ボランティアとは(古川)

「ボランティアって何ですか?」大学での面接練習で聞かれた質問です。

私はこれに答えることが出来ず、ボランティアとか何か考えたと同時に、今までのボランティアをしてきて何を得たのかを考えました。

私は大学一年生の春休みにカンボジアの村の子供たちに英語と日本語を教えてきました。そこで学んだのは特に2つです。

1つ目は学ぶことの楽しさです。単語を読むときの割れんばかりの声、もっと知りたいと思うキラキラした目、限られたノートにいっぱい文字を書く子どもたちがいました。そんな子どもたちを見て、自分の知らないことを学ぶことはとても楽しいことなのだと改めてわかりました。私は教師になったら新しいことを知ることの楽しさを感じてもらえる授業をしたいです。

2つ目は物事を考えるときのベクトルがいつも他人に向いていることです。家族と一緒に暮らせるようにするために勉強を頑張るといっていたり、草をあんでリングやメガネを作り私にくれたりと、いつも他人のためにという考えが自然に養われているのだとわかりました。

それを見て、私はもしかしたら自分は自分のことしか考えてなかったのでは、自分にしかベクトルが向いていなかったのではと考えさせられました。他にもいくつかボランティアを思い出し、自分と向き合い、ボランティアとか何か自分なりの答えが少し出た気がします。

「素直な気持ちで何か行う」

これこそがボランティアではないかと思いました。難しい言葉も考えたのですが、これが私には一番しっくりきました。だから、廊下で落ちてたゴミを拾う行いもボランティアであると私は思います。この表現が正しいのか、もっと良い表現があるのではと思いますが、私はまず子どもに聞かれたらこのように応えたいと思います。

また「ボランティアをして何が自分のためになったら、それは自分のためであってボランティアではないのでは?」という質問もありました。これは今なら自信をもって答えられます。

「ボランティアです」

何かをした体験が自分のものとなってそれが経験となるのはとても良いことだからです。
うまく表現できませんが、自分の中で1つ核が出来たような気がしました。(古川)
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