2022年5月30日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。いつものルーティン。朝食もルーティンに入りつつある。明日締め切りの重要な大学文書作成。送信。

 1限第7回教育課程論。今回は「主体的」に焦点を当てる。「主体性がある子どもの姿」をそれぞれが思い描き、そのような子どもにするにはどうしたらよいかを全体で考える。「主体性」を育んだ学校研究を紹介して、視野を広げさせる。講義振り返りには、これまで何度も「主体的」という言葉を使ってきたが、初めて理解できた感じがするといった記述多し。具体化させたことがよかったと自分で振り返り。

 岐阜羽島駅へ向かう。11時35分乗車。京都駅から笠縫駅へ。奈良県立教育研究所の方にお迎えをいただき、研究所到着は講演時間の20分前。今回は新任副校長・新任教頭研修講座の講師で60名ほどの方が対象。

 演題は「学校を元気にする副校長・教頭の在り方・心得」。1時間40分。教頭就任2か月が経ち、疲れもピークに来ていると思って、つかみは「元気になるために皆さんで寝ましょう」と呼びかけから。よく聞いていただけ、笑いのポイントも外さない一流の聴き手の皆さんで、気持ちよく話すことができた。

 笠縫駅へ送っていただき、京都から岐阜羽島駅へ。19時少し前着。自宅へ戻ろうとしたが、ナビを見るとトンデモナイ時間がかかる表示。名神集中工事で渋滞中だと把握。

 自宅ではなく大学へ向かう。というのも20時から「いのちの本」について、20時から鈴木中人さんとさくら社さんと僕とで打ち合わせだからだ。自宅へ向かっていたら、到底、間に合いそうにない。自分の判断に拍手。

 この打ち合わせは、僕にとってはとても嬉しい時間となった。「脱稿です」という編集の方からの言葉でほっとできたからだ。

 21時20分ごろ、大学を出る。外食をして高速に乗る。さすがにこの時間は渋滞はしていない。22時30分ごろ帰宅。あとは例によって記憶なし。今日もおかげさまの1日。

 研究室HP記事は、5月20日に春日井市立藤山台中学校で同伴した7期生今井さんの記事。藤山台中ではどれほどICTが日常化しているかがよくわかる記事。どうぞ。
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5月20日 春日井市立藤山台中学校での学び(今井)

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 こんにちは、7期生の今井美羽です。5月20日に、春日井市立藤山台中学校にお邪魔させていただきました。今回は、数学と体育の授業を見学させていただきました。

 多くのことを学ばせていただきましたが、2点に焦点を当てて書いていきます。

 まず、1点目に、ICTを活用するメリットの1つとして「簡単に共有できる」ということを学びました。

 数学の授業では、めあてを生徒自身が入力しており、それがリアルタイムに前のプロジェクターで共有されていました。紙媒体だと、教師が机間巡視をして把握しなければいけないですが、生徒が課題を掴んでいるか教師が一瞬で把握することができます。

 体育の授業では、ふりかえりをICT機器を使って入力していました。そもそもふりかえりを書く体育の授業を受けたことがあったっけ?という感じなのですが、体育の時に紙を配って、書いて、回収というのは中々面倒です。特に外では風で飛ばされたり、破れたりします。回収しなくても、生徒のふりかえりを先生が見れることも魅力的だと思いました。さらに、他クラスの様子を映像で共有できるのは、教師が「他のクラスでは〜」と話すより、イメージが湧きやすく、とても良いなと思いました。
 
 2点目の学びは、教員なってからも、成長し続ける気持ちを忘れないようにしたいと思えたということです。授業を見させていただいたあと、先生方との協議会にも参加させていただきました。私が偉そうに言える立場ではありませんが、とても良い授業をされていて、私からしたら十分素晴らしい授業なのです。しかし、藤山台中の先生方は、現状で満足するのではなく、もっと良い授業にするには、 良い教育をするにはどうしたら良いかを考えているように感じました。
 
 良い部分を賞賛し、次の課題を見つけていく。良い部分だけでなく、課題点も言い合える関係性や雰囲気も素敵だと思いました。先生方の姿を見て、教員になってからも、成長し続けたいと改めて感じました。

 先週と今週、現場の小中学校に足を運ばせていただきました。玉置先生がいつもおっしゃっていることが、現場の先生方と児童生徒を通して、自分の目で実際を確かめることができているという感覚です。この経験は今しかできません。出来る限り、多くの現場をこの目で見たいです。

 改めまして、私たちゼミ生を参加させてくださった春日井市立藤山台中学校の皆様に感謝申し上げます。この経験が出来ているのは、玉置先生のおかげでしかないです。いつもありがとうございます。今日は、7期生丹羽さんとの参加でした。ありがとう✌︎✌︎(今井)

2022年5月29日仕事日記

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 まずは昨日までに届いたいくつかの問い合わせや確認対応。これだけでけっこうな時間がかかる(泣)。

 高知県教育センターから依頼の指導主事研修会(ICT活用推進)のプレゼン作成開始。これまで手に入れた様々な知見を指導主事の立場で教職員に語るとしたら、と考えてのプレゼン完成。いわゆる新作。担当へ送信。

 今月中に詳細を連絡すると学生に約束していた今年度から開始した「フレンドシップ3・4」のオンデマンド講義2回分のプレゼンを作る。動画作成。2回目は味岡児童館の坂本さんのミニコンサートも入れての動画。反響は大きいと思う。ユニパに課題入力をして完了。とっても重要な仕事ができた。

 18時30分から1時間30分、みんなで育てよう!こまきこども未来館ワークショップに参加で、こまきこども未来館へ。主体性を育てるしかけを考えるグループ進行役を仰せつかる。参加した未来館ヘビーユーザーのゆうた君が大活躍。すべての発言に価値があるといってもいい。圧倒されつつ、なんとか進行。グループ発表を聞きながら、我がグループも良いアイデアが出せたと判断。皆さんのおかげ、そしてなりよりゆうた君の率直な意見のおかげ。

 帰宅。いのちの授業本の原稿書き。鈴木さんの依頼で「いのちの授業」実践を追加。深夜に完成。編集部へ送付。これで今日のオンライン会議に間に合う(笑)。日曜日もよく働いた。

5月18日7期生ゼミでの学び (7期生 丹羽)

 こんにちは。7期生の丹羽です。

 教員採用試験まであと2ヶ月ほどになりました。学校に来ると、ゼミのみんなや同じ学年のみんなが勉強を頑張っているので、「自分も頑張ろう!」って引き締まった気持ちになります。
 
 今日は、5/18(水)のゼミの振り返りをしたいと思います。
 
 ゼミでは、最初に教職教養の問題をやりました。2周目ということで丸の数が増えた人も沢山いました。そして、わからないところとかはゼミ生のみんなで話して解決しました。やっぱり、"一緒に学ぶ仲間がいることっていいな"と感じました。

 ゼミの後半では、特別支援学校の先生から話をきき、沢山のことを学ばせていただきました。まだ現場にでていない私たちが、先生方から学べる機会は本当に貴重なものです。ありがとうございました。
 
 これまでもゼミを通して、沢山の先生から話をきいてきて、自分のやりたいという思いだけでは難しいことも沢山あるんだなと感じました。それでも、そんな状況のなかでも、一人一人の子供たちの夢や思いを叶えれるように、一人一人にあった教育が少しでも行われるように、愛する子供たちのために全力を尽くしていきたいものです。

 まずは教師になれるよう、残り2ヶ月勉強をがんばっていきます!!!(7期生 丹羽)
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2022年5月28日仕事日記

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 今朝は、6月8日海部地区女性役職者会研修会でのプレゼンづくりを進める。いわゆる新作完成(笑)。資料を送付。

 今日は本学初の出張オープンキャンパスin名古屋「教員になるなら岐阜聖徳」が開催される。僕は卒業生によるシンポジウムの一員として登壇するために会場へ向かう。9時56分地元駅乗車。国際センター駅下車。徒歩で2分ほどで会場到着。

 11時からシンポジウムの打ち合わせ。進行役の今枝先生から提案されたものは、参加者のニーズからやや外れていると思い、もっとストレートに卒業生3名に語ってもらった方がよいと提案。受け入れていただき、結果として、実に説得力があるシンポジウムになった(と思う)。卒業生から語られた本学の教育実習体制を始め、サポートのよさ、高い仲間意識などは、実に説得力があった。僕は大学人として価値づけとプラスαの情報提供。興味深く聞き入ってくれている皆さんにも感動。

 会場出口で、ある親子から「とってもいい大学ですねえ。ぜひ入ってほしいです」と言っていただけた。こうした声は初企画の成果を証明していると受け取りたい。

 帰宅。6月8日オンラインで土岐市校長会研修会で「学校運営におけるICT活用の方法」と依頼をうけて講演する。そのプレゼンづくり。GIGAスクール構想だけではないことを踏まえて、学校HPの苦い思い出から入って情報発信の重要性を再認識してもらってから、GIGAスクール構想の具現化のための校長の在り方を伝える内容に決定。資料ができたので、担当者へ送付。

 常用しているPCの具合がよくない。無駄なデータを削除して軽くする作業を数時間。少しは快適さが戻った感じ。

 研究室HP記事は5月16日7期生ゼミの記録を下野さんが発信。充実したゼミがよくわかる記事。

5月16日7期生ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。
 教師力アップセミナーを終え、来たるべく教員採用試験にもう一段階ギアを上げて望もうと7期生は、今日も学びを深めています。

 5月16日のゼミは、お馴染みの教職教養プリントからスタート。
 もう2周目となりました。随分と知識が定着していることを実感すると共に、シュッと丸を打つ音が大きく鳴るあのゼミの空間は、まさに一緒に学んでパワーアップしているなと思うばかりです。

 今回のゼミでは、「教育問題」について皆で面接練習。玉置先生の的確で鋭い追質問に私達は頭を悩ませ考え深める時間です。
 様々な「教育問題」が挙げられました。私達7期生が挙げた主な「教育問題」は以下です。

 ●外国籍児童の日本語指導
 ●いじめを相談できない子どもたち
 ●いじめを原因とする不登校
 ●不登校
 ●コロナ禍の子どもの無気力感
 ●いじめの被害者を守る制度
 ●時間外労働

 こうして可視化すると沢山の「教育問題」がゼミ内で話し合われたことがよく分かります。私は、「不登校」を取り上げましたが仲間の意見や考え、視点を知ることで「私もその教育問題についてもっと知りたいな」という想いが湧いてきます。やはり、学びはみんなで!なのです。一人だけでは、考えを比べることも、広げることも、深めることもできません。だから『学び合い』『聴き合い』なのかとゼミを通して改めて実感しました。

 個性豊かな7期生がみんなで深め合う時、とっても素敵な色を出すことができます。また、次回も笑いあり学びありの7期生で頑張って行きましょう!

 玉置先生、お忙しい中私達ゼミ生に沢山の時間を設けてくださりありがとうございます。一瞬一瞬の学びを大切に、今を過ごしていきたいと思います。

 (下野)

2022年5月27日仕事日記

 早朝から6月講演のプレゼンづくりを頑張る。6月6日の金沢市21年目教員研修「若手教員から頼りにされるミドルリーダーとなるために」、6月11日日本教育会愛知県支部研修会「令和の日本型学校教育を踏まえたこれからの教師のあり方」が完成して、担当者に資料送付。

 今日は広島県公立中学校長研修大会で講演。そのため9時56分に地元駅乗車。名古屋へ向かう。JRから新幹線遅延、途中で運行見合わせとのお知らせがあり(汗)。ネットでみると75分以上の遅れや表示すらない状況。困った(泣)。まずは名古屋駅に着いて判断することに。

 駅員に状況を伝え、「まずは新大阪に向かった方がいいですよね」と確認して、ホームに止まっている新大阪行きに乗車。早く出てくれ!と祈るばかり。

 無事、新大阪着。駅員さんに確認。「新大阪発で広島へ向かうことができるので、それに乗車してください」との案内。直後、臨時列車が運行されることを知り、お勧めより早い新幹線に乗車。臨時なので席指定はできない、グリーン車はない、車内販売もないとの案内。僕は広島に着けばいい(笑)。

 ということで広島駅着。結果として、ほぼ予定通り。お迎えをいただき、タクシーで広島県民文化センターへ。会長さんが玄関でお迎え。「実は最悪の場合、新幹線の中から講演をしてもらえないかとも考えていました(笑)」とコメントをいただく。

 しばし懇談して、講演「新時代の学校経営」と題して、「令和の日本型学校教育」をもとに、校長としてどのようにとらえ、どう教職員や保護者などに伝えるとよいかを軸に1時間30分間の講演。冒頭のつかみで大いに笑っていただき、皆さん、とっても良く聴いていただき、気持ちよく講演。持参した書籍も完売。

 終了後、少々懇談をして、広島駅までタクシーで向かう。まだまだ乱れている新幹線で、帰路も臨時列車。とはいえ、この時間の臨時だからサービスはいつもの通り。

 車内では、6月8日海部地区女性役職者会研修会でのプレゼンづくり。「明日も元気で働ける!教務主任の仕事術 〜授業力向上をめざす教務主任として〜」との依頼を受けて内容を熟考。授業助言のためのポイントと学習評価の本質を伝えることに決めて作成開始。

 20時少し前に名古屋駅着。矢場とんで丼。帰宅。考えてみたら、今日もおかげさまの1日。有難いばかり。

 研究室HP記事は5月13日愛西市立立田北部小学校での学びを吉久さんが発信。車が壊れてきっと冷静に授業を見ていられなかっただろうが(笑)、しっかり記録されている。
 
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5月13日愛西市立立田北部小学校での学び(吉久)

 こんにちは。駐車場でシフトレバーをパーキングに入れた瞬間車を故障させた7期生の吉久です。

 今回は、愛西市立立田北部小学校に訪問させていただきました。
4年生の算数の授業を見させていただいたのですが、担任の先生はとても笑顔で子どもとお話されていて、子どもたちも活気溢れるような学級でした。
 そこでの学びを記したいと思います。

 私が印象に残ったことは、子供の考えを大切にされていて、教師と子供が一緒に授業を作っているように感じられたことです。

 授業の初めに、提示された問題を解くことが大変だったかどうか「気持ちを聞く」場面がありました。すると学級皆が気軽に参加し、発話していたので素敵な授業だと思いました。

 課題設定においても、子供と話したり、子供の呟きを拾ったりしながら、「子供の言葉で作る」姿が印象的でした。中々子供の言葉で課題を設定することは難しいと思いますが、私も現場に出た時に子供の言葉で作ろうという姿勢は常に意識していきたいと思います。

 また授業の展開の場面でも、「子ども同士の言葉を繋げる」姿が印象的でした。ある一つの問題について、どのようにすれば良いのか話し合う場面で、いくつかの意見が飛び交う中、先生は子供の様子を見ながら指名し子供の発言を繋げていました。発言する子どもも、前の子の話を踏まえた上で、自分の考えを述べていました。このように教師が子供の発言を繋げることで、子供同士も自然と繋げることができるということを学びました。

 立田北部小学校の先生方、ゼミ生の訪問を快く引き受けてくださりありがとうございました。現場での様子を実際に見させていただく経験は中々ないので最初から最後まで貴重な時間でした。

 玉置先生、私達に学びの場を与えてくださりありがとうございました。講話では、大事な点を話されつつ、最後には笑いが起きる締め方をされていてとてもおもしろかったです。
 今井さん、下野さん、ゼミ生で一緒に参加できて最高です!トラブルが起きたとき、自分のことのように心配してくれて嬉しかったよ。ありがとう^^(吉久)
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2022年5月26日仕事日記

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 ゼミ生から体調を心配するメッセージがいくつかあって返信。気にしてくれる人の存在はやはり嬉しい。持ち直したことを報告。

 昨夕の会議での関連情報が手にできたので、龍崎先生にお伝え。まさにこのとおり!という返信があって、意を強くする。

 8時50分から金沢市教育プラザ学校教育センターのお二人と、6月2回の依頼を受けているオンライン講演の打ち合わせ。20年目経験者研修は37名参加とのことで、ブレイクアウトルームを活用することに。中堅研修(10年目)は100名を超えることからオンライン上でやりとりをしながら行うことを決める。9時10分ごろ終了。

 安城市立安城東部小学校へ車で向かう。コンビニで時間調整。10時40分ごろ学校着。校長先生や教務主任と本日の日程確認や打ち合わせ。7期ゼミ生久野さん参加。

 11時35分から4校時。3年から6年の10学級参観。美味しい給食をいただき、5校時は特別支援学級から2年学級の8学級参観。

 15時15分からの講話のために、撮影動画を必死に整理。ギリギリタイトル付けまで完了。

 1時間の講話依頼を受けていて、前半30分間は研究方針などの価値づけ。方向性や手立てにはまったく異論がなく、これを自信をもって実践していただければよいという見解をいくつかの資料を基に伝える。

 後半は動画による気づきや今後の期待を伝える。30分間で納めようと必死に進めたが、全学級撮影動画を見ていただいた方がよいと判断。お許しをいただき延長。各動画立ち上げに時間がかかり、なんと15分間も延長(汗)。PCのメモリ増強か別PC活用を考えなくてはいけない事態を自覚。

 今日も子どもたちと教師の関係がとてもよく、気持ちがよい学級ばかりで疲れを感じない。一人の子どもの発言にほどよい呼応があって、みんなで学んでいるなと感じられる学級ばかりで、2か月弱の学級経営の確かさを感じることができた。

 指導困難な要素があると感じられる子どももいるが、他の子どもが関わり、応援していると捉えらえれる場面もあって、見ていても気持ちがいい。

 総合的な学習の時間での発表場面では、共通した課題を感じて、答えを持ち合わせていない自分であることを正直に伝え、皆さんの知恵出しに期待。

 校長室では校長先生を始め、研究主任さんも加わっての懇談。短時間で終えるべきなのに、つい話しすぎてしまい、気づいたら45分間ほど。急いで退校。

 さっそく学校HPに、4本の訪問記事がアップされているのを確認。

 学校からお礼メールが届く。僕の指導言もコンパクトに表現されていて感心。伝えた自分も、あらためてなるほど!(笑)という心境。紹介しておきたい。

 価値付け、課題設定の工夫、振り返りと自己選択、発達段階に応じて子ども同士をつなぐ、伸びる子をより伸ばす、

 18時30分ごろ帰宅。19時30分から21時まで、妹尾昌俊さん主催の「学校をおもしろくする会」に参加。今日は、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局参事官補佐の島谷千春さんがゲスト。膨大だが実にわかりやすい資料提示。個別最適な学びの実現にむけて問いかけられたので持論を伝える。

 研究室HP記事は5月14日の教師力アップセミナー記事の6本目。最終回。池戸さん、丹羽さん、伊藤君が発信

 おかげさまで今日も充実。昨日の体の状況を踏まえれば、とても頑張った自分。今日も届いたメール多数。対応できず、いつしか記憶なし。
 

5月14日教師力アップセミナーでの学び【池戸・丹羽・伊藤】

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 こんにちは!7期生の池戸です。

 今回は2年ぶりに対面で開催された教師力アップセミナーでの学びを記事にまとめたいと思います。対面での教師力アップセミナーへの参加は私たち7期生も今回が初めてでした。運営に携わらせていただき、酒井先生をはじめとする先生方はもちろん、玉置ゼミの先輩方ともお会いすることができ、直接学ばせていただける貴重な時間を過ごすことができました。

 今回の学びで一番私の心に刺さったのは、授業は『習得と活用』の場面をつくることだということです。どれだけ子どもたちが主体的に授業に取り組み、仲間の意見や考えに触れても、その得た知識を他の問題に活かすためには実際に使ってみることが大切なのです。つまりこの活用場面を経験することで子どもは「解けた!できた!」という自己肯定感をもつことができます。

 教師はいずれ自分のもとを巣立って行く子どもたちが自らの力で考え使うことができる力を養える授業づくりを目指して行く必要があるのだとこのセミナーを通して強く実感しました。

 まだ実際の現場に出たことがない私たちですが、現役の先生方の考えや悩みなどに触れ、授業のプロである和田先生や栗木先生の授業づくりのポイントを自分の目で見て、耳で聞いて直接学んだことで授業のあり方を深く考えることができました。このように直接学べる機会を大切にして、まずは教員採用試験合格に向けて精進します!ありがとうございました!!(7期生 池戸)


 こんにちは!!7期生の丹羽です。5月14日に玉置ゼミで教師力アップセミナーに参加させていただきました。初めての参加、そして運営に携わるということで緊張していたのですが、とても沢山のことが学ぶことができたし、玉置ゼミのOB.OGの先輩方にもお会いすることができたとても貴重な機会でした。今日はその振り返りを記事にしていきたいと思います。

 今回の学びで特に心に残っていることは、2つあります。
 1つ目は、"言葉を大切にする"ということです。栗木先生の授業でも和田先生の授業でも、子供たちに言葉に沢山触れさせ、そしてその言葉を耕し、言葉をとても大切にしている場面が沢山ありました。言葉をごくりごくりと読んで読んで、自分の中に入れていくこと、子供たちに教えて行く前に、私自身が大切にしていきたいと思います。
 
 2つ目は、"習得したらすぐに活用する"ということです。その時に、答えを出しただけではなく、自分がどうやってやったか、どう考えたのかを大切にしていきたいと思いました。和田先生の授業で児童役を体験して感じたことは、答えだけではなく、過程を大切にしていくことで、学びの面白さをぐんっと大きく、感じれた気がしました。授業、とっっっっっても面白かったです!!!!!!!!

 まだ現場に出たことがない私たちが、現場に行く前から、素晴らしい先生方から学べる機会があること本当に幸せなことだと思いました。これからも学びの貯金を沢山していき、教師になったときに少しでも活用していきたいと思います。本当にありがとうござました!!!(7期生 丹羽)


 こんにちは!8期生の伊藤勇人です。

 5月14日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の記事では、教師力アップセミナーでの感想と学びについて書かせていただきます。

 教師力アップセミナーには、初めて参加させていただきました。自分に与えられた役割をしっかり果たせるかどうか不安でいましたが、7期生の先輩方や玉置ゼミ卒業生の先生方が支えてくださったおかげで、自分がやるべきことはやることができました。7期生の先輩方は、自分がやるべきことだけではなく、自ら進んで他の方の手伝いをしていました。この姿は、見習うべき姿だと思いました。玉置ゼミ卒業生の先生方とは、少しお話しする機会があり、お話しをしていると、教師になりたいという思いが強くなりました。玉置ゼミ卒業生の先生方のおかげで、教師になりたいという強い思いを持ちながら、栗木先生と和田先生の授業を受けることができました。栗木先生と和田先生からは、多くのことを学ぶことができたため、このセミナーに参加することができ良かったと思いました。

 栗木先生と和田先生から学んだことで、特に印象に残ったことは2つあります。

 1つ目は、「言葉」です。栗木先生の授業でら、子ども同士の共有、子どもと先生との共有をすること、子どもの主体性を育てるためには、子どもの「言葉」が大切であることを学びました。子どもから色んな「言葉」を出させるために、先生は子どもにどう関わっていくべきなのか、これから考えていきたいです。

 2つ目は、板書の書き方です。和田先生の模擬授業では、板書をするときに、すぐに書くのと書かないのがありました。すぐに書くのは、みんなが共感できるときで、すぐに書かないのは、授業のポイントです。授業のポイントとなる部分は、概念を噛み砕いてから書くようにしていました。このように、板書の仕方を工夫することで、授業の学び具合に変化が起きることを学んだので、これから板書をするときには、学んだことを意識していきたいです。

 僕はまだ人の前に立って模擬授業をしたことがほとんどありません。これから大学の授業やゼミで授業をする機会があるので、教師力アップセミナーで学んだことを生かして、模擬授業をすることができるように頑張っていきたいし、学んだことを無駄にしないようにしたいです。今回は、ありがとうございました。(伊藤)

2022年5月25日仕事日記

 目覚める。体がいつも以上に重い(泣)。7時15分ごろには研究室着。いつものルーティン。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今回は構成的グループエンカウンターがテーマ。実践者である鹿島真弓さんのDVDを見ながら深掘り。養護教諭として子どもの心を掴むことの重要性をクローズアップして終了。

 2限は7期生ゼミ。ゼミ生には甘えさせてもらおうと思い、定番の資料だけ渡して、あとは君たちで!と伝えて研究室でしばし休憩。眠ることはしなかったが、こういうときの栄養ドリンクは特に効く感じで、心身とも上向き。よし!

 12時15分、約束していた8期生事前模擬授業レクチャー。昨日に続いて、導入だけでもかなりの助言。指導しながら、さりげなく発している教師の言葉の大切さ実感。自分はいつから神経を遣うことなく、ごく自然にできるようになったのかと振り返る。12時50分に終了。

 13時、土岐市教育長との懇談のため9号館へ。今年度も「土岐市教育振興基本計画推進・点検委員会委員」への就任依頼をいただく。GIGA構想に関するここのところの話題を提供。30分間ほどだったが、濃厚なやりとりをさせていただいた。

 14時から教授会。実習委員長として報告。審査教授会出席。つづいて某会議に委員として出席。この会議は、これまで大学内でも多くの役割をいただいてきたが、これまでの中で最重要役割を果たさなければならないと自覚。全国各地の情報収集から始めようと決心。それにしても年齢的にそれほど長く勤めることができない自分が、この委員でよいのだろうと不安。

 明日訪問の安城東部小学校でのプレゼンがようやく完成。これまでの研究概要を見ると、総合的な学習の時間の充実がしっかりされていて、訪問が楽しみ。送付できたところで、17時30分ごろに大学を出る。

 この疲れを少しでもとろうと思い、スタバに寄る。写真のフラペチーノで気持ちを落ち着かせる。いつものGSは水曜日が少しだけ単価が安い。満タンにして帰宅。

 夕食後、横になる。可能なら今相談したい!と、ある人から連絡が入り、20時30分からzoomでつながる。相談事項をじっくり聞く。かなり深刻な表情なので、心をなんとか軽くしてあげたいと思いつつ、話を聞いているうちに解決の糸口が見えてきた。「このように考えて、こうしたらどうか?」と提案。接続直後の表情とはまったく異なり、笑顔も見えて一安心。1時間30分ほどの相談。すぐにお礼のメッセージが届き、ほっとする。

 再び、横になる。朝に比べると体調はかなり上向き。これなら明日も大丈夫と確信。
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5月14日(土)教師力UPセミナーでの学び(田中・澤本・新谷)

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 こんにちは!7期生の田中です。教採までもうすぐで焦りと不安と勉強に日々追われながら玉置先生に鍛えて頂いている今日この頃です(笑)。

 今日は、先日行われた第1回教師力UPセミナーで学んだことについて記事を書いていきます!

 教師力UPセミナーでは多くのことを学びました。その中でも1番印象に残っていることは、生徒指導などの際に子どもに対する喋り掛け方です。「どうして〜」や、「なぜ〜」と聴くと、子どもは理由を答えなきゃとなってしまいます。そのため、理由を聴くのではなく、子どもの気持ちを聴くために「〇〇の時どんな気持ちだったの?」といった具合で問いかけると効果的よいと学びました!例えば、ガラスを割った子どもに対して、「なぜガラスを割ったの?」ではなく、「ガラスを割った時どんな気持ちだったの?」というようにです。

 生徒指導、子どもへの声のかけ方ひとつとってもこんな工夫、子どもへの配慮があり、本当にすごいなと思いました。学んだことを今後に活かしていきたいです!
(田中)


 こんにちは!8期生の澤本です。そろそろ小学校実習の配当校決めがあり、実習への緊張と焦りを持ちながら日々を過ごしています。

 今日は5月14日に行われた第1回教師力アップセミナーでの学びを記事に書いていきます!

 教師力アップセミナーでは様々なことを学びました。まず、一番刺激を受けたことは実際に教師として教壇に立っている先生方がセミナーを通して学ばれていたことです。実際に活躍していられる先生方でも足を運んで学ばれていたことから、知識も技術も何もない私はこれから必死にたくさんのことを学ばなければいけないなと思いました。

 そして、今回のセミナーで一番印象に残っていることは「授業のゴールを問いの答えにしないこと」です。和田先生の模擬授業では、練習問題を行った後に「じゃあ□の中が9だったら?、11だったら?」と『もし〜だったら』の問いを何度も繰り返していました。例文の答えだけで終わらない、汎用力をつけることが大切だと思いました。

 言葉選びや板書、まとめ方などすべてが子どものために行っていると感じました。今回学んだことをこれからの自身の成長に繋げていきたいです。(澤本)


 こんにちは!8期生の新谷です。ここ最近は、大会が近いということもあり、部活動の練習に勤しんでます!!

 今回の記事では、5月14日に行われた第1回教師力アップセミナーでの学びについて書かせていただきます!

 まず栗木先生の授業を視聴し、栗木先生の授業の思いについて学びました。その中で1番印象に残ったことは、共有を大切にするということです。生徒同士での共有を多くさせるコツとして、好きなことを言ってもらう、違いを聴きあってもらう、せつめいをして聴き合う、話し合いではなくて聴き合うことが大切だということがわかりました。生徒が意見を共有をする=生徒の主体性に繋がることがわかりました。

 次に、和田先生の模擬授業を見ました。
 和田先生の授業は、発問の仕方がとても分かりやすく、生徒に考えて欲しいポイントや、学んで欲しいことをズバッと聞く、とても学びになる発問ばかりでした。

 特に1番印象に残ったことは10人と8人を合わせたという生徒の解答にたいし、和田先生が、なんで一緒にしたの?という発問をしていたことです。この発問によって、生徒が2人と6人を合わせたから、2人と6人を分けるのではなく一緒にしたからという、この授業の1番大切な学びの部分を生徒が答えることが出来ていました。

 今、模擬授業を私自身も作成中なので、和田先生の授業で学んだ発問や、授業法を少しでも活かしていきたいです。(新谷)

2022年5月24日仕事日記

 7時15分ごろ研究室着。いつものように珈琲とパンで朝食。アロマを焚いたり、BGMを流したりしながら、授業振り返りを読む。明日のゼミ準備をする。

 9時から2コマ、第6回教師論。今回は算数授業に焦点。始めにある課題をもとに、数学的活動について考えさせて解説。

 盛山隆雄先生の授業動画をもとに、子どもの言葉でつくる授業づくりについて考える展開。盛山先生の教材解釈、工夫された授業展開、確かな授業技術などに気づかせながら、全体で共有化。盛山先生の授業で感動している学生が、2コマとも何人もいる。振り返りに「このような授業をしたい」という思いを書いた学生も存在。さすが盛山算数授業。

 12時30分から教職専修会議。重い課題提示あり。う〜む。

 13時から授業と学び研究所会議。学びの天気普及方策をEDUCOM関係者と話し合い。充実した2時間。その後、1時間弱の会議。いくつかのことが明確になって終了。16時前に終了。

 「教師論」の振り返り読み。2コマで140名を超える振り返り。読むのは楽しく自身の授業も振り返ることができてよいが、さすがに時間がかかる(泣)。

 18時30分から来週授業をする安藤さんから依頼があって、ミニレクチュア−。導入部分を使って、よりよい授業を作るためのノウハウを伝授。寺尾さん、新谷さんも同席。みんなで共有化できるといいなと思う。

 新たな依頼がきていて、その対応。目処がたったところで大学を出る。途中で外食。帰宅。

 しばし休んでやらなければいけないことを必死に!ここ数日、僕と一緒に学校を訪問したEDUCOM社員の方の感想が届く。実に確かな目で現場を見ている人ばかりで感心の連続。

 研究室HP記事は教師力アップセミナーの学び第4弾。高橋さん、吉久さん、芝田君が発信。
 

教師力アップセミナーでの学び (高橋、吉久、芝田)

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 こんにちは 7期生の高橋奈優です。

 5月14日、教師力アップセミナーに参加しました。
コロナの影響で始めての対面での教師力アップセミナーでした。今までオンライン上で一方的に勉強させていただいていた授業名人の方とお会いできて、とても嬉しかったです。

 では、学びを綴っていきます。

 まずは、栗木先生の授業動画での学びです。
 栗木先生の授業を見て、これから大切にしたいと思ったことは、「聞き合い」です。栗木先生の授業では、仲間の意見を受けて更に深め、比較する場面がよく見られました。また、栗木先生は、授業の学びを深めるために使える子供のつぶやきや反応までも把握していました。

 これからの授業は「主体的・対話的で深い学び」と言われていますが、対話が生まれるためにはまず、聞きあうことが必要です。また、指導者は、子どもが聞きたいと思う授業構成にしなければならないということを学びました。

 次は、和田先生の模擬授業での学びです。

 本当にありがたいことに、児童役として模擬授業に参加させていただきました。授業を受けてみて一番感じたことは、いい意味で気を抜けないということです。和田先生の授業は、同じ発問に対して多くの子どもが話す機会があります。そのため、常に自分の意見を共有するという意識をしなければいけません。また、同じ考えでも一語一句同じことを言ってはいけません。そのため、仲間の意見を一層注意深く聞く必要があります。そのため、気づいたら授業に前のめりになっていました。
 
 また、和田先生の授業のすごいところは算数の授業なのにすぐ式がどうなるか、それによって答えがどうなるのかではなく、どんな考え方をしたのか、その考え方をどんな言葉で表現するのかを重視しているところです。このような学びは、塾ではできない、たくさんの仲間がいる学校という環境だからこそできることだと思いました。

 今回のセミナーも自分の教育観や授業観を更に追求する機会となりました。
初めて、セミナーの運営側としても動き、多くの学びを得ることができました。このような学びの機会を作っていただいた酒井先生、玉置先生、栗木先生、和田先生、また多くの先生方ありがとうございました。そして、現場で活躍をされているゼミの先輩方の姿を見てまた勉強頑張ろうと思いました。8期生ともお話できてうれしかったです。7期生あとちょっとがんばろう!(高橋)


 こんにちは。7期生の吉久です。今回のセミナーは、初の対面です。動画でお目にかかっていた先生方をこの目で拝見し、この耳で拝聴できるということなので終始ワクワクドキドキでした!!

 さて、今回の学びを記していきたいと思います。

 はじめに、栗木先生の授業で学んだことです。
 栗木先生の授業では、生徒同士が「聴き合う」ことの大切さを学びました。「聴き合う」とは、ただ自分の考えを話し、ただ話を聞くことではありません。生徒同士がお互いの考えの相違を聴き合い、疑問を共有し合うということです。考えの違うところは受け止め、同じところは共感したうえで、自身の考えを共有し、学級全体で考えを深めている様子が印象的でした。

 次に、和田先生の授業で学んだことです。
 和田先生の授業では、「自分の言葉で自分の考えを述べる」ことの大切さを学びました。
 あえて先に発言した子どもの言葉は使わないように指導することで、自分の言葉で必ず言いますし、その出来事について、その言葉について自然と深く考えます。
授業において自分の言葉で自分の考えを述べることで、どのような場面でも自然と発言することができるように感じました。私は何気なく発言していることが多いと実感したので、一つの一つの言葉を大切にしていきたいですし、言葉の意味を考えて発言していきたいと思いました。

 セミナーの運営も携わり、改めてセミナーは多くの方との繋がりで成り立っているのだと実感しました。その一員として自分も参加でき、今回のセミナーで多くのことを学べ嬉しかったです。運営に携わっている先生方ありがとうございました。また、8期生、先輩方と交流する機会があり、改めてタテで繋がれるってすごいことだと思いました!(吉久)



こんにちは。8期生の芝田彬良です。
 今回のセミナーは私にとっては初めてづくしで、学ぶことがたくさんありました。
そのセミナーで私の心に残ったことを2つ書かせていただきます。
 
まず1つ目は、和田先生、栗木先生、パネルディスカッションの際のパネラーの先生方が、口々に言っておられた、「子どもの言葉」をとても大切にするということ。また、「子ども”たち”」ではなく、「一人ひとりの子ども」であるということです。
 実際に模擬授業で生徒役で授業を受けさせていただいたときも「自分の言葉」を評価してもらえたことは非常に嬉しく心に残る体験でした。たとえ同じ考え方や、意見であっても必ず子ども一人ひとりに少しづつ違いがあり、その違いに気づき、大切にしてあげられるようにと心に刻むことができました。
 
2つ目は、授業を多くの人から見てもらい、意見や想いなどを伝え聴きあうことの素晴らしさです。
 前回の記事で、ズバズバと切り込み問題点を上げていただいたこと、そしてそれが少し悔しい経験であったことについて触れさせていただきましたが、授業のプロの先生方でさえ自身の問題点について思案していること、毎授業で挑戦していることを聞き、改めてゼミやセミナーでものすごい体験をさせていただいているなと感じました。一回一回のセミナー、ゼミでの学びを大切にしたいと感じました。
 
それぞれの言葉の重要性、そしてその言葉を聴き合うことの素晴らしさ・凄さについて再確認し、さらにこのような素晴らしい企画に関わらせていただけたことに喜びを感じています。ありがとうございました!(8期生 芝田)

5月14日 教師力アップセミナーでの学び【下野・村松・安藤】

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です!
 5月13日 2年ぶりの教師力アップセミナーが開かれました。私たち7・8期生にとっては、初めての対面でのセミナーです。ドキドキとワクワクと緊張が入り交じった気持ちでこの日を迎えました。

 栗木先生の授業実践、和田先生の模擬授業。「こんなにも『いい授業』がこの世にはあるのか!」が率直な感想です。さらに、玉置先生、野木森先生、大西さん、牧野先生の『いい授業の観方』。これもまた、大変学び深いものでした。

 現場に出たことは、未だ経験の少ない学生である私たちが今できることは、この『いい授業』と『いい授業の観方』を足し算していくことです。直ぐに身につく授業技術や授業観察力ではありません。しかしながら、こうして学生うちから『いいもの』『すごいもの』に触れることで意識して授業を展開することができます。目指すべき姿、理想像を持って教職の道を歩めることがとても幸せだと本セミナーを通して私は感じました。

 教壇に立った時、忘れたくない授業の景色を、その感動を沢山心の引き出しに詰め込んで子どもたちと一緒に学んでいきたいと思います。

 教師力アップセミナーの運営委員の皆様、先輩方、ありがとうございました。次回は、またもっとパワーアップしたスムーズな運営をと思っております。
そして、一緒に頑張った7・8期生のみんなありがとう。
(下野)

【村松】
 こんにちは、8期生の村松です。
 初めての教師力アップセミナー、現場で活躍する先生方の授業から学ばせていただける貴重な機会にどきどきしつつも「出来るだけ多くのことを吸収して帰るぞ!」と意気込んで参加しました。

 お二人の先生方の授業を拝見して、いい授業というのは、視線の使い方や生徒への質問、全体での共有の仕方、板書等、全てに無駄がなく意図があるのだと気付きました。また、本当に良い授業とは、教科の知識や技術をつけるだけでなく、日常生活で汎用的に活用できる「生きる力」をつける授業であると感じました。

 塾講師のアルバイトをしていて、生徒からよく「勉強したって大人になってから使わないじゃん。なんで勉強しなきゃいけないの?」と言われます。こう聞かれると私はいつも答えに困ってしまいます。今回、「生きる力」をつける授業を目の当たりにして、このような授業であれば、生徒たちが学ぶ意義を感じることができるのではないかと考えました。

 私はまだ現場で授業した経験がなく、教科の指導のことを考えるだけで手一杯になってしまうのですが、「生きる力」をつける授業にするためにはどうすればいいのかを考えていきたいです。そのために、これからも先輩の先生方の授業からたくさんのことを学び、吸収していきたいです。

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!5月14日に教師力アップセミナーへ参加させていただきました。初の対面での参加に緊張する反面、人生の大先輩といえる多くの先生方や玉置ゼミの先輩方とお会いでき、心から嬉しく思います!

 今回はそんな貴重な体験の中、栗木先生の授業実践、和田先生の模擬授業から学んだことを中心に記事を書こうと思います。

 栗木先生の授業実践では子どもたちの「聴き合う」姿がとても印象に残りました。子どもたちが他の子の意見を聴くときは、発表する子の方へ体や顔を向けて聴く姿勢をとる子ばかりで、先生の方を向いていたり、よそ見していたりする子がいませんでした。これは、友達の意見を理解しようと耳を傾け、さらに疑問を持ったり、考えを共有したりして「
学び合うぞ。」という気持の表れだと思います。
 ここで重要なことが、子どもたちが主体的に学ぼうとしていることです。この主体的な学びの秘訣は、栗木先生の「子どもの疑問を大切に拾う」というサポートがあってこそだと思います。
 
 私は子どもたちの思いもよらぬ疑問に戸惑ってしまう時があります。子どもの疑問はピンチではなく、むしろ学びを深めるチャンス。実習では、子どもの疑問を育てることを大切にして、学びのある授業ができるよう頑張ります!

 和田先生の模擬授業では記録係をさせて頂きました。後ろからみていて、常に教室全体の様子を把握し、置いてきぼりにされている子が一人もいない授業をされていていることがよく分かりました。これはきっと生徒全員の様子が和田先生には見えていたからだと思います。黒板の方を見て書いている時でも、和田先生が全体を把握されているので、背中にも目があるのでは?と一瞬考えてしまいました(笑)

 そして和田先生は答えまでの「考え方・過程」を重要視されているように感じました。先生が子どもたちが発言する機会を沢山もうけたり、答えが出るまでの過程を自分自身の言い方で説明するように促したりしている姿がとても印象的です。

 私はよく、「こんな答えを言って欲しい」という願望から生徒の言っていない言葉を口走ってしまいますが、和田先生の授業は子どもたちの言葉で授業が作られていて驚きました。子どもの言葉をそのまま活かした授業がおこなえるように沢山経験を重ねていこうと思います。

 加えて、授業の後の深堀りや、昼食後の先生方からのお話はとても勉強になることばかりで、この「教師力アップセミナー」という企画がとても良い刺激になりました。ゼミでは模擬授業の練習を行っているので、ここでの学びをしっかりと実習で活かせるように取り組んでいこうと思います。参加させていただき、ありがとうございました!(安藤)

2022年5月23日仕事日記

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 7時30分ごろ研究室着。珈琲とパンで朝食。小論文添削。朝から必死。

 9時から「第6回教育課程論」。今回は「キャリア教育」がテーマ。文部科学省の「キャリア」の定義や能力を押さえ、キャリアパスポートの詳細を動画で把握して論議。代表3人による鼎談を設定し、それを学生が評価する流れ。これまで以上の良い授業になったと思う。

 10時40分から7期生ゼミ。教採過去問をして、中田方式を使っての面接練習。「教室マルトリートメント」を紹介し、それにまつわる四方山話。

 山田貞二先生と月曜日勤務の和田裕枝先生としばし雑談。こういう時間も貴重。

 可児市立旭小学校へ向かう。依頼を受けて「GIGAスクール構想の実現」に向けての講演。声をかけてもらったきっかけは、月刊誌「日本教育」に連載している原稿。その中で紹介した「心の天気」実践にとても興味を持っていただいたことから。

 校長室であらためて依頼内容を確認。端末の使い方だけではなく、「主体的・対話的で深い学び」に関しての授業づくりの話をした方がよいと判断。プレゼン修正。

 1時間30分、時々、先生方にやりとりしてもらいながらの講演。頷いたり、声で反応したいただいたりする方が多く、予定にないことまで話す。2分間延長(汗)。

 帰路の時間は短く、17時30分ごろ帰宅。ちょっと休んで、いくつかのメール処理。

 研究室HP記事は、5月14日の教師力アップセミナーの学びの記録。岡君、今井さん、寺尾さんが発信。

5月14日 第1回教師力アップセミナーでの学び(岡、今井、寺尾)

 5月14日に第1回教師力アップセミナーが開催されました。その学びについて、岡、今井、寺尾の3人の学びを書いていきたいと思います。 

【岡】
 今回は玉置ゼミに入って初めての対面での教師力アップセミナーに参加させていただきました!

 まず、今回初体験だったのがプロ教師の方の模擬授業の生徒役として参加することができたことです。初めは子どもに寄せるように考えているつもりでしたが、自然と和田先生からの発問に対して、素で答えるようになっていました。本当にいい授業では学年や人に関係なく、発言を引き出す発問なのではないかと感じました。

 今回のセミナーを通して、ゼミの先輩方にも会うことができてゼミの歴史も感じることができました。次回のセミナーも楽しみです!(岡)

【今井】
 初めての教師力アップセミナー。素敵な先生方と玉置ゼミの歴代の先輩方との運営の手伝いは、新鮮であり、感慨深いというか(笑)
 私たちは玉置ゼミ7期生。私たちの前に6代という歴史があって、直接会ったことのない先輩と私たちが作っている玉置ゼミ。今では大学1の人気ゼミです。何人かの先輩にお会いできたことをとても光栄に思いました。芸能人にあった気分でした(笑)

 栗木先生と和田先生の授業は、「流石だ」という言葉以外出てきません。素晴らしい授業をされていたお二人とも、最初から出来たわけではないということをおっしゃっていました。最初から完璧な授業をしようと思わず、良い授業をしようという気持ちを持ち続けていくことが大切だということを学びました。

 セミナー後の昼食、先生方と先輩を目の前に黙食。おしゃべりな私には拷問でした(笑)。子どもにしゃべるな、前向けというのは、ひどいことだなと改めて思いました。現実的ではないけれど、何もかも我慢するのではなく、出来ない中でも、どうにか話せる方法を考えられるといいな〜なんて思いました。(今井)

【寺尾】
 今回は栗木先生と和田先生の授業の深堀から多くのことを学びました。その中でも、記事では和田先生の模擬授業を取り上げます。

 和田先生は、机間指導・問題・板書など全ての場面で言葉を大切にしていました。生徒を当てる時も、他の子とは異なる語尾や言い回しを使うように指示していました。私は和田先生の模擬授業に生徒役として参加させて頂いたのですが、後の方に当てられると他の言い方を探すのに大変でした。また、他の子の意見を聞いていないと、自分の意見も言えないと感じました。
 このように、児童生徒に多くの言葉に触れて欲しいという和田先生の思いがひしひしと伝わりました。
 そして、和田先生のような素晴らしい授業が出来るようになるには、私自身もより多くの言葉に触れると共に、一つ一つの言葉をさらに大切にしていかなければならないと思いました。

 私は今回、初めて教師力アップセミナーに参加させて頂きました。授業の本質を学ぶだけではなく、大人の方との関わり方や運営の仕方なども学ぶことが出来ました。
 また、生きていく中でプロ教師になりたいという思いが強まりました。そのためにはまず、次の模擬授業をする際に今回の学びを活かしていきたいです。(寺尾)


 教師力アップセミナーの運営委員の皆様、先輩方、私たちを沢山助けてくださり、ありがとうございました。また、沢山協力した7,8期生の皆、お疲れ様でした。ありがとう。

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2022年5月22日仕事日記

 今日から山田貞二先生と始める「モーニング情報交流会」。夢の中で会が始まる前のシート案が浮かび、5時30分に目覚める(笑)。さっそくシート作成。

 依頼を受けた「授業力&学級経営力8月号」の原稿書き開始。求められたのは「書く」ことについての自分の知見。日ごろから「書くことによって学ぶ」と言っている手前、これを明らかにする原稿に仕上げたい気持ちは山々。

 9時30分から「第1回モーニング情報交流会」開始。21名の参加を得て、「働き方改革、どうしていますか?」をテーマに、まずは情報提供を受ける。詳細な資料を作っての提供は深謝。続いてブレイクアウトルームでの話し合い、それを受けての全体交流。

 会を立ち上げた一人として、とても満足できた1時間30分。参加していただいた方の感想もとてもよく、思い切って始めてよかったと振り返り。

 13時、新築を考えておられる方の我が家訪問があり、久しぶり。15年間住んでの率直なスウェーデンハウス感想を伝える。

 16時からの芝田先生との数学授業情報交流のための資料作りを必死。時間までに約束した3学年分の資料ができず(泣)。申し訳ない。

 コメダで1時間30分の交流会。芝田先生と僕との数学コンテンツ作成方針は一致しているので話が早い。よりよい授業づくりのための話し合いは、実に楽しい。

 良い機会なので、ここのところの授業参観での知見も伝える。ここ1週間で子どもから学んだことの多さを実感。子どもから充実感をもらっていることで幸福感あり。

 帰宅。早朝から取り組んだ「授業力&学級経営力」の原稿を仕上げて、編集部へ送信。明日の講義「教育課程論」の内容を再検討して、新たなコンテンツを加えて完成。明日午後に訪問する可児市立旭小学校でのプレゼンも再チェック。訪問して実情を聞いて、再調整をすることに決める。

 研究室HP記事は、5月13日に愛西市立立田北部小学校を訪問した今井さんの学び記事。学びをコンパクトにまとめる力をより高めてきている今井さん。

 ゼミ生のスクールライフノート一言に、いつものようにスタンプと若干のコメント。スクールライフノートのおかげで、これまでにないゼミ生とのつながりがある。slackでのやりとうも同様。やはりコミュニケーションが大切。

5月13日 愛西市立立田北部小学校での学び(今井)

 こんにちは、7期生の今井美羽です。最近、どれだけ寝ても眠くて、眠り姫になってしまいそうです(笑)

 今日は、先日お邪魔させていただいた、愛西市立立田北部小学校での学びについて書いていきたいと思います。

 参観させていただいたのは、小学4年生の算数の授業でした。教室に入ると、聞こえてくる子どもの元気な声。子どもが授業に意欲的であることが、すぐに分かりました。担任の先生との関係も良好なのだろうなという雰囲気で、良いクラスって、こんなにも一瞬で分かるんだと思いました。

 今回の私の学びは2点です。

 1点目は、やってみる姿勢が大切であるということです。玉置先生も大いに賞賛されていた、授業の「めあて」を子どもが考えるということ、子ども自身で課題意識を持つ大切さというのは、以前から頭にはありました。しかし、私は実習などで挑戦することはできませんでした。そんなことをしたら、授業が終わらないと思ってしまったし、確実にグダグダになると思いました。怖くて挑戦できなかったです。

 今回の授業を見て、改めて「めあて」を子どもが考える重要性を感じることができました。子どもがとても意欲的になっていたのです。今、何が分からないのだろう、何を出来るようになりたいのか、自然に子どもが考えていたように見えました。

 玉置先生が、「子どもがきれいに『めあて』を考えられるわけがない。でも、考えることが大切。そして、教師も聞く姿勢が大事だ」ということをおっしゃっていました。きれいな『めあて』を子どもが言えることが目的ではなく、今日の授業で考えていくことは何かというのを、子どもが考えて、認識することが大切なのだということが分かりました。改めて、「めあて」を子どもが考える重要性を知り、上手くいくかどうかではなく、良いと思ったことをやってみる姿勢が大切だということが分かりました。

 2点目は、子どもを繋ぐということです。これも、実習の際に自分のこれからの課題だと感じたことです。今回の授業では、子どもがとても活発に発言しており、子どもの言葉で授業が進んでいるという感じでした。しかし、後半では、意見が分かれ、一部の子どもの発言によって授業が進んでいく形でした。

 私も実習で、子どもの発言を引き出そうという意識は持つことが出来ていたと思います。しかし、何度授業をしても、私と発言する子、そのやりとりの繰り返しの授業になってしまうのです。子どもの発言を一度自分に返してもらわないと、不安なのです。これを克服するためには、信じる勇気が必要だと思いました。子どもが他の人の発言を聞いていて、理解していると信じること、そして子どもの発言を他の子どもに返す勇気、まず、これが子どもを繋ぐ第一歩かなと思いました。先生が発問し、子どもが答えるという形じゃなくて、子どもが発問し、子どもが答えるで良いのだということを学びました。

 愛西市立立田北部小学校の皆様、ゼミ生の訪問を受け入れていただきありがとうございました。沢山の学びと、子どもならではの発想や発言、とても楽しかったです。
 玉置先生、私たちゼミ生に学びの場を与えてくださり、ありがとうございます。約1時間で、あのクオリティーの講話が出来るなんて、恐るべし。(笑)
 7期生の下野さん、吉久さん!仲間というのは、謎の安心感があるよね〜(笑)ありがとう。(今井)
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2022年5月21日仕事日記

 例によって原稿書き。志賀内さんから3年ぶりの京都賢人変人会議のお誘い。なんとしても参加したいのでスケジュール調整。明日のモーニング情報交流会の案内シートづくり。

 10時から11時30分まで、千々布敏弥先生と石井英真先生のオンライン対談を視聴。二人の著書をもとにした対談だが、今一つテーマが絞り切れていない印象。千々布先生が石井先生に「多くの先生方は石井先生の思考についていけていないと思いますよ」と注意喚起。同感(笑)。

 学び合う学び研究所第2回セミナーに参加のため、愛知文教大学へ向かう。今回は「1人1台クラウド環境を活用した学び ー 春日井市での実践から ー」と題した春日井市立高森台中学校長の水谷年孝先生の講演。13時30分から15時30分までの2時間。

 GIGA環境活用の日常授業やクラウド活用による校務の情報化事例で、圧倒される。ここまで進んできているのかと驚き。昨日の藤山台中学校での実践と合わせて考えると、春日井市の多くの学校では、端末活用は様々な手法で日常化しているので、それが校内で話題になることは少ない感じ。どのような子どもを育てたいかをはっきりさせて、そのための授業づくりをどう行うかが話題になっているように思う。

 僕はあらためて関心したのは、組織的に行われていること。出川小学校が学習規律の確立をテーマに研究を始めたころ、公開授業日には市内全教務主任を集めて、別室で、ここの研究を自校に合わせて行うにはどうしたらよいかという研修会がされていたことを思い出す。あのころから春日井市内学校は変わってきていて、継続されてきているのだと思う。その仕掛け人の一人である水谷先生の功績はとても大きい。

 セミナー中にゼミでのICT活用アイデアが浮かび、参加していたゼミ生に「マック集合!」と声をかける。マックで、ゼミ生とある作戦会議(笑)。7期生・8期生の皆さん、お楽しみに。

 帰宅。東京在住の弟家族の訪問があり、夕刻から味大で食事会。いつもの満足の美味。

 研究室HP記事は、第1回教師力アップセミナーでのゼミ生学びを発信。今回は6回シリーズの第1弾。久野さん、柴山君、前野さんが書いている
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