和田裕枝先生の授業ビデオを見て学ぶ(6期生池戸・名桐・中野・松浦)

画像1
 6期生ゼミで、和田裕枝先生の授業ビデオ(志水塾で行われた10分間の模擬授業)を見て学びました。話し合い後のそれぞれの振り返り(「学びの天気」の記載)です。

(池戸)
 今日は和田先生の授業ビデオから授業技術を学んだ。授業が上手い人の授業を見るといつもどうしてこの先生は子どもの発言をここまで拾えるのだろうかと思う。今日このビデオを見て、その秘密は教材研究による子供の発言の予想が行き届いている事はもちろん、和田先生がおっしゃっていた誰かが発言している時の先生の意識は発言者2割、周りで聞いている子、リアクションをとっている子に8割という事にあると思った。

 自分は子供の発言を聞いている時、それに対してどうリアクションするか、どうキーワードを抜き出すかということを考えるのでいっぱいいっぱいだったが、和田先生は他の子供へのパスを考えているとおっしゃっていて自分にない視点だったので新たな学びになった。
 
 自分はまだ発言者2割、周り8割で話を聞くことはできないかもしれないが、周りの子のリアクションに注目してパスを考えるということを意識していきたいと思った。

(名桐)
 和田先生の授業鑑賞会。参考になる授業技術をゼミ生と話し合い、自分が授業するときにはどういったことを取り入れていきたいか考えるいい機会となった。

 特に今日の内容で大切にしたいと思ったことは、主語が子どもの発言から抜けた時は問い返すということ。これは子どもがしっかりと理解できているかがわかる大切な状況だし、相手に自分の考えや意図をきちんと伝える練習にもなると思ったので、算数の授業に限らず意識して行っていきたいと思った。

(中野)
 今日は和田先生の算数の授業のビデオを見て、授業技術をぜみのみんなで学び合いました。
 
 算数の分数の授業を、10分程度で行っていましたが、テンポがすごく良くて、聞いていて飽きない、面白いと感じる授業だと思いました。また、子どもの言葉で授業を作るを体現していて、子どもは教えられるのではなく、子どもたちも一緒に学んでいるというのがよく伝わってきました。子どもの些細な言葉にもすぐ褒め、子どもたちが発言しやすい空間を作るのが上手く、教員になったときにこれができればいいなと思いました。発言している子どもがいるときは発言者以外に目を向けて次につなげる準備をすると言っていて、すごく高度な技術なので、すぐにできるとは思えませんが、経験を積んでいき、できるようになりたいと思いました。とても勉強になりました。

(松浦)
 和田先生の授業は、テンポが良くて、本当にもう10分経った!?という感じでした。こんな風に授業が進むなら、眠くなるなんてことは絶対無いと思うし、毎回授業が楽しみになるだろうなと思いました。

 真似したい技はとてもたくさんあったけど、その中でも特に印象的だったのが、「発言者を見ない」という技です。子どもの言葉をつないだ授業をつくりたいとはいつも思っていますが、ここまで全体に意識を向けることはしていなかったです。誰かが発言している時に、もう次のパスをどこにどう出すかを考えているなんて、ハイレベルすぎてすぐにはできないと思いますが、和田先生のテンポの良さはこれがポイントだと知れたので、少しずつ意識していきたいと思います。

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31