2023年3月19日仕事日記

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 昨日、福地先生からいただいたセミナー情報に感謝。それをもとに今後のことを踏まえてやりとり。

 甥の結婚式・披露宴のため、京都・平安神宮会館へ向かう。行きは義弟の車で。帰りは新幹線で(EXカード以外の乗車方法を初めて知る)。

 写真のように、とっても綺麗な青空。幸せな二人とともにできた暖かで穏やかな1日。

 研究室HP記事は、拙著紹介シリーズ。今回は【【わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100】(明治図書・学年別)から「はじめに」を紹介。

拙著から紹介【わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100】(明治図書・学年別)

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  今回は、「わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100」(明治図書・学年別)から、「はじめに」を紹介します。この本、9刷目のロングセラーになっています。

はじめに

 私は、常々、授業に向かう教師に対して、「ABCDの原則を守りなさい」と言っています。もともと「ABCDの原則」は、生徒に学校生活の基本として伝えていることです。
 A=当たり前のことを
 B=バカにしないで
 C=ちゃんとやれる人こそ
 D=できる人
 授業に向かう教師も、この「ABCDの原則」を守るべきだと思っています。
 A=当たり前のことを
 B=バカにしないで
 C=ちゃんと
 D=できる教師であれ
 特に若い教師には、厳しい口調で伝えています。

 数学教師としての「A=当たり前のこと」は、しっかりとした指導言(発問・助言・説明・指示)を発することができることです。とりわけ、数学的に豊かで深みがある説明がきちんとできることが、最重要だと考えています。

 では、なぜ「説明」なのでしょうか。それは「発問・助言・指示」がない授業は存在しても、「説明」がない授業は存在しないからです。ところが「発問研究」はよく耳にしますが、「説明研究」は聞いたことがありません。そのため「発問」の方が重要と考えがちになりますが、授業の土台を作っているのは「説明」なのです。数学教師らしい、論理的で説得力がある「説明」であり、生徒の興味・関心を高め、数学の世界にいざなうことができる「説明」なのです。

 こうした「説明」は、自分はどこで学んできたのかと振り返ってみました。まさに教科書や指導書の行間を埋めるような「説明」は、諸先輩方から、折々に学んできたことに気づきました。ベテラン教師の口伝で身に付けたと言っても過言ではありません。自分の教師生活を冷静に振り返り、自分が受け継いできた事柄を伝えようとしていない己を反省したのです。

 このような思いがあり、本書の構成は、単元ごとの「説明ネタ」「課題ネタ」「習得ネタ」「教具ネタ」を柱として、100のネタを紹介しました。ベテラン教師が自信を持ってお勧めできる授業ネタを「説明」「課題」「習得」「教具」の4観点から整理し、若い数学教師に伝えたいという思いを込めて書いたものです。
 
 どのネタも、単なる紹介ではなく、どのように説明して提示するのか、何に留意して説明するのか、生徒の発言をどう受け止め、どうまとめたらよいかという説明なども加えています。特に「説明ネタ」という項目がある書籍は、他にないと自負しています。まさにベテラン数学教師の口伝書なのです。本書は、明日からの授業にすぐに役立ち、また数学教師としてより力量を高めるための指南書としても愛読していただけるものと思っております。

 発刊にあたっては、明治図書の矢口郁雄さんから、実に的を射たご助言をいただきました。細部にわたって神経の行き届いた編集もしていただき、おかげさまで、とても親しみやすく、活用しやすい書籍となりました。あらためて感謝を申し上げます。

2023年3月18日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。父親を病院へ。原稿書きに集中。11時30分ごろ家を出て、名古屋へ向かう。

 一般社団法人「未来を拓く学校づくり研究会」主催の「ネタ開発研究会」(通称 ネタ研)の第1回に参加。この研究会は芝田先生と相談の上で立ち上げた、仲間と授業ネタを提案しあい学び合う勉強会。会場は「なごのキャンパス」。当面は3か月に1回程度開催予定。かつてのゼミ生である中田君、松井君、石川君をはじめ、教員二年目の丹羽君、大橋さんの総勢7名の研究会発足。

 13時開始、16時終了で、各メンバーからとっても面白い授業開きネタ提案があって、第1回から盛り上がる。終了後、グループチャットに書き込んだ僕の感想紹介。

 第1回ネタ研、実に楽しい時間でした。久しぶりに授業づくりについて考えました。授業ほど創造的なものはなく、子どもたちの反応を考えながらの思考は教師としての醍醐味だとも思うのです。もっとも一人で考えていては、思考は広がりません。だからこそみんなで今回のように場を持つことが大切だと感じることもできました。ありがとうございました。ぜひ続けましょう。

 家内が加入している東方美術協会の展覧会「東方展」へ足を運ぶ。喫茶店でしばし休憩して帰宅。

 研究室HP記事は、拙著紹介シリーズ第3弾。今回は【1年間まるっとおまかせ! 中1担任のための学級経営大事典】の冒頭に書いた「学級経営成功の5つの秘訣」を紹介。
 

拙著から紹介【1年間まるっとおまかせ! 中1担任のための学級経営大事典】(明治図書)

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 今回は、「1年間まるっとおまかせ! 中1担任のための学級経営大事典」(明治図書・学年別)から、冒頭の「学級経営成功の5つの秘訣」を紹介します。

 1 「笑顔」を忘れない
 
 「笑顔を忘れないことが、学級経営を成功させるコツなのですか?」と聞かれたことがあります。「笑顔が一番重要です」と、自信をもって答えています。

 生徒の側から、学級担任の姿を考えてみてください。中学校入学当初の生徒に聞くと、「中学校は小学校に比べて恐い感じがする」と答える生徒が多くいます。このような心境の生徒の前に、「笑顔」のない、仏頂面の学級担任がいつもいたら、どのように感じるでしょうか。「失敗したら強く怒られそう」「あまり気軽に質問ができそうにない」など、学級作り当初から、生徒が担任へ距離を置いてしまいます。

 生徒が「温かい感じがする先生だな」「この学級には、安心して居ることができるな」など、生徒がこれから始まる中学校生活をプラスに感じることができるようにするには、学級担任の包み込むような笑顔が大切です。

2 1日に1回は学級に「笑い」を起こす

 「笑いがない授業をした教師は逮捕せよ」
とは、社会科授業名人の故・有田和正先生の名言です。ご自身の中学校時代を振り返ってみてください。みんなで気軽に笑い合える学級は楽しかったのではないでしょうか。有田先生は、楽しい授業作りには、笑いが欠かせないと言っておられるのです。このことは授業だけではなく、学級生活にも同様で、笑いは学級経営を安定させるコツの一つです。もちろん人をさげすむような笑いがあってはいけません。共感の笑いです。

 教師の自己開示が、生徒との距離を縮めると言われます。「先生もこんな失敗するんだ。私と一緒!」と共感すると、生徒は明るく笑います。

「中学生になると、定期テストというものがあります。先生はテスト前に一夜漬けをしたことを思い出します。教科書を開いたまま、いつの間にか、そこに伏せて寝てしまって・・・。気づいたら、ページがよだれでベトベト」

 このような教師の経験談は、自分でもありそうですので、共感できるのです。聞いているだけで楽しいのです。朝や帰りの会、給食の時間などに、担任が何かしら話題提供をして、みんなでわあっと笑い合うことを楽しんでください。笑いの多い学級は、安定した学級の証でもあります。 

3 「良い学級」の具体像を書き出す

 すべての学級担任が「良い学級」を作りたいという思いを持っていることでしょう。ところが「あなたが考える良い学級を具体的に教えてください」というと、曖昧な場合が少なくありません。もちろん、一言で「良い学級」を語ることは難しいことですが、いくつかの具体的なイメージをもっていることが大切です。

 そこで、自分で場面を限定して、「良い学級」のイメージを書き出しておくと良いでしょう。
<授業中>
・ 教師が話し出したら、すっと集中できる学級
・ 発言者の方に自然に顔を向けて聞こうとする学級
・ 「そうか」「わかった」「わからないから教えて」などと素直につぶやくことができ、そのつぶやきを学級全体が大切にする学級
・ 学びから逃げようとしている仲間に声をかけて戻そうとする学級
<学校行事・学年行事>
・ 誰もが学級所属意識をもって行動できる学級
・ うまくいかないときにこそ、学級でそれを乗り越えようという行動が見られる学級
・ 学校や学年の規律を保とうと行動できる学級
・ リーダーやフォロアーとしてどうあるべきかがわかっている学級
 このように具体的場面で、自分が考える「良い学級」の姿を書き出しておきましょう。担任として学級を見つめるポイントが明確ですから、良い点はズバリ褒めることができます。また、改善してほしい点を明確に示すことができますので、学級作りに失敗しません。

4 「判断尺度」を安定させる

 生徒が嫌う学級担任は、その都度、相手によって、判断が変わる担任です。北海道教育大学の横藤雅人先生は、織物を織ることを学級作りに例えて、「縦糸・横糸をしっかり張る」ことが大切だと言われています。しっかりとした縦糸張りは、「判断尺度を安定させる」ということです。特に4月当初は、生徒から聞かれることが多くあります。
「先生、この資料集は学校に置いていっていいですか」
「先生、どうしてあの場所は、1年生は入っていけないのですか」
「先生、中学校では給食の食べ残しはダメなのですか」
など、小学生気分がまだ抜けきれませんので、いろいろと質問してくる生徒がいるでしょう。そうしたときに、「判断尺度」をぶらさず、端的に答えることです。

 一人の生徒に伝えたことは、他の生徒にも伝わります。
「あれっ、私には、先生はそう言わなかったよ」
といったことがいくつか続くと、生徒からの信頼を失うことになります。不安定な学級を    生み出す要因となりますので、要注意です。ちなみに正しい応答にも関わらず、「判断尺度」がぶれるのは、隣の学級や先輩教師を意識しすぎてしまうことがあるからです。「このような返答をしたら、隣の学級とは違ってしまうかな」「先輩教師から、その判断は違っているよと言われてしまうかな」といった迷いが「判断尺度」のぶれにつながります。自分はこの学級の担任なのだ!と自信をもって応答すればよいのです。

5 価値付ける言葉を多用する

 学級担任として、集団のよさを価値付けたり、生徒に望みたいことを示す言葉を多用したりすることが大切です。これらを4月から6月頃にかけて、特に意識して行うことが、学級経営成功のコツの一つです。できるだけ早期に担任が描く学級像を示すことが重要なのです。

 心ある生徒は担任の思いに応えようと行動します。そのような生徒には、担任としての嬉しさを伝えたり、さりげなく褒めたりしましょう。すると、あまり意識していない生徒も徐々に考えて動くようになります。焦ることはありません。右のように掲示物を作り、価値付ける言葉を重ねていくこともよいでしょう。

2023年3月17日仕事日記

 10時から休憩を挟んで14時まで、授業と学び研究所会議。学生が書いてくれた小説をどう生かすかの論議。令和4年度の研究所の取組を踏まえて次年度の計画づくり。5つの具体案について合意。さっそく動く。 

 15時から18時までは原稿書き。

 本日締め切りのゼミ生への宿題(石井英真先生の講演資料を見て感じること)が次から次へ届く。それを読んでコメント。

 18時30分から味大で、小牧落語を聴く会つながりの仲間と久しぶりの懇談会。それぞれの今を聴きながら盛り上がる。落語談義も少々。写真のように実に楽しい時間。

 研究室HP記事は、拙著シリーズ。今回は【中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100】の「はじめに」を紹介。
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拙著から紹介【中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100】(明治図書)

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 今回は、「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」から「はじめに」を紹介します。

 これまで多くの数学授業を参観させていただき、指導助言をしてきました。「主体的・対話的で深い学び」を具現化しようとする授業や、一人一台情報端末を活用した授業など、とても参考になる授業を見ることができています。

 こうした中、次のように思うことがあるのです。この場面で、「二つの考え方にはつながりはありませんか?」と発問したら、話し合いがさらに活性化して、生徒から数学的見方・考え方を引き出すことにできるのに、とても惜しい場面だ。

 あのような生徒発言があったのなら、「これですべてかな?」と、生徒をゆさぶる言葉かけをするといいのに。きっと、この事例しかないことを論理的に述べる生徒がいるはずだ。ああ残念。
 
 授業者は、単に問題を解くことができる生徒になればよいと思っているのではないか?授業を通して、生徒の数学的な資質・能力を育てることを忘れているのではないか?と心配になる場面にも出会います。この場面こそ教師の出番で、「もっと簡単にできないかな?」と言葉かけをして、学級全体の思考を高次に向かうよう仕向けるときだ、などと思うことがあるのです。
 
 自分が現役の授業者であったときには、上記のことができていたように書きましたが、けっしてそのようなことはありません。先輩や同僚から指摘を受けたり、自分が意図的に発した言葉への生徒の反応から体験的に学んだりしてきました。

 授業の指導助言者として、関わらせていただいている方には、私の知見を直接伝えていますが、皆さんの納得度が高いこともあって、広く皆さんに伝える機会があればと願っていました。
 
 こうしたとき、明治図書の矢口郁雄さんから、「生徒の思考を活性化する問いや価値づけの言葉を場面ごとにまとめた本を出しませんか」と、お声掛けいただきました。矢口さんには、「スペシャリスト直伝!中学校数学授業成功の極意」をはじめ、数学授業教育書を何冊も世に出していただいています。こうしたことを踏まえてのことでしょう。「集大成としての1冊をぜひ!」とのメッセージにも励まされ、皆さんにこうして手に取っていただける素敵な書籍を発刊することができました。
 
 「数学授業で使えるキーフレーズの目的と価値」の章では、本書で示した100のキーフレーズ以外にもオリジナル溢れるあなただけのキーフレーズを生み出すコツも示しました。本書を読んでいただければ、これまで以上に生徒が課題にのめりこみ、熱気あふれる数学授業となると思います。いつも手元において活用していただければと思います。

2023年3月16日仕事日記

 珈琲とパンで朝食をとってから、大学へ向かう。9時ごろに研究室着。10時からお客様二人来研。最新情報を聞きながら、考えることを率直に伝える。今後の自分の在り方にも関わる新情報を与えていただけたことに感謝。

 8期生前野さん、安藤さん、新谷さん、寺尾さん、9期生長谷川さん来研。8期生は卒論第3章の相談。長谷川さんは教育書の返却と貸出し。やはり対面は思わぬ話もできて楽しい。安藤さんのちょんまげ理論に大笑い。

 12時30分から13時20分ほどまで教職専修会議。とても重い内容。この機会に一気に改革すべきことなのかもしれないとも思う。

 14時から教授会。「学校ふれあい体験の指標」など学生購入のテキストの内容について指摘あり。大いに納得。こういう大切なことを見逃してしまうのは、実習委員長を長くしているからこそ!と一言加える。終了後、実習課へ行き、今後の修正箇所を確認。

 以前から本学も授業で「学級経営論」をきちんと位置付けるべきと考えていて、その相談を山田先生や福地先生、教務課と進める。僕の提案をしっかり受け止めていただけ、やれることからしましょうということで、令和5年度のある授業シラバスを「学級経営論」が本格実施できるように加筆してもらうことに。さっそくそのシラバスも届く。そのスピードに感謝。以下は、赤坂真二先生が開講されている「学級経営論」の授業概要。まったく同感。

上越教育大学シラバス学級経営論(赤坂真二先生)より
 学級経営は,実践の現場においては,教育実践の効果を左右する重要事項として認識されているにもかかわらず,大学の教員養成課程ではほとんど扱われず,採用されてからも教員研修においてもその学びの場は限られている。新人教師教師だけでなく,近年はベテラン教師でも学級経営に困難を抱える教師は少なくない。なぜ,新人教師の学級は荒れるのか,通常学級における特別な支援を要する子ども及びその周囲児への指導はどうすればいいのかなどの現代的な課題を扱いながら,共有化が難しいとされる学級経営の基礎や基本を,講義や演習を通して学ぶ。


 帰宅。研究室HP新シリーズとして、拙著の原稿を少しずつ紹介することを決める。まずは「スタートダッシュ大成功!中学校学級開き大事典」を紹介。

 写真は卒業した7期生から送ってもらった七の素敵なキーホルダー。ありがとう!

 明治図書から届いたこの1か月の印税明細書。僕の本が電子図書で37冊売れている。有難いこと。
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拙著から紹介【中学校学級開き大事典】(明治図書)

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 これから時々、拙著・編著の書籍から、自分の原稿の一部を紹介します。まずは、「スタートダッシュ大成功!中学校学級開き大事典」の第1章のごく一部です。

1 笑顔の教師であること
 「人は見た目が9割」(竹内一郎著)という書籍があります。大ヒットし、続編が出されました。そのタイトルは「やっぱり見た目が9割」です。つまり、第一印象は見た目で決まるということです。

 生徒の気持ちになってみると、新しい担任の先生が無表情であったり、声に明るさがなかったりしたらどうでしょう。先生の第一印象だけで、新年度が始まった途端、暗い気持ちになる生徒がいるのではないでしょうか。

 それまでの自分がどうであっても、学級開きの初日は、にこにこ顔の教師であることを意識しましょう。生徒から、「先生、無理して笑っているんじゃないの」と言われるくらいでいいのです。「いやあ、新しい学級が始まると思うと、つい嬉しくなるんだよ」などと、返答すればいいのです。生徒が「新しい学級でも頑張ろう」と思えるように、教師は笑顔で初日を迎えましょう。

2 はきはきした語り口

 「伝え方が9割」(佐々木圭一著)という本もあります。この本もヒットしました。売れるということは、多くの人が伝え方に関心があり、伝え方が大切だと思っているということです。確かに伝え方ひとつで、相手へ伝わる量がかなり違ってきます。その人の印象も変わってきます。

 学級開きの日、生徒の担任への関心は言うまでもなく高く、担任がどのようなことをどのように言うのかを注目しています。その際に、はっきりしない不明瞭な話し方で、伝わらない話をしたら、見た目の好感度が高くても、一気に評価は低下することでしょう。はきはきした語り口は、気持ちを高揚させます。テレビに登場する人で言えば、松岡修造さんのような明瞭さを心がけましょう。

2023年3月15日仕事日記

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 9時ごろ研究室着。14時30分ごろまで研究室で原稿書き。敦賀気比高等学校への出張報告書づくり。14時ごろ、8期生柴山君来研。びっくりするプレゼント(革ジャン)を持ってきてくれた。革ジャンを着こなしている柴山君に刺激され、一着持とうと思っていただけに、有難い、有難いプレゼント。柴山君は本当に10枚を超える革ジャンを持っていたのだろうかと心配。

 15時から教職専修生が集合した教室で学位記授与。ゼミ指導者から全体へ一人ずつ最後のメッセージ発信。僕は「可愛がられる人になってほしい」という願いを話す。7期生には「自分の身に起こることは必要・必然・ベスト」と伝える。年齢を重ねて、この船井幸雄さんの言葉にはますます重みを感じている。

 教務課から我がゼミ生の受領印がないと指摘され、慌てて連絡。無事全員完了とのこと。教務課では、「学級経営論」設定の可否について相談。そのための資料を収集する気持ちになる。

 17時過ぎ、久野さんと丹羽さんが来研。とっても嬉しい手紙をもらう。

 研究室HP記事は虹天塾近江での池田修先生からの学びシリーズ第4弾。9期生石上さんが発信。7つのスキルの取り上げ。

 文部科学省サイトで、【インタビュー】「GIGAスクール構想と目指す学び」(東北大学大学院/東京学芸大学大学院 教授 堀田龍也 氏)を視聴。いつものことだが、とてもわかりやすい説明。絶対に難しい言葉を使われない堀田先生。視聴者視点での十分な配慮。

 帰宅。なんとも表現できない毎年の卒業式後の気分になる。脱力感。おかげさまで大学人8年目が終わる。こういう人生になるとは!あらためて1期生からゼミ記録を振り返る。まさにゼミ生のおかげで大学人が続けていられる人生。

2023年3月15日学位記授与で

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 玉置ゼミ7期生一人一人と最後の写真を撮ってもらいました。宝物が増えました。

3月4日 池田修先生のセミナーでの学び(石上)

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 こんにちは。9期生の石上です。今回は、3月5日に行われた第174回虹天塾近江での池田修先生のお話から得た学びについて書いていきます。

 今回のセミナーでは、教師の発声・話し方について学びました。

 どれも勉強になる話ばかりでしたが、中でも「話す」から「語る」になるスキル7つについてのお話がとても印象的でした。この7つとは、構成・立ち位置・メリハリ・具体的なものを実際に見せる・視線・キーワードを黒板に書く・話しすぎないの7つです。これらはどれも話し手の一方的なものではなく、自分の思っていることを相手に正確に伝え、理解させるために必要不可欠な要素だと思いました。

 私は普段の生活や、複数人に向けて話す時などに「私ってあまり声が通らないな」と少し悩むことが多々あります。池田先生は「発声」が大切だと話していました。教室のどこが響くのか、話をする方向を工夫したり、おへその下に手を置いて話すなど体を上手く使うことで声が響くことを知りました。今までどこが響きやすいかなどは考えたことがなかったため、一括りに「声が通らない」と言っても、それは様々な方法で改善できることが分かったので、たくさん実践してみようと思いました。

 また、自分の言葉で、自分が信じていることだけ話すというのはとても大切だと思いました。確かに、自分の中で確実なものでなければ、不安を感じながら話すことになり、自分の伝えたいことを正しく理解してもらえないだけでなく、子どもたちも不安になったり、メリハリのない授業になってしまうのではないかと感じました。

 私はあまり人前で話すことが得意ではありませんが、今回学んだことを参考にしながら何度も実践し、授業で使える「語り」を身につけようと思います!

 池田先生、玉置先生、今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。(石上)

2023年3月14日仕事日記

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 パンと珈琲で朝食。愛犬散歩。原稿書きに集中。

 12時少し前に地元駅乗車。今日は、姫路市人権教育課指導主事研修のため姫路へ向かう。13時39分姫路駅着。迎えの車で姫路市役所へ。

 15時から16時45分ごろまで、「充実した道徳教育を推進するために」と題して、今年度最後の講演(今年23回目)。

 人権教育課では、道徳教育の促進も担っているとのことで、依頼を受けた事項は「道徳教育・人権教育を推進する上での指導主事としての心構えやあり方」「道徳科の具体的な実践例を踏まえたよりよい指導方法」。

 そのため、最初に「心理的安全性が高い学級づくり」や「協働的な学び」の重要性を確認後、3つの道徳模擬授業を通して、若い教師でも質の高い道徳科授業になるための指導方法を伝える。

 久しぶりに互いにマスクなしの講演。マスクなしで話すのがこんなに楽で、リズムや抑揚にもより神経が使えることを実感。10名の上質な聴き手の皆さんで、とっても気持ちよく話すことができた。皆さんに感謝。終了後も30分ほど課長さんらと懇談。

 姫路駅に送っていただき、18時3分新幹線乗車。19時21分名古屋駅着。夕食を食べて、21時過ぎに帰宅。

 早急に返信が必要な問い合わせに対応して、あとはのんびり。

 研究室HP記事は、虹天塾近江での池田修先生からの学びシリーズ第3弾。9期生荒木さんが発信。荒木さんはその場で質問したことも記録。
 

3月4日 池田修先生のセミナーでの学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。今回は、池田修先生の「話し方について」のセミナーに参加させていただきましたので、学びを記事にしていきたいと思います。

 子供たちに集中して話を聞かせるためのすぐに実践できる方法として、間を大切にすることや、子供たちをZ又はN状に見ながら話すことを学びました。

 さっそく塾のアルバイトや春休みから参加している学校インターンシップでこの方法を実践してみましたが、効果はバツグンでした。子供の話を聞く姿勢や顔つきがガラリと変わったのです。

 間を大切にすることで子供たちだけでなく私自身も何を大切に話すかを意識することができました。また、子供をZ.N状に見る時には、全員に話しながらも、全員が「私一人だけに言っている」と思える話し方をすることを心がけました。するとセミナーのときに池田さんがおっしゃっていた「子供と目が合うだけ言葉が伝わる」 ということがよく分かりました。子供一人一人と目を合わせることを意識するため、子供の表情や様子も把握しながら話せました。

 セミナーを通して、話をする上で、声の大きさやスピード、声の高さ、抑揚は、私が今まで思っていたよりもずっと大切な要素だったということにも気づくことができました。それらを変えるだけで相手に与える印象は大きく変わります。

 話し方というのはただゆっくり大きな声で話せばいいというものではありません。このセミナーを受けずに先生になっていたら と考えるとぞっとしてしまいます。自分の話し方をもう一度見直したいと思いました。このような素敵なセミナーに参加させていただき、感謝でいっぱいです。

 池田先生、玉置先生、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。(荒木)

2023年3月13日仕事日記

 今日も原稿書きの日。3月は時間さえあれば原稿書き月間。研究室HP記事は、虹天塾近江での池田修先生講演から学ぶシリーズ第2弾。安藤さんがわかりやすくまとめている。

 3月11日は過ぎてしまったが、12年前のあのとき、どのような仕事日記を書いていたかを読み返す。短い記録だが、トンデモナイことが起こっていて、予想もつかないこれからになると感じている仕事日記。ちなみに公人として海部教育事務所長を仰せつかっていたとき。私人として小牧落語を聴く会世話人をしていたときだ。

【2011年3月11日】
 午前中は14日開催の「委員長・教育長会議」での所管事項説明原稿と資料を作成。

 午後は教職員異動名簿の最終チェック。5時間ほどかかる。その最中、庁舎全体がゆらゆらと揺れ続ける地震に見舞われる。耐震構造で、3階だからなおさら揺れるのだ、と思いつつ、この揺れが続いたら…と心臓が一時ドキドキする状況に。TVをつけると津波警報が全国に発令。ひょっとしたら大きな被害があるのでは、と思いつつ最終点検を続ける。

 帰宅してTVをつける。それからTVに釘づけ。これは酷い、酷過ぎる。東京在住の弟から、子どもが帰ってこないという電話。こちらでは帰宅を祈るばかり。無事、帰宅との報を受け、ほっとする。


【2011年3月12日】
 朝、小牧落語を聴く会世話人で相談。こちらでは被害がないとはいえ、このような状況で落語会を開催すべきではないと意見は一致。すぐにHPに延期のお知らせ。師匠にもお詫びの連絡。師匠からもこのような状況では当然です、というご返事。

 13時に会場に行き、お越しになられるお客様に世話人一同でお詫び。20数人の方が足を運んでいただいたが、皆さん、延期を納得していただいた。「おそらくそうだろうと思っていましたが、来てみました」「そうですよね。こういう時に不謹慎ですよね」といった言葉、「HPで延期は分かっていましたが、皆さんの顔を見に来ました」と応援をしていただける言葉もいただき感激。

 あとは今日もTVに釘づけ。福島原発爆発とのニュースも流れる。被災地の方々の状況を考えると、涙が出てくる。心配でたまらない。

3月4日 池田修先生のセミナーでの学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 春はたくさんの綺麗な花が咲き始め、私の大好きな季節です!ただ、アレだけは好きになれません。そう、花粉です。今年も花粉と闘いながら、大好きな春を満喫します!!

 3月4日、京都橘大学教諭の池田修先生がご登壇された、セミナーに参加させていただきました。テーマは『話を伝えるために大切にしていること』です。実習を終えてから、大勢の人に伝える難しさを実感しました。そこから、話し方について学びたいと思っていたので、とても勉強になりました!

 さっそく学びをまとめていきます。

【話すと語るの違い】
 この2つの違いは漢字の右側に隠されています。「話す」は舌とあるように、音にすること。舌先三寸です。一方「語る」は吾とあるように、自分の気持ち、思いをのせて話します。
 私は、子どもの成長の根本は子どもの心が動くことだと思います。そのため、子どもの心に響くには、心に響く言葉が必要です。まずは、伝えたいという思いを持つこと。さらに、思いが子どもに届く話し方のスキルを身に付けられるよう、この後まとめる方法を実践していきます!

【メリハリ】
 声の調子とスピードが大切。加えて視線とゼスチャーがあればより伝わりやすいです。
 場の士気を高める際は、高く・速く。そして説得する際は低く・ゆっくり。このように場面によって使い分ける事で、思いは伝わりやすくなります。加えて、視線とゼスチャーを取り入れることでより伝わりやすさが増します。
 しかし、私の場合はまず声の調子とスピードをマスターできるように練習します!そして視線・ゼスチャーの習得を目指してまいります!

【間】
 落語家や漫才には絶妙な笑いの間があります。教育の世界においても、この間がと手も重要です。間は子どもの心を引き付ける魔法だと思います。間は楽しさに浸る時間、大事な事のサイン、理解の確認のサインになります。
 さらに、「えー」「あー」といった口癖ストップに有効です。私は言葉に詰まるとすぐに口癖が出てしまいます。これでは子供が話に集中できません。代わりに間を入れることで、私にとっても子どもにとっても話を整理したり、気持ちを整えたりする時間になります。間を習得することはかなりの経験が必要だとお聴きしました。なので、心折れることなく、ビデオで撮影したり、教えていただいたりしながら地道に習得できるよう頑張ります。

 他にも、最初に目途を示すためのナンバリングやラベリング等沢山の技法を学ばせていただきました。
 この学びを学びだけで終わることなく、自分のスキルとして現場で使いこなせるように、何度も練習していきます!!ただ、親に聞かれるのは少し恥ずかしい気持ちがあるので、ゼミ仲間に協力してもらったり、夜、家族が寝静まった時、こっそり練習したりすることにします(笑)

 今回も貴重な学ぶ機会をいただきましてありがとうございました。このように現場で生きる学びを先生方とご一緒に学ばせていただけて、本当に贅沢で幸せ者だとしみじみとしております。

 出会いとご縁を大切に、玉置先生のもと出会った8期生の仲間と教採に向けて頑張ります!!合格するぞ!!
(安藤)

2023年3月12日仕事日記

 朝は愛犬の散歩。いや愛犬と散歩(笑)。家の周り掃除。原稿書きがメインの1日。なんとか進んでいる。

 昨日の調研セミナーの情報でやりとり。

 【Google for Education主催 GIGA時代の新たな学びを考えるオンラインセミナー〜GIGA 時代に求められる教員養成のあり方とは?〜 】をアーカイブ視聴。僕が提案している「教育DX探究活動」に通じることがあって、資料を関係者に送付。

 何人もの方から相談や報告が様々なメディアを通してあって、その対応。重い相談もなんとか光が見えてきそうで一安心。

 藤が丘小学校でいただいた二人の論文を読み、感想を葉書で。

 最近、TVバラエティ番組等でもChatGPTを活用する場面をいくつか見ることがあった。コメンテーターが「これからはコメンテーターはいらなくなりますよね」というコメント。情報の正誤は見極める必要はあるが確かに!

 研究室HP記事は、虹天塾近江での池田修先生のオンライン講演からの学びを柴山君が発信。話し方の向上を目指している柴山君らしい。

池田先生の講演から学んだ話し方(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、池田修先生の「話し方について」のセミナーに参加させていただきました。今回のセミナーを通じて、3つのことを学びました。

〇正しい表現するために
 私は、伝えようと思っている言葉のニュアンスが伝わらないことがたまにあります。池田先生は、自分が話すときの表情についてイメージすることが大切だと話していました。確かに、「ありがとう」と言われた時、相手が笑った表情か怒った表情かでは伝わり方が大きく変わってきます。細かなニュアンスを表現するためにも、今後自分の表情はどうなっているかをイメージしながら話していきます。声の高さやトーンについても同じように気をつけます。

 「これを伝えたい」と思うことを第一に決めておくこと。「登山」→「山を登る」のように訓読みで話し、誤解を防ぐことも意識していきたいです。

〇声を適切に届けるために
 私は、声の大きさには自信があります。しかし、教育実習などで子どもを呼んでもなかなか振り向いてもらえないことがありました。「滑舌の問題だろうな。」となんとなく流していました。

 池田先生は、声を適切に届かせるには、ベクトルを意識して声を響かせることが大切だと話していました。もしかしたら、滑舌の問題ではなく、声が正しい方向に響いていないからだったのかもしれません。

 声を響かせるためにも、まずはたくさん息を吐き、新鮮な空気を吸ってから発声すること。どの向きに発生するのかを意識します。まずは、飲食店で店員さんを呼ぶとき、大学で遠くにいる知り合いに声をかけるときなどで試していこうと思います。

〇思っていることで話す
 池田先生は、間違っていようが、そう思っていることを話すことが大切だと話していました。私は、自分が発言している最中、「それっぽいけど、何かフワフワしているな。」と感じることがあります。誤解を防ぐために慎重になりすぎているのかもしれないと思いました。

 誤解は完全には無くなりません。今後は、多少言葉が拙かったとしても、自分の本当に思っていることで話していこうと思います。話す中で、誤解を解いていけるよう心がけたいと思います。

 自分の思っていることを正しく伝えることは本当に難しいことです。しかし、伝えることが特に重要である教師は、この壁を乗り越えなければいけません。誤解を減らし、正しく伝えるためにも、小さな実践を積み重ねていきたいと思います!(柴山)

2023年3月11日仕事日記

 珈琲とパンで朝食。愛犬と散歩。再来年の本学教育フォーラムの方向性には、関係者から賛同をいただいたのでさっそく次の動きに入る。うまくいくことを祈るばかり。

 8時から9時30分まで、国立教育政策研究所の千々布敏弥先生主催の「コモンラーニング研究会(オンライン)」に参加。岐阜市教育委員会の鈴木大介さんと齊藤慎一さんの「個別最適な学び」を校内で広げるためにどうしたらよいかの対談を聞く。二人とも優れた実践者で、その考え方や取組はよくわかる。そして互いの立場での共有の悩みにも共感。自分の課題意識も同様。

 父親の薬を購入するためにドラックストアへ。説明を聞き了解して購入。

 12時前に地元駅乗車して名古屋へ向かう。ウインクあいちで開催される「第37回調研セミナーin名古屋」へ参加のため。会場参加とzoomライブの2本立てだったが、対面の方がよいと考えての参加。

 その効用はすぐに表れる。会場で教育新聞愛知支部の顧問をしておられる、かつて義務教育課で大変お世話になった岡田豊先生とお会いできたからだ。近況を報告、またお聞きして、懐かしい話をあれこれ。

 セミナープログラムは下写真のとおり。基調講演の石井英真先生は、いつものように豊富な資料提示で、主張を後でしっかり読み解くことができる配慮があって助かる。主題にぐいぐい迫る主張には納得。

 パネルディスカッションは、春日井市立高森台中学校長の水谷年孝先生による報告に議論や質問は集中。それだけここまで生徒が主体となれるのか!という驚きの報告(高森台中にとっては当たり前なんだけど)がされたからだ。僕は午前の「コモンラーニング」での話し合いと重ねて聞きながら、「子ども主語の主体的な学び」を実現する教師マインドを浸透させた方法について質問。

 帰路に着く前に、喫茶店でしばし振り返り。午前、午後と大いなる刺激をもらったので整理。関わらせていただいている藤山台中学校の変貌の要因にも合致することが多々あり、鈴木さんや齊藤さんとやりとりしてみようという気持ちにもなる。

 帰宅。今日もWBCを見ているうちに記憶なし。

 研究室HP記事は、いわば僕の同志。「10年日記」のよさについて大いに語ってくれた安田さん。ぜひご一読を。
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10年日記(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。

 いきなりですが、あなたは「昨日」をどれくらい覚えていますか?思い出せる限り思い出してみましょう。。。

 次は、「一昨日」です。もう1度思い出してみましょう。。。

 お出かけした場所、食べたもの、何をしたか、誰と過ごしたか等ざっくりと振り返ることは出来たことでしょう。しかし、それが昨日の全てでしたか?放った言葉は思い出せましたか?クスッと笑ったのは何故だったか覚えていましたか?地味だけど頑張ったことを思い出せましたか?「昨日」と「一昨日」のご飯のメニューが混ざっていませんか?
 
 そうです。人間は忘れる生き物。正確に全てを記憶することは出来ません。だから私は「10年日記」を始めました。

 事の始まりは15年程前。字が書けるようになった私は、曾祖母が日記を書いていることを知りました。その時、曾祖母は「お嫁に来てからのばぁばの思い出がいっぱい詰まっているから、いつでも振り返れるようにしているの。」と話してくれました。

 20歳の誕生日を迎え、何か記念に残ることをしようと考えていたところで、曾祖母の言葉を思い出しました。

 10代って何してたんだろう。思い出すのは高校のことばかり。10歳の誕生日に貰ったプレゼントもさっぱりです。だから、曾祖母同様20代の今日を大切に振り返られるようにと10年日記を始めました。

 日記を書いて変わったことがあります。それは些細なことにも目を向けられるようになったということです。良い事・悪い事その日によって様々で、日記を書く頃には忘れてしまうくらい小さな事でも、視野を広げて思いを馳せることが出来るようになりました。

 「今この瞬間を噛み締められること」これは日記を書く人の醍醐味ではないでしょうか。これからそのページにある○年前の自分を振り返りながら、1日を綴るんだなぁと思うとワクワクします。
 
 まずは、振り返るための1年を作るために頑張って続けてみようかな。玉置ゼミのモットー「書くことによって学ぶ」になんだか似ていますね。(安田)

2023年3月10日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。仕事日記を書いて一息。

 9時から45分ほど、第2回恵那市ICT教育推進本部会議オンラインに参加。来年度に向けて事務局から提案があり、それについて意見を述べる。来年度はICT教育ラボを立ち上げるとのこと。大いに期待したい提案。僕は引き続き委員+アドバイザーとして関わらせていただくことになった。そのことも踏まえて、ビジネスチャット活用を提案。

 熊本県教育委員会、岐阜県瑞穂市教育委員会から依頼あり。日程調整ができて引き受ける。4月〜8月末まで平日の空きはほぼなし。

 再来年度の本学教育フォーラムについて、フォーラム実行委員に提案。ちょうど次期中教審委員の発表があったばかり。僕の予測は当たり(笑)、提案の妥当性がさらに高まったと自負。皆さん、大賛成していただいた。実はさて…という状態。

 13時過ぎに家を出て、瀬戸市にある小中一貫校である瀬戸市立にじの丘学園へ向かう。14時15分ごろから16時ごろまで学校見学。ここは、7つの小中学校を一貫校として統合して、令和2年4月に小中一貫校「にじの丘学園」として開校した学校。

 訪問させていただいてビックリしたことは多数。その中でも一番は、中学校長が僕の小学校担任時代の教え子であったこと。久しぶりの出逢いで懐かしく、つくづく自分が年を重ねたことを実感。

 渡辺小学校長に校内を案内していただきながら、教育観や小中一貫校の意義やエピソード、統合における地域反応など、様々なことがお聞きできた。特に「子どもたちが本物との出会うことを大切にされている」渡辺校長。強く共感。多くのゲストを学校に迎えておられることをお聞きし、そのときの子どもたちの反応もお聞きすることができた。

 後半は拠点校指導教員の弓削先生と新任教師二人の方も加わっていただき懇談。弓削先生は、僕がアイデアを出した「スクールライフノート」の「心の天気」の価値を十二分に認め、初任者教員にも勧めていただいている方。このこともあって、小学館総合技術2022・23冬号では「心の天気での子どもとのやりとりが不安だらけの初任者教員たちを救う」という記事でも登場していただいた。子どもと教師のつながりを作り、子ども個々の気持ちをつかむことができる「心の天気」のことを初任者のお二人から直接お聞きすることができたこともなりより。おかげさまで充実した午後になった。

 帰宅。家内と味大で夕食。WBCを見ているうちに記憶なし。

 研究室HP記事は、教師力アップセミナー前田康裕先生からの学びの最終回。伊藤君が発信。教育実習を振り返りながらの記事。良い学びをしている。

※写真はここで発信されているものから(玉置)
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