7月18日 JESS教育シンポジウム での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です!

 7月18日に、第8回 JESS教育シンポジウム(オンライン) に参加させて頂きました。本セミナーでは、新学習指導要領に基づいた学級経営の在り方、その課題と解決に向けた具体的な学級づくりのポイントを学ぶことができました。現役の先生方へ向けたセミナーですので、現場の流れに則されたお話であると感じます。
 実習を控える身である私にとって、とても貴重なお話であり、学級経営の見方を学んだセミナーでした。

 私が今回のセミナーで考えたことは、「安定性×主体性」の学級経営についてです。赤坂先生のお話では、新学習指導要領と旧学習指導要領の相違点が指摘されました。
 旧学習指導要領では、児童/生徒指導の側面から学級経営が促されます。これは、安定した学級を見出すことに直結し、規律正しい学級が生まれることへと繋がります。つまり、「誰もが安心して学びを構築できる学級」と言えるでしょう。
 一方の新学習指導要領では、安定性を求める旧学習指導要領に付随して「主体性」を求める学級経営が促されます。「主体性」とは、「主体的・対話的で深い学び」の実現、つまり、児童/生徒が意欲的に「授業に」取り組むことが必要とされます。新学習指導要領では、「授業改善」の側面からの学級経営が促され、「安定性×主体性」の「誰もが安心して学びを構築し、意欲的に物事に取り組む学級」が目指されていることが分かりました。
 実は、私はずっと「主体性」と「安定性」のバランスに不安を感じていました。大学に入学してからは、新学習指導要領について沢山学びました。「主体性」「対話性」を重視することの意味を理解していたつもりです。しかし、学べば学ぶほど、「そもそもの学級の根幹の安定はどうやってつくるのだろう?」「安心する学級でありながら、主体性を求めるにはどうすれば、、、」と不安になっていました。
 今回のセミナーで、「安定性×主体性」の学級経営を学び、どちらの軸も大切であることがよく分かりました。
 
 また、赤坂先生、盛山先生、堀田先生のお話から、「子どもを愛する」学級経営を学びました。上記の「安定性×主体性の学級経営」を実現することに先ず大切なことは、「子どもを愛すること」だと三人の先生のお話をお聞きして感じました。子どもがここにいていいんだ、ここに居たい、ここで学びたいと思うことが学級経営の第一歩なのでしょう。
 子どもを「一人残らず全員愛して」「安定性と主体性」を兼ね備えた元気いっぱいの学級をつくりたい、その一員でありたいと今回のセミナーを通して強く感じました。

 再来月には、教育実習を控えています。現場の先生方へ向けたお話をこうしてお聞きすることがで、実習で着目したい視点がぐんと深まりました。まだまだ、経験不足理解不足ではありながら学生のうちにこういった貴重なお話を聞くことができて大変光栄です。

 JESSの皆様、赤坂先生、盛山先生、堀田先生、貴重なお話と機会をありがとうございました。
 こうした機会をいつも与えてくださる玉置先生、本当にありがとうございます。学んだことを将来きちんと活かすことができるよう、これからも日々学びを積み重ねていきたいと思います。(下野)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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