第1回教師力アップセミナーでの学び(下野、松浦、中江)

 こんにちは!6期生の中江です。5月8日に開催された第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の記事では、7期生の下野、6期生の松浦、中江の3人のセミナーでの学びを載せていきます。


【7期生 下野】
 こんにちは、7期生の下野です。5月8日に、教師力アップセミナーの第1回目に参加させていただきました。コロナ禍である為、オンラインでの開催、二部構想のセミナーです。

 本セミナーにて学んだことは『子どもの力』です。

 新型コロナウイルスの蔓延により、子ども達は一斉休校が言い渡され、1人1台端末の普及が思いもよらぬスピードでぐっと進みました。

 第一部では、GIGAスクールの実践例が紹介されました。大学生の私達でも戸惑い躓き、悩んだ端末の用い方を子ども達はいとも簡単に習得していく姿が印象的です。まるで、大学生が教授にメールで課題を提出する様な感覚がもう小学生には身についてることに驚きました。

 また子ども達に端末利用を促す為には、「なぜ端末を利用してみたいのか」教師も一緒に考え、教師も一緒になって試行錯誤していくことが大切だと感じます。生活面・学習面において、端末は様々な役割を果たします。どの側面でも構わないのです。「こうしてみたい!」「ああしてみたい!」「こうやって使ってみたい!」というような、子どもの気持ちに寄り添いながら教師も一緒になって考えていくとより一層端末の用い方が深まるだろうと考えます。

 第二部では、玉置先生・水谷先生・野木森先生・大西さんの錚々たる皆様のパネルディスカッション。厳しく鋭い意見が飛び交い、ハッとさせられることばかりでした。大西さんのおっしゃられた「子どもをもっと信じましょうよ」という言葉が心に残っています。知らず知らずのうちに大人は、子どもの力を決めつけてしまいます。1年生にはこのぐらいだろう、中学生だからこれが危険そうだなとなんとなくの勘があります。しかし、その勘は当てにならないようです。「子どもにルールを作って必ずやらかす」と大西さんは加えておっしゃられました。ルールは何かを制限するものではありません。制限したって結局は、抜け道ができてきます。ルールを自分達で作り、自分達を自衛する意識が子どもに生まれる時、真の約束になることでしょう。

 子どもは、大人が思っているより強く逞しく、新しいものに貪欲に挑戦し、飲み込みが早いことをコロナ禍でうんと感じました。きっと子どもから教わることも多々あるでしょう。GIGAスクールによって、教師も子どもも新たなことに挑戦し、学び合う環境が生まれたと思います。

 私達が教師になっている頃に、このGIGAスクールはどう変化しているのか、ワクワクします!そして、子ども達に沢山教わり沢山一緒に学べるよう、今こうして最新の教育現場や教育の在り方について精一杯学んでいきたいと思います!

 教師力アップセミナーの主催者の皆様、スムーズに連絡をしてくださった6期生の先輩方、一緒に学んでくれた7期生のみんな、本日も沢山の学びをありがとうございました!(下野)


【6期生 松浦】
 こんにちは!6期生の松浦です。今回の記事では、第1回教師力アップセミナーで大切にしたいと思ったことをまとめます。

 1つ目に「まずはやってみる」ということです。第1部での既に現場でICT端末を活用されている先生方のお話から、子どもも教師も初めてのことだから、失敗を恐れずにやってみることが大切だと学びました。実際に活用されている具体例を見ると、予想以上に子どもたちが主体的に上手く活用していて、教師が「ああしようこうしよう」と決めつけるよりも、子どもたちと一緒に、とりあえずやってみよう!という姿勢が大切なのだと感じました。教師が思っているよりも、子どもたちの考えは柔軟で、様々なことをどんどん吸収していくのだと思いました。

 2つ目に「生活をよりよくするために使う」という認識です。第2部での先生方のお話から、まずはGIGAスクール構想の目的と現状について学びました。ちょうど、最近のゼミでGIGAスクール構想について学んだばかりであったので、復習とより深い理解ができました。ICT端末の活用法を吟味することは大切ですが、あくまで1つのツールであるという考えを忘れたくないなとも思いました。上手く活用することで、よりよい教育を行えるように、よりよい生活になるように、ということをきちんと覚えておきたいです。

 私は今までICT端末の利用について、少し苦手意識がありました。そのため、「なんとなく言葉は知ってるけど…」という状態だったのですが、今回のセミナーを通して、なぜ必要なのか、どのように活用するのかということが明確に理解できました。来年度から教壇に立つことを目指す立場として、これが学べたことはとても大きいと思います。今回の学びを教員採用試験でも、教師になってからも、十分に生かしていけるように頑張ります!

 玉置先生、酒井先生、関係者の皆様、本日は貴重な機会を設けてくださって、ありがとうございました。(松浦)


【6期生 中江】
 こんにちは!6期生の中江です。今回の記事では、第1回教師力アップセミナーでの学びをまとめます。

 1つ目に、まずは自分からやってみる姿勢を大切にすることを学びました。ICT端末を学習で扱っていくのは教師にとっても子どもにとっても慣れないことです。だからこそICTの端末について知ることが大事だと感じました。端末を使って学習に活用できる機能として、Google Forms Quiz、ScratchやGoogle Calendarなどいろんなものがあると分かりました。機能を知ってみると、「楽しそう!」「子どもと一緒にやってみたい!」と感じました。まずは知ることから始めてどのような活用ができるのかなど内容について工夫していくことができると思います。失敗を恐れずに「やってみよう!」というチャレンジ精神をもつことを大切にしていきたいです。

 2つ目に学んだのは、子どもの可能性を信じることです。端末を活用していく中で教師も子どもも使い方に慣れてきます。子どもの端末の扱い方の飲み込みは早く、実践例で、上級生から下級生へ端末の使い方を教える場面があったと知りました。教師が子ども一人一人に教えていくのではなくて子ども同士の繋がりで端末に向き合うことができます。子どもはひとつ覚えればそこから視野を広げて違う活用方法を見つけることができるのではないでしょうか。教師といつまでも一緒に使うのではなくて子どもに委ねてみるのも手段のひとつなのかもしれません。もちろん、その過程で子どもが躓いて「分からない」という状況に陥ることも考えられます。しかし、その時には教師、まわりの子どもも巻き込んで一緒にその問題について一度立ち止まって考えてみることも可能だと思います。

 私は「ICTよりもアナログ!」の考え方で過ごしてきたので一人一台端末の普及が怖くて不安が大きかったです。しかし、慣れないことに恐れて避けていては今よりよい学習方法に気づくことはできません。柔軟に考えて行動ができるような教師を目指したいです。

 昨年はコロナ禍で教師力アップセミナーに参加することができませんでしたが、今回第1回目の教師力アップセミナーで学ぶことができてとても嬉しく感じています。このような機会を設けてくださった皆様、ありがとうございました。(中江)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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