2023年1月27日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して様々な連絡対応。10時から2月13日に訪問する大阪市立大和川中学校訪問に際しての打ち合わせ。この学校も凄い!ホームページを見ただけでわかる。

 小雪がちらつく中、犬山中学校へ向かう。雪が積もるのではないかと思ったが、外気温は2度。これなら大丈夫。

 犬山中へ到着。ゼミ生6名も合流。ゼミ生に授業参観の分担をさせて、僕は校長先生と多くの授業参観。ますます協働的な学びが推進されている授業が多く、子どもたちも話し合うことを楽しんでいる様子が随所に見られて、これならどの授業も水準以上と判断。ならば、さらに高みに向かうためには、何が必要なのかを観察。

 ゼミ生から聞かれる言葉からも、自分たちが受けてきた、またこれまで見てきた授業とは異なった形態で学んでいる子どもの姿を聞かれる。実際に見せてもらうことの気づきの多さを感じる。

 すべての研究協議会終了後は、校長先生や研究主任に今後の在り方について思うことを伝える。後日の校内研究会のために資料作りをすることを約束。

 良い機会なので、ゼミ生には校長先生にある質問をさせる。貴重な話で、ぜひとも全ゼミ生で共有化したい情報。分福を確認。最後に記念撮影<上写真>(ここをクリックすると大きな写真。校長先生のお人柄で緊張感がとれたゼミ生ら(笑)

 帰宅。EDUCOM下村さんと久しぶりの四方山話。世の変化の大きさに共に驚嘆。

 本日締め切りの「公益財団法人大学コンソーシアム京都」が主催する「第28回FDフォーラム」の資料。僕は下写真のように、合田哲雄さんの次に報告をして、討論をすることになっている。指示いただいた「新要領に対する学校現場における受け止めと課題」と題したプレゼンを完成させて事務局へ送信。

 エジプトから戻ってきた家内を岩倉駅まで迎えに行き、帰宅。2月訪問学校でのプレゼン作成リストを作って力尽きる(笑)。

 研究室HP記事は柴山君のエッセイ「打席に立てる喜び」。次の宣言がいい!どこまでならサボれるだろう。これはやらなくてもいいんじゃないか。恥をかきたくない。なんてことばかり本気で考えていた、大学に入るまでの私はもういません。落ち込んだり、心折れそうになったりしてもワクワクしていたい。一つでも多く、逃げずに打席に立ちたいです。
 
 
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打席に立てる喜び(柴山)

 こんにちは。8期生の柴山です。草野球チームに入って4年目に突入しそうですが、一向にうまくなりません(泣)。直近の試合成績は4打数3三振と壊滅的です。ただ、草野球を続けていて学んだことがあります。「打席に立てる事はものすごく幸せなこと」だということです。結果どうこうの前に、チャンスが与えられていることにワクワクして力が湧いてきます。だって、打席に立てればヒットを打てる可能性があるんですもん!

 ゼミでの学習もそうだなあと思いました。最近、失敗も含めて楽しめるようになってきている気がするんです。この1年と2カ月、模擬授業や的外れな発言で大失敗を繰り返してかなり苦しんできました。残念ながら、失敗は今でもしょっちゅうしてしまいます。しかし、玉置先生や8期生のみんなは、いつも受け止めて打席を用意してくれます。あたたかく背中を押してくれます。楽しくて、幸せです。恵まれています。

 どこまでならサボれるだろう。これはやらなくてもいいんじゃないか。恥をかきたくない。なんてことばかり本気で考えていた、大学に入るまでの私はもういません。落ち込んだり、心折れそうになったりしてもワクワクしていたい。一つでも多く、逃げずに打席に立ちたいです。ここからは、恵みの一球を見逃さないように、ありがたく打ち返していききます。

 中学校の実習ではヒットを打てたんじゃないかと思います。決して率は高くありませんが、成功する喜びも玉置ゼミを通じて学びました。さあ、卒論と教員採用試験という超剛速球を打ち返すためにがんばるぞ! (柴山)
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2023年1月26日仕事日記

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 朝、6時に東員町立東員第一中学校長からメールが届く。今日は訪問日で、車か交通機関のどちらで行こうかと考えていたところ。道路状況が心配で桑名駅まで迎えに来ていただくようにお願いする。

 すっきりしてようやく訪問時でのプレゼンづくり。これまでのプレゼンや本日の指導案を見て、「さらに高みを目指して」と題したプレゼン完成。

 10時からここではまだ書けない(笑)重要なオンライン相談を30分間ほど。良い方向に進む予感。

 11時19分地元駅乗車、名古屋、桑子駅へは12時41分着。校長先生に迎えに来ていただき、東員第一中学校へ。なんと来年度の依頼もいただく。4年も関わらせていただいているので、そろそろ終了と思っていたので有難い話。勢いがあって、授業や研究協議会から大いに学ぶことできる学校との関わりは嬉しいこと。

 2年生の英語授業参観。指導の積み上げを随所に感じる。子どもたち個々が英語で相手に伝えたいという気持ちはしっかり持っていて、未修の単語や表現などは辞書やALTを頼りにして表現。

 特徴がある研究協議会後の私の助言の中心(今年10回目のいわば講演)は、個の評価、個が活動を通して新たにどのような学びをしたのか、それをどう評価するのかを授業動画をもとに授業者に問いかける。個々が目標を持ち、振り返り、次の目標を作っていくことの大切さを伝える。授業者は一人一人をしっかり把握しておられ、個の学びの評価を聞いても明確な回答で感心。今日もとても良い勉強をさせていただけた。

 帰りも校長先生に送っていただき、ここだからの(笑)話で盛り上がる。桑名駅から名古屋駅へ。地下街でいつもの夕食。20時ごろに帰宅。

 これまでメール処理は自宅PCで行ってきたが、それでは処理時間がかなりかかるので、iPhoneやiPadでも処理するようにしている。ようやく慣れてきた感じ。

 研究室HP記事は、寺尾さんによる8期生今年度最後のゼミ記録。7期生や9期生にとっても良い記録。

1月19日8期生ゼミでの学び(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!今日は3年生最後のゼミでの学びを書いていきます。

 ゼミでは「授業変化が目の当たりになった様々な事例」をみて、授業技術や授業づくりについて学びました。

 まず、授業づくりをするうえで、話す・書く・動くなどの「出力」を多く取り入れることが大切です。「出力」の機会を増やすことで、自分なりの解釈ができ、自分の中に学びとして落とし込むことが出来るのです。確かに、自分のこれまでの経験からも「出力」の機会があった方が学習の定着度も上がるし、学んだことを自分なりの言葉で解釈できていると感じます。そのため、「出力」の機会を増やすことを意識した授業づくりをしていきたいです。

 また、授業のねらいの重要さも学ぶことが出来ました。「この授業が成功したら子どもはどんなことを書いたり言ったりすると思う?」この言葉は、玉置ゼミに入ってから何回も聞いたことがあります。何回も聞くと言うことは、玉置先生が授業づくりをするうえですごく大切にしていること且つ授業づくりの基本だと捉えています。1時間の学習が終わったあとの子どもの姿を明確に言えるように心がけたいです。そのためにも、そして子どもを価値付けするためにもねらいは具体的でなければならないのです。

 そしてもっとも印象に残ったことは、「振り返り」の重要さです。

 「振り返り」をしっかりすることで、子どもが自分の出来ることや出来ないことを明確にし、それらを次の授業に繋げることができます。このように自己の学習活動を振り返って次に繋げることで主体的な学びを実現することに繋がるのです。

 また、「振り返り」は、授業の最後というイメージがありますが、授業の最初でも途中でもいつでもいいのです。例えば、授業の最初に前回の振り返りの共有されたものをみて前時の復習をしたり、今日の学びに繋げたりすることが出来ます。
「振り返りは他の子供と共有するとよい」、この言葉を忘れないよう頭に入れておきます。


 そして最後に、「書くことによって学ぶ」、これも玉置ゼミに入れば何度も聞く言葉です。「出力」をすることで自分の確かな学びにつながります。今回また改めて「書くことによって学ぶ」重要性を学べたため、これからの生活でたくさん書いてたくさん学びます!

 玉置先生、1年間ありがとうございました。ここでは書ききれないほどの感謝をしています。そして残り1年も精一杯頑張るのでよろしくお願いします。そして、1年間一緒に学べた8期生のみんなにもすごく感謝しています。春休みは8期生パワーで協力して教採勉強していこうね!!!(寺尾)


2023年1月25日仕事日記

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 例によって、自転車操業が続いていて、今朝は本日訪問の安城市立安城東部小学校でのプレゼン作成から。この学校は、特に「総合的な学習の時間」を通して子どもを育てているので、今年度から高等学校が「総合的な探究の時間」と変更されたことの本質から伝えることを決めて資料作り。ようやく完成して送信。

 ここのところEDUCOMさんと検討してきた未来を踏まえた重要案をある教育機関に送る。さっそく反応していただけた。明日、zoomで打ち合わせすることまで進む。

 合田哲雄さんの講演動画を見て学ぶ。メモ多数。

 安城市立安城東部小学校へ向かう。小牧ICに来て、初めて一宮から米原まで通行止めと知る。反対方向なので問題はないが、やはりそんな状況なのだと認識する。

 学校付近まで順調に来たのでラーメン屋で昼食。人気店のようで、入れ替わりもあるが、すぐに満席。コンビニでさらに時間調整。

 12時45分ほど学校に入る。校長室で懇談。初学校訪問参加の9期生荒木さん、石上さん、由原さんが到着。この寒い中、駅から30分ほど歩いてきたとのこと。

 時間があったので、教育実習にも行っていない9期生なので、授業の見方をレクチャー。子どもの状況を捉えることが重要と指導。

 13時45分から3年生総合的な学習の時間。単元名は「なかよくなりたいな おじいさん・おばあさん」。72時間のうちの49時間目。

 子ども同士、子どもと教師との関係もよく、どの子どもも友達の考えをよく聞いて発言している。ある子どもは先生に「グループで話し合いたいです」と提案。「なんでゴム付けたの?」と友の発言にごく自然に質問をする子どももいて、協働的な学びの姿が随所にあったのは、4月からの積み上げの成果。

 50分間いただいた時間は、安城東部小学校の取組の確かさを価値づけたり、総合的な学習の時間で最終的に願うべきことを改めて伝えたりする。(今年9回目の講演)夕刻には、僕の話を教務主任が以下のようにコンパクトにまとめて返信していただけた。とても良い内容なので、ここで紹介したい。

 今回も、玉置先生のお話をお聞きして、これまでやってきたことの自信と、今後さらに目指すものが明確になりました。

○総合的な学習の時間→何をしたか、ではなく、何を得たか、子どもがどうなったか。調べて分かったこと、学んだことをもとに、どう生きていくか
→ 自己の在り方、生き方につなげて考える

 これは、本日の授業者が、前々から考えていた以下のことにつながっていて、本校が取り組んでいる授業への自信になりました。
「老人ホームのお年寄りの方々とはずっと関わっていくわけではないけど、 この学習で関わって学んできたことを、今後の子どもたちの生活に生かして いけるようになってほしい。」

 今日の振り返りでの子どもの発言「相手のこと、お年寄りのことを考えて、遊びを作ることができた。これからも、相手のこと、お年寄りだけじゃなくて、周りの人や友達のことを考えて行動していきたい」という、生き方、在り方につながったのが、とてもよかったです。

○探究→基礎ができていないのに探究はできない ではない
 探究して、こう生きたいから、これをやる これをやりたいと思うようになる
 探究しながら自分に何が足りないかを考える。
 自分に何が足りないかが分かれば、それを補充しようと学んでいく

○「心理的安全性」が高い教室
 この仲間なら安心できる 正解でも間違いでも言い合える 何を言っても大丈夫
 子どもの学ぶ意欲を支えるのは、子ども同士の人間関係
 それを支えるのは、子どもと教師の人間関係
 それを支えるのは、教師同士の人間関係 なんでも言い合える教師の関係の大切さ

○振り返りを生かした学びのサイクル
 前時の振り返りからの本時のめあてで授業が始まり、授業最後の振り返りを次の授業への課題につなげていく。このサイクルは、形になってきつつあります

○エレベータートーク 隣同士30秒ずつで、何も見ずにこの授業で学んだことを話す
 振り返り時の新たな技を教えていただきありがとうございます
 導入時「今までどんなことをしてきた?」でも、エレベータートークで、子どもたちのウォーミングアップにできますね。

○価値付け → どんなことを価値付けするといいか?
 「このことは一生覚えていてほしいもの」を価値付けする
 ものの見方・考え方につながる 深い学びへとつながる
 今日の授業の子どもの姿から「先生、チーム同士で一度話し合ってから、意見を言いたい」→ 価値付ける
 「○○君、なんでゴムを付けたの?」と、疑問を投げ返せる姿 →価値付ける
 価値付けるもの、仕方、タイミングなど職員で共有していきます。


 明日は東員町立東員第一中学校へ訪問予定。道路状況が心配でいろいろと検索。明朝、学校に行くのが一番いいと判断。

 研究室HP記事は、8期生前野さんの「音を楽しむ」旅。羨ましい貴重な体験談。ぜひ一読を。

「音を楽しむ」旅(前野)

 こんにちは!そして明けましておめでとうございます。8期生の前野です。今日は冬休みの素敵な思い出について綴らせて頂きます。

 実は12月25日から1月3日までアメリカに行ってきました。ただ観光しに行ったのではなく、「ローズパレード」というアメリカ人なら誰もが知るパレードに「岐阜選抜グリーンバンド」の一員として参加するために10日間アメリカに行ってきました。「岐阜選抜グリーンバンド」は朝日大学吹奏楽部を中心に岐阜出身のメンバーが多く集められています。私自身は愛知出身ですが高校時代所属していた吹奏楽部OGとして声をかけて頂き、参加させて頂くことができました。

 この「ローズパレード」は中学から吹奏楽を続けてきた私にとっては夢の舞台でした。まさか出場者になれるなんて全く思っていなかったので、本当に夢のように楽しい旅になりました。思い出を書き始めると長い長い記事になってしまうので、印象深い出来事を3つ書かせて頂きます!

○ディズニークリスマスパレード出場!
 カリフォルニアのディズニーランド内でパレードをさせて頂きました。今回のツアーではいくつかの本番があり、このパレードが最初の本番で少し緊張もあったのですがお客さんの暖かい声援でとっても楽しくパレードできました。
ディズニーは演奏だけでなく、何日か遊びに行くこともできました!とにかく全てが大きくて綺麗で感動しっぱなしでした。ファンタズミックのショーを幸運にもど真ん中の前から5列目くらいのとても良い場所で見られたのは一生の思い出です!

○アメリカで誕生日&年越しを迎えたこと!
 個人的な話なのですが、誕生日が12月30日なのでアメリカでたくさんの人に直接「おめでとう」と言ってもらえたのが嬉しかったです!いつもは冬休みで友達に当日直接おめでとう言ってもらえることは少ないので(笑)アメリカで年越しできるのもきっと人生最初で最後かな、、と思うと思い出に残る年越しだったなと感じます。

○ローズパレード全員完奏!
 今回のツアー最大の本番「ローズパレード」は本当に言葉に表せないほどの喜びと達成感がありました。アメリカのお客さんの声援が特に印象に残っています。もう盛り上がり方が日本とは全然違うのです!私たちのパフォーマンスでお客さんを楽しませるはずが、お客さんからパワーをもらってばかりでした。

 日本で吹奏楽をやっているとどうしても大会で結果が出て、勝ち負けにこだわってしまいがちです。でも、今回ローズパレードに出場して心の底から「音を楽しむ」ことができたなと感じています。本当に本当に素敵な経験ができたなと思います。いつか教師になったとき、こんな素敵な経験ができたんだよ、こんな世界もあるんだよと子どもたちに伝えたいです。

 長くなりましたが、拙い私の旅行記を読んで頂きありがとうございました。今回ローズパレードに参加するということを伝えたら「頑張ってね」と応援してくれた8期生のみんな、そして玉置先生ありがとうございました。そしてこのコロナ禍でも、こんな体験二度とできないんだから行ってらっしゃいと背中を押してくれた家族にも感謝の気持ちで一杯です。

 余韻に浸るのはここまでにして、これからは教員採用試験に向けて一生懸命頑張っていきたいと思います!頑張るぞ!!(前野)

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2023年1月24日仕事日記

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 今日は姫路市へ向かう日。帰りの天候が心配で情報検索をしているところへ、姫路市教育委員会から「オンライン講演も可能にしました」という連絡。有難い。さっそく電話でオンラインに切り替えてもらうようにお願い。

 午前中は週刊教育資料に連載中の「学習指導要領のイデアを実践する」の原稿書き。実は締め切りは昨日。編集部から「お忘れではありませんか?」という問い合わせメールが届く。おそらく仕事日記に原稿を書いていることを記していなかったので心配してのことだと想像。なんとか午前中に完成送信。すぐにゲラが届いて校了。

 14時から姫路市教育委員会と接続確認。このとき行ったのは、繋がる確認と動画再生の状況。これで安心してしまったのが大失敗。15時から講演「今求められている教師としての心構え」(今年8回目となる講演)を始めて、時に参加者を指名してやりとりしながら画面を切り替えて行うことが困難だと気づく(泣)。昨年はATEMMiniで2台のPCを切り空けて行ったことをすっかり忘れていた。モタモタした講演で申し訳ない。

 終了直後、すぐにお詫びのメール。講演終了直後に姫路は吹雪、外は一気に真っ白になったとのこと。やはりオンラインにして正解だったが悔やまれるのは自分の甘さ。そのような状況なのに来年度の依頼もあって恐縮。

 明日は安城市立安城東部小学校へ。天候を気にしながら、過去2回のプレゼンと届いた要項を見ながら、さらに高みに行っていただくための提言を入れたプレゼンづくり。

 研究室HP記事は、下野さんのエッセイ「今を生きる」。今年の目標が示されている

 日本教育新聞社2023年1月23日付に野口芳宏先生による書評「『いのちの授業』をつくる」が掲載。大感激。さっそく野口先生にお礼の電話。聞くところによると、春には野口芳宏・桂雀太二人会が開催される模様。いやあ凄い!
 

日本教育新聞掲載「いのちの授業をつくる」書評(野口芳宏先生)

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 2023年1月23日付日本教育新聞書評欄に「『いのちの授業』をつくる」の書評が掲載された。なんと野口芳宏先生が書いていただけた。大感激。以下はその内容。

 命の大切さ、実感させるには

 いのちは大切だと知らない子はいない。しかし、それを心の底から本当に大切だと実感し、認識させるのは「じつはとても難しいこと」と言う。正直で、謙虚な著者の重い言葉だ。

 その「じつはとても難しい」授業に挑み、その実りを確かに、具体的に、事実として語り、見せつつ、千校を超える学校を訪問し、30万人もの人々に感動を与え続けている人がいる。著者、鈴木中人氏だ。長女景子ちゃんが3歳で小児がんを発病、小学1年生で昇天という体験から会社を早期退職、「いのちの授業」に取り組み、講演しつつ全国を回る。「景子は死んでしまう子ではなく、生き抜いている子だと教えてくれた」と父が、「景子ちゃんの体が冷たい。風邪をひくといけないからタオルケットかけて」と涙を流す母親の言葉が切ない。「子供を亡くす逆縁の悲嘆…」「絶対、親より早く死んではいけない」と心の底から鈴木氏は訴える。

 もう一人の共著者、玉置崇氏は、公立中学校長、愛知県教委指導主事、教育事務所長等を歴任し、現在、岐阜聖徳学園大学教授を務める教育現場のエキスパート。鈴木氏の実体験に根差した授業や講演について、現場の教師としての豊富な実践経験を基に、分析、考察を加え、実践者の「いのちの授業」への貴重なポイントを簡潔、明快に提示する。共感、共鳴が結んだコンビならではの珠玉の一冊だと強く心を打たれた。(1760円 さくら社)(野口芳宏・植草学園大学名誉教授)

今を生きる(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。新年がやって来ました。年末年始は、怒涛のアルバイトラッシュ。お店で迎える年末も初日の出も今年で最後。来年の年始はゆっくりできるのかなと思いながら、年末年始を過ごしました。

 今年の目標は、「今を生きる」ことです。「今」を生きるって意外と難しいです。お部屋の掃除もやらなきゃいけないことも、何気なく先延ばしにしてしまう。後で後では、「未来」の自分に宿題を課しているだけで、「今」を生きたのなら宿題は生まれません。その分、違うことに時間を使えると思うのです。

 私は、割と先延ばしにすることが嫌いです。まさに、「未来」の自分に宿題を残したくないからなのですが。それでもやはり、たまに自分を甘んじてしまうことがあります。その「たまに」を減らすことが今年の目標です。なぜなら、「たまに」が時に大きな宿題となるからです。

 「あとでいいや」は、自分の時間を奪ってしまうことを念頭に。今年1年、「今を生きる」そういう1年にしたいなと今年初めての記事で決意表明をしたいと思います。

 「今を生きて」目一杯、子どもたちとの時間を大切にしたいです。(下野)
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2023年1月23日仕事日記

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 久しぶりに喫茶店でモーニング。本日訪問する藤が丘小学校での講演(今年に入り7回目)のプレゼン準備。まさに自転車操業(泣)。資料ができたので送付。

 教育実習課とデータ入力のことで電話で確認。10時から40分間ほど、EDUCOMの伊藤部長、柳澤部長、大野さんとオンライン打ち合わせ。しっかりと擦り合わせができた!

 11時30分ごろ家を出て、吉野家で牛丼を食べて、名古屋市立藤が丘小学校へ向かう。学校近くのコンビニで珈琲を買って、車の中で時間調整。

 学校着。EDUCOMの岩崎さんと合流。13時25分から若手3人の授業を15分間ずつ参観。30分間で動画整理をして、先生方全員に40分間の講演。演題には研究テーマを掲げ、改めてなぜこの内容をテーマとしているのかから言及。そして、この1年間で授業を数多く見て感じていることを伝える。

 終了後、参観した3名の先生方に動画をもとに指導助言。一人目は「子どものつぶやきから課題設定をするための方法、二人目は「4人で話し合う時の指示と見取り」、三人目は「道徳において雪が降り積もるような雰囲気を出すことの重要性」を伝える。

 校長室では、可能なら次年度も…と打診をいただき、さっそく日程調整。声を引き続きかけていただけるのは有難いこと。

 帰宅。次年度の「教師力アップセミナー」のことを8期生・9期生へ連絡。2月の訪問先同伴の可否打診。

 EDUCOMから僕が依頼した重要提案文書が届き、さっそく意見出し。自分としてはゆらぐことない、これでいけるはずという確信が持てる内容。

 明日から大寒波が来るとのこと。明日訪問する姫路方面の天候や帰路の新幹線がダイヤ通り動いてくれるかとても心配。

 研究室HP記事は7期生ゼミの最終記事。池戸さんがまとめてくれた。締めの文章は これで全員の模擬授業が2周終了しました。特に2周目の集団追究にこだわった模擬授業での学びは4月からの教員生活で必ず役に立つと確信しています。いよいよ7期生ゼミも残りわずかです。最後の卒論発表会まで頑張ります!

12/21 ゼミでの学び(池戸)

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 こんにちは、7期生の池戸です。いよいよ12月も残すところ2週間ですね。私にとって濃すぎた2022年もついに年末に向かっていると思うと、時の流れを実感します。

 さて、本日は2022年最後のゼミでの学びを振り返ります。今回も集団追究の場面を深める模擬授業を高橋さん、丹羽さんが行ってくれました。

 まず、高橋さんの算数(小2)では、下位の子供も参加できる活動、発問の重要性を学びました。頂点や辺に着目した考えを深めるために、抽象論で終わらすのではなく、実際に数を数えてみるというたった一つの活動を加えるだけで、集団追究の質が上がります。

 次に丹羽さんの道徳(小6)では、定番の「手品師」を題材に集団追究について考えました。二つの立場で揺らぐ子供のモヤモヤした気持ちを板書に残すという新しい板書の在り方をみんなで考えました。目指すべきゴールが『わからない』という時にこの手法を用いてやってみると、子供の姿を価値づけすることも可能となり、効果的だと7期生みんなが納得しました。

 これで全員の模擬授業が2周終了しました。特に2周目の集団追究にこだわった模擬授業での学びは4月からの教員生活で必ず役に立つと確信しています。いよいよ7期生ゼミも残りわずかです。最後の卒論発表会まで頑張ります!(池戸)

12月21日ゼミでの学び(丹羽)

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 こんにちは。7期生の丹羽です。先日卒論の仮提出が終わり、そして今回でロイロノートを使った模擬授業が終わり、とっても解放的な気分になりました。

 12月21日に模擬授業の担当をしたので、そこでの振り返りと学びを記事にしていきます。

 授業では小学校6年生の道徳『手品師』に挑戦しました。難しいとは思っていましたが最後の模擬授業なのでこの教材を選びました。

 授業で力をいれようと思っていたことは2つあり、1つ目は子どもの言葉を黒板にのこすこと、2つ目はダイナミックな板書をやってみることです。

 2つ目のダイナミックな板書は授業の中ではうまくできませんでした。玉置先生や7期生のみんなと板書について話していく中で、子供の思考を残すような板書をやってみることになりました。すると、授業が盛り上がってきたと感じました。また、板書ではきれいな言葉だけではなく、「悩みに悩んだけど、、、」などという子どもが本当に悩んでいるということも黒板に表せれたら面白いと感じました。

 手品師の授業を通して、男の子の約束を守ることだけが誠意ではないと感じました。夢に向かって頑張っている自分に嘘をつかないことだって誠意であり、どちらも大切なことでありすぐには選べないと思いました。でも、この授業はそれでいいんだと思います。『こっちを選ぶ方が大切」と伝えてしまうのではなく、一生懸命に考えて子どもたちが自分なりの答えをだせたのならそれでいいんだと私は思いました。

 これまで7期生のみんなの授業をみて、そして玉置先生から沢山の授業技術を教えていただき、沢山学ぶことができました。これからは1つでも多く自分のものにできるように実践していきたいです。模擬授業をする機会はもうなく、次は先生になって授業だと思います。今までの学びを精一杯生かしていきたいです。(7期生 丹羽)

2023年1月22日仕事日記

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 早朝から、今年6回目の講演の準備。午後は、愛知県の栄養教諭有志で作られている「あいち子ども食育塾」の皆さんへ講演+ワークショップ。今年度二度目の依頼。後半の展開が決まらず、状況に応じて進行できるようにいろいろと準備。ワークシートがようやくできて塾長へ送付。ふ〜う。

 この時期ならではの大学業務。かなり目途が立ってきた。

 11時9分地元駅乗車。地下鉄名古屋城駅で下車。ウインクあいちへ。

 12時に手伝いを依頼した7期生下野さんと8期生安藤さんと合流。地下レストランで食事をしながら打ち合わせ(写真下)。話しているうちに見えてきたより良い展開。腹を決める(笑)。

 13時30分から16時まで「栄養教諭としてチームを組む先生から一目置かれる授業力を高めよう」と題して、最初は概論。その後、指導案のねらいの妥当性を2本検討。さらに展開の手法を模擬授業を通して体験していただく。最後は「振り返りの重要性」を事例をもとに話す。

 ゼミ生二人が機転を利かせて、僕の話の要点を板書。これがあるためによりシャープになったと思う。

 17時30分ごろ帰宅。大相撲大一番を見る。笑点も見て、愛犬の散歩。帰宅して夕食をとってから、しばらく記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は7期生12月21日模擬授業最後の記録。まずは高橋さんが自身の授業振り返り。いよいよ最終局面

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12月21日のゼミの学び(高橋)

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 今日はゼミで行う最後の模擬授業を授業者として担当しました。

 今までの学びを踏まえて、今回の模擬授業の個人的な目標は 一生ものの学び でした。
2年間のゼミの中で、よりよい授業を常に学んできました。その中で、私が今まで模擬授業や実習で行ってきた授業で納得いっていない観点がありました。それが、今回の目標である 一生ものの学び になっているかどうかです。

 この目標を実現するために、子ども自ら一生使える学びを見出せるように発問をしました。しかし、わかりやすい発問をしなければと考えると回りくどい言い回しになったり、かえって曖昧な言葉になってしまうことが分かりました。そのため、わかりやすい発問ではなく、1回で理解することができる発問を意識してこれから授業を行います。

 そうすることによって、子どもに考えて欲しい箇所が絞られ、より一生ものの学びを得る1歩に繋がることを学びました。

 最後の模擬授業だったのにまだまだ納得いく授業をすることはできませんでした。ですが、ゼミで学んだものをやっと自分に落とし込めているような気がします。この調子で授業をアップデートしながら少しずつよりよい授業を目指していきたいと思いました。模擬授業お疲れ様でした🙇‍♂️(高橋)

2023年1月21日仕事日記

 家内が久しぶりに海外旅行に出かけていて、家のことをいろいろやらないと回らなくなる8日間の始まり。

 この時期ならではの大学の仕事に集中。かなり進めることができた。

 10時から教師力アップセミナー。今回は盛山隆雄先生。盛山先生の算数実践は大いに参考になるので、研究室には書籍もあるし、映像も持っている。ゼミ生以上に楽しみにしていたのは僕。

 教科書の問題をもとにした教材開発ならびに確かな授業技術の話をさりげなく話されるが、ここまで達するまでにかなりの積み上げがされたからこそと確信。セミナー途中や終了後に、思わず、次のメッセージをゼミ生に送るほどの感動。

 セミナーに参加している人へ。めちゃくちゃいい話でしょ!すぐに授業がやりたくなったでしょ!

 盛山隆雄さんの話を聞いて、やっぱり授業は面白い!と思いますね。君たちは教員になったら、たくさん、たくさん授業ができるんだから、いいなあとつくづく思います。そして、自分も同じように教材開発をたくさんしてきた人間ですから、そのころの楽しさを思い出しました。今でも教え子に会うと、授業の話になるんです。あのときの授業は面白かったです!と言ってもらえるのですよ。何度も言いますが、授業はクリエイティブで面白いです。


 お昼は外食。食料などを買って帰宅。

 明日は「あいち子ども食育塾」で講師。文部科学省「養護教諭及び栄養教諭の資質能力の向上に関する調査研究協力者会議」サイトから資料を読み取りプレゼンに追加。後半の展開は悩み続ける(泣)。

 研究室HP記事は、8期生合宿シリーズの最終回。芝田君が二日目の状況を発信してくれた。これで18本の記事が完了。特設サイトを作って、原点にいつでも帰ることができるようにまとめておきたい。

12月18日ゼミ合宿二日目での学び(芝田)

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 こんにちは。8期生の芝田です!前回に引き続き、ゼミ合宿について書かせていただきます。

 2日目は、午前に面接練習、午後は卒論の「はじめに」を完成させました。面接練習では、主に志望動機となりたい教師像について練習を行い、指導・アドバイスをいただきました。自分がぼんやりと考えていることを改めて言葉で短くまとめることは非常に難しく感じました。少し長く話過ぎてしまうことがわかったので、自分の言いたいことを短くズバッと伝える練習をしていきたいと感じました。酒井先生、斎藤先生、7期生の先輩方から沢山の言葉をいただき、立った半日でこんなに変わるのかと自分自身が驚くほど、成長できたように感じます。

 卒論の「はじめに」作成では、仲間とアドバイスをしあい、玉置先生から助言をいただきながら、なんとか完成させることができました。作成途中には先輩方から、アイスクリームの差し入れをいただきました。甘いものを食べて頭の回転が少し良くなったのか、差し入れをいただいた後は卒論作成が、とてもはかどったように感じます。先輩方ありがとうございました。

 2日間を通して、ゲストの先生方にはとても貴重なお話やアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。また、素敵すぎるゲストの方に出会わせていただき、沢山の経験をさせてくださった玉置先生、本当にありがとうございます。
 
 最後に、8期生のみんな、2日間一緒に沢山の学びをしてくれてありがとう!これから教採に向けてがんばっていこう!!(芝田)

2023年1月20日仕事日記

 今朝は、この授業感想は皆さんに読んでもらいたいと思って、FBへ感想投稿。

 10時から「授業と学び研究所」オンライン会議。一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」の来年度の報告。その後、各フェローで「学習指導要領の浸透度」を語り合い、「研究所として今後考えたいこと」を話し合う。いきなり行ってもらった模擬授業から学ぶことが多く、今日も有意義な時間になった。皆さんの知見を集めることの良さを実感。

 新調した眼鏡を取りに行く。これまでのフレームとよく似ているが、さらにお気に入りになりそう(笑)。

 研究所会議終了後は、時間の割には疲れ具合は大きい。やるべきことがいっぱいだけど取り組めず(泣)。

 ふと思い出す。先日のNHKプロフェッショナル仕事の流儀「縁の下の幸福論 〜校正者・大西寿男〜」がとても良かったとのことを。さっそくNHK+で視聴。大西さんの生き方から、責任をもって仕事をするとはどういうことかを自分に問いかける。

 研究室HP記事は12月18日合宿二日目シリーズ第8弾。柴山君が発信。面接で自己課題が明確になったことがなりより。

※ 写真はNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から。
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12月18日ゼミ合宿2日目での学び(柴山)

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 1日目夜は男子一同マクドナルドに集まり、面接内容について考えていました。その後、ホテル柴山での手厚いルームサービスを受けたのちに挑んだゼミ合宿2日目。午前中は面接練習でした。講師の酒井先生、教育アドバイザーの齋藤さん、7期生の先輩方に面接指導をしていただきました。

 今回の面接指導を通して多くの課題が浮き彫りになりました。話の焦点が絞れないことが大きな課題です。例えば、つくりたい学級像で「心理的安全性のある学級をつくりたい。」と答えました。具体的に説明していく過程で、入れ込みたいキーワードや内容を羅列していくうちに、話したいことが分散してしまいました。まずは、頭の中の知識をノートに箇条書きするなどしていくことから始めようと思いました。系統や流れに応じて話す内容を整理しなおしたいです。

 言いたい内容を言おうとしてついつい焦ってしまったことも反省点です。自分なりの言葉や話し方で話していけるよう、これからの練習でコツを身に着けていかなければならないと思いました。「なんか」などの困ったときに出てしまうような言葉を意識的に減らしていくことも心がけます。先輩方、酒井先生、齋藤さんのご指導のおかげで実りの多い学びを得ることができました。本当にありがとうございました。立派に成長することで恩を返していきます。

 午後は卒論の書き始めの部分の続きを書き始めました。私は、学級における「心理的安全」をテーマに進めていくことを決めました。どんな子も安心して、挑戦することを後押しできるような学級をつくりたいという思いからこのテーマを選択しました。子どもの背景や支持的風土に焦点をあて、子どもとのかかわり方について研究を進めていきます。自分の中でも漠然としている部分があるため、進める中で研究内容を絞っていきたいです。3月末までに3章まで書き上げ、ゼミを破門にならないよう頑張ります。

 卒論書きの途中で7期生の先輩方からサーティーワンアイスクリームの差し入れをいただきました。自分は合宿一日目で完全にエネルギー切れを起こしていたので、本当に体に染みました。ありがとうございました!

 ここから半年間は教員採用試験に向けてとても大切な時期に入ってきます。8期生はもちろん、聖徳生全員で目標を達成したいです。玉置ゼミに入ってから多くの「縁」によって深い学びをし続けられています。玉置先生や周りの仲間に支えられ、恵まれた環境で学びあえていることに心の底から感謝しています。その縁を大切にし、広げながら、学びを自分の血肉にすることで恩を返していきたいです。来年、全員で笑おう!(柴山)

2023年1月19日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。授業準備。「フレンドシップ」の振り返りや資料整理。

 1限は15回目(最終回)の「教育課程論」。「振り返り」の重要性を様々な資料からつかむ展開。振り返りの学級内公開・非公開については論議を呼ぶ。それぞれが確固たる考えがあって、良い意味でとっても面白い話し合いになる。我ながら最後の最後まで充実した授業となったと思う。以下はたくさん寄せてくれた学生の講義感想の二つを紹介。

 全15回の授業を通して、教育課程のみならず、教育の根幹について学ぶことができた。時に共感し、時にはメスを入れる授業スタイルは、自分の考えを整理し、他の学生の意見と比較しながら客観的に考察することができたので、本当に楽しかったです。玉置先生が我々学生と双方向の授業を展開してくださったおかげで、毎授業自分の身になる内容について考えることができました。

 15回を通して印象に残ることがたくさんありました。特に社会に開かれた教育課程に対する概念が新しく増えました。将来、社会に出る子どもたちに対しての視点だけではなく、学校を開いたものにすることで、保護者も教師も地域も学び成長できる場としていると感じました。教育課程における大事な言葉をそのまま受け入れるだけの自分であったので、その概念について焦点化して深く考えられたことがとても学びとなりました。また、子どもが必要感をもって学ぶということも私にとっては衝撃でした。やらされている、指導されているではなく、子どもの学びたいを具体的に促す教師としてできることを具体的に考えていきたいと思います。


 11時、みよし市立黒笹小学校長と教務主任来研。来年度の指導助言の依頼を受ける。ご縁をいただけたことに感謝するばかり。日程がなんとか調整できてほっとする。

 13時から45分間、京都「FDフォーラム第4分科会」登壇者オンライン打ち合わせ。初めて合田哲雄さんと一緒に登壇できる。楽しみ!

 14時50分から8期生村松さん相談に来研。じっくり話を聞き助言。あとは四方山話。これが楽しい。

 16時30分から8期生後期最後のゼミ。まずは卒業論文発表会運営の確認。その後、この1年間で授業変化を目の当たりした事例を動画等も踏まえて伝える。教育実習を終えているからこその納得度は高いはず。

 18時に研究室に戻り、この時期ならではの業務。20時45分くらいまで頑張る。

 研究室HP記事は12月18日8期生合宿2日目シリーズ第7弾。新谷さん発信。恵まれた環境で学ぶことができたことの喜びを書いてくれている。

※ 写真は昨晩の7期生有志による飲み会。本日届いたのでアップ。やはり対面飲み会がいい!
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12月18日 ゼミ合宿2日目の学び(新谷)

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 今日はゼミ合宿二日目でした。今日は午前に面接練習、午後に卒論のはじめにを書き終える作業を行いました。午前の面接練習では、実際に面接を体験し、客観的に見る自分の姿をすることができました。始まる前から緊張していて、言葉が出るかとても不安でしたが、何とか終えることができ、今は一安心しています。
 
 面接では、酒井さんと齋藤さんと七期生の先輩方に面接官をしていただき、たくさんのご指導をいただきました。自分の良くない点としてまず、実習中もずっと言われてきましたが、早口ということを言われました。早口なのは、自分でゆっくり話すことを意識しないと無意識になってしまうので、本当に難しく、なかなか治りません。

 また、内容についてもたくさんご指導をいただきました。内容はこれからさらに熟考して自分を見つめ直し、よりよいものにしていきたいです。
 
 先輩方は、面接が終わるたびに、良いところと改善点を書いてくださりました。先輩は全員優しくて、アドバイスは適切で、実際の面接の経験からお話ししてくださったので、とても身に沁みました。
 
 酒井さんと齋藤さんから最後にお言葉をいただきました。その中でも印象に残った言葉が二つあります。
 
 一つ目は、過去と未来を語るということです。面接の質問の答えに対して、大体が過去のことを振り返り、どう思ったかということを語るパターンは多いです。しかし、過去を語りだけではなく、その過去から、自分自身がどう思い、そこから今後教員になるうえでどうしていきたいかというところまで考えなければならないことがわかりました。
 
 二つ目は、自分の言葉で話すということです。面接官は、将来この人と一緒に働きたいと思わせる人柄を出すことが大切です。その中で、人の言葉をまねしたような受け答えでは、面接官に熱意は伝わりません。自分の言葉で、自分がこれまでの経験から何を見てきたのか、何を学んだかということを語らないと、面接官には伝わらないということを学びました。自分の言葉でということは良く言われますが、まだなかなか自分の言葉で話すということが苦手なので、私の今後の課題だなと感じています。
 
 緊張が続いた二日目、何とか無事に終えることができました。2日間を終えて感じたことはとても楽しい学びだったということです。玉置ゼミでのまなびは毎回、自分から学びたい、もっと聞きたいもっと知りたいという気持ちでいっぱいになります。この気持ちをいつか、自分が先生になった時に子どもにも味わって欲しいなというふうに感じました。学びが楽しいっていいことしかありません。本当に素敵な2日間でした。(新谷)
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教育資料

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