12月7日 7期生ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。12月7日、ゼミで行う最初で最後の模擬授業を行いました。

 今回私が授業者として大切にしたことは、「集団追究」をつぶやきで進行することでした。子どもに対話をさせ、その後どう「集団追究」するか。これは、今期ゼミでの大きな課題です。玉置先生のご講演やボランティア等で訪問する先生方から「集団追究」を学び、今回の授業は対話中の子どものつぶやきを板書し、それを元に授業を進行するという手立てを実践しました。

 結論から申しますと、どのつぶやきを拾えば良かったのかが明確では無かったことを反省しています。しかし、これはとても良い「集団追究」の一つの手立てであることに自信を持つことが出来ました。

 子どものつぶやきを取捨選択することは至難の業です。子どもの考えも尊重してしまいたくなってしまうからです。その気持をグッと堪えるためには、「授業のねらい」を明確にすることだと私は今回授業者として感じました。玉置ゼミ流に言うのなら、『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』を突き詰めることです。すると、授業や学習活動の意図や意義が明確になり、子どものどのつぶやきを拾っていくかも鮮明に見取ることができます。

 『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』
 これは、私たち7期生が初めて模擬授業をした3年生前期のゼミで玉置先生にお教え頂いたことです。私は、ずっとこの言葉を元に授業を作ってきました。自分の授業の軸がブレないために。そして、今回最後の模擬授業でまた一つ先の授業の軸を定めたいと思いました。
 子どもの考えやつぶやきを蔑ろにしないためにも、もっと丁寧に『この授業が大成功したら、子どもはなんと言うだろうか』を考えたいと思います。そういう授業の作り方をこれからもし続けたいです。

 最後の模擬授業は、玉置ゼミ生らしくまた新たなふか〜い課題を見つけられる実践となりました。最後の授業を自分らしく、今までの自分が学んだ成果を思う存分発揮できました!ありがとうございました!

(下野)

2022年12月18日仕事日記

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 昨日の仕事日記を書いたり、メール処理をしたりの朝。8時ごろ家を出て、8期生合宿2日目を行う中部公民館へ。近くのパン屋さんで珈琲とアップルパイで朝食。8時45分に合宿会場として予約した会議室へ。

 9時には酒井先生、齋藤さん、7期生6名、8期生全員が揃う。酒井先生、齋藤さんの紹介をして、12時過ぎまで8期生面接指導を開始。進行は酒井先生にお任せ。基本的なことを学んだあと、8期生は3グループに分かれて指導を受ける。2タイプの実際面接と相談。この形式と展開は、いわば玉置ゼミとして確立していて、実が確実に上がる方法。その内容もいずれも8期生が記事にして発信するのでお楽しみに。

 面接指導を受けている8期生を見ながら、僕は7期生卒業論文最終チェックを進める。

 写真のように、酒井先生、齋藤さん、7期生の面々と昼食。初めて利用したお店だが、なかなか良い感じ。覚えておくことにする(笑)。

 7期生から8期生へのアイスクリームの差し入れがあって、午後も大盛り上がり。最終ゴールの卒業論文の「はじめに」を書くゼミ生。相談にのる僕。15時30分から面接指導で学んだことの共有化、そして、それぞれが卒論「はじめに」の内容を発表して、次の人がコメントをするという流れ。大きな成果があって、無事、合宿成功。最後には8期生からお礼のプレゼントももらい感激。研究室書籍貸出日を連絡してすべて終了。

 帰宅。明日、締め切りの原稿書き開始。お礼のメールが届いたり、締め切り日に提出できなかった学生からレポートが届いたりして、その対応。当然、睡魔に襲われ、ちょっと横になったらトンデモナイ時刻。目覚めて再び書き始めるが、ワールドカップ決勝が気になって最後まで見てしまう。凄い試合で眠気が吹っ飛ぶ。

 研究室HP記事は、12月7日開催の7期生ゼミの振り返り。授業者の一人、池戸さんが発信。今回も集団追究を高めるための検討がメイン。良い記録。

 研究室HPトップを合宿2日目写真に入れ替え。充実感が写真から伝われば嬉しい。

12月7日7期生ゼミ模擬授業での学び池戸)

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 こんにちは、7期生の池戸です。最近寒くなってきましたね。無事に卒業論文を書き終え、年末も近づき、いよいよ大学生活も終わりに向かっているのを身をもって実感しています。

 さて,今回はゼミで行った模擬授業での学びを振り返ります。今回私は、小学4年生の「面積」の最初の段階となる「広さの表し方」の授業を行いました。集団追究の場面として、周りの長さで比べる、直接重ねる、同じ形がいくつあるかで比べるといった様々な方法から、広さを比べるためにはどの方法が最適なのかを追究する方法を考えました。

 まず得たテクニックは、交流場面での子供のつぶやきを黒板に残すということです。これは下野さんの模擬授業で得た技をすぐに使ってみました。わかる子だけが発表して終わる授業ではなく、つぶやきから子供と子供を繋いで深めていくことが可能になりました。また、この授業のねらいに近づけるために、聞こえてきていない意見を書いて深めていくという技があることも知りました。

 次に、3通りの意見に対して周りの長さで比べるのはいいのか?という疑問を深めているときに、教師が「このやり方は正しい?」と問うことに抵抗があり、頑張って子供から「でもそれって、、」という言葉を出させようとしてしまいました。しかし、玉置先生から「このやり方って正しい?このやり方でやったグループが、納得するような例を出して!(反例)」と言えば、深まるよと教えていただき、なるほど!!と思いました。
 
 算数には正解があるので、どうしてもそのゴールを目指そうとして、教え込みがちですが、このように発問一つでこんなにも深まるのだと実感しました。

 ゼミでの模擬授業は今回で終わりですが、この学びは確実に4月からの教員生活で活きてくると思います。いや、活かします!(7期生 池戸)

2022年12月17日仕事日記

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 8期ゼミ生合宿1日目。なんとなく落ち着かず、いつも以上に早い目覚め。卒業論文の「はじめに」の例として、1期生から二人の「はじめに」を取り出して、コメントをいれて作成。卒業論文提出までの段取りを説明するために、ゼミ生に渡す新書「論文の書き方」の卒業論文該当ページを読み直し。

 いつもの喫茶店経由、小牧勤労センターへ。年々、自分が合宿について関わることを減らしてきていて、僕が行ったのは会議室予約、日程提示、ゲストへの連絡方法を伝えたのみ。1日目は滞りなく、ゲストへの失礼もなく完了。よし!

 合宿の状況は、それぞれが1日ごとに記事を発信することにしたので、後日を楽しみにしていただきたい。ここでは指導者として記録をしておきたい。

 ゼミ運営にあたって僕が心掛けているのは、素晴らしい人との出逢いを作り、その方を通して、それぞれが大いに学んでほしいということ。この意味からも、1日目に坂本陽さん(写真上)と稲田康代さん(写真下)をゲストに迎えたのは、大正解。すでにゼミ生3人から記事が届いているが、とても濃厚な学びができたことは間違いない。14日に中川行弘先生を招いたゼミを行ったのは、合宿0日目といってもいい。とても貴重な学びをしているので、学びをシャープに記事にして伝えようとするゼミ生も大変だと思いつつ、届く記事を楽しみにしている。

 ゲストを迎えるにあたって、ゼミ生に伝えたのは、先に書いた僕の思いと、人とのつながりを大切にすることが人生の彩を豊かにしてくれること。これからの時代、ますます大切にしてほしいと願ってのことだ。

 合宿1日目のもう一つのねらいは、卒業研究のテーマをほぼ決めること。面接で各自が取り組んでみたいテーマを聞き、ゴールへ向かうための助言。壮大すぎて難しいテーマであることを伝えたり、現場で働いていない身では深掘りすることは困難なテーマであることを話したりして、まずは「はじめに」を書き始めるように指示。

 会議室使用時刻が16時30分までなので、ロビーで30分間ゼミ。明日のゴールに向けて各自が現況を報告。全員がそれなりに先が見えてきた状況と判断。ほっとする。

 合宿終了後は、オプショナルツアーを実施。僕の家の近くで食事会。我が家のしっぽ付きの娘に会ってもらうツアー。今年も好評の企画ができて満足。

 仮提出された7期生卒論のチェック開始。中学校教育実習事後指導レポートが届くたびにチェック。

 研究室HP記事は8期生柴山君の「教育実習を通して得た宝物」。長文だが、一学生が実習を通してこのような学びをしていることをぜひとも知っていただきたいという思いに駆られる文章。好評エッセイは、下野さんの「置かれた場所」。ぜひご一読を。

置かれた場所(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。卒論がひと段落し、2年間のゼミでの学びを今一度ノートに記しながら、学びを確かなものにする冬を迎えています。本記事では、ある言葉について考えます。週に1本記事更新は、週に2本になりそう(笑) 書きたいことが山積みです。

 『置かれた場所で咲きなさい』

 とてもとても綺麗な言葉ですよね。置かれた場所(環境)があなたのいる場所なのだから、どんな時もあなたらしく咲くことを諦めない。雨の日や風の日、どうしても咲けないと思ったのなら、下に下に根を張りなさい。

 私は、キリスト教系の中高一貫校に通っていたので、ちょうどこの時期に開かれるクリスマス礼拝でこの言葉を知りました。『置かれた場所で咲きなさい』を著された渡辺和子氏はキリスト教カトリック修道女の方です。

 中学生の時、なるほどなあと思って礼拝でのお話を聞いていました。でも、ふと疑問に思ってしまいました。私の悪い癖です。

 サボテンは街中では咲けないし、たんぽぽは砂漠では咲けない。もし、たんぽぽが砂漠に置かれてても咲きなさいって言われたら辛いんじゃないかな。

 上記の感想を礼拝後の感想シートに書いた私は、職員室でこっぴどく叱られました(笑) それはもうとてもとてもこってりと絞られたのですが、やっぱりたんぽぽは砂漠では咲けないじゃないかと随分長い時間粘ったことを覚えています。結局、「置かれた場所を見極める力が必要だと思います」という言葉で、一旦生徒指導室から私は解放されました。

 今、不登校支援のボランティアを行っている時、昔の私を思い出します。この子たちは、たんぽぽだったんじゃないかって。彼ら彼女らというたんぽぽにとって、学校という砂漠に置かれて、でも咲きなさいと言われ、苦しくなってしまう。それはそうですよね、だってたんぽぽは砂漠では咲けませんから。

 私の行う不登校支援のボランティアは、子どもが中学を卒業する時に終わってしまいます。中学3年生になると進路先を決めていく姿が見られます。通信制の学校だったり、月に何回スクーリングするという学校だったり様々です。中学校には行けなかったけれど、この高校だったら行けると思う!と目を輝かせる子どもを何人もこの2年間で見てきました。その時、ああこの子たちは自分で「置かれた場所を見極める力」を身につけたんだなと思います。

 自分がたんぽぽかサボテンか、はたまた、向日葵か桜かなんて子どもには分かりません。まだこの世に生まれて、数年しか経っていないのですから、分かっていたのなら超人です。だから、大人がいると私は思います。卒業研究にも書きましたが、自分を見つめる時間こそが自分を好きになる第一歩なのです。

 自分はどんな花で、自分が置かれる場所は自分で決められる。そんな時代になったと思います。咲くことを諦めないでいられる場所が沢山できたのが現代です。

 自分を見つめる時間を取れる教師になりたいです。もちろん、私自身も。花は変化していきます。自分の努力次第で、突然変異だってします。そういった意味で、『置かれた場所で咲きなさい』を捉え直すと中学生の頃の私が思う存分報われたように思うのです。

 優しい気持ちで自分を大切に。自分の花を大切に生きていく教師であり、自分の花を大切にできる子どもたちが生きられる社会であって欲しいと願っています。

(下野)

教育実習を通じて得た宝物(柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。今更ではありますが、小中学での教育実習を無事にやり切ってきました!どちらの学校の実習も本当に楽しく、学びのあるものでした!この経験は、私にとっての「宝物」です。今回だけはどうしても文が長くなってしまいますが、実習での学びをまとめて記事にさせていただきます。

小学校実習(5年生)

・ 緊張しながらも、今まで習った授業技術を活かそうと思いながら挑みました。いざ実習が始まると、授業を時間内におさめたり、流れを崩さず進めたりすることなど、教材内容を扱いきることに精一杯になってしまいました。扱いたい教材内容ばかりに意識がとられ、授業を通してどんな力をつけさせたいのかまで考えることができなかったことも多くありました。授業の組み立て方や指導案の書き方などで苦労することが多かったです。授業がうまくいかず、悔しい思いを何度もしました。

・ 授業外では、休み時間や体育、配膳準備などでの児童とのかかわりを通して児童から力をもらえました!本当に元気いっぱいでした笑。同時に体力面でのタフさの必要性も体感しました。

・ 実習前、私は授業が上手くいくのだろうか、児童と上手くかかわれるのだろうかということばかり心配していました。しかし、現場でのプロの先生との関わりなどを通して多くのことを学ばせていただきました。先生方はいつも児童のために一生懸命仕事をなさっています。その環境下での、先生方への連絡や授業についての確認、頼み方。ホウレンソウの重要性や方法についても身をもって学ぶことができました。多忙の中、実習生として受け入れてくださったこと。多くの時間を割き、ご指導いただいたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

中学校実習(3年生 理科 化学変化と電池)

・ 小学校の実習での反省を踏まえ、教材内容にプラスして生徒がどんな力をつけたいかを意識しながら授業を組み立てました。ズバリいうなら、「主体的に考える力」です。ただ話を聞く、教科書を写すだけではなかなか脳が回転している状態にはなりません。脳を回転させ、この力をつけるために、三つのことを意識していました。

・ 一つ目として、自己選択の場面を増やすことを意識して授業を行いました。実験の授業では「この実験何分でできそう?道具何がいりそう?」と生徒に聞き、進めました。実験予想では、「溶ける、溶けない」などの二択の質問に対して手を挙げたり、ノートに自分の立場を書いたりする場面をつくることで授業に自己選択を増やしました。時には挙げた手を前後左右に振るなどの動きも取り入れました(笑)。予想を何らかの形で表現することで自分の立場や考えがハッキリします。立場を明確にした予想を行うことで、その先の展開に興味を持てるようにすることを意識しました。立場の明確化は道徳でも大切にし、意見を聴きあう意欲を高められるようにしました。

・ 二つ目として、アウトプットの機会を増やすことを意識していました。授業を受ける身としては活動がなければ集中が切れてしまいます。軽い発問の後に10秒話し合う時間をとったり、まとめや振り返りを自分で書いたりなど、「自分の言葉」で表現する活動を多く授業に組み込みました。「自分の言葉」といっても、何を話し合えばよいのか、何を書けばよいのかが曖昧になってしまってはいけません。そのため、活動について質問があるか生徒に問うこと、振り返りの観点を示すことなどを意識しました。

・ 三つ目は「みんなが楽しめる」です。私が教員として一番大切にしていきたい部分でもあります。理科が嫌いな生徒や苦手な生徒。発言や筆記が苦手もいるという意識も強くもって授業を計画しました。まず授業に参加してみよう、考えてみようと思い、生徒が活躍できる場面を増やすことを大切にしたのです。どんな生徒も答えられる、授業に関する発問を導入で投げかけること。グループワークで疑問点を周りと共有しながら進めていけるよう促すこと。よく手を挙げる生徒以外も発言できるよう、意図的指名を行うことを大切にしました。まとめの部分の板書を少しずつ消していき、文を暗唱する活動も取り入れました。

・ 最初は反応が薄かった生徒が「先生の授業は丁寧にゆっくり進めてくれるからわかりやすいよ。楽しいし。」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。授業や学校生活、日記などを通じて生徒一人一人とコミュニケーションを取ることはこれ以上なく楽しかったです。授業について手厚いご指導、お手伝いをしてくださった先生方。受験期に関わらず暖かく迎えてくれた生徒に感謝です。人生の中で一番楽しく、実りある一か月間でした!

 自分の物事の処理能力の低さや、ホウレンソウの方法やタイミングなどの面でも力不足を痛感し、本当に自分に教員が務まるのだろうかと不安を感じる場面もありました。しかし、子どもの目標に向かって頑張る姿から多くの力をもらいました。子どもが学びあっていける場をつくり、共に学んでいける教員になりたいと強く思いました。周りの先生や子どもの協力を通して「やり切った」という感覚を味わうことができました。心の面で8皮くらい剥けたと思います!芯も強くなりました!ここから先も、一歩一歩元気に、全力で前に進んでいきます!(柴山)
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2022年12月16日仕事日記

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 今朝はマクドへ行ってモーニング。あれこれと連絡メール。

 先日知り合った故人と遺族の絆を繋ぐ絵画家の大村順さんのドキュメンタリー【2年間の密着取材】亡き人と紡ぐ『未来の思い出』「絆画」‥故人と遺族の絆を繋ぐ絵師 CBCドキュメンタリーを見る(YouTube)。見始めたら涙が止まらなくなる。深く感動。さっそく木村さんへ感想を届ける。

 10時から12時近くまで「授業と学び研究所」会議。教育と笑いの会の動画確認、心の天気実践記録やインタビュー動画を見ての感想交流。

 研究所の神戸フェローが第15回教育と笑いの会の記録を作っていただけた。野口芳宏先生の語り、柳亭小痴楽さん、桂雀太さんのまくらは動画で見ることができる。ご覧いただくと話術の素晴らしさ、話題の面白さに魅了されるはず。ぜひご覧ください。超お勧めの7分間動画。

 12月23日は大和高田市からの依頼で今年最後の講演。「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」と題したプレゼン完成。2時間いただいたので、多くの動画を見てもらう予定。

 本日18時が締め切りであった中学校教育実習事後指導レポート。提出されていない学生に連絡。3日間延長を示して、それでも出さない人は覚悟を!と一言添えて発信。

 新刊本のプロット作成。なかなか進まない(泣)。

 研究室HP記事は3本アップ。1本目は「教育と笑いの会」最終記事。下野さん、安藤さん、村松さんが発信。この記事で15回目の会の記事はおしまい。2本目は、幼稚園実習を終えての今井さんのエッセイ「給食」。3本目は、8期生ゼミ記録を前野さんが発信。ゼミでの教育実習体験報告の記録。
 

12月1日8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。あっという間に12月になってしまい、時の流れの速さにびっくりしています。(笑)来年は教員採用試験を受ける勝負の年になるので、今のうちから少しずつコツコツと頑張りたいなと思いつつ、なかなかやる気が出なくて困っている毎日を過ごしています。

 12月1日に久しぶりの8期生ゼミが行われました。今回のゼミでは小・中学校の教育実習を終えて学んだことの報告会を行いました。

 それぞれが実習で学んだことを体験談を交えながら発表しました。どの発表も「そうそう、そんなことあった!」「それも大切な学びだなぁ」と共感でき、実習での学びを振り返るいい機会になりました。

 特に印象に残ったのは、寺尾さんが発表した「好かれるだけの先生と好かれ信頼される先生は違う」ということです。私自身、実習でただ子どもと仲良くなるのではなくて、教師と子どもという立場を踏まえた関わり方をしようと気を付けていました。他の実習生と比べてすぐに子どもと距離を縮めることが出来なかったけれど、粘り強く関わり続け最後には子どもと良い関係を築くことができたという寺尾さんの話を聞いて私もそうだったなあととても共感しました。コミュニケーションを取る大切さを実習を通じて実感できたからこそ、「好かれ信頼される」ような教師であるためには子どもとどのように関わっていくべきか考えていきたいなと思います。

 また、玉置先生から教えて頂いた有田和正先生の「授業は布石の連続」という言葉も印象に残りました。「これ、さっき言っていたことだ!」と子どもが気づき、学びが深まっていくような発問・活動を授業に取り入れられるように、今後ゼミで考えていきたいと思います。

 そして、今回のゼミで9期生の皆さんと初めてお会いしました。9期生の皆さんに1つ伝えるとしたら、こんなにも色々な人と出会い、学び、楽しいゼミはこの玉置ゼミしかない!!ということです。私たち8期生が1年間で体験してきた以上に9期生の皆さんにも玉置ゼミでの学びを堪能してほしいなと心から思います!

 私たち8期生はいよいよゼミ合宿が近づいてきています。2日間の合宿でたくさんの学びが得られるようしっかりと準備をして、挑みたいと思います。(前野)

給食(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。今日はみうのひとりごと。少しお久しぶりですね。

 私は11月に幼稚園実習に行かせていただきました。そこで衝撃を受けたのは、幼児は給食を1時間半かけて食べるということです。うそだと思うでしょ?本当なのです。

 でも、自分の幼少期の記憶はほとんどないので、自分もそうだったのかなーと思うしかできませんが。私は給食が嫌いな、食べるの遅い組でした。(笑) 母に、先生に「食べれるだけにしてくださいって言ってね」と懇願するほど、、、今の食欲をあの時の自分に分けてやりたいくらいです。

 そこで思ったのは、小学校って給食の時間短いよな〜です。教育実習の時、大学生の私でも急がないと完食できないくらい給食の時間って短いです。(私が食べるのが遅いだけかもしれません笑)
 私の担当が年中さんだったので、年長さんになれば、もう少し短くなるのかもしれない。でも、小学校になり急に急がなきゃとなるのは、子どもにとってとてもストレスではないかと思った。

 小学校低学年の頃も、母に給食のことを先生に言ってもらうようにお願いしたことがある。今思えば、たかが給食。しかし、あの時の自分は、朝の会から1時間目、2時間目とずっと給食のことを考え、心配していた。まるで、片想いしている乙女のようですね。(笑)

 4月、私は給食の時間をたっぷりと取りたいなと思う。食事って、生きる上で欠かすことができない。だから、疎かにしてはいけないと考えている。食べることは生きること。今の私は、もう少し疎かにした方がいいかも、、、🐷笑(今井)


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11月26日 教育と笑いの会での学び(下野、安藤、村松)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。11月26日 大須演芸場にて、教育と笑いの会 最終回が開かれました。

 私たちがゼミに加入してから、3度目の教育と笑いの会。初めての対面での講演でした。たくさんの人の笑い声に溢れ、周りを見渡せば笑顔満開。あ、笑顔ってやっぱりエネルギーの源だなと感じた1日。明くる日は、腹筋が筋肉痛になるほどたくさん大笑いした日でした。

 今回、教育と笑いの会最終回。最後の節目に立ち会わせて頂いたことが宝物です。

 「人と人の繋がり」
 伝統ある教育と笑いの会では、たくさんの繋がりがたくさんの笑顔で育まれてきたのだなと感じました。学んだことは、これに尽きます。

 これから私は、たくさんの子どもたちや保護者、たくさんの先生方に出会います。その時に、必ず「人と人の繋がり」の尊さを知っていたいと思うのです。一分一秒でも違えば、あの時のあの選択が少しでも違えば出会えなかったから。だからこそ、大切にすべきなんだと改めて強く実感しました。

 こうして、私にたくさんの繋がりを作ってくださる玉置先生。皆様が仰られる通り、私たちゼミ生は玉置先生の元で学べて幸せ者です。たくさんのことを教えて頂きました。そしてこれからも。卒業してからも。もっともっとたくさんのことを教えて頂きたいのです。どうかお身体とお心に気をつけて、いつまでも元気でいてください。先生は、先生だけのものではありません!たくさんの人が先生のことを大事に想っていらっしゃいます。そして、その想いが詰まった会に参加させて頂きありがとうございました!

 玉置ゼミのみんな、ありがとう。みんなと出会えて幸せ!(下野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日「教育と笑いの会」に初めて参加させていただきました。終始笑いが止まらず、気づいたらあっという間に時が過ぎていました。

 「話術」これは落語にも、教育にも共通して最も必要なスキルだと学びました。先生方はとても表現が豊かで、思わず話に惹き込まれました。ある事を話すにしても、言葉選びや表情、間、やり取り等様々な表現方法を駆使して話すことが人を引き付ける話術において大切だと思いました。

 最後の最後に参加させていただき、さらに素敵な方々とお会いすることができて私は本当に幸せ者だとしみじみとしております。ある時突然話を振られても、先生方や先輩方のような内容が濃く、笑顔を引き出せるような話ができるように今のうちから話術を磨いてまいります!

 本当に楽しく、充実した時間をいただきありがとうございました!!(安藤) 


【村松】
 今回、ありがたいことに「教育と笑いの会」最終回に参加させていただきました!

 教育と落語は一見すると全くの無関係なもの(と私は思っていました)ですが、どちらも「人を惹きつける力」が必要であるという共通点に気づきました。

 先生方やプロの方の落語を観て、どの落語も本当に面白くて、ステージから目を離すことができませんでした。お話そのものもとても面白かったのですが、それだけではないと感じました。声のトーンに、息づかい。緩急、目線、表情。相手を惹きつける工夫を目で見て、耳で聴いて学ぶことができました。

 私は良い授業というのは、子どもが知らず知らずのうちに夢中になって学ぶ授業だと思っています。それを実現するためには、今回目の当たりにした「人を惹きつける力」が必要であると感じました。教師を目指す者として、この学びを大切に、自分のものにできるよう実践していきたいです。

 最後に、このような貴重な学びの機会を頂けたことに心から感謝します!(村松)

※写真は第7回教育と笑いの会から。

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2022年12月15日仕事日記

 昨日に比較すると暖かな朝。7時ちょっと過ぎに研究室着。珈琲とパンで朝食。

 1・2限は教育課程論。1限は「令和の日本型学校教育」の深掘り。1限後半から2限は、GIGAスクール構想の概要と学校現場での実際を動画を見せながら深掘り。2限でのある学生の洞察力がある鋭い発言には、80名近い学生から自然に拍手が起きる。講義も10回目となると、学生の視点が広がってきていて、予想もしない切りこみ発言があって、授業をしていても、良い意味でドキドキ感が増してきている。振り返りの内容も多岐にわたってきていて、良い記述には赤ペンで印をつけているが、2時間ほどかかってしまう(泣)。これは嬉しい悲鳴。

 14時50分から急な会議開催連絡があり出席。これまで今一つすっきりしていなかった内容だったが、今日は明解になった。

 1月末の教育実習等連絡協議会の要項チェック。若干気づくことがあって、実習課長のもとへ。

 今日も届く依頼。すでに予定が入っていることが多く、その旨を連絡。来年度の講義日時の提案があって、今年度とはまた異なっていてビックリ。なんとか調整しなければ💦

 17時ごろに大学を出る。名神は2か所で渋滞。1時間20分ほどかかって帰宅。

 来年度のスケジュール組み直し。研究室HP記事は、下野さんの好評エッセイ。「仕事をつくる」。

仕事をつくる(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。書きたいことが山ほどあって、卒業まで週に1本とは言っていられなくなりました(笑) 思いを書き綴ると止まらなくなったのは、玉置ゼミに加入してからです。今回は、「教師」という職業選択について綴ろうと思います。

 「4月から教師になります!」と言うと、「大変だねえ」「えらい仕事だよ」と必ず言われます。まあ概ね大半の人はそう言います。これは、「教育学部です!」と言った時も同じでした。

 私は、ずっとこう言われるのが嫌でした。大変なことなど百も承知で目指して夢を掴み取った訳ですから、何ら問題はありません。なんだか夢を否定されているような気持ちだったのです。

 ある時、後輩にこの話をしました。「私、大変だねって言われるのが嫌なんだよね」と。そうすると、後輩が

 「そもそも、自分のやりたい事があらかじめ社会に職業として用意されているわけないよね。だから、あやみちゃんは幸せ者なんだよ。やりたいことが職業だもん。」

 と言いました。続けて、

 「大概の人は、やりたいことが社会に職業として用意されてないから、それが入ってみて大変だった〜とかそんな感じ。どの仕事も大変なはずなのにね。教師ってみんなが学校行ってきたから大変そうって分かるじゃん。みんなが何となく全貌を知ってるから、大変だねって言うだけだよ。もはや妬み。あなたは、やりたいことが職業として用意されてて羨ましいなって人間本能的に思うんだよ。」

 ハッとしました。たしかに。と。

 仕事をつくるってそういう事だと思いました。もちろん、教師になっても自分のやりたい実践ややりたいことが全部が全部やらせて貰えるわけではありません。だからこそ、自分で仕事をつくる。自分にしか出来ない仕事を丁寧に積み重ねる。

 そもそものスタートが「教師」は、幸せなのです。社会に職業として用意されているから。そこから、仕事をつくっていくことが大切なのだと彼女の言葉から学びました。

 私の周りにいる人は、みんな素敵です。私に色んなことを教えてくれます。人生の大先輩からも、アルバイトの後輩からだって。子どもたちからだって。人との繋がりってそういう事だと思います。

 教師として、どんな仕事をつくっていきたいのか考えさせられる出来事でした。私は、どんな教師でいたいのか、私が私であれる教師としての仕事を今一度突き詰めていきたいと思います。(下野)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2022年12月14日仕事日記

 今日の1限・2限はゼミ。ワクワクして家を出る。7時ちょっと過ぎに研究室着。いつものルーティン。

 8時過ぎに8期生ゼミゲストでお願いした中川行弘先生来研。中川先生の学びのフィールドは広い。こういう機会に様々なことをお聞きしようと質問攻め(笑)。貴重な知見を得ることができた。

 9時から10時30分まで8期生ゼミ。中川先生からいただいた資料は事前配布。いきなり本題にはいっていただく。といっても、ゼミ生から資料をもとに質問を出し、それをゼミ生で十分に話し合ってから中川先生の見解をお聞きするという展開。初試みだが大成功。いずれ学びは記事になるので、ご期待を。

 もちろん僕からも質問をゼミ生に振りながら、「学びの共同体」の根底にあることを自分なりにまとめ直すこともできて良質の時間になった。中川先生に深謝。

 10時40分から7期生ゼミ。模擬授業は集団追究場面に焦点を当てて、その授業をもとに様々な手法を考えるゼミ。ここのところ、ますます知的に面白い内容になってきていることが指導者として嬉しい。今回も汎用性がある手法が明確にできた。記事をご期待ください。

 9期生古賀君来研。運命を感じました!という嬉しい話を聞く。これは別記事で紹介したい。

 13時30分から30分間ほど実習委員会。思いつきを提案。ほぼ了解いただいたようにとらえて、詳細は今後考えることに決める。

 14時30分ごろから卒論仮提出に続々来研。このあとは僕の仕事。頑張れ、俺!岡君には卒論の4章について助言。

 16時30分ごろ大学を出て、一段落ついたという気持ちがあって、久しぶりにスタバに寄る。帰宅。8期生合宿しおり用の原稿執筆。いわゆるゼミ生所見。久しぶりの所見書き。精読して安藤ゼミ長へ送信。

 研究室HP記事は、「教育と笑いの会」シリーズ。高橋さん、芝田君、吉久さんが発信。生活に笑いは外すことができないことの実感を得たことがわかる記事。

運命を感じましたと報告あり(玉置)

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 9期生の古賀君が、写真の拙著「スペシャリスト直伝 中学校数学科授業成功の極意」(明治図書)を持参して来研。
 
 「ある本屋に入って、何気なく1冊引き出したら、この本でした。先生とのつながりがある、運命を感じました」と嬉しいコメント。随分前に発刊した本だが、まったく色あせていないと思っている。まさに僕の授業づくりの原点。それを手にしてくれたことが嬉しい。

教育と笑いの会の学び(高橋、芝田、吉久)

 こんにちは。7期生の高橋です。やっぱり、「笑い」っていいなあと「教育と笑いの会」で改めて思いました。

 会の途中何度か他のお客さんの様子を見ていました。すると、会場全体が笑顔で溢れていました。それを見て私もさらに、笑顔になりましたし、あったかい気持ちになりました。そして、これは授業でも大切にしなければと思いました。「笑い」は、安心感に繋がります。安心感は授業や学級づくりの中でなくてはならないものです。私も4月から教壇に立つものとして、学びの中から「笑い」の生まれる温かい学級を作っていきたいなと思いました。

 また、個人的な話になりますが、卒論の研究をするなかで、一方的にお世話になっている野口芳宏先生にまた直接お会いすることができて嬉しかったです😀
前回の教師力アップセミナー以来で、2度もお会いできていることに勝手に喜んでました!

 楽しい会に参加することができたこと、初めての生落語を聞くことができたこと全てに感謝でいっぱいです。ありがとうございました!(高橋)


 こんにちは。8期生の芝田です。今回は11月26日に大須演芸場にて開催された「教育と笑いの会」について記事にさせていただきます。

 今回で最終回となった「教育と笑いの会」では、野口芳宏先生のお話、玉置先生のお話、山へ芝刈りへのお二人、学校RRのお二人の漫才、さらに東西落語界のスター、柳亭小痴楽さん、桂雀太さんの落語、そして出演者の方々の対談を聴かせていただきました。とても面白く、声が出てしまったり、手を叩いたりと、とにかく楽しくて素晴らしい時間でした。

 教師は子どもの興味を惹きつけるような話術が非常に重要になると思います。教育実習では、とにかく学習内容をしっかりと押さえることに全力でしたが、いつか出演者の方々のように、「巧みな話術で子どもの学びをさらに良いものにできるようになりたい!!」と強く感じました。また、笑いによる場内の素敵な雰囲気にも感動しました。ゼミの仲間や周りのお客さん、会場運営をしてくださっていたスタッフの皆さんも笑顔でとても素晴らしいものでした。笑いによって、教室や学校を安心で楽しく過ごせる場所にできるような力を、これからのゼミの学びで身に付けていきたいと思いました。

 最後になりますが、玉置先生のおかげで、素晴らしい会に参加させていただくことができました。ありがとうございました!楽しすぎて一瞬で終わってしまいましたが、この会での経験は宝物になりそうです。出演者の方々とお会いできたことに感謝です!!(芝田)


 こんにちは、7期生の吉久です。今回は、大須演芸場で第15回、最後の教育と笑いの会が開催されました。

 教育と笑いの会に参加させていただいて、「話術」と「出会い」というものの大切さがひしひしと伝わってきました。

 1つ目は、話術です。
 教育と笑いの会では、漫才と落語を聞きました。どの方々も、話の構成、間のとり方、抑揚、言葉選びどれもが絶妙で、終始聞き入っていました。その中でも、私は野口先生が仰っていた「中今」という言葉が心に刺さりました。お話の内容としては、存在するのかもわからないものに期待し、手に入れようとするのですが、そこには期待していたものはなかったということです。未来を見続けたりするのではなく、逆に過去に囚われてばかりいるのではなく、「今」自分ができることは何か、「今」の自分の現状をしっかり見ていくことが大切なのだと思いました。

 人生は山あり谷あり色々な経験を得ると思います。過去の経験を生かして今後はどうしたらいいのかと考えながら行動していくことで、自分の人生は豊かなものになっていっているのだなと実感しました。学校現場に出たときに、「今」しかできないことを大切にしながら、子どもが思わず聞き入ってしまうような話術ができるように鍛えていきます。

 2つ目は、出会いです。
 講演に参加させていただいて、出演している方々同士、出演している方とお客さんとの関係から、笑いの絶えない演芸場全体で出会いというものを強く感じました。人と人との繋がりは、相手を思いやったり信頼し合ったりしているから成り立つのだと思います。ここでの出会いは人生の中での僅かな時間だったかもしれません。ですが、その僅かな時間で生まれた空気感、尊さは言葉に表せないものの、確かにあると感じました。

 贅沢な時間を過ごさせていただきました。玉置先生との出会い、玉置先生を通して出会えた先生方、先輩、後輩、同期、すべての出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。
繋げてくださった出会いを大切にしていきたいと思います。(吉久)

※写真は第10回教育と笑いの会(函館にて)から
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2022年12月13日仕事日記

 コンビニでパンを買って研究室へ。7時ちょっと過ぎ着。珈琲を入れて、ゆったりと過ごす朝。来年度のクリスタルプラン教職実践科目担当をお願いしたい方々に依頼メール発信。「教育課程論」の準備。プレゼンを見直し、2コマの段取り。

 「教育課程論」は、1限は「令和の日本型学校教育」の深掘り。2限は「GIGAスクール構想」の深掘り。いずれもかなり高度な発問を繰り返し、学生にペア熟考させて発言を求める。今日も濃厚な授業と自負。教室を出たところで、「先生の講義、めちゃ面白いです」という明るいコメントあり。この言葉で疲れがぶっ飛ぶ。

 研究室で、講義振り返りチェック。批判的に物事を見ることの大切さを説いているので、ますます読んでいてこちらも考えてしまうコメントあり。これが授業者の喜び。

 午後は、明日が卒論仮提出日なので、7期生が最終相談に続々。久野さん、今井さん、丹羽さん、吉久さん、岡君。池戸さんは仮卒論提出完了。下野さんに続いて二人目。

 17時過ぎに大学を出る。今日も届いた依頼や連絡メール。学生からのレポートも続々。着信音が続く夜。

 第2回いきいき邑での寄席段取り開始。うまくいくことを祈って発信。

 研究室HP記事は、「教育と笑いの会」シリーズ第4弾。今井さん、寺尾さん、岡君が発信。一流の話術を味わった心地よさが伝わってくる記事。

11/26 教育と笑いの会での学び(今井・寺尾・岡)

【今井】
 教育と笑いの会、最終回。公演が終わったあとは、こんなにも素敵な会が終わってしまうのかーと、寂しさが残るくらい。

 今日学んだ話術。「間」
 全出演者の話は、とてもテンポよく、そして心地良く、でも、伝えたいことの前には、嫌な感じを出さないくらいの絶妙に気まずい間があった気がしました。
 これは、会場の空気感、お客さんのテンションを汲み取らないとできません。オンラインや録音では不可能。今日この空気感に触れられて良かったと感じました。
 「間」を作るのは、とても勇気がいることです。私も「間」を使いこなせるようになりたいです。

 出演者の皆様、沢山の笑えるお話をありがとうございました。この会は、玉置先生の素敵な出逢いが集まっています。いつも素敵な方と沢山出逢わせてくださる玉置先生に改めて感謝です。(今井)


【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!今回は「教育と笑いの会」の最終回を大須演芸場で見させていただきました。落語を対面で見るのは初めてで、その場の迫力を感じました。そこでの学びを書いていきます。

 今回身をもって感じたことは、教師には「話術」が必要であるということです。実際に「抑揚」をつけ、適切な「間」をとり、言葉の「リズム」を意識している落語を聞くと、スっと自分の中に入ってきます。そして、これらが意識されているからこそ、聞く側は面白さを感じ、会場がドっとした笑いに包まれます。

 これは、落語に限らずどんな場面にも通ずると思います。自分が教師になった時に、どこを聞いて欲しいかを意識して、キーワードとなる所や強調したい所に工夫を加えて話すことが大切なのだと思いました。そうすることで子どもたちの中にストンと落ちていき、先生の話をもっと聞きたいとなるのではないかと考えます。

 また、「正直に素直に生きる」、この言葉が印象に残っています。教師になってから正直に生きることで大変なことがあるかもしれません。それでも自分を必要以上に飾らず、正直に生きていこうと強く決心しました。

 今回、たくさんの素晴らしい方たちとお会いして学ぶことが出来たのは玉置先生のお陰です。玉置先生、毎回貴重な学びの機会を設けて下さり本当にありがとうございます。一つ一つの出会いも何かの縁であるため、その縁を大切にして、今後に活かしていきたいと思いました。(寺尾)


【岡】
 こんにちは!7期生の岡です。「教育の笑いの会」での学びについて書かせていただきたいと思います。

 様々な漫談や落語家さんのお話があり、とても楽しい会でした。その中でも落語家さんの話し方や間の部分はとても面白いなと感じました。現在私は塾でアルバイトをしています。その中で話をすることがあるのですが、私は人の反応を待つ時間がとても苦手です。すぐにリアクションがないと言葉を重ねてしまいます。

 しかし、落語家さんたちはその間ですら、話の一部分に変えているなと感じました。特に子どもたちに話す時は大人と同じ速度で話の内容を理解できるわけではないため、待つ技術も必要だと痛感しました、今回のように教育とは一見離れているように見える業界の方の話を聞くことで、自分にはない価値観を見つけることができるのはとても貴重な機会だと感じました。これからは自分にとって離れているような分野にも積極的に学ぶ姿勢を持っていきたいと思いました。本当にありがとうございます。 (岡)

※ 写真は第12回の「教育と笑いの会」から。
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2022年12月12日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。YouTube登録サイトからお知らせあり。Googleチャットがバージョンアップとのそと。ますますslackに近づいてきたチャット。これなら、こちらに移行してもいい感じ。さっそく新機能を使ってある設定。ゼミ生へそのお知らせ。

 ずっとそのままになっていた新刊本のプロット再調整。少しずつ修正。

 11時30分に家を出て、安城市立今池小学校へ向かう。学校付近に来て、50分間ほど余裕があったので、マクドナルドで休憩。メールチェックで、なんと来年1月のある予定を失念していて、すでに他の予定を入れてしまった自分に気づく。さっそく電話で謝り。代案を出す。ごめんなさい。

 13時15分ごろ学校着。最近参観した授業紹介など、校長と楽しく懇談。

 13時40分から2年生生活科の授業参観。子どもたちと先生とのわずかなやりとりで、この学級には「心理的安全性」があることがわかる。子どもの発言に対して、他の子どもたちからの温かい言葉が発せられたり、先生が受容的な言葉で対応したり。気持ちがいい教室。

 誰もが「マイカーがより速く走れるようにパワーアップしよう」という課題に対して、自分なりに活動している。単元を通して子どもが育ってきている証。

 研究協議会では、子どもの姿を基にした大変質が高い意見が続出。今日の授業を共有化して、学校全体の授業力を高めていこうという感じが読み取れて、関わらせていただいている身として、とても嬉しい。

 協議を聞きながら、必死に動画整理とプレゼンづくり。与えられた時間は20分間。最終的にはプレゼンのみとなったが、協議会で出された課題に応えるアイデアをなんとか提供できたと思う。

 終了後の校長室では、今後、焦点を当てて取り組むとよいと思うことを提案させていただいたり、来年度の予定をお聞きしたりして退校。

 帰路は若干の渋滞があったが、18時前に帰宅。今日の動画整理。学生からの問い合わせメールなどの対応。

 研究室HP記事は第15回教育と笑いの会シリーズ第2弾。池戸さん、丹羽さん、伊藤君が発信。話術の重要性を体感した模様。 

11/26 教育と笑いの会での学び(池戸、丹羽、伊藤)

 こんにちは、7期生の池戸です。先日、玉置先生も舞台にあがられる「教育と笑いの会」に参加させていただきました。今回はその時の学びを振り返ります。

 私自身、生の落語を見たのは今回が初めてでした。落語家の皆さんの喋り方、間合いの取り方、聞いている人を巻き込むユーモアのある話、どれも新鮮で、つい笑いがこぼれてしまう瞬間が何度もありました。
 
 落語の中で、主体的な学びやなど教採やゼミで何度も学んできたワードたちが飛び交っていて、教育と笑いの融合とはこういうことなんだろうな、と納得すらさせられました(笑)

 4月から教壇に立つ私たちも、教師の一方的な1人喋りではなく、子供たちを巻き込む、落語家さんたちのような笑いのある喋りを目指していきたいです。

 学びあり、笑いあり、出会いあり、そんな素敵な会に参加できてこれもご縁だなと実感しました。玉置先生をはじめとする主催者の皆様、ありがとうございました。(7期生池戸)

 
 こんにちは。7期生の丹羽です。11月26日に教育と笑いの会に参加させていただきました。そのことを記事に書きたいと思いました。

 「話術って大切だな」
 「笑いがあることでその空間があったい雰囲気になるな」

 特に感じたことはこの2つです。抑揚つけてはなしたり、間をとってり、会場にいるみんなを引きつけ、みんなで笑いを生み出したり、本当にすごいなと感じました。

 ですが、このことは授業も大切になると思います。
・教室という場で笑いを生み出しあったかい空気をながすこと
・授業では、子どもみんなを引きつけみんなでつくっていくこと
この二つを特に大切にしたいと思います。

 私は、ボランティア活動で40人くらいの子供たちの前でトークをすることも多いのですが、まだまだだと日々感じています。改めて話術を磨けるように、まず話し方や間の取り方を大切にしていきたいです。

 この会が最終回になってしまうのは悲しいですが、たくさんの"教育"についての学びと沢山の"笑い"をありがとうございました。(丹羽)


 こんにちは!8期生の伊藤です。11月26日に第15回「教育と笑いの会」に参加させていただきました。ここでは、野口先生の落語やプロの落語などを生で聞くことができ、とても貴重な体験であったと感じます。今回は、この「教育と笑いの会」で学んだことを記事に書かせていただきます。

 特に印象に残ったことは、話術の高さです。どの方々も話術の高さがあり、観客の心を掴むことによって、会場全体が笑いで溢れていました。笑いで溢れている空間にいる私は、穏やかな気持ちになりました。私は、教育実習で朝の会や帰りの会の先生の話のときに、一言しか話すことができませんでした。子どもの顔もボケーっとしていました。この会を通して、自分に足りないものは話術なんだと気づきました。子どもの心を掴むような話ができるように、話術を高めていきたいと思いました。

 玉置ゼミに入っていなかったら、このような素晴らしい経験ができていないのかと思うと、恐ろしく感じます。改めて玉置ゼミに入れて良かったなと思いますし、このように学ぶ機会をいただいているからには、学んだことをこれから先ずっと生かしていけるようにしたいです。

 今回の「教育と笑いの会」は、ずっと記憶に残るものになりそうです。たくさん笑わせていただきました。本当にありがとうございました!すごく楽しかったです!(伊藤)

※ 写真は、昨年の第14回教育と笑いの会からです。オンラインで行いました。
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2022年12月11日仕事日記

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 今日は、寄席の段取りをさせていただいた恵那市明智町の「いきいき邑」へ。自宅から1時間20分ほどで到着。

 廃校となった小学校での寄席開催でいろいろと不安だったが、到着したら、その不安は一掃。新たに建てられた施設はもちろん、校舎にもしっかり手が入っていて、とても綺麗な施設。

 あとは、お客様がどれほど来られるかのみが心配。当初は3500円と設定されていたが、子どもを支援するチャリティ寄席とされて入場無料と再設定。そのためか(笑)、100名を超えるお客様。椅子を追加するほどの状況で大盛況。以下はフェイスブックでの紹介文。

 恵那市明智町で、廃校となった吉田小学校の土地と施設を購入して「児童発達支援×放課後等デイサービス」や「就労継続支援事業」等をやっておられる「いきいき邑運営会社」から寄席開催の依頼をいただき、桂雀太師匠と林家楽一師匠に来ていただきました。

 正直なところ、廃校になった地での寄席開催は、人が集まるのだろうかと心配でしたが、写真のように満席。番組は、落語「八五郎坊主」、紙切り、落語「替り目」。特に「替り目」はお客様と師匠の息がピタリあって、大爆笑の連続!紙切りは感嘆の声ばかり。年4回開催される予定の「いきいき寄席」。「早いうちに雀太師匠再登場お願いします!」の声あり。顔付け役を仰せつかった私としては嬉しい限り。


 寄席の終了は16時少し前。お客様を見送って、次の打ち合わせをして楽舎を出る。17時30分ごろ帰宅。
 
 研究室HP記事は、11月26日の第15回教育と笑いの会での学びを田中君、新谷さん、澤本君が発信。落語へのイメージが大きく変わった模様。
 
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