教育実習での学び(今井)

 こんにちは!7期生の今井美羽です。お久しぶりです。小、中学校と実習が終わり、気付いたら、もう11月!!究極の冷え性である私の苦手な冬がやってきます、、。

 実習の日々はとても一瞬で過ぎていきましたが、濃密な1日1日を過ごすことができました。今回の実習での学びを自分の言葉で書き記していきたいと思います。

 実習では、とても多くのことを学ばせていただきましたが、私にとって一番大きな学びであると感じでいるのは、教師にとって最も大切な力とは何かということです。それは、「子どもを見る力」だと感じました。

 学級の児童や生徒、同じ人は一人もいないです。それぞれに家庭があり、過去があって、今があります。当たり前のことであり、今までもその大切さについては気付いていました。しかし、この実習を経て、全員に同じ指導をすることが良いというわけではないのだということを身を持って感じました。小学校の算数の授業、私は苦手な子に焦点を合わせすぎて、全てを説明してしまっていました。算数の得意な子にとっては容易すぎて、とても退屈な授業をしてしまいました。苦手な子も得意な子も、その1時間で学びを得ることのできる授業をしなければならないなと思いました。

 小学校、中学校で、担当の先生に毎日指導して頂く中で、様々なお話をさせて頂きました。中学校で、学級委員や班長などに積極的に立候補している生徒がいましたが、先生によると、案外繊細であるので、注意しなければならないということを教えて頂きました。私はそんなことには全く気付かず、人前で発言することに抵抗が少ないと勝手に思ってしまっていました。先生の言葉を聞いて、思い返してみると、自分が授業でその子を指名した時、確かに急に自信がなくなった表情をしていたなと思いました。現場の先生方は生徒のことを本当によく見ていらっしゃるのだなと感じました。
 
 算数が得意な子もいれば、苦手な子もいます。他者との関わり方が苦手な子もいれば、得意な子もいます。挙手をして発表することが出来る子もいれば、発表が苦手でも、書くことで自分の意見を示すことが出来る子もいます。児童・生徒一人ひとりの性格や気持ちを理解し、その子に応じて関わり方や指導の仕方を変えることで、児童・生徒全員の成長をサポートできる教師になれるのだということを学びました。そのために、教師は子どもの表情、行動、発言など見る力が大切であると感じました。
 
 実習を通して、実際に沢山の授業を行わせて頂きましたが、どうしても発言している子に注目してしまいます。実習を通して、少しは視野が広くなったなと思います。でも、まだまだ自分は視野が狭いなと感じます。これは自分の今後の課題です。

 この実習で担当になったクラスの児童、生徒には特に感謝しています。約1か月間という短い期間でしたが、自分の力不足な授業にも一生懸命取り組んでくれて、授業以外では沢山お話をして、最終日には私との別れを惜しみ涙してくれた子もいて、本当に嬉しかったです。教師になりたいという気持ちが大きくなりました。ありがとう。

 さらに、担当の先生を始め、多くの先生方にご指導頂き、多くの学びを得ると共に、沢山助けていただきました。もちろん、辛くて心折れそうになったこともありました。しかし、こうして沢山の学びを充実感と幸福感で振り返ることが出来ているのは、先生方が楽しそうに働く姿を見せて下さったおかげだと思っています。本当にありがとうございました。 私は、これからも自分の信じた道を進んで行きます!(今井)
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