2月15日 真打・前座会、名人会での学び(酒井、中江)

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 こんにちは。5期生の酒井と6期生の中江です。今回は2月15日に参加させていただいた真打・前座会ならびに名人会での学びを書かせていただきます。

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 初めて6期生と記事を書けるいうことでウキウキしている5期生の酒井です(笑)。

 今回の会は1日を通して行われました。まず午前中に行われた真打・前座会での授業づくりにおいて特に2つのことを感じました。

 ひとつ目は4期生さん方の積み重ねてきたもののパワーの凄さです。午前中で模擬授業が2つ行われました。そのうちひとつは4期生さんがしてくださいました。事前に分かっていたわけではなく会の初めに発表され教材もその時に配られたのです。配られた後には参加者が小グループに分かれて授業づくりを行いました。私は同じ学年のゼミ生4人と話し合いながら授業の展開づくりをしました。結果として4人集まってもなかなか展開が定まらず話し合いはまとまらないまま時間が経ってしまいました。

 そして4期生の加藤奨基さんの授業が始まりました。落ち着いた話し方も工夫された展開も私たちの想像を超えたものでした。授業後の4期生さん方の話しを聞くと読み取れなかったたくさんの考慮された点に大変驚きました。これが玉置ゼミで培ってきた力なのだろう、と感じました。と、同時に自分もそうでありたいと強く思いました。

 2つ目は中田先生授業からの学びです。前回の真打・前座会でも授業をしてくださったのですが、今回もやはり引きつけられる授業がおこなられました。正直中田先生のキャラクターがあってこその授業だと感じていました。そんな時大西さんがキャラを真似るのではなく何をさせるために行動かを考えているところを学ぶようにとおっしゃいました。それを聞いてなるほど。と思いました。それ以外にも何度も課題に戻る流れ、理想と違っても子どもの言葉をひろって進めていく授業展開など子どもにさせたい姿を思い浮かべながら授業をつくっただろうと思う点が多く見つかり大変勉強になりました。

 さて午後からは神戸先生と授業と林家楽一さんの紙切芸から学びました。様々な視点からお話しを聞き「人間型の生涯教育」を肌で感じることができました。

 一日を通して授業技術だけでなく人として自分に心が動かされるような刺激を多く受けられました。授業をしてくださった先生方、名人会、真打・前座会の先生方、大学の先輩方、そしてこのような機会をいつもくださるエデュコムの方々本当にありがとうございました。これからもこう言った機会を大切にしていきます。(酒井)


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 こんにちは!6期生の中江です。2月15日に行われた前座会・真打会・名人会に参加させていただきました。今回はそこで学んだことを記事に書こうと思います。

 午前と午後で模擬授業が行われました。模擬授業を見せていただいたときに感じたことをまとめます。午前中に行われた模擬授業では、私たちゼミ生にも模擬授業で用いる資料が配布され授業を考える時間をいただきました。6期生で授業検討してみると、何が正解でどのように題材をつかうのがよいのか、授業の中でのゴールは何なのか、たくさん答えが見つけにくい課題ばかりでてきてまとまりませんでした。

 そして、模擬授業を受けてみると、工夫されている場面が多くあるのに授業の流れが自然で教師の力のすごさを感じました。例えば、子どもの発言をひろって他の子どもに問いかけたり、子どものちいさなつぶやきであっても教師が見つけて反応をしたりと、教師がつなげることで授業に自然な流れができていくのだと学びました。

 午後に行われた模擬授業では、課題意識を共有してみんなの共通の課題にすることが大切であることを学びました。模擬授業の中で背景は中学3年生が卒業する10日前で、卒業にあたって教師は「数学は役に立つ」ことを子どもに伝えることが目標であったと思います。模擬授業で子どもがひとつの問題において実際に自分で折り紙を折ってみたり、式をつくってみたりと子どもが自分で答えを見つけようとする場面がありました。教師はそのような子どもの様子からヒントを与えるべきなのか子どもが自分で回答できるよう待つべきなのか難しい問題だと思いました。

 しかし、模擬授業の深掘りをする先生方は「さも、子どもが自分たちで見つけたかのような課題」にするには教師は問題を提示するだけの方がよいとおっしゃいました。課題は教師がつくる他ないけれど子どもみんなの共通の課題にするならば必要なのは教師の技なのではないでしょうか。子どもの反応を大切にして子ども全体に共有することや既習の内容を確認して子どもたちの土台をそろえることなど、これらも教師の技になるのだと学びました。とても深い内容でしたが、課題意識をもった子どもに対する教師のはたらきかけ方を勉強させていただいたように感じています。

 また、名人会では紙切り芸を見せていただきました。短い時間の中ですばやく紙を切っていく様子はまるで紙で絵を描いているかのようで魅了されてしまいました。感動がたくさんで楽しい時間でした。私が紙切りで横顔を切っていると「お上手!」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。教師の立場に立ったとき、私が今回感じたような驚きや感動、実際に体験した喜びを子どもにも感じてほしいと思いました。紙切りに限らずいろんな材料から感じられることなのではないかと思います。名人会を通して改めて子どもがたくさんのことに触れることが大切なのではないかと気づきました。

 今回、前座会・真打会・名人会に参加させていただいて、内容が盛りだくさんでとても濃い1日になりました。学んだことがたくさんある分、これを大切に教師としての力にしていきたいと思っています。このようなすてきな機会を設けてくださってありがとうございます。(中江)
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