教師力アップセミナーにて学んだこと (6期生 中野 、7期生 下野 田中)

 こんにちは!6期生の中野です。今回は、教師力アップセミナーで学んだことを書いていきます。そして、この記事は共同のものなので、7期生、下野さん、田中君の記事も掲載しますので、よろしくお願いします。

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 今回のセミナーで、私が特に印象に残っているのは、野口先生のおっしゃられた、授業は必要の連続によって作らなくてはいけないということです。これは、授業には、これをやればいい!という決まったテンプレートのようなものは無く、子どもたちに合わせて、授業の内容に合わせて、必要なことをその都度行わなければならず、この授業の時はこれは必要がなくても、今回はこれを行う必要がある。というように、授業は作らなくてはいけないということです。これは、玉置先生もよくおっしゃっている、授業はライブである。という言葉にも通じると思います。そして、そのためには、授業ごとの子どもに身につけたい力、目標を、教師自身がしっかりと設定、意識していることが大切だと思いました。私自身は、教育実習で、授業を行うことに必死になってしまい、授業内容を考えることばかり必死になっていましたが、それも、子どもたちにこの授業でこんな力をつけたい、こうなってほしいということをはじめに設定して、そのゴールに向かうためにはどんなことが必要かを考えて行かなければならなかったのだなぁと反省しました。
 
 来年から私も教師として教壇に立つので、このことを頭に置いておき、必要の連続によって作り上げる授業を作れるようになりたいと思いました。しかし、わかってはいても、中々これは授業に慣れないことにはできない授業の行い方だと思うので、がんばりたいと思いました。(中野)


 こんにちは、7期生の下野です。中学校実習を1週間後に控え、毎日ワクワクしたり、ちょっと緊張を感じたりとする日々を送っています。
 
 さて、そんな日常を送る中、10月10日に「第2回教師力アップセミナー」に参加させてい頂きました。今回のテーマは、野口芳宏先生から学ぶ国語科授業づくりの奥義と学び続ける教師の在り方についてです。

 国語専修に所属する私にとって、今回国語科の授業づくりについてお話を聞くことが出来ましたことは、大変貴重な学びとなりました。特に、「学習用語」についてのお話は、ハっとさせられるものがあります。

 国語の授業は、教材内容、謂わば教材の中身を中心とした授業が展開されます。では、それ以前の国語の学習をする上で必要となる教科内容についてはどうでしょうか。私自身、国語専修で指導案を作成する際、教材内容ばかりに目を向けていたように感じます。しかし、それは一つの単元で学びが止まっていしまいす。国語の学びは、内容を読み取ることが全てではなく、「あの説明文のときはこの読み方だったな」「こういう言葉は、外来語なのか」等のように積み上げていくことが大切なのだと野口先生のお話から学びました。

 中学校実習を控えています。私の専門は国語。小学校実習とは、違った専門性を求められること、大好きな国語だからこそ生徒に教え共に学びたいことが沢山あります。教科内容、教材内容の観点からの授業づくり実践していきたいと思います。

 教師力アップセミナーは、沢山の先生方のお力で運営されていますこと、存じ上げております。本当にありがとうございます。今回も深い学びとなりました。こうして学生のうちから現場に生きる教師力を身に着けさせて頂けていますことに感謝し、中学校実習では沢山の実践技術を学んでいきたいと考えております。(下野)


 こんにちは。7期生の田中です。小学校教育実習も無事に終わり、より教師になりたいという思いが強まりました!!今日は、先日参加した第二回教師力アップセミナーで学んだことを記事に書いていきます。

 今回のセミナーでは野口先生から国語教育の奥義、極意を学びました。私は教育実習で5時間国語の授業に挑戦する機会を頂きました。右も左も分からず取り組んだ授業では、指導書を頼りにして、教科書の内容を追っていくという授業になってしまいました。しかし、今回のセミナーを通して、国語学力の形成は以下の3つのことから成ることを学びました。1.知識などを入手、獲得する。2.意見に対して修正、訂正する。3.上達、否定することで向上する。という3点です。ここには、ただ教科書の内容を追うだけでなく、意味を考えたり、語句を獲得していく中で知識を身につけていくなど国語教育の本質的な意味があると感じました。簡単にできるようにはなりませんが、中学校の教育実習ではこのようなことを意識して、授業作り、教材研究をしていきたいと思いました。

 もう一つ大切だなと感じたことを書きます。私は今将来教師になりたいという思いをもって勉学に励んでおります。しかし、教師になる「まで」の努力でなく、教師になって「から」の努力が大切だと学びました。確かに子どもたちの立場に立って考えてみると、自分が学んでない先生から、「沢山学べ」と言われても説得力ないなと感じます。なので、目標は立てますが、そこまでの努力でなく、そこからの努力をし、学び続けていきたいと思いました。

 他にも多くのことを学びました。すぐに実践することはむずかしいかもしれません。しかし、教師の本質を捉えた教えだなと感じました。少しずつでもできるように意識しながら、まずは中学校の教育実習を一生懸命頑張りたいです。(田中)

※写真(堀田敦士撮影)は2016年12月10日の「教育と笑いの会」より、野口芳宏先生と玉置です。


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