人生初授業を終えて (高橋)

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 こんにちは。七期生の高橋奈優です。4月23日に行われたゼミでの学びについて話したいと思います。

 第二回目のゼミにして早くも道徳の模擬授業を行うことになり、トップバッターを担当させてもらいました。

 初めて授業を行ってみた感想は、授業は生き物だということです。正直に言うと自分の中で満足いく授業準備ができていなかったのですが、それでも児童の予想回答をいくつか考えてねらいに持っていくための展開を考えていました。しかし、予期していなかった考えがたくさん挙がりました。この時、私は授業は何が起きるかわからないものだということを身に染みて感じました。結論を言うと大失敗しました。

 では、本題の人生初授業で学んだことについて三つ話します。

 一つ目は、教材選びです。私が選んだのは、『文部科学省の小学校道徳読み物資料集』から「少しだけなら」という教材です。道徳のプロである山田先生によると、私が選んだ教材は結末を敢えて曖昧にする「未解決事件」というジャンルでした。教材を選ぶための基準を子供たちにも起こりそうな話であるかないかで決めていたので、次に道徳の授業を行う時には教材のジャンルに着目して、それぞれどのような展開ができるのかを考えて教材選びをしたいです。

 二つ目は、楽しい授業の鉄則は子供たちのエネルギーを高めることができるかであることです。授業というものは子供の声をたくさん出してもらってなんぼだと玉置先生の解説を聞いて思いました。私は、子どもたちのつぶやきを拾っていましたが、次はとにかくたくさんの子どもに発言をしてもらいクラス全員が参加できる授業を作りたいです。

 そのために気を付けなければいけないことが出てきました。一つ目は、たくさんほめることです。子供に限らず褒められていやな気分になる人はいないと思います。そのため、楽しい授業には褒めちぎることが必要不可欠だと学びました。私もそんな授業受けてみたかったです。二つ目は、たくさんの子供に答えてもらうために発問は明確に分かりやすくすることです。これらのことをこれから取り入れていきたいです。

 学んだことの三つ目は、子供がなんて言ったら授業成功かを考えることです。学習指導要領に書いてある難しい言葉ではなく子供の言葉で考えることによって授業のゴールがわかりやすくなり授業の展開を考えやすくなります。必死にねらいを達成するためにどうすればよいかと考えていたので、この先生の言葉で腑に落ちました。

 以上が模擬授業から特に学んだことです。何度も「次は〜」と言ってきましたが、現場に出たら子供たちにとってその日の授業は人生で一回きりです。今のうちにたくさん技を身につけて「先生の授業もっと受けたい!」言ってもらえるようになります。初めての授業ということもあってかなり長く語らせていただきました。拙い文章ですが最後まで読んでくださりありがとうございました。(高橋)
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