまいました。素直で元気いっぱいな1年生の姿がとても印象的です。

 授業づくりにおいて、昨今最も重要視される課題は、『対話を通した深い学び』です。これは、7期生ゼミでもテーマとなっている『集団追究』に繋がります。『集団追究』を小学校1年生にどこまで求めるか、私はそんなことに注目しながら授業を参観させて頂いておりました。
 小学校1年生でも「対話」をすることができています。先生方の指導の賜物です。教師が願う聞き方(対話の姿勢)を子どもに示すことは、子どもの「対話」を確実に促すことを実感した授業でした。小学校1年生で、対話の活動の際、テーマを外すことなく自分たちの意見を伝え合えることはとても素敵なことです。この先、高学年になった時この子達はどんな「対話」から「深い学び」を紡ぐのだろうかとワクワクしました。

 小学校1年生での『集団追究』は、どこまで追い求めるべきなのか。私には、まだその結論が出せていません。まだまだ『集団追究』に対しての見識も理解も甘いからです。もっと勉強して、もっともっと授業を学び、発達段階に応じた『集団追究』の課題を明確にしていきたいとこれからの目標ができた訪問でした。

 瀬部小学校の先生方、今回私も2回目の訪問でした。先生方の研究協議会で意見交流されるご様子や休憩時間での同僚性がとてもとても素敵だな、私もいつかその場に参加させて頂きたいなと思うばかりでした。今回も玉置ゼミ生を受け入れてくださりありがとうございました。
 玉置先生、先生のご講演やセミナーに沢山ご一緒させて頂いているからかもしれません。私も少しずつではありますが、玉置流の授業を見る視点が養われてきたように勝手ながら思っております。これも、いつも私を価値づけてくださる玉置先生のおかげです。まだまだ勉強不足!卒業まで、もっともっと沢山学ばせてください!

 今回も沢山の方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!(下野)

※ 写真は一宮市立瀬部小学校HPより
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2022年11月15日仕事日記

 今日は中学校で教育実習中のゼミ生3人の授業を参観する日。1日で3校を訪問できる実習授業時間となったのは奇跡に近い。

 6時30分ごろ家を出て、笠松町内中学校へ向かう。1時間ほど余裕ができたので、コンビニでパンと珈琲を買って、車の中で朝食。そして読書。

 8時40分から9時30分まで、道徳授業参観。生徒にこの題材を通して考えさせたい、感じさせたいことが明確で、思いがこもった授業。直後に指導助言。

 今度は瑞穂市内中学校へ向かう。やはり1時間ほど余裕ができたので、車の中で読書。

 11時30分から12時20分まで、国語授業参観。グループディスカッション力をつけることを目的とした授業で、よく練られた授業展開。直後に指導助言。

 次は本巣市内中学校へ向かう。40分ほどの時間で車内読書。

 13時45分から14時35分まで、国語授業参観。古文と読み取り、物語の魅力を感じ取らせる授業。終始受容的で生徒がのびのびと考えを発言できる授業。直後に指導助言。

 帰路途中で、喫茶店で遅い昼食。今日でゼミ生の実習授業観察が無事終了。8年目にして初めて、一人のゼミ生の授業参観できず、申し訳ない心境。幸い、福地先生が助けていただけたことがなりより。
 
 帰宅。メール処理。来年度の講演や指導助言日程も例年以上に早くに決まってきている感じ。返事をするたびに健康でいなければと思う。志賀内人脈塾でお会いした方から葉書が届く。熱い内容に感激して返信。

 研究室HP記事は、11月9日7期生ゼミでの振り返りを下野さんが発信。7期ゼミ生の最後の大テーマが「集団追究」となった経緯を書いてくれた。

 今日は、車内読書で「授業での価値づけ」について大ヒントを得ることができた。早いうちに文章化しておきたい。

11月9日 7期生ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野綾巳です。11月9日は、7期生ゼミのロイロノートを使った実践模擬授業の1周目最後の二人でした。丹羽さん、高橋さん、お疲れさまでした!!!

 丹羽さんの授業では、ロイロノートを駆使した外国語活動の授業が展開されました。こんな機能があるのか!?と驚くばかりで、特に、ロイロノートのカードに音声が付けられることは初めて知りました。私も実践してみたいと思います!

 高橋さんの授業では、小学校2年生を対象とした「言葉のなかまわけ」の授業。子どもたちが「言葉を仲間わけ(分類する)」という感覚が自然と身につくような導入の展開がとても素敵で、大学生ながらに引き込まれました。

 二人の授業展開や授業スキルは本当に素晴らしいもので、ノートを取ることを忘れてしまうほど授業にのめり込んでしまいました。そんな仲間がゼミで一緒に学べているってとてもとても幸せなことです。ふたりとも素敵な授業をありがとう!!

 今回の二人の授業や、これまでの仲間の授業を踏まえて、ゼミの中で大きな課題となったことは『集団追究の質を高める』ことでした。主体性を育む授業スキルや、対話性は端末活用による意見共有の速さや見やすさによってより生まれやすくなりました。私たちがこれからのゼミで学ぶべきことはその先です。

 『集団追究』。個々の意見は、主体性を持って表現することができ、対話も意見共有の時点で「違い」や「同じ」「疑問」等の観点から生まれます。では、それらを『集団追究』とした時。何を集団追求の話題に取り上げ、子どもたちが深い学びを得るために質の高い集団追求をどうファシリテートしていくか。教師の力量でもあり、教師の難題です。

 これから7期生の模擬授業は最終クール。一人ひとりがあと1回のチャンスです。「深い学び」とはなにかを自分なりに捉え直し、そのための『集団追究のファシリテート力』を実践にうつす授業を私はつくりたいなと思っています。

 今日も沢山の学びをありがとうございました。(下野)

2022年11月14日仕事日記

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 今朝は卒論添削から。1時間以上かけての作業。

 9時30分ごろ家を出て、一宮市立瀬部小学校へ向かう。10時ちょっと過ぎに到着。3限、4限で、すべての学級の授業を参観。例によって、皆さんで共有化するとよいと思われる場面を動画撮影。

 給食をいただいた後、撮影の動画を整理。タイトル付け。必死(笑)。

 5時間目の1年生国語授業参観。入念に準備され、ペアでの話し合いの方法も的確な指示があった授業。また個々の状況にかなりの開きがあるため、個別指導の重要性も十分に認識された授業。まさに「はじめに子どもありき」という、個々をしっかり捉えた上での授業展開がされている授業を見せていただけた。

 校長室で、基本プレゼンづくりと動画整理。30分ほどで仕上げて、研究協議会場へ。先生方は5つのグループに分かれて協議。端末でjamboardに入力された意見をもとにした話し合い。先生方が端末を活用して協議する状況も見ることが珍しくなくなってきている。

 各グループの発表、指導員の山内先生の講評後、僕は40分間話す。聾学校見学で体感した対話の重要性を伝えた後、動画を見せながら、すべての授業についてコメント。1分延長でなんとか終える。

 参観のゼミ生下野さんとEDUCOMの二人と僕とで、喫茶店で振り返り。こういう時間は久しぶり。

 18時前に帰宅。教育新聞の記事が気になって、あれこれ調べる。研究室HP記事は、11月6日7期生ゼミでの授業提案者・丹羽さんの振り返り。冷静に振り返っている。

11月9日 7期生ゼミでの学び(丹羽)

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 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。11月9日のゼミの学びを記録します。

 今回のゼミでは、【小学校6年生英語 自分の「推し」を英語で熱く語ろう Unit 5 He is famous. She is great.】の模擬授業を行いました。

 これまでの授業や小学校教育実習で、小学校の英語の授業をやったことがなかったので、現場に行く前に挑戦してみようと思ってこの授業を選びました。
 結果としては大失敗です。授業個人で考える場面が多く、子供たちと議論する場面や考える場面を作れなかったなと思いました。英語の授業だからこその活気ある雰囲気を、[書く]場面でも大切にしていきたいと思いました。
 
 私は、授業準備の段階で、悩んだことがありました。
 小学校英語では[書くこと]については、例文を参考にして書くこと、音声に十分に慣れ親しんでから書くことが求められているため、どのくらい[書くこと]について求めていけばいいのか、ということです。また、授業中はどのくらい英語で話し、どのくらい日本語で話すかということです。結局、今回の授業では日本語ばかりを使ってしまいました。
 私自身、ロイロノートのことだけではなく、小学校での英語の授業についてもっと見たり本で読んだりし、知っていかなければなと感じました。

 ロイロノートを用いた授業を通して、ここはよかったなと思うことは、ロイロノートでできるいろんなツールを知ることができ、みんなにも提示することができたところです。
 英語の授業であったら、ダイヤモンドランキングを用い、伝えたい情報に優先順位をつけることができたり、カードに音声を載せる機能を使って発表したことをカードにして何度もききかえせることがらできたりなど、できることが沢山あることを知ることができました。活用方法を考えていき、学びが深まる授業をできるよう学んでいきたいと思います。

 今回授業をしてみて、毎日毎時間授業をしてる先生方が本当にすごいなと思いました。このままでは子供たちの力にはなれないと強く思ったので、子供たちのためにも自分のためにも、4月までの間、学び続けることを大切にしていきたいです。(丹羽)

2022年11月13日仕事日記

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 8時ごろ家を出て、二男の住む静岡市へ車で向かう。11時前に到着。「一本焼うなぎ定食」のメニューしかない「石橋うなぎ店」へ出かける。肉厚のうなぎに濃厚なたれ。大満足。

 その後、家内の願いもあって、浜松市の秋野不矩美術館へ向かう。特別展鑑賞。

 17時過ぎに帰宅。送られてきた原稿校正。いくつかの連絡。久しぶりの長距離運転だったが、疲れはなく、おかげさまの充実した1日。

2022年11月12日仕事日記

 やはり北海道小樽への日帰りはこの年齢ではきつかった(笑)。朝から体が重い。今日は1日のんびりできる日にしていたことが正解。

 とは、いえ10時から教師力アップセミナー(オンライン)。今回は、毎年、リクエストが多い横山浩之先生(福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター 教授)が登場。

 横山先生の講演を聞くたびに痛感する勉強不足。学級集団の中で、発達障害などの個別支援が必要な子どもに どう授業したらよいか、どう対応したらよいかなど、これまでもお聞きしてきたことを改めてお聞きでき、自分の各学校での指導助言を振り返った2時間。さっそく研究図書購入。

 14時から「特定非営利活動法人 ほっかいどう学推進フォーラム」(オンライン)に参加。特に楽しみにしていたのは、基調講演「GIGAスクール構想のめざすもの〜学校改革の今とインフラ関係者への期待〜」。講演者は、武藤久慶さん。文部科学省初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチームリーダーとして、豊富な資料をもとに、GIGAの今の姿、あるべき姿を語っていただけた。説得力抜群!講演手法としても大いに見習いたい。

 休憩後、パネルディスカッション。これもなかなか面白く聴くことができた。とりわけ小学校社会科実践を報告された坂本さんの発表内容が目を引いた。課題設定がとても面白く、北海道の子どもに求めていることが明確。そのための地に着いた授業実践はさすが。

 GIGA端末活用の点から、産学が一体となった子どもたちが北海道に関心を高め、地元の価値を知る動画コンテンツの制作推進をしようというのがまとめ。このことは北海道に限ったことではなく、全国どの地域でも当てはまること。参考にしたい。

 12月のゼミ合宿会場費支払いに出かける。第1回9期生オンラインゼミのまとめを兼ねて、僕がコンテンツを発信。ちょっとしたことでも技術があると違うことを知ってほしいという願い。

 研究室HP記事は、金城学院大学でも授業をしておられる成田先生が発信された僕の授業映像を活用された記事を紹介。名誉なこと。

金城学院大学での授業に登場(玉置)

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 金城学院大学で授業をされておられる成田先生が、私の授業DVDを活用されていることを発信されました。ありがたいことです。(玉置)

2022年11月11日仕事日記

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 今日は小樽市立朝里中学校への訪問指導日。5時50分地元駅乗車。犬山経由、中部国際空港駅着7時20分。検査場は凄い人!ビックリ。

 8時20分離陸。ほぼ10時着陸。10時6分エアポートに乗車。11時15分小樽築港駅着。森万喜子校長のお迎えをいただき、朝里中学校へ11時30分ごろ着。移動時間4時間30分。

 今日のスケジュールと僕の役割を確認。4・5時間目を見て、講演1時間と確認。授業を動画で記録しながら参観。合間の時間を使って動画整理。お昼はなんとお寿司!

 15時から1時間の講演。演題は「教えない授業の心得」。前半はあらためての教えない授業の概念形成。後半は授業動画を使って気づきをレクチャー。特に主幹さんの授業動画をもとにご本人とやりとりしながら、授業の深掘り。これは初試み。授業設計や課題設定もとても良いので、集団追究場面における学びを高めるための手だてを提案。

 教職員の思いを尊重され、それぞれのよさが発揮できるよう学校運営をされておられる森校長の経営の証を、教職員の方々の姿や彩り豊かな学校環境、そして子どもたちの姿から感じることができたことも、大きな収穫。

 校長室で森校長や他校の教頭先生らと懇談。16時30分ごろ手稲駅へ送っていただく。学校滞在が5時間ほどあってなりより。17時22分エアポートに乗車。新千歳空港新駅へ。18時37分着。

 すぐに検査場をくぐり、夕食はラーメン。19時25分離陸。21時15分着陸。21時37分ミューskyで犬山まで。乗り換えて地元駅へ。犬山駅で山本教授に出会う。短時間だったが楽しいやりとり。

 23時ごろ帰宅。さすがにヘトヘト。いろいろと問い合わせがあるが、その応答は断念。

 研究室HP記事は下野さんのエッセイ「卒論」。僕の講演を7期生で一番多く聞いている下野さん。卒論書きで物凄く生きているとは嬉しいコメント。

卒論(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。卒業までに1週間に1本記事を書くという目標は、どうやら卒論があるとなかなか難しい自分へのお題であったなと思います。しかし、書くことが好きな私。そんな卒論執筆の最中にも、ふわふわと書きたいことが頭の中に浮かんでくるのです。今回は、今私が楽しみながら取り組む「卒論」をテーマに記事を綴りたいと思います。

 「卒論」とは、「卒業論文」のこと。この学生生活で何を学んだのかを表明する「論文」です。思えば、玉置ゼミに加入が決まってはや2年が経ちます。玉置ゼミで学べることが私の何よりの喜びでした。1年生の頃から卒論発表会に参加させて頂いていた私は、玉置ゼミの卒業研究が大好きでした。1年生の頃、事前にアポを取り、緊張しながら入室した玉置ゼミの卒論発表会で私は、初めて「価値語」という言葉を知りました。どの先輩の発表でも「価値語」「価値づけ」という言葉が出てきます。「価値語」と大きくノートにメモを取り、ぐるぐると赤ペンで目立つように囲ったことを鮮明に覚えています。それほどまでに、「価値語」との出会いは強烈にインパクトがあったのでしょう。そして、今私は『子どもを輝かせる価値語実践』というテーマで卒論を執筆しています。

 玉置ゼミに入ると、先輩方がなぜ「価値語」や「価値づけ」という言葉を大事にされていたかがよく分かりました。学校教育の全てに「価値」が存在することを玉置先生は私たちに教えてくださるからです。それは、授業でも学級経営でも、どんな小さな場面であってもです。見逃してしまいそうな「価値」でも、しっかりと示す。分かっているだろうと奢らず丁寧に「価値づけ」をしていく大切さを玉置ゼミでこの2年間沢山学びました。

 玉置ゼミの代名詞は、「書くことによって学ぶ」の他に様々な学校への訪問があります。きっと私が玉置ゼミではなく、ただ教職に進んでいただけであれば門をくぐることも、その学校の子どもたちの学びを見ることも、その学校の校長室に入室することも、行き帰りの道での景色だって見ることは無かったはすです。私は、大分玉置先生の学校訪問やご講演にご一緒させて頂いたのだと思います。卒論を執筆する際、「あっ、前にこの話を玉置先生がおっしゃっていたぞ。」とか「今書きたいところについて、玉置先生はなんと話されていたかな。」とゼミノートを開けば沢山の資料があります。卒論の参考文献に、『私のゼミノート』と記したいほどに、学校訪問や自分の書いたセミナーの議事録が大きく卒論を進展させてくれています。

 冒頭に、「この学生生活で何を学んだのか表明する「論文」が卒論である」と綴りました。こういうことなのだと思います。玉置ゼミで出会った「価値語」は私の軸となり、その玉置ゼミでの学びの一つ一つが繋がり今私は「卒論」を執筆しています。

 ここまで長く綴りましたが、結局「私は玉置ゼミに入って幸せです」の一言で全てが完結してしまいそうです。卒論は、これまでの私の学びの軌跡であり、これからの人生のブレない強い強い軸となると、そう確信しているのです。

(下野)

2022年11月10日仕事日記

 6時ごろ目覚め。珈琲とパンで朝食。早朝に来客でビックリ。スケジュール調整のためのメールのやりとり。

 7時45分ごろ家を出て、犬山市内中学校で教育実習をしているゼミ生の授業参観に向かう。8時20分ごろ着。校長先生とHPの充実などを話題にして懇談。

 8時35分から9時25分まで、2年生社会科授業。ゼミで学んだ様々な授業技術を自然体で発揮していたのが嬉しい。今後の(ゼミでの)課題を提示。「とても爽やかな青年です!」という校長先生の言葉も伝える。

 帰宅。昨日の仕事日記書き。「子ども理解活動」の概要を提案するための読書。7期生のために「深い学び」資料を発信。

 19時30分から21時まで、オンライン「学級経営の困ったを一人で抱え込まないで」開催。今日も多彩な悩み事が提示され、それぞれが経験をもとに解決策を提案。和田先生と僕は年季が入った助言(笑)。主催者としては、悩み事を伝え合いながらも楽しい時間であることを心掛けている。

 明日は日帰りで、小樽市立朝里中学校訪問。明日の小樽の最高気温を見て、衣服の準備。

 研究室HP記事は、11月9日7期生ゼミで授業提案の高橋さんの振り返り

11月9日8期生ゼミの学び(高橋)

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 こんにちは。7期生の高橋奈優です。11月9日のゼミの学びを記録します。

 今回のゼミでは、教育実習ぶりの模擬授業を行いました。題材は、一年前に研究授業で行った小学2年の国語 なかまのことばとかん字です。

 一年前の授業と比べて、成果と課題がありました。
 
 まずは、成果です。今回の授業では、一年前の研究授業で課題となった導入を大きく変えました。具体的な変更点は、子供が根拠を持って自分の考えを示すようにしたことです。これは、卒業論文のテーマである一斉授業における全員参加の授業法の研究で学んだことです。この方法によって、自然と子どもが学ぶ姿勢になっていくことを実感しました。

 課題がまだたくさんあります。特に、深い学びについてこれから4月になるまでに考えなかれまばらないと思いました。子どもが自然と学びに向かう姿勢になる手立てや、自分の意見とその根拠で授業が展開されていく主体的で対話的な学びは、比較的スムーズにできるようになったのではないかと感じました。しかし、子供の意見からさらに、この授業でしか学ぶことのできない深い学びにつなげることの難しさを痛感しました。そのため、次は、深い学びまでもできる授業を作ります。

 最後に、久しぶりの授業に緊張していましたが、やはり授業するのは楽しいなと思いました。教壇に立つまであと数ヶ月です。ゼミで力をしっかり蓄え現場に臨みたいです。(高橋)

2022年11月9日仕事日記

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 7時ちょっと過ぎに研究室着。いつものように美味しい珈琲とパンで朝食。

 8時30分ごろ池戸さん来研。卒業論文相談。第4章の内容を助言。

 9時から教職実践演習。定番の保護者対応ロールプレイ。今日もこれまでにない事例が出される。毎回異なった事例が出るのが楽しみ。

 10時40分から7期生ゼミ。丹羽さんと高橋さんが模擬授業。二人とも端末活用も含めて新しい試みがあって、他のゼミ生に良い刺激になる。基本ができているので安心して見ていられるが、誰もが共通している課題は集団追究。あと1回ずつの授業提案は「深い学び」に焦点を当てるように指示。slackには「深い学び」チャンネル設定。

 初の9期生ゼミ生の集合。全員が揃う。さっそく玉置ゼミにおけるコミュニケーションツールの活用の住み分け、ならびにslackの通知設定にレクチャー。下野さんに助けてもらう。さっそくオンラインゼミを始めることも宣言。

 13時に実習課長といくつかの相談。13時30分から実習委員会。いろいろと指摘を受けている点について話し合い。ほぼ僕が考えていた方向で了解いただきほっとする。

 すぐに岐阜市役所へ向かう。30分くらい余裕ができたので、スタバで若干の仕事。

 16時15分から岐阜市教育委員会教育長室で、第4期岐阜市教育振興基本計画にかかる答申。10名の委員で4回にわたり検討して結果を水川教育長へ手渡す。とても名誉ある役目をいただいたことに感謝。

 再び大学へ向かう。17時20分ごろ着。すでに始まっているクリスタルプラン委員会に出席。様々な改革が進む中、自分の今後の提案が物凄く不安(泣)。

 18時50分ごろ大学を出る。20時過ぎに帰宅。久しぶりにお酒を飲んで熟睡。目覚めて仕事。

 研究室HP記事は、今井さんの「夢のはなし」。まずはお読みください。

 研究室HPの僕の掲載写真は8年前の写真だったので、最近(笑)の写真に変更。

夢のおはなし。(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。私は、幼稚園の教育実習中であります。この記事を書いている今は、帰りの電車の中です。

 みうのひとりごと。

 生活の中で、記事を書こうと思う出来事が起こったり、記事を書くネタを思いついたりした段階で、私は「タイトル」をメモしています。いわゆる、記事ストックです。今は4つの記事ストックがあります。その一つが「夢のおはなし。」です。
 私の習性として、話の内容とは関係があるけど、タイトルだけを聞いても話の全てはわからないよというタイトルをつけがちなのです。
 そして、この「夢のおはなし。」
 何を書こうと思ったのか、全く思い出せなくて。もはや、メモした記憶もないくらいに心当たりがないのです。

 もしかして、これは夢?笑
 
 (今井)

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2022年11月8日仕事日記

 本巣市内中学校で教育実習をしているゼミ生の授業参観のために、6時15分ごろ家を出る。例によって早めに学校近くに行き、余裕をもって学校訪問をするためだ。近くのコンビニで45分間ほどパンと珈琲で朝食。

 8時35分から9時25分まで、2年生国語授業参観。小学校教育実習経験もあって、授業前半の展開は及第点をあげてもいい。後半の全体での話し合いはプロ教師でも難しいところ。今後のゼミでの話題にもしたい。

 大学へ向かう。10時10分ごろ着。下野さんが卒論相談に来研。オリジナル性が必要な4章がかなり良い感じで進んでいる。いくつかの助言。

 11時20分ごろ大学を出て岐阜市役所へ向かう。「みんなの森」にあるスタバで、7期生向けに学校訪問予定を発信。玉置ゼミに入ったのだから利点を生かしてほしいという思いを込める。

 13時10分ごろ会議室へ。13時30分から15時近くまで、第4回(最終回)岐阜市教育振興基本計画検討委員会に参加。委員長を仰せつかっているので進行役。委員や事務局のおかげで、諮問事項に的確に応えることができた答申ができたと自負。明日、教育長に手渡して大役完了。ほっとできた会議。

 16時20分ごろ帰宅。授業参観をしたゼミ生へslackで助言を発信。その後、志賀内さんから「志賀内人脈塾」へのお誘いを受けたので名古屋へ向かう。

 19時から21時まで参加。1時間は西村徹先生の講演。長年特別支援教育に関わってこられたので、豊富な事例をもとにした参加型のお話。納得して自覚することばかり。

 後半1時間は皆さんと交流。かつてのゼミ生を通して私のことを知っていただいている方もあって、つながりがあることに感動。

 22時15分ごろに帰宅。今日も濃密な1日。やらなければならないことがたくさんあるが、ごめんなさい状態。

 研究室HPは、10月26日の7期生ゼミ記録。吉久さんが発信。授業提案者のよさを温かい言葉で書いている。なるほど!

10月26日7期生ゼミでの学び(吉久)

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 こんにちは。運動することにハマっている7期生の吉久明日実です。大学に通う日は大学のジムで走っています。

 10月26日のゼミでは、池戸さんと田中くんが模擬授業をしてくれました。今回はそこでの学びを書きたいと思います。

〇池戸さん 小学校4年生 道徳
 始めにお話しの挿絵の始めと終わりの画像を見せて想像させる手法でした。始めと終わりの間にどんな出来事が起きたのだろうと楽しく想像しながら授業に参加でき、誰もが参加できる授業だったと思います。
 今回は、ノートに書いた自分の考えをロイロノートで提出し、全体で共有しました。瞬時に皆の意見を見ることができました。
 そこで、授業後の検討会では、共有するときに「見る視点を示す」こと、「自分と同じ意見・違う意見、気になる意見の子と交流すること」でよりよくなるということになりました。

 池戸さんはメリハリのある授業をする先生です。その活動ごとにあった、声掛けや声のトーンに違いがあって常に授業に引き込んでくれる印象です。特に大事な揺さぶりの場面ではしっかりと揺さぶり、深く深く考えさせられる授業でした。


〇田中くん 小学校2年生 算数「引き算の筆算」
 田中くんの授業でも子供の考えをロイロノートで共有し、交流する流れになっており、早速検討会での意見を取り入れていました。見る視点を示してもらえると、自然と交流したい気持ちが強まり、学びを深められると感じました。
 授業後の検討会では、答えの見通しをもたせることの大切さを学びました。
誤答が出た場合は、その数に見当をつけ、見通しをもたせることで解決することがあるということを学びました。

 田中くんは子供と一緒に学んでくれる先生です。机間指導での優しい声掛けや全体交流での誤答が出た時の対応の仕方も子どもと同じ立場になって真剣に向き合っているように感じました。子供と向き合う姿に安心して授業を受けることができました。

 池戸さん、田中くん、お疲れ様でした!素敵な授業をありがとう!(吉久)

2022年11月7日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して定番の朝仕事。メール対応。

 9時から岐阜市教育委員会GIGAスクール推進室のお二人や芳賀先生、学長室の岩間さんと来年4月開催予定の「GIGA開き」の詳細についてオンライン協議。僕は実習委員長として、また校長経験者として、できるだけ成果が上がること、トラブル発生を極力抑えたいと思って発言。1時間ほどで終了。

 14時から明日開催の「第4回岐阜市教育振興基本計画検討委員会」事前打ち合わせをオンラインで。事務局がこれまでの審議を真摯に受け止めていただき、改善案を提案していただくことを確認。

 第16回となる「週刊教育資料」の原稿書き。その最中に、来年度前半の原稿締め切りスケジュールが届く。引き続き依頼をいただけるのは有難いが、ネタが尽きてしまうのではないかと心配。精進するしかない。

 届いたガーデンライト。さっそく設置。どこにおいても、今一つ(泣)。

 9期生へ新たな資料をグループチャットで配信。見ることができているのか、ちょっと不安。
 
 研究室HP記事は、10月26日7期生ゼミでの振り返りを田中君が発信。分かれば分かるほど課題が自覚できるのはよいこと。
 

10月26日(水)模擬授業での学び(田中)

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 こんにちは、7期生の田中です。今回の記事では10月26日(水)のゼミの時間に私が授業者として取り組んだ模擬授業の振り返りについて記事にしていきます。

 今回の模擬授業では、小学校2年生の算数の模擬授業に取り組みました。単元は、引き算の筆算で、波及的に繰り下がる引き算の範囲を行いました。子ども同士がお互いに学び合い理解していく姿が見たいと考え、ロイロノートや交流活動の時間を多く取り入れて模擬授業を展開しました。

 しかし、実際に取り組んでみると、子ども役のゼミ生からも難しいと声が上がるほどの内容でした。スキルを教えて、練習を繰り返して身につけていく方が良いのではという意見も頂きました。以上のように、自分が構想していた模擬授業のようにはいかず、散々なものとなってしまいました…💦

 一方で、散々な結果であったからこそ学ぶことも沢山ありました。

 一点目は、授業の提案の仕方についてです。今回の模擬授業では、前時の復習から無理やり本時の内容に繋げ、半ば教師役の私が無理やり誘導してしまう形になってしまいました。そこで、一工夫を加え、前時の内容から少しずつ式に使う数を小さくして本時の内容の波及的に繰り下がる引き算に繋げていくことが良いと学びました。この方法は、検討会で玉置先生から提案して頂きましたが、ゼミ生全員が納得のものでした!流石先生だなと思いました!!

 二点目は、発問の仕方です。一点目で挙げた中の半ば誘導気味にと類似していますが、今日考えたい内容を子どもに気づかせるのではなく、強引に言わせてしまいました。子どもが気づいて子どもから自発的に考えていける、発言ができるような声かけをしていきたいです。

 三点目は、内容を否定出来なかったことです。子ども役の学生の1人が、明らかに間違っている方法を発言しました。その発言に対して、間違っていると伝えることができず、違うけどその考え方も考えれてすごいねといったように容認してしまいました。これはよくないと玉置先生からも指導をして頂きました。確かに、なんでも容認していては、子どものためにもならないと反省しました。今後は容認することと、より良い方へ向けて指導していくことをしっかりと両立したいです。

 以上三点をはじめ、他にも多くのことを学びました。まだまだ力不足な部分が沢山ありますが、少しでも学びを増やして4月に向けて頑張っていきたいです。(田中)
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