私のコロナ禍での一年(中野)

 こんにちは。6期生の中野です。5期生の先輩方が卒業され、いよいよ6期生が玉置ゼミを引っ張っていく番となりました。気を引き締めて頑張りたいと思います。

 今回は私のコロナ禍での一年というテーマで記事を書いていきたいと思います。

 私はコロナ禍によってかなり考え方が変わりました。コロナ禍の前は、友達と会うことが1番の楽しみで、外に出かけることが本当に好きでした。しかし、コロナ流行により、人と会うことがどんどん少なくなり、友達に会いたいと考えることがなくなりました。本当にたまに友達に会うと、やっぱり友達と会うと心が軽くなるな。と感じます。

 また家から出なくなると、全く友達に会いたいという考えが浮かばなくなります。これを不思議に思い、なぜだろうと考えてみたのですが、これは心理学者のフロイトの精神分析で言う、抑圧なのではないかと思い始めました。コロナが流行り始めたころは、家にいなくてはいけないことが苦痛で仕方なく、人に会いたくてしょうがなくて、精神的に酷く辛い状況の時がありました。その頃は日々を目標もなく、ただただ時間が過ぎていくような感覚でした。

 人間はそんな状況ではいけないと、自分を守ろうという感情が、無意識のうちに働くようで、私の場合、友達に会いたくて仕方がないのに、あってはいけない、会えない状況が続いたせいで、無意識のうちに「私は別に友達に会わなくても大丈夫だ」と脳が感情をコントロールしたのではないかと思います。本当に色々な当たり前がコロナによって奪われてしまい、悲しく思います。

 ですが、私はこのような状況がずっと続くとは思っていません。コロナ禍前の当たり前の日常が戻り、振り返った時に「この経験は私にとって必要であった」と思えるような生き方をしたいなと思います。自分の感情を分析して向き合ってみたことも、こんな状況じゃなければしなかったことだと思います。コロナを恨み、嘆いていても仕方ありません。せっかくなのでこの「あり得ない状況」でやれることをいっぱい考えてみて、実行してみたいと思います。早く世界中からコロナウイルスがなくなることを願います。(中野)

※写真は林文通先生から提供していただきました。(玉置)
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