教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(佐藤)

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 1月21日、小野田先生による教師力アップセミナーがありました。前半はDVDを交えた小野田先生のお話を聞き、後半はワークショップとして子どもや保護者の実態を把握するためのエコロジカルマップを作成しました。

 「保護者対応」がメインテーマだった今回のセミナー。4月から教員生活が始まる私にとって、不安要素の1つが「保護者対応」です。自分勝手なイメージかもしれませんが、「保護者対応」と聞くと無理難題を言いつけられそうな印象がありました。実際、小野田先生のお話の中で人生の3割がクレーム対応と聞くと、思わず身構えてしまいます。ただ、小野田先生の著書にもある『親はモンスターじゃない』という理由に、私はとても納得することができました。それは、クレームの裏側には必ず理由があるということを改めて実感することができたからです。教員と保護者では立場や価値観が異なるので、この対応が正解というものはありません。それでも、保護者はそれぞれに不安や不満、孤立や孤独、生きづらさといった問題を抱えています。だからこそ、頭ごなしに無理難題に仕立て上げてはいけないと感じました。

 そんな小野田先生のお話を踏まえて、後半は3〜4人ほどのグループでワークショップを行いました。現職の先生方の中に混ざって実際に話し合いに参加させていただきました。題材はよく起こり得る問題でしたが、子どもと保護者以外にも考えられる原因があり、私は推測でしか意見を述べることができませんでした。しかし、グループが同じだった現職の先生方はそれぞれに明確な意見をお持ちだったので、1つの事例でも様々な対応の仕方があることが分かり、話し合いの中でとても参考になりました。

 今回のセミナーを通して、保護者をなだめたり怒りを鎮めるためにクレームに対応するのではなく、子どものために目の前の問題と向き合うことが重要だと感じました。教師になってから、相手の話を最後まで聞くことを大切にしたいです。(佐藤)
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