12月14日 8期生ゼミでの学び(前野、澤本、芝田)

 こんにちは!8期生の前野です。12月14日のゼミでは中川行弘先生をお招きして、授業転換に立ちはだかる壁について考え、話し合う会が行われました。

 今回のゼミで印象に残ったのは「基礎・基本ができていないとジャンプ課題には取り組めない」というのは本当にそうなのかということについての議論です。

 そもそもジャンプ課題という言葉を知らなかったのですが、ジャンプ課題とは教科書を読んだら分かるような簡単な課題ではなく、みんなで立ち向かわないと難しい課題のことを言うのだそうです。

 授業となるとまず基礎・基本を習って、その後応用問題を解いてみるのが典型的な流れです。しかし、子どもが夢中になって授業に取り組むには基礎・基本から入らずにいきなり難しい課題を与えるべきではないかという考え方を教えていただきました。

 私自身今までそんな考え方はしたことがなかったので、最初はとても驚きました。しかし、議論をしていく中で、私が長年続けている吹奏楽に例えて話してくださった玉置先生の言葉が自分の中で非常に納得できました。それは、演奏会等の本番があって、そこに向かって練習する中で基礎に立ち返ることがあるんじゃないのかという内容のお話でした。吹奏楽に限らないと思いますが、基本的にはどんなことでも大きな目標・課題があって、そこに向かう中で足りない、できないという部分を補うために基礎に戻って前へ前へ進んでいくものだと思います。しかし、授業となると教師が基礎・基本を教え込むことから始めてしまう、これが授業をより良くしていく上で障壁となっているのではないかと思いました。

 また、中川先生が実際に学校現場で授業をどのようにされているかについてお話を聞いていると、難しいジャンプ課題を与えたとしても子どもは仲間と協力して試行錯誤しながら解決へ向かえそうだということも分かりました。知識は教えないと子どもは分からないと考えるのではなく、子どもに委ねてみて大きく道をそれてしまったら教師が軌道修正するという考え方も大切だなと思いました。

 今回のゼミは今まで考えたこともなかった考え方に触れることができた貴重な時間になりました。お忙しい中大学までお越しくださった中川先生、このような機会を設けてくださった玉置先生、ありがとうございました。一緒に学んでくれた8期生もありがとう!(前野)


 こんにちは!8期生の澤本です。12月14日のゼミでは中川行弘先生に来ていただき、教師の壁について考え、話し合いました。私が特に印象に残ったことは楽しい授業についてです。

 楽しい授業と考えた時に、なんとなくのイメージで子どもが楽しそうに学んでいる、時には笑いも起こるような授業という風に思っていました。しかし、中川先生のお話から「楽しい授業」=教師が笑いをとってクラスを盛り上げるわけではないことを学びました。教師が冗談・面白いことを言い、教室に笑いが生まれる。これは授業の意味を誤って捉えた「つまらない授業」であると思いました。本当の楽しい授業とは、子どもの知的好奇心をくすぐり、知りたい・やってみたいと思わせられる授業だと学びました。

 そのためには、クラス全員が悩めるジャンプ課題を用意することや自然に課題に向かえる導入を行うことが大切です。そして、わかるところはすぐに終わらせ、わからないところをみんなで探求することが楽しい授業であると思いました。

 今回のゼミでは、いつもの話し合い以上に難しく8期生みんなで悩むことができました。自分の中で「楽しい授業」を履き違えなくなったことが一番の成長です。

 中川先生、今回はお忙しい中、私たち8期生のために時間を作っていただきありがとうございました。私自身とても大切なことに気づくことができました。(澤本)



 こんにちは。8期生の芝田です。12月14日のゼミでは中川行弘先生にお越しいただき、教育についてさまざまなお話をいただきました。

心に残ったお話
○ 自分で決める、考える
 自己選択したものや、自分で考え出したことではなく、誰かから聞いたこと、何かで見て知ったことをベースにして(社会的構造主義)子どもは、一丁前のことを言う。
→子どもの話は空中戦となることが多い。「どこからそう思ったの?」と突いてあげることで、綺麗事の戦いから本音での学び合いになる。
※地上で眠りについている子どもを出さないことにもつながる。

○ ジャンプ課題
 「知っている、説明できる、使える」を超えて、ステップアップした問題に取り組む。塾で先に習っていたり、勉強が苦手だったりする子どもをフラットにして、夢中になって考えを深める課題を提示したい。
→自分に落とし込むことにつながる。

 基礎基本がなければ、応用編(ジャンプ課題)ができないの??
→そんなことはなくて、じっと考えると話ができる。その中で自ら基礎基本を知りたい、学びたいと思わせられたら、『知的な面白さ』『知的好奇心』を引き出せている。

○ 明るく元気な学校
 静かさや柔らかさ、穏やかさの中に、感受性、知性的な空気、芸術的な香りが生まれる。
→ジョーク的面白さももちろん良いが、「ふーん」「へー」という一律じゃない小さな呟きを引き出す。

○ 学び合い
 自分たちで『はてな?』を出させ、解決させていく。教科書や資料集、タブレットを活用して調べ、自分たちでどこを調べるかの役割分担を自然にしあい、教えあうことで教師から教授よりも深く理解できるかもしれない。
→教師の役割は、『聴く、繋ぐ、戻す』

 たくさんか学びのある時間で、気づけば、1時間半過ぎてしまいました。もっともっと話を聴きたい、みんなで話し合いたいと思う濃密な時間でした。素敵な先生に出会わせていただき、玉置先生には本当に感謝です。(芝田)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)

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2022年12月30日仕事日記

 昨日から本格的に書き始めた新刊本の原稿書き。徐々にペースが上がってきた!

 「子ども理解活動」(現在はフレンドシップ)の資料作りのための読書。goodnoteでメモ。

 今日もYouTubeで学ぶ。動画を途中で止めながら、実機で確認しながらの学び。オンデマンドのよさ実感。

 研究室HP記事は、中川行弘先生を招いてのゼミ記録。新谷さん、安藤さん、柴山君が発信。この三人は「ジャンプ課題」には触れているが、他の項目での学び記録もあり。濃厚ゼミだったことがよくわかる。

 大晦日に大阪で落語を聴くのもいいな!と思いながらも、原稿書きを考えると時間的にはもったいない。オンラインで見られることがわかり、今回は上阪を諦めてオンラインで楽しむことに。いろいろと試してみたい気持ちもありの決断。

12月14日8期生ゼミでの学び(新谷 安藤 柴山)

 こんにちは。8期生の新谷です。先日、ゼミで中川先生がゲストとしてお話をしてくださりました。とても貴重なお話をいただくことができ、90分があっという間に終わってしまいました。

 印象に残った話は二つあります。一つ目は、元気のよいクラスについてです。元気のよいクラスは一見良いクラスに見えますが、ハイハイと声を出すだけの元気の良さは学びにはつながらないです。静かだからと言って子どもは元気ではないわけではないということを学びました。むしろ、子どもが静かに熟考している時間こそ、子どもの学びであり、そこから教師がその子どもの考えを繋げることが大切であることを学びました。

 二つ目は、ジャンプ課題についてです。ジャンプ課題について議論する時間がありましたが、最初はジャンプ課題というものがどのようなものか全く見当がつかず、考えることが本当に難しかったです。しかし中川先生の説明によって、とてもイメージをつけることができました。それは、部活動で例えていました。部活動はただ基礎基本の練習をやっているだけでは飽きてしまったり、楽しさを感じることができません。練習試合という小目標をこなすなかでそこから課題を見つけたり、できたことを喜び合うことができる、このようなものをジャンプ課題ということがわかりました。

 ジャンプ課題を出すときは、みんなで立ち向かうことのできる問題や、こうではないか、ああではないかと議論できる問題、みんなで知恵を寄せ合うことのできる課題が良いことを学びました。
 
 90分の中で本当に多くのことを学ばせていただきました。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。みんなと議論するのは難しくて頭を沢山悩ませますが、とても楽しいです。みんなの意見を聞いてこういう考えがあるのかと自身の学びになったり、考えを言うことで自分自身の対話力にもつながります。玉置ゼミではいつも生きた学びを得られるなあと実感するばかりです。(新谷)


 こんにちは、8期生の安藤です。
 12月14日に学び合い授業づくりのアドバイザー、中川行弘先生にお越しいただきました。今回のテーマは「授業転換に立ちはだかる壁、常識」です。

 他のゼミ生が「ジャンプ課題」について書いてくれており、私が言う事なしだと思います。なので私は「空中戦」「一斉授業」について記事にしていきます!

「空中戦」
 時に、子どもたちが一人前な意見を言うことがあります。しかし、その意見はどこかで耳にした誰かの受け売りの言葉である場合があります。地に足がついているか分からない意見が続くと難しくなります。全員参加の授業をするために、意見に関して本当にそう思っているのか、他の子はどう思ったのか深堀が大切だと改めて認識しました。

「一斉授業」
 一斉授業のポイントは、分かっている事は先に話しておき、みんなが分からないことを探究する時間を増やすことです。子どもたちが同じベースで話し、考え合うことで落ち着いていくことがあります。そのため、分からないことを教師が説明するのではなく、子どもが探求し、満足感を感じる授業が大切だと思いました。

 今回のゼミはいつも以上に意見を交わし合い、熱いゼミになりました。熱くなるほど濃い話し合いで、自分の中で考えがまとまっていない部分もあるのでこれから実践しながら学んでいきたいと思います。

 中川様、そして玉置先生、今までの常識を改めて考え直す貴重な機会をありがとうございました。そして、充実した時間にできたのは8期生のみんなと考えを深め合えたからです。これからもみんなで頑張ろう〜!(安藤)


 本日は中川先生にお越しいただき、授業転換に立ちはだかる壁について話し合いを行いました。実習の授業の中でモヤモヤしていた部分や、今まで授業をつくるうえで壁となっていた考え方にゆさぶりをかける内容ばかりでとても深い学びをさせていただきました。

○空中戦について
 小学校実習の道徳の授業では、大人びた考えの発言や振り返りが多く驚いた場面もありました。少し違和感を抱えながら「なるほど」と受け止めて進めてしまうこともありました。今回の話し合いから、その子どもの発言は経験に基づく、地に足がついている発言かどうか確かめることが必要であることを学びました。確かめなければ、キレイごとばかり飛び交う「空中戦」になってしまいます。出た発言を深堀りしたり、発言内容について議論することで学び合いにつなげることも大切なのだと思いました。

○意見を言いやすい雰囲気の大切さ
 いい意見を言おうとばかり思っていると緊張してしまい、発言のハードルがあがってしまいます。自分自身そうなることが多いです。「なんか」などのようにインフォーマルな探っている言葉が出始めたら安心感が出てきている証拠であることを学びました。子どもから探っている言葉が出てきたら、褒め、心に残りやすいよい学び合いの雰囲気ができてきていることを伝えていくことを意識したいです。そのような雰囲気づくりについても今後考えていきたいです。

○ジャンプ課題
 ジャンプ課題は教科書レベルの先にある、みんなが一丸となって取り組まなければ達成できない課題です。教科の授業でジャンプ課題に取り組むには、基礎基本の知識が必要だと思っていました。今回はこの考えに大きな変化がありました。まず、基礎基本が身についていない状態でもジャンプ課題に取り組んでみるのです。取り組む中で分からない部分が浮き彫りになってきます。その都度、基礎基本に立ち返って学び合う。この姿が大切なのだと思いました。その場の学び合う空気感で「わかった」をつくることも意識していきたいです。ジャンプ課題として、知的に面白いなと思えるものをどう用意していくかも考えていきたいです。

 全員で意見を出し合い、深い学びができました。アウトプットでぼんやりとした考えを整理する大切さも実感しました。みんなでこれからも頑張っていこう!(柴山)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2022年12月29日仕事日記

 これまでほとんど進んでいなかった新刊本の原稿書き。年末年始には、この原稿書きに集中して一気に進めたい。

 久しぶりに中原淳さんの書籍を読む。実践的で授業づくりにも大いに役立つ。読了。

 Goodnote5の使用動画に見入る。来年からメモはこのアプリでの作成にこだわってみようかという気持ちになる。アップルウォッチの動画も見る。YouTubeで学ぶことも多くなった最近。

 年末の掃除、断捨離を進める。これ以上、物を増やしてはいけないと思いつつ、書籍購入は止まらない。大学人である限りはしかたないことと言い聞かせる(笑)。

 昨日発信した久野さんのエッセイ「がんばれ へなちょこ」への絶賛が続く。未読の人はぜひご一読を。反響は本人やゼミ生へ連絡。

 研究室HP記事は、12月14日8期生ゼミに来ていただいた中川行弘先生からの学び記録発信開始。まずは村松さん、寺尾さん、伊藤君。3人ともジャンプ課題について書いている。

12月14日8期生ゼミでの学び(村松・寺尾・伊藤)

 こんにちは、8期生の村松咲です。

 今回のゼミは、中川先生を学校にお招きし、自分達が興味をもったことについて考える時間となりました。

 聞いたことのない言葉や、これまでに考えたことのない話題も多く、学ぶことが多かったのですが、特に印象に残ったのは「ジャンプ課題」についてです。

 実は、私は「ジャンプ課題」と聞いて、「より高く、若しくは遠くまで跳ぶために少しずつジャンプの練習をするという宿題」か何かだと思っていました。(とんだ勘違いでお恥ずかしい限りですが...)

 「ジャンプ課題」とは、教科書の内容の、もう一段上のレベルの課題や、みんなが協力しないとできないような大きな課題のことを言うのだそうです。これについて、生徒間の能力差やテストとの兼ね合いといった考えなければならない点はいくつもあります。

 今回、一大学生の今の私には「こうすれば良い」という結論を安易に出すことはできませんでした。

 しかし、効果的な「ジャンプ課題」の設定は全国の先生方の課題であり、その実現は子どもたちのより良い学びの助けとなるでしょう。自分にできることから少しずつ、この課題に向かい合っていきたいと思います。

 また、今回は仲間と話し合い、聴き合うことで自分の考えをより明確化したり、相手の考え方を取り入れてさらにレベルアップさせることできました。言語活動の重要性についても、改めて考える契機となりました。

 最後に、このような学びの場をいただけたこと、中川先生、玉置先生、そして共に心に汗をかいて学び合った8期生のみんなに心から感謝します! (村松)


 こんにちは、8期性の寺尾です!今日のゼミでは中川先生に来ていただき、普段とは違う視点から授業について考えました。

 中でも、「ジャンプ課題」について学んだことが最も印象的でした。

 「ジャンプ課題」とは、教科書の内容以上の課題のことです。もう少し詳しく言うと、学力差など関係なくどんな子でも、どうしたらこの問題を解決できるか考えられる問題のことを指します。この課題を通して、当然子どもたち全員をジャンプさせたいですよね。

 ただ、このレベルの課題を解決するにあたって、そもそも全員が基礎や基本が分かっていないと応用できないのでは?という壁に当たります。それに対し、川崎学びの会の馬場先生は、その考え自体がおかしいと主張しています。共に話し合い学んでいく中で基礎や基本に戻ってみるのもいいんじゃないか、ということを学びました。

 確かに、私たちは玉置先生のおっしゃる「学びの共同体」というものを知らずに話し合いをしていました。ですが、みんなが同じベースで話し合っていく中で自分達なりの考えをまとめることができました。

 今回の学びから一見当たり前に見える考えにも目を向けて、本当にそうなのかを考えることも大切なのだと思いました。

 いつも以上に内容が難しく、今の時点で完璧に理解できた、自分の考えがまとまったとは言えませんが、今後に活かしたいと思います。

 中川先生、玉置先生、貴重なお時間をありがとうございました。そして、8期生の皆との話し合いは凄く自分の刺激になります。今週末のゼミ合宿も頑張ろうね!(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です。今回のゼミでは、中川先生に来ていただき、授業転換に立ちはだかる壁について話し合いました。

 特に印象に残ったことは、ジャンプ課題についてです。

 私は、小学校実習に行ったとき、ジャンプ課題を扱っている先生の授業を見ました。そのときのジャンプ課題は、本時の内容を学んでから、少し難しい、応用問題のようなものでした。そのため、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についていないとできないものであると思っていました。

 しかし、今日の話し合いを通して、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についていなくても出すことに意味があることを学びました。そもそも、ジャンプ課題というものは、基礎基本が身についている子も身についていない子も一緒に取り組まないと解けないような問題のことを言うそうです。ジャンプ課題を出すことには、自分に足りないところに気づき、基礎基本に戻って勉強しようと思うようになったり、基礎基本を教え合うようになったりと、大きな意味がありました。このように、ジャンプ課題を出すことには意味があることを学んだので、自分だったらどのように授業にジャンプ課題を扱おうかを考えていきたいと思いました。

 今回のゼミでは、いつも以上に難しい話し合いだったと感じます。ジャンプ課題についても、中川先生や玉置先生、ゼミ生の考えから、自分の考えになかったことが学ぶことができました。このような貴重な機会を作ってくださり、ありがとうございました!(伊藤)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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2022年12月28日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、本日中に取り組みたいことを書き出す。

 一つ目は敦賀市立中郷小学校の宇都宮先生からいただいた質問への回答。文書でいただいたので、僕も文書で。とても良い視点の質問で、自分の考えを明確にする意味でとても機会をいただけた。完了。

 椙山大学へ移られた塩澤友樹先生から送っていただけた「中等教育段階における生徒の標本データに基づく統計的推論の学年横断的な調査研究 −変動性に着目してー」を読む。おかげさまで新たな知見をいただけた。感謝のメール発信。

 帰省した長男が必ず行きたがる店へ家族で出かける。味が少し落ちた感じ。残念。

 授業と学び研究所の月末報告書作成して発信。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」(代表理事 玉置崇)の来年度の計画案に基づいて、提案していただきたいと願っている方へ相談メール。3件発信。すべて快諾をいただいた。ありがたい。

 資料作りのための読書。原稿執筆。修正がされた卒業論文が届き始めているので、密かに(笑)サイトアップ。知る人ぞ知るところ。

 研究室HP記事は、7期生久野さんのエッセイ「がんばれ、へなちょこ」。教採2次試験に落ちた悔しさを抑えながら、恩師に報告に行ったときのエピソードが書かれている。とってもいい話。ぜひお読みください。
 

がんばれへなちょこ。(久野)

 こんにちは、教員採用試験で見事落ちました、久野舞菜です。結果発表から数か月たち、傷は癒えないにしても、あんまり泣かなくなってきたので(笑)。ご報告までに記事を書かせていただきます。

 先ほど綴った通り、教員採用試験に落ちました。お力添えいただいた先生方や玉置ゼミのみんなへの申し訳なさで、もはや消えてしまいたい思いもありますが、、、(笑)正直消えている場合ではなく、来年度働く職を見つけなければなりません。地元、安城市の教育委員会に講師登録に出掛けました。

 そこで、感動の再会。教育委員会にお邪魔すると、中学校の頃に部活の顧問をしてくださった先生が出迎えてくださいました。そのまま恩師と面接。

 その先生は、中学時代、私を「へなちょこ」と呼んでいました。(笑)

 毎日、「おい、へなちょこ!」と怒られてばかりでしたが、私はその先生のことが大好きでした。厳しくても、伝わるんですよね、愛って。その先生がわたしのこと大好きでたまらないことを、日々のやり取りから感じていました。(笑)

 「採用試験に落ちてしまって」と先生に告げました。
 「まぁ、おまえはそうだろうな〜へなちょこだもんな〜」と笑い飛ばされるだろうな、と思ってたんです。ところが。

 「そうか。おれの知っている久野舞菜は、真面目でしっかりやる人間だ。絶対、うまくやっていける。」
 そんな嬉しい言葉をかけてくださいました。

 「あれ、先生、そんなこと思っててくれてたんですか?当時からもっと褒めてくださいよ〜!」なんて冗談めかして返しましたが、内心嬉しくてうれしくて。先生が言う「へなちょこ」の中には、こんな嬉しい意味も含まれてたのかもしれないなあと思いました。

 ああ、この言葉に出会うために、この素敵な先生との再会のために、採用試験落ちたって考えても悪くないな、なんて思いました。だって、受かってしまっていたら、先生ともう会うこともなかったかもしれない。

 私は、採用試験に落ちた私が好きです。不器用で失敗続きでもたくましく生きる、へなちょこな私が。がんばれ、へなちょこ。それゆけへなちょこ。わたしのこのあり方が、子どもを元気づけられたらいいな。(久野)
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2022年12月27日仕事日記

 ホテル泊の朝。7時過ぎに無料朝食を食べて、8時ごろ自宅へ向けて出発。赤羽、東京、名古屋、地元駅へ。帰宅は11時少し前。すぐに車で大学へ向かう。

 12時着。「教育課程論」の振り返り熟読。中学校教育実習事後指導欠席対応メール発信。

 13時から1時間30分ほど、入試対応説明会に出席。研究室に戻り、振り返り読了。出欠表記入。

 15時過ぎに9期生安田さんが相談に来研。経験をもとに多角的に考えて助言。役立ては嬉しい。

 17時過ぎに大学を出て帰宅。20時から5期生二村さんと8期生寺尾さんとマッチング。15分間ほど。

 続いて楽しみにしていた【年末企画ウェビナー12/27】ポストGIGAスクール構想の学び、 2022年振り返り&2023年大予測を視聴。特に文科省・武藤さんの見解に注目。強く同感。今の僕の立場で何ができるのだろうか、何かしらできるのではないかと考える。22時終了。

 訪問した学校からの質問に答える文章作り。途中まで。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」の最終回。第7弾。長谷川さんと榊原君発信。7・8・9期生13人の学び発信終了。ゲストの発言から心に残ったことの記録あり。
 

12月10日「いのちの授業」を体験的に学ぶ(長谷川、榊原)

 こんにちは!9期生の長谷川です。12月10日に十六プラザで行われた「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加させて頂きました。

 山田先生の授業では、ゲストティーチャーの加藤さんと共に臓器提供について学びました。授業内では、加藤さんの実体験をもとに「自分だったらどのように考え行動するのか。」といったことを交流する機会が多くあり、自分のことのように考えながら学ぶ大切さを知ることが出来ました。
 また、子どもたちの前で授業を行う際には多数派=正解というムードは作らず少数派の意見を大切にし、話し合うことで深まりをだしていくことも大切であると思いました。
 
 いのちの授業の中で加藤さんがおっしゃっていた「提供することが善。しないことが悪ではない。」という言葉がとても印象にに残っています。
 どうしても「臓器提供をする人は心が優しくいい人だ。」などといったイメージが湧いてしまうことがあります。しかし、たくさんのお話を聞く中でどのような考えを持つにしても、自分や周囲の人のいのちについて真剣に考え、自分なりの意志を持つことが大切だと考えました。

 今回のセミナーではいのちについて考える機会に加え、授業の仕方やポイントについても学ぶことが出来ました。質問や感想を交流する場面では、他大学の学生や先輩、実際に現場で働く先生方の疑問点や考え方を聞くことができ、新たな視点に気がつくことが出来ました。
 このような機会を与えて下さったことをとても嬉しく感じたと共に、今後もこのようなセミナーに積極的に参加していきたいと思いました。(長谷川)


 こんにちは、9期生の榊原計人です。12月10日にじゅうろくプラザで行われた"「いのちの授業」を体験的に学ぶ"に参加しました。
 今回は山田先生とゲストティーチャーの加藤みゆきさんの臓器移植による「いのちをつなぐ」ことについて、実体験をもとにした話を聞くことができました。

 私が1番に学んだことは、臓器を移植してもとの生活に戻っても、必ずしも幸せと感じる訳ではないということです。
 加藤さんは第一型糖尿病を発症し、人工透析を必要とする辛い毎日を過ごしていたなか、脳死の方の腎臓を移植することでその苦痛から解放されました。しかし、亡くなった人の不幸の上に自身の元気があること、他の人の方が移植が必要だったのではと考えてしまうことから「申し訳なかった。」と思ってしまうことが多く、幸せを実感できなかったと仰っていました。その後、ドナーファミリーの「あなたが元気で嬉しい。」、友達の「気に病むことは無い。」などの言葉から幸せに思えるようになっていたそうです。

 今回の講話から、なにかしらの病気や障害を発症し臓器移植でもとの生活に戻ったとしても、そこにはプレッシャーを感じで生活する中での重荷になってしまう。人からいのちをつなぐということはそれだけ大変で苦痛の伴うことであり、その結果つながったいのちはとても尊いものであると知りました。私たちは自分のいのちをよひ大事にすると共に、つながっていくいのちのことを深く考え、マイナスな感情をできるだけ無くすようなケアを行っていくことが必要になっていくと思います。

 主催のじゅうろくプラザ様、玉置先生、龍崎先生、山田先生、そしてゲストティーチャーの加藤さん、今回は「いのちの授業」について深く学ぶ機会を頂きありがとうございました。ここで学んだことを自分なりに咀嚼し、また考えてこれからのゼミでの学びや教師になった際に存分に生かしていきます。(榊原)
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2022年12月26日仕事日記

 今日もいただくいくつかの依頼。スケジュールを十分に確認して返信。

 8時ごろに家を出て、稲沢市役所へ向かう。近くのマクドナルドで朝食。ネットにつないで少しの仕事。

 10時から45分ほど、教育長さんらにお会いする。大学の教育実習体制の状況を伝え、検討の可能性があれば、ぜひ!とお願いをする。かつて尾張校長会などでお世話になった方で、その当時の話もあれこれ。楽しい時間。

 8期生からのプレゼントのスタバカードを使って抹茶玄米茶ムースティーラテ購入。しばし休憩。帰宅。

 1時間ほどして家を出る。地元駅から名古屋、品川、新橋から虎ノ門へ。久しぶりの文部科学省。あるチームの皆さんへ僕が講演などでどう本質を伝えているかを話す。そして充実した意見交換会。終了後、実に楽しく有意義な懇親会。23時過ぎにホテル着。外泊も久しぶり。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」の第5弾。8期生柴山君、9期生荒木さんが発信。共に自分ごとにすることの重要性の気づきあり
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12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加して(柴山・荒木)

 こんにちは!8期生の柴山です。12月10日に十六プラザで行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加させていただきました。内容は脳死状態の人から臓器をいただいて生きることへの苦悩についてでした。

 山田貞二先生が授業者となり、臓器提供を受けたゲストティーチャーの加藤みゆきさんとのやり取りを通して子ども役に発問していく形式で進められていきました。

 「命」は大切です。分かりきっていることです。しかし、実感を持ちにくいものであり自分事として考えることは難しいです。一時間の授業で自分なりの「納得解」をつかむことも難しいかもしれません。

 今回の授業では、ゲストティーチャーの方の回答を聞く前に子ども役に「自分の親や娘さんが臓器提供者となった場合、あなたならどうですか。」「加藤さんはどのように苦悩を乗り越えたと思いますか。」と投げかけていました。おかげで「自分がその立場なら」と関心を持ち、深く考えることができました。その後、回答を聞くことによって自分なりの納得解に迫っていくことができたと思います。

 山田貞二先生がお話しされていましたが、命を自分事として考えるには、実感や具体的で身近なエピソードが大切だと思います。今回であれば、実際のドナーカードをパワポで提示した後、あなたなら自分の親や娘さんがドナーになった時同意できるか、できないかを考える場面もそうであったと思いました。私も今後、授業づくりで「生徒が自分事として考えられるようにするには」を意識していきたいと思いました。本や動画でも深く考えるだけの材料が用意できるものはないかを日ごろから考えていこうと思います!
玉置先生、今回も素敵な学びの場をありがとうございました!熱意溢れる9期生の姿を見て頑張ろうと思いました!一緒に学んでくれてありがとう!(柴山)


 こんにちは!9期生の荒木です。私も、12月10日に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加させていただきましたので、その学びを記事にしていこうと思います。

 「命」が大切であることは当たり前のことでありながら、伝える難しさがあります。
命はなぜ大切なのか。この問いに対して、全ての人が納得できるような答えはありません。だからこそ、子供たち一人一人が納得解を持つことができるよう、自分の視点から考え、心から実感することができる授業を作ることが大切だと分かり、子供たちの未来を担う者として責任を感じました。

 山田先生も仰っていましたが、自分事として考えさせるには、ゲストを招いたり、動画や具体的なエピソードを用いたりすることで、「自分ならどうするか」考えることが大切であると思いました。

 今回はゲストティーチャーをお招きする授業でしたが、ゲストティーチャー側は喋りすぎないようにして、学びが深まるように子供たちに考えさせる時間を沢山与えていました。そして、子供から出た意見は学びが深まるキーワードをとらえることが大切だと分かりました。私自身模擬授業をした際に、予想外の意見が出た時に焦ってしまった経験があります。このような意見を学びが深まるチャンスとして捉え、軸だけはブラさないように注意しながら理解を深めていくことが大切だと学びました。

 また、今回いのちの授業を体験して、友達の意見を聞くことで自分の意見を深めることが出来るという道徳の醍醐味を肌で感じることが出来ました。授業最後の振り返りの時間では、教師がまとめを言うのではなく、児童生徒が授業を通して考えたことを発表し合うことで、自分の考えを深めることができました。

 今回、このような素敵な学びの機会をいただけたことをとても嬉しく思います。玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございました。今回の学びをいかして、児童一人一人が「こうやって生きていきたい」とそれぞれに思いを持つことができるような道徳の授業を作っていきたいと思います。(荒木)
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2022年12月25日仕事日記

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 午前中には来年1月5日の岡崎市小中教頭会研修会でのプレゼンを完成するために、これまでの講演プレゼンや最新資料をもとに、新たな講演プレゼンを構成。この内容なら依頼に応えることができると判断。各教頭先生から届いたレポートも読み直して、データを送信。

 12時9分地元駅乗車、鶴舞駅まで。今日は名古屋市公会堂での「大名古屋らくご祭」の二つの会(写真)に参加。

 13時30分からの若手の会は、朝也「時そば」、小痴楽「松山鏡」、鯉八「にきび」、花録「文七元結」。やはり花録の貫録勝ち。悔しいのは携帯を鳴らしたお客さん(怒)。

 17時からの年納めの会は、二葉「金明竹」、南光「義眼」、志の輔「ディア・ファミリー」、生志「看板の一」、市馬「二番煎じ」。好みもあると思うが、やはり志の輔落語が群を抜いて面白い。もちろん、すべての出演者がさすがの話芸を披露してくれた。満足!

 久しぶりにこんなにたくさんの落語を一気に楽しんだ年末。話芸の素晴らしさを堪能できて、忘れていた落語会通いに火が付きそう(笑)。さっそく年末年始の落語会リサーチ。

 鶴舞駅付近の居酒屋でしっかり飲食。23時過ぎ帰宅。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」シリーズ第4弾。9期生安田さんと古川君が発信。先輩ゼミ生の記録に大いに刺激されていると感じられる良い記事
 

12月10日「いのちの授業」を体験的に学ぶ(安田・古川)

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 みなさんこんにちは。9期生の安田愛梨です。12月10日に開催された「『いのちの授業』を体験的に学ぶ」に参加させていただきました。玉置ゼミに入って初めてのセミナーだったのでドキドキとワクワクがたくさんでとても学びのある1日となりました。

 今回の講演は、山田先生とゲストティーチャーの加藤みゆきさんのお話を聞きながら自分の考えを深め、「いのち」や「いのちの授業」について学んでいくというものです。

 繋がるいのち、限りあるいのち、いのちとは何なのか。そんないのちの連続性と有限性をどう捉えるのかについて、たくさんの方々の意見から新しい視点をもつことが出来ました。

 私は、玉置先生が仰った現場で働いている先生の悩みの中に「社会での『いのちの授業』を見透かしている中学生にどう授業をするのか?というものがある。」という言葉がとても印象深く残っています。思春期になれば「命」や「家族愛」というテーマは今まで以上に重く感じ、心に引っかかり、向き合いたくないものだと思います。それに対し、山田先生のお言葉から教師も子どもたちと同じように学び、「自分ごとで考える」ことで一方的に教えるだけではない体験型の学びが成立すると学びました。

 道徳は1つの答えがないから難しい。だからこそ自分に置き換えて考えることで今後に生きるテーマとして内容を捉えることが出来るのだと思います。

 今回、このような貴重な体験をさせていただけたことをとても嬉しく思います。玉置先生をはじめご協力頂いた先生方ありがとうございました。そして、先輩方のとても意欲的に学ぶ姿に刺激されました。これからもみんなとこれからもたくさん一緒に学び合っていきたいです。よろしくね!(安田)


こんにちは、9期生の古川航太郎です。

 今回は12月10日にじゅうろくプラザで「いのちの授業」を体験的に学ぶ!セミナーに参加させて頂きました。

 メインとして山田貞二先生による「命の授業」をゲストティーチャーの加藤みゆきさんと共に臓器提供の思いを学びました。

 「命」は大切である。こんな当たり前で分かりきっていることはありません。しかし子どもにこの当たり前の事を教えることはとても難しい事です。有限性・家族愛・連続性、この命の授業では周りと交流しながら「命」とは何なのか考えさせられました。

 「考えさせられる授業」山田貞二先生の授業は子どもたちにもゲストにも深く考えさせるものであった。発問が丁寧でシンプルなのに「自分だったら」と考えさせ落とし込まれた授業内容で学ぶ事が多かったです。ゲストがいなくても授業者が書籍を読み、当事者の経験や思いを知る事の必要性を学ぶことができました。

 初めてのセミナーでしたが学ぶ事の多いものとなりました。普段あまり考えない「命」について考える機会を頂きました。更に意欲的にゼミ生共に学び、高め合っていきたいです。

 最後に玉置先生、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。(古川)

2022年12月24日仕事日記

 目覚めて大変な朝になっていることに気づく。なんと10cmほどの積雪。ポストの上にもかなりの雪が積もっていて、新聞を取りに出るのも取りやめた朝。特に出かける予定はないので、久しぶりの雪景色を眺める。

 10時から11時30分まで、JEES教育セミナー「若手とGIGAで盛り上げる学校経営」にオンライン参加。180名ほどの参加者があって、この種のセミナーへの関心の高さを知る。3人の校長による経営論から、もう一度校長をやってもいいと思う良い刺激をもらう。もちろん、やらないけど(笑)。

 来週月曜日には文部科学省へ行き、デジタル化プロジェクトチームリーダーの武藤さんら数人の方による勉強会に参加する。そのときの資料作り。聞き手をかなり意識(笑)してのプレゼン完成。

 来年1月17日の吹田市教育センターでのチームビルディング講座についての自分の考えをまとめて、担当の米田さんに送付。新企画をどう考えられるのか楽しみにしたい。

 来年1月5日には、岡崎市小中教頭会で講演。そのプレゼンづくり。課題をいただいているので、それにどう応えるかと悩む。まずは関連書籍を読みながら方向性を決める。

 来年のセミナー案内もいくつか届いている。その中から、これはぜひフェローの皆さんで学びたいと思うものを紹介。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」シリーズ第3弾。8期生安藤さんと9期生久保君が発信。授業をする際のポイントがコンパクトに記されている。
 
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12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶ での学び (安藤、久保)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です! 12月10日にじゅうろくプラザにて『いのちの授業』を体験的に学ぶセミナーに参加させていただきました。今年もセミナーでの学びを早速記事にしていきます!

 今回、加藤みゆきさんがゲストティーチャーとしてご登壇されました。実際に加藤さんのお話をお聴きして、自分の視点から深く考えることができました。

 いのちは大切。これは誰もが分かり切っていることです。しかし、自分の視点から考え、実感するからこそ本当の理解につながります。

 授業者は深く考える情報を持っている必要があります。そのために今回のようにゲストの方を招くことも一つの手ですが、書籍などを読んで当事者の経験や心情を知ることも有効だと学びました。

 実習の道徳の授業では、喋りすぎてしまう失敗をしました。一方で山田貞二先生の授業は考え、交流する時間がほとんどでした。この時間は納得解を生み出す大切な時間です。今回学んだことと、しゃべりすぎないことを意識したうえでもう一度授業したいです。

 玉置先生、ご協力いただいた先生方、今回もありがとうございました。いのちについても、授業技術についても学べる濃い時間となりました。
 そして玉置ゼミ生の意欲的に学ぶ姿がとても印象的で刺激を受けました。真剣に学び合い、全力で楽しめる仲間と出会えて幸せです。ありがとう。(安藤)


 こんにちは、9期生の久保です。12月10日に「いのちの授業」を体験的に学ぶ!セミナーに参加させていただきました。初めてのセミナーの記事を書きたいと思います!

 今回のセミナーでは、加藤みゆきさんがゲストとしていらっしゃってみえて、山田貞二先生と模擬授業を進めていらっしゃいました。模擬授業を実際に参加して「いのちの授業」の大切さ、授業の作り方等を学ばせてもらいました。

 「つなぐ」命の連続性と有限性をわかってもらえるように、移植する方の家族の立場になって考えてみたり、「自分事」に置き換えて、自分だったらどう思う?という問いかけが多くありました。いのちを大切にするということは、当たり前の話で、その当たり前を教えることは難しいことだと感じました。自分の立場になって考える時間を増やすことで、また、先生も一緒になって考えることで、クラス全体で考えが深まることを学びました。

 また、玉置先生が質問されていた「加藤さんのような実際に体験された先生がいなくても授業ができるか。」ということに対して、書籍や映画からも授業づくりはできると聞いて、納得しました。なかなかお呼びするのが難しい状況でも、授業はできるので引き出しをこれからもっと増やしていこうと思いました。

 初めてのセミナーは、多くのことを学ぶ本当にいい機会となりました。日程が合えば、これからも多くのセミナーや授業に参加して、引き出しを増やしていきたいです!玉置先生、ご協力いただいた先生方、ありがとうございました。(久保)
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12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶ での学び(古賀、由原)

 こんにちは、9期生の古賀です。12月10日に開かれた、「いのちの授業」を体験的に学ぶ に参加させて頂きました。

 山田貞二先生による、ゲストティーチャーの加藤みゆきさんを招いた「いのちの授業」と参加者交流、質疑応答から感じたこと・学び得たことについて、書いていきたいと思います。

 「いのちの授業」は、臓器移植を受けた方の心情と葛藤、ドナーファミリーの想いについて学んでいく授業で、加藤さんの実体験から、「いのちをつなぐ」ことについて深く考えさせられました。山田先生と加藤さんの対話形式で行われ、ゲストの方も一緒に考えながら、授業が進んでいきました。自分事のように考えることができる、授業の工夫や仕方について学びを深めることができました。授業終盤の「あなた自身や家族の臓器を提供できるか」という発問には、参加者の方々から様々な意見が出て、自分とは異なる考えに触れ自分の意見が変わったり深まったりして、これこそが道徳の授業のあるべき姿なんだと肌で感じました。

 当たり前のことを伝えるのは難しいので、児童生徒に自分だったら…と自分事として目に見える実感を与える必要があることも学びました。ゲストを迎えることができなくても、授業者が書籍や映画などから、人の経験を知り深く考える機会をつくることが言葉に説得力を生むので、もっと見聞を広げていきたいと思いました。また、児童生徒の予期しない答えから、発展させ話し合うこと、その時に軸だけは絶対にブラさないことが大切であり、子どもと共に考え、自分たちも学び続ける姿勢を忘れてはいけないと聞き、今までの自分の考えを見直し、良い方向へと昇華していきたいです。

 私は、勉強不足であると身に沁みて感じ、玉置ゼミ生の名に恥じないよう学び続けたいと思います!素敵な学びの機会をありがとうございました。
 7期生、8期生の先輩方の鋭い視点や学ぶ姿勢を見て、より一層頑張っていきたいと思いました。ありがとうございます。未熟な私ですが、今後ともよろしくお願いします。(古賀)


 こんにちは、9期生の由原です!12月10日に、「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーに参加させて頂きました。今から、その学びを記事にしていきたいと思います。

 加藤みゆきさんがゲストティーチャーとして来てくださり、臓器移植をしてからの生きることへの苦悩や辛さについてのお話を聴きました。お話を聴いて、私自身「いのち」の有限性、連続性について深く考えることができました。

 いのちは大切である、ということは当たり前で誰もが分かっていると思います。しかし、「いのち」について子どもに考えさせることはとても難しいのだと、改めて実感しました。山田先生と加藤みゆきさんの模擬授業を受けて、「自分だったら?」という発問をしたり、目に見て実感できるようなエピソードを用意したりすることで、いのちについて身近に感じることができるのだなと思いました。

 また、教師が、教えてやろうという姿勢で授業を行うのではなく、一緒に考えて納得解を導きだそうという姿勢で行うことで、お互いが学び合える、より良い授業になるのだと感じました。

 私自身、模擬授業をして予想外の意見が出て動揺してしまうことがあったので、その予想外の意見こそが学びを深められるチャンスだということに気づくことができました。

 今まで、いのちについて深く考える機会はあまりなかったのですが、今回このような時間をいただけて、いのちについて、授業について、学びがたくさんありました。とても貴重な経験をさせていただきました。ご協力いただいた先生方、本当にありがとうございました。(由原)
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2022年12月23日仕事日記

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 ショートメールが気になる朝。というのは、本日、奈良県大和高田市で講演だが、大雪注意報が出そうとのことで、開催可否を知らせますとの連絡があったからだ。9時ごろに雪はたいしたことがないので、決行しますとの連絡あり。準備をして、今年最後の講演のために家を出る。

 10時24分地元駅乗車、名古屋からは近鉄アーバンライナーで大和八木まで。乗り換えて、13時31分大和高田駅下車。迎えの車で大和高田市文化会館「さざんかホール」へ。13時50分ごろ着。プレゼンの準備をして、開始の14時30分まで待つ。

 14時30分から16時30分まで講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために」。皆さんに問いかけ、考えを発表してもらいながら、動画も多用しての2時間。

 参加者数は、当初は20名から80名ほどという幅広い情報だったが、会場にはなんと100名近い先生方が集合。ある学校は全教員参加だったとのこと。

 昨日の春風亭一之輔落語に刺激をされて(笑)、いつも以上に本音を出して語ることにして、ここだけの話も入れ込む。みなさん、とっても受け入れていただいたように感じて、快調に話す(笑)。講演後に「また、ぜひ来てください」と言っていただけた方もあって、疲れがぶっ飛ぶ。皆さんの感想を待ちたい。

 帰りは、大和八木駅から近鉄「ひのとり」に乗車。19時9分着。名古屋で夕食と買い物。21時ごろ帰宅。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」シリーズ第2弾。8期生前野さんと9期生石上さんの記事。いよいよ9期生も記事発信開始。

12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶ での学び(前野、石上)

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 こんにちは!8期生の前野です。12月10日にじゅうろくプラザで行われた「『いのちの授業』を体験的に学ぶ」というセミナーに参加させていただきました。今回はその時の学びを記事にしていきたいと思います。

 「いのちは大切」という当たり前のことについて考えるためには、いかに自分事として想像力を働かせながら考えられるかということが大切だということを学びました。

 今回はゲストティーチャーとして移植手術を受けられた経験のある加藤さんのお話を聞きながら学ぶという形の授業でした。山田先生の模擬授業を受けてみて、加藤さんの経験を踏まえ、加藤さんやその周りの人がどのような思いだったのかということを想像しながら考えることで、自然と自分だったらこう感じるなという納得解へと繋がっていくことを体感できました。ゲストティーチャーを実際に招くことができなくても、授業者が書籍等から得た情報を子どもに伝え、「どうやって乗り越えたんだろう?」と投げかけることで十分に効果があるということをお聞きし、工夫次第でどんな形であっても深い学びが得られるということを感じました。

 また、ゲストティーチャーの話を聞く前にまず子どもに考えさせてから話してもらうことで、子どもはより話がスッと入ってきて全体でより考えを深めていきやすいということも分かりました。話を一方的にただ聞くだけでは自分事としては考えにくく集中力も続かないので、授業者が子どもとゲストティーチャーの橋渡し役になり授業を進めていくべきだなと感じました。

 今まで「いのちの授業」について学ぶ機会はほとんどなかったので、今回のセミナーはとても貴重な経験になりました。考えても考えても終わりのない「いのち」というテーマ。まだまだたくさんのことを学びたいと感じたセミナーになりました。玉置先生を始めご登壇なさった先生方、一緒に学んだ玉置ゼミ生の皆さん、ありがとうございました。(前野)


 こんにちは。9期生の石上夕貴です。12月10日に開催された「『いのちの授業』を体験的に学ぶ」というセミナーに参加させていただきました。

 今回の講演では山田先生とゲストティーチャーの加藤みゆきさんによる模擬授業を受けました。加藤さんは腎臓や膵臓を移植してもらうという経験をし、そこで感じた心の葛藤や当時の思いをお話してくださいました。加藤さんのお話を通して、私自身「いのち」とはなにか、どのようなものなのかについて深く考えるきっかけとなりました。

 私は先日、身近にいたペットが亡くなってしまうという体験をしました。その時「いのち」というものはこんなにも一瞬でなくなってしまうこと、当たり前にあるものではないということを実感しました。この体験は、山田先生も仰っていた「『いのち』は大切だという分かりきったことを、いかに自分事として考えさせられるか」ということの重要性について気づかせてくれたように感じます。

 また、「いのち」を自分事として考えるためには、動画や具体的なエピソードを提示し、「自分だったらどうする?」と問いかけるなど、授業における様々な方法も学びました。

 道徳の授業は正解があるわけでは無く、私自身模擬授業でもとても苦悩した覚えがあります。しかし、だからこそ自分自身が今後どう生きていきたいかを教師も一緒になって考え、自分なりの答え出していけるような、そんな授業にしたいです。今回はこのような機会をいただけて、新しい学びをたくさん得ることができました。ご協力いただいた先生方、ゼミ生の皆さんありがとうございました。(石上)

2022年12月22日仕事日記

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 7時ごろ研究室着。パンと珈琲で朝食。問い合わせメール対応などあれこれ。

 1・2限「教育課程論」。1限は「よのなか科」から「ハンバーガ屋の店長になろう」のワークショップをしながら、藤原和博さんが主張する「情報編集力」を深掘り。2限は「自殺予防」についての新井さんの動画を見て、「よのなか科」での「いのち」をロールプレイして論議。

 かなり時間をかけて振り返りを書いていた学生と授業後に話し合う。熟考させた授業ではこうしたシーンも生まれるようになってきた。授業積み重ねの成果!

 12時30分、岡君、田中君来研。卒論への最後の指導。これで7期生全員が本提出前に到達!

 13時から14時まで、オンラインで「恵那未来キャンパスに係る意見交換会」に参加。僕は高等学校の「総合的な探究の時間」に合わせて、施設利用を考えさせるプロジェクトをしたらどうかと提案。

 山田先生と来年度の「モーニング情報交流会」のプログラム相談。短時間で決定。14時30分ごろ大学を出て帰宅。

 17時前に家を出て、地元駅から鶴舞駅で降りて、名古屋市公会堂へ向かう。年末の楽しみにしていた「大名古屋らくご祭」の初日。

 今日は「師走のお祝い競演会」と題した番組。開口一番「道具屋」、林家けい木「壺算」、桂宮治「七段目」、林家木久扇「漫談」、玉川太福(浪曲)&玉川みね子(曲師)、春風亭一之輔「芝浜」という演目。

 一之輔の「芝浜」は群を抜いていい!この一席が聞けただけで大満足。一之輔の話芸を堪能。またすぐに聞きたくなる一之輔落語。さっそく他の会を検索。

 圓楽写真は2階ロビーでの撮影。「らくご祭」といった企画の立役者の代表ともいえた圓楽さん。

 終演後、このまま帰宅するのはもったいないという気持ちにもなって、鶴舞駅付近のお店に入って軽く飲む。こんな気持ちになったのも久しぶり。

 23時ごろ帰宅。研究室HP記事は、12月10日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」での記録シリーズ発信開始。まずは下野さんの記事から。

12月10日 『いのちの授業』を体験的に学ぶ での学び (下野)

 こんにちは、7期生の下野です。12月10日に、じゅうろくプラザで開かれました『いのちの授業』を体験的に学ぶ に参加させていただきました。

 玉置先生の進行の元、山田貞二先生による「いのちの授業」が参加者を巻き込んだ形で行われました。山田先生の「いのちの授業」。臓器移植を行われた方の心の葛藤とドナー家族の想いについて学びます。

 「いのちの授業」とは、難しいものです。「命を大切にする」「死んではいけない」。これは、当たり前のように人の心に根付いているからです。会で、龍崎先生が仰られました通り、当たり前のことを教えることは難しい。だからこそ、「いのち」の前では皆平等で、教師も子どももなく、教師も一人の人として考える。これは、玉置先生と鈴木中人さんの著書『「いのちの授業」をつくる』にも著されていたことです。

 『いのちの授業』には、ゲストティーチャーを招くことがあります。今回であれば、加藤みゆきさん。臓器移植を受けた方としてご登壇されました。しかし、学校現場の一授業でゲストティーチャーを招くことは難しい場合もあります。もちろん、招くことに越したことはありませんが、そうも言っていられない現実もあります。では、どうするか。授業者が当事者の気持ちを著書や公演で知っているのであれば投げかけられる授業であると山田先生は仰られました。

 これって「いのちのバトン」を渡すことではないでしょうか。教師が知り得た、当事者の気持ちを子どもに伝える。その気持ちを知った子どもが、家族や友達に繋ぐ。「いのちの授業」は、そこに価値があると私は思います。

 「いのちの授業」をすることの出来る教師は、「いのちのバトン」を繋ぐことが出来る職業についています。子どもだからこそ、柔軟に生きていることの「価値」について深く考えられる。そんな子どもたちに「いのちのバトン」を繋げられる教師ってとてもとても大切な職業だなと実感していました。

 「いのちの授業」を実際に体験し、私も授業をつくりたくなりました。沢山の授業を見ることは、自分の授業づくりに生かされます。4月から教壇に立つにあたり、今だからこそできる「いのちの授業」を深く捉え直そうと思います。

 玉置先生、本回もありがとうございました。いのちの授業の捉え、授業論からの視点、全てが学びです。これからも、まだまだ学んでいたい気持ちです。
 8期生、9期生のみんな、会えて嬉しかったです。とても意欲的で、明るい後輩がいて幸せだなあと感じていました。ありがとう。

(下野)
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