大学生活を振り返って(関口)

 こんにちは!4期生の関口です!今回はこの4年間を振り返りたいと思います。

 私は高校3年生の時、友達に「先生より教えるのうまいね」と言われて「子ども好きだし小学校の先生ありだなあ」という軽い気持ちで大学を選び指定校推薦をもらって聖徳に入りました。

 姉も私立大学に通っており、私自身国公立大学を目指せる学力はなかったため、はなから私立に行く気でいました。

 しかし、大学に入ってから私の家の経済力は余裕がないことを知りました。一級建築士である父が、夜中に物を運ぶ仕事をしていると知ったとき、とてもショックで何故もっと勉強しなかったのだろうと後悔しました。

 そして大学では、教育現場の厳しい姿をたくさん突きつけられます。「もし、教育実習に行って、教師になりたくないと思ってしまったらどうしよう。高い学費を払ってもらってるのに。」ととても不安で両親に泣いて謝ることもありました。両親はそれでもいいと応援し続けてくれました。

 2年生の後期、ゼミ選びがありました。私は国語専修なのですが、正直国語科自体そのものにあまり興味はなく、言葉の面白さや教育自体のものを学びたいという気持ちがありました。

 玉置先生がすごい先生で玉置ゼミがすごいと先輩から伺い、講義を受けたことない玉置先生を知るためにGoogleやYouTubeで調べまくりました。初めは、愛知の教採を1発で受かりたいという欲まみれの動機でもありました。しかし、「いのちの授業」をみた時、何がすごいのかどういう技術が盛り込まれているのか何もわかりませんが、とにかくすごく感動したのを覚えています。いざ面接をしてもらうとすごく怖い面持ちで、入るのは厳しいかもしれないと感じました。国語専修だけで5人もいたので余計に不安でした。結果は全員玉置ゼミに入ることができました。

 初めてのセミナー(だったと思います)は、EDUCOM本社で玉置先生が模擬授業を行われました。私は子ども役として参加しました。算数科で数字を黒板に貼り、並び替えることで偶数と奇数の規則を見つける授業でした。私はこの授業を受けて初めて、「授業ってこんなに楽しいんだ!面白いんだ!」と思いました。

 小中高と先生には恵まれており、大好きな先生もたくさんいますが、「印象に残っている授業」と聞かれると思い出すことができませんでした。私はこの授業をきっかけに「こんな面白い授業がしたい」と自分の中で教師という夢が明確になったと思います。

 教育実習は、とても楽しかったのですが、意気込んでいた授業技術を使えるほどまだ力がないことを思い知りました。すでに、教師になりたくなくなったらという不安はなく、悔しい思いとさらに頑張りたいという思いしかありませんでした。

 教員採用試験ではゼミ生みんながいたからこそ頑張れました。広島を九州だと思っていたりインドの位置も形もわからなかったりとみんなよりスタートラインが後ろだったのですが、頑張っているみんなの姿を見てやる気をもらいましたし、たくさん励ましてもらいました。ゼミじゃない子たちと討論をすると玉置ゼミすごいと崇められ、私の力ではないけど悪い気はしませんでした(笑)

 今思い返すとつらかったけど、少し戻りたいなと思うくらいのいい思い出です。こう振り返ると本当にゼミの存在が大きく、私はたくさん支えられてきました。

 そして来月、私は教壇に立ちます。まだ大学生気分が抜けておらず、この状態で先生になれるのかと思っています。教壇に立てば、新任だろうが新卒だろうが関係ありません。たくさん失敗はすると思いますが、プロとして今までの学びをうまく活用していけるよう、記事で振り返りながら読書でさらに学びを増やしていきたいです。

 今まで本当にありがとうございました。この場を借りて、ゼミで関わってくださった皆様に感謝申し上げます。そして、家族にも感謝を伝えたいです。

 今の私の課題は実践が足りていないことです。生活力も足りてません。実践を繰り返しながら、生活面でも自立できるよう頑張ります。

 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後の活躍に乞うご期待ください!(関口)
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