2022年12月23日仕事日記

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 ショートメールが気になる朝。というのは、本日、奈良県大和高田市で講演だが、大雪注意報が出そうとのことで、開催可否を知らせますとの連絡があったからだ。9時ごろに雪はたいしたことがないので、決行しますとの連絡あり。準備をして、今年最後の講演のために家を出る。

 10時24分地元駅乗車、名古屋からは近鉄アーバンライナーで大和八木まで。乗り換えて、13時31分大和高田駅下車。迎えの車で大和高田市文化会館「さざんかホール」へ。13時50分ごろ着。プレゼンの準備をして、開始の14時30分まで待つ。

 14時30分から16時30分まで講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」。皆さんに問いかけ、考えを発表してもらいながら、動画も多用しての2時間。

 参加者数は、当初は20名から80名ほどという幅広い情報だったが、会場にはなんと100名近い先生方が集合。ある学校は全教員参加だったとのこと。

 昨日の春風亭一之輔落語に刺激をされて(笑)、いつも以上に本音を出して語ることにして、ここだけの話も入れ込む。みなさん、とっても受け入れていただいたように感じて、快調に話す(笑)。講演後に「また、ぜひ来てください」と言っていただけた方もあって、疲れがぶっ飛ぶ。皆さんの感想を待ちたい。

 帰りは、大和八木駅から近鉄「ひのとり」に乗車。19時9分着。名古屋で夕食と買い物。21時ごろ帰宅。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」シリーズ第2弾。8期生前野さんと9期生石上さんの記事。いよいよ9期生も記事発信開始。

12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶ での学び(前野、石上)

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 こんにちは!8期生の前野です。12月10日にじゅうろくプラザで行われた「『いのちの授業』を体験的に学ぶ」というセミナーに参加させていただきました。今回はその時の学びを記事にしていきたいと思います。

 「いのちは大切」という当たり前のことについて考えるためには、いかに自分事として想像力を働かせながら考えられるかということが大切だということを学びました。

 今回はゲストティーチャーとして移植手術を受けられた経験のある加藤さんのお話を聞きながら学ぶという形の授業でした。山田先生の模擬授業を受けてみて、加藤さんの経験を踏まえ、加藤さんやその周りの人がどのような思いだったのかということを想像しながら考えることで、自然と自分だったらこう感じるなという納得解へと繋がっていくことを体感できました。ゲストティーチャーを実際に招くことができなくても、授業者が書籍等から得た情報を子どもに伝え、「どうやって乗り越えたんだろう?」と投げかけることで十分に効果があるということをお聞きし、工夫次第でどんな形であっても深い学びが得られるということを感じました。

 また、ゲストティーチャーの話を聞く前にまず子どもに考えさせてから話してもらうことで、子どもはより話がスッと入ってきて全体でより考えを深めていきやすいということも分かりました。話を一方的にただ聞くだけでは自分事としては考えにくく集中力も続かないので、授業者が子どもとゲストティーチャーの橋渡し役になり授業を進めていくべきだなと感じました。

 今まで「いのちの授業」について学ぶ機会はほとんどなかったので、今回のセミナーはとても貴重な経験になりました。考えても考えても終わりのない「いのち」というテーマ。まだまだたくさんのことを学びたいと感じたセミナーになりました。玉置先生を始めご登壇なさった先生方、一緒に学んだ玉置ゼミ生の皆さん、ありがとうございました。(前野)


 こんにちは。9期生の石上夕貴です。12月10日に開催された「『いのちの授業』を体験的に学ぶ」というセミナーに参加させていただきました。

 今回の講演では山田先生とゲストティーチャーの加藤みゆきさんによる模擬授業を受けました。加藤さんは腎臓や膵臓を移植してもらうという経験をし、そこで感じた心の葛藤や当時の思いをお話してくださいました。加藤さんのお話を通して、私自身「いのち」とはなにか、どのようなものなのかについて深く考えるきっかけとなりました。

 私は先日、身近にいたペットが亡くなってしまうという体験をしました。その時「いのち」というものはこんなにも一瞬でなくなってしまうこと、当たり前にあるものではないということを実感しました。この体験は、山田先生も仰っていた「『いのち』は大切だという分かりきったことを、いかに自分事として考えさせられるか」ということの重要性について気づかせてくれたように感じます。

 また、「いのち」を自分事として考えるためには、動画や具体的なエピソードを提示し、「自分だったらどうする?」と問いかけるなど、授業における様々な方法も学びました。

 道徳の授業は正解があるわけでは無く、私自身模擬授業でもとても苦悩した覚えがあります。しかし、だからこそ自分自身が今後どう生きていきたいかを教師も一緒になって考え、自分なりの答え出していけるような、そんな授業にしたいです。今回はこのような機会をいただけて、新しい学びをたくさん得ることができました。ご協力いただいた先生方、ゼミ生の皆さんありがとうございました。(石上)

2022年12月22日仕事日記

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 7時ごろ研究室着。パンと珈琲で朝食。問い合わせメール対応などあれこれ。

 1・2限「教育課程論」。1限は「よのなか科」から「ハンバーガ屋の店長になろう」のワークショップをしながら、藤原和博さんが主張する「情報編集力」を深掘り。2限は「自殺予防」についての新井さんの動画を見て、「よのなか科」での「いのち」をロールプレイして論議。

 かなり時間をかけて振り返りを書いていた学生と授業後に話し合う。熟考させた授業ではこうしたシーンも生まれるようになってきた。授業積み重ねの成果!

 12時30分、岡君、田中君来研。卒論への最後の指導。これで7期生全員が本提出前に到達!

 13時から14時まで、オンラインで「恵那未来キャンパスに係る意見交換会」に参加。僕は高等学校の「総合的な探究の時間」に合わせて、施設利用を考えさせるプロジェクトをしたらどうかと提案。

 山田先生と来年度の「モーニング情報交流会」のプログラム相談。短時間で決定。14時30分ごろ大学を出て帰宅。

 17時前に家を出て、地元駅から鶴舞駅で降りて、名古屋市公会堂へ向かう。年末の楽しみにしていた「大名古屋らくご祭」の初日。

 今日は「師走のお祝い競演会」と題した番組。開口一番「道具屋」、林家けい木「壺算」、桂宮治「七段目」、林家木久扇「漫談」、玉川太福(浪曲)&玉川みね子(曲師)、春風亭一之輔「芝浜」という演目。

 一之輔の「芝浜」は群を抜いていい!この一席が聞けただけで大満足。一之輔の話芸を堪能。またすぐに聞きたくなる一之輔落語。さっそく他の会を検索。

 圓楽写真は2階ロビーでの撮影。「らくご祭」といった企画の立役者の代表ともいえた圓楽さん。

 終演後、このまま帰宅するのはもったいないという気持ちにもなって、鶴舞駅付近のお店に入って軽く飲む。こんな気持ちになったのも久しぶり。

 23時ごろ帰宅。研究室HP記事は、12月10日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」での記録シリーズ発信開始。まずは下野さんの記事から。

12月10日 『いのちの授業』を体験的に学ぶ での学び (下野)

 こんにちは、7期生の下野です。12月10日に、じゅうろくプラザで開かれました『いのちの授業』を体験的に学ぶ に参加させていただきました。

 玉置先生の進行の元、山田貞二先生による「いのちの授業」が参加者を巻き込んだ形で行われました。山田先生の「いのちの授業」。臓器移植を行われた方の心の葛藤とドナー家族の想いについて学びます。

 「いのちの授業」とは、難しいものです。「命を大切にする」「死んではいけない」。これは、当たり前のように人の心に根付いているからです。会で、龍崎先生が仰られました通り、当たり前のことを教えることは難しい。だからこそ、「いのち」の前では皆平等で、教師も子どももなく、教師も一人の人として考える。これは、玉置先生と鈴木中人さんの著書『「いのちの授業」をつくる』にも著されていたことです。

 『いのちの授業』には、ゲストティーチャーを招くことがあります。今回であれば、加藤みゆきさん。臓器移植を受けた方としてご登壇されました。しかし、学校現場の一授業でゲストティーチャーを招くことは難しい場合もあります。もちろん、招くことに越したことはありませんが、そうも言っていられない現実もあります。では、どうするか。授業者が当事者の気持ちを著書や公演で知っているのであれば投げかけられる授業であると山田先生は仰られました。

 これって「いのちのバトン」を渡すことではないでしょうか。教師が知り得た、当事者の気持ちを子どもに伝える。その気持ちを知った子どもが、家族や友達に繋ぐ。「いのちの授業」は、そこに価値があると私は思います。

 「いのちの授業」をすることの出来る教師は、「いのちのバトン」を繋ぐことが出来る職業についています。子どもだからこそ、柔軟に生きていることの「価値」について深く考えられる。そんな子どもたちに「いのちのバトン」を繋げられる教師ってとてもとても大切な職業だなと実感していました。

 「いのちの授業」を実際に体験し、私も授業をつくりたくなりました。沢山の授業を見ることは、自分の授業づくりに生かされます。4月から教壇に立つにあたり、今だからこそできる「いのちの授業」を深く捉え直そうと思います。

 玉置先生、本回もありがとうございました。いのちの授業の捉え、授業論からの視点、全てが学びです。これからも、まだまだ学んでいたい気持ちです。
 8期生、9期生のみんな、会えて嬉しかったです。とても意欲的で、明るい後輩がいて幸せだなあと感じていました。ありがとう。

(下野)
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12月21日仕事日記

 7時頃研究室着。学生振り返り読みから開始。

 1限は「教育実践演習」。例によって保護者対応。ロールプレイ場面を多用にして、汎用性がある学びになるように助言する展開。いつものように手ごたえあり。

 2限は7期生ゼミ。先週提出があった卒業論文の最終添削済みの論文を返却。pdf提出、プレゼン提出の指示をして、卒論も大きなヤマを越える。

 集団追究に焦点を当てた模擬授業は高橋さんと丹羽さん。いずれの授業からも手法として記録しておきたいことが見えた授業。よし!

 12時30分から教職専修オンライン会議。オープンキャンパスへの関わりなどの確認。

 13時から教育課程論の振り返りを精読。これほど学生の考えが分かれたのも珍しく、読んでいて面白い。

 14時から教授会。審査教授会。FDしゃべり場に出席。学生のICT活用をどう指導するかが話題。

 18時30分から19時30分まで、一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会理事会。ようやく会員の定義について明確になってきた。来年度の計画案も届き、光が見えてきた。

 帰宅。21時から4期生関口さんと8期生寺尾さんとズームでマッチング。教採の相談事。こうした縦のつながりがあるのも我がゼミのよさ。

 研究室HPは、12月7日8期生ゼミでの学びを安藤さんが発信。動画の威力を感じる。

12月7日 8期生ゼミでの学び (安藤)

 こんにちは!8期生の安藤です。今回は12月7日(水)のゼミでの学びを記事にしていきます。

 まず、卒論についてのお話を聞きました。その後、算数の授業動画をみて気づいたことや疑問に思ったことを話し合いました。
 実習後、授業動画を見る機会は今回が初めてで、実習前と見る視点が変わりました。実習をしたからこそ授業者の方の考えや気持ちが分かったり、自分の経験と重ね合わせたりして、より自分事として授業を見ることができるようになったと実感しました。
 
 では早速、授業動画から学んだことを大きく3つに分けてまとめていきます!

[子どもの考えを引き出す]
 最初から親切にテープ図や表などを提示してしまうと、子どもの解き方、考え方を限定してしまいます。親切は時に子どもの考える機会を奪う事にもなります。
 そのため、「どうやって解いていくと良いかな。」というような子どもの発想を引き出す問いかけが必要だと学びました。生徒の発言を価値づけするチャンスを作るためにも、子どもが考える機会を仕組んでいくことが大切だと思いました。

[間違いは楽しむところ]
 私は実習で、意図していない解答がでた時あせってしまいました。生徒は教師の反応をよく見ています。そのため、すべての子どもの意見を平等に受け止め、同じように板書する、同じように反応するということを心がけようと思いました。
 さらに、焦るのではなく「学びを深めるチャンス」だと捉えて楽しむところだと気付きました。子どもが話し合い、考える場面にも繋がります。意図していない意見はおいしい意見として取り上げることが学び深まる授業の秘訣です!

[追体験を忘れずに]
 間違えてしまった子をそのままにしてはいけません。理解できたか確認したり価値づけしたりするためにも、交流した後リターンをする事が必要です。他の子の意見をきくだけでは、聞いただけで終わってしまいます。そのためリターンした際に人の考えをもう一度体験させることが大切だと学びました。これは間違えてしまった子に限らず、普段の授業の中やふりかえりの際にとても有効だと思いました。実践でも「追体験」を意識して授業を行います!

 授業は教師のちょっとした発言やり方によって子どもの反応、学びの質が全く違ってくると改めて思いました。子どもが深い学び合いができる授業をするための工夫をこれからも考えていきたいです!
 そしていよいよ今週末にはゼミ合宿があります。卒論や面接練習が始まるので準備万端にして、気合を入れて臨みます!ご協力いただく先生方、そして先輩方、ご指導宜しくお願い致します!8期生みんなで頑張るぞー−ー!!!!(安藤) 

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2022年12月20日仕事日記

 早朝に目覚めて、本日締め切りの「教育放談」の原稿を仕上げて編集部へ送信。

 7時30分ごろ研究室着。授業準備。1・2限は第10回・第11回の教育課程論。1限は藤原和博さんの「よのなか科」から「ハンバーガー屋の店長になろう」を土台に体験的な学び。2限は、教職員支援機構の動画を使って「自殺予防」について学び、「よのなか科」から「いのちについて考える」をローププレイ。今日は随所で動きを作って、コミュニケーションの活性化を図る。我ながら良い感じ。

 研究室に戻る。8期生が卒業論文関連の書籍を借りに来研。たんさん読んで、基本的な知識をしっかり身に付けてほしい。そしてオリジナルの提案を出してほしいという願い。

 13時ごろ大学を出る。帰宅。メール処理などをして大阪へ向かう。スクールライフノートの関係で関わらせていただく大和川中学校の校長や先生、EDUCOMさんと懇談。

 23時ごろ帰宅。おかげさまで今日も濃密な1日。

 研究室HPは12月7日7期生ゼミの記録。二人の授業をもとに高橋さんが重要点をまとめてくれた。

12月7日7期生ゼミの学び (高橋)

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 こんにちは。7期生の高橋です。今日は、12月7日のゼミでの学びを書きます。

 今回のゼミは、下野さんと池戸さんの深い学びの授業提案でした。

 二人の授業の共通点は、ただ全体交流をするだけではなく、そこで出た子どもの言葉を用いて「ゆさぶり」の発問を入れるところです。そのために、子供の何気ないつぶやきや反応を大切にしていました。この授業法をさらに、子どもの学びにつなげるために必要なことは、考えを丁寧に板書することです。教師のきっと子どもに伝わっているだろう思うのではなく、押さえるところは丁寧に示すことが大切だと学びました。
 
 そして二人の授業を受けた感想です。下野さんは、普段の生活でもそうですが、人の良さや頑張りを大切にしていることが伝わる授業でした。自然に出てくる価値づけの言葉が、授業を受けている側としてとても安心して参加することができました。池戸さんは、授業に程よいスピード感があるので、テンポがよく、飽きることがない楽しい授業するところが流石だなと思いました。
 
 二人とも、自分の持ち味と、今まで学んできた授業法をいくつも組み合わて授業を行っていてとても刺激になりました。ゼミも終盤に差し掛かっていました。常に学び続ける気持ちを大切にして一回一回のゼミに臨みたいです。ありがとうございました。(高橋)
 

2022年12月19日仕事日記

 今朝は本日締め切りの週刊教育資料の原稿書き。精読して編集部へ送信。

 8時30分ごろに家を出て、愛知県立足助高等学校へ向かう。学校近くのコンビニで朝食を買って、食べながら時間調整。

 9時20分ごろ学校に入る。校長先生から日程をお聞きして懇談。9時50分から授業参観開始。2限、3限、4限、お弁当をいただき5限の授業、最後は総合的な探究の時間の発表会を見させていただく。例によって動画撮影をしながらの参観。

 どの学級を見ても純朴な生徒ばかりという印象で、突然、声をかけて質問してもしっかり答えてくれて、初めての高校授業の指導助言で妙に緊張していた気持ちが和らぐ。熱心に授業を進めておられる先生方の状況を見ながら、授業後1時間ほど設定がされた僕の講話の内容をあれこれ考える。

 総じて気づいたことは、もっと生徒同士の関わりを意図的に創り出していくと、もっと生徒は伸びると感じたこと。そのための手法を提示させていただこうと決意。

 校長室で動画整理。簡単なプレゼン作成。15時から16時まで動画をもとに先生方に質問しながら、生徒の出力と生徒同士のつながりが生み出すことの大切さやよさを話す。

 終了後の校長室には、数人の先生方が来られた。ご自身の授業づくりについて悩みを話されながら相談をされた。教科内容に深く入ることはできないが、授業の手法にはこれまでの知見があるので、義務教育では・・・と断りながら助言。生徒を育て高めたいという気持ちをもっておられる先生方との話し合いはとても楽しい。

 16時30分ごろ高校を出る。1時間ちょっとで帰宅。終日の対応で疲れがあるが、気持ちは充実。8期生の数人に卒業論文資料提示メッセージ発信。明日、締め切りの「玉置崇の教育放談」の原稿を書いて就寝。明朝見直して送信予定。

 研究室HP記事は、12月7日7期生ゼミでの学びと題して下野さんが発信。ゼミテーマ集団追究の手法一開発について書いてくれた
 

12月7日 7期生ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。12月7日、ゼミで行う最初で最後の模擬授業を行いました。

 今回私が授業者として大切にしたことは、「集団追究」をつぶやきで進行することでした。子どもに対話をさせ、その後どう「集団追究」するか。これは、今期ゼミでの大きな課題です。玉置先生のご講演やボランティア等で訪問する先生方から「集団追究」を学び、今回の授業は対話中の子どものつぶやきを板書し、それを元に授業を進行するという手立てを実践しました。

 結論から申しますと、どのつぶやきを拾えば良かったのかが明確では無かったことを反省しています。しかし、これはとても良い「集団追究」の一つの手立てであることに自信を持つことが出来ました。

 子どものつぶやきを取捨選択することは至難の業です。子どもの考えも尊重してしまいたくなってしまうからです。その気持をグッと堪えるためには、「授業のねらい」を明確にすることだと私は今回授業者として感じました。玉置ゼミ流に言うのなら、『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』を突き詰めることです。すると、授業や学習活動の意図や意義が明確になり、子どものどのつぶやきを拾っていくかも鮮明に見取ることができます。

 『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』
 これは、私たち7期生が初めて模擬授業をした3年生前期のゼミで玉置先生にお教え頂いたことです。私は、ずっとこの言葉を元に授業を作ってきました。自分の授業の軸がブレないために。そして、今回最後の模擬授業でまた一つ先の授業の軸を定めたいと思いました。
 子どもの考えやつぶやきを蔑ろにしないためにも、もっと丁寧に『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』を考えたいと思います。そういう授業の作り方をこれからもし続けたいです。

 最後の模擬授業は、玉置ゼミ生らしくまた新たなふか〜い課題を見つけられる実践となりました。最後の授業を自分らしく、今までの自分が学んだ成果を思う存分発揮できました!ありがとうございました!

(下野)

2022年12月18日仕事日記

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 昨日の仕事日記を書いたり、メール処理をしたりの朝。8時ごろ家を出て、8期生合宿2日目を行う中部公民館へ。近くのパン屋さんで珈琲とアップルパイで朝食。8時45分に合宿会場として予約した会議室へ。

 9時には酒井先生、齋藤さん、7期生6名、8期生全員が揃う。酒井先生、齋藤さんの紹介をして、12時過ぎまで8期生面接指導を開始。進行は酒井先生にお任せ。基本的なことを学んだあと、8期生は3グループに分かれて指導を受ける。2タイプの実際面接と相談。この形式と展開は、いわば玉置ゼミとして確立していて、実が確実に上がる方法。その内容もいずれも8期生が記事にして発信するのでお楽しみに。

 面接指導を受けている8期生を見ながら、僕は7期生卒業論文最終チェックを進める。

 写真のように、酒井先生、齋藤さん、7期生の面々と昼食。初めて利用したお店だが、なかなか良い感じ。覚えておくことにする(笑)。

 7期生から8期生へのアイスクリームの差し入れがあって、午後も大盛り上がり。最終ゴールの卒業論文の「はじめに」を書くゼミ生。相談にのる僕。15時30分から面接指導で学んだことの共有化、そして、それぞれが卒論「はじめに」の内容を発表して、次の人がコメントをするという流れ。大きな成果があって、無事、合宿成功。最後には8期生からお礼のプレゼントももらい感激。研究室書籍貸出日を連絡してすべて終了。

 帰宅。明日、締め切りの原稿書き開始。お礼のメールが届いたり、締め切り日に提出できなかった学生からレポートが届いたりして、その対応。当然、睡魔に襲われ、ちょっと横になったらトンデモナイ時刻。目覚めて再び書き始めるが、ワールドカップ決勝が気になって最後まで見てしまう。凄い試合で眠気が吹っ飛ぶ。

 研究室HP記事は、12月7日開催の7期生ゼミの振り返り。授業者の一人、池戸さんが発信。今回も集団追究を高めるための検討がメイン。良い記録。

 研究室HPトップを合宿2日目写真に入れ替え。充実感が写真から伝われば嬉しい。

12月7日7期生ゼミ模擬授業での学び池戸)

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 こんにちは、7期生の池戸です。最近寒くなってきましたね。無事に卒業論文を書き終え、年末も近づき、いよいよ大学生活も終わりに向かっているのを身をもって実感しています。

 さて,今回はゼミで行った模擬授業での学びを振り返ります。今回私は、小学4年生の「面積」の最初の段階となる「広さの表し方」の授業を行いました。集団追究の場面として、周りの長さで比べる、直接重ねる、同じ形がいくつあるかで比べるといった様々な方法から、広さを比べるためにはどの方法が最適なのかを追究する方法を考えました。

 まず得たテクニックは、交流場面での子供のつぶやきを黒板に残すということです。これは下野さんの模擬授業で得た技をすぐに使ってみました。わかる子だけが発表して終わる授業ではなく、つぶやきから子供と子供を繋いで深めていくことが可能になりました。また、この授業のねらいに近づけるために、聞こえてきていない意見を書いて深めていくという技があることも知りました。

 次に、3通りの意見に対して周りの長さで比べるのはいいのか?という疑問を深めているときに、教師が「このやり方は正しい?」と問うことに抵抗があり、頑張って子供から「でもそれって、、」という言葉を出させようとしてしまいました。しかし、玉置先生から「このやり方って正しい?このやり方でやったグループが、納得するような例を出して!(反例)」と言えば、深まるよと教えていただき、なるほど!!と思いました。
 
 算数には正解があるので、どうしてもそのゴールを目指そうとして、教え込みがちですが、このように発問一つでこんなにも深まるのだと実感しました。

 ゼミでの模擬授業は今回で終わりですが、この学びは確実に4月からの教員生活で活きてくると思います。いや、活かします!(7期生 池戸)

2022年12月17日仕事日記

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 8期ゼミ生合宿1日目。なんとなく落ち着かず、いつも以上に早い目覚め。卒業論文の「はじめに」の例として、1期生から二人の「はじめに」を取り出して、コメントをいれて作成。卒業論文提出までの段取りを説明するために、ゼミ生に渡す新書「論文の書き方」の卒業論文該当ページを読み直し。

 いつもの喫茶店経由、小牧勤労センターへ。年々、自分が合宿について関わることを減らしてきていて、僕が行ったのは会議室予約、日程提示、ゲストへの連絡方法を伝えたのみ。1日目は滞りなく、ゲストへの失礼もなく完了。よし!

 合宿の状況は、それぞれが1日ごとに記事を発信することにしたので、後日を楽しみにしていただきたい。ここでは指導者として記録をしておきたい。

 ゼミ運営にあたって僕が心掛けているのは、素晴らしい人との出逢いを作り、その方を通して、それぞれが大いに学んでほしいということ。この意味からも、1日目に坂本陽さん(写真上)と稲田康代さん(写真下)をゲストに迎えたのは、大正解。すでにゼミ生3人から記事が届いているが、とても濃厚な学びができたことは間違いない。14日に中川行弘先生を招いたゼミを行ったのは、合宿0日目といってもいい。とても貴重な学びをしているので、学びをシャープに記事にして伝えようとするゼミ生も大変だと思いつつ、届く記事を楽しみにしている。

 ゲストを迎えるにあたって、ゼミ生に伝えたのは、先に書いた僕の思いと、人とのつながりを大切にすることが人生の彩を豊かにしてくれること。これからの時代、ますます大切にしてほしいと願ってのことだ。

 合宿1日目のもう一つのねらいは、卒業研究のテーマをほぼ決めること。面接で各自が取り組んでみたいテーマを聞き、ゴールへ向かうための助言。壮大すぎて難しいテーマであることを伝えたり、現場で働いていない身では深掘りすることは困難なテーマであることを話したりして、まずは「はじめに」を書き始めるように指示。

 会議室使用時刻が16時30分までなので、ロビーで30分間ゼミ。明日のゴールに向けて各自が現況を報告。全員がそれなりに先が見えてきた状況と判断。ほっとする。

 合宿終了後は、オプショナルツアーを実施。僕の家の近くで食事会。我が家のしっぽ付きの娘に会ってもらうツアー。今年も好評の企画ができて満足。

 仮提出された7期生卒論のチェック開始。中学校教育実習事後指導レポートが届くたびにチェック。

 研究室HP記事は8期生柴山君の「教育実習を通して得た宝物」。長文だが、一学生が実習を通してこのような学びをしていることをぜひとも知っていただきたいという思いに駆られる文章。好評エッセイは、下野さんの「置かれた場所」。ぜひご一読を。

置かれた場所(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。卒論がひと段落し、2年間のゼミでの学びを今一度ノートに記しながら、学びを確かなものにする冬を迎えています。本記事では、ある言葉について考えます。週に1本記事更新は、週に2本になりそう(笑) 書きたいことが山積みです。

 『置かれた場所で咲きなさい』

 とてもとても綺麗な言葉ですよね。置かれた場所(環境)があなたのいる場所なのだから、どんな時もあなたらしく咲くことを諦めない。雨の日や風の日、どうしても咲けないと思ったのなら、下に下に根を張りなさい。

 私は、キリスト教系の中高一貫校に通っていたので、ちょうどこの時期に開かれるクリスマス礼拝でこの言葉を知りました。『置かれた場所で咲きなさい』を著された渡辺和子氏はキリスト教カトリック修道女の方です。

 中学生の時、なるほどなあと思って礼拝でのお話を聞いていました。でも、ふと疑問に思ってしまいました。私の悪い癖です。

 サボテンは街中では咲けないし、たんぽぽは砂漠では咲けない。もし、たんぽぽが砂漠に置かれてても咲きなさいって言われたら辛いんじゃないかな。

 上記の感想を礼拝後の感想シートに書いた私は、職員室でこっぴどく叱られました(笑) それはもうとてもとてもこってりと絞られたのですが、やっぱりたんぽぽは砂漠では咲けないじゃないかと随分長い時間粘ったことを覚えています。結局、「置かれた場所を見極める力が必要だと思います」という言葉で、一旦生徒指導室から私は解放されました。

 今、不登校支援のボランティアを行っている時、昔の私を思い出します。この子たちは、たんぽぽだったんじゃないかって。彼ら彼女らというたんぽぽにとって、学校という砂漠に置かれて、でも咲きなさいと言われ、苦しくなってしまう。それはそうですよね、だってたんぽぽは砂漠では咲けませんから。

 私の行う不登校支援のボランティアは、子どもが中学を卒業する時に終わってしまいます。中学3年生になると進路先を決めていく姿が見られます。通信制の学校だったり、月に何回スクーリングするという学校だったり様々です。中学校には行けなかったけれど、この高校だったら行けると思う!と目を輝かせる子どもを何人もこの2年間で見てきました。その時、ああこの子たちは自分で「置かれた場所を見極める力」を身につけたんだなと思います。

 自分がたんぽぽかサボテンか、はたまた、向日葵か桜かなんて子どもには分かりません。まだこの世に生まれて、数年しか経っていないのですから、分かっていたのなら超人です。だから、大人がいると私は思います。卒業研究にも書きましたが、自分を見つめる時間こそが自分を好きになる第一歩なのです。

 自分はどんな花で、自分が置かれる場所は自分で決められる。そんな時代になったと思います。咲くことを諦めないでいられる場所が沢山できたのが現代です。

 自分を見つめる時間を取れる教師になりたいです。もちろん、私自身も。花は変化していきます。自分の努力次第で、突然変異だってします。そういった意味で、『置かれた場所で咲きなさい』を捉え直すと中学生の頃の私が思う存分報われたように思うのです。

 優しい気持ちで自分を大切に。自分の花を大切に生きていく教師であり、自分の花を大切にできる子どもたちが生きられる社会であって欲しいと願っています。

(下野)

教育実習を通じて得た宝物(柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。今更ではありますが、小中学での教育実習を無事にやり切ってきました!どちらの学校の実習も本当に楽しく、学びのあるものでした!この経験は、私にとっての「宝物」です。今回だけはどうしても文が長くなってしまいますが、実習での学びをまとめて記事にさせていただきます。

小学校実習(5年生)

・ 緊張しながらも、今まで習った授業技術を活かそうと思いながら挑みました。いざ実習が始まると、授業を時間内におさめたり、流れを崩さず進めたりすることなど、教材内容を扱いきることに精一杯になってしまいました。扱いたい教材内容ばかりに意識がとられ、授業を通してどんな力をつけさせたいのかまで考えることができなかったことも多くありました。授業の組み立て方や指導案の書き方などで苦労することが多かったです。授業がうまくいかず、悔しい思いを何度もしました。

・ 授業外では、休み時間や体育、配膳準備などでの児童とのかかわりを通して児童から力をもらえました!本当に元気いっぱいでした笑。同時に体力面でのタフさの必要性も体感しました。

・ 実習前、私は授業が上手くいくのだろうか、児童と上手くかかわれるのだろうかということばかり心配していました。しかし、現場でのプロの先生との関わりなどを通して多くのことを学ばせていただきました。先生方はいつも児童のために一生懸命仕事をなさっています。その環境下での、先生方への連絡や授業についての確認、頼み方。ホウレンソウの重要性や方法についても身をもって学ぶことができました。多忙の中、実習生として受け入れてくださったこと。多くの時間を割き、ご指導いただいたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

中学校実習(3年生 理科 化学変化と電池)

・ 小学校の実習での反省を踏まえ、教材内容にプラスして生徒がどんな力をつけたいかを意識しながら授業を組み立てました。ズバリいうなら、「主体的に考える力」です。ただ話を聞く、教科書を写すだけではなかなか脳が回転している状態にはなりません。脳を回転させ、この力をつけるために、三つのことを意識していました。

・ 一つ目として、自己選択の場面を増やすことを意識して授業を行いました。実験の授業では「この実験何分でできそう?道具何がいりそう?」と生徒に聞き、進めました。実験予想では、「溶ける、溶けない」などの二択の質問に対して手を挙げたり、ノートに自分の立場を書いたりする場面をつくることで授業に自己選択を増やしました。時には挙げた手を前後左右に振るなどの動きも取り入れました(笑)。予想を何らかの形で表現することで自分の立場や考えがハッキリします。立場を明確にした予想を行うことで、その先の展開に興味を持てるようにすることを意識しました。立場の明確化は道徳でも大切にし、意見を聴きあう意欲を高められるようにしました。

・ 二つ目として、アウトプットの機会を増やすことを意識していました。授業を受ける身としては活動がなければ集中が切れてしまいます。軽い発問の後に10秒話し合う時間をとったり、まとめや振り返りを自分で書いたりなど、「自分の言葉」で表現する活動を多く授業に組み込みました。「自分の言葉」といっても、何を話し合えばよいのか、何を書けばよいのかが曖昧になってしまってはいけません。そのため、活動について質問があるか生徒に問うこと、振り返りの観点を示すことなどを意識しました。

・ 三つ目は「みんなが楽しめる」です。私が教員として一番大切にしていきたい部分でもあります。理科が嫌いな生徒や苦手な生徒。発言や筆記が苦手もいるという意識も強くもって授業を計画しました。まず授業に参加してみよう、考えてみようと思い、生徒が活躍できる場面を増やすことを大切にしたのです。どんな生徒も答えられる、授業に関する発問を導入で投げかけること。グループワークで疑問点を周りと共有しながら進めていけるよう促すこと。よく手を挙げる生徒以外も発言できるよう、意図的指名を行うことを大切にしました。まとめの部分の板書を少しずつ消していき、文を暗唱する活動も取り入れました。

・ 最初は反応が薄かった生徒が「先生の授業は丁寧にゆっくり進めてくれるからわかりやすいよ。楽しいし。」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。授業や学校生活、日記などを通じて生徒一人一人とコミュニケーションを取ることはこれ以上なく楽しかったです。授業について手厚いご指導、お手伝いをしてくださった先生方。受験期に関わらず暖かく迎えてくれた生徒に感謝です。人生の中で一番楽しく、実りある一か月間でした!

 自分の物事の処理能力の低さや、ホウレンソウの方法やタイミングなどの面でも力不足を痛感し、本当に自分に教員が務まるのだろうかと不安を感じる場面もありました。しかし、子どもの目標に向かって頑張る姿から多くの力をもらいました。子どもが学びあっていける場をつくり、共に学んでいける教員になりたいと強く思いました。周りの先生や子どもの協力を通して「やり切った」という感覚を味わうことができました。心の面で8皮くらい剥けたと思います!芯も強くなりました!ここから先も、一歩一歩元気に、全力で前に進んでいきます!(柴山)
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2022年12月16日仕事日記

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 今朝はマクドへ行ってモーニング。あれこれと連絡メール。

 先日知り合った故人と遺族の絆を繋ぐ絵画家の大村順さんのドキュメンタリー【2年間の密着取材】亡き人と紡ぐ『未来の思い出』「絆画」‥故人と遺族の絆を繋ぐ絵師 CBCドキュメンタリーを見る(YouTube)。見始めたら涙が止まらなくなる。深く感動。さっそく木村さんへ感想を届ける。

 10時から12時近くまで「授業と学び研究所」会議。教育と笑いの会の動画確認、心の天気実践記録やインタビュー動画を見ての感想交流。

 研究所の神戸フェローが第15回教育と笑いの会の記録を作っていただけた。野口芳宏先生の語り、柳亭小痴楽さん、桂雀太さんのまくらは動画で見ることができる。ご覧いただくと話術の素晴らしさ、話題の面白さに魅了されるはず。ぜひご覧ください。超お勧めの7分間動画。

 12月23日は大和高田市からの依頼で今年最後の講演。「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」と題したプレゼン完成。2時間いただいたので、多くの動画を見てもらう予定。

 本日18時が締め切りであった中学校教育実習事後指導レポート。提出されていない学生に連絡。3日間延長を示して、それでも出さない人は覚悟を!と一言添えて発信。

 新刊本のプロット作成。なかなか進まない(泣)。

 研究室HP記事は3本アップ。1本目は「教育と笑いの会」最終記事。下野さん、安藤さん、村松さんが発信。この記事で15回目の会の記事はおしまい。2本目は、幼稚園実習を終えての今井さんのエッセイ「給食」。3本目は、8期生ゼミ記録を前野さんが発信。ゼミでの教育実習体験報告の記録。
 

12月1日8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。あっという間に12月になってしまい、時の流れの速さにびっくりしています。(笑)来年は教員採用試験を受ける勝負の年になるので、今のうちから少しずつコツコツと頑張りたいなと思いつつ、なかなかやる気が出なくて困っている毎日を過ごしています。

 12月1日に久しぶりの8期生ゼミが行われました。今回のゼミでは小・中学校の教育実習を終えて学んだことの報告会を行いました。

 それぞれが実習で学んだことを体験談を交えながら発表しました。どの発表も「そうそう、そんなことあった!」「それも大切な学びだなぁ」と共感でき、実習での学びを振り返るいい機会になりました。

 特に印象に残ったのは、寺尾さんが発表した「好かれるだけの先生と好かれ信頼される先生は違う」ということです。私自身、実習でただ子どもと仲良くなるのではなくて、教師と子どもという立場を踏まえた関わり方をしようと気を付けていました。他の実習生と比べてすぐに子どもと距離を縮めることが出来なかったけれど、粘り強く関わり続け最後には子どもと良い関係を築くことができたという寺尾さんの話を聞いて私もそうだったなあととても共感しました。コミュニケーションを取る大切さを実習を通じて実感できたからこそ、「好かれ信頼される」ような教師であるためには子どもとどのように関わっていくべきか考えていきたいなと思います。

 また、玉置先生から教えて頂いた有田和正先生の「授業は布石の連続」という言葉も印象に残りました。「これ、さっき言っていたことだ!」と子どもが気づき、学びが深まっていくような発問・活動を授業に取り入れられるように、今後ゼミで考えていきたいと思います。

 そして、今回のゼミで9期生の皆さんと初めてお会いしました。9期生の皆さんに1つ伝えるとしたら、こんなにも色々な人と出会い、学び、楽しいゼミはこの玉置ゼミしかない!!ということです。私たち8期生が1年間で体験してきた以上に9期生の皆さんにも玉置ゼミでの学びを堪能してほしいなと心から思います!

 私たち8期生はいよいよゼミ合宿が近づいてきています。2日間の合宿でたくさんの学びが得られるようしっかりと準備をして、挑みたいと思います。(前野)

給食(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。今日はみうのひとりごと。少しお久しぶりですね。

 私は11月に幼稚園実習に行かせていただきました。そこで衝撃を受けたのは、幼児は給食を1時間半かけて食べるということです。うそだと思うでしょ?本当なのです。

 でも、自分の幼少期の記憶はほとんどないので、自分もそうだったのかなーと思うしかできませんが。私は給食が嫌いな、食べるの遅い組でした。(笑) 母に、先生に「食べれるだけにしてくださいって言ってね」と懇願するほど、、、今の食欲をあの時の自分に分けてやりたいくらいです。

 そこで思ったのは、小学校って給食の時間短いよな〜です。教育実習の時、大学生の私でも急がないと完食できないくらい給食の時間って短いです。(私が食べるのが遅いだけかもしれません笑)
 私の担当が年中さんだったので、年長さんになれば、もう少し短くなるのかもしれない。でも、小学校になり急に急がなきゃとなるのは、子どもにとってとてもストレスではないかと思った。

 小学校低学年の頃も、母に給食のことを先生に言ってもらうようにお願いしたことがある。今思えば、たかが給食。しかし、あの時の自分は、朝の会から1時間目、2時間目とずっと給食のことを考え、心配していた。まるで、片想いしている乙女のようですね。(笑)

 4月、私は給食の時間をたっぷりと取りたいなと思う。食事って、生きる上で欠かすことができない。だから、疎かにしてはいけないと考えている。食べることは生きること。今の私は、もう少し疎かにした方がいいかも、、、🐷笑(今井)


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11月26日 教育と笑いの会での学び(下野、安藤、村松)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。11月26日 大須演芸場にて、教育と笑いの会 最終回が開かれました。

 私たちがゼミに加入してから、3度目の教育と笑いの会。初めての対面での講演でした。たくさんの人の笑い声に溢れ、周りを見渡せば笑顔満開。あ、笑顔ってやっぱりエネルギーの源だなと感じた1日。明くる日は、腹筋が筋肉痛になるほどたくさん大笑いした日でした。

 今回、教育と笑いの会最終回。最後の節目に立ち会わせて頂いたことが宝物です。

 「人と人の繋がり」
 伝統ある教育と笑いの会では、たくさんの繋がりがたくさんの笑顔で育まれてきたのだなと感じました。学んだことは、これに尽きます。

 これから私は、たくさんの子どもたちや保護者、たくさんの先生方に出会います。その時に、必ず「人と人の繋がり」の尊さを知っていたいと思うのです。一分一秒でも違えば、あの時のあの選択が少しでも違えば出会えなかったから。だからこそ、大切にすべきなんだと改めて強く実感しました。

 こうして、私にたくさんの繋がりを作ってくださる玉置先生。皆様が仰られる通り、私たちゼミ生は玉置先生の元で学べて幸せ者です。たくさんのことを教えて頂きました。そしてこれからも。卒業してからも。もっともっとたくさんのことを教えて頂きたいのです。どうかお身体とお心に気をつけて、いつまでも元気でいてください。先生は、先生だけのものではありません!たくさんの人が先生のことを大事に想っていらっしゃいます。そして、その想いが詰まった会に参加させて頂きありがとうございました!

 玉置ゼミのみんな、ありがとう。みんなと出会えて幸せ!(下野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日「教育と笑いの会」に初めて参加させていただきました。終始笑いが止まらず、気づいたらあっという間に時が過ぎていました。

 「話術」これは落語にも、教育にも共通して最も必要なスキルだと学びました。先生方はとても表現が豊かで、思わず話に惹き込まれました。ある事を話すにしても、言葉選びや表情、間、やり取り等様々な表現方法を駆使して話すことが人を引き付ける話術において大切だと思いました。

 最後の最後に参加させていただき、さらに素敵な方々とお会いすることができて私は本当に幸せ者だとしみじみとしております。ある時突然話を振られても、先生方や先輩方のような内容が濃く、笑顔を引き出せるような話ができるように今のうちから話術を磨いてまいります!

 本当に楽しく、充実した時間をいただきありがとうございました!!(安藤) 


【村松】
 今回、ありがたいことに「教育と笑いの会」最終回に参加させていただきました!

 教育と落語は一見すると全くの無関係なもの(と私は思っていました)ですが、どちらも「人を惹きつける力」が必要であるという共通点に気づきました。

 先生方やプロの方の落語を観て、どの落語も本当に面白くて、ステージから目を離すことができませんでした。お話そのものもとても面白かったのですが、それだけではないと感じました。声のトーンに、息づかい。緩急、目線、表情。相手を惹きつける工夫を目で見て、耳で聴いて学ぶことができました。

 私は良い授業というのは、子どもが知らず知らずのうちに夢中になって学ぶ授業だと思っています。それを実現するためには、今回目の当たりにした「人を惹きつける力」が必要であると感じました。教師を目指す者として、この学びを大切に、自分のものにできるよう実践していきたいです。

 最後に、このような貴重な学びの機会を頂けたことに心から感謝します!(村松)

※写真は第7回教育と笑いの会から。

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2022年12月15日仕事日記

 昨日に比較すると暖かな朝。7時ちょっと過ぎに研究室着。珈琲とパンで朝食。

 1・2限は教育課程論。1限は「令和の日本型学校教育」の深掘り。1限後半から2限は、GIGAスクール構想の概要と学校現場での実際を動画を見せながら深掘り。2限でのある学生の洞察力がある鋭い発言には、80名近い学生から自然に拍手が起きる。講義も10回目となると、学生の視点が広がってきていて、予想もしない切りこみ発言があって、授業をしていても、良い意味でドキドキ感が増してきている。振り返りの内容も多岐にわたってきていて、良い記述には赤ペンで印をつけているが、2時間ほどかかってしまう(泣)。これは嬉しい悲鳴。

 14時50分から急な会議開催連絡があり出席。これまで今一つすっきりしていなかった内容だったが、今日は明解になった。

 1月末の教育実習等連絡協議会の要項チェック。若干気づくことがあって、実習課長のもとへ。

 今日も届く依頼。すでに予定が入っていることが多く、その旨を連絡。来年度の講義日時の提案があって、今年度とはまた異なっていてビックリ。なんとか調整しなければ💦

 17時ごろに大学を出る。名神は2か所で渋滞。1時間20分ほどかかって帰宅。

 来年度のスケジュール組み直し。研究室HP記事は、下野さんの好評エッセイ。「仕事をつくる」。

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