教育実習での学び(高橋)

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 皆さんこんにちは、七期生の高橋奈優です。期待と不安でいっぱいだった小学校実習と中学校実習を終えたためその学びを記事にしたいと思います。

 まずは、このご時世でありながらも、ありがたいことに小学校、中学校ともに、4週間実習ができたことに感謝しています。この約二か月は、毎日大好きな子供たちと過ごすことが本当に楽しく、座学では到底得ることのできない学びの連続でした。今回はその中でも2つのことを記事にします。

 1つ目の学びは、小・中学校実習共通の学びで、今更と思われるかもしれませんが曖昧だった教師像の軸が固まったことです。この実習でたくさんの尊敬できる先生方に出会いました。その中でも、小学校・中学校実習で指導をしてくださった担当の先生方が共通で持っていた指導の軸がありました。それは、「こどもを伸ばしたい」という根本の願いです。先生方は常にこの願いを軸に行動がありました。

 私はそれに気づくまで「子供に寄り添える先生になりたい」という曖昧な教師像をもとに子供と関わっていました。すると段々友達のような関係になってしまい指導しなくてはいけないときにできませんでした。

 しかし、「こどもを伸ばしたい」という先生方の軸に気づいてから「もっと成長してほしいから」という願いからの行動で子どもたちと関わり、時には厳しいことも言えるようになりました。中学校実習最終日に生徒から「先生、(担当の先生の名前)先生と言葉が似てきたね!」と言われ、少しでも軸のある言動ができたのではないかと嬉しく感じました。

 2つ目は、授業面です。私の中で学校の先生と言って一番に思い浮かぶ仕事は授業です。そのため、玉置先生のもとで仲間と共に授業法について学び、そこで得た武器を持って少し自信ありげに実習に臨みました。特に中学校実習では、小学校実習の経験を生かして行ったものの、教科の専門性が高くなり、生徒の中でも得意不得意が大きく表れ始めていました。そのため、はじめは、40〜45分の授業でその武器が使えるどころか計画したことを通すことで精一杯でした。

 しかし、だんだん回数を重ねることによって、視野が広くなり自分の色を出せるようになりました。また、研究授業では、どれだけ余裕がなくても大切にしようと思っていた「褒め言葉」を評価していただきこれからも続けていこうと自信が持てました。さらに、一つの活動に一つの手立てではなく、個人に支援するのか、全体に支援するのか、また、どの段階でどのレベルの支援をするのかという生徒の実態によって一つ目に書いた「子供を伸ばしたい」の軸から考えることができたのが小・中学校実習通しての学びでした。けれども、まだまだ得意な子や発言力のある子で進む授業になってしまいます。結局この現象は、最後まで大きく改善することは難しかったです。だからこれからのゼミでクラス全員が活躍できる授業づくりを課題にしたいと思いました。

 最後に、この約2か月、憧れだった「高橋先生」と呼ばれ夢が現実味を帯びました。今も、ふと担当のクラスの子は何をしてるのかなと考えてしまいます。きっとこの実習での経験は一生忘れないと思います。

 堅苦しく書いてきましたが、結局朝学校に行くことが憂鬱なときでも教室のドアを開けて子供たちの顔を見るとそんな憂鬱が一気に吹っ飛んで頑張ろう!!という気持ちになりました!もっと沢山子供たちの顔が見たいです!絶対先生になりたいと思った2ヶ月でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!(高橋)
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