「先生のための『話し方』の技術」を読んで(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です!今回は、玉置先生の新著「先生のための『話し方』の技術」から学び感じたことを綴りたいと思います。

 本書を読み、まず私が感じたことは「先生はアイドルだ!」ということです。下野はまた何を言ってるんだ!?と思われる方もいらっしゃるかと思います。大半の方は「先生がアイドル!?」なんていう感情を抱かれるかと思います。しかし、私ははっきり断言します。「先生はアイドル」です。

 元気いっぱいの笑顔で、一方通行のようにも見える歌(授業)を伝える。しかし、それは一方通行ではありません。観客(生徒)の心に耳を傾け、観客(生徒)の心を掴む。自分がどう見られているのか、自分をどう見られたいのか常に考える必要がアイドル(教師)にはあるのです。

 アルバイトの後輩に、元アイドルが居ました。本物のアイドルです。やっぱり本物は笑顔の質が違うな、と私は圧倒されました笑 どれだけ忙しくても、どれだけ横柄なお客様がいらっしゃっても、彼女の笑顔にかかれば働いている私達もお客様も笑顔になってしまうんですね(笑)。

 彼女は、もう退職しましたが、私の目標の笑顔は本物の笑顔です。それはアルバイトの中だけではなく、教壇に立つことを目指す私の大きな目標となっています。

 一方で、そんな教師(アイドル)だって人間です。教育実習生として現場に向き合えば、一学生としての面を持ち、教師となれば、一人の人としてのプライベートがあります。つい弱音を吐きたくなること、ふいに心が折れてしまいそうな時だってあります。そんな時は、笑顔いっぱいな子ども達(観客)が教師には付いています。

 「子どもに弱音を吐くなんて恥ずかしい」と私は本書を読むまで考えていました。しかし、どうやら違うみたいです。本書では、伝える相手である「子ども」を「一人の人」として捉え、向き合う大切さを隠れた本質として説いているように私は感じました。教師も一人の人。子ども達も一人の人です。子ども達は、教師をよく見るプロなのです。

 本書を読み終えて、子ども達を一人の人として捉えること、子ども達の前でなりたい自分になれる職業が教師であることを学びました。

 話し方の技術が項目ごとにポイントを簡潔にまとめられている点、まさに伝える技術の具現化だなと、素敵な本だなと何度も読み返し感じております。人は誰かに自分の想いを言葉で伝えられる生き物ですから、教師に留まらず、人としての技術が記されている本だと言えます。

 こんな素敵な本を書かれる先生が私達のゼミ生の先生だなんてとっても嬉しいです!!!玉置先生、今回もまた沢山の学びをありがとうございました。(下野)
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