和太鼓と私。(今井)

 こんにちは。7期生の今井美羽です。少し前のことになりますが、1月に最後のコンサートを終え、11年間続けていた和太鼓を引退しました。今回は、そんな私の和太鼓人生についてお話したいと思います。

 和太鼓と出会ったのは、小学4年生の頃です。最初は、弟の付き添いで見学に行き、そのまま一緒に習い始めました。

 11年間の中で、様々な経験をさせていただきました。大きなことで言うと、全国大会に出場したり、海外で1ヶ月間公演を行ったことなどがあります。

 和太鼓を通しての経験から、多くのことを学び、色々なことを感じてきました。その11年間で私は「強い心」を手に入れたと考えています。和太鼓の練習は、体力、精神的にとてもきついです。先生も厳しく、最初怒られたとき、私は泣きました。泣いたら余計に怒られました(笑)でも、この厳しい練習を乗り越えた先の達成感、高揚感は忘れられません。全国大会での演奏が終わった後、仲間と抱き合い、結果に喜んだり悔しがったりする時、公演の後、お客さんが、笑顔で「ありがとう」と握手を求めてくる時、とても嬉しい気持ちになり、練習を頑張って良かったと思えます。そして、今まで厳しい練習や困難を幾度となく乗り越えてきたので、少しのことではへこたれないし、苦しい状況でも頑張ることのできる人間になれたと思います。

 また、性格も変わりました。和太鼓をやる前は、人前に出て何かをするような性格ではありませんでした。どちらかというと、静かな子でした。何をするにも人に聞かないと出来ない子で、小学1年生の時、担任の先生から個人懇談で注意されました。和太鼓を始めてからは、前より明るくなり、人前に立つことを恥ずかしいと思わなくなり、自分から積極的に物事に取り組んでいく性格になりました。また、お客さんに感謝される度に、こんな自分でも和太鼓を通して、誰かを笑顔にしたり、元気や勇気を与えたりすることが出来るのだと感じることができ、自分に対しての自信に繋がりました。和太鼓を始める前の自分より、今の自分の方が100倍好きです。

 和太鼓には、未就学児の子からお年配の方まで幅広くいます。その中で、長期休暇には小学生以下が参加する3泊4日の合宿があります。私も参加しており、中学生からはお手伝いとして参加していました。この合宿で、後輩の面倒を見たり、時には指導をする中で、私は教師という夢を持つようになりました。

 和太鼓とは、離れることになりましたが、先生を始め、仲間の皆は私が教師を目指していることを、応援してくています。沢山成長させて頂き、夢を持つきっかけをくれた和太鼓にとても感謝をしています。先生や仲間に良い報告ができるように、これから私は自分の道を切り開いていけるよう頑張ります。

p.s.写真は、最後のコンサートを観に来てくれた友達がくれたプレゼントと、和太鼓の先生と仲間から頂いた花束です。(今井)

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