【読後感想】中学国語科授業の腕を磨く授業の指導技術50(村松)

画像1
 新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします( ´ ▽ ` )

 冬休みに教育書を読む機会がありました。私が選んだのは、伊藤彰敏さんによる著書「中学国語科授業の腕を磨く授業の指導技術50」(明治図書)です。そのタイトルの通り、この本には中学国語科指導のメゾットや、授業で役立つアイデアが沢山取り上げられています。

 私がこの本を選んだ理由は二つあります。一つは将来現場で使えるスキルを学びたかったため。そしてもう一つは、現在、力を入れている塾のアルバイトにおいて、中学生の指導にすぐに役立つアイデアを見つけるためです。

 特に、「国語嫌い」の生徒の学習意欲を高める方法については、これまで自分の中だけで試行錯誤して実践してきたのですがうまくいかないことが多く、今回初めて教育書の力を借りることにしました。

 学習意欲を高める方法について、この本の中で特に印象的だったのは、「授業のキャッチフレーズを示す」というアイデアです。これは本書の中では一年を通しての授業の目標を示すものとして登場していますが、私はこれを塾でのアルバイトに活用する際、毎回の授業の冒頭で自分でその日の目標を一つ決めさせてから取り組ませるというようにアレンジしました。これを実践して最初の頃は生徒が自分で決めた目標を守るという意思を持って取り組むことができていましたが、生徒によっては回数を重ねるとまた気の緩みが生じ、元の学習態度に戻ってしまう生徒もいました。

 ところで、私の理想の教師とは、生徒にとって「今日が楽しく、明日もまた来たいと思える学校」を実現できる教師です。そのためには、学校生活の多くを占める授業、ひいては全ての授業の基盤となる国語を生徒が楽しいと思えるものにすることが重要です。

 今回初めて教育書を読んでみて、また、その学びを実践を生かしてみてうまくいったこともあれば、それでもやはり、思うようにいかないこともありました。それでも、常に学び続け、その学びを生かして挑戦し続けること、このインプットとアウトプットの繰り返しこそが理想の教師への1番の近道だと考えました。今後も積極的に教育書を読み、様々な視点から教育・国語科について考えていきたいです。(村松)
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文