私のコロナ禍の1年(中江)

 こんにちは!6期生の中江です。最近はお日様がぽかぽかしてすごしやすくなりましたね!さらに桜も散る季節になり春の訪れを感じるばかりです。先日見かけた桜の花が真っ白でとてもきれいだったのでつい写真におさめました。ぜひ見てください。

 さて、私のコロナ禍というテーマで今回はお話をします。

 世界がコロナの影響を受けて、もうまる1年経ってしまいますね。ぱっと思い返してみると、空白の1年という印象が私の中では強いのです。それはなぜかというと、1年前、3年生として「よし!頑張ろう!」とスタートをしようとしていた私にとって頑張ろうとしていたことがコロナによって取り消される状況が多かったからだと思います。私は1年生からフレンドシップという活動をしていて、3年生では主体となって後輩たちを引っ張っていくはずでした。しかし、活動はなくなりスタートを切れないまま…。授業においてはオンラインでの講義になり先生との連絡手段、課題の提出方法、その他情報確認の仕方など分からないことだらけで混乱してばかりでした。いったい私は大学で何をしているんだろうと悩むこともありました。

 しかし、本当にこの1年は空白だったのだろうか…?ともう1度ふり返ってみると、ちゃんと意味のある1年だったと感じることができました。そう感じることができたのは、家族の存在と実習の経験がきっかけです。

 私は三重県出身でひとり暮らしをしています。コロナ禍になって前よりも家族のことを心配するようになり連絡をとることが多くなりました。私には大学1年生(今年2年生)の弟がいます。ちょうど弟が大学に入学する時期がコロナと重なりました。入学に伴って弟もひとり暮らしを始めたのですが、入学したのに大学にいけない、まったく学校生活に慣れないという状況つづきでした。履修のことや大学での勉強について不安だらけの弟からよく相談を受けていました。弟は不安は解決しないままだけど話すことで気持ちが楽になると言っていました。そういえば、ひとり暮らしを始めてから家族としっかりコミュニケーションをとれていませんでした。小さな悩みだったりたわいのない話だったとしても家族のよさを知れるものなのだなあと改めて気づきました。

 次に実習のお話をします。コロナ禍での実習ということで、実習に参加させていただく前は本当に力が身につくだろうかと思っているときもありました。しかし、実習で経験させていただいたことはこのコロナ禍だからこそ得られた貴重な学びでした。予想もしなかった状況に直面する中、子どもの安全のためにいかに先生方が配慮をして、それを子どもに伝えるためにどんな指導をしているのか、これを実際に見させていただく機会は他にないと思います。こんなすてきな機会があったのに、空白の1年だなんて言うことができません。とても実りのある実習期間でした。

 コロナ禍の1年をすごして、一見何もなかった1年のように感じてしまいます。しかし、しっかり中身のある1年だったとふり返ることができました。私の人生の中の貴重な1年であって、これからの人生にきっと役に立つことを教えてくれた1年だっと感じています。コロナ禍のこの1年を忘れずにこれからを歩んでいきたいです。(中江)
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